JP2003060419A - 固定式アンテナおよびそれを用いた通信機器 - Google Patents

固定式アンテナおよびそれを用いた通信機器

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JP2003060419A
JP2003060419A JP2001250054A JP2001250054A JP2003060419A JP 2003060419 A JP2003060419 A JP 2003060419A JP 2001250054 A JP2001250054 A JP 2001250054A JP 2001250054 A JP2001250054 A JP 2001250054A JP 2003060419 A JP2003060419 A JP 2003060419A
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fixed antenna
rod
shaped insulator
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JP2001250054A
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English (en)
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Shinzo Kawamoto
晋三 河本
Koji Sako
公司 佐古
Koichi Matsumoto
光一 松本
Yoshinobu Nakagawa
吉信 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用の通信機器に使用される固定式アンテ
ナに関し、簡単な構造で、使用プリント基板に対して直
接、電気的な接続と機械的な取り付けができるものを実
現する。 【解決手段】 アンテナエレメント10を絶縁樹脂で覆
った棒状絶縁体11の長手方向の端面11Aには、その
長手方向の軸芯に平行に、使用プリント基板17を挟み
込む装着機能部としての第1脚部12および第2脚部1
3が延設され、かつ上記第2脚部13の側部には、上記
アンテナエレメント10に接続された接触板14が棒状
絶縁体11の長手方向の軸線に平行に延び、中間部分で
略U字状に曲げ返された先端部を使用プリント基板17
との接触部14Aとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
やPHS等の携帯用の通信機器に使用される固定式アン
テナおよびそれを用いた通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やPHS等の携帯用の
通信機器が広く普及しているが、これらの通信機器には
電波を送受信するための固定式アンテナが備えられてい
る。
【0003】このような従来の携帯用の通信機器に搭載
される固定式アンテナについて、図を用いて説明する。
【0004】図9は、従来の固定式アンテナの部分断面
とした正面図である。
【0005】同図において、1は金属線からなる螺旋状
のアンテナエレメントで、そのアンテナエレメント1の
下端は、導電金属製の接続用金具2と電気的に接続され
ている。
【0006】この接続用金具2の下部外周には、通信機
器への装着のために雄ネジ2Aが形成されている。
【0007】そして、このアンテナエレメント1をイン
サート成形などにより絶縁樹脂からなる絶縁体3で覆っ
て固定式アンテナ4は構成されている。
【0008】この固定式アンテナ4は、接続用金具2を
用いて使用機器である通信機器に装着されるものであ
る。
【0009】次に、この固定式アンテナ4を用いた通信
機器としての携帯電話機について、図10の従来の固定
式アンテナを用いた通信機器としての携帯電話機の要部
側面断面図を用いて説明する。
【0010】5は通信機器としての携帯電話機であり、
その携帯電話機5の筐体6上部(図中で右側に相当)に
上記固定式アンテナ4を装着するための雌ネジ7Aを備
えた導電金属製の接続用ホルダー7が取り付けられてお
り、上記接続用ホルダー7に電気的に接続状態で装着さ
れている端子8は、携帯電話機5内部に配された使用プ
リント基板9の所定回路に電気的に接続状態に配されて
いる。
【0011】そして、上記従来の固定式アンテナ4は、
