JP4428536B2 - 充電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等の携帯端末装置の充電装置に適用して好適な充電装置に関し、特に機器が完全に載置された場合のみ充電を開始する充電装置を、マイクロスイッチ等の電気部品を用いることなく、機械的構成のみで実現した充電装置に関する。
特開2003−47164号の公開特許公報(特許文献1)において、卓上ホルダに携帯電話機が装着された場合のみ、給電用接片への通電を行う無線電話機用充電装置が開示されている。
この無線電話機用充電装置の場合、卓上ホルダに携帯電話が装着されると、この携帯電話の背面に凸状に形成されたストラップ取付部が、卓上ホルダの携帯電話装着面に形成された凹部に嵌入し、当該凹部内に設けられたスイッチをON動作させる。スイッチがONとなると、給電用接片への通電が行われ、該給電用接片を介して携帯電話が充電される。
これに対して、卓上ホルダに装着された携帯電話を取り外すと、卓上ホルダの上記凹部から携帯電話の上記ストラップ取付部が外れ、この凹部内に設けられたスイッチをOFF動作させる。スイッチがOFFとなると、給電用接片への通電が停止され携帯電話に対する充電も停止される。
このような無線電話機用充電装置は、卓上ホルダの凹部内に設けられたスイッチが、携帯電話の凸部であるストラップ取付部でON操作されない限りは、上記給電用接片に対する通電が行われないようになっている。このため、卓上ホルダに携帯電話機を装着した場合のみ、上記給電用接片への通電を行うことができる。
特開2003−47164号公報(第3頁:図1、図2)
しかし、特許文献1に開示されている無線電話機用充電装置は、電気的なスイッチを用いて給電用接片に対する通電を制御するようになっている。このスイッチのような電気部品を用いると、機械的な構成に加え電気的な構成が必要となるため、全体的に構成が複雑化するうえ、部品点数が多くなることから製造コストも高くなってしまう。
また、卓上ホルダの凹部内に設けられたスイッチをON動作させるためには、ストラップ取り付け部を凸部状に形成する必要がある。このため、携帯電話の筐体をデザインする際に「凸状のストラップ取り付け部を設けなければならない」という制約を受けることとなり、好ましいことではない。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、機器が装着された場合にのみ通電を行う充電装置を、電気的なスイッチを用いることなく、機械的構成のみ、かつ、少ない部品点数で実現することができ、また、装着する機器のデザインを制約することのないような充電装置の提供を目的とする。
本発明に係る充電装置は、上述の課題を解決するための手段として、
充電を行う機器が載置される筐体と、
上記筐体内に収納された電源供給を行うための充電基板と、
上記充電基板に対して物理的かつ電気的に接続された出力端子と、
上記筐体の上記機器の載置面から突出するように該筐体に設けられる第1の当接部と、この第1の当接部と連動すると共に、上記充電基板に接続された出力端子を収納するための収納部、この収納部に収納されている出力端子を突出させるための出力端子突出用孔、及び上記筐体から突出する部分の反対側の位置に設けられた切り欠き部を備え、該第1の当接部よりも上記載置面からの突出量が少なくなるように上記筐体に設けられる第2の当接部とを有するアクチュエータと、
弾性部材で形成され、上記アクチュエータに対して上記各当接部を上記筐体の載置面から突出させる方向の勢力を付与する勢力付与手段と、
上記筐体に設けられ、上記充電を行う機器の非載置時において、上記アクチュエータの第2の当接部に当接し、上記各当接部が上記筐体の載置面から突出した状態を維持するように、該第2の当接部を介してアクチュエータを支持する支持手段と、
上記充電を行う機器の載置時において、上記アクチュエータの上記第1の当接部が該機器により押圧された際に、上記第2の当接部の上記切り欠き部が上記支持手段が設けられている位置まで移動するように上記アクチュエータを回転させるアクチュエータ回転手段と、
上記充電を行う機器の載置時に、上記アクチュエータの上記第1の当接部及び上記第2の当接部が該機器により押圧された際に、上記支持手段が上記第2の当接部の上記切り欠き部内に位置するように上記アクチュエータを移動させることで、上記第2の当接部の収納部に収納されている上記出力端子を、該第2の当接部の上記出力端子突出用孔から突出させるアクチュエータ移動手段と
