JP2009050357A - 被服用ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製のばねが折れても、その衝撃でクリップ片やこれとともにばねの破片が飛散するのを防止して安全性の高い被服用ハンガーとした。
【解決手段】ハンガー本体のアームの左右上方にアームと平行でアームと間隙を持つ係止棹をその一端をアームに一体に固定して形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成してクリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させることにより、ばねが折損したときに、クリップ片が係止棹に係止されるようにしてクリップ片およびばねの破片がハンガー本体から飛散することを防止するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被服用ハンガーに係り、特に合成樹脂製のばねが折れたときに、その衝撃でクリップ片が飛散することを防止できる被服用ハンガーの構成に関するものである。
従来、図10〜図12に示す被服用ハンガーが知られている(例えば、特許文献1参照)。図10は正面図、図11はクリップ片の正面図、図12は図10のクリップを設けた位置での縦断面図である。
図10〜図12において、被服用ハンガーHは、合成樹脂製の一体成形されたハンガー本体H1と、このハンガー本体H1のアームH2に摺動可能に支持した2個のクリップPとで構成されている。
ハンガー本体H1は、中央部に吊持用フックH3を、両側に略水平に伸びるアームH2を一体に形成している。
アームH2に摺動可能に支持されたクリップPは、2個の合成樹脂製のクリップ片P1と1個の合成樹脂製の略U字形のばねP2とからなり、同じ形状のクリップ片P1を互いに対向させ、これを略U字形のばねP2の弾性力によりアームH2に組み付けている。
クリップ片P1は、上方にクリップ片P1を操作する操作部P3と、中間にばねP2の端部と係合する係合部P4と、下方に被服を挟持する挟持部P5とを備えている。
被服用ハンガーHがハンガー本体H1、クリップ片P1及びクリップPに使用するばねP2を全て合成樹脂製としているのは、被服をハンガー本体H1に設けたクリップPで挟持した状態で納品する際に、被服に針が残留していないかどうかを金属探知機で検査する必要があり、この検査時に被服用ハンガーH自体が金属探知機に反応しないためである。
そして、クリップ片P1は、成形用金型で製作する際に金型の型抜き用の開口部P6を形成するとともに、金型の型抜きに支障のないように開口部P6の中央に縦方向に細長いばねP2の飛散防止片P7を形成している。
クリップ片P1に飛散防止片P7を設けているのは、クリップPの繰り返し使用時に、合成樹脂製のばねP2が折り返し部分等で折れて飛散し、その折れて飛散する合成樹脂製のばねP2の破片で手や顔等を傷つけることを防止するために、ばねP2の破片がクリップ片P1から周囲に飛散しないようにするためである。
特開2000−41825号公報
従来の合成樹脂製のクリップPでは、合成樹脂製のばねP2が折れた場合、その破片等が開口部P6から周囲に飛散することは防止することができるが、合成樹脂製のばねP2の弾性力により一対のクリップ片P1をハンガー本体H1のアームH2に組み付けている状態であるから、ばねP2が折れてしまうと、クリップ片P1がアームH2から分離して、ばねP2が折れた衝撃で、このクリップ片P1やこれとともにばねP2の破片が周囲に飛散してしまうという問題があり、安全性が充分に高いものとはいえないという問題があった。
本発明は、従来の被服用ハンガーが有していた問題を解決しようとするものであり、ハンガー本体のアームに一体に係止棹を形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成してクリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させることにより、ばねが折損したときに、クリップ片およびばねの破片がハンガー本体から飛散することを防止することを目的としている。
請求項1に係る本発明は、一対のクリップ片と合成樹脂製の略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体に少なくとも2個設けた被服用ハンガーであって、各クリップ片は、上方にクリップ片を操作する操作部と、中間にばねの端部と係合する係合部と、下方に被服を挟持する挟持部と、両側縁に枢支軸に当接して挟持部を開閉させる当接片とを備えており、係合部にばねの端部を係合させてばねの弾性力により一対のクリップ片の挟持部同士が押圧付勢するようしたクリップをハンガー本体に設けた被服用ハンガーにおいて、ハンガー本体はアームの左右方向中間に吊持用フックを設けるとともに、アームの左右上方にアームと平行でアームと間隙を持つ係止棹をその一端をアームに一体に固定して形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、各クリップ片は、両側縁に枢支軸としての係止棹の周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片をばねとの間に隙間を設けた状態で、形成するとともに、バネと当接片との間の左右いずれか一方の隙間に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーである。