その接続用金具2の雄ネジ2Aを上記携帯電話機5の接
続用ホルダー7の雌ネジ7Aにねじ込むことにより機械
的かつ電気的に携帯電話機5に装着されるものであっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の固定式アンテナ4においては、固定式アンテナ4の接
続用金具2を携帯電話機5の接続用ホルダー7にねじ込
むことにより電気的に接続し取り付ける構成であるた
め、取り付けの作業工数がかかるという問題があった。
【0013】また、固定式アンテナ4の接続用金具2及
び携帯電話機5の接続用ホルダー7にはネジ加工を施す
必要がある上に、携帯電話機5の接続用ホルダー7と使
用プリント基板9との接続構造も必要となり、構造の複
雑さが機器側のコストアップになりやすいという問題も
あった。
【0014】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、簡単な構造で電気的な接続と機械的な取
り付けが容易に確実にできる固定式アンテナおよびそれ
を用いた通信機器を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有するものである。
【0016】本発明の請求項1に記載の発明は、アンテ
ナエレメントを備えた樹脂製の棒状絶縁体と、前記アン
テナエレメントに接続され前記棒状絶縁体の長手方向の
端部から延びた導電金属薄板製の接触板と、前記棒状絶
縁体に備えられた装着機能部からなり、前記接触板が使
用プリント基板に設けられた導電部に直接接続するよう
に、前記装着機能部で、前記使用プリント基板面と平行
な軸芯状態で使用プリント基板に取り付けられる固定式
アンテナとしたものであり、装着機能部によって固定式
アンテナを使用プリント基板に直接装着することがで
き、更に電気的な接続も、接触板で使用プリント基板の
回路に直接接触させることができるため、簡単な構造で
取り付けの作業工数が少ない固定式アンテナを実現する
ことができるという作用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、装着機能部が、棒状絶縁体と同じ樹脂で
一体に形成されたものであり、同一樹脂であることによ
り、棒状絶縁体を形成する際に装着機能部も同時に形成
できるので、装着機能部用に別の部材を用いる必要がな
く、簡易でコストアップを抑えて装着機能部を有する固
定式アンテナにできるという作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、装着機能部が、使用プリント基板の表裏
両面からその使用プリント基板を挟むための第1および
第2脚部で構成され、これら第1、第2脚部のいずれか
一方が弾性を有するものであり、使用プリント基板へ固
定式アンテナを取り付ける際に、脚部間に使用プリント
基板を挟み込むようにして、弾性を有した脚部が被装着
側である使用プリント基板の厚みのばらつきなどを吸収
して安定して取り付けることができるものが得られると
いう作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
発明において、第1脚部が、使用プリント基板の片面側
に対応する2ヵ所の位置に設けられると共に、第2脚部
は、前記使用プリント基板の他面側に対応し、かつ前記
2ヵ所の第1脚部間を結ぶ中間位置に対応する位置に設
けられたものであり、2ヵ所の第1脚部と1ヵ所の第2
脚部の合計3ヵ所の脚部が、軸芯方向から見て三角形の
頂点部の関係に位置して使用プリント基板を表裏方向で
挟持することにより、使用プリント基板に固定式アンテ
ナを安定させて保持させることができるという作用を有
する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項3記載の
発明において、使用プリント基板に孔を設け、装着機能
部の第1、第2脚部の弾性を有する方の脚部に設けた凸
部が前記使用プリント基板の孔に係合して取り付けられ
るものであり、脚部に設けた凸部が使用プリント基板の
孔に係合していることで、振動や荷重が固定式アンテナ
に加わることがあっても上記凸部が上記使用プリント基
板の孔から外れにくいので、使用プリント基板に固定式
アンテナをより安定した状態に取り付けることができる
という作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、棒状絶縁体の両側面が装着機能部として
