JP2009050134A - 置き台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、接触端子部を付勢する付勢部の移動を規制する移動規制部をケース部材に形成することで、付勢部の変位を抑制して、接触端子部に要求される性能を確保した携帯電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】置き台900は、ケース部材800A、Bにより構成される筐体800の内部に配設され端子開口720a、bを介して筐体800の外部に突出可能に構成される給電端子721a、bを有する端子部材300a、bを備える。端子部材300a、bは、給電端子721a、721bを付勢するコイル部330a、bを有して構成され、ケース部材800A、Bにはコイル部330a、bの移動を規制する移動規制部としての当接部材810a、b及び/又は挟持部342a、bが形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器における置き台に関する。
従来、携帯電子機器の一例である携帯電話機は、所定の置き台に載置された状態で充電等がなされる。置き台には給電端子が配置され、携帯電話機を該携帯電話機の外面に配置された充電用端子が給電端子の端子部に接触するように載置することで充電がなされるよう構成される。
そして、給電端子が中間にコイル部を有して構成され、このコイル部の付勢力を利用して、端子部を筐体外部に突出させると共に、携帯電話機が載置されたときに、端子部の筐体内部側への退入を許容すると共に、端子部の充電用端子への接触を確実とすることが可能な受電用アダプター(置き台)が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−134680号公報
特許文献1に開示された充電用アダプターは、コイル部を支持する部材等を有しないため、端子部における移動の支点であるコイル部が変位するという問題があった。これにより、端子部の筐体外部への突出量(長さ)が少なくなる場合や、端子部における接点圧が弱くなる場合があった。このように、特許文献1に開示された充電用アダプターは、端子部において要求される性能を確保できない場合があった。
本発明は、接触端子部を付勢する付勢部の移動を規制する移動規制部をケース部材に形成することで、付勢部の変位を抑制して、接触端子部に要求される性能を確保した置き台を提供することを目的とする。
本発明は、外面に被接触端子部が形成された携帯電子機器が載置される置き台であって、ケース部材により構成される筐体と、前記筐体の外部に形成され前記携帯電子機器が載置される載置部と、前記載置部に載置された状態における前記携帯電子機器の前記被接触端子部に対向する位置に形成される端子開口と、前記筐体の内部に配設され前記端子開口を介して前記筐体の外部に突出可能に構成される接触端子部を有する端子部材と、を備え、前記端子部材は、一端側に設けられ前記筐体内に固定される固定部と、他端側に設けられ前記端子開口から前記筐体の外部に突出されて前記被接触端子部に接触される前記接触端子部と、前記固定部と前記接触端子部との間に形成され前記接触端子部を付勢する付勢部とを有して構成され、前記ケース部材には、前記付勢部の移動を規制する移動規制部が形成されることを特徴とする置き台に関する。
また、前記移動規制部は、前記固定部、前記付勢部及び前記接触端子を含む平面に平行な平面方向における前記付勢部の移動を規制することが好ましい。
また、前記接触端子部は、前記付勢部により前記筐体の外部側に向かうように付勢され、前記移動規制部は、前記付勢部における前記筐体の外部側への移動を規制することが好ましい。
また、前記接触端子部は、前記付勢部により前記筐体の外部側に向かうように付勢されると共に、前記載置部に前記携帯電子機器が載置されていない場合に前記端子部材における所定位置に当接する押下部材により前記付勢部の付勢力に対抗して前記筐体の内部側へ押し下げられ、前記移動規制部は、前記接触端子部が前記押下部材により押下げられる押下方向への前記付勢部における移動を規制することが好ましい。
また、前記ケース部材は、前記端子開口が形成された第1ケースと第2ケースとを有し、前記筐体は、前記第1ケースと前記第2ケースとを互いの内面同士が向かい合うようにして組み合わせることで形成され、前記移動規制部は、前記第2ケースの内面に前記付勢部に対向して配置され前記付勢部における前記第2ケース側への移動を規制する規制部材を有することが好ましい。
また、前記端子部材は、金属で構成された線状の部材である金属線状部材により構成され、前記付勢部は、前記金属線状部材が螺旋形状に巻回されて形成されるコイル部により構成され、前記コイル部は、一端が前記固定部に連続すると共に他端が前記接触端子部に連続し、前記移動規制部は、前記コイル部における前記一端側の移動を規制することが好ましい。
また、前記移動規制部は、前記コイル部における前記一端側を挟持することが好ましい。
また、前記ケース部材は、前記コイル部を収納可能な収納部を有して構成され、前記収納部は、前記ケース部材の内面に形成されるリブを有して構成され、前記移動規制部は、前記リブにおける前記コイル部の前記一端側に対向して該コイル部の前記一端側を挟持するように形成される部分であることが好ましい。
また、前記リブにおける前記コイル部の前記他端側に対向する部分には、前記コイル部に当接しない凹部が形成されることが好ましい。
本発明によれば、接触端子部を付勢する付勢部の移動を規制する移動規制部をケース部材に形成することで、付勢部の変位を抑制して、接触端子部に要求される性能を確保した置き台を提供することができる。
また、本発明によれば、移動規制部をケースに形成したので、別部材を用いることなく付勢部の移動を規制でき、部品点数や組立工数を少なくすることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯電子機器として携帯電話機について説明するが、本発明の携帯電子機器はこれに限定されるものではなく、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。また、置き台として充電用の置き台について説明するが、本発明の置き台はこれに限定されるものではなく、充電機能を有しないものであってもよい。