請求項3に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、各クリップ片は、両側縁に枢支軸としてのアームの周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片を形成するとともに、垂直中心から外れた内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーである。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の構成に加え、係止棹はクリップの位置がハンガー本体の予め定めた範囲で調節できる水平方向長さとした被服用ハンガーである。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜4のいずれかに係る本発明の構成に加え、係止棹はハンガー本体の端部に一体に固定するとともに、ハンガー本体の中心に向けて水平に形成した被服用ハンガーである。
本発明による作用を以下に説明する。
請求項1に係る本発明の作用は、アームの左右上方にアームと平行でアームと間隙を持つ係止棹をその一端をアームに一体に固定して形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるから、被服の重量をハンガー本体のアーム及び係止棹で受け、仮にばねが折損した場合でも、クリップ片を係止棹で係止することができる。
請求項2に係る本発明の作用は、各クリップ片は、両側縁に枢支軸としての係止棹の周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片をばねとの間に隙間を設けた状態で、形成するとともに、バネと当接片との間の左右いずれか一方の隙間に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるであるから、請求項1に係る本発明の作用と同様な作用を奏する。
請求項3に係る本発明の作用は、請求項1に係る本発明の作用に加え、各クリップ片は、両側縁に枢支軸としてのアームの周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片を形成するとともに、垂直中心から外れた内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるから、被服の重量は主としてハンガー本体のアームで受け、補助的に係止棹で受けることができる。
請求項4に係る本発明の作用は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の作用に加え、係止棹はクリップの位置がハンガー本体の予め定めた範囲で調節できる水平方向長さとした被服用ハンガーであるから、被服の大きさに応じてクリップの位置を調節することができる。
請求項5に係る本発明の作用は、請求項1〜4のいずれかに係る本発明の作用に加え、係止棹はハンガー本体の端部に一体に固定するとともに、ハンガー本体の中心に向けて水平に形成した被服用ハンガーであるから、クリップをハンガー本体に設ける際に、クリップを係止棹の自由端よりも内側におけるハンガー本体に位置させてハンガー本体の端部側に移動させることにより、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させることができる。
請求項1に係る本発明は、一対のクリップ片と合成樹脂製の略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体に少なくとも2個設けた被服用ハンガーであって、各クリップ片は、上方にクリップ片を操作する操作部と、中間にばねの端部と係合する係合部と、下方に被服を挟持する挟持部と、両側縁に枢支軸に当接して挟持部を開閉させる当接片とを備えており、係合部にばねの端部を係合させてばねの弾性力により一対のクリップ片の挟持部同士が押圧付勢するようしたクリップをハンガー本体に設けた被服用ハンガーにおいて、ハンガー本体はアームの左右方向中間に吊持用フックを設けるとともに、アームの左右上方にアームと平行でアームと間隙を持つ係止棹をその一端をアームに一体に固定して形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるから、被服の重量をハンガー本体のアーム及び係止棹で受けることができ、アーム及び係止棹から構成したハンガー本体の折損を防止して丈夫なハンガー本体とすることができる。
