JP2009050787A - 空気浄化触媒および空気浄化触媒製造方法および空気浄化材および空気浄化材製造方法 - Google Patents

空気浄化触媒および空気浄化触媒製造方法および空気浄化材および空気浄化材製造方法 Download PDF

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純 稲垣
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Abstract

【課題】従来の空気浄化触媒は、触媒温度が約200℃以上でないと触媒性能を発揮できないという課題があった。また、従来の空気浄化触媒に多く用いられている白金族の金属は希少資源であるため、希少資源保護の面からも、これら白金族触媒の代替触媒の開発が求められている。
【解決手段】本発明の空気浄化触媒3は、金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする空気浄化触媒3である。これにより、少なくともコバルトとマンガンと銀とを含む3種以上の金属元素からなるので、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒3となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気中に含まれる臭気成分や有害成分を酸化分解することができる空気浄化触媒およびその製造方法、また、前記空気浄化触媒を基材に担持した空気浄化材およびその製造方法に関する。
従来、この種の空気浄化触媒は、特許文献1に開示されているように、白金に代表される白金族元素が非常に多く用いられている。また、この種の空気浄化材は、メタルハニカム担体などの基材に無機酸化物をウォッシュコートし、前記無機酸化物の層上に白金などを担持したものが用いられている。
特開2001−340434号公報
このような従来の空気浄化触媒は、触媒温度が約200℃以上でないと触媒性能を発揮できないという課題があった。
触媒を200℃以上に加熱するには多くのエネルギーを必要とするだけでなく、触媒温度が高いときにはそこを通過した直後の空気はかなりの高温となるため、一般家庭で用いられるような家電製品に搭載するには不向きであった。
また、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、オスミウムといった白金族の金属は希少資源であるため、希少資源保護の面からも、これら白金族触媒の代替触媒の開発が求められている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒とその製造方法、および、前記空気浄化触媒を担持した空気浄化材とその製造方法を提供することを目的としている。
本発明の空気浄化触媒は、金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする触媒である。これにより、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒を提供することができる。
また、本発明の空気浄化触媒製造方法は、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含有する溶液を、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化触媒製造方法である。これにより、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒製造方法を提供することができる。
また、本発明の空気浄化材は、少なくともコバルトとマンガンと銀とを含む空気浄化触媒を基材に担持したことを特徴とする空気浄化材である。これにより、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化材を提供することができる。
また、本発明の空気浄化材製造方法は、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含有する溶液に基材を含浸して余剰液を除去した後、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化材製造方法である。これにより、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化材製造方法を提供することができる。
本発明によれば、触媒の構成元素に白金族元素を含まず、かつ、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒とその製造方法、および、前記空気浄化触媒を担持した空気浄化材とその製造方法を提供することができる。
本発明の空気浄化触媒を用いることにより、触媒を200℃以上に加熱する必要がないため省エネになるだけでなく、触媒付近を通過した直後の空気が高温となることを抑えることができるため、家電製品などにも適用することが可能となる。
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなることを特徴とする空気浄化触媒である。
これにより、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒となるので、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒となる。
