JP2009053034A - 半導体圧力センサ及びその製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、配線パターンの断線を防止することのできる半導体圧力センサ及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値が絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体圧力センサ及びその製造方法に係り、特に、ダイアフラムの上面側に設けられた抵抗体と、ダイアフラム及び抵抗体の上面に設けられ、抵抗体の上面の一部を露出する貫通部を有した絶縁膜と、貫通部に露出された部分の抵抗体の上面から絶縁膜の上面に亘って設けられた配線パターンと、を備えた半導体圧力センサ及びその製造方法に関する。
図37は、従来の半導体圧力センサの断面図であり、図38は、図37に示す半導体圧力センサの断面図である。
図37及び図38を参照するに、従来の半導体圧力センサ100は、ダイアフラム101と、ダイアフラム支持体102と、第1の抵抗体104,105と、第2の抵抗体106,107と、絶縁膜109と、配線パターン111〜114と、保護膜120とを有する。
ダイアフラム101は、外部から圧力が印加された際、変形可能なように薄板形状とされている。ダイアフラム支持体102は、額縁形状とされており、ダイアフラム101の外周部に設けられている。ダイアフラム支持体102の厚さは、ダイアフラム101の厚さよりも厚い。ダイアフラム支持体102は、ダイアフラム101を支持するためのものである。ダイアフラム101及びダイアフラム支持体102の母材としては、例えば、半導体基板を用いることができる。
第1及び第2の抵抗体104〜107は、ダイアフラム101の上面101A側に設けられている。第1の抵抗体104,105は、基準となる抵抗体であり、ダイアフラム101の略中央に配置されている。第2の抵抗体106,107は、ダイアフラム101の外周縁に配置されている。
絶縁膜109は、ダイアフラム101の上面101Aと、ダイアフラム支持体102の上面102Aと、第1及び第2の抵抗体104〜107の上面の一部とを覆うように設けられている。絶縁膜109は、貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2を有する。貫通部116−1,116−2は、第1の抵抗体104の上面を露出するように形成されている。貫通部117−1,117−2は、第1の抵抗体105の上面を露出するように形成されている。貫通部118−1,118−2は、第2の抵抗体106の上面を露出するように形成されている。貫通部119−1,119−2は、第2の抵抗体107の上面を露出するように形成されている。貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2は、等方性エッチング法により、絶縁膜109をエッチングすることで形成する。
配線パターン111は、貫通部116−1,118−1の底面及び側面116−1A,118−1A、及び絶縁膜109の上面109Aに設けられている。これにより、配線パターン111は、貫通部116−1に露出された部分の第1の抵抗体104と、貫通部118−1に露出された部分の第2の抵抗体106とを電気的に接続している。配線パターン111は、グラウンド端子と電気的に接続されている。
配線パターン112は、貫通部117−1,118−2の底面及び側面117−1A,118−2A、及び絶縁膜109の上面109Aに設けられている。これにより、配線パターン112は、貫通部117−1に露出された部分の第1の抵抗体105と、貫通部118−2に露出された部分の第2の抵抗体106とを電気的に接続している。配線パターン112は、第1の出力端子と電気的に接続されている。
配線パターン113は、貫通部116−2,119−2の底面及び側面116−2A,119−2A、及び絶縁膜109の上面109Aに設けられている。これにより、配線パターン113は、貫通部116−2に露出された部分の第1の抵抗体104と、貫通部119−2に露出された部分の第2の抵抗体107とを電気的に接続している。配線パターン113は、第2の出力端子と電気的に接続されている。
配線パターン114は、貫通部117−2,119−1の底面及び側面117−2A,119−1A、及び絶縁膜109の上面109Aに設けられている。これにより、配線パターン114は、貫通部117−2に露出された部分の第1の抵抗体105と、貫通部119−1に露出された部分の第2の抵抗体107とを電気的に接続している。配線パターン114は、電源端子と電気的に接続されている。
図39〜図44は、従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図である。図39〜図44において、図37及び図38に示す半導体圧力センサ100と同一構成部分には同一符号を付す。なお、図39〜図44では、第1の抵抗体105、貫通部117−1,117−2を図示することが困難であるため、これらの図示を省略する。
図39〜図44を参照して、従来の半導体圧力センサ100の製造方法について説明する。始めに、図39に示す工程では、ダイアフラム101及びダイアフラム支持体102の母材である半導体基板125の上面125A側に第1及び第2の抵抗体104〜107を形成し、その後、半導体基板125の上面125A及び第1及び第2の抵抗体104〜107上を覆うように絶縁膜109を形成する。
次いで、図40に示す工程では、絶縁膜109上に開口部126A,126Bを有したレジスト膜126を形成する。開口部126Aは、貫通部116−1,117−1,118−1,119−1の形成位置に対応する部分の絶縁膜109の上面109Aを露出するように形成する。開口部126Bは、貫通部116−2,117−2,118−2,119−2の形成位置に対応する部分の絶縁膜109の上面109Aを露出するように形成する。
次いで、図41に示す工程では、レジスト膜126をマスクとしたウエットエッチングにより、開口部126A,126Bから露出された絶縁膜109をエッチングして貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2を形成する。このような方法により形成された貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2の形状は、円弧状になる。このため、絶縁膜109の下面109B側から絶縁膜109の上面109Aに向かうにつれて、貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2の側面116−1A,116−2A,117−1A,117−2A,118−1A,118−2A,119−1A,119−2Aと絶縁膜109の下面109Bとが成す角度は90度に近づく。
次いで、図42に示す工程では、図41に示すレジスト膜126を除去する。次いで、図43に示す工程では、図42に示す構造体の上面側を覆うようにスパッタ法により、金属膜(例えば、Al膜)を成膜し、その後、金属膜をエッチングによりパターニングすることで、配線パターン111〜114を形成する。
次いで、図44に示す工程では、図43に示す半導体基板125の下面125B側から半導体基板125をエッチングして、ダイアフラム101及びダイアフラム支持体102を形成する。これにより、半導体圧力センサ100が製造される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−140640号公報
しかしながら、従来の半導体圧力センサ100に設けられた貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2では、絶縁膜109の下面109B側から絶縁膜109の上面109Aに向かうにつれて、貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2の側面116−1A,116−2A,117−1A,117−2A,118−1A,118−2A,119−1A,119−2Aと絶縁膜109の下面109Bとが成す角度が90度に近づくような形状とされていた。
このため、スパッタ法を用いて、絶縁膜109の上面109Aの近傍に位置する部分の貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2の側面116−1A,116−2A,117−1A,117−2A,118−1A,118−2A,119−1A,119−2Aに十分な厚さの金属膜を形成することが困難であるため、絶縁膜109の上面109Aの近傍に位置する部分の貫通部116−1,116−2,117−1,117−2,118−1,118−2,119−1,119−2の側面116−1A,116−2A,117−1A,117−2A,118−1A,118−2A,119−1A,119−2Aに形成された配線パターン111〜114が断線してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、貫通部の側面に形成された部分の配線パターンの断線を防止することのできる半導体圧力センサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ダイアフラム(11)と、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)側に設けられた抵抗体(14〜17)と、前記ダイアフラム(11)及び前記抵抗体(14〜17)の上面に設けられ、前記抵抗体(14〜17)の上面の一部を露出する貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)を有した絶縁膜(19)と、前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)に露出された部分の前記抵抗体(14〜17)の上面から前記絶縁膜(19)の上面(19A)に亘って設けられた配線パターン(21〜24)と、を備えた半導体圧力センサ(10)であって、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)の上端との交点(E,F,G,H)と、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)の下端との交点(E,F,G,H)とを結ぶ直線(E〜H)の長さの値を、前記絶縁膜(19)の厚さ(M1)の値の√2倍よりも大きくしたことを特徴とする半導体圧力センサ(10)が提供される。
本発明によれば、ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)の上端との交点(E,F,G,H)と、ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)の下端との交点(E,F,G,H)とを結ぶ直線(E〜H)の長さの値を絶縁膜(19)の厚さ(M1)の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)と絶縁膜(19)の下面(19B)とが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)に十分な厚さの金属膜43(配線パターン(21〜24)の母材)を形成することが可能となるため、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)に形成された部分の配線パターン(21〜24)の断線を防止することができる。
