JP2009050454A - 靴紐保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蝶結びを解かなくとも素早く簡単に靴紐の締め具合が調整可能な靴紐保持具を提供する。
【解決手段】 保持具本体1に靴紐2が2本又は3本通る大きさの中央孔1aを一対設け、これら中央孔1aの両側に靴紐2が1本通る大きさの端孔1b,1cを少なくとも各1個宛設け、各中央孔1aと各端孔1b又は隣り合う複数の端孔1b,1c同士に亘り、靴Sから延出した靴紐2を夫々通して、蝶結び3の蝶部3aが形成されるような配置とすると共に、各端孔1b,1cから各中央孔1aへ靴紐2の両端部2bを夫々通して、蝶結び3のタレ部3bが形成されるような配置とすることにより、保持具本体1を靴Sから離れるように移動させると、蝶結び3の蝶部3aから靴紐2が繰り出されて、その分だけ靴紐2が弛み、この弛み状態から蝶結び3の蝶部3aを引っ張ると、靴Sから延出した靴紐2が蝶結び3の蝶部3aへ繰り込まれて、その分だけ靴紐2が締め付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、靴紐を結ぶ代わりに使用する靴紐保持具に関する。
詳しくは、保持具本体の孔に靴紐を通して蝶結び形状にした靴紐保持具に関する。
従来、この種の靴紐保持具として、板状部材の略中央位置に靴紐が2本通し得る中央孔を設け、この中央孔の両側に略等距離ずつ離して靴紐が1本通し得る孔を少なくとも各1個宛設け、靴から延出した靴紐の両端が2本とも夫々、上記板状部材の表面を廻って両側の孔を外側から靴側へ通り、更に上記板状部材の靴側裏面を廻って上記中央孔の靴側から外へと通すことにより、該中央孔で2本の靴紐が結束され、これら中央孔を通った2本の靴紐を蝶結びするか、又は一つ結び無しの蝶結びすることで靴紐の両端を解け難くしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭49−90344号公報(第1頁、第1−6図)
しかし乍ら、このような従来の靴紐保持具では、中央孔で結束された靴紐の両端を蝶結びするため、靴紐を緩める度に蝶結びを解いて締め直す手間が必要であり、素早く簡単に締め具合を調整できないと共に、この蝶結びは従前通りの結びであるため解ける虞があるという問題があった。
更に、中央孔を通る2本の靴紐は、中央孔を締め具合の調整に伴って夫々同じ向きに移動するため、これら靴紐が弛み易いという問題もあった。
本発明のうち第一の発明は、蝶結びを解かなくとも素早く簡単に靴紐の締め具合が調整可能な靴紐保持具を提供することを目的としたものである。
第二の発明は、第一の発明の目的に加えて、靴紐同士の摩擦抵抗を向上させることを目的としたものである。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の目的に加えて、靴紐を更に容易でしかも確実に締め付けることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち第一の発明は、保持具本体に靴紐が2本又は3本通る大きさの中央孔を一対設け、これら中央孔の両側に靴紐が1本通る大きさの端孔を少なくとも各1個宛設け、各中央孔と各端孔又は隣り合う複数の端孔同士に亘り、靴から延出した靴紐を夫々通すことで、蝶結びの蝶部が形成されるような配置とすると共に、各端孔から各中央孔へ靴紐の両端部を夫々通すことで、蝶結びのタレ部が形成されるような配置としたことを特徴とするものである。
第二の発明は、第一の発明の構成に、前記各中央孔、各端孔のどれかに亘り通した靴紐を、保持具本体の表面上で夫々逆向きに接触するような配置とした構成を加えたことを特徴とする。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の構成に、前記保持具本体とそれを通り抜けた靴紐の両端部との間又はどちらか一方に、靴紐の両端部の挿通方向と逆向きへ移動不能にするタレ戻り防止手段を設けた構成を加えたことを特徴とする。
