JP2009051235A - 車両用フードの跳ね上げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパの配置スペースを別途特別に必要とすることなく、また、振動を受けてもバタつくことがなく、しかもフードを損傷させることなくその跳ね上げ量を規制できるようにする。
【解決手段】ピストン34を有し、このピストン34を衝撃センサにより車両と被衝突物との衝突が検出されるのに基いて上昇させてフロントフード18またはフードブラケット50に当接させることによりフロントフード18の後部側を跳ね上げるアクチュエータ30と、ベースブラケット40に中間アーム60と同軸的に回動自在に支持されると共にフードブラケット50と中間アーム60との軸支部より後方でフードブラケット50に回動自在に支持され、フードの跳ね上げ時にその跳ね上げ量を規制するストッパ61とを具備する。
【選択図】図9

Description

本発明は、車両用フードの跳ね上げ装置に係り、詳しくは歩行者との衝突時に車両のフードを持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し歩行者への衝撃を低減する技術に関する。
近年、歩行者(被衝突物)との衝突を想定し車両前部のフードに衝撃吸収機構を備え、歩行者の安全面を考慮した車両が開発されている。
例えば、歩行者との衝突時にフードの後側を持ち上げることでエンジンルーム内の空間を確保し、歩行者が当該フードと衝突した際にエンジン等の固い部品に当たらないようにする技術がある。
具体的には、フードの車両後側の両端部分において、一端が車体側、他端がフード側に支持されたリンク部材を設け、当該リンク部材をロック部材により通常時は車体側に固定し、歩行者衝突時にはアクチュエータを作動させてロック部材のロックを解除するとともにアクチュエータによりフードを跳ね上げる構成が開示されている。
ところで、アクチュエータによるフードの跳ね上げ時には、跳ね上げが終了しても、フードはその後も慣性力によって上方への回動を継続し、どこまでも回動しようとする。
そこで、フードの回動を所定量に規制するためのストッパ機構を備えるようにしている。このストッパ機構としては、車体側にブラケットを取り付け、このブラケット内にケーブルを収納してその先端部をブラケットから上方に引き出してフードに固定的に接続するものが知られている。
歩行者との衝突時には、アクチュエータが作動してフードが跳ね上げられるが、このときには、ストッパ機構のケーブルがブラケットから引き出され、所定量引き出されることによりピーンと張った状態になってフードの回動が停止されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第2005/0257980号明細書抜粋
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、ストッパ機構をフード跳ね上げ機構の外部に設けるため、ストッパ機構の設置スペースが専用に必要になりコンパクト化できないという不都合がある。
また、ケーブルの一部はブラケットの上端部から外部に食み出した状態になっているため、食み出した部分が振動を受けることによりバタついて騒音の原因になっている。
また、ストッパ機構のケーブルの張りによってフードを急激に停止させるため、フードに強い衝撃が作用し、フードを損傷させてしまう虞があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ストッパの設置スペースを別途特別に必要とすることなく、また、振動を受けてもバタつくことがなく、しかもフードを損傷させることなくその跳ね上げ量を規制できるようにする車両用フードの跳ね上げ装置を提供することにある。
上記解題を解決するため、請求項1記載の発明は、車両の前部に設けられたフードと、前記フードの後部に設けられたフード側取付部材、及び車体側に設けられた車体側取付部材と、前記車体側取付部材に一端部側、前記フード側取付部材に他端部側がそれぞれ回動自在に支持された連結部材と、前記車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、作動部を有し、この作動部を前記衝突検出手段により前記車両と被衝突物との衝突が検出されるのに基いて上昇させて前記フードまたは前記フード側取付部材に当接させることにより前記フードの後部側を跳ね上げるアクチュエータと、前記車体側取付部材に前記連結部材と同軸的に回動自在に支持されると共に前記フード側取付け部材と前記連結部材との軸支部より後方で前記フード側取付部材に回動自在に支持され、前記フードの跳ね上げ時にその跳ね上げ量を規制するストッパとを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記ストッパと前記車体側取付部材との第1支持部と、前記ストッパと前記フード側取付部材との第2支持部との間の距離は、前記フードの通常開放時は前記フードの全閉時と略同じであるともに、前記フードの跳ね上げ時には前記フードの全閉時より長くなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2において、前記ストッパはその他端部側に長孔を有し、この長孔内に挿入される支持ピンを介して前記フード側取付部材に回動自在に支持されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、前記ストッパは板状部材であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかにおいて、前記ストッパは両端部と中途部との間に段差を有するように折曲形成されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれかにおいて、前記ストッパは中途部に長手方向に沿って長孔を形成したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれかにおいて、前記ストッパは中途部に長手方向に沿って幅狭部を形成したことを特徴とする。
本発明によれば、ストッパの一端部側を車体側取付部材、他端部側をフード側取付部材にそれぞれ回動自在に支持して取り付けて連結部材の隣側部に位置させるため、連結部材の隣側部をストッパの配置スペースとして利用でき、コンパクト化が可能となるとともに、振動を受けてもガタツクことがなく騒音を低減できる。
また、ストッパは、ベース側取付部材とフード側取付部材との間に予め組み込まれるため、製造ラインにおいてはストッパの取付工程を特別に必要とすることがなく、製造工程を簡略化できる。
また、フード側取付部材とストッパとの支持部が、フード側取付部材と中間部材との支持部よりも後方に配置されるので、フードの跳ね上げ時には、車体側取付部材と中間部材とストッパとの支持部(中間部材とストッパとを同軸支持)、フード側取付部材と中間部材との支持部、フード側取付部材とストッパとの軸支部の3点で三角形を形成し、より確実にフードの跳ね上げ量を調整、及び規制することができる。
また、フードの通常開放時には、ストッパの第1支持部と第2支持部との間の距離はフードの全閉時と変わらないので、フードの通常の開閉作業ではストッパに負荷がかからず、ストッパの耐久性を向上させると共に、支持部の磨耗による振動音の発生を抑制することができる。
また、ストッパはフードの跳ね上げ時には、支持ピンを介して衝撃を受けると、変形しながらフードの跳ね上げ速度を徐々に減速させて停止させるため、フードに対し強い衝撃を与えることなく停止させることができ、フードにダメージを与えることがない。
また、誤動作等により跳ね上げられたフードを初期位置に戻す場合には、支持ピンがストッパの長孔に沿って移動するため、ストッパがフードの戻し動作を妨げることがなく、フードを容易に初期位置に戻すことができる。
さらに、ストッパはフードの通常開閉動作時には、他の部材と摺接することがなく、ノイズの発生を防止することができる。
また、車両が歩行者ではなく、他の車両や、構造物などに強く衝突して車体の前部側がクラッシュしてフードが後退した場合には、連結部材とストッパとによってフードの後退を規制することができ、前面ガラスへの突き当たりを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るフード跳ね上げ装置を備えた車両を示すものである。
車両1の車体前部にはエンジンルーム2が形成され、車体前部の両側面にはそれぞれフロントフェンダ4,6が配設されている。車両1の車体前端部の車幅方向両端にはヘッドランプ8,10が配設され、このヘッドランプ8,10の下方には車幅方向に延びたフロントバンパ12が設けられている。
フロントバンパ12内には歩行者(被衝突物)との衝突を検知可能な衝撃センサ14(衝突検出手段)が設けられ、この衝撃センサ14は車両1に備えられているECU16と電気的に接続されている。ECU16は、図示しない車速センサ等の各種センサ類や各種装置等と電気的に接続されており、各種センサ類からの各情報に基づき各種装置を制御する機能を有している。
エンジンルーム2の上面には、開閉可能なフロントフード18(フード)が設けられている。フロントフード18は、全閉時にはフロントフード18の前端に設けられたストライカ18aがフロントバンパ12の上部に設けられたラッチ12aにより固定され、通常の開放時には後端の車幅方向両側部分にそれぞれ設けられたフード跳ね上げ機構20,22を支点として上方に開放する構成をなしている。この場合、フード跳ね上げ機構20,22は、従来のフードヒンジ機構の役割を果たす。
図2は車両左側に設けられたフード跳ね上げ機構20を車両内側から見た状態を示す側面図で、図3及び図4はフード跳ね上げ機構20を異なる方向から見た斜視図である。
なお、車両右側に設けられるフード跳ね上げ機構22も同様の構成をなしている。
フード跳ね上げ機構20は、車体側に固定されるアクチュエータ30及びベースブラケット(車体側取付部材)40、また、フロントフード18に固定されるフードブラケット(フード側取付部材)50、このフードブラケット50及びベースブラケット40を連結する中間アーム(連結部材)60、フードブラケット50の跳上量を規制する板状のストッパアーム(ストッパ)61、さらに中間アーム60に設けられるロックレバー70から構成されている。