図1から図3により、置き台900及び携帯電子機器としての携帯電話機1の基本構造及び基本動作について説明する。図1は、携帯電話機が載置された置き台を説明する図である。図2は、携帯電話機が載置されていない置き台の斜視図である。図3は、携帯電話機が載置される際における置き台を説明する図である。
図1に示すように、置き台900は、携帯電話機1が載置可能に構成される。
置き台900に載置される携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、連結部4とを有し、折り畳み可能に構成される。折り畳んだ状態における携帯電話機1は、矩形状になるよう構成される。携帯電話機1は、折り畳んだ状態で内面側に配置される不図示の操作ボタン群と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部と、各種情報を表示するためのメインディスプレイと、通話の相手側の音声を出力する音声出力部とを有する。また、携帯電話機1は、折り畳んだ状態で外面側に配置される外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェースと、サイドキーと、充電をするための被接触端子部としての充電端子とが形成される。充電端子は、操作部側筐体2における操作キー群等とは反対側の面であって、折り畳んだ状態において外面側に配置される面に形成される。
置き台900は、該置き台900の外形を構成する筐体800を有する。筐体800の外面における上面側には、携帯電話機1が載置可能な載置部700が形成される。載置部700に載置された状態における携帯電話機1は、コネクタ990に接続される不図示の充電用コードを介して供給される電力により充電される。
図2に示すように、載置部700は、底面部710と、筐体800における長手方向Xの一端側であるX1側に形成される第1保持部730と、長手方向Xの他端側であるX2側に形成される第2保持部740とを有して構成される。
第1保持部730は、載置部700の長手方向XにおけるX1側に底面部710から立ち上がるように形成される壁状の部分である。第1保持部730における載置部700側の側面は、携帯電話機1の外形に合わせた形状であるU字状に形成される。そして、第1保持部730の上部には、載置部700の長手方向XにおけるX2側に突出する係合部730aが配設される。この係合部730aは、載置部700に携帯電話機1が載置された場合、操作部側筐体2の長手方向X1側端部における操作ボタン群が配置される内面が当接されて、載置部700に載置された携帯電話機1の長手方向X1側端部を支持するように形成されている。また、第1保持部730における載置部700側の側面には、突出部開口731が形成される。突出部開口731は、筐体800の内部に配置される突出部733が突出可能に形成される。
突出部733は、突出部開口731から突出可能であると共に、長手方向XにおけるX1側に移動可能に構成される。具体的には、図1又は図3に示すように、突出部733は、載置部700に携帯電話機1が載置された場合、携帯電話機1の長手方向XにおけるX1側の端部により押圧されることにより、筐体800の内部側であって長手方向XにおけるX1側に移動可能に構成される。
第2保持部740は、載置部700の長手方向XにおけるX2側に底面部710から立ち上がるように形成される壁状の部分である。第2保持部740における載置部700側の側面には、支持部開口741が形成される。支持部開口741は、筐体800の内部に配置される支持部743が突出可能に形成される。そして、支持部743は、筐体800内に配設されている後述の付勢部材(バネ部材120)によって支持部開口741から筐体800の外部へ突出する方向へ付勢されている。
支持部743は、突出部733と対向して配置される。また、支持部743は、支持部開口741から突出可能であると共に、付勢部の付勢力に抗して長手方向XにおけるX2側に移動可能に構成される。具体的には、支持部743は、載置部700に携帯電話機1が載置された場合、筐体800の内部側であって長手方向XにおけるX2側に移動可能に構成される。そして、支持部743は、付勢部による付勢力によって支持部開口741から突出した部分が携帯電話機1に長手方向XにおけるX2側端面に形成された係合孔に長手方向Xで係合することとなり、突出部733及び係合部730aと共に載置部700に載置された携帯電話機1を保持する。
底面部710には、端子開口720a、720bが形成される。端子開口720a、720bは、載置部700に載置された状態における携帯電話機1の外面に配置される不図示の被接触端子部としての充電端子に対向する位置に形成される。端子開口720a、720bは、接触端子部としての給電端子721a、721bが突出可能に形成される。ここで、給電端子721a、721bは、後述する端子部材300a、300bの一部である。また、給電端子721a、721bにおける一方の端子は、グランド端子として機能する。
給電端子721a、721bは、突出部733に連動して移動するよう構成される。具体的には、給電端子721a、721bは、突出部733が筐体800の内部側(長手方向XのX1側)に移動されることで、端子開口720a、720bを介して筐体800の内部から筐体800の外部に突出されるよう構成される。具体的には、載置部700に携帯電話機1を載置することで、給電端子721a、721bが端子開口720a、720bを介して底面部710から突出すると共に、該突出した給電端子721a、721bに不図示の充電端子が接触した状態となる。載置部700に載置された携帯電話機1は、置き台900により充電がなされる。
図4から図11により、置き台900の構造について詳細に説明する。
図4は、置き台の分解斜視図である。図5は、各種部材が組み込まれた状態における第1ケース部材の裏面側を説明する図である。図6は、図5における端子部材の配置状態を説明する図である。図7は、収納部に収納されたコイル部を上面から見た図である。図8は、置き台の断面図である。図9は、図8の部分拡大図である。図10は、置き台の断面図である。図11は、端子部材の形状を説明する図である。