機能して、使用プリント基板に設けた切り欠きに前記装
着機能部が圧入状態で係止されて取り付けられるもので
あり、棒状絶縁体の両側面を利用するだけという簡易な
方法で、装着後の棒状絶縁体の側面方向のがたつきを容
易に抑えることができるという作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、第2脚部の側部に接触板を位置させると
共に、その接触板の使用プリント基板に接する側の反対
側にバネ規制部を設けたものであり、バネ規制部により
接触板の動きを保護、規制して、接触板の変形を防止す
ることができると共に、使用プリント基板に固定式アン
テナを装着した際の接触板の圧縮変形をこのバネ規制部
が受け止めることとなり、接触板の使用プリント基板へ
の接触圧力を安定させることができるという作用を有す
る。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、バネ規制部が、棒状絶縁体と同じ樹脂で
一体に形成されたものであり、棒状絶縁体と同一樹脂で
あるため、棒状絶縁体と同時にバネ規制部が樹脂成形で
形成でき、新たな部材を用いることなく簡易にバネ規制
部を形成することができるという作用を有する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、棒状絶縁体の長手方向の端部から延びた
導電金属薄板製の接触板が、その根元部分から前記棒状
絶縁体の長手方向の軸線に平行に延び、先端側が使用プ
リント基板に設けられた導電部に直接接続するように、
中間部分で略U字状に曲げ返された形状であるものであ
り、固定式アンテナを使用プリント基板面に平行な方向
から取り付ける際に、接触板は、略U字状部分でスムー
ズに弾性変形しつつ取り付けられるものにできると共
に、接触板のバネ弾性部分を長くすることができて、そ
の接触圧力を安定させることができるという作用を有す
る。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項1記載
の固定式アンテナが搭載され、前記固定式アンテナの棒
状絶縁体を、筐体で位置決めする構造とした通信機器で
あり、固定式アンテナを使用通信機器の筐体によって位
置決めすることにより、外部からの振動や荷重に対して
も固定式アンテナの装着状態が安定した通信機器にでき
るという作用を有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図8を用いて説明する。
【0027】ここで、一実施の形態を用いて、本発明の
請求項1〜10記載の発明について説明する。
【0028】図1は本発明の一実施の形態による固定式
アンテナの外観斜視図、図2は同部分断面とした側面図
である。
【0029】同図において、10は、螺旋状に巻回され
たアンテナエレメントであり、11は、このアンテナエ
レメント10を絶縁樹脂でインサート成形により覆った
細長い棒状絶縁体である。
【0030】この棒状絶縁体11の長手方向の一方の端
面11A側には、その長手方向の軸芯に平行に装着機能
部としての第1脚部12および第2脚部13が延設され
ており、この第1脚部12および第2脚部13は、上記
棒状絶縁体11と同じ絶縁樹脂によりインサート成形で
同時に形成されている。
【0031】そして、上記第1脚部12は、この固定式
アンテナ15を装着する使用プリント基板17(後述の
図で示す)の片面側に対応する2ヵ所の位置に設けられ
ており、全体が弾性を有するように細長く延設されて、
さらにその先端部分に凸部12Aを有している。
【0032】また、上記第2脚部13は、上記2ヵ所の
第1脚部12同士を結ぶ中間位置に対応する位置で上記
使用プリント基板17の他面側にあたる位置に設けられ
ている。
【0033】この第2脚部13は、第1脚部12と比較
して幅は同等であるが、厚さ方向には第1脚部12より
も厚く形成され、厚み方向の変形が生じにくくなってい
る。
【0034】そして、上記2ヵ所の第1脚部12の上面
12Bで形成される平面と上記第2脚部13の下面13
Aとの間隔は、使用プリント基板17の厚みより僅かに
狭くなるように形成されている。
【0035】また、上記第2脚部13の側部で上記棒状
絶縁体11の軸芯側には、上記アンテナエレメント10
の端部に接続された導電金属薄板からなる接触板14が
上記棒状絶縁体11の端面11Aから棒状絶縁体11の
