JP2019012942A - アンテナ装置、及びアンテナ取付装置 - Google Patents

アンテナ装置、及びアンテナ取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 構造を簡素化したアンテナ装置などを提供することである。【解決手段】 アンテナ装置は、一端に接続金具が取り付けられたアンテナ素子(ヘリカル素子6)を備える。アンテナ素子の給電点となる給電部(AM/FMアンテナ給電部11)が設けられた基板(AM/FMアンテナアンプ基板10)を備える。給電部に接続金具(AM/FMアンテナ素子接続金具8)が接する。接続金具は、給電部側に長手方向に折り返した矩形形状の導体を有する。接続金具は、給電部と接する導体に1以上の突起(第1金具突起82)を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、アンテナ装置、及びアンテナ取付装置に関する。
従来、特許文献1のように、車載アンテナ装置が提案されている。
特開2016−025477号公報
しかしながら、基板側に設けられた導体板バネが、アンテナ素子の先端部を挟持することで、アンテナ素子と基板との電気的な接続が行われており、接続部分の構造が複雑になっていた。
また、アンテナ素子を保持するホルダーはネジ止めによりアンテナケースに取り付けられており、接続部分の構造が複雑になっていた。
また、アンテナ装置を車両のルーフに取り付けるための取付装置(アンテナ取付装置)は、溶接によりナットが取り付けられたベースをルーフに設置し、当該ナットにボルトを螺合させる構成になっており、ナットとベースの接続工程が複雑になっていた。
したがって本発明の目的は、構造を簡素化したアンテナ装置などを提供することである。
本発明に係るアンテナ装置は、一端に接続金具が取り付けられたアンテナ素子と、アンテナ素子の給電点となる給電部が設けられた基板とを備え、給電部に接続金具が接する。
接続金具の端部を、給電部に接触させて、電気的に接続させるので、接続金具の下端が板状導体で構成され、給電部が当該板状導体を挟持する導体板バネで構成される形態に比べて、導体板バネに相当する部品が不要になるなど、部品点数を削減し、構成を簡素化出来る。
また、接続金具の一部と給電部とが接触すれば、接続金具と基板との電気的な接続が実現するため、給電部が接続金具から少し外れた位置関係にあっても、接続金具と基板との電気的な接続を維持出来る。
好ましくは、接続金具は、給電部側に長手方向に折り返した矩形形状の導体を有する。
折り返した形状が開く方向に付勢され、接続金具が給電部に近づく方向に押しつけられて、給電部と接しやすくなる。
さらに好ましくは、接続金具は、給電部と接する導体に1以上の突起を有する。
突起を設けることにより、給電部と接触する部位が、突起がある部分に特定される。
これにより、突起が設けられず平面部分が給電部と接する形態に比べて、接続金具と基板との電気的な接続を確実に行うことが可能になる。
本発明に係るアンテナ装置は、アンテナケースと、アンテナケースに内包され、アンテナ素子を保持するホルダーとを備え、アンテナケースは、内部へ突出する第1の突起を有し、ホルダーは、第1突起に対応すると共に外部へ突出する第2の突起を有する。
取り付けねじを用いずに、ホルダーをアンテナケースに嵌め込むことが出来る。
取り付けねじを必要としない分だけ、部品点数や取付工数を削減し、構成を簡素化出来る。
本発明に係るアンテナ装置は、ベースと、ボルトと螺合するナットとを備え、塑性変形によって、ナットは、ベースに固定される。
カシメなどの塑性変形によってナットがベースに固定されることにより、溶接によりナットがベースに固定される形態に比べて、製造工程を簡素化出来、容易且つ安価に固定を行うことが出来る。
好ましくは、ベースは、塑性変形に用いられる孔部を有し、ナットは、孔部に挿入される筒部を有し、孔部の内径は、筒部の外径よりも大きい。