本発明の請求項2に記載の発明は、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素の酸化物であることを特徴とする空気浄化触媒である。
これにより、少なくとも酸化コバルトと酸化マンガンとを含む3種以上の酸化物の混合物、もしくは、コバルトとマンガンとを含む3種以上の複合酸化物からなる空気浄化触媒を得ることができるので、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒となる。
本発明の請求項3に記載の発明は、前記金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする空気浄化触媒である。
これにより、少なくともコバルトとマンガンと銀とを構成元素に含む空気浄化触媒となるので、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒となる。
本発明の請求項4に記載の発明は、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンを含有する溶液を、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化触媒製造方法である。
この製造方法により、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒を得ることができる。
また、ここに示す溶液は、ハンドリング性やコストの面から水溶液であることが好ましいが、溶液が均一である限り、アルコールなど他の溶媒を混合してもよい。
ここで、金属イオンの対アニオンとしては、硝酸イオン、酢酸イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、シュウ酸イオン、リン酸イオン、塩化物イオンなどが考えられるが、焼成工程でガスとして除去しやすい硝酸イオン、酢酸イオンを用いることが好ましい。
本発明の請求項5に記載の発明は、前記焼成温度が、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンが酸化する温度以上であることを特徴とする空気浄化触媒製造方法である。
この製造方法により、酸化コバルトと酸化マンガンとを含む3種以上の酸化物の混合物、もしくは、コバルトとマンガンとを含む3種以上の複合酸化物からなる空気浄化触媒を得ることができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、前記金属イオンが少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含むことを特徴とする空気浄化触媒製造方法である。
この製造方法により、少なくともコバルトとマンガンと銀とを含む空気浄化触媒を得ることができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒を基材に担持したことを特徴とする空気浄化材である。
これにより、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒を担持した基材となるので、触媒温度が200℃以下でも、基材を通過した臭気成分や有害成分を酸化分解することができる空気浄化材となる。
また、ここに示す基材とは、触媒を担持することができる構造体のことであり、材質としてはセラミック、金属、または、ガラスなど、耐熱性を有するものが好ましい。基材の形状には特に限定はないが、圧力損失の低いハニカム形状などが好ましい。
また、基材上には除去したい臭気成分や有害成分を吸着することができる活性炭、アルミナなどの多孔性無機酸化物、または、ゼオライトなど、吸着剤が担持されていてもよい。
本発明の請求項8に記載の発明は、前記空気浄化触媒が、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素の酸化物であることを特徴とする空気浄化材である。
これにより、少なくとも酸化コバルトと酸化マンガンとを含む3種以上の酸化物の混合物、もしくは、コバルトとマンガンとを含む3種以上の複合酸化物からなる空気浄化触媒を担持した基材となるので、触媒温度が200℃以下でも、基材を通過した臭気成分や有害成分を酸化分解することができる空気浄化材となる。
本発明の請求項9に記載の発明は、前記金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする空気浄化材である。
これにより、少なくともコバルトとマンガンと銀とを構成元素に含む空気浄化触媒を担持した基材となるので、触媒温度が200℃以下でも、基材を通過した臭気成分や有害成分を酸化分解することができる空気浄化材となる。
本発明の請求項10に記載の発明は、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンを含有する溶液に基材を含浸して余剰液を除去した後、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化材製造方法である。
この製造方法により、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒を担持した空気浄化材を得ることができる。
また、この製造方法は、金属の硝酸塩または酢酸塩などを溶解した溶液に、基材を含浸した後に焼成するだけという簡便な製造方法であり、空気浄化触媒をあらかじめ調製しておく必要がないため、製造工程の簡略化、製造時間の短縮という効果もある。