本発明の他の観点によれば、ダイアフラム(11)と、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)側に設けられた抵抗体(14〜17)と、前記ダイアフラム(11)及び前記抵抗体(14〜17)の上面に設けられ、前記抵抗体(14〜17)の上面の一部を露出する貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)を有した絶縁膜(61)と、前記貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)に露出された部分の前記抵抗体(14〜17)の上面から前記絶縁膜(61)の上面(61A)に亘って設けられた配線パターン(21〜24)と、を備えた半導体圧力センサ(60)であって、前記配線パターン(21〜24)のうち少なくとも前記抵抗体(14〜17)の上面から前記配線パターン(21〜24)の引き出し方向(A方向又はB方向)に延在する部分の前記配線パターン(21〜24)が配置される部分の前記貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)は、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と前記貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)の上端との交点(E,F,G,H)と、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と前記貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)の下端との交点(E,F,G,H)とを結ぶ直線(E〜H)の長さの値が前記絶縁膜(61)の厚さ(M4)の値の√2倍よりも大きくなるような形状であることを特徴とする半導体圧力センサ(60)が提供される。
本発明によれば、配線パターン(21〜24)のうち少なくとも抵抗体(14〜17)の上面から配線パターン(21〜24)の引き出し方向(A方向又はB方向)に延在する部分の配線パターン(21〜24)が配置される部分の貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)を、ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)の上端との交点(E,F,G,H)と、ダイアフラム(11)の上面(11A)と直交する面と貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)の下端との交点(E,F,G,H)とを結ぶ直線(E〜H)の長さの値が絶縁膜(61)の厚さ(M4)の値の√2倍よりも大きくなるような形状とすることにより、貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)と絶縁膜(61)の下面(61B)とが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)に十分な厚さの金属膜79(配線パターン(21〜24)の母材)を形成することが可能となるため、貫通部(71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2)の側面(71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2A)に形成された部分の配線パターン(21〜24)の断線を防止することができる。
本発明のその他の観点によれば、ダイアフラム(11)と、前記ダイアフラム(11)の上面(11A)側に設けられた抵抗体(14〜17)と、前記抵抗体(14〜17)と電気的に接続された配線パターン(21〜24)と、を備えた半導体圧力センサ(10)の製造方法であって、前記ダイアフラム(11)の母材となる半導体基板(37)の上面(37A)側に抵抗体(14〜17)を形成する抵抗体形成工程と、前記抵抗体(14〜17)及び前記半導体基板(37)の上面(37A)を覆う前記絶縁膜(39)を形成する絶縁膜形成工程と、前記絶縁膜(39)の上面(39A)側から前記絶縁膜(39)に前記不純物をドーピングして不純物含有絶縁膜(19)を形成する不純物含有絶縁膜形成工程と、前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の形成領域に対応する部分の前記不純物含有絶縁膜(19)の上面(19A)を露出する開口部(41A)を有したレジスト膜(41)を形成するレジスト膜形成工程と、前記レジスト膜(41)をマスクとするウエットエッチングにより、前記抵抗体(14〜17)が露出するまで前記不純物含有絶縁膜(19)をエッチングして前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)を形成する貫通部形成工程と、前記レジスト膜(41)を除去後に、前記貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)に対応する部分の前記不純物含有絶縁膜(19)及び前記抵抗体(14〜17)と、前記不純物含有絶縁膜(19)上とを覆うように金属膜(43)を形成する金属膜形成工程と、前記金属膜(43)をパターニングして前記配線パターン(21〜24)を形成する配線パターン形成工程と、を含むことを特徴とする半導体圧力センサ(10)の製造方法が提供される。
本発明によれば、絶縁膜(39)の上面(39A)側から絶縁膜(39)に不純物をドーピングして不純物含有絶縁膜(19)を形成し、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の形成領域に対応する部分の不純物含有絶縁膜(19)の上面(19A)を露出する開口部(41A)を有したレジスト膜(41)を形成し、その後、レジスト膜(41)をマスクとするウエットエッチングにより、抵抗体(14〜17)が露出するまで不純物含有絶縁膜(19)をエッチングして貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)を形成することにより、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)と不純物含有絶縁膜(19)の下面(19B)とが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)に十分な厚さの金属膜(43)を形成することが可能となるため、貫通部(31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2)の側面(31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A)に形成された部分の配線パターン(21〜24)の断線を防止することができる。
なお、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、本願発明が図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、貫通部の側面に形成された部分の配線パターンの断線を防止することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図であり、図3は、図1及び図2に示す半導体圧力センサの平面図である。図1及び図2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面により半導体圧力センサ10を切断したときの断面図である。図3では、説明の便宜上、保護膜26の図示を省略する。
図1〜図3を参照するに、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10は、ダイアフラム11と、ダイアフラム支持体12と、第1の抵抗体14,15と、第2の抵抗体16,17と、不純物含有絶縁膜19と、配線パターン21〜24と、保護膜26とを有する。
ダイアフラム11は、外部から圧力が印加された際、変形可能なように薄板形状とされている。ダイアフラム11の厚さは、例えば、40μmとすることができる。
ダイアフラム支持体12は、額縁形状とされており、ダイアフラム11の外周部に設けられている。ダイアフラム支持体12の厚さは、ダイアフラム11の厚さよりも厚くなるように構成されている。ダイアフラム支持体12の厚さは、例えば、400μmとすることができる。ダイアフラム支持体12は、ダイアフラム11を支持するためのものである。ダイアフラム11及びダイアフラム支持体12の母材としては、例えば、半導体基板(具体的には、例えば、シリコン基板)を用いることができる。
第1の抵抗体14,15は、ダイアフラム11の上面11A側に設けられている。第1の抵抗体14,15は、基準となる抵抗体であり、ダイアフラム11の略中央に配置されている。第2の抵抗体16,17は、ダイアフラム11の上面11A側に設けられている。第2の抵抗体16,17は、ダイアフラム11の外周縁に配置されている。第1及び第2の抵抗体14,15,16,17は、配線パターン21〜24によりブリッジに接続されている。第1及び第2の抵抗体14,15,16,17の抵抗値は、ダイアフラム11に圧力が印加されていない状態において、略等しくなるように設定されている。ダイアフラム11及びダイアフラム支持体12の母材となる半導体基板としてN型半導体基板を用いた場合、第1及び第2の抵抗体14〜17は、例えば、半導体基板にP型不純物を拡散させることで形成することができる。
不純物含有絶縁膜19は、ダイアフラム11の上面11A、第1及び第2の抵抗体14〜17の上面の一部、及びダイアフラム支持体12の上面12Aを覆うように設けられている。不純物含有絶縁膜19には、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2が形成されている。不純物含有絶縁膜19は、絶縁膜と、絶縁膜にドーピングされた不純物とから構成されている。不純物含有絶縁膜19は、絶縁膜全体に不純物がドーピングされた膜である。不純物含有絶縁膜19の厚さM1は、例えば、1μmとすることができる。不純物含有絶縁膜19を構成する絶縁膜としては、例えば、酸化膜を用いることができる。上記絶縁膜として酸化膜を用いた場合、絶縁膜は、例えば、熱酸化法やCVD法等の方法により形成することができる。不純物含有絶縁膜19の不純物濃度は、不純物含有絶縁膜19の上面19A側が高く、不純物含有絶縁膜19の下面19B側に向かうにつれて低くなるように設定されている。
このように、不純物含有絶縁膜19の上面19A側の不純物濃度が高く、不純物含有絶縁膜19の下面19B側に向かうにつれて不純物濃度が低くなるような不純物濃度分布を形成することにより、不純物含有絶縁膜19の上面19A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートを不純物含有絶縁膜19の下面19B側に位置する部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。これにより、不純物含有絶縁膜19の上面19Aの近傍に位置する部分の貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を従来(90度に近い角度)よりも小さく(具体的には、45度以下)することができる。
上記不純物のドーピングには、例えば、イオン注入装置を用いることができる。また、不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。また、不純物としてPを用いた場合のイオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。
貫通部31−1,31−2は、第1の抵抗体14上に配置された部分の不純物含有絶縁膜19を貫通するように形成されている。貫通部31−1,31−2は、貫通部31−1,31−2の下端から貫通部31−1,31−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部31−1の側面31−1Aには、第1の抵抗体14と接触する配線パターン21が配設されている。貫通部31−2の側面31−2Aには、第1の抵抗体14と接触する配線パターン23が配設されている。貫通部31−1,31−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aの上端との交点Eと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aの下端との交点Eとを結ぶ直線Eの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aの上端との交点Eと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aの下端との交点Eとを結ぶ直線Eの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部31−1,31−2の側面31−1A,31−2Aに形成された部分の配線パターン21,23の断線を防止することができる。