本発明のうち第一の発明は、保持具本体に靴紐が2本又は3本通る大きさの中央孔を一対設け、これら中央孔の両側に靴紐が1本通る大きさの端孔を少なくとも各1個宛設け、各中央孔と各端孔又は隣り合う複数の端孔同士に亘り、靴から延出した靴紐を夫々通して、蝶結びの蝶部が形成されるような配置とすると共に、各端孔から各中央孔へ靴紐の両端部を夫々通して、蝶結びのタレ部が形成されるような配置とすることにより、保持具本体を靴から離れるように移動させると、蝶結びの蝶部から靴紐が繰り出されて、その分だけ靴紐が弛み、この弛み状態から蝶結びの蝶部を引っ張ると、靴から延出した靴紐が蝶結びの蝶部へ繰り込まれて、その分だけ靴紐が締め付けられる。
従って、蝶結びを解かなくとも素早く簡単に靴紐の締め具合が調整可能な靴紐保持具を提供することができる。
その結果、靴紐を緩める度に蝶結びを解いて締め直す手間が必要な従来のものに比べ、便利でしかも蝶結びが解け難い。
第二の発明は、第一の発明の効果に加えて、各中央孔、各端孔のどれかに亘り通した靴紐を、保持具本体の表面上で夫々逆向きに接触するような配置とすることにより、これら靴紐がその締め具合の調整移動に伴って夫々逆向きに移動する。
従って、靴紐同士の摩擦抵抗を向上させることができる。
その結果、中央孔のみで2本の靴紐が同じ向きに摩擦接触する従来のものに比べ、靴紐の弛み防止機能が格段に向上し、それにより締め直す手間が大幅に省ける。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明の効果に加えて、保持具本体とそれを通り抜けた靴紐の両端部との間又はどちらか一方に、靴紐の両端部の挿通方向と逆向きへ移動不能にするタレ戻り防止手段を設けることにより、靴紐の弛み状態から蝶結びの蝶部を引っ張る際に、タレ戻り防止手段で靴紐の両端部が逆向き移動せず、靴から延出した靴紐のみが蝶結びの蝶部へ繰り込まれて靴紐が締め付けられる。
従って、靴紐を更に容易でしかも確実に締め付けることができる。
その結果、操作性に優れ、誰にでも簡単に締め具合を調整できる。
本発明の靴紐保持具Aの実施形態は、図1〜図11に示す如く、主に靴Sの腰革(クォーター:quarter又はアイレット・タブ)S1及び舌革(tongue)S2に沿って足幅方向へ配置される保持具本体1と、この保持具本体1の孔へ通すために、上記腰革S1の鳩目(アイレット:eyelet)S3を通って延出される靴紐2とからなる。
上記保持具本体1は、例えば硬質合成樹脂、金属などの材料で変形不能な板状やシート状などに形成するか、又は軟質合成樹脂、ゴム、皮などの材料で変形可能な板状やシート状などに形成するか、若しくは複数の部材を相互に連結することでその厚さ方向へ変形可能な一連の板状やシート状などに形成し、その長手方向の略中央位置には、上記靴紐2が2本又は3本通る大きさの中央孔1aを一対設け、これら中央孔1aの長手方向両側には、該靴紐2が1本通る大きさの端孔を少なくとも各1個宛設けている。
即ち、これら一対の大径な各中央孔1aを挟んで長手方向両側に、小径な端孔1bを各1個宛設けるか、又は小径な端孔1b,1cを適宜間隔毎に各2個宛設けか、若しくは各3個以上宛設ける。
この各中央孔1a及び各端孔1b又は1cの配置例としては、両中央孔1aの開設位置の延長線上に各端孔1b又は1cを開設して、これら全てを上記保持具本体1の長手方向へ略一直線状に配置することが多い。
それ以外の配置例としては、両中央孔1aの開設位置の延長方向(保持具本体1の長手方向)と交差するように各端孔1b,1cを夫々開設して配置することも可能である。
このような各中央孔1a及び各端孔1b,1cの形状及び大きさは、それら挿通する靴紐2の断面形状やその外径寸法によって異なる。
例えば靴紐2として断面円形の丸紐を使用する場合には、孔形状が丸形となって略同径か又は丸紐よりも若干大径に形成し、断面長方形の平紐を使用する場合には、孔形状を丸形でも良いが、それ以外に矩形や三角形や多角形などにすることも可能であり、その大きさも靴紐2が通過し得る寸法であれば良い。
そして、これら各中央孔1aと各端孔1bに亘り、上記靴Sの鳩目S3を通って延出した靴紐2の中途部2aを夫々弛ませながら通すか、又は隣り合う複数の端孔1b,1c同士に亘り、該靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを夫々弛ませながら通すことで、蝶結び3の蝶部3aが形成されるようなバランス配置とすると共に、これら各端孔1b又は1cから各中央孔1aへ靴紐2の両端部2bを夫々が突出するように通すことで、蝶結び3のタレ部3bが形成されるようなバランス配置としている。