図4に示すように、置き台900は、筐体800を構成する第1ケース部材800A及び第2ケース部材800Bと、筐体800の内部に配置される支持部材100と、支持部材100を付勢するバネ部材120と、端子規制部材200と、端子規制部材200を付勢するコイルバネ250と、端子部材300a、300bと、該端子部材300a、300bが接続されてコネクタ990を介して供給される電力を端子部材300a、300bに出力する電子部品等が実装された回路基板400と、を有して構成される。
第1ケース部材800Aと第2ケース部材800Bとは、互いの内面同士が向かい合うように組み合わせると共に、互いの外縁が重なるように向き合わせた状態で接合される。第1ケース部材800Aと第2ケース部材800Bとの間には、上述した支持部材100と、バネ部材120と、端子規制部材200と、コイルバネ250と、端子部材300a、300bと、回路基板400とが所定の位置に組み込まれた状態で収納配置される。
第1ケース部材800Aの外面側には、載置部700が形成される。また、筐体800における上面側を構成する第1ケース部材800Aには、底面部710、第1保持部730、第2保持部740、端子開口720a、720b、突出部開口731、支持部開口741が形成される。
支持部材100は、支持部開口741から突出する支持部743を有して構成される。支持部材100には、バネ部材120が取り付けられる。バネ部材120は、支持部743が支持部開口741を介して筐体800の外部に突出する側に該支持部743を付勢する。つまり、バネ部材120は、支持部743を載置部700側に向かう方向に付勢する。
端子規制部材200は、押下部220a、220bと、突出部733と、連結部としての本体部210と、を有する。突出部733は、本体部210の長手方向Xにおける一方側X1に形成される。押下部220a、220bは、本体部210の長手方向Xにおける他端側X2に幅方向Yにおける両側に突出するように形成される。本体部210は、厚さの薄い直方体状であって、突出部733と押下部220a、220bとを連結する部材である。押下部220a、220bは、本体部210を介して突出部733と連結されるので、突出部733に連動して移動されるよう構成される。
また、端子規制部材200は、給電端子721a、721bにおける端子開口720a、720bを介した外部への突出を規制する第1状態及び当該規制を解除する第2状態を有して、第1状態と第2状態との間で遷移可能に構成されている。端子規制部材200は、載置部700に携帯電話機1が載置されていない場合には第1状態であり、載置部700に携帯電話機1が載置された場合には第2状態に移行(遷移)されるよう構成される。
突出部733は、上述のように本体部210の長手方向Xにおける一端側X1に配設されて、長手方向Xにおける他端側X2側に突出する形状に形成される。突出部733は、上述のように突出部開口731から載置部700側に突出するように配置される。
突出部733は、載置部700に携帯電話機1が載置された場合、携帯電話機1における長手方向の一端側(X1側の端部)が当接すると共に、筐体800の内部に押し入れられる部分である。突出部733は本体部210に固定(本体部210と一体に構成)されるので、該突出部733が筐体800における内部側であるX1側に移動されることで、本体部210及び本体部210に固定(本体部210と一体に構成)される押下部220a、220bもX1側に移動される。詳細には、載置部700の外縁を構成する第1保持部730に形成された突出部開口731から突出する突出部733は、載置部700に載置された状態における携帯電話機1の厚さ方向と略直交する平面方向に移動可能に構成される。また、言い換えると、載置部700における筐体800の外部側で突出部733と対向した位置に第1支持部としての係合部730aが載置部700の内側に向かって延設されると共に、突出部733がこの係合部730aが延設される方向と略平行な方向に移動可能に構成される。
本体部210は、幅方向Yにおける両外側に長手方向Xに延びるように形成される段部230a、230bと、幅方向Yにおける略中央であって長手方向XにおけるX1側に形成される長孔部240と、を有する。本体部210は、第1ケース部材800Aにおける載置部700を構成する部分の内面に沿って移動可能に配置される。
段部230a、230bは、本体部210における幅方向Yの両外側に形成される。段部230a、230bにおける幅方向Yの両側面は、厚さ方向Zにおいて平面状に形成される。図5に示すように、段部230a、230bは、第1ケース部材800Aの内面に突出して形成されて長手方向Xに延設されるガイド部231a、231bの幅方向Yにおける内側面に当接するように配置される。端子規制部材200が移動する場合、該端子規制部材200は段部230a、230bに当接したガイド部231a、231bにより長手方向Xにガイドされて移動する。また、段部230a、230bは、図4における第2ケース部材800Bの内面に突設された本体支持部233a、233bにより下面を支持される。
長孔部240は、X2側の内側面に長手方向Xに延びるように形成される棒状部253を有する。長孔部240には、突出部733を付勢するコイルバネ250が棒状部253に被挿されて配置される。更には、図5に示すように、端子規制部材200が第1ケース部材800Aに組み込まれた状態で、長孔部240の長手方向XのX1側には第1ケース部材800Aの内面に突設された第1壁部251が挿入される。
コイルバネ250は、長手方向Xに伸縮可能な状態で長孔部240に収納配置される。具体的には、図5に示すように、コイルバネ250は、長手方向XにおけるX2側の端部側が棒状部253に被挿されると共に、X1側の端部が第1壁部251当接した状態で配置される。コイルバネ250は、弾力を有した状態で収納されるので、端子規制部材200を長手方向XにおけるX2側に常時付勢する。詳細には、コイルバネ250は、突出部733を突出部開口731を介して筐体800の外部に突出させる方向(長手方向XにおけるX2側)に付勢する。