貫通部32−1,32−2は、第1の抵抗体15上に配置された部分の不純物含有絶縁膜19を貫通するように形成されている。貫通部32−1,32−2は、貫通部32−1,32−2の下端から貫通部32−1,32−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部32−1の側面32−1Aには、第1の抵抗体15と接触する配線パターン22が配設されている。貫通部32−2の側面32−2Aには、第1の抵抗体15と接触する配線パターン24が配設されている。貫通部32−1,32−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aの上端との交点Fと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aの下端との交点Fとを結ぶ直線Fの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aの上端との交点Fと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aの下端との交点Fとを結ぶ直線Fの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部32−1,32−2の側面32−1A,32−2Aに形成された部分の配線パターン22,24の断線を防止することができる。
貫通部33−1,33−2は、第2の抵抗体16上に配置された部分の不純物含有絶縁膜19を貫通するように形成されている。貫通部33−1,33−2は、貫通部33−1,33−2の下端から貫通部33−1,33−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部33−1の側面33−1Aには、第2の抵抗体16と接触する配線パターン21が配設されている。貫通部33−2の側面33−2Aには、第2の抵抗体16と接触する配線パターン22が配設されている。貫通部33−1,33−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aの上端との交点Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aの下端との交点Hとを結ぶ直線Hの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aの上端との交点Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aの下端との交点Hとを結ぶ直線Hの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部33−1,33−2の側面33−1A,33−2Aに形成された部分の配線パターン21,22の断線を防止することができる。
貫通部34−1,34−2は、第2の抵抗体17上に配置された部分の不純物含有絶縁膜19を貫通するように形成されている。貫通部34−1,34−2は、貫通部34−1,34−2の下端から貫通部34−1,34−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部34−1の側面34−1Aには、第2の抵抗体17と接触する配線パターン24が配設されている。貫通部34−2の側面34−2Aには、第2の抵抗体17と接触する配線パターン23が配設されている。貫通部34−1,34−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aの上端との交点Gと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aの下端との交点Gとを結ぶ直線Gの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aの上端との交点Gと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aの下端との交点Gとを結ぶ直線Gの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部34−1,34−2の側面34−1A,34−2Aに形成された部分の配線パターン23,24の断線を防止することができる。
配線パターン21は、貫通部31−1,33−1の底面及び側面31−1A,33−1A、及び不純物含有絶縁膜19上に設けられている。配線パターン21は、貫通部31−1から露出された部分の第1の抵抗体14、及び貫通部33−1から露出された部分の第2の抵抗体16と接触している。つまり、配線パターン21は、第1の抵抗体14と第2の抵抗体16とを電気的に接続している。貫通部31−1,33−1に設けられた部分の配線パターン21は、それぞれB方向に引き出されている。配線パターン21は、図示していないグラウンド端子と電気的に接続されている。
配線パターン22は、貫通部32−1,33−2の底面及び側面32−1A,33−2A、及び不純物含有絶縁膜19上に設けられている。配線パターン22は、貫通部32−1から露出された部分の第1の抵抗体15、及び貫通部33−2から露出された部分の第2の抵抗体16と接触している。つまり、配線パターン22は、第1の抵抗体15と第2の抵抗体16とを電気的に接続している。貫通部32−1に設けられた部分の配線パターン22は、A方向(B方向と反対の方向)に引き出されている。貫通部33−2に設けられた部分の配線パターン22は、B方向に引き出されている。配線パターン22は、図示していない第1の出力端子と電気的に接続されている。配線パターン22は、ダイアフラム11に圧力が印加された際、下記(1)式から求められる出力信号Do1を第1の出力端子に出力する。なお、下記(1)式において、R1は第1の抵抗体15の抵抗値、R2は第2の抵抗体16の抵抗値、Vccは配線パターン24に印加される電源電圧をそれぞれ示している。
Do1={Vcc/(R1+R2)}・R2 ・・・(1)
配線パターン23は、貫通部31−2,34−2の底面及び側面31−2A,34−2A、及び不純物含有絶縁膜19上に設けられている。配線パターン23は、貫通部31−2から露出された部分の第1の抵抗体14、及び貫通部34−2から露出された部分の第2の抵抗体17と接触している。つまり、配線パターン23は、第1の抵抗体14と第2の抵抗体17とを電気的に接続している。貫通部31−2に設けられた部分の配線パターン23は、B方向に引き出されている。貫通部34−2に設けられた部分の配線パターン23は、A方向に引き出されている。配線パターン23は、図示していない第2の出力端子と電気的に接続されている。配線パターン23は、ダイアフラム11に圧力が印加された際、下記(2)式から求められる出力信号Do2を第2の出力端子に出力する。なお、下記(2)式において、R3は第1の抵抗体14の抵抗値、R4は第2の抵抗体17の抵抗値、Vccは配線パターン24に印加される電源電圧をそれぞれ示している。
Do2={Vcc/(R3+R4)}・R3 ・・・(2)
配線パターン24は、貫通部32−2,34−1の底面及び側面32−2A,34−1A、及び不純物含有絶縁膜19上に設けられている。配線パターン24は、貫通部32−2から露出された部分の第1の抵抗体15、及び貫通部34−1から露出された部分の第2の抵抗体17と接触している。つまり、配線パターン24は、第1の抵抗体15と第2の抵抗体17とを電気的に接続している。貫通部32−2,34−1に設けられた部分の配線パターン24は、それぞれA方向に引き出されている。配線パターン24は、図示していない電源端子と電気的に接続されている。
上記構成とされた配線パターン21〜24は、例えば、スパッタ法により形成された金属膜(具体的には、例えば、Al膜)をパターニングすることで形成することができる。
半導体圧力センサ10は、ダイアフラム11に圧力が印加された際、出力信号Do1と出力信号Do2との差の値に基づいて、ダイアフラム11に印加された圧力を数値化する圧力センサである。
保護膜26は、不純物含有絶縁膜19の上面19Aと配線パターン21〜24とを覆うように設けられている。保護膜26としては、例えば、絶縁膜(具体的には、酸化膜)を用いることができる。保護膜26として酸化膜を用いた場合、保護膜26の厚さは、例えば、1μmとすることができる。このような保護膜26を設けることにより、外力により配線パターン21〜24が損傷することを防止できる。
本実施の形態の半導体圧力センサによれば、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
図4〜図13は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図であり、図14は、図9に示す構造体の平面図である。図4〜図14において、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図4〜図13において、先に説明した図2に示す第1の抵抗体15、貫通部32、交点F,F、及び直線Fを図示することは困難なため、これらの図示を省略する。
図4〜図14を参照して、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10の製造方法について説明する。始めに、図4に示す工程では、周知の手法により、半導体基板37の上面37A側に第1及び第2の抵抗体14〜17を形成する(抵抗体形成工程)。半導体基板37としては、例えば、シリコン基板を用いることができる。半導体基板37の厚さは、例えば、400μmとすることができる。半導体基板37としてN型半導体基板を用いた場合、第1及び第2の抵抗体14〜17は、例えば、半導体基板37にP型不純物を拡散させることで形成することができる。
次いで、図5に示す工程では、第1及び第2の抵抗体14〜17の上面と半導体基板37の上面37Aとを覆うように絶縁膜39(先に説明した不純物含有絶縁膜19の構成要素の1つ)を形成する(絶縁膜形成工程)。絶縁膜39としては、例えば、酸化膜を用いることができる。絶縁膜39として酸化膜を用いる場合、絶縁膜39は、例えば、熱酸化法やCVD法等の方法により形成することができる。絶縁膜39として酸化膜を用いる場合、絶縁膜39の厚さM2は、例えば、1μmとすることができる。
次いで、図6に示す工程では、図5に示す絶縁膜39の上面39A側から絶縁膜39全体に不純物をドーピングして、不純物含有絶縁膜19を形成する(不純物含有絶縁膜形成工程)。不純物含有絶縁膜形成工程では、絶縁膜39の下方に配置された第1及び第2の抵抗体14〜17及び半導体基板37に不純物がドーピングされないように処理を行う。これにより、第1及び第2の抵抗体14〜17の不純物濃度が変化することを防止できる。絶縁膜39にドーピングする不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。また、不純物をドーピングする装置としては、例えば、イオン注入装置を用いることができる。不純物としてPを用いた場合、イオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。また、不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。不純物含有絶縁膜19の厚さM1は、例えば、1μmとすることができる。
このように、絶縁膜39の上面39A側から絶縁膜39全体に不純物をドーピングして不純物含有絶縁膜19を形成することにより、不純物濃度の分布が不純物含有絶縁膜19の上面19A側が高く、不純物含有絶縁膜19の下面19B側に向かうにつれて低くなるため、不純物含有絶縁膜19の上面19A側に配置された部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートを不純物含有絶縁膜19の下面19B側に配置された部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。
次いで、図7に示す工程では、不純物含有絶縁膜19上に複数の開口部41Aを有したレジスト膜41を形成する(レジスト膜形成工程)。開口部41Aは、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の形成位置に対応する部分の不純物含有絶縁膜19の上面19Aを露出するように形成する。レジスト膜41は、不純物含有絶縁膜19をウエットエッチングすることで、不純物含有絶縁膜19に貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2を形成するためのマスクである。
