JP2009053167A - 亀裂検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設置や修理のコストを抑えた亀裂検出システムを提供すること。
【解決手段】被検査対象物に存在する複数の亀裂想定箇所に対し、それぞれの亀裂想定箇所ごとに亀裂検出装置10が設置されたものであって、その亀裂検出装置10は、亀裂想定箇所に接着剤19によって固定された検知線11と、その検知線11を通電させる電源14と、その検知線11の切断によって電源14からの通電が遮断された状態を保持する自己保持部を含む断線信号検出手段13と、その断線信号検出手段13からの断線信号に従って亀裂情報を出力する情報出力手段15とを有する亀裂検出システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、橋梁などの構造物について疲労亀裂をモニタリングする亀裂検出システムに関し、特に亀裂が発生し得る亀裂想定箇所ごとに亀裂検出装置を設置するようにした亀裂検出システムに関する。
橋梁などの構造物は、長期に渡り繰り返し振動を受け金属疲労による亀裂が発生することがあるため、安全管理の観点から早期発見と対策が必要である。しかし、目視による検査では細かい亀裂の見逃しが生じてしまうため、下記特許文献1には亀裂の発生とその場所を早期に発見する亀裂検出システムが提案されている。
図7は、従来の亀裂検出システムが適用された橋梁の全体図である。亀裂検出システム100は、被検出物である橋梁150の亀裂を検出するためのシステムであって、橋梁150の表面に沿って並べられた2本の検知線110と、亀裂場所特定装置120とを備えている。検知線110は、並行に並べられた2本が橋梁150の亀裂想定箇所を通るように橋梁150の表面上に一筆書状に配線及び接着が行われる。
例えば、鉄道車両170が橋梁5を何度も通過することで亀裂が発生すると、それに伴って接着されている検知線110が切断されることになる。そして、亀裂検査に当たっては、検知線110に接続された亀裂場所特定装置120からマイクロパルスが間欠的に発信される。検知線110の断線が発生している箇所ではマイクロパルスが反射するため、再び検知線110を伝わるマイクロパルスを受信し、マイクロパルスの測定対象物までの往復時間を計測することで、発信点から破断点までの距離を計測して亀裂発生箇所が特定できる。
特開2005−156552号公報
ところで、こうした従来の亀裂検出システムでは、検知線110を被検査対象物である橋梁の側面に沿って長い距離を張り巡らせる必要があった。その長さは、橋梁によっては数百メートルにもなるため、作業用の大掛かりな足場の設置及びその解体が必要になり、また検知線110の貼り付け作業にも長い時間を要するため、多くのコストがかかってしまっていた。更に、検知線110によって亀裂検知を行うため、長尺な検知線110が一部でも切れてしまうと、システム全体として機能しなくなってしまう。そして、切断してしまった検知線110の修理は長尺な検知線110の一部について行うものであるため、手間とコストがかかってしまっていた。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、設置や修理のコストを抑えた亀裂検出システムを提供することを目的とする。
本発明に係る亀裂検出システムは、被検査対象物に存在する複数の亀裂想定箇所に対し、それぞれの亀裂想定箇所ごとに亀裂検出装置が設置されたものであって、その亀裂検出装置は、前記亀裂想定箇所に接着剤によって固定された検知線と、その検知線を通電させる電源と、その検知線の切断によって電源からの通電が遮断された状態を保持する自己保持部を含む断線信号検出手段と、その断線信号検出手段からの断線信号に従って亀裂情報を出力する情報出力手段とを有するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記断線信号検出手段が、前記自己保持部による通電遮断の保持状態を所定時間の後に解除する解除タイマを備えたものであることが好ましい。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記電源が、前記被検査対象物を移動体が通過する際に衝撃を受ける箇所に配置された圧電素子と、衝撃を受けた当該圧電素子から発生した電力を充電する充電器とを有するものであることが好ましい。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記情報出力手段が、その亀裂検出装置が設置された前記亀裂想定箇所を特定する亀裂情報を記録し、前記断線信号検出手段からの断線信号に従って当該亀裂情報を無線通信する無線通信手段であることが好ましい。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記情報出力手段が、当該亀裂検出装置が設置された前記亀裂想定箇所を特定する亀裂情報をICタグによって記録したものであることが好ましい。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記情報出力手段からの無線通信を受信する受信手段と、その受信手段によって受信した亀裂情報を電子メールにして管理者の端末装置に送信する電子メール送信手段とを有するものであることが好ましい。