上記したアクチュエータ30は筒形状をなしており、車両上下方向を軸方向として車体側に固定され、フロントフェンダ4の内側面に配設されている。アクチュエータ30は筒形状の外形部32の内部に、同軸方向に延びる棒形状のピストン(作動部)34、及び当該ピストン34の下方に位置して設けられた所謂火薬式のインフレータ36を備えた構成をなしている。
なお、ピストン34は上端部分を外形部32より上側に突出させた状態で備えられている。そして、アクチュエータ30はECU16と電気的に接続されており、ECU16からの信号に応じてインフレータ36を作動させてピストン34を上方に押し出すようになっている。
上記したベースブラケット40は、車体側平面部に当接する板部材であり、ボルト(図示しない)により車体に固定されている。ベースブラケット40の後端には上方に延出したヒンジ部44が形成されている。
フードブラケット50は、フロントフード18の下面と当接した板部材であり、ボルト(図示しない)によりフロントフード18に固定されている。当該フードブラケット50の車両前端にはヒンジ部54が形成されている。
中間アーム60は、後端がベースブラケット40のヒンジ部44に支持ピン62を介して、前端がフードブラケット50のヒンジ部54に支持ピン64を介して回動自在に支持されている。つまり、中間アーム60は一端が車体側に、他端がフロントフード18側に支持されており、支持ピン62、64を支点として上下方向に回動自在である。
ストッパアーム61は、後端がベースブラケット40のヒンジ部44に支持ピン62を介して中間アーム60と同軸的に回動自在に支持(第1支持部)されると共に、フードブラケット50と中間アーム60との軸支部(支持ピン64)より車両前後方向の後方で、前端が上記フードブラケット50に支持ピン65を介して回動自在に支持(第2支持部)されている。即ち、ストッパアーム61は中間アーム60の隣側部のデットスペースに配置されている。ストッパアーム61の第2支持部側には図5及び図6にも示すようにその長手方向に沿って長孔61aが形成され、この長孔61a内に支持ピン65が挿入されている。この支持ピン65は、ストッパアーム61の長孔61a内に沿ってスライド移動できるようになっている。
以上のように構成されたフード跳ね上げ機構20は、車両が所定車速以上で走行していたときに例えば歩行者と衝突し、衝撃センサ14により歩行者との衝突が検出された場合には、ECU16からアクチュエータ30に所定の信号が送られ、アクチュエータ30が作動することでフロントフード18を跳ね上げるものである。
以下、このように構成された車両フードの跳ね上げ装置の作用について図7乃至図11に基づいて説明する。
まず、フロントフード18が全閉状態では、フード跳ね上げ機構20は図2〜図4に示すようにロックレバー70のフック部70aがフードブラケット50のロックピン72に係合されてロックされている。
そして、車両1前端のラッチ12aを解除しフロントフード18を通常の開放した場合には、図7、図8に示すように、フード跳ね上げ機構20はロックレバー70のフック部70aとフードブラケット50のロックピン72とが係合されていることで、ベースブラケット40後端のヒンジ部44において支持ピン62を支点として中間アーム60、ストッパアーム61がフードブラケット50、即ちフロントフード18と一体に車両上方向へと回動する。
尚、フロントフード18の通常開閉作業をする際には、ストッパアーム61は中間アーム60と一体に回動するので、フロントフード18の全閉状態のときも開放状態のときも、ストッパアーム61の第1支持部と第2支持部との間の距離は略同じである。
一方、車両1が所定車速以上での走行中に、衝撃センサ14により歩行者との衝突が検出されると、ECU16からアクチュエータ30に所定の信号が送られる。
当該信号を受けたアクチュエータ30はインフレータ36を作動させ、図9〜図11に示すようにピストン34が上方に押し出される。このとき、フロントフード18は全閉状態であり、ピストン34が上方に押し出されることで、ピストン34の上端面部がロックレバー70の受け片部(図示しない)と接触してこれを押し上げる。これにより、ロックレバー70が捻りバネ(図示しない)の付勢力に抗して回動し、そのフック部70aがロックピン72から外れてロックが解除される。さらにピストン34が押し上げられてその上端面がフードブラケット50の下面側と接触すると、このとき、すでにロックレバー70のロックが解除されていることから、フロントフード18の後部側はフードブラケット50を介してピストン34により跳ね上げられる。