次いで、図8に示す工程では、レジスト膜41をマスクとするウエットエッチングにより、第1及び第2の抵抗体14〜17が露出するまで不純物含有絶縁膜19をエッチングして、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2を形成する(貫通部形成工程)。
このように、不純物含有絶縁膜19の上面19A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートが不純物含有絶縁膜19の下面19B側に位置する部分の不純物含有絶縁膜19のエッチングレートよりも大きい不純物含有絶縁膜19をウエットエッチングして、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2を形成することにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aをなだらかな傾斜面にすることが可能となる。
また、貫通部形成工程では、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2を形成する。
このように、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることができる。
次いで、図9に示す工程では、図8に示すレジスト膜41を除去する(図14参照)。次いで、図10に示す工程では、図9に示す構造体の上面側を覆うように金属膜43を形成する(金属膜形成工程)。金属膜43は、後述する図11に示す工程において、パターニングされることにより、配線パターン21〜24となる膜である。金属膜43としては、例えば、Al膜を用いることができる。金属膜43としてAl膜を用いた場合、金属膜43は、例えば、スパッタ法により形成することができる。金属膜43としてAl膜を用いた場合、不純物含有絶縁膜19の上面19Aにおける金属膜43の厚さは、例えば、0.5μmとすることができる。
このように、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度が45度以下とされた貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに金属膜43を形成することにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに十分な厚さ(配線パターン21〜24が断線しない厚さ)の金属膜43を形成することが可能となる。これにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに形成される配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
次いで、図11に示す工程では、金属膜43をパターニングして、配線パターン21〜24を形成する(配線パターン形成工程)。具体的には、例えば、図10に示す構造体の金属膜43上に、配線パターン21〜24の形成領域に対応する部分の金属膜43のみを覆うレジスト膜(図示せず)を形成し、次いで、レジスト膜(図示せず)をマスクとするドライエッチングにより、金属膜43をエッチングすることで配線パターン21〜24を形成する。レジスト膜(図示せず)は、配線パターン21〜24を形成後に除去する。
次いで、図12に示す工程では、図11に示す構造体に設けられた不純物含有絶縁膜19の上面19A及び配線パターン21〜24を覆うように保護膜26を形成する。保護膜26としては、例えば、絶縁膜(具体的には、酸化膜)を用いることができる。保護膜26は、例えば、CVD法により形成することができる。保護膜26として酸化膜を用いた場合、保護膜26の厚さは、例えば、1μmとすることができる。このような保護膜26を設けることにより、外力により配線パターン21〜24が損傷することを防止できる。
次いで、図13に示す工程では、図12に示す半導体基板37の下面37B側から半導体基板37をエッチング(具体的には、例えば、ウエットエッチング)して、ダイアフラム11及びダイアフラム支持体12を形成する。これにより、半導体圧力センサ10が製造される。ダイアフラム11の厚さは、例えば、40μmとすることができる。また、ダイアフラム支持体12の厚さは、例えば、400μmとすることができる。
本実施の形態の半導体圧力センサの製造方法によれば、絶縁膜39の上面39A側から絶縁膜39全体に不純物をドーピングすることで形成された不純物含有絶縁膜19をウエットエッチングして、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値が不純物含有絶縁膜19の厚さM1の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2を形成することにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aと不純物含有絶縁膜19の下面19Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。
これにより、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに十分な厚さの金属膜43(配線パターン21〜24の母材)を形成することが可能となるので、貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2の側面31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
(第2の実施の形態)
図15及び図16は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図であり、図17は、図15及び図16に示す半導体圧力センサの平面図である。図15及び図16は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面により半導体圧力センサ50を切断したときの断面図である。図15〜図17において、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図17では、説明の便宜上、保護膜26の図示を省略する。
図15〜図17を参照するに、第2の実施の形態の半導体圧力センサ50は、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10に設けられた不純物含有絶縁膜19の代わりに不純物含有絶縁膜51を設けた以外は半導体圧力センサ10と同様に構成される。
不純物含有絶縁膜51は、ダイアフラム11の上面11Aと、ダイアフラム支持体12の上面12Aと、第1及び第2の抵抗体14〜17の上面の一部とを覆うように設けられている。不純物含有絶縁膜51には、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2が形成されている。不純物含有絶縁膜51は、絶縁膜と、絶縁膜にドーピングされた不純物とから構成されている。不純物含有絶縁膜51は、絶縁膜の上半分に不純物がドーピングされた膜である。不純物含有絶縁膜51の厚さM3は、例えば、1μmとすることができる。不純物含有絶縁膜51の厚さM3が1μmの場合、不純物をドーピングする深さD1は、例えば、0.5μmとすることができる。不純物含有絶縁膜51を構成する絶縁膜としては、例えば、酸化膜を用いることができる。上記絶縁膜としての酸化膜を用いる場合、絶縁膜は、例えば、熱酸化法やCVD法等の方法により形成することができる。不純物含有絶縁膜51にドーピングされた不純物濃度は、不純物含有絶縁膜51の上面51A側が高く、不純物含有絶縁膜51の中心に向かうにつれて低くなるように設定されている。
このように、不純物含有絶縁膜51の上面51A側の不純物濃度が高く、不純物含有絶縁膜51の中心に向かうにつれて不純物濃度が低くなるような不純物濃度分布を形成することにより、不純物含有絶縁膜51の上面51A側に位置する不純物含有絶縁膜51のエッチングレートを不純物含有絶縁膜51の中心付近に位置する部分の不純物含有絶縁膜51のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。これにより、不純物含有絶縁膜51の上面51Aの近傍に位置する部分の貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を従来(90度に近い角度)よりも小さく(具体的には、45度以下)することができる。
上記不純物のドーピングには、例えば、イオン注入装置を用いることができる。また、不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。また、不純物としてPを用いた場合のイオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。
貫通部53−1,53−2は、第1の抵抗体14上に配置された部分の不純物含有絶縁膜51を貫通するように形成されている。貫通部53−1,53−2は、貫通部53−1,53−2の下端から貫通部53−1,53−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部53−1の側面53−1Aには、第1の抵抗体14と接触する配線パターン21が配設されている。貫通部53−2の側面53−2Aには、第1の抵抗体14と接触する配線パターン23が配設されている。貫通部53−1,53−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aの上端との交点Jと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aの下端との交点Jとを結ぶ直線Jの長さの値が不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aの上端との交点Jと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aの下端との交点Jとを結ぶ直線Jの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部53−1,53−2の側面53−1A,53−2Aに形成された部分の配線パターン21,23の断線を防止することができる。
貫通部54−1,54−2は、第1の抵抗体15上に配置された部分の不純物含有絶縁膜51を貫通するように形成されている。貫通部54−1,54−2は、貫通部54−1,54−2の下端から貫通部54−1,54−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部54−1の側面54−1Aには、第1の抵抗体15と接触する配線パターン22が配設されている。貫通部54−2の側面54−2Aには、第1の抵抗体15と接触する配線パターン24が配設されている。貫通部54−1,54−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aの上端との交点Kと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aの下端との交点Kとを結ぶ直線Kの長さの値が不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aの上端との交点Kと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aの下端との交点Kとを結ぶ直線Kの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部54−1,54−2の側面54−1A,54−2Aに形成された部分の配線パターン22,24の断線を防止することができる。