押下部220a、220bは、本体部210の長手方向XにおけるX2側に、幅方向Yにおける両外側に突出して形成される。押下部220a、220bは、下面側からX2側の面が曲面であり、X1側の面が平面状にとなるよう形成される。押下部220a、220bは、曲面に形成された部分で端子部材300a、300bに当接可能とされている。
押下部220a、220bは、突出部733に連動して移動される。具体的には、押下部220a、220bは、突出部733の移動方向と略平行な方向に突出部733の移動距離と同じ距離だけ移動する。詳細には、押下部220a、220bは、載置部700に載置された携帯電話機1により突出部733が筐体800内部に押し込まれた方向と略平行な方向に、押し込まれた距離と同じ距離だけ移動される。
押下部220a、220bは、図8から図10に示すように、厚さ方向Zにおいて端子部材300a、300bと載置部700(後述の第1ケース部材800Aにおける載置部700を構成する部分の内側面)との間に配置される。押下部220a、220bが長手方向Xに移動することで、該押下部220a、220bが端子部材300a、300bに当接する状態又は当接しない状態になるよう移行される。押下部220a、220bにおける移動による端子部材300a、300bとの当接状態を調整することで、付勢力による給電端子721a、721bの移動(筐体外部への突出)を調整する。
具体的には、押下部220a、220bは、後述するコイル部330a、330bにより加えられる給電端子721a、721bを外部に露出させる付勢力に対抗して端子部材300a、300bにおける第1部位310a、310bに当接する。載置部700に携帯電話機1が載置されておらず突出部733が筐体800内部に押し込まれていない場合には、図8に示されるように、端子規制部材200がコイルバネ250からのX2方向への付勢力により第1状態に位置されて押下部220a、220bは、給電端子721a、721bにおける外部への突出を規制するため端子部材300a、300bにおける第1部位310a、310bに上記付勢力に対抗するように当接すると共に、コイル部330a、330bの付勢力に抗して給電端子721a、721bを筐体内部に退入させるように端子部材300a、300bを筐体内部方向(厚さ方向ZにおけるZ2側方向)に押さえ込む。
図8及び図10に示すように、押下部220a、220bは、端子規制部材200が第1状態から載置部700に携帯電話機1が載置されて突出部733が筐体800内部に押し込まれた場合に位置される第2状態に移行することで、コイルバネ250の付勢力に抗して突出部733に連動して長手方向XにおけるX1側に移動することにより、第1部位310a、310bに当接する第1位置(図8参照)から、給電端子721a、721bにおける外部への突出を規制しない第2位置(図10参照)に移動可能に構成される。押下部220a、220bは、第2位置において、端子部材300a、300bにおける第2部位320a、320bに対向する位置に配置される。押下部220a、220bは、第2位置において、端子部材300a、300bと離間して配置される。
端子部材300a、300bは、金属で構成された線状(針金状)の部材である線状金属部材を屈曲させて形成される導電性の部材である。端子部材300は、接触端子部としての給電端子721a、721bと、付勢部としてのコイル部330a、330bと、第1部位310a、310bと、第2部位320a、320bと、該端子部材300a、300bを筐体800内に固定する固定部332a、332bと、を有する。
固定部332a、332bは、端子部材300a、300bそれぞれにおける一端側に形成される。固定部332a、332bそれぞれは、端子部材300a、300bと回路基板400とを固定する。詳細には、端子部材300a、300bのコイル部330a、330bよりも長手方向XにおけるX2側の端部に形成される固定部332a、332bが第1ケース部材800Aの内面に取り付けられる回路基板400に半田付け等により固定されることで、端子部材300a、300bは、回路基板400上に実装されている電子部品と電気的に接続されると共に、筐体800内に固定される。
給電端子721a、721bは、端子部材300a、300bにおけるコイル部330a、330b側と反対の端部側に形成される凸状の部分である。給電端子721a、721bは、端子部材300a、300bを凸状に屈曲させて形成される。給電端子721a、721bは、本体部210(端子規制部材200)が移動する平面方向に交差する方向、具体的には、平面方向に略直交する方向に移動可能に構成される。給電端子721a、721bは、端子開口720a、720bを介して外部に突出可能に構成される。給電端子721a、721bは、コイル部330a、330bにより外部に突出する方向へ付勢される。
コイル部330a、333bは、固定部332a、332bと給電端子721a、721bとの間に形成される。コイル部330a、330bは、線状金属部材により構成される端子部材300a、300bの一部を螺旋形状に巻き回すことで形成される。コイル部330a、330bは、給電端子721a、721bを端子開口720a、720bを介して外部に突出させる側に付勢する。コイル部330a、330bは、図5及び6に示す固定部332a、332bが第1ケース部材800Aに固定される回路基板400に取り付けられることで、付勢部として機能する。
コイル部330a、330bは、第1ケース部材800Aの内面に形成されたコイル収納部331a、331bに収納配置される。コイル部330a、330bがコイル収納部331a、331bに収納配置されることでコイル部330a、330bの移動が規制(抑制)される。これにより、給電端子721a、721bにおける移動の支点でもあるコイル部330a、330bの移動が規制されるので、給電端子721a、721bの端子開口720a、720bを介した筐体外部への移動における正確性が向上する。
図5から図7に示すように、コイル収納部331a、331bは、第1ケース部材800Aの内面から立ち上がるように形成される壁状のリブ340a、430bを有して構成される。また、コイル収納部331a、331bは、端子部材300a、300bが挿通する挿通部341a、341bと、リブ340a、340bの一部である移動規制部としての挟持部342a、342bと、挿通部341a、341bと対向して形成される凹部343a、343bとを有する。