また、仮にばねが折損した場合でも、クリップ片が係止部で係止棹に係合しているからクリップ片及びばねが周囲に飛散することを防止して安全性の高い被服用ハンガーとすることができる。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、各クリップ片は、両側縁に枢支軸としての係止棹の周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片をばねとの間に隙間を設けた状態で、形成するとともに、バネと当接片との間の左右いずれか一方の隙間に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるから、請求項1に係る本発明の効果と同様な効果を奏することができる。
請求項3に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、一対の各クリップ片は両側縁に枢支軸としてのアームの周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片を形成するとともに、垂直中心から外れた内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させた被服用ハンガーであるから、請求項1に係る本発明の効果に加え、被服の重量は主としてハンガー本体のアームで受け、補助的に係止棹で受けることができるので、丈夫なハンガー本体とすることができながら、係止棹はクリップを係止する機能を発揮すればよいので係止棹の構成を簡略化することができる。
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の構成に加え、係止棹はクリップの位置がハンガー本体の予め定めた範囲で調節できる水平方向長さとした被服用ハンガーであるから、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加え、被服の大きさに応じてクリップの位置を簡単に調節することができる。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜4のいずれかに係る本発明の構成に加え、係止棹はハンガー本体の端部に一体に固定するとともに、ハンガー本体の中心に向けて水平に形成した被服用ハンガーであるから、請求項1〜4のいずれかに係る本発明の効果に加え、クリップをハンガー本体に設ける際に、クリップを係止棹の自由端よりも内側におけるハンガー本体に位置させた後にハンガー本体の端部側に移動させることにより、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に簡単に支持させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る被服用ハンガーを添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図5は本発明の第一の実施の形態を示す図面であり、図1は一部を分解し、一部を省略した被服用ハンガー全体の斜視図、図2はクリップ片の正面図、図3は図2の背面図、図4は図2の縦断面図、図5は図1におけるクリップを設けた位置での縦断面図である。
図6は本発明の第一の実施の形態に係る被服用ハンガーに用いるハンガー本体の変形例を示す斜視図、図7は図6の別の変形例を示す斜視図、図8は図4の変形例を示す縦断面図、図9は本発明の第二の実施の形態に係るクリップ位置での被服用ハンガーの縦断面図である。
以下、図1〜図5に基づき、本発明の第一の実施の形態に係る被服用ハンガーについて説明する。
1は被服用ハンガーであり、被服用ハンガー1は合成樹脂製のハンガー本体11と2個のクリップ2とから構成している。
ハンガー本体11は、水平に延びるアーム12と、アーム12の左右方向中間に立設した吊持用フック13と、アーム12の左右上方にアーム12と平行でアーム12と間隙を持つ2個の係止棹14とを備えており、各係止棹14は一端をアーム12の端部に一体に固定するとともに、アーム12の中心に向けて水平に形成している。
各係止棹14の水平方向長さはクリップ2の位置がハンガー本体11における予め定められた範囲で左右に移動して調節できるように、所定の寸法としており、各係止棹14の端部にクリップ2の抜け止め部15を設けている。
各クリップ2は一対の合成樹脂製のクリップ片21と合成樹脂製の略U字形のばね22とを備えている。
各クリップ片21は、上方にクリップ片21を押圧操作する操作部23と、中間にばね22の端部24と係合する係合部25と、下方に被服を挟持する挟持部26と、両側縁に枢支軸としての係止棹14の周面に当接してクリップ片21の挟持部26を開閉する当接片27とを備えている。