以上のように本発明によれば、構造を簡素化したアンテナ装置などを提供することができる。
本実施形態におけるアンテナ装置の斜視図で、アンテナケースを省略したものである。 アンテナ装置を組み立てる前の各部の斜視図である。 アンテナ装置の側面図で、アンテナケースを省略したものである。 アンテナケース、容量装荷素子、第1ホルダー、第2ホルダー、ヘリカル素子を含む第1部分のyz断面構成図である。 ヘリカル素子とAM/FMアンテナ素子接続金具が取り付けられた第2ホルダーをz方向下方から見た下面図である。 AM/FMアンテナ素子接続金具がAM/FMアンテナ給電部に接する前における、第2ホルダーとヘリカル素子とAM/FMアンテナ素子接続金具とAM/FMアンテナアンプ基板のxz断面構成図である。 AM/FMアンテナ素子接続金具がAM/FMアンテナ給電部に接する状態における、第2ホルダーとヘリカル素子とAM/FMアンテナ素子接続金具とAM/FMアンテナアンプ基板のxz断面構成図である。 ナットが金属ベースに取り付けられる前における、ナットと金属ベースの斜視図である。 ナットが金属ベースに取り付けられた状態における、ナットと金属ベースの斜視図である。 ナットが金属ベースに取り付けられる前における、ナットと金属ベースの断面構成図である。 ナットが金属ベースに取り付けられる前における、金属ベースのカシメ孔が設けられた領域の断面構成図である。 ナットが金属ベースに取り付けられた状態における、ナットと金属ベースの断面構成図である。 ナットが金属ベースに取り付けられた状態における、金属ベースのカシメ孔が設けられた領域の断面構成図である。 強度調整孔が設けられた金属ベースにナットが取り付けられた状態における、ナットと金属ベースの斜視図である。 アンテナ装置のx方向後方から見た背面図で、アンテナケースを省略したものである。 アンテナケースをz方向下方から見た下面図である。 第2ホルダーなどが取り付けられた第1ホルダーをz方向下方から見た下面図である。 第1ホルダーなどが取り付けられたアンテナケースをz方向下方から見た下面図である。 パッド、金属ベース、樹脂ベース、シール、カラー、ナットを含む第2部分のyz断面構成図である。 DTVアンテナ素子などが取り付けられた第1ホルダーと、ヘリカル素子などが取り付けられた第2ホルダーの斜視図である。 パッド、金属ベース、樹脂ベース、シール、カラー、取付金具、ボルトを含む第2部分の斜視図である。
以下、本実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態におけるアンテナ装置1は、ルーフなど車両の上面に取り付けられ、アンテナケース2、容量装荷素子3、第1ホルダー4、DTV(Digital TV)アンテナ素子5、ヘリカル素子6、第2ホルダー7、AM/FMアンテナ素子接続金具8、パッド9、AM/FMアンテナアンプ基板10、AM/FMアンテナ給電部11、DTVアンテナ素子接続金具12、DTVアンテナアンプ基板13、DTVアンテナ給電部14、金属ベース15、樹脂ベース16、シール17、カラー18、取付金具19、ボルト20を備える(図1〜図21参照)。
方向を説明するために、アンテナ装置1が取り付けられる車両の前後方向をx方向、x方向と垂直な左右方向をy方向、x方向とy方向に垂直な略鉛直方向をz方向として説明する。図1において、xyz軸のそれぞれの矢印が指し示す方向をそれぞれ前方向、右方向、上方向と定義する。
アンテナケース2は、アンテナ装置1を構成する部材を覆う部材で、非透光性と電波透過性を有する合成樹脂などで形成された樹脂成型品であり、例えば、x方向前方がx方向後方よりも低くなるように傾斜し、両側面が内側に湾曲したシャークフィン形状を有する。
アンテナケース2は、下面が開口し、アンテナ装置1を構成する部材であって、アンテナケース2以外のもの(容量装荷素子3など)を、z方向上方から覆う。
アンテナケース2における背面部の内壁には、z方向に延び、x方向前方に突出し、xy断面が略T字形状を有する第1内壁突起2aが設けられ、第1ホルダー4における嵌合部41との嵌め合わせに用いられる(図16〜図18参照)。