また、本発明に係る亀裂検出システムは、前記情報出力手段が、色の異なる2つの発光部材を有し、その点滅によって前記亀裂情報を出力するものであり、前記断線信号検出手段は、前記検知線の切断によって当該2つの発光部材への前記電源による通電状態を切り替えるようにしたものであることが好ましい。
よって、本発明によれば、予め特定可能な複数の亀裂想定箇所に亀裂検出装置をそれぞれ設置する構成としたことで、従来のように数百メートルにもなる検知線の取り付けに比べ、設置が容易になり、コストを抑えることができるようになる。そして、それぞれの亀裂検出装置が独立しているため、一つの故障がほかの装置に影響することがなく、亀裂検出装置自身の交換も容易である。
次に、本発明に係る亀裂検出システムの一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の亀裂検出システムについて概念的に示した図である。特に、橋梁1について複数の亀裂検出装置10(10a〜10d)を設置した状態を示している。本実施形態の亀裂検出システムでは、従来例のように検知線を橋梁側面に長い距離に渡って張り巡らせるようにしたものではなく、橋梁1の複数の亀裂想定箇所にそれぞれ独立した亀裂検出装置10a〜10dを設置するようにして構成したものである。橋梁1などの構造物では、亀裂が最初に発生する箇所が推定できるため、その亀裂想定箇所に亀裂検出装置10a〜10dが取り付けられる。
次に、図2は、亀裂検出装置10の具体的な設置状態を示した図である。橋梁1は、幅方向に複数並べられた主桁2が長手方向に配置され、隣り合う主桁2同士が横桁3によって連結されている。図2は、そうした主桁2のウェブ(腹板)201に対して横桁3が直交方向から突き当てられるようにして接続された箇所を示している。主桁2は、ウェブ201と、上下のフランジ202とによって形成され、横桁3も同様に中板301の上下にフランジ302が形成されている。そして、その横桁3の端部が図示するように、主桁2のウェブ201に突き当てられ、その突き当て部が溶接接続されている。
こうした構造の橋梁1では、その上を車両が通過することによって繰り返し荷重が加わり、亀裂が生じる可能性があるのがこの接続箇所である。すなわち、主桁1のウェブ201は、横桁3の下フランジ302先端部分に応力が集中しやすく、亀裂が生じる可能性がある。そこで、下フランジ302の先端部分から発生する亀裂を確認できるように、亀裂検出装置10が取り付けられている。なお、こうした主桁1のウェブ201に対する横桁3の接続箇所は、橋梁1において複数箇所存在するため、それぞれの箇所において図2に示すような亀裂検出装置10の設置が行われる。
亀裂検出装置10は、その検知線11が、横桁3の下フランジ302に沿うようにして配置され、主桁1のウェブ201に対して接着剤19で固めるようにして貼り付けられている。そして、この検知線11には、下フランジ302の下面に固定された検出装置本体12が接続されている。検出装置本体12内には電源の他、検知線11の切断を検出して情報を伝達するための構成が設けられている。例えば、亀裂の発生を管理人に対して目視で確認できるようにLEDを発光させるようにする他、無線装置を使用して受信側で管理人が亀裂情報を確認できるような構成が考えられる。
次に、図3は、亀裂検出装置10の構成を示したブロック図である。亀裂検出装置10は、橋梁1などの被検査対象物Wに対し、亀裂Rの発生が予測される亀裂想定箇所に検知線11が固定される。図示するように、検知線11の往路と復路が平行になるようにして配線される。なお、図2に示す橋梁1の場合には、こうした検知線11が検出装置本体12から左右の2方向に別れ、コの字になるようにして配線されている。そして、検知線11は、接着剤によって被検査対象物Wに固めるようにして取り付けられる。従って、図3に示すようにその被検査対象物Wに亀裂Rが入ると、それが接着部分にも達して検知線11が切断されることとなる。