を有する。
このような本発明は、上記充電を行う機器の非載置時には、勢力付与手段により付与される、第1、第2の当接部を筐体の載置面から突出させる勢力と、支持手段が第2の当接部に当接して支持することで、筐体の載置面から第1、第2の当接部が突出した状態にアクチュエータを保持する。この状態では、充電基板に接続された出力端子は、第2の当接部内に収納されたままの状態となる。
次に、アクチュエータの第1の当接部及び第2の当接部は、第1の当接部よりも第2の当接部の方が、上記載置面からの突出量が少なくなっている。このため、上記充電を行う機器の載置時には、第2の当接部よりも先に第1の当接部が機器と当接して押圧されることとなる。
第1の当接部が機器により押圧されると、まず、アクチュエータ回転手段が、第2の当接部の切り欠き部を、支持手段が設けられている位置まで移動するように上記アクチュエータを回転させる。この状態は、支持手段が設けられている位置まで第2の当接部の切り欠き部が移動しているため、第2の当接部から支持手段による支持が外れた状態である。従って、第2の当接部を押圧することが可能となる。
次に、この第1の当接部が機器により押圧された状態で第2の当接部が機器により押圧されると、アクチュエータ移動手段が、上記第2の当接部の切り欠き部内に上記支持手段が位置するように上記アクチュエータを移動させる。これにより、第2の当接部の収納部に収納されている出力端子が、該第2の当接部の出力端子突出用孔から突出し、機器側の充電端子と当接して充電が開始される。
このように本発明は、アクチュエータの第1の当接部のみが押圧された際には、第2の当接部の押圧が可能となるのみで、該第2の当接部に収納されている出力端子は突出せず、アクチュエータの第1の当接部が押圧された状態で第2の当接部が押圧された際に、初めて第2の当接部に収納されている出力端子が突出して充電を可能としている。
本発明は、機器が装着された場合にのみ通電を行う充電装置を、電気的なスイッチを用いることなく、機械的構成のみ、かつ、少ない部品点数で実現することができる。このため、組み立て簡単とすることができると共に、製造に要する金型も少なくて済み、低コストで製造することができる。
また、充電装置側の構成のみで実現可能であるため、この充電装置に装着する機器のデザインを制約する不都合を防止することができる。
本発明は、携帯電話機の充電装置に適用することができる。
[充電装置の構成]
この本発明の実施の形態となる携帯電話機の充電装置は、図1(a),(b)に示すように、外観が略長方形状の上筐体1及び下筐体2同士を突き合わせることで形成されている。この充電装置は、上記上筐体1及び上記下筐体2を突き合わせることで、内部に所定の空隙部を形成するようになっており、この空隙部に、充電回路が設けられた基板や以下に説明するアクチュエータ3等が収納されるようになっている。
また、この充電装置で充電が行われる携帯電話機は、その背面部に充電端子が設けられており、充電の際には、図1(b)に示すように携帯電話機が背面部から当該充電装置に載置されるようになっている。そして、携帯電話機が当該充電装置に載置されると、アクチュエータ3に設けられた出力端子が露出して該携帯電話機の充電端子と当接し、充電が開始されるようになっている。
〔アクチュエータの構成〕
図2に、この充電装置に収納されたアクチュエータ3の斜視図を、図3に、このアクチュエータ3を上側から見た図をそれぞれ示す。この図2及び図3からわかるように、アクチュエータ3は、例えばABS樹脂等の非導通部材で形成されており、舌形状のリリースボタン10、及び略中空円筒形状のドラム11を有している。このリリースボタン10及びドラム11は、該リリースボタン10及びドラム11の端部同士を連結する連結アーム14、15で連結されている。すなわち、このリリースボタン10、ドラム11及び各連結アーム14、15は、上記ABS樹脂等の非導通部材で一体成形されており、リリースボタン10及びドラム11は、各連結アーム14、15を介してそれぞれ対で動作するようになっている。
ドラム11は、それぞれ略円形状を有する右側面部11a及び左側面部11bを有しており、この右側面部11a及び左側面部11bの中心部には、該中心部から突出するかたちで、当該アクチュエータ3に勢力を与えるZバネ21を支持するための支持軸12、13が設けられている。