図6及び図7に示すように、コイル収納部331a、331bにおけるコイル部330a、330bの給電端子721a、721bに連続する端部側には、端子部材300a、300bが挿通する挿通部341a、341bが形成される。挿通部341a、341bは、給電端子721a、721bの厚さ方向Zへの移動が可能となるよう厚さ方向Zに長い開口である。
コイル収納部331a、331bにおけるコイル部330a、330bの固定部332a、332bに連続する端部側に対向する部分には、互いに向かい合う一対の挟持部342a、342a、342b、342bそれぞれが形成される。一対の挟持部342a、342a、342b、342bそれぞれは、コイル部330a、330bにおける固定部332a、332b側の端部を長手方向Xで挟持するようにして該コイル部330a、330bにおける該端部の移動を規制する。
コイル収納部331a、331bにおける挿通部341a、341bに対向する部分には、凹部343a、343bが形成される。凹部343a、343bは、コイル部330a、33bには当接しない。凹部343a、343bは、収納されるコイル部330a、330bにおける給電端子721a、721bに連続する端部側に形成される。詳細には、凹部343a、343bは、コイル部330a、330bにおける給電端子721a、721bに連続する端部側の2巻分に対向する位置に形成される。つまり、コイル部330a、330bにおける端子部材300a、300bを厚さ方向Zに移動させるために変形する側に当接しないよう凹部343a、343bが形成される。
図4及び図8から図10に示すように、第2ケース部材800Bの内面には、移動規制部としての規制部材810a、810bが形成される。規制部材810a、810bは、第2ケース部材800Bの内面から該内面に略垂直に突出するように形成される(図8から図10において下方から上方に向かい突出して形成される)。規制部材810a、810bは、コイル収納部331a、331bに収納されたコイル部330a、330bに対向するように配置されると共に、該規制部材810a、810bにおける先端がコイル部330a、330bに当接して該コイル部330a、330bの厚さ方向ZにおけるZ2方向(第2ケース部材800B側)への移動を規制する。
言い換えると、規制部材810a、810bは、固定部332a、332bコイル部330a、330b及び給電端子721a、721bを含む平面、即ち給電端子721a、721bの移動軌跡を含む平面に平行な平面方向におけるコイル部330a、330bの移動を規制する。本実施形態においては、規制部材810a、810bは、厚さ方向Zに平行な平面方向におけるコイル部330a、330bの移動を規制する。
また、規制部材810a、810bは、後述の押下部材としての押下部220a、220bにおける端子部材300a、300bを押下げて給電端子721a、721bを押下げる押下方向へのコイル部330a、330bの移動を規制する。
言い換えると、規制部材810a、810bは、コイル部330a、330bの移動方向に対向するように突出して形成される。つまり、規制部材810a、810bは、コイル部330a、330bからの力に対して好適に対抗できる。また、規制部材810a、810bは、コイル部330a、330bから加えられた力により変形しにくい。
ここで、コイル収納部331a、331bに収納されるコイル部330a、330bは、コイル収納部331a、331bの底面により筐体800の外部側への移動が規制される。つまり、コイル部330a、330bにおける厚さ方向Zへの移動は、上述の規制部材810a、810b及びコイル収納部331a、331bにより規制される。
端子部材300a、300bにおける第1部位310a、310bは、給電端子721a、721bとコイル部330a、330bとの間であってコイル部330a、330b側に形成される直線状の部分である。第1部位310a、310bは、第1位置に位置する押下部220a、220bに当接される部分である。第1部位310a、310bに当接した押下部220a、220bにより、コイル部330a、330bに付勢された給電端子721a、721bの外部への突出が規制される。
端子部材300a、300bにおける第2部位320a、320bは、給電端子721a、721bとコイル部330a、330bとの間であって給電端子721a、721b側に形成される曲線状の部分である。第2部位320a、320bは、端子部材300a、300bを給電端子721a、721bと反対側に突出するよう屈曲させて形成される。言い換えると、第2部位320a、320bは、端子部材300a、300bを載置部700側と反対の側に突出するよう屈曲させて形成される。第2部位320a、320bは、第2位置に位置する押下部220a、220bと対向する部分である。押下部220a、220bが第2位置に移動して第2部位320a、320bに対向配置されることで、上記規制が解除される。そして、給電端子721a、721bは、コイル部330a、330bからの付勢力によって筐体800の外部に突出する。
第2部位320a、320bは、図11に示すように、押下部220a、220bの移動方向に傾斜する傾斜部321a、321bを有する。傾斜部321a、321bは、第2部位320a、320bにおける第1部位310a、310b側に形成され、押下部220a、220bが当接可能な領域を有する部分である。傾斜部321a、321bに当接した押下部220a、220bにより加えられる力Fは、分力F1と分力F2とに分けられる。押下部220a、220bの移動によりコイル部330a、330bを支点として給電端子721a、721bが回転移動するためには、分力F1の方向と分力F2の方向との間にコイル部330a、330bの中心があることが必要である。好ましくは、傾斜部321a、321bの所定位置を基準として、該所定位置とコイル部330a、330bの中心とを結ぶ直線Lと分力F1の方向とのなす角度θが15度から30度、特には20度から25度になるよう傾斜部321a、321bを形成することが好ましい。