検出装置本体12には、断線信号検出装置13が設けられ、そこには検知線11の切断による通電遮断状態を保持する自己保持回路が備えられている。亀裂検出装置10は、この断線信号検出装置13を介して接続された電源14から検知線11に対して電流が流され、亀裂Rの発生と共に検知線11が切断された状態を検知するよう構成されている。しかし、初期段階の亀裂Rは極めて小さいため、荷重のかかっていない状態では亀裂Rが閉じてしまって、検知線11の切断部分が接触して通電状態が復活してしまう。こうした状態では、荷重を受ければ亀裂部分が広がって通電遮断状態になるが、瞬間的にまた通電状態に戻るためノイズと区別がつきにくく、亀裂発生の確認が困難になる。そこで、本実施形態では、一旦検知線11が切断して通電が遮断された状態になった場合には、その通電遮断状態を保持するため断線信号検出装置13に自己保持回路が構成されている。
そして、検出装置本体12には、断線信号検出装置13からの断線信号に従って亀裂情報を出力する情報表示装置15が設けられている。この情報表示装置15は、緑色と赤色の2色のLEDが設けられ、状況に応じて各LEDの点灯と消灯を切り替えるように構成されている。すなわち、断線信号検出装置13には切替スイッチが形成され、通常時には電源14に接続された緑色LEDが点灯し、検知線11が遮断された状態では赤色LEDが電源14に接続されて点灯するようになっている。一方、故障などによって電源14からの通電が遮断された場合には両方のLEDが消灯する。検知線11に電流を流し、情報表示装置15のLEDを点灯させる電源14には、例えば乾電池やソーラーバッテリなどが使用される。
続いて、被検査対象物の橋梁1には、図1に示すように、その橋梁1に存在する亀裂想定箇所に複数の亀裂検出装置10(10a〜10d)が取り付けられる。亀裂検出装置10は、検知線11が図2に示すように下フランジ302に沿って配置され、接着によって固定するとともに、検出装置本体12が下フランジ302の下面に接着剤を使用して落下しないように取り付けられる。このとき、亀裂検出装置10は、情報表示装置15のLEDによって亀裂が確認できるように構成されたものであるため、管理者が橋梁1の下から見てLEDの点滅が確認できるように検出装置本体12が取り付けられる。或いは、情報表示装置15を検出装置本体12から独立させて確認し易い箇所に取り付けるようにしてもよい。
通常は、電源14から断線信号検出装置13を介して検知線11に電流が流れ、情報表示装置15の緑色LEDが通電によって点灯している。管理者は、定期的に橋梁1に取り付けられた亀裂検出装置10a〜10dを見て回り、情報表示装置15の緑色LEDが点灯していることで亀裂の発生がないことを目視で確認することができる。
一方、亀裂検出装置10a〜10dのいずれかの箇所で亀裂Rが発生すると、固定された検知線11が切断される。その際、一旦検知線11が切断されると、断線信号検出装置13の自己保持回路が作動し、情報表示装置15の緑色LED側の通電が遮断され、赤色LEDが通電状態に切り替えられる。亀裂の発生当初は、切断された検知線11が接触して通電状態を復活させてしまうが、自己保持回路を設けて赤色LEDを点灯させ続けるため、確実に亀裂の発生を確認することができる。従って、管理者が見て回った時に、情報表示装置15の赤色LEDが点灯していることを発見することで、その箇所に亀裂が発生したことを確認することができる。
本実施形態の亀裂検出システムでは、予め特定可能な複数の亀裂想定箇所に亀裂検出装置10をそれぞれ設置する構成としたことで、従来の数百メートルにもなる検知線110の取り付けに比べて設置が容易になり、コストを抑えることができるようになった。すなわち、亀裂想定箇所ごとの作業で済むため、作業用の大掛かりな足場の設置やその解体をする必要がなくなり、また検知線110の設置作業自体も簡単になって作業時間を短縮させることができるようになった。そして、それぞれの亀裂検出装置10が独立しているため、一つの故障がほかの装置に影響することがなく、亀裂検出装置10自身の交換も容易である。
次に、亀裂検出システムの第2実施形態に関し、特に亀裂検出装置について説明する。図4は、本実施形態の亀裂検出装置の構成を示したブロック図である。なお、図3に示す亀裂検出装置10と同じ構成については、同じ符号を付して説明する。
この亀裂検出装置20は、前記実施形態の亀裂検出装置10と同様に、橋梁1などの被検査対象物に対し、亀裂の発生が予測される亀裂想定箇所に検知線11が接着され、その検知線11に検出装置本体22が接続されている。検出装置本体22は、自己保持回路を備えた断線信号検出装置23を有し、これに接続された電源14から検知線11に対して電流が流され、検知線11の切断によって亀裂の発生が検知できるよう構成されている。