この際、上記各中央孔1a、各端孔1b又は隣り合う複数の端孔1b,1cのどれかに亘り通した靴紐2は、保持具本体1の表面上やいずれかの孔内で、夫々逆向きに接触するように配置することにより、これら靴紐2をその締め具合の調整移動に伴って夫々逆向きに移動させることが好ましく、更にこれら接触し合う靴紐2が長くなるようにすることが好ましい。
その具体例として、各端孔1b又は1cから延出した靴紐2の両端部2bを、これら各端孔1b,1cとは反対側に配置される各中央孔1aへ向け靴紐2を通して、蝶結び3のタレ部3bが形成されるようにすることが好ましい。
更に、上記保持具本体1と、それを通り抜けた靴紐2の両端部2bとの間又はどちらか一方には、図10に示す如く、靴紐2の両端部2bの挿通方向と逆向きへ移動不能にするタレ戻り防止手段4を設けることが好ましい。
また、上記保持具本体1には、各中央孔1a及び各端孔1b,1cと、それを挿通した靴紐2との摩擦抵抗が増大するように係止手段(図示せず)を設けて、靴紐2が移動し難くなるようにすることや、これら各中央孔1a及び各端孔1b,1cを挿通した靴紐2の一部又は全部が覆われるようにカバー手段(図示せず)を、該保持具本体1に対して着脱自在又は開閉自在若しくは一体的に取り付けることにより、靴紐2の移動防止を図りながら外観の向上を図ることも可能である。
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1は、図1(a)(b)及び図2に示す如く、前記保持具本体1の略中央位置に靴紐2が2本通る大きさの中央孔1aを足幅方向(図面では左右方向)へ一対設け、これら各中央孔1aを挟んで足幅方向両側に、小径な端孔1b,1cを適宜間隔毎に各2個宛略一列に設け、これら各端孔1b,1c同士に亘り、前記靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを夫々弛ませながら通すことで、蝶結び3の蝶部3aが形成されるようにした場合を示すものである。
上記保持具本体1は、図示例の場合、変形不能な帯板状に形成しているが、その形状は図1(a)(b)に示すもの以外に、例えば図3〜5に示すように形成することも可能である。
図3に示す保持具本体1は、その外形状の変形例であり、保持具本体1の長手方向両端へ向けてそれと直行する足長方向(図1(a)では上下方向)へ徐々に狭くなるように形成することにより、例えばスニーカーなどの運動靴に使用してもデザイン的に違和感が無いようにしている。
図4に示す保持具本体1は、各中央孔1a及び各端孔1b,1cに対して挿通した靴紐2との摩擦抵抗が増大するように、各中央孔1a及び各端孔1b,1cの孔形状を丸形以外にした変形例であり、図示例の場合には三角形にして、これに伴って保持具本体1の外形状も保持具本体1の長手方向両端へ向けて尖るようにしている。
また図示例以外に、各中央孔1a及び各端孔1b,1cの孔形状を矩形や多角形などに変えたり、それに対応して保持具本体1の外形状を変えることも可能である。
図5に示す保持具本体1は、各中央孔1a及び各端孔1b,1cに対して靴紐2を挿通し易くするために、これら各中央孔1a及び各端孔1b,1cの一部を開口させた変形例であり、図示例の場合には各中央孔1a及び各端孔1b,1cに、該開口部1dとしてその孔径よりも狭いが靴紐2は通し得るスリットを夫々形成している。
また図示例以外に、各中央孔1a及び各端孔1b,1cに該スリットよりも大きな開口部1dを夫々形成して、これら開口部1dから靴紐2を挿通した後に各開口部1dを閉じる閉鎖手段を保持具本体1に対して開閉自在に取り付けることも可能である。