また、このドラム11には、その上面部に、径方向に沿って形成された計5本の溝部18が略等間隔で設けられている。後に説明するが、この各溝部18からは、基板19に接続された各出力端子20が露出するようになっている。
また、このドラム11の右側面部11aの下側から左側面部11bの下側にかけて連続する切り欠き部22が設けられている。下筐体2には、図2に示すように上記切り欠き部22に沿って、該下筐体2から突出する支持板23が設けられている。
当該充電装置に携帯電話機が載置されていないときには、ドラム11の底面部に支持板23が当接することで、ドラム11の高さ位置を該支持板23の高さに保持するようになっている。そして、ドラム11の高さ位置が支持板23の高さに保持された状態では(=携帯電話機の非載置時)、図1(a)に示すように各出力端子20がドラム11内に収納されたままの状態となり、該ドラム11から各出力端子20が突出しないようになっている。
これに対して、当該充電装置に携帯電話機が載置されると、支持板23が、ドラム11の上記切り欠き部22に当接するようになり、ドラム11の高さ位置を、この切り欠き部22の深さに対応する位置まで引き下げるようになっている。そして、ドラム11の高さ位置が上記切り欠き部22の深さに対応する位置まで引き下げられると、図2に示すようにドラム11の各溝部18から各出力端子20が露出して、当該充電装置に載置された携帯電話機の各充電端子に当接するようになっている。
次に、図4に、各出力端子20及びこのアクチュエータ3に勢力を与えるZバネ21の斜視図を示す。各出力端子20は、例えば針金状の銅部材等の導通部材で形成されており、図4からわかるように、一端部がそれぞれ基板19に物理的かつ電気的に接続され、中間部が全体的に弾力を有するようにコイル状に形成されると共に、他端部近傍が山状に屈曲加工されている。
また、各出力端子20は、上記ドラム11に設けられた溝部18に対応する間隔で設けられている。そして、上述のように当該充電装置に携帯電話機が載置されていないときには、各出力端子20がドラム11内に収納された状態となり、当該充電装置に携帯電話機が載置された際に、各出力端子20の上記山状に屈曲加工されている部分の山頂の部分が、図2に示すようにドラム11の溝部18からそれぞれ露出するようになっている。
次に、アクチュエータ3に勢力を与えるZバネ21は、図4からわかるように「Z字形状」を有しており、このZ字形状の2つの屈折部に相当する部分が、それぞれコイル状に加工されたコイル部24、25となっている。各コイル部24、25の径は、ドラム11に設けられた支持軸12、13の径よりも若干大きめの径となっており、当該コイル部24、25に対していずれの支持軸12、13も挿通可能となっている。
[充電装置の組み立て工程]
このような充電装置を組み立てる場合、図4に示したように各出力端子20が設けられた基板19を下筐体2内に組み込むと共に、アクチュエータ3のリリースボタン10を基板19側に位置させた状態で、ドラム11の各溝部18から上記各出力端子20をそれぞれ突出させるように、該アクチュエータ3を配置する。
次に、図2に示すようにアクチュエータ3のドラム11に設けられた支持軸12にZバネ21のコイル部24を挿通させると共に、当該Zバネ21の一端部21aを、上記連結アーム14に設けられたバネ止め部16に係止させる。
次に、図3に示すように当該充電装置の下筐体2から、当該充電装置の短手方向に突出するかたちで設けられた固定支持軸27にZバネ21のコイル部25を挿通させると共に、このZバネ21の他端部21bを、上記下筐体2の底面部に設けられたバネ止め部26に係止させる。
なお、図2及び図3においては、支持軸12側に配置されたZバネ21のみ図示されているが、支持軸13側にも、これと同様にZバネ21が配置されるものと理解されたい。
このようにZバネ21を配置することで、Zバネ21の勢力により、アクチュエータ3全体が、下筐体2の形成方向に対して垂直方向に押し上げられ、各溝部18から突出していた各出力端子20がそれぞれドラム11内に収納された状態となる。
次に、図1に示すように上筐体1に設けられているリリースボタン用孔部30及びドラム用孔部31から、上記下筐体2に設けられたアクチュエータ3のリリースボタン10及びドラム11を突出させ、この状態で上筐体1と下筐体2を突き合わせて固定する。これにより、当該充電装置が組み上がることとなる。