更に、検出装置本体22には、断線信号検出装置23による断線信号に従って亀裂情報を2色のLEDで表示する情報表示装置15の他、亀裂情報を無線通信する情報伝達装置26が設けられている。情報伝達装置26は、断線情報や複数ある亀裂検出装置20の各々に設定された管理番号など、一定の亀裂情報を記録したICタグを有し、断線信号検出装置23からの断線信号を受け、無線通信によって受信装置27へ亀裂情報を送信するよう構成されている。その受信装置27は、被検査対象物である橋梁1の付近に設置され、情報伝達装置26からの亀裂情報を収集するよう構成されている。
そこで、通常は、電源14から断線信号検出装置23を介して検知線11に電流が流れ、情報表示装置15の緑色LEDが通電によって点灯している。一方、亀裂検出装置20のいずれかに亀裂Rが発生すると、固定された検知線11が切断される。その際、一旦検知線11が切断されると、断線信号検出装置23の自己保持回路が作動し、情報表示装置15の緑色LED側の通電が遮断され、赤色LEDが通電状態に切り替えられる。また、断線信号検出装置23からの断線信号が情報伝達装置26へと伝えられる。従って、情報表示装置15の赤色LEDが点灯するとともに、情報伝達装置26に記憶されている亀裂情報がICタグから読み出され、受信装置27へ無線通信によって送信される。
管理者は、定期的に受信装置27のデータ確認を行うことにより、亀裂情報の受信があった場合には、管理番号から該当する亀裂検出装置20を探し、更に情報表示装置15の赤色LEDが点灯していることで亀裂の発生を確認することができる。
よって、本実施形態の亀裂検出システムでも、予め特定可能な複数の亀裂想定箇所に亀裂検出装置20をそれぞれ設置し、それぞれの亀裂検出装置20の作動によって亀裂の発生を検出することができるようになった。
また、亀裂の発生当初は、切断された検知線11が瞬間的に通電状態に戻って切断信号とノイズとの区別がつきにくくなるが、一旦検知線11が切断して通電が遮断された状態になった場合には、その通電遮断状態が断線信号検出装置23によって保持される。そして、情報表示装置15の赤色LEDを点灯させるとともに、遮断信号が情報伝達装置26へと伝えられ、確実に亀裂情報が受信装置27へと無線通信されて管理者による確認が行われる。本実施形態でも、複数の亀裂検出装置20を設置するようにしたため、従来の数百メートルにもなる検知線の取り付けに比べて設置が容易になり、コストを抑えることができる。そして、各亀裂検出装置20が独立しているため、それぞれの故障がほかの装置に影響することがない。また、独立しているため、亀裂検出装置20それぞれの修理も比較的容易である。
次に、亀裂検出システムの第3実施形態に関し、特に亀裂検出装置について説明する。図5は、本実施形態の亀裂検出装置の構成を示したブロック図である。なお、図3に示す亀裂検出装置10と同じ構成については、同じ符号を付して説明する。
この亀裂検出装置30は、前記実施形態の亀裂検出装置10と同様に、橋梁1などの被検査対象物に対し、亀裂の発生が予測される亀裂想定箇所に検知線11が接着され、その検知線11に検出装置本体32が接続されている。検出装置本体32は、自己保持回路を備えた断線信号検出装置33を有し、これに接続された電源14から検知線11に対して電流が流され、検知線11の切断によって亀裂の発生が検知できるよう構成されている。
更に、検出装置本体32には、断線信号検出装置33による断線信号に従って亀裂情報を無線通信する情報伝達装置36が設けられている。情報伝達装置36は、断線情報や複数ある亀裂検出装置30の各々に設定された管理番号などの一定の亀裂情報を記録し、その亀裂情報を無線送信することが可能な通信機能をもったワイヤレスターミナルである。本実施形態では、この発信側ターミナルである情報伝達装置36に対し、亀裂情報を受信する受信側ワイヤレスターミナルとして、受信装置37が管理施設に設けられている。そして、その受信装置37には電子メール送信装置38が接続され、1次受信装置41が構成されている。
本実施形態では、管理施設に1次受信装置41が設置され、遠隔地の管理者が使用するパーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話機などの端末が2次受信装置42として構成されている。そして、その2次受信装置42には、電子メール送信装置38から亀裂発生を示す内容の電子メールが送られるようになっている。従って、1次受信装置41では、受信装置37が情報伝達装置36からの亀裂情報を収集するとともに、電子メール送信装置38によって亀裂情報が電子メールなって送信され、遠隔の2次受信装置42で確認ができるようになっている。