第2ケース部材800Bは、端子規制部材200における段部230a、230bの厚さ方向ZにおけるZ2側(図4において下面)に当接して、端子規制部材200の移動を支持する本体支持部233a、233bを有する。
続けて、図12及び図13により、第1ケースと第2ケースとを組み合わせて置き台を製造する手順について説明する。
図12は、端子部材300a、300b及び回路基板400が装着されていない状態の第1ケースの内部側を説明する図である。図13は、第1ケースに端子部材300a、300b及び回路基板400が装着された状態を説明する図である。
まず、図12に示す端子部材300a、300b及び回路基板400が装着されていない状態の第1ケース部材800Aに、端子部材300a、300b及び回路基板400を装着する。具体的には、端子部材300a、300bにおける固定部332a、332bを回路基板400における長孔410a、410bに嵌合させると共に、半田等により固定する。
次いで、図13に示すように、互いに固定された状態の端子部材300a、300bと回路基板400とを、第1ケース部材800Aに取り付ける。具体的には、端子部材300a、300bを給電端子721a、721bが端子開口720a、720bに挿通すると共に、コイル部330a、330bがコイル収納部331a、331bに収納されるように取り付ける。
続けて、図4に示す第2ケース部材800Bを図13の第1ケースに取り付ける。具体的には、規制部材810a、810bがコイル収納部331a、331bに収納されたコイル部330a、330bに対向するように第2ケース部材800Bを取り付ける。ここで、図13に示すように、第2ケース部材800Bを第1ケース部材800Aに取り付ける際、コイル部330a、330bは外部から視認できる。言い換えると、コイル部330a、330bの位置を確認しながら第2ケース部材800Bを第1ケース部材800Aに取り付けることができる。
このようにして置き台900を組み立てることで、コイル部330a、330bの移動が規制される置き台900を得ることができる。具体的には、コイル収納部331a、331bにおける挟持部342a、342bにより、コイル部330a、330bにおける固定部332a、332bに連続する側の端部における移動が規制される。また、コイル収納部331a、331bの底面により、コイル部330a、330bの厚さ方向ZにおけるZ1側への移動が規制される。また、規制部材810a、810bにより、コイル部330a、330bの厚さ方向ZにおけるZ2側への移動が規制される。
ここで、コイル部330a、330bにおける給電端子721a、721bに連続する側の端部は、移動や変形が規制されない。これにより、コイル部330a、330bは、押下部220a、220bの移動や給電端子721a、721bの移動により移動されず、かつ、給電端子721a、721bを筐体800の外部側に付勢する付勢部として正確に機能する。コイル部330a、330bがコイル収納部331a、331b内でガタついたり、給電端子721a、721bが端子開口720a、720bの内壁に当接されたりすることを抑制できる。
続けて、図1から図3、図8及び図11により、載置部700に携帯電話機1を載置した場合における置き台900の動作について説明する。
まず、図2及び図8に示すように、載置部700に携帯電話機1が載置されていない状態では、給電端子721a、721bは、筐体800の外部に突出していない。
図8に示すように、第1位置に位置する押下部220a、220bは、端子部材300a、300bにおける第1部位310a、310bに当接してコイル部330a、330bからの付勢力に対抗している。つまり、押下部220a、220bは、コイル部330a、330bにより給電端子721a、721bを外部に突出させる側に加えられる付勢力に対抗して、端子部材300a、300b(第1部位310a、310b)を押し下げ、給電端子721a、721bが端子開口720a、720bを介して外部に突出することを規制している。このため、給電端子721a、721bは、筐体800の内部側に位置した状態となる。この状態において、コイル部330a、330bは、規制部材810a、810bにより、押下部220a、220bによる押下方向(厚さ方向ZにおけるZ2側)への移動が規制される。また、コイル部330a、330bは、コイル収納部331a、331bの底面により厚さ方向ZにおけるZ1側への移動が規制される。また、コイル部330aは、固定部332a、332bに連続する側の端部が挟持部342a、342bにより挟持されて移動が規制される。
次いで、図3及び図11に示すように、載置部700に携帯電話機1が載置されることで、給電端子721a、721bが外部に突出する。図2に示すように携帯電話機1における一端側を突出部733に当接させると共に、該突出部733を筐体800の内部側(長手方向XにおけるX1側)に押し込むようにして載置部700に携帯電話機1を載置することで、給電端子721a、721bが外部に突出される。
具体的には、携帯電話機1を上述のように載置することで、図10に示すように、突出部733が矢印G1方向に移動される。突出部733が移動されることで、本体部210が矢印G1と平行な矢印G2A方向にスライド移動される。そして、本体部210における突出部733側と反対の端部側に形成される押下部20a、220bは、突出部733の移動に連動してG1に平行な矢印G2B方向に移動される。押下部220a、220bは、第1位置から第2位置に移動される。つまり、押下部220a、220bは、端子部材300a、300bにおける第1部位310a、310bに当接する第1位置から、第2部位320a、320に対向する第2位置に移動される。