長手方向の軸線に平行に延びて、中間部分で略U字状に
曲げ返され先端部が使用プリント基板17との接触部1
4Aとなっている。
【0036】次にこのように構成された固定式アンテナ
15を通信機器の使用プリント基板17に装着する方法
について説明する。
【0037】図3は、通信機器に使用プリント基板に固
定式アンテナを装着する直前の外観斜視図であり、17
は、通信機器の使用プリント基板で、表面には所定の内
部回路(図示せず)と接続された導電部18が設けられ
ている。
【0038】この導電部18は、固定式アンテナ15の
接触板14との接触用に設けられたものである。
【0039】さらに、使用プリント基板17には、固定
式アンテナ15が装着された際に、棒状絶縁体11の端
面11Aから延設された第1脚部12の先端部分に設け
られた凸部12Aが位置するところに合わせて2ヵ所の
角孔19が設けられている。
【0040】そして、図3の矢印で示すように、使用プ
リント基板17の平面に平行な方向から、使用プリント
基板17の表裏面を第1脚部12の上面12Bで形成さ
れる平面と上記第2脚部13の下面13Aとの間で挟み
込むようにして、棒状絶縁体11の端面11Aが使用プ
リント基板17の端部に当接するまで固定式アンテナ1
5を押し込み、図4に示すように、使用プリント基板1
7に固定式アンテナ15を装着する。
【0041】この図3から図4に至る押し込み時におい
て、棒状絶縁体11の長手方向の端面11Aに設けられ
た2ヵ所の第1脚部12は棒状絶縁体11と同一樹脂で
一体に細長く形成されていて弾性を備えているため、圧
入途中ではその先端部に設けられた凸部12Aが使用プ
リント基板17の下面を弾接状態で擦れていき、図4の
状態で、その2ヵ所の凸部12Aが使用プリント基板1
7に設けられた2ヵ所の角孔19にそれぞれスナップ性
を持ってはまり込む。
【0042】この凸部12Aが使用プリント基板17の
角孔に係合していることで、外部からの振動や荷重が固
定式アンテナ15に加わることがあっても、外れにくく
安定した状態で使用プリント基板17に取り付けること
ができる。
【0043】そして、棒状絶縁体11に延設した2ヵ所
の第1脚部12の上面12Bで形成される平面と第2脚
部13の下面13Aで作られる間隔は、上記使用プリン
ト基板17の厚みより僅かに狭く設定され、かつ第1脚
部12は弾性を備えて形成されているので上記使用プリ
ント基板17の厚みのばらつきなどを吸収できて、この
第1脚部12、第2脚部13で確実に挟み込んで取り付
けることができる。
【0044】さらに、2ヵ所の第1脚部12と1ヵ所の
第2脚部13からなる合計3ヵ所の脚部が、軸芯方向か
ら見て三角形の頂点部の関係に位置して使用プリント基
板17を表裏方向で挟持しているため、固定式アンテナ
15は、使用プリント基板17に安定して保持される。
【0045】そして、2ヵ所の第1脚部12と第2脚部
13の位置を上記のように配設すると棒状絶縁体11と
一体にインサート成形する時の成形金型構造がコアとキ
ャビティの上下二つに分割するだけの単純な構造の金型
とすることができる。
【0046】なお、上記には、装着機能部を一体形成す
るようにして部品点数を削減するようにしているが、別
部材で構成してもよい。
【0047】また、同様に図3から図4に至る装着中に
おいて、棒状絶縁体11の端部11Aに設けられた接触
板14は、その中間部で略U字状に曲げ返されて先端部
に向かう傾斜部14Bで使用プリント基板17に弾接し
て滑らかに撓み、使用プリント基板17の端部を乗り越
えながら弾性変形し、図4の状態で、接触板14の曲げ
返された先端部の接触部14Aが使用プリント基板17
の表面に引き回された導電部18に弾接し、電気的に通
信機器の電気回路と接続する。
【0048】このように、略U字状に接触板14を曲げ
返していることにより、接触板14を含んで固定式アン
テナ15の安定した取付作業が実現できると共に、接触
板14は、バネ弾性部分を長くすることができ、使用プ
リント基板17の導電部18への接触板14の接触圧力
を安定させて接触させることができる。
【0049】また。通信機器側としても、固定式アンテ
ナ15の取り付け工数は上述のように少なくて済むと共
に、使用プリント基板17以外の関連部材の低減が可能
となるため、高品質で安価なものが容易に実現できる。
【0050】さらに、以上のように通信機器の使用プリ
ント基板17に装着された固定式アンテナ15につい