そこで、亀裂検出装置30のいずれかによって亀裂Rが発生すると、接着された検知線11が切断される。その際、一旦検知線11が切断されると、断線信号検出装置33の自己保持回路が作動し、断線信号が情報伝達装置36へと伝えられ、情報伝達装置36に記憶されている亀裂情報が受信装置37へと無線通信によって送信される。そして、1次受信装置41では、受信装置37が情報伝達装置26からの亀裂情報を収集するとともに、電子メール送信装置38が亀裂情報を電子メールにして送信し、遠隔の2次受信装置42において亀裂発生が確認できる。
本実施形態の亀裂検出システムでは、予め特定可能な複数の亀裂想定箇所に亀裂検出装置20をそれぞれ設置し、各亀裂検出装置30の作動によって亀裂の発生を検出することができる。そして、管理者は、所有するPCや携帯電話機などに電子メールを受信することによって、遠隔地にいながらにして亀裂の発生が起きたことを、その発生時に知ることができる。また、断線信号検出装置33が自己保持回路を有しているため、検知線11の切断による亀裂の発生を確実に捉えることができる。
本実施形態でも、複数の亀裂検出装置30を設置するようにしたため、従来のように数百メートルにもなる検知線の取り付けに比べて設置が容易になり、コストを抑えることができる。そして、各亀裂検出装置30が独立しているため、それぞれの故障がほかの装置に影響することがない。また、独立しているため、亀裂検出装置30それぞれの修理も比較的容易である。
ところで、検知線11が断線状態になるのは、亀裂発生に伴うときばかりではなく、腐食や延性あるいは脆性破壊による切断がある。しかし、こうした断線は、亀裂検出装置の検知線11それ自身の破損であって、橋梁に生じた亀裂に伴うものとは異なって緊急性を要しない。従って、亀裂による場合には、管理者が改めて目視による亀裂の確認を行う必要があるため、そうした作業が無駄にならないように断線の原因を区別できるようにすることが望ましい。
そこで、例えば前記第3実施形態の亀裂検出装置30において、自己保持回路を備えた断線信号検出装置33について、その自己保持を解除する解除タイマを備えた構成とする。
これによれば、亀裂Rによって検知線11が切断された場合には、前述したように断線信号検出装置33の自己保持回路が作動し、断線信号が情報伝達装置36へと伝えられる。そして、亀裂情報が受信装置37へと無線通信によって送信され、電子メール送信装置38から電子メールになって2次受信装置42へと送信される。
しかし、一定時間の後、断線信号検出装置33の自己保持が解除タイマによって解除され、切断された検知線11が接触して通電状態の復活と、荷重がかかることによる断線状態とが繰り返され、再び2次受信装置42へ電子メールが送信される。こうして複数回にわたって電子メールが送信されることによって亀裂による断線であることが確認できる。一方、腐食などによって検知線11が断線した場合には、前述したように2次受信装置42へ電子メールが送信された後、解除タイマによって自己保持が解除されても、断線状態が復活することがないため、再度断線情報が断線信号検出装置33から情報伝達装置36へと伝えられることはない。従って、腐食などの場合には1度の電子メール送信だけなので、そのことをもって亀裂による断線ではないことが確認できる。
また、第2実施形態の亀裂検出装置20の場合には、解除タイマによって自己保持が解除されると、受信装置27では繰り返し亀裂情報の受信が行われ、これによって亀裂による断線であることが確認できる。更に、赤色LEDと緑色LEDが解除タイマによる一定時間間隔で点灯が切り替わることからも、亀裂による断線であることが確認できる。更に、第1実施形態の亀裂検出装置100の場合には、同様に赤色LEDと緑色LEDが解除タイマによる一定時間間隔で点灯が切り替わって、亀裂による断線であることが確認できる。
続いて、各実施形態の亀裂検出システムを構成する電源14について説明する。電源14には、乾電池やソーラーバッテリなどの他、圧電素子に衝撃を加えて起電力を得る発電装置を利用するのが有効である。図6は、圧電素子を利用した発電装置を設置した橋梁の一部を示した斜視図である。
橋梁1は、前述したように、幅方向に複数並べられた主桁2が長手方向に配置され、隣り合う主桁2同士が不図示の横桁によって連結されている。そして、こうした桁上にはコンクリート版などのスラブ5が設けられている。
主桁2は、橋脚6に対し、橋全体の重さが局部的にかからないように、荷重を分散させる目的で沓7が設けられている。そして、橋脚6上に配置された複数の沓7には、薄板状の圧電素子部材が挟み込まれるようにして設置され、その圧電素子部材に対し充電器17を介して断線信号検出装置13などが接続される。