貫通部55−1,55−2は、第2の抵抗体16上に配置された部分の不純物含有絶縁膜51を貫通するように形成されている。貫通部55−1,55−2は、貫通部55−1,55−2の下端から貫通部55−1,55−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部55−1の側面55−1Aには、第2の抵抗体16と接触する配線パターン21が配設されている。貫通部55−2の側面55−2Aには、第2の抵抗体16と接触する配線パターン22が配設されている。貫通部55−1,55−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aの上端との交点Oと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aの下端との交点Oとを結ぶ直線Oの長さの値が不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aの上端との交点Oと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aの下端との交点Oとを結ぶ直線Oの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部55−1,55−2の側面55−1A,55−2Aに形成された部分の配線パターン21,22の断線を防止することができる。
貫通部56−1,56−2は、第2の抵抗体17上に配置された部分の不純物含有絶縁膜51を貫通するように形成されている。貫通部56−1,56−2は、貫通部56−1,56−2の下端から貫通部56−1,56−2の上端に向かうにつれて幅広形状とされている。貫通部56−1の側面56−1Aには、第2の抵抗体17と接触する配線パターン24が配設されている。貫通部56−2の側面56−2Aには、第2の抵抗体17と接触する配線パターン23が配設されている。貫通部56−1,56−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aの上端との交点Nと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aの下端との交点Nとを結ぶ直線Nの長さの値が不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aの上端との交点Nと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aの下端との交点Nとを結ぶ直線Nの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるため、貫通部56−1,56−2の側面56−1A,56−2Aに形成された部分の配線パターン23,24の断線を防止することができる。
本実施の形態の半導体圧力センサによれば、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの上端との交点J,K,N,Oと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの下端との交点J,K,N,Oとを結ぶ直線J,K,N,Oの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材)を形成することが可能となるため、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
図18〜図22は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図である。図18〜図22において、第2の実施の形態の半導体圧力センサ50と同一構成部分には同一符号を付す。また、図18〜図22では、先に説明した図16に示す第1の抵抗体15、貫通部54−1,54−2、交点K,K、及び直線Kを図示することは困難なため、これらの図示を省略する。
図18〜図22を参照して、第2の実施の形態の半導体圧力センサ50の製造方法について説明する。始めに、第1の実施の形態で説明した図4及び図5に示す工程の処理を行うことにより、半導体基板37に第1及び第2の抵抗体14〜17及び絶縁膜39を形成する。
次いで、図18に示す工程では、図5に示す構造体に設けられた絶縁膜39の上面39A側から絶縁膜39の上半分に不純物をドーピングして、不純物含有絶縁膜51を形成する(不純物含有絶縁膜形成工程)。絶縁膜39にドーピングする不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。不純物をドーピングする装置としては、例えば、イオン注入装置を用いることができる。不純物としてPを用いた場合のイオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。また、不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。不純物含有絶縁膜51の厚さM3は、例えば、1μmとすることができる。不純物含有絶縁膜51の厚さM3が1μmの場合、不純物をドーピングする深さD1は、例えば、0.5μmとすることができる。
このように、絶縁膜39の上面39A側から絶縁膜39の上半分に不純物をドーピングして不純物含有絶縁膜51を形成することにより、不純物濃度の分布が不純物含有絶縁膜51の上面51A側が高く、不純物含有絶縁膜51の中心に向かうにつれて低くなるため、不純物含有絶縁膜51の上面51A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜51のエッチングレートを不純物含有絶縁膜51の中心付近に位置する部分の不純物含有絶縁膜51のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。
次いで、図19に示す工程では、不純物含有絶縁膜51上に複数の開口部41Aを有したレジスト膜41を形成する(レジスト膜形成工程)。開口部41Aは、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の形成位置に対応する部分の不純物含有絶縁膜51の上面51Aを露出するように形成する。レジスト膜41は、不純物含有絶縁膜51をウエットエッチングして、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2を形成するためのマスクである。
次いで、図20に示す工程では、レジスト膜41をマスクとするウエットエッチングにより、第1及び第2の抵抗体14〜17が露出するまで不純物含有絶縁膜51をエッチングして、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2を形成する(貫通部形成工程)。
このように、不純物含有絶縁膜51の上面51A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜51のエッチングレートが不純物含有絶縁膜51の中心付近に位置する部分の不純物含有絶縁膜51のエッチングレートよりも大きい不純物含有絶縁膜51をウエットエッチングして貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2を形成することにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aをなだらかな傾斜面にすることが可能となる。
また、貫通部形成工程では、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの上端との交点J,K,N,Oと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの下端との交点J,K,N,Oとを結ぶ直線J,K,N,Oの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2を形成する。
このように、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの上端との交点J,K,N,Oと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの下端との交点J,K,N,Oとを結ぶ直線J,K,N,Oの長さの値を不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度を45度以下にすることができる。
次いで、図21に示す工程では、図20に示すレジスト膜41を除去する。次いで、図22に示す工程では、図21に示す構造体の上面側を覆うように金属膜43を形成する(金属膜形成工程)。金属膜43は、パターニングされることにより、配線パターン21〜24となる膜である。金属膜43としては、例えば、Al膜を用いることができる。金属膜43としてAl膜を用いた場合、金属膜43は、例えば、スパッタ法により形成する。金属膜43としてAl膜を用いた場合、不純物含有絶縁膜51の上面51Aにおける金属膜43の厚さは、例えば、0.5μmとすることができる。
このように、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度が45度以下とされた貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに金属膜43を形成することにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに十分な厚さ(配線パターン21〜24が断線しない厚さ)の金属膜43を形成することが可能となる。これにより、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに形成される配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
その後、第1の実施の形態で説明した図11〜図13に示す工程と同様な処理を行い、配線パターン21〜24、保護膜26、ダイアフラム11、及びダイアフラム支持体12を形成することで、図5及び図6に示すような半導体圧力センサ50が製造される。
本実施の形態の半導体圧力センサの製造方法によれば、不純物濃度の分布が不純物含有絶縁膜51の上面51A側が高く、不純物含有絶縁膜51の厚さ方向の中心に向かうにつれて低くなる不純物含有絶縁膜51をウエットエッチングして、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの上端との交点J,K,N,Oと、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aの下端との交点J,K,N,Oとを結ぶ直線J,K,N,Oの長さの値が不純物含有絶縁膜51の厚さM3の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2を形成することで、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aと不純物含有絶縁膜51の下面51Bとが成す角度が45度以下になるため、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに十分な厚さの金属膜43(配線パターン21〜24の母材)を形成することが可能となるので、貫通部53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2の側面53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
(第3の実施の形態)
図23〜図28は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図であり、図29は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの平面図である。図23〜図28は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面により半導体圧力センサ60を切断したときの断面図である。図23〜図29において、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図29では、説明の便宜上、保護膜26の図示を省略する。
図23〜図28を参照するに、第3の実施の形態の半導体圧力センサ60は、第1の実施の形態の半導体圧力センサ10に設けられた不純物含有絶縁膜19の代わりに不純物含有絶縁膜61を設けた以外は半導体圧力センサ10と同様に構成される。
不純物含有絶縁膜61は、ダイアフラム11の上面11A、第1及び第2の抵抗体14〜17の上面の一部、及びダイアフラム支持体12の上面12Aを覆うように設けられている。不純物含有絶縁膜61には、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2が形成されている。不純物含有絶縁膜61は、絶縁膜と、絶縁膜にドーピングされた不純物とから構成されている。不純物含有絶縁膜61は、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに対応する部分の絶縁膜にのみ不純物がドーピングされている。つまり、不純物含有絶縁膜61は、絶縁膜に対して部分的に不純物がドーピングされた膜である。不純物を絶縁膜にドーピングするときの深さは、例えば、絶縁膜の厚さと略等しくなるように設定することができる。