詳しくは、フロントフード18の先端はラッチ12aにより固定されており、ピストン34によりフードブラケット50が上方への力を受けると、中間アーム60及びストッパアーム61がベースブラケット40に対して支持ピン62を支点にして回動するとともに、フードブラケット50が中間アーム60に対して支持ピン64を中心に回動して、フロントフード18の後部側が上方へと跳ね上げられる。そして、支持ピン62と支持ピン64と支持ピン65で三角形を形成する。このフロントフード18の跳ね上げによりストッパアーム61は、支持ピン62介した第1支持部と、支持ピン65を介した第2支持部との間で引張力が発生し、その引張り力に抗して、フロントフード18の跳ね上げ量を規制しする。具体的には支持ピン65を介して第2支持部に力を受けるとその方向に変形し、フロントフード18の跳ね上げ速度を徐々に減速させて停止させる。
このようにフロントフード18の後部側が跳ね上げられて停止させれることで、フロントフード18とエンジンルーム2内に設けられているエンジン等の各種装置との空間が拡がり、歩行者がフロントフード18に衝突した際の衝撃を低減させることができる。
また、支持ピン64と支持ピン65との距離を変更するだけで、フロントフード18の後部側が跳ね上げ量を調整することもできる。
次に、車両が歩行者ではなく、他の車両や、構造物などに強く衝突した場合について説明する。
この場合には、上記したと同様にしてフロントフード18が跳ね上げられることは勿論であるが、フロントフード18は、車体の前部側がクラッシュすることにより折れ曲がった状態で後退し、図12に示す前面ガラス80に突き当たろうとする。
しかしながら、このときには、支持ピン62と支持ピン64と支持ピン65で三角形を形成しているので中間アーム60が圧縮方向の力を受けるととともに、ストッパアーム61が引張方向の力を受けることにより、フロントフード18の後退が規制される。これにより、フロントフード18が前面ガラス80に突き当たることが防止され、ドライバーの安全が確保される。
上記したように、この実施の形態によれば、板状のストッパアーム61をその一端部側をベースブラケット40、他端部側をフードブラケット50にそれぞれ回動自在に支持して取り付けるため、中間アームの隣側部のデットスペースをストッパの配置スペースとして利用でき、コンパクト化が可能となるとともに、振動を受けてもガタツクことがなく騒音を低減できる。
また、ストッパアーム61は、ベースブラケット40とフードブラケット50との間に予め組み込まれるため、製造ラインにおいてはストッパアーム61の取付工程を特別に必要とすることがなく、製造工程を簡略化できる。
また、ストッパアーム61のフロントフード18の跳ね上げ時に、支持ピン65を介して力を受けると、変形しながら跳ね上げ速度を徐々に減速させてフロントフード18を停止させるため、フロントフード18に対し強い衝撃を与えることなく停止させることができ、フードにダメージを与えることがない。
また、誤動作等により跳ね上げられたフロントフード18を初期位置に戻す場合には、支持ピン65がストッパアーム61の長孔61aに沿って移動するため、ストッパアーム61がフロントフード18の戻し動作を妨げることがなく、フロントフード18を容易に初期位置に戻すことができる。
さらに、ストッパアーム61はフロントフード18の通常開閉動作時には、他の部材と摺接することがなく、ノイズの発生を防止することができる。
また、車両が歩行者ではなく、他の車両や、構造物などに強く衝突して車体の前部側がクラッシュしてフロントフード18が後退した場合には、中間アーム60とストッパアーム61とによってフロントフード18の後退を規制でき、フロントフード18の前面ガラス80への突き当たりを防止することができる。
図13は、ストッパアームの第1の変形例を示す側面図で、図14はその平断面図である。
このストッパアーム61Aは、両端部と中途部との間に段差61a′を有するように折曲形成され、フロントフード18の跳ね上げ時に、ストッパアーム61Aが支持ピン65を介して引張力を受けると、段差61a′の傾斜角度が緩やかになるように軸方向に変形しながら伸びる。
このストッパアーム61Aによれば、引張力に対しより一層変形し易くすることができ、フロントフード18に対し衝撃を与えることなく、その跳ね上げ量を規制することができる。
図15は、ストッパアームの第2の変形例を示す側面図で、図16はその平断面図である。
このストッパアーム61Bは、その中間部に長手方向に沿って長孔61bを大きく形成し、フロントフード18の跳ね上げ時に、ストッパアーム61Bが支持ピン65を介して引張力を受けると、長孔61bの形成部分を軸方向に変形させながら伸びる。
このストッパアーム61Bによれば、引張力に対しより一層変形し易くすることができ、フロントフード18に対し衝撃を与えることなく、その跳ね上げ量を規制することができる。
図17は、ストッパアームの第3の変形例を示す側面図で、図18はその平断面図である。
このストッパアーム61Cは、その中間部を両端部よりも幅狭に形成し、フロントフード18の跳ね上げ時に、ストッパアーム61Cが支持ピン65を介して引張力を受けると、その幅狭部61cを軸方向に変形させながら伸びる。