て、図5の通信機器としての携帯電話機の要部側面断面
図に示すように、棒状絶縁体11を携帯電話機20の筐
体21に設けた保持部21Aで位置決めを行うと、携帯
電話機20に加わる振動や荷重に対しても強固に安定し
て固定式アンテナ15が装着されたものにできる。
【0051】なお、この場合には、固定式アンテナ15
が携帯電話機20の筐体21内に配されるため、固定式
アンテナ15自身も保護できるようになる。
【0052】また、図5による説明では。固定式アンテ
ナ15を携帯電話機20の筐体21内部に収めた内蔵型
の固定式アンテナ15として示したが、棒状絶縁体11
の中間部を筐体で保持し、先端側を外方へ突出させた構
成としても良い。
【0053】なお、固定式アンテナ15の装着機能部と
しては、例えば図6および図7の他の形態の固定式アン
テナと使用プリント基板との装着を説明する図にも示す
ものとしても良く、次に図6および図7を用いて、固定
式アンテナとそれが装着されるプリント基板について別
の形態によるものを説明する。
【0054】なお、上記に詳述した部分と同一構成の部
分の説明は省略する。
【0055】同図において、固定式アンテナ25は、棒
状絶縁体26の長手方向の両側の側面26Aがその長手
方向の軸芯に平行でかつ互いに平行な平面となってお
り、使用プリント基板27の端部は、上記固定式アンテ
ナ25の棒状絶縁体26の平行となった両側の側面26
Aの幅寸法に対して圧入状態となる間隔に設定された切
り欠き28が設けられている。
【0056】そして、この固定式アンテナ25を図6に
示すように、上記の場合と同様に使用プリント基板27
の平面に平行な方向で棒状絶縁体26の両側の側面26
Aを上記切り欠き28に圧入状態で、棒状絶縁体26の
長手方向の端面26Bが使用プリント基板27の切り欠
き28の奥の端部に当接するまで押し込み、図7に示す
ように、使用プリント基板27に固定式アンテナ25を
装着する。
【0057】この状態において、固定式アンテナ25は
使用プリント基板27の切り欠き28で圧入状態で固定
されるので、固定式アンテナ25の側面方向のがたつき
が規制されてより強固に固定式アンテナ25を使用プリ
ント基板27に装着することができ、電気的にも安定し
た接続が得られる。
【0058】さらに、固定式アンテナを図8の外観斜視
図に示すような形態にすることもできる。
【0059】この固定式アンテナ30は、棒状絶縁体3
1の長手方向の端面31Aから延設された接触板32の
曲げ返されて使用プリント基板(図示せず)と接する接
触部32A側とは反対側となる上方位置に、上記端面3
1Aから延設された第2脚部33と一体に形成された絶
縁樹脂製のバネ規制部34が設けられている。
【0060】この固定式アンテナ30では、バネ規制部
34が接触板32の上方を覆っているので取り扱い時な
どに接触板32に外部から負荷が加わって変形などが発
生することがなく、さらに使用プリント基板に装着され
た際の接触板32の弾性変形をこのバネ規制部34が受
け止めることにより、安定した接触圧が得られて使用プ
リント基板の導電部との接触を安定したものにすること
ができる。
【0061】なお、以上の様々な装着機能部は、個別で
構成してあっても、それらの組み合わせであってもよ
く、これらの装着機能部によって固定式アンテナが信頼
性高く装着された高品質の通信機器を容易に実現するこ
とができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造の装着機能部および接触板により、使用プリント基板
に、直接、作業工数が少なく電気的な接続と機械的な取
り付けができる固定式アンテナを実現することができる
という有利な効果が得られる。
【0063】また、これを用いた通信機器は、固定式ア
ンテナの取り付け工数やその関連部材の低減が可能とな
り、高品質で安価なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による固定式アンテナの
外観斜視図
【図2】同部分断面とした側面図
【図3】同固定式アンテナを使用プリント基板に装着す
る直前の外観斜視図
【図4】同固定式アンテナを使用プリント基板に装着し
た状態の外観斜視図
【図5】同固定式アンテナを装着した通信機器としての
携帯電話機の要部側面断面図
【図6】同他の形態の固定式アンテナを使用プリント基
板に装着する直前の外観斜視図
【図7】同他の形態の固定式アンテナを使用プリント基