不純物含有絶縁膜61の厚さM4は、例えば、1μmとすることができる。不純物含有絶縁膜61の厚さM4が1μmの場合、不純物をドーピングする深さは、例えば、1.0μmとすることができる。不純物含有絶縁膜61を構成する絶縁膜としては、例えば、酸化膜を用いることができる。上記絶縁膜として酸化膜用いた場合、絶縁膜は、例えば、熱酸化法やCVD法等の方法により形成することができる。不純物がドーピングされた部分の不純物含有絶縁膜61の不純物濃度は、不純物含有絶縁膜61の上面61A側が高く、不純物含有絶縁膜61の下面61B側に向かうにつれて低くなるように設定されている。
このように、不純物含有絶縁膜61の上面61A側の不純物濃度が高く、不純物含有絶縁膜61の下面61B側に向かうにつれて不純物濃度が低くなるような不純物濃度分布を形成することにより、不純物含有絶縁膜61の上面61A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートを不純物含有絶縁膜61の下面61B側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。これにより、第1及び第2の抵抗体14〜17の上面に設けられた部分の配線パターン21〜24と、不純物含有絶縁膜61の上面61Aに形成された部分の配線パターン21〜24との間に位置する貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aをゆるやかな傾斜面とすることができる。
上記絶縁膜にドーピングする不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。また、不純物をドーピングする装置としては、例えば、イオン注入装置を用いることができる。不純物としてPを用いた場合、イオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。また、不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。
図23、図24、及び図29を参照するに、貫通部71−1,71−2は、第1の抵抗体14上に配置された部分の不純物含有絶縁膜61を貫通するように形成されている。貫通部71−1,71−2は、第1の抵抗体14の上面の一部を露出している。貫通部71−1,71−2は、貫通部71−1,71−2の下端から貫通部71−1,71−2の上端に向かうにつれて幅広となるような形状とされている。
貫通部71−1は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面71−1Aと、側面71A−1と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面71B−1とを有する。貫通部71−1の側面71−1A及び底面には、B方向に引き出された配線パターン21が設けられている。貫通部71−1の側面71−1Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部31−1の側面31−1Aと同様な形状とされている。貫通部71−1は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1の側面71−1Aの上端との交点Eと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1の側面71−1Aの下端との交点Eとを結ぶ直線Eの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
貫通部71−2は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面71−2Aと、側面71A−2と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面71B−2とを有する。貫通部71−2の側面71−2A及び底面には、B方向に引き出された配線パターン23が設けられている。貫通部71−2の側面71−2Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部31−2の側面31−2Aと同様な形状とされている。貫通部71−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−2の側面71−2Aの上端との交点Eと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−2の側面71−2Aの下端との交点Eとを結ぶ直線Eの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1,71−2の側面71−1A,71−2Aの上端との交点Eと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1,71−2の側面71−1A,71−2Aの下端との交点Eとを結ぶ直線Eの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部71−1,71−2の側面71−1A,71−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部71−1,71−2の側面71−1A,71−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるので、貫通部71−1,71−2の側面71−1A,71−2Aに形成された部分の配線パターン21,23の断線を防止することができる。
図23、図24、及び図29を参照するに、貫通部72−1,72−2は、第1の抵抗体15上に配置された部分の不純物含有絶縁膜61を貫通するように形成されている。貫通部72−1,72−2は、第1の抵抗体15の上面の一部を露出している。貫通部72−1,72−2は、貫通部72−1,72−2の下端から貫通部72−1,72−2の上端に向かうにつれて幅広となるような形状とされている。
貫通部72−1は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面72−1Aと、側面72A−1と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面72B−1とを有する。貫通部72−1の側面72−1A及び底面には、A方向に引き出された配線パターン22が設けられている。貫通部72−1の側面72−1Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部32−1の側面32−1Aと同様な形状とされている。貫通部72−1は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−1の側面72−1Aの上端との交点Fと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−1の側面72−1Aの下端との交点Fとを結ぶ直線Fの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
貫通部72−2は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面72−2Aと、側面72A−2と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面72B−2とを有する。貫通部72−2の側面71−2A及び底面には、A方向に引き出された配線パターン24が設けられている。貫通部72−2の側面72−2Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部32−2の側面32−2Aと同様な形状とされている。貫通部72−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−2の側面72−2Aの上端との交点Fと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−2の側面72−2Aの下端との交点Fとを結ぶ直線Fの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−1,72−2の側面72−1A,72−2Aの上端との交点Fと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部72−1,72−2の側面72−1A,72−2Aの下端との交点Fとを結ぶ直線Fの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部72−1,72−2の側面72−1A,72−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部72−1,72−2の側面72−1A,72−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるので、貫通部72−1,72−2の側面72−1A,72−2Aに形成された部分の配線パターン21,23の断線を防止することができる。
図25、図26、及び図29を参照するに、貫通部73−1,73−2は、第2の抵抗体16上に配置された部分の不純物含有絶縁膜61を貫通するように形成されている。貫通部73−1,73−2は、第2の抵抗体16の上面の一部を露出している。貫通部73−1,73−2は、貫通部73−1,73−2の下端から貫通部73−1,73−2の上端に向かうにつれて幅広となるような形状とされている。
貫通部73−1は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面73−1Aと、側面73A−1と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面73B−1とを有する。貫通部73−1の側面73−1A及び底面には、B方向に引き出された配線パターン21が設けられている。貫通部73−1の側面73−1Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部33−1の側面33−1Aと同様な形状とされている。貫通部73−1は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−1の側面73−1Aの上端との交点Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−1の側面73−1Aの下端との交点Hとを結ぶ直線Hの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
貫通部73−2は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面73−2Aと、側面73A−2と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面73B−2とを有する。貫通部73−2の側面73−2A及び底面には、B方向に引き出された配線パターン22が設けられている。貫通部73−2の側面73−2Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部33−2の側面33−2Aと同様な形状とされている。貫通部73−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−2の側面73−2Aの上端との交点Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−2の側面73−2Aの下端との交点Hとを結ぶ直線Hの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−1,73−2の側面73−1A,73−2Aの上端との交点Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部73−1,73−2の側面73−1A,73−2Aの下端との交点Hとを結ぶ直線Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部73−1,73−2の側面73−1A,73−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部73−1,73−2の側面73−1A,73−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるので、貫通部73−1,73−2の側面73−1A,73−2Aに形成された部分の配線パターン21,22の断線を防止することができる。