このストッパアーム61Cによっても、引張力に対しより一層変形し易くすることができ、フロントフード18に対し衝撃を与えることなく、その跳ね上げ量を規制することができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の一実施の形態である車両用フードの跳ね上げ装置を搭載する車両を示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置を示す側面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置を示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置を異なる角度から示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置に用いられるストッパアームを示す側面図。 図5のストッパアームを示す平断面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置のフロントフードの通常開放動作時における状態を示す側面図。 図7の車両用フードの跳ね上げ装置を示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置のフロントフード跳ね上げ時における動作を示す側面図。 図9の車両用フードの跳ね上げ装置を示す斜視図。 図9の車両用フードの跳ね上げ装置を異なる角度から示す斜視図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置の車両が構造物などに強く衝突した場合における動作を示す側面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置に用いられるストッパアームの第1の変形例を示す側面図。 図13のストッパアームを示す平断面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置に用いられるストッパアームの第2の変形例を示す側面図。 図15のストッパアームを示す平断面図。 図1の車両用フードの跳ね上げ装置に用いられるストッパアームの第3の変形例を示す側面図。 図17のストッパアームを示す平断面図。
符号の説明
1…車両、14…衝撃センサ(衝突検出手段)、18…フロントフード(フード)、30…アクチュエータ、34…ピストン(作動部)、40…ベースブラケット(車体側取付部材)、50…フードブラケット(フード側取付部材)、60…中間アーム(連結部材)、61a…長孔、62,64…支持ピン、61,61A,61B,61C…ストッパアーム(ストッパ)、61a′…段差、61b…長孔、61c…幅狭部。

Claims (7)

  1. 車両の前部に設けられたフードと、
    前記フードの後部に設けられたフード側取付部材、及び車体側に設けられた車体側取付部材と、
    前記車体側取付部材に一端部側、前記フード側取付部材に他端部側がそれぞれ回動自在に支持された連結部材と、
    前記車両と被衝突物との衝突を検出する衝突検出手段と、
    作動部を有し、この作動部を前記衝突検出手段により前記車両と被衝突物との衝突が検出されるのに基いて上昇させて前記フードまたは前記フード側取付部材に当接させることにより前記フードの後部側を跳ね上げるアクチュエータと、
    前記車体側取付部材に前記連結部材と同軸的に回動自在に支持されると共に前記フード側取付け部材と前記連結部材との軸支部より後方で前記フード側取付部材に回動自在に支持され、前記フードの跳ね上げ時にその跳ね上げ量を規制するストッパと
    を具備することを特徴とする車両用フードの跳ね上げ装置。
  2. 前記ストッパと前記車体側取付部材との第1支持部と、前記ストッパと前記フード側取付部材との第2支持部との間の距離は、前記フードの通常開放時は前記フードの全閉時と略同じであるともに、前記フードの跳ね上げ時には前記フードの全閉時より長くなる
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  3. 前記ストッパはその他端部側に長孔を有し、この長孔内に挿入される支持ピンを介して前記フード側取付部材に回動自在に支持されることを特徴とする請求項2記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  4. 前記ストッパは板状部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  5. 前記ストッパは両端部と中途部との間に段差を有するように折曲形成されたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  6. 前記ストッパは中途部に長手方向に沿って長孔を形成したことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
  7. 前記ストッパは中途部に長手方向に沿って幅狭部を形成したことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか記載の車両用フードの跳ね上げ装置。
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