ここで、図5に示すように上筐体1には移動溝形成用片部33が、下筐体2には移動溝形成用片部34が設けられており、上筐体1及び下筐体2を上述のように突き合わせて固定すると、各移動溝形成用片部33、34同士も突き合わされ、移動用溝部32を形成するようになっている。アクチュエータ3は、各移動溝形成用片部33、34により形成された各移動用溝部32により、ドラム11に設けられた各支持軸12,13を介して、図5中矢印で示す斜め下方向に移動可能に支持されるようになっている。
また、アクチュエータ3は、当該充電装置が組み上がった状態では、図5中点線で示す支持板23上に該ドラム11の底面部を乗り上げたかたちで、該支持板23により支持されるようになっている。
[充電装置の機械的動作]
次に、このような構成を有する当該実施の形態の充電装置の機械的な動作を説明する。まず、図6(a)に、当該充電装置に携帯電話機が載置される直前における該充電装置を側面側から見た透視図を、図7(a)に、この場合におけるアクチュエータ3部分の斜視図を示す。
この図6(a)及び図7(a)からわかるように、当該実施の形態の充電装置に携帯電話機が載置されていない状態では、携帯電話機によりアクチュエータ3に対して何ら力が加えられていないため、Zバネ21の勢力及び支持板23の支持により、アクチュエータ3全体が、下筐体2の形成方向に対して垂直方向に押し上げられられたままの状態が維持される。そして、この状態では、各出力端子20はドラム11内に収納されたままとなる。
次に、図6(b)に、当該充電装置に携帯電話機を載置し始めた状態における、該充電装置を側面側から見た透視図を、図7(b)に、この場合におけるアクチュエータ3部分の斜視図を示す。
図6(a)に示したように、充電装置に携帯電話機が載置されていない状態では、アクチュエータ3のリリースボタン10の高さ位置は、ドラム11の高さ位置よりも高い位置に維持されている(=上筐体1の上面部(=携帯電話機の載置面)から突出しているドラム11の突出量よりもリリースボタン10の突出量の方が多い。)。このため、当該充電装置に携帯電話機を載置し始めると、携帯電話機の背面部は、リリースボタン10に対して先に当接し、次にドラム11に当接することとなる。
図6(b)及び図7(b)は、携帯電話機の背面部がリリースボタン10に当接しているが、ドラム11には当接していない状態を示している。この状態においては、携帯電話機の背面部によりリリースボタン10のみが押し下げられるため、アクチュエータ3は、ドラム11の支持軸12、13を回転軸として、図7(b)中矢印で示す反時計回り方向に回転する。
上述のように、アクチュエータ3のドラム11は支持板23により支持されているのであるが、リリースボタン10のみが押し下げられ、反時計回り方向に回転すると、ドラム11に設けられている切り欠き部22の位置が支持板23の位置まで移動する。これにより、ドラム11を支持する支持板23が該ドラム11から外された状態となり、ドラム11の押し込み操作が可能な状態となる。
次に、図6(c)に、当該充電装置に携帯電話機が完全に載置された状態における、該充電装置を側面側から見た透視図を、図7(c)に、この場合におけるアクチュエータ3部分の斜視図を示す。
リリースボタン10のみが押し下げられることで、ドラム11に設けられている切り欠き部22の位置が支持板23の位置まで移動して該ドラム11の押し込み操作が可能となった状態において、携帯電話機の背面部によりドラム11が押圧操作されると、図5中及び図6(c)中にそれぞれ矢印Dで示すように、ドラム11の支持軸12、13が移動用溝部32に沿って移動して、ドラム11の切り欠き部22内に支持板23が収納されたかたちとなり、アクチュエータ3全体が右斜め下方向に移動する。
この状態となると、それまでドラム11内に収納されていた各出力端子20の山状に屈曲加工されている部分が、図7(c)に示すようにドラム11の各溝部18から突出する。そして、この突出した各出力端子20が、携帯電話機の背面部に設けられた充電端子に当接する。これにより、携帯電話機のバッテリに対して充電が開始されることとなる。
[ドラムに設けられた間隙部の機能]
ここで、このように当該実施の形態の充電装置に装着された携帯電話機を取り外す場合、図6(c)の矢印Aで示すように携帯電話機全体を充電装置に対して垂直に持ち上げるかたちで取り外せば問題はないのであるが、図6(c)の矢印Bで示すように当該携帯電話機がアクチュエータ3のリリースボタン10側から取り外された場合、以下に説明する不具合を生ずるおそれがある。