押下部220a、220bが第2位置に移動することで、該押下部220a、220bによる上記規制が解除されるので、給電端子721a、721bは、コイル部330a、330bによる付勢力により矢印G3方向に移動される。つまり、給電端子721a、721bは、端子開口720a、720aを介して筐体800の外部に突出する。ここで、端子部材300a、300bにおける矢印G3方向への移動を規制する不図示の端子規制部が配置されるので、給電端子721a、721bの外部への突出長さが所定の長さに規制されると共に、第2部位320a、320bは押下部220a、220bに当接しない位置で保持される。例えば、端子部材300a、300bの長手方向XにおけるX1側の端部が端子開口720a、720bを形成する底面部に当接することで端子部材300a、300bの矢印G3方向への移動が規制されるように構成してもよい。第2部位320a、320bに対向する位置において、押下部220a、220bは端子部材300a、300bに当接しない。この状態において、コイル部330a、330bにおける凹部343a、343bに対向する部分であるコイル部330a、330bにおける給電端子721a、721bに連続する側の端部は、移動及び変形可能に構成される。これにより、給電端子721a、721bのG3方向への移動が許容された状態でコイル部330a、330bは、上述のように移動が規制されると共に、給電端子721a、721bを筐体800の外部側に付勢する付勢部として好適に機能する。
続けて、図1に示すように、携帯電話機1における突出部733に当接した側と反対側の端部を載置部700における底面部710側に移動させて載置部700に収容されるようにして携帯電話機1を載置する。このように携帯電話機1を載置することで、端子開口720a、720bを介して底面部710から突出した給電端子721a、721bが、携帯電話機1の端子開口720a、720bに対向した位置に配設されている充電端子に当接して、厚さ方向ZにおけるX2側(矢印G3と反対側)に押し込まれるようにして移動される。ここで、給電端子721a、721bにはコイル部330a、330bにより携帯電話機1側(矢印G3側)に付勢されているので、給電端子721a、721bは携帯電話機1に形成される充電端子に当接された状態で移動される。このように給電端子721a、721bが携帯電話機1に押下げられた場合にも、コイル部330a、330bは、規制部材810a、810b等により移動が制限される。そして、載置部700に携帯電話機1が載置されてから所定時間後、置き台900による充電が開始される。
本実施形態によれば、コイル部330a、330bは、移動規制部としての挟持部342a、342bにより固定部332a、332bに連続する側の端部が挟持されて固定される。これにより、コイル部330a、330bのガタつき等が抑制されると共に、給電端子721a、721bの移動における正確性が向上される。
また、本実施形態によれば、コイル部330a、330bは、規制部材810a、810bにより当接されて移動が規制される。これにより、上述と同様に、コイル部330a、330bのガタつき等が抑制されると共に、給電端子721a、721bの移動における正確性が向上される。
また、本実施形態によれば、規制部材810a、810bは、厚さ方向Zに略平行に延びるように形成される。言い換えると、規制部材810a、810bは、押下部220a、220bや給電端子721a、721bの移動によるコイル部330a、330bの移動方向に対抗するように形成される。これにより、コイル部330a、330bの移動が好適に規制されると共に、規制部材810a、810bはコイル部330a、330bからの力により変形されにくいよう形成される。例えば、従来技術として、回路基板400を延出させて収納部を被覆することでコイル部の移動(変位)を規制する構造が知られているが、この場合には、回路基板400が撓むためコイル部330a、330bの移動を十分に規制できないという問題がある。本実施形態によれば、コイル部330a、330bの移動方向に対向して延びる規制部材810a、810bによりコイル部330a、330bの移動を規制したので、上述のような問題は解決される。
また、本実施形態によれば、コイル部330a、330bにおける給電端子721a、721bに連続する端部側は固定されず移動及び可能な状態である。これにより、付勢部としての機能を損なうことなくコイル部330a、330bの移動を規制することができる。つまり、コイル部330a、330bにおける付勢部としての機能を維持して、上述のガタつき等の抑制や給電端子721a、721bの移動における正確性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、移動規制部としての収納部における挟持部342a、342bや、移動規制部としての規制部材810a、810bをケース部材に形成したので、別部材を用いることなくコイル部330a、330bの移動を規制できる。これにより、部品点数や組立工数を少なくすることができる。これにより、コストや作業負担を抑制することができる。
また、本実施形態によれは、第1ケース部材800Aと第2ケース部材800Bとを組み合わせることで、規制部材810a、810bをコイル部330a、330bに対向するように配置できる。また、本実施形態によれば、コイル収納部331a、331bに収納されたコイル部330a、330bの位置を確認しながら置き台900を組み立てることができる。これにより、安定した組立作業を行うことができ、作業性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、端子規制部材200の平面移動と、平面移動に直交する方向への給電端子721a、721bの移動とを組み合わせることで、筐体800の内部空間における端子部材300a、300b等の内部材の移動に必要な空間を少なくしたので、大型化が抑制された置き台900を提供することができる。特に、本実施形態によれば、薄型化された置き台900を提供することができる。
また、本実施形態によれば、従来の置き台のように回転機構等の複雑な機構が不要であるので、部品点数を少なくすることができる。これにより、組立負担やコストを低減させることができる。
また、本実施形態によれば、上述の通り複雑な構造を要しないので、故障等が少ない信頼性の高い置き台を提供することができる。