更に、このような保持具本体1に対する靴紐2の通し方として図示例の場合には、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、先ず各中央孔1aに導いてその靴側から外へ向け夫々通した後、長手方向外側に配置された各第二端孔1cに靴Sの外から靴側へ向けて夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら内側の各第一端孔1bに靴側から外へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成され、最後にこれら内側の各第一端孔1bから延出した靴紐2の両端部2bを、反対側に配置される各中央孔1aに外から靴側へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3のタレ部3bが形成されるようにしている。
上記靴紐2の通し方は、図示例以外に例えば図6〜8に示すように通すことも可能である。
図6に示す靴紐2の通し方は、靴紐2を各中央孔1aから内側の各第一端孔1bに導いてその外から靴側から外へ向け夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら外側の各第二端孔1cに靴側から外へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成される例である。
図7に示す靴紐2の通し方は、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、先ず内側の各第一端孔1bに導いてその靴側から外へ向け夫々通した後、この外側の各第二端孔1cに外から靴側へ向けて夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら各中央孔1aに靴側から外へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成され、最後に各中央孔1aから延出した靴紐2の両端部2bを、同じ側に配置される各中央孔1aにその靴側から外へ向けて夫々通した後、反対側に配置される各中央孔1aに外から靴側へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3のタレ部3bが形成される例である。
図8に示す靴紐2の通し方は、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、先ず外側の各第二端孔1cに導いてその靴側から外へ向けて夫々通した後、内側の各第一端孔1bに外から靴側へ向けて夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら同じ側に配置される各中央孔1aに靴側から外へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成され、最後にこれら同じ側の各中央孔1aから延出した靴紐2の両端部2bを、反対側に配置される各中央孔1aに外から靴側へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3のタレ部3bが形成される例である。
次に、斯かる靴紐保持具Aの使用方法及び作用効果について説明する。
先ず、図1(a)(b)と図2及び図6〜8に示すように保持具本体1が靴紐2で靴Sに装着された状態において、保持具本体1を摘んで靴Sの腰革S1から離れるように移動して引き離すと、蝶結び3の蝶部3aとして蓄えられた靴紐2が靴側へ繰り出されて、その繰り出された分だけ靴紐2の締め具合が弛む。
それにより、靴Sの履き替えが容易になる。
また、このような靴紐2の弛み状態において、蝶結び3の蝶部3aを夫々摘んで、これらを図2及び図6〜8の二点鎖線に示すように足幅方向(図面では左右方向)へ互いに離れるように夫々引っ張ると、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aが蝶結び3の蝶部3aへ繰り込まれて、その繰り込まれた分だけ靴紐2が締め付けられる。
それにより、蝶結び3を解かなくとも素早く簡単に靴紐2の締め具合を調整できる。