本発明の請求項11に記載の発明は、前記焼成温度が、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンが酸化する温度以上であることを特徴とする空気浄化材製造方法である。
この製造方法により、少なくとも酸化コバルトと酸化マンガンとを含む3種以上の酸化物の混合物、もしくは、コバルトとマンガンとを含む3種以上の複合酸化物からなる空気浄化触媒を担持した空気浄化材を得ることができる。
また、この製造方法は、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンを含有する溶液に基材を含浸した後、金属イオンを基材上で酸化するため、金属イオン同士が近接して粒子成長してしまうことが少なく、生成した酸化物をより小さな粒子で、かつ、高分散に担持させることができる。
本発明の請求項12に記載の発明は、前記金属イオンが少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含むことを特徴とする空気浄化材製造方法である。
この製造方法により、少なくともコバルトとマンガンと銀とを構成元素に含む空気浄化触媒を担持した空気浄化材を得ることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明するが、以下の解釈に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
本発明に記載の空気浄化触媒の材料に用いた硝酸コバルト六水和物、硝酸マンガン六水和物、および硝酸銀について、熱重量分析による重量変化を測定し、重量変化曲線の接線の交点を酸化温度とした。その重量変化曲線を図1に示す。
次に、硝酸コバルト六水和物と硝酸マンガン六水和物と硝酸銀とをモル比で1:1:1となるように調製した水溶液について、前述の方法で酸化温度を求めた。その重量変化曲線を図2に示す。
図1より、硝酸コバルト六水和物、硝酸マンガン六水和物、および、硝酸銀の酸化温度はそれぞれ、217℃、178℃、350℃であり、異なる酸化温度を有していることがわかった。ところが、図2より、硝酸コバルト六水和物、硝酸マンガン六水和物、および、硝酸銀を水溶液として混合してから加熱すると、酸化温度がただ一点(285℃)になることがわかった。このことから、硝酸コバルト六水和物と硝酸マンガン六水和物と硝酸銀とを混合した溶液は285℃以上で焼成することにより、コバルトとマンガンと銀との複合酸化物触媒、もしくは、酸化コバルトと酸化マンガンと酸化銀との混合酸化物が生成することがわかった。ただし、実際に空気浄化材を製造する際には焼成炉内の温度バラツキなどを考慮して、溶液の酸化温度より30℃〜50℃程度高い温度で焼成するのが好ましい。
次に、硝酸コバルト六水和物、硝酸マンガン六水和物、および、硝酸銀の酸化温度をふまえて、セラミックペーパーをコルゲート加工したハニカム構造体1(30mm×30mm×t10mm)への、コバルトとマンガンと銀との酸化物触媒の担持を行った。
(Co/Mn/Ag空気浄化材の作製)イオン交換水32.50gに硝酸コバルト六水和物を4.922g、硝酸マンガン六水和物の50wt%水溶液を9.71g、硝酸銀を2.874g加えて攪拌し、これをCo/Mn/Ag溶液(仕込みCo/Mn:Agモル比=1:1:1)とした。ハニカム構造体1をCo/Mn/Ag溶液に3分間含浸した後、余剰液を除去し、室温で5分間通風乾燥後、350℃で2時間焼成することにより得られたサンプルをCo/Mn/Ag空気浄化材とした。ここで、Co/Mn/Ag空気浄化材の触媒担持量は0.0227g/cm3であった。
また、Co/Mn/Ag空気浄化材の図を図3(a)に、Co/Mn/Ag空気浄化材の表面を拡大した触媒担持状態の概念図を図3(b)に示す。図3(b)に示すように、ハニカム表面2には酸化コバルトと酸化マンガンと酸化銀との混合物、もしくは、コバルトとマンガンと銀との複合酸化物からなる空気浄化触媒3が担持されている。金属イオンが溶解している溶液にハニカム構造体1を含浸した後、金属イオンをハニカム構造体1上で酸化するため高分散に担持させることができる。
(Co/Mn空気浄化材の作製)イオン交換水13.0gに硝酸コバルト六水和物を7.483g、硝酸マンガン六水和物の50wt%水溶液を29.53g加えて攪拌し、これをCo/Mn溶液とした(仕込みCo/Mnモル比=1:2)。ハニカム構造体1をCo/Mn溶液に3分間含浸した後、余剰液を除去し、室温で5分間通風乾燥後、350℃で2時間焼成することにより得られたサンプルをCo/Mn空気浄化材とした。ここで、Co/Mn空気浄化材の触媒担持量は0.0272g/cm3であった。
なお、Co/Mn空気浄化材の触媒担持状態の概念断面図は、Co/Mn/Ag空気浄化材と同様だと考えられるため省略する。
(Co空気浄化材の作製)イオン交換水18.62gに硝酸コバルト六水和物を11.384g加えて攪拌し、これをCo溶液とした。ハニカム構造体1をCo溶液に3分間含浸した後、余剰液を除去し、室温で5分間通風乾燥後、350℃で2時間焼成した。同様の操作をもう一度繰り返し、これにより得られたCoサンプルを空気浄化材とした。ここで、Co空気浄化材の触媒担持量は0.0249g/cm3であった。
なお、Co空気浄化材の触媒担持状態の概念断面図は、Co/Mn/Ag空気浄化材と同様だと考えられるため省略する。
(Mn空気浄化材の作製)イオン交換水7.82gに硝酸マンガン六水和物の50wt%水溶液を22.18g加えて攪拌し、これをMn溶液とした。ハニカム構造体1をMn溶液に3分間含浸した後、余剰液を除去し、室温で5分間通風乾燥後、350℃で2時間焼成することにより得られたサンプルをMn空気浄化材とした。ここで、Mn空気浄化材の触媒担持量は0.0272g/cm3であった。