以上、本形態の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。本実施形態において、付勢部としてコイル部330a、330bについて説明しているが、これに限定されない。例えば、付勢部として、板バネを用いることができる。この場合、端子部材として板状の金属部材を用いることができ、付勢部として該板状の金属部材における屈曲部を例示できる。
また、本実施形態において、第1部位310a、310b及び第2部位320a、320bが、コイル部330a、330bと給電端子721a、721bとの間に形成される構成としたが、当該構成に限定されることなく、これら第1部位310a、310b及び第2部位320a、320bは、給電端子721a、721bよりもコイル部330a、330bとは反対側(長手方向XにおけるX1側)で端子部材300a、300bに形成されてもよく、この場合にも上述した実施形態と同様に、端子規制部材200(押下部220a、220b)の平面移動に応じて給電端子721a、721bの筐体外部への突出を規制したり許容したりすることができる。
また、本実施形態において、接触端子部として給電端子721a、721bについて説明しているが、これに限定されず、接触端子部が音響信号用の端子であってもよく、また、制御信号用の端子であってもよい。
携帯電話機が載置された置き台を説明する図である。 携帯電話機が載置されていない置き台の斜視図である。 携帯電話機1が載置される際における置き台を説明する図である。 置き台の分解斜視図である。 各種部材が組み込まれた状態における第1ケース部材の裏面側を説明する図である。 図5における端子部材の配置状態を説明する図である。 収納部に収納されたコイル部を上面から見た図である。 置き台の断面図である。 図8の部分拡大図である。 置き台の断面図である。 端子部材の形状を説明する図である。 端子部材及び基板が装着されていない状態の第1ケースの内部側を説明する図である。 第1ケースに端子部材及び基板が装着された状態を説明する図である。
符号の説明
1 携帯電話機
200 端子規制部材
220a、b 押下部
300a、b 端子部材
330a、b コイル部
331a、b コイル収納部
340a、b リブ
342a、b 挟持部
343a、b 凹部
700 載置部
710 底面部
720a、b 端子開口
721a、b 給電端子
800 筐体
800A 第1ケース
800B 第2ケース
810a、b 規制部材
900 置き台

Claims (9)

  1. 外面に被接触端子部が形成された携帯電子機器が載置される置き台であって、
    ケース部材により構成される筐体と、
    前記筐体の外部に形成され前記携帯電子機器が載置される載置部と、
    前記載置部に載置された状態における前記携帯電子機器の前記被接触端子部に対向する位置に形成される端子開口と、
    前記筐体の内部に配設され前記端子開口を介して前記筐体の外部に突出可能に構成される接触端子部を有する端子部材と、を備え、
    前記端子部材は、
    一端側に設けられ前記筐体内に固定される固定部と、
    他端側に設けられ前記端子開口から前記筐体の外部に突出されて前記被接触端子部に接触される前記接触端子部と、
    前記固定部と前記接触端子部との間に形成され前記接触端子部を付勢する付勢部とを有して構成され、
    前記ケース部材には、前記付勢部の移動を規制する移動規制部が形成されることを特徴とする置き台。
  2. 前記移動規制部は、前記固定部、前記付勢部及び前記接触端子部を含む平面に平行な平面方向における前記付勢部の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の置き台。
  3. 前記接触端子部は、前記付勢部により前記筐体の外部側に向かうように付勢され、
    前記移動規制部は、前記付勢部における前記筐体の外部側への移動を規制することを特徴とする請求項1又は2に記載の置き台。
  4. 前記接触端子部は、前記付勢部により前記筐体の外部側に向かうように付勢されると共に、前記載置部に前記携帯電子機器が載置されていない場合に前記端子部材における所定位置に当接する押下部材により前記付勢部の付勢力に対抗して前記筐体の内部側へ押し下げられ、
    前記移動規制部は、前記接触端子部が前記押下部材により押下げられる押下方向への前記付勢部における移動を規制することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の置き台。
  5. 前記ケース部材は、前記端子開口が形成された第1ケースと第2ケースとを有し、
    前記筐体は、前記第1ケースと前記第2ケースとを互いの内面同士が向かい合うようにして組み合わせることで形成され、
    前記移動規制部は、
    前記第2ケースの内面に前記付勢部に対向して配置され前記付勢部における前記第2ケース側への移動を規制する規制部材を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の置き台。
  6. 前記端子部材は、金属で構成された線状の部材である金属線状部材により構成され、
    前記付勢部は、前記金属線状部材が螺旋形状に巻回されて形成されるコイル部により構成され、
    前記コイル部は、一端が前記固定部に連続すると共に他端が前記接触端子部に連続し、
    前記移動規制部は、前記コイル部における前記一端側の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載の置き台。
  7. 前記移動規制部は、前記コイル部における前記一端側を挟持することを特徴とする請求項6に記載の置き台。
  8. 前記ケース部材は、前記コイル部を収納可能な収納部を有して構成され、
    前記収納部は、前記ケース部材の内面に形成されるリブを有して構成され、
    前記移動規制部は、前記リブにおける前記コイル部の前記一端側に対向して該コイル部の前記一端側を挟持するように形成される部分であることを特徴とする請求項7に記載の置き台。
  9. 前記リブにおける前記コイル部の前記他端側に対向する部分には、前記コイル部に当接しない凹部が形成されることを特徴とする請求項8に記載の置き台。
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