特に図1(a)(b)及び図2に示す例のように、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、各中央孔1aから外側の各第二端孔1cを介して内側の各第一端孔1bへ向け夫々通すと共に、これら内側の各第一端孔1bから延出した靴紐2の両端部2bを、反対側に配置される各中央孔1aへ向け夫々通すと、靴Sから各中央孔1aを介して外側の各第二端孔1cへ向かう靴紐2と、内側の各第一端孔1bから反対側の各中央孔1aへ向かう靴紐2とが、各中央孔1aの内部及び保持具本体1の表面上で夫々接触し、これら靴紐2が上述した靴紐2の締め具合の調整移動に伴って夫々逆向きに移動する。
それにより、これら逆向きに接触する靴紐2同士の摩擦抵抗が向上して弛み難くなるという利点がある。
この実施例2は、図9に示す如く、前記各中央孔1aを靴紐2が2本又は3本通る大きさに形成し、この各中央孔1aの両側に各端孔1bを各1個宛設け、これら各中央孔1aと各端孔1bに亘り、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを夫々弛ませながら通すことで、蝶結び3の蝶部3aを形成した構成が、前記図1〜8に示した実施例1とは異なり、それ以外の構成は図1〜8に示した実施例1と同じものである。
図示例の場合には、各中央孔1aを靴紐2が3本通る大きさに形成して、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、先ず各中央孔1aに導いてその靴側から外へ向け夫々通した後、各端孔1bに外から靴側へ向けて夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら各中央孔1aに靴側から外へ向けて夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成され、それから靴紐2の両端部2bを、反対側に配置される各中央孔1aに外から靴側へ向け夫々通すことで、蝶結び3のタレ部3bが形成されるようにしている。
また、図示例以外には、各中央孔1aを靴紐2が2本通る大きさに形成して、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aを、先ず各端孔1bに導いてその靴側から外へ向け夫々通した後、各中央孔1aに外から靴側へ向けて夫々通し、そこで靴紐2を十分に弛ませながら各端孔1bに靴側から外へ向け夫々通すことにより、蝶結び3の蝶部3aが形成され、それから靴紐2の両端部2bを、反対側に配置される各中央孔1aに外から靴側へ向け夫々通すことで、蝶結び3のタレ部3bが形成されるようにすることも可能である。
従って、図6に示す実施例2も、上述した実施例1と同様な作用効果が得られ、更に加えて実施例1よりも保持具本体1を長手方向へコンパクト化できてその分だけ目立ち難くなり、靴Sのデザインに悪影響を与えないという利点がある。
この実施例3は、図10に示す如く、前記保持具本体1とそれを通り抜けた靴紐2の両端部2bとの間又はどちらか一方に、靴紐2の両端部2bの挿通方向と逆向きへ移動不能にするタレ戻り防止手段4を設けた構成が、前記図1〜8に示した実施例1及び前記図9に示した実施例2とは異なり、それ以外の構成は実施例1及び実施例2と同じものである。
図示例の場合には、各中央孔1aを靴側へ通り抜けた靴紐2の両端部2bに対し、タレ戻り防止手段4として該中央孔1aの孔径よりも大きなストッパーを着脱自在に取り付けることで、上述した靴紐2の弛み状態から蝶結び3の蝶部3aを摘んで引っ張る際に、タレ戻り防止手段4により靴紐2の両端部2bが逆向き移動せず、靴Sから延出した靴紐2の中途部2aのみが蝶結び3の蝶部3aへ繰り込まれて靴紐2が締め付けられるようにしている。
また、図示例以外に上記タレ戻り防止手段4を、前記保持具本体1に対して着脱自在又は移動自在に取り付けることも可能である。
従って、図10に示す実施例3は、上述した実施例1及び実施例2と同様な作用効果が得られ、更に加えて実施例1や実施例2よりも、靴紐2を更に容易でしかも確実に締め付けることができて操作性に優れるという利点がある。
この実施例4は、図11(a)(b)に示す如く、前記保持具本体1をその厚さ方向へ変形可能に形成した構成が、前記図1〜図8に示した実施例1、前記図9に示した実施例2及び前記図10に示した実施例3とは異なり、それ以外の構成は実施例1、実施例2及び実施例3と同じものである。