そこで、この橋梁1の上を自動車が通過することによって振動が生じ、その振動が圧電素子部材に伝わり、圧電効果によって発生した電力が充電器17に蓄積される。そして、充電器17に蓄積された電力は、前述した亀裂検出に利用される。
また、圧電素子を利用した発電装置は、沓7に構成する他、伸縮装置8やスラブ5に設けるようなものであってもよい。図示するような橋桁は、その前後の橋桁同士が温度によって伸び縮みするため遊間を設け、乗り心地や床版の保護のため伸縮装置8が設けられている。従って、この伸縮装置8に薄板状の圧電素子部材を設置し、自動車の通過によって生じる衝撃で発生する電力を充電器17に蓄積させるようにしてもよい。また、スラブ5には、そのコンクリート舗装に際して薄板状の圧電素子版9を内蔵するようにし、やはり自動車の通過によって生じる衝撃で発生する電力を充電器17に蓄積させるようにしてもよい。このように亀裂検出システムに電源として圧電素子を利用した発電装置を設けることにより、電池交換の必要なく、永久的に稼働させることが可能になる。
以上、本発明に係る亀裂検出システムの一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
亀裂検出システムの一実施形態について示した概念図である。 亀裂検出装置の具体的な設置状態を示した図である。 第1実施形態の亀裂検出装置について構成を示したブロック図である。 第2実施形態の亀裂検出装置について構成を示したブロック図である。 第3実施形態の亀裂検出装置について構成を示したブロック図である。 圧電素子を利用した発電装置を設置した橋梁の一部を示した斜視図である。 従来の亀裂検出システムが適用された橋脚の全体図である。
符号の説明
1 橋梁
2 主桁
3 横桁
10 亀裂検出装置
11 検知線
12 検出装置本体
13 断線信号検出装置
14 電源
15 情報表示装置
19 接着剤

Claims (7)

  1. 被検査対象物に存在する複数の亀裂想定箇所に対し、それぞれの亀裂想定箇所ごとに亀裂検出装置が設置され、
    その亀裂検出装置は、前記亀裂想定箇所に接着剤によって固定された検知線と、
    その検知線を通電させる電源と、
    その検知線の切断によって電源からの通電が遮断された状態を保持する自己保持部を含む断線信号検出手段と、
    その断線信号検出手段からの断線信号に従って亀裂情報を出力する情報出力手段とを有するものであることを特徴とする亀裂検出システム。
  2. 請求項1に記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記断線信号検出手段は、前記自己保持部による通電遮断の保持状態を所定時間の後に解除する解除タイマを備えたものであることを特徴とする亀裂検出システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記電源は、前記被検査対象物を移動体が通過する際に衝撃を受ける箇所に配置された圧電素子と、衝撃を受けた当該圧電素子から発生した電力を充電する充電器とを有するものであることを特徴とする亀裂検出システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記情報出力手段は、その亀裂検出装置が設置された前記亀裂想定箇所を特定する亀裂情報を記録し、前記断線信号検出手段からの断線信号に従って当該亀裂情報を無線通信する無線通信手段であることを特徴とする亀裂検出システム。
  5. 請求項4に記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記情報出力手段は、当該亀裂検出装置が設置された前記亀裂想定箇所を特定する亀裂情報をICタグによって記録したものであることを特徴とする亀裂検出システム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記情報出力手段からの無線通信を受信する受信手段と、その受信手段によって受信した亀裂情報を電子メールにして管理者の端末装置に送信する電子メール送信手段とを有するものであることを特徴とする亀裂検出システム。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する亀裂検出システムにおいて、
    前記情報出力手段は、色の異なる2つの発光部材を有し、その点滅によって前記亀裂情報を出力するものであり、前記断線信号検出手段は、前記検知線の切断によって当該2つの発光部材への前記電源による通電状態を切り替えるようにしたものであることを特徴とする亀裂検出システム。
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