当該充電装置に携帯電話機が完全に載置された際に、図8(a)に示すようにドラム11に設けられている切り欠き部22の切り欠き面40と支持板23との間に余裕(間隙部)を設けることなく両者が当接した状態にしてしまうと、図6(c)の矢印Bで示すように当該携帯電話機をアクチュエータ3のリリースボタン10側から取り外した場合、Zバネ21の勢力により、ドラム11よりもリリースボタン10の方が先に押し上げられることで、ドラム11が時計回り方向に回転し、このドラム11の回転により切り欠き面40で支持板23が蹴られるようになる。また、当該充電装置に携帯電話機が完全に載置されると、図8(a)に矢印Aとして示すようにZバネ21の下のコイル部25に撓みが発生する。
このため、ドラム11の切り欠き面40で支持板23が蹴られることで、Zバネ21の下のコイル部25に撓みが発生した分、アクチュエータ3全体が図8(a)に矢印Cに示すように、当該充電装置の長手方向に移動する不都合を生ずるおそれがある。
このようなことから当該実施の形態の充電装置は、当該充電装置に携帯電話機が完全に載置された際に、図8(b)に示すようにドラム11の切り欠き部22の切り欠き面40と支持板23との間に所定の間隙部を形成するように、該ドラム11の切り欠き部22が切り欠き加工されている。
この切り欠き部22の切り欠き加工の程度としては、上記Zバネ21の下のコイル部25に生ずる撓み分よりも若干大きめで、当該充電装置に載置された携帯電話機がリリースボタン10側から取り外された際に回転するドラム11の回転分を吸収可能な大きさ(=切り欠き面40と支持板23とを当接させない大きさ)となっている。
これにより、当該充電装置に載置された携帯電話機がリリースボタン10側から取り外された場合でも、回転するドラム11の回転分を上記間隙部で吸収することができるため、アクチュエータ3全体が当該充電装置の長手方向に移動する不都合を防止することができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の充電装置は、携帯電話機の載置面から突出するドラム11の突出量よりも、リリースボタン10の突出量が多くなるように、該リリースボタン10及ドラム11が設けられており、携帯電話機を載置する際に、まず、携帯電話機の背面部がリリースボタン10を押し下げる。リリースボタン10が押し下げられると、アクチュエータ3がドラム11の支持軸12、13を回転軸として反時計回り方向に回転し、ドラム11を支持していた支持板23の位置に、ドラム11の切り欠き部22が位置するようになり、支持板23の支持が外れ、ドラム11が押し下げ操作可能となる。
この状態で、携帯電話機をさらに押し下げると、携帯電話機の背面部にドラム11が当接し、該ドラム11が押し下げられ、ドラム11の支持軸12、13が移動用溝部32に沿って移動することで、ドラム11の切り欠き部22内に支持板23が収納されたかたちとなり、アクチュエータ3全体が右斜め下方向に移動する。
これにより、アクチュエータ3全体が各筐体1、2内に落ち込むと共に、それまでドラム11内に収納されていた各出力端子20が該ドラム11の溝部18からそれぞれ突出し、携帯電話機の背面側に設けられている充電端子と当接して充電が開始される。
すなわち、当該実施の形態の充電装置は、
1.携帯電話機を載置することで、まず、リリースボタン10が押し下げられ、ドラム11の押し下げ操作が可能となる、
2.この状態で、さらに携帯電話機を押し下げることで、携帯電話機の背面部によりドラム11が押し下げられ、ここで初めて各出力端子20が突出する、
という「2アクション」で動作するようになっている。
換言すれば、リリースボタン10を押し下げただけでは各出力端子20は突出せず、リリースボタン10及びドラム11を同時に押し下げることで、初めて各出力端子20がドラム11から突出するようになっている。
このため、リリースボタン10及びドラム11のうち、いずれか一方のみが押し下げられた場合には、各出力端子20が突出しないため充電は行われず、当該充電装置の載置面に携帯電話機を完全に載置され、リリースボタン10及びドラム11が共に押し下げ操作されるという、真の充電時のみ、各出力端子20を突出させて充電を行うことができる。