図11(a)に示す保持具本体1′は、複数の板状部材1eに前記各中央孔1a及び各端孔1b,1cを各1個宛設け、これら板状部材1e同士を枢着するなどしてその厚さ方向へ変形可能に連結することで一連の帯状に形成した例である。
図11(b)に示す保持具本体1″は、前記各中央孔1a及び各端孔1b,1cが各1個宛設けられた環状部材(リング)1f同士を夫々連結することで変形可能な一連の帯状に形成した例である。
また、図示例以外には、前記保持具本体1を例えば軟質合成樹脂、ゴム、皮などの材料でその厚さ方向へ変形可能な帯板状に形成することも可能である。
従って、図11(a)(b)に示すような厚さ方向へ変形可能に形成された保持具本体1,1′,1″に靴紐2を通して使用する実施例4は、上述した実施例1、実施例2及び実施例3と同様な作用効果が得られ、更に加えて上述した保持具本体1,1′,1″が靴紐2で靴Sに装着された状態では、該保持具本体1,1′,1″が靴Sの腰革S1などの表面に沿って湾曲変形するため、実施例1〜3よりも靴Sに馴染んで目立ち難くなり、靴Sのデザインに悪影響を与えないという利点がある。
尚、図示例では、各中央孔1a及び各端孔1b又は1cの配置例として、両中央孔1aの開設位置の延長線上に各端孔1b又は1cを開設して、これら全てを上記保持具本体1の長手方向へ略一直線状に配置したが、これに限定されず、両中央孔1aの開設位置の延長方向(保持具本体1の長手方向)と交差するように各端孔1b,1cを夫々配置しても良い。
更に図示例では、靴Sとしてビジネスタイプの紳士靴の場合を示したが、これに限定されず、例えばスニーカーなどの運動靴や婦人靴や子供靴など、靴紐2の締め具合を調整するものであれば、他の形状の靴であっても良い。
また、保持具本体1を靴Sと別個に設けたが、これに限定されず、保持具本体1を靴Sの腰革S1や舌革S2などに一体に形成したり、連絡部材(図示せず)を介して保持具本体1と靴Sを一体的に連結しても良い。
従って、これらの場合も上述した実施例1〜4と同様な作用効果が得られる。
本発明の靴紐保持具の実施例1を示し、(a)が平面図であり、(b)が(a)の(1B)−(1B)線に沿える縦断面図である。 靴紐の通し方を説明するための縦断面図である。 保持具本体の変形例を示す平面図である。 保持具本体の変形例を示す平面図である。 保持具本体の変形例を示す平面図である。 靴紐の通し方の変形例を説明するための縦断面図である。 靴紐の通し方の変形例を説明するための縦断面図である。 靴紐の通し方の変形例を説明するための縦断面図である。 本発明の靴紐保持具の実施例2を示し、靴紐の通し方を説明するための縦断面図である。 本発明の靴紐保持具の実施例3を示し、靴紐の通し方を説明するための縦断面図である。 本発明の靴紐保持具の実施例4を示し、(a)が保持具本体のみの斜視図であり、(b)が保持具本体のみの平面図である。
符号の説明
A 靴紐保持具 S1 腰革
S2 舌革 S3 鳩目
1,1′,1″ 保持具本体 1a 中央孔
1b 第一端孔 1c 第二端孔
1d 開口部 1e 板状部材
1f 環状部材 2 靴紐
2a 中途部 2b 両端部
3 蝶結び 3a 蝶部
3b タレ部 4 タレ戻り防止手段

Claims (3)

  1. 保持具本体の孔に靴紐を通して蝶結び形状にした靴紐保持具において、
    前記保持具本体に靴紐が2本又は3本通る大きさの中央孔を一対設け、これら中央孔の両側に靴紐が1本通る大きさの端孔を少なくとも各1個宛設け、各中央孔と各端孔又は隣り合う複数の端孔同士に亘り、靴から延出した靴紐を夫々通すことで、蝶結びの蝶部が形成されるような配置とすると共に、各端孔から各中央孔へ靴紐の両端部を夫々通すことで、蝶結びのタレ部が形成されるような配置としたことを特徴とする靴紐保持具。
  2. 前記各中央孔、各端孔のどれかに亘り通した靴紐を、保持具本体の表面上で夫々逆向きに接触するような配置とした請求項1記載の靴紐保持具。
  3. 前記保持具本体とそれを通り抜けた靴紐の両端部との間又はどちらか一方に、靴紐の両端部の挿通方向と逆向きへ移動不能にするタレ戻り防止手段を設けた請求項1または2記載の靴紐保持具。
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