さらに、各クリップ片21は、当接片27とばね22との間に隙間を設けた状態になるように、当接片27及び係合部25を形成するとともに、ばね22と当接片27との間の一方の隙間に係止棹14と係合する孔28を備えた係止部29を形成している。
各クリップ2は、係止棹14の周面に同一形状の一対のクリップ片21の当接片27を当接させ、係合部25にばね22の端部24を係合させてばね22の弾性力により一対のクリップ片21の挟持部26同士が押圧付勢するようにするとともに、クリップ2をハンガー本体11に設けた状態で各クリップ片21の当接片27の底部30がアーム12の上面で支持されるようにして、挟持部26で挟持した被服の重量を主としてアーム12で支持するようにしている。
そして、図5に示すように、係止棹14はクリップ片21の係止部29の孔28を貫通するようにしており、仮に合成樹脂製のばね22が折損した場合でも、クリップ片21が係止部29で係止棹14に係合しているからクリップ片21及びばね22が周囲に飛散することを防止している。
なお、各クリップ片21は、係止部25を金型で成形する際の金型摺動用の窓孔31と、左右の窓孔31間に設けたばね22の破片の飛散防止部32と、クリップ片21を開閉する際の逃し孔33と、係止部29を金型で成形する際の金型摺動用の窓孔34とを設けている。
以上のように構成された被服用ハンガー1は、ハンガー本体11、クリップ片21及びばね22が全て合成樹脂製であるから、被服を左右のクリップ2に挟持させた状態で検針用の金属探知機で検査することができるのである。
被服用ハンガー1を使用するとき、仮に合成樹脂製のばね14が折り返し部分などで折損した場合、折れたばね14の衝撃でクリップ片21及びばね14の破片が飛散することを係止部29及び係止棹14により、防止するようにしているのである。
以上の第一の実施の形態では、図1に示すように、各係止棹14は一端をアーム12の端部に一体に固定するとともに、アーム12の中心に向けて水平に形成することにより、クリップ2をハンガー本体11に組み付ける際に、クリップ2を係止棹14の自由端となる抜け止め部15よりも内側におけるハンガー本体11に位置させた後にハンガー本体11のアーム12に沿わせて端部側に移動させることにより、クリップ2をハンガー本体11のアーム12及び係止棹14に簡単に支持させることができる。この際、ばね22の端部24を適宜の冶具により押し開くことにより、クリップ2をハンガー本体11に簡単に組み付けることができるようにしたが、ハンガー本体11を図6に示すように構成してもよい。
図6は、ハンガー本体11の変形例を示し、係止棹14の一端をアーム12の内側に一体に固定するとともに、自由端となる抜け止め部15がアーム12の端部上方に位置するように水平に形成している。
また、図7は、ハンガー本体11の別の変形例を示し、係止棹14の一端をアーム12における台形状膨出部に一体に固定するとともに、自由端となる抜け止め部15がアーム12の端部上方に位置するように水平に形成している。
さらに、図8は、クリップ片21の変形例を示すクリップ片の縦断面図であり、図4の実施の形態から変形した点は、ハンガー本体11の係止棹14と係合する孔28を備えた係止部29に変えて、ハンガー本体11の係止棹14と係合する鉤状部35を備えた係止部29としたことであり、これ以外の点は上記の第一の実施の形態と同じである。
また、以上の第一の実施の形態では、クリップ2をハンガー本体11に設けた状態で各クリップ片21の当接片27の底部30がアーム12の上面で支持されるようにして、挟持部26で挟持した被服の重量を主としてアーム12で支持するようにしたが、各クリップ片21又はアーム12に適宜の部材を設けることにより、挟持部26で挟持した被服の重量を主としてアーム12で支持するようにしてもよい。
さらに、以上の第一の実施の形態では、各係止棹14の水平方向長さはクリップ2の位置がハンガー本体11における予め定められた範囲で左右に移動して調節できるように、所定の寸法としたが、各係止棹14の水平方向長さをクリップ2を支持できる長さとして、クリップ2をハンガー本体11において所定の位置に固定するようにしてもよい。
以上の第一の実施の形態では、ハンガー本体11にクリップ2を2個設けたが、アーム12の左右にクリップ2をそれぞれ2個一組として合計4個用いてもよく、さらに多くのクリップ2を用いてもよい。
次に、本発明の第二の実施の形態に係る被服用ハンガーを図9に基づき説明する。
図9はクリップを設けた位置での被服用ハンガーの縦断面図であり、第一の実施の形態における図5に対応する図面である。
第二の実施の形態は、各クリップ片における係止部及び当接片の配設位置及びハンガー本体における係止棹の形状及び配設位置が、上記の第一の実施の形態と相違する。