アンテナケース2における側面部の内壁には、y方向内側に突出する第2内壁突起2bが設けられ、第1ホルダー4における下端突起42の係合に用いられる(図4参照)。
本実施形態では、第2内壁突起2bは、アンテナケース2における右側面と左側面の内壁に3つずつ設けられる例を示すが、第2内壁突起2bの数はこれに限定されるものではない。
アンテナケース2には、内壁からz方向下方に突出するように、樹脂ベース16への取り付け用の取付孔2cが設けられ、アンテナケース2を樹脂ベース16に固定する際に、取付孔2cには、樹脂ベース16に設けられた凸部16aが嵌め込まれる。
本実施形態では、取付孔2cは、アンテナケース2における内壁に7つ設けられる例を示すが、取付孔2cの数はこれに限定されるものではない。
容量装荷素子3は、x方向から見て下方が離れ上方が近づくように傾斜した2枚の金属板(第1金属板3a、第2金属板3b)が、下部の連結部31で接続し導通したものであり、当該2枚の金属板(第1金属板3a、第2金属板3b)のそれぞれは、y方向から見て全体として略台形形状の外形を有し、ミアンダ状に加工されている。
すなわち、容量装荷素子3は、頂部が無くy方向に分割されて側部がミアンダ形状になった一対のアンテナ素子である。
本実施形態では、第1金属板3aと第2金属板3bのx方向前方の下部に連結部31が設けられる形態を説明するが、第1金属板3aと第2金属板3bのx方向後方の下部に設けられる形態であってもよい。
第1金属板3aと第2金属板3bと連結部31は、1枚の金属板を折り曲げるなどして形成されるが、別体をつなぎ合わせて形成される形態であってもよい。
容量装荷素子3(連結部31)は、ヘリカル素子6の上部接続線と半田付けなどで電気的接続される。
容量装荷素子3のy方向の対称性を保つため、第1金属板3aと第2金属板3bは、x方向から見て、第1金属板3aと第2金属板3bを接続する下部の連結部31におけるy方向の中心線LXを含むxz平面P1を挟んで対称になるように形状や位置関係が決定されるのが望ましい。
容量装荷素子3は、第1金属板3aと第2金属板3bが第1ホルダー4の側面を挟むようにして、第1ホルダー4に保持される。
DTVアンテナ素子5は、掛け止めにより第1ホルダー4に保持される。
ヘリカル素子6は、巻き付けにより第2ホルダー7に保持され、第2ホルダー7は、第1ホルダーに保持される。
すなわち、ホルダー(第1ホルダー4、第2ホルダー7)は、アンテナケース2に内包され、アンテナ素子(容量装荷素子3、ヘリカル素子6、DTVアンテナ素子5)を保持する。
第1ホルダー4は、アンテナケース2の内壁に合わせた外形(例えば、x方向から見た断面が略等脚台形形状で、x方向後方からx方向前方にかけてy方向の寸法が短くなる外形)を有する。
第1ホルダー4は、中心線LXを含むxz平面上に形成される中心板4aと、中心板4aと垂直でyz平面に平行な略等脚台形形状の複数の面状部4bと、いくつかの面状部4bの下部に設けられyz断面が等脚台形で且つ下辺がない形状を有する土台部4cとを有する。
複数の面状部4bのうちx方向最後方のものの背面には、z方向に延び、x方向後方に突出し、xy断面が略T字溝形状を有する嵌合部41が設けられる(図17参照)。
具体的には、z方向に延びxy断面が略L字形状を有する2つのL字型柱が、面状部4bのx方向最後方のものの背面からx方向後方に突出するように形成され、当該2つのL字型柱の間に、当該略T字溝が形成される。
アンテナケース2の第1内壁突起2aと、第1ホルダー4の嵌合部41は、第1ホルダー4をアンテナケース2に取り付ける際の位置決めに使用される。
土台部4cは、x方向前方に設けられた第1土台部4c1、x方向中間部に設けられた第2土台部4c2、x方向後方に設けられた第3土台部4c3を有し、それぞれの土台部4cの下端部であって、アンテナケース2の第2内壁突起2bの上端と対向する位置には、y方向外側に突出する下端突起42が設けられる(図20参照)。