板に装着した状態の外観斜視図
【図8】同他の形態の固定式アンテナの外観斜視図
【図9】従来の固定式アンテナの部分断面とした正面図
【図10】同固定式アンテナを装着した通信機器として
の携帯電話機の要部側面断面図
【符号の説明】
10 アンテナエレメント 11,26,31 棒状絶縁体 11A,26B,31A 端面 12 第1脚部 12A 凸部 12B 上面 13,33 第2脚部 13A 下面 14,32 接触板 14A,32A 接触部 14B 傾斜部 15,25,30 固定式アンテナ 17,27 使用プリント基板 18 導電部 19 角孔 20 携帯電話機 21A 保持部 26A 側面 28 切り欠き 34 バネ規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 光一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中川 吉信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E353 AA13 AA16 BB05 CC16 DD08 DR02 DR42 GG13 GG16 5E077 BB31 CC24 CC27 DD14 EE03 EE12 GG05 GG10 JJ10 JJ20 5J047 AA09 AB12 FD01 5K011 AA03 AA04 AA06 AA16 JA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナエレメントを備えた樹脂製の棒
    状絶縁体と、前記アンテナエレメントに接続され前記棒
    状絶縁体の長手方向の端部から延びた導電金属薄板製の
    接触板と、前記棒状絶縁体に備えられた装着機能部から
    なり、前記接触板が使用プリント基板に設けられた導電
    部に直接接続するように、前記装着機能部で、前記使用
    プリント基板面と平行な軸芯状態で使用プリント基板に
    取り付けられる固定式アンテナ。
  2. 【請求項2】 装着機能部が、棒状絶縁体と同じ樹脂で
    一体に形成されたものである請求項1記載の固定式アン
    テナ。
  3. 【請求項3】 装着機能部が、使用プリント基板の表裏
    両面からその使用プリント基板を挟むための第1および
    第2脚部で構成され、これら第1、第2脚部のいずれか
    一方が弾性を有する請求項1記載の固定式アンテナ。
  4. 【請求項4】 第1脚部が、使用プリント基板の片面側
    に対応する2ヵ所の位置に設けられると共に、第2脚部
    は、前記使用プリント基板の他面側に対応し、かつ前記
    2ヵ所の第1脚部間を結ぶ中間位置に対応する位置に設
    けられた請求項3記載の固定式アンテナ。
  5. 【請求項5】 使用プリント基板に孔を設け、装着機能
    部の第1、第2脚部の弾性を有する方の脚部に設けた凸
    部が前記使用プリント基板の孔に係合して取り付けられ
    る請求項3記載の固定式アンテナ。
  6. 【請求項6】 棒状絶縁体の両側面が装着機能部として
    機能して、使用プリント基板に設けた切り欠きに前記装
    着機能部が圧入状態で係止されて取り付けられる請求項
    1記載の固定式アンテナ。
  7. 【請求項7】 第2脚部の側部に接触板を位置させると
    共に、その接触板の使用プリント基板に接する側の反対
    側にバネ規制部を設けた請求項4記載の固定式アンテ
    ナ。
  8. 【請求項8】 バネ規制部が、棒状絶縁体と同じ樹脂で
    一体に形成されたものである請求項7記載の固定式アン
    テナ。
  9. 【請求項9】 棒状絶縁体の長手方向の端部から延びた
    導電金属薄板製の接触板が、その根元部分から前記棒状
    絶縁体の長手方向の軸線に平行に延び、先端側が使用プ
    リント基板に設けられた導電部に直接接続するように、
    中間部分で略U字状に曲げ返された形状である請求項1
    記載の固定式アンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の固定式アンテナが搭載
    され、前記固定式アンテナの棒状絶縁体を、筐体で位置
    決めする構造とした通信機器。
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