なお、Mn空気浄化材の触媒担持状態の概念断面図は、Co/Mn/Ag空気浄化材と同様だと考えられるため省略する。
(評価例1)
実施例1で製造したCo/Mn/Ag空気浄化材、Co/Mn空気浄化材、Co空気浄化材、Mn空気浄化材について、アセトアルデヒドの分解性能を評価した。その試験方法を図4に示す。
内径20mmのガラス管4の中に、直径20mmにカットした空気浄化材5を入れ、空気浄化材5の中心付近のセルに熱電対6を差し込み、空気浄化材5の表面温度を測定できるようにし、それを空気浄化材5が中心にくるように加熱管状炉7にセットした。
アセトアルデヒド濃度が約50ppmで純空気ベースのガスボンベ8から、マスフローコントローラー9を介して500mL/minでアセトアルデヒドを流し、空気浄化材5を通過してきた空気中の一酸化炭素(CO)と二酸化炭素(CO2)の濃度をCO計10およびCO2計11を用いて測定し、アセトアルデヒド分解率を算出した。
ここで、アセトアルデヒド分解率の算出方法は以下のとおりである。
アセトアルデヒドの化学式がCH3CHOであることから、アセトアルデヒドが1ppm分解すると、COとCO2合わせて2ppm生成することになる。したがって、もしアセトアルデヒドが50ppmすべて分解すると、COとCO2合わせて100ppm生成することになるので、COとCO2合わせて100ppm生成したときをアセトアルデヒド分解率100%とした。
Co/Mn/Ag空気浄化材、および、Co/Mn空気浄化材について、空気浄化材5の表面温度が120℃のときの、前述の方法で算出したアセトアルデヒド分解率を表1に示す。
Figure 2009050787
評価例1におけるアセトアルデヒド分解性能評価試験結果の表1に示すように、空気浄化材5の表面温度が120℃のときには、Co/Mn/Ag空気浄化材が最も高いアセトアルデヒド分解率を示すことがわかった。これは、CoとMnとAgとからなる複合酸化物が不安定な構造を有することにより、触媒として高活性な状態で存在しているものと考えられる。
本発明の空気浄化触媒は、金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含む3種以上の金属元素からなることを特徴とする空気浄化触媒となるので、触媒温度が200℃以下でも触媒活性を示す空気浄化触媒を提供することができるので有用である。
本発明の実施例1における各触媒材料の重量変化曲線の図 本発明の実施例1におけるCo/Mn/Ag溶液の重量変化曲線の図 (a)本発明の実施例1におけるCo/Mn/Ag空気浄化材の図、(b)本発明の実施例1におけるCo/Mn/Ag空気浄化材表面を拡大した触媒担持状態の概念図 評価例1におけるアセトアルデヒド分解性能評価試験の試験方法を示す図
符号の説明
1 ハニカム構造体
2 ハニカム表面
3 空気浄化触媒
4 ガラス管
5 空気浄化材
6 熱電対
7 加熱管状炉
8 ガスボンベ
9 マスフローコントローラー
10 CO計
11 CO2

Claims (12)

  1. 少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなることを特徴とする空気浄化触媒。
  2. 少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素の酸化物であることを特徴とする請求項1に記載の空気浄化触媒。
  3. 金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化触媒。
  4. 少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンを含有する溶液を、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化触媒製造方法。
  5. 焼成温度が、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンが酸化する温度以上であることを特徴とする請求項4に記載の空気浄化触媒製造方法。
  6. 金属イオンが少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の空気浄化触媒製造方法。
  7. 少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素からなる空気浄化触媒を基材に担持したことを特徴とする空気浄化材。
  8. 空気浄化触媒が、少なくともコバルトとマンガンとを含む3種以上の金属元素の酸化物であることを特徴とする請求項7に記載の空気浄化材。
  9. 金属元素が少なくともコバルトとマンガンと銀とを含むことを特徴とする請求項7または8に記載の空気浄化材。
  10. 少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンを含有する溶液に基材を含浸して余剰液を除去した後、乾燥、次いで、焼成することを特徴とする空気浄化材製造方法。
  11. 焼成温度が、少なくともコバルトイオンとマンガンイオンとを含む3種以上の金属イオンが酸化する温度以上であることを特徴とする請求項10に記載の空気浄化材製造方法。
  12. 金属イオンが少なくともコバルトイオンとマンガンイオンと銀イオンとを含むことを特徴とする請求項10または11に記載の空気浄化材製造方法。
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