本実施形態における第1内壁突起2aが、特許請求の範囲における第1の突起の一つに相当し、嵌合部41が、特許請求の範囲における第1の突起(第1内壁突起2a)に対応する第2の突起に相当する。
また、本実施形態における第2内壁突起2bが、特許請求の範囲における第1の突起の一つに相当し、下端突起42が、特許請求の範囲における第1の突起(第2内壁突起2b)に対応する第2の突起に相当する。
第1ホルダー4の嵌合部41のT字溝にアンテナケース2の第1内壁突起2aが嵌め込まれ、第1ホルダー4の下端突起42がアンテナケース2の第2内壁突起2bよりもz方向上方に位置するように、容量装荷素子3とDTVアンテナ素子5とヘリカル素子6が取り付けられた第1ホルダー4をアンテナケース2の下部開口からz方向上方に押し込むことにより、取り付けねじを用いずに、第1ホルダー4をアンテナケース2に嵌め込むことが出来る。
取り付けねじを必要としない分だけ、部品点数や取付工数を削減し、構成を簡素化出来る。
また、アンテナケース2の第2内壁突起2bによって、第1ホルダー4の下端突起42が保持されるので、アンテナケース2に第1ホルダー4を嵌め込んだ後に第1ホルダー4がz方向下方に落ちる可能性が少ない。
また、第1ホルダー4の下端突起42がアンテナケース2の側面をy方向外側に押しつけるので、第1ホルダー4がアンテナケース2に嵌め込まれた後は、第1ホルダー4にy方向のがたつきが生じにくい。
また、第2土台部4c2と第3土台部4c3の間であって、いくつかの面状部4bの上部には、z方向上方に突出し、DTVアンテナ素子5の先端部を掛け止めする後方掛け止め部4dが設けられる。
複数の面状部4bであって後方掛け止め部4dよりもx方向前方のものにおける上部のy方向中央には、DTVアンテナ素子5が嵌められる凹み部4eが設けられる。
なお、本実施形態では、後方掛け止め部4dが1つだけ設けられる例を示すが、2以上後方掛け止め部4dが設けられる形態であってもよい。
この場合には、2以上の後方掛け止め部4dの中から、DTVアンテナ素子5を掛け止めする箇所を選択し、DTVアンテナ素子5の長さを調整することが可能になる。
第1ホルダー4のx方向前方の端部には、x方向前方且つ下端突起42よりもz方向下方に延びる先端部4fが設けられる。
先端部4fには、z方向上方に突出する第1掛け止め突起4f1、及びy方向外側に延びる第2掛け止め突起4f2が設けられる。
第1掛け止め突起4f1には、DTVアンテナ素子接続金具12が掛け止めされる。
第2掛け止め突起4f2には、第1掛け止め突起4f1に掛け止めされたDTVアンテナ素子接続金具12と電気的に接触する状態で、DTVアンテナ素子5の一方の端部が掛け止めされ、これにより、DTVアンテナ素子5の一端に、接続金具(DTVアンテナ素子接続金具12)が取り付けられる。
DTVアンテナ素子5は、棒状の導体で構成され、一方の端部は第2掛け止め突起4f2に巻き付けるなどして掛け止めされ、他方の端部は後方掛け止め部4dに巻き付けるなどして掛け止めされ、一方の端部と他方の端部の間の部分は、凹み部4eに収納される。
ヘリカル素子6は、棒状の導体で構成される。
ヘリカル素子6は、波長短縮素子として機能する螺旋部6aと、一方がAM/FMアンテナ素子接続金具8と接続され他方が螺旋部6aの下端に接続された下部接続線6bと、一方が螺旋部6aの上端と接続され他方が容量装荷素子3と接続された上部接続線を有する。
螺旋部6aは、容量装荷素子3とDTVアンテナ素子5を保持する第1ホルダー4の下で、且つx方向前方から見て容量装荷素子3や第1ホルダー4のy方向の中心線LXを含むxz平面P1から左にずれた位置に配置される(図4参照)。
螺旋部6aと下部接続線6bと上部接続線は、一体的に構成される形態であってもよいし、別体で構成される形態であってもよい。
容量装荷素子3とヘリカル素子6が、FM波帯などの信号を受信するAM/FMアンテナ素子を構成する。