以下、第一の実施の形態と相違する点について詳細に説明し、第一の実施の形態と同じ点については説明を省略する。
図9において、クリップ片21は、両側縁に枢支軸としてのアーム12の周面に当接してクリップ片21の挟持部26を開閉させる当接片27を形成している。
また、クリップ片21は、垂直中心から外れた内面に係止棹14と係合する孔28を備えた係止部29を形成している。
クリップ片21における係止部29の形成位置は、図9に示すようにばね22の上方としている。
係止部29の配設位置をばね22の上方としているため、ばね22と当接片27との間に係止部29を配設するための隙間を設けていない。
また、ハンガー本体11に設ける係止棹14は、第一の実施の形態では、ばね22のU字形の内側に位置していたが、この第二の実施の形態では、ばね22の上方位置に配設するのである。
係止棹14の軸の大きさは、第一の実施の形態のものより小さくしており、係止部29の孔28と隙間をもって貫通している。
以上の第二の実施の形態においても、第一の実施の形態で説明した図6及び図7に示すハンガー本体11の変形例、図8に示すクリップ片21の変形例における技術的思想を適用できるのは勿論である。
また、第二の実施の形態では、ばね22と当接片27との間に係止部29を配設するための隙間を設けていないが、ばね22と当接片27との間の左右いずれか一方の隙間に係止部29を配設してもよい。この場合、係止棹14の上下方向位置を係止棹14がばね22に接触しない位置まで、図9よりもやや下方とすることができる。
本発明の第一の実施の形態に係る被服用ハンガー全体を示す一部を分解し,一部を省略した斜視図。 本発明の第一の実施の形態に係る被服用ハンガーに用いるクリップ片の正面図。 図2の背面図。 図2の縦断面図。 図1におけるクリップを設けた位置での縦断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る被服用ハンガーに用いるハンガー本体の変形例を示す斜視図。 図6の別の変形例を示す斜視図。 図4の変形例を示す縦断面図。 本発明の第二の実施の形態に係るクリップ位置での被服用ハンガーの縦断面図。 従来の被服用ハンガーを示す正面図。 図10の被服用ハンガーに用いられるクリップ片の正面図。 図10のクリップを設けた位置での縦断面図。
符号の説明
1 被服用ハンガー
11 ハンガー本体
12 アーム
13 吊持用フック
14 係止棹
2 クリップ
21 クリップ片
22 ばね
23 操作部
24 端部
25 係合部
26 挟持部
27 当接片
29 係止部

Claims (5)

  1. 一対のクリップ片と合成樹脂製の略U字形のばねとを備えたクリップをハンガー本体に少なくとも2個設けた被服用ハンガーであって、各クリップ片は、上方にクリップ片を操作する操作部と、中間にばねの端部と係合する係合部と、下方に被服を挟持する挟持部と、両側縁に枢支軸に当接して挟持部を開閉させる当接片とを備えており、係合部にばねの端部を係合させてばねの弾性力により一対のクリップ片の挟持部同士が押圧付勢するようしたクリップをハンガー本体に設けた被服用ハンガーにおいて、ハンガー本体はアームの左右方向中間に吊持用フックを設けるとともに、アームの左右上方にアームと平行でアームと間隙を持つ係止棹をその一端をアームに一体に固定して形成し、各クリップ片の内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させたことを特徴とする被服用ハンガー。
  2. 各クリップ片は、両側縁に枢支軸としての係止棹の周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片をばねとの間に隙間を設けた状態で、形成するとともに、ばねと当接片との間の左右いずれか一方の隙間に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させたことを特徴とする請求項1に記載の被服用ハンガー。
  3. 各クリップ片は、両側縁に枢支軸としてのアームの周面に当接してクリップ片の挟持部を開閉させる当接片を形成するとともに、垂直中心から外れた内面に係止棹と係合する係止部を形成して、クリップをハンガー本体のアーム及び係止棹に支持させたことを特徴とする請求項1に記載の被服用ハンガー。
  4. 係止棹はクリップの位置がハンガー本体の予め定めた範囲で調節できる水平方向長さとしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の被服用ハンガー。
  5. 係止棹はハンガー本体の端部に一体に固定するとともに、ハンガー本体の中心に向けて水平に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の被服用ハンガー。
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