図27、図28、及び図29を参照するに、貫通部74−1,74−2は、第2の抵抗体17上に配置された部分の不純物含有絶縁膜61を貫通するように形成されている。貫通部74−1,74−2は、第2の抵抗体17の上面の一部を露出している。貫通部74−1,74−2は、貫通部74−1,74−2の下端から貫通部74−1,74−2の上端に向かうにつれて幅広となるような形状とされている。
貫通部74−1は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面74−1Aと、側面74A−1と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面74B−1とを有する。貫通部74−1の側面74−1A及び底面には、A方向に引き出された配線パターン24が設けられている。貫通部74−1の側面74−1Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部34−1の側面34−1Aと同様な形状とされている。貫通部74−1は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−1の側面74−1Aの上端との交点Gと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−1の側面74−1Aの下端との交点Gとを結ぶ直線Gの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
貫通部74−2は、絶縁膜に不純物がドーピングされた領域に形成された側面74−2Aと、側面74A−2と一体的に構成され、絶縁膜に不純物がドーピングされていない領域に形成された側面74B−2とを有する。貫通部74−2の側面74−2A及び底面には、A方向に引き出された配線パターン23が設けられている。貫通部74−2の側面74−2Aは、第1の実施の形態で説明した貫通部34−2の側面34−2Aと同様な形状とされている。貫通部74−2は、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−2の側面74−2Aの上端との交点Gと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−2の側面74−2Aの下端との交点Gとを結ぶ直線Gの長さの値が不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるような形状とされている。
このように、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−1,74−2の側面74−1A,74−2Aの上端との交点Gと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部74−1,74−2の側面74−1A,74−2Aの下端との交点Gとを結ぶ直線Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部74−1,74−2の側面74−1A,74−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度を45度以下にすることが可能となる。これにより、貫通部74−1,74−2の側面74−1A,74−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材となる膜)を形成することが可能となるので、貫通部74−1,74−2の側面74−1A,74−2Aに形成された部分の配線パターン23,24の断線を防止することができる。
本実施の形態の半導体圧力センサによれば、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、ダイアフラム11の上面11Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度が45度以下になるため、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに十分な厚さの金属膜(配線パターン21〜24の母材)を形成することが可能となるので、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
このように、配線パターン21〜24の引き出し方向に対応する部分の貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aのみを、不純物含有絶縁膜61の下面61Bと成す角度とが45度以下になるように構成してもよい。
図30〜図36は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図である。図30〜図36において、第3の実施の形態の半導体圧力センサ60と同一構成部分には同一符号を付す。また、図30〜図36では、先に説明した図24〜図28に示す第2の抵抗体16,17、配線パターン23,24、貫通部71−2,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2、交点G,G,H,H、及び直線G,Hを図示することは困難なため、これらの図示を省略する。
図30〜図36を参照して、第3の実施の形態の半導体圧力センサ60の製造方法について説明する。始めに、第1の実施の形態で説明した図4及び図5に示す工程の処理を行うことにより、半導体基板37に第1及び第2の抵抗体14〜17と絶縁膜39を形成する。
次いで、図30に示す工程では、図5に示す構造体に設けられた絶縁膜39上に開口部77Aを有したレジスト膜77を形成する。開口部77Aは、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの形成領域に対応する部分の絶縁膜39の上面39Aを露出するように形成する。
次いで、図31に示す工程では、レジスト膜77を介して、図26に示す構造体に設けられた絶縁膜39の上面39A側から開口部77Aの下方に位置する部分の絶縁膜39全体に不純物をドーピングして、不純物含有絶縁膜61を形成する(不純物含有絶縁膜形成工程)。絶縁膜39にドーピングする不純物としては、例えば、P,B,As等を用いることができる。不純物をドーピングする装置としては、例えば、イオン注入装置を用いることができる。不純物としてPを用いた場合のイオン注入装置の加速電圧は、例えば、80keVを用いることができる。また、不純物としてPを用いた場合の平均の不純物濃度は、例えば、1.0E15atoms/cm2とすることができる。不純物含有絶縁膜61の厚さM4は、例えば、1μmとすることができる。
このように、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの形成領域に対応する部分の絶縁膜39に不純物をドーピングして不純物含有絶縁膜61を形成することにより、不純物濃度の分布が不純物含有絶縁膜61の上面61A側が高く、不純物含有絶縁膜61の下面61B側に向かうにつれて低くなるため、不純物含有絶縁膜61の上面61A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートを不純物含有絶縁膜61の下面61B側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートよりも大きくすることが可能となる。
次いで、図32に示す工程では、図31に示す構造体に設けられたレジスト膜77を除去する。次いで、図33に示す工程では、不純物含有絶縁膜61上に複数の開口部41Aを有したレジスト膜41を形成する(レジスト膜形成工程)。開口部41Aは、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の形成位置に対応する部分の不純物含有絶縁膜61の上面61Aを露出するように形成する。レジスト膜41は、不純物含有絶縁膜61をウエットエッチングして、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2を形成するためのマスクである。
次いで、図34に示す工程では、レジスト膜41をマスクとするウエットエッチングにより、第1及び第2の抵抗体14〜17が露出するまで不純物含有絶縁膜61をエッチングして、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2を形成する(貫通部形成工程)。
このように、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの形成領域に対応する部分に不純物がドーピングされた不純物含有絶縁膜61をウエットエッチングして、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2を形成することにより、不純物含有絶縁膜61の上面61A側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートが不純物含有絶縁膜61の下面61B側に位置する部分の不純物含有絶縁膜61のエッチングレートよりも大きくなるため、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aをなだらかな傾斜面にすることが可能となる。
また、貫通部形成工程では、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aを形成する。
このように、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくすることにより、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度を45度以下にすることができる。
次いで、図35に示す工程では、図34に示すレジスト膜41を除去する。次いで、図36に示す工程では、図31に示す構造体の上面側を覆うように金属膜79を形成する(金属膜形成工程)。金属膜79は、パターニングされることにより、配線パターン21〜24となる膜である。金属膜79としては、例えば、Al膜を用いることができる。金属膜79としてAl膜を用いた場合、金属膜79は、例えば、スパッタ法により形成することができる。金属膜79としてAl膜を用いた場合、不純物含有絶縁膜61の上面61Aにおける金属膜79の厚さは、例えば、0.5μmとすることができる。
このように、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度が45度以下とされた貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに金属膜79を形成することにより、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに十分な厚さ(配線パターン21〜24が断線しない厚さ)の金属膜79を形成することが可能となるため、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
その後、第1の実施の形態で説明した図11〜図13に示す工程と同様な処理を行って、配線パターン21〜24、保護膜26、ダイアフラム11、及びダイアフラム支持体12を形成することで、半導体圧力センサ60が製造される。