また、この充電装置は、リリースボタン10及び各出力端子を収納するドラム11を備えたアクチュエータ3と、このアクチュエータ3に勢力を与えるZバネ21と、携帯電話機の載置時にアクチュエータ3を右斜め下方向に移動させるための移動用溝部32と、携帯電話機の非載置時には、アクチュエータ3のドラム11を支持し、携帯電話機の載置時には、ドラム11の切り欠き部22内に収納される支持板23とで形成することができる。
このため、マイクロスイッチ等の電気部品を用いることなく、真に機械的な構成のみ、かつ、少ない部品点数で実現することができ、組み立て簡単とすることができると共に、製造に要する金型も少なくて済み、低コストで製造することができる。
また、携帯電話機側の構成要素を不要とすることができ、当該充電装置側の構成のみで実現可能であるため、この充電装置に装着する携帯電話機のデザインを制約する不都合を防止することができる。
また、この充電装置は、当該充電装置に携帯電話機が完全に載置された際に、ドラム11の切り欠き部22の切り欠き面40と支持板23との間に所定の間隙部を形成するように、該ドラム11の切り欠き部22が切り欠き加工されている。このため、当該充電装置に載置された携帯電話機がリリースボタン10側から取り外された場合でも、回転するドラム11の回転分を上記間隙部で吸収することができ、アクチュエータ3全体が当該充電装置の長手方向に移動する不都合を防止することができる。
[変形例]
上述の実施の形態の説明では、当該充電装置は、携帯電話機の背面部側に設けられている充電端子に対して出力端子20を当接させて充電を行うこととしたが、当該充電装置は、この携帯電話機側の充電端子が設けられる位置に限定されることはない。
すなわち、携帯電話機側の充電端子が、例えば携帯電話機の側面部や底面部等のいずれの面部に設けられていても、当該充電装置に携帯電話機が完全に載置された際に、該携帯電話機の充電端子に出力端子20が当接して充電を開始する構成であれば、上述と同じ効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態の説明では、アクチュエータ3のドラム11は中空円筒形状であることとしたが、各出力端子20を収納可能な形状であれば、この他、中空の矩形形状や中空の三角形状等の他の形状としてもよい。また、リリースボタン10の形状も同様であり、携帯電話機の載置面からの突出量がドラム11の突出量よりも多いのであれば、どのような形状としてもよい。そして、いずれの場合も上述と同じ効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機用の充電装置に適用することとしたが、本発明は、この他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等の他の携帯端末装置用の充電装置に適用してもよい。この場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、本発明は、本発明の一例として開示したに過ぎない上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、上述の実施の形態以外であっても設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態となる充電装置に対して携帯電話機を載置する前、及び携帯電話機を載置した状態の斜視図である。 実施の形態の充電装置に設けられているアクチュエータの斜視図である。 実施の形態の充電装置に設けられているアクチュエータの上面図である。 実施の形態の充電装置のアクチュエータに設けられている各出力端子、及びアクチュエータに勢力を与えるZバネの斜視図である。 実施の形態の充電装置に設けられているアクチュエータの移動方向を説明するための図である。 実施の形態の充電装置に対して携帯電話機が載置されることによるアクチュエータの動作を説明するための透視図である。 実施の形態の充電装置に対して携帯電話機が載置されることによるアクチュエータの動作を説明するための斜視図である。 実施の形態の充電装置のアクチュエータのドラムに設けられている間隙部の機能を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 上筐体、2 下筐体、3 アクチュエータ、10 アクチュエータのリリースボタン、11 アクチュエータのドラム、12 ドラムの一方の支持軸、13 ドラムの他方の支持軸、14 アクチュエータのリリースボタンとドラムを接続する一方の接続アーム、15 アクチュエータのリリースボタンとドラムを接続する他方の接続アーム、16 一方の接続アームに設けられたバネ止め部、17 他方の接続アームに設けられたバネ止め部、18 ドラムの溝部、19 基板、20 出力端子、21 アクチュエータに勢力を与えるZバネ、22 ドラムの下側に設けられた切り欠き部、23 ドラムを支持するための支持板、24 ドラムの支持軸に挿通されるZバネのコイル部、25 下筐体から突出した固定支持軸に挿通されるZバネのコイル部、26 下筐体側に設けられたZバネのバネ止め部、27 下筐体から突出した固定支持軸、32 上筐体及び下筐体を突き合わせることで形成されるアクチュエータの移動用溝部、33 上筐体側に設けられた移動溝形成用片部、34 下筐体側に設けられた移動溝形成用片部、40 ドラムの切り欠き部の切り欠き面

Claims (4)

  1. 充電を行う機器が載置される筐体と、
    上記筐体内に収納された電源供給を行うための充電基板と、
    上記充電基板に対して物理的かつ電気的に接続された出力端子と、
    上記筐体の上記機器の載置面から突出するように該筐体に設けられる第1の当接部と、この第1の当接部と連動すると共に、上記充電基板に接続された出力端子を収納するための収納部、この収納部に収納されている出力端子を突出させるための出力端子突出用孔、及び上記筐体から突出する部分の反対側の位置に設けられた切り欠き部を備え、該第1の当接部よりも上記載置面からの突出量が少なくなるように上記筐体に設けられる第2の当接部とを有するアクチュエータと、
    弾性部材で形成され、上記アクチュエータに対して上記各当接部を上記筐体の載置面から突出させる方向の勢力を付与する勢力付与手段と、
    上記筐体に設けられ、上記充電を行う機器の非載置時において、上記アクチュエータの第2の当接部に当接し、上記各当接部が上記筐体の載置面から突出した状態を維持するように、該第2の当接部を介してアクチュエータを支持する支持手段と、
    上記充電を行う機器の載置時において、上記アクチュエータの上記第1の当接部が該機器により押圧された際に、上記第2の当接部の上記切り欠き部が上記支持手段が設けられている位置まで移動するように上記アクチュエータを回転させるアクチュエータ回転手段と、
    上記充電を行う機器の載置時に、上記アクチュエータの上記第1の当接部及び上記第2の当接部が該機器により押圧された際に、上記支持手段が上記第2の当接部の上記切り欠き部内に位置するように上記アクチュエータを移動させることで、上記第2の当接部の収納部に収納されている上記出力端子を、該第2の当接部の上記出力端子突出用孔から突出させるアクチュエータ移動手段と
    を有する充電装置。
  2. 請求項1に記載の充電装置であって、
    上記第2の当接部の上記切り欠き部は、載置された上記充電を行う機器を上記第1の当接部側から先に取り外した際に、上記アクチュエータ回転手段により生ずる当該第2の当接部の回転分を吸収する大きさに切り欠き加工されていること
    を特徴とする充電装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の充電装置であって、
    上記アクチュエータ回転手段は、上記アクチュエータの上記第2の当接部が上記筐体から突出する方向に対して直交する方向に沿って該第2の当接部に設けられた回転軸部を有し、
    上記アクチュエータ移動手段は、筐体側に固定して設けられ、上記充電を行う機器の載置時に、上記アクチュエータの上記第1の当接部及び上記第2の当接部が該機器により押圧された際に、上記支持手段が上記第2の当接部の上記切り欠き部内に位置するように、上記第2の当接部に設けられた回転軸部の移動方向を規制することで上記アクチュエータの移動方向を規制する移動用溝部を有すること
    を特徴とする充電装置。
  4. 請求項3に記載の充電装置であって、
    上記アクチュエータの上記第1の当接部、第2の当接部、及び上記回転軸部は、非導通部材により一体成型されていること
    を特徴とする充電装置。
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