本実施の形態の半導体圧力センサの製造方法によれば、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの形成領域に対応する部分に不純物がドーピングされた不純物含有絶縁膜61をウエットエッチングして、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの上端との交点E,F,G,Hと、半導体基板37の上面37Aと直交する面と貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aの下端との交点E,F,G,Hとを結ぶ直線E〜Hの長さの値を不純物含有絶縁膜61の厚さM4の値の√2倍よりも大きくなるように貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2を形成することにより、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aと不純物含有絶縁膜61の下面61Bとが成す角度が45度以下になるため、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに十分な厚さの金属膜79(配線パターン21〜24の母材)を形成することが可能となるので、貫通部71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2の側面71−1A,71−2A,72−1A,72−2A,73−1A,73−2A,74−1A,74−2Aに形成された部分の配線パターン21〜24の断線を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、第1〜第3の実施の形態の半導体圧力センサ10,50,60では、絶縁膜39に不純物をドーピングした不純物含有絶縁膜19,51,61に貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2,53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2,71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2を形成した場合を例に挙げて説明したが、不純物がドーピングされていない絶縁膜39に貫通部31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2,53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2,71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2と同様な形状とされた貫通部を形成してもよい。
本発明は、ダイアフラムの上面側に設けられた抵抗体と、ダイアフラム及び抵抗体の上面に設けられ、抵抗体の上面の一部を露出する貫通部を有した絶縁膜と、貫通部に露出された部分の抵抗体の上面から絶縁膜の上面に亘って設けられた配線パターンと、を備えた半導体圧力センサ及びその製造方法に適用できる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その2)である。 図1及び図2に示す半導体圧力センサの平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その4)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その5)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その6)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その7)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その8)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その9)である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その10)である。 図9に示す構造体の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その2)である。 図15及び図16に示す半導体圧力センサの平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その3)である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その4)である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その5)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その4)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その5)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの断面図(その6)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その1)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その3)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その4)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その5)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その6)である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体圧力センサの製造工程を示す図(その7)である。 従来の半導体圧力センサの断面図である。 図37に示す半導体圧力センサの断面図である 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その1)である。 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その2)である。 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その3)である。 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その4)である。 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その5)である。 従来の半導体圧力センサの製造工程を示す図(その6)である。
符号の説明
10,50,60 半導体圧力センサ
11 ダイアフラム
11A,12A,19A,37A,39A,51A,61A 上面
12 ダイアフラム支持体
14,15 第1の抵抗体
16,17 第2の抵抗体
19,51,61 不純物含有絶縁膜
19B,37B,51B,61B 下面
21〜24 配線パターン
26 保護膜
31−1,31−2,32−1,32−2,33−1,33−2,34−1,34−2,53−1,53−2,54−1,54−2,55−1,55−2,56−1,56−2,71−1,71−2,72−1,72−2,73−1,73−2,74−1,74−2 貫通部
31−1A,31−2A,32−1A,32−2A,33−1A,33−2A,34−1A,34−2A,53−1A,53−2A,54−1A,54−2A,55−1A,55−2A,56−1A,56−2A,71−1A,71−1B,71−2A,71−2B,72−1A,72−1B,72−2A,72−2B,73−1A,73−1B,73−2A,73−2B,74−1A,74−1B,74−2A,74−2B 側面
37 半導体基板
41,77 レジスト膜
41A,77A 開口部
43,79 金属膜
D1 深さ
E〜H,J,K,N,O 直線
,E,F,F,G,G,H,H,J,J,K,K,N,N,O,O, 交点
M1〜M4 厚さ

Claims (9)

  1. ダイアフラムと、
    前記ダイアフラムの上面側に設けられた抵抗体と、
    前記ダイアフラム及び前記抵抗体の上面に設けられ、前記抵抗体の上面の一部を露出する貫通部を有した絶縁膜と、
    前記貫通部に露出された部分の前記抵抗体の上面から前記絶縁膜の上面に亘って設けられた配線パターンと、を備えた半導体圧力センサであって、
    前記ダイアフラムの上面と直交する面と前記貫通部の側面の上端との交点と、前記ダイアフラムの上面と直交する面と前記貫通部の側面の下端との交点とを結ぶ直線の長さの値を、前記絶縁膜の厚さの値の√2倍よりも大きくしたことを特徴とする半導体圧力センサ。
  2. ダイアフラムと、
    前記ダイアフラムの上面側に設けられた抵抗体と、
    前記ダイアフラム及び前記抵抗体の上面に設けられ、前記抵抗体の上面の一部を露出する貫通部を有した絶縁膜と、
    前記貫通部に露出された部分の前記抵抗体の上面から前記絶縁膜の上面に亘って設けられた配線パターンと、を備えた半導体圧力センサであって、
    前記配線パターンのうち少なくとも前記抵抗体の上面から前記配線パターンの引き出し方向に延在する部分の前記配線パターンが配置される部分の前記貫通部の側面は、前記ダイアフラムの上面と直交する面と前記貫通部の側面の上端との交点と、前記ダイアフラムの上面と直交する面と前記貫通部の側面の下端との交点とを結ぶ直線の長さの値が前記絶縁膜の厚さの値の√2倍よりも大きくなるような形状であることを特徴とする半導体圧力センサ。
  3. 前記絶縁膜は、不純物を含有しており、
    前記不純物の濃度は、前記絶縁膜の上面側の方が前記絶縁膜の下面側よりも高いことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体圧力センサ。
  4. 前記絶縁膜の上面と前記配線パターンとを覆う保護膜を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか一項記載の半導体圧力センサ。
  5. ダイアフラムと、前記ダイアフラムの上面側に設けられた抵抗体と、前記抵抗体と電気的に接続された配線パターンと、を備えた半導体圧力センサの製造方法であって、
    前記ダイアフラムの母材となる半導体基板の上面側に抵抗体を形成する抵抗体形成工程と、
    前記抵抗体及び前記半導体基板の上面を覆う絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    前記絶縁膜の上面側から前記絶縁膜に前記不純物をドーピングして、前記絶縁膜及び前記不純物よりなる不純物含有絶縁膜を形成する不純物含有絶縁膜形成工程と、
    前記貫通部の形成領域に対応する部分の前記不純物含有絶縁膜の上面を露出する開口部を有したレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と、
    前記レジスト膜をマスクとするウエットエッチングにより、前記抵抗体が露出するまで前記不純物含有絶縁膜をエッチングして前記貫通部を形成する貫通部形成工程と、
    前記レジスト膜を除去後に、前記貫通部に露出された部分の前記不純物含有絶縁膜及び前記抵抗体と、前記不純物含有絶縁膜の上面とを覆うように金属膜を形成する金属膜形成工程と、
    前記金属膜をパターニングして前記配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、を含むことを特徴とする半導体圧力センサの製造方法。
  6. 前記貫通部形成工程では、前記半導体基板の上面と直交する面と前記貫通部の側面の上端との交点と、前記半導体基板の上面と直交する面と前記貫通部の側面の下端との交点とを結ぶ直線の長さの値が前記絶縁膜の厚さの値の√2倍よりも大きくなるように、前記貫通部を形成することを特徴とする請求項5記載の半導体圧力センサの製造方法。
  7. 前記不純物含有絶縁膜形成工程では、前記半導体基板に前記不純物がドーピングされないように、前記絶縁膜に前記不純物をドーピングすることを特徴とする請求項5又は6記載の半導体圧力センサの製造方法。
  8. 前記不純物含有絶縁膜形成工程では、前記絶縁膜の全体に前記不純物をドーピングすることを特徴とする請求項5ないし7のうち、いずれか一項記載の半導体圧力センサの製造方法。
  9. 前記不純物含有絶縁膜形成工程では、前記配線パターンのうち少なくとも前記抵抗体の上面から前記配線パターンの引き出し方向に延在する部分の前記配線パターンが配置される前記貫通部の側面が形成される部分の前記絶縁膜のみに前記不純物をドーピングすることを特徴とする請求項5ないし7のうち、いずれか一項記載の半導体圧力センサの製造方法。
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