容量装荷素子3と螺旋部6aとの電気的な接続は、上部接続線を介して行われる。
上部接続線により、容量装荷素子3の(y方向の中心の)直下から離れた位置に螺旋部6aを配置することが可能になり、容量装荷素子3の下部の領域を有効活用出来、アンテナ装置1の設計自由度を高めることが可能になる。
螺旋部6aを、容量装荷素子3のy方向の中心からずれた位置に配置することにより、AM/FMアンテナアンプ基板10上の部材であって、アンテナアンプなど比較的z方向の寸法が長いものを、中心線LXを含むxz平面P1の近傍に配置しやすく出来る。
第2ホルダー7は、合成樹脂製で、ヘリカル素子6を保持するために使用される。
第2ホルダー7は、螺旋部6aが巻き付けられる第1領域(ボビン)7aと、第1領域7aよりも下部に位置し、x方向前方に延びる第2領域7bを有する。
第1領域7aは、上面が閉口し、下面が開口する、筒形状であり、長軸がx方向に平行で短軸がy方向に平行なxy断面略楕円形状を有する。
第1領域7aの上面には、保持孔7a1が設けられ、保持孔7a1を介して、ヘリカル素子6が取り付けられた第2ホルダー7が第1ホルダー4にネジ止め(若しくはスナップ止め)される。
第2ホルダー7は、x方向前方から見て、第1ホルダー4のy方向の中心線LXを含むxz平面P1から左にずれた位置に取り付けられる。
ヘリカル素子6の螺旋部6aが巻き付けられる領域(第1領域7a)におけるxy断面が略楕円形状を有することにより、当該領域におけるxy断面が当該楕円の短軸半径と同等の半径を有する真円形状を有する形態に比べて、単位高さあたりのヘリカル素子6の螺旋部6aを構成する部材を巻き付ける量を多くすることが出来、z方向の高さを低くすることが出来、アンテナ装置1の低背化に貢献出来る。
また、螺旋部6aが巻き付けられる領域(第1領域7a)におけるxy断面が略楕円形状を有することにより、当該領域におけるxy断面が真円形状を有する形態に比べて、第1領域7aのy方向寸法を小さくすることが出来、アンテナ装置1のy方向の小型化に貢献出来る。
また、螺旋部6aが巻き付けられる領域(第1領域7a)におけるxy断面が外側方向に膨らんだ略円形状を有することにより、角張った形状など膨らんでいない形状部分を有する形態に比べて、螺旋部6aを構成する部材(棒状の導体)を密着して巻き付けることが出来、生産時の巻き加減やヘリカル素子6の電気性能のばらつきを少なくすることが可能になる。
第2領域7bには、z方向上方に突出する第3掛け止め突起7b1、及びy方向外側に延びる第4掛け止め突起7b2が設けられる。
第3掛け止め突起7b1には、AM/FMアンテナ素子接続金具8が掛け止めされる。
第4掛け止め突起7b2には、第3掛け止め突起7b1に掛け止めされたAM/FMアンテナ素子接続金具8と電気的に接触する状態で、下部接続線6bの一方の端部が巻き付けなどによって掛け止めされ、これにより、AM/FMアンテナ素子(容量装荷素子3、ヘリカル素子6)の一端(ヘリカル素子6の下部接続線6b)に、接続金具(AM/FMアンテナ素子接続金具8)が取り付けられる。
第2ホルダー7におけるヘリカル素子6の螺旋部6aが巻き付けられる箇所のx方向最後方とAM/FMアンテナ素子接続金具8のx方向最前方との間の距離(第1距離dd1)は、DTVアンテナ素子5の共振周波数の波長λの1/4の長さよりも短くなるように、ヘリカル素子6や第2ホルダー7の形状や位置関係が決定される(図5参照)。
これにより、ヘリカル素子6による、DTVアンテナ素子5のDTV波帯における平均利得の低下を抑制することが出来る。
AM/FMアンテナ素子接続金具8は、略矩形形状の導体が長手方向に繰り返し折り曲げられた構造(長手方向に折り返した形状)を有し、第1上部8aと第1下部8bとで構成される(図6、図7参照)。
AM/FMアンテナ素子接続金具8は、弾性変形が可能で、AM/FMアンテナ給電部11とは弾性的に圧縮された状態で接する。
第1上部8aは、xz断面が略U字形状を有し、第2ホルダー7の第2領域7bの第3掛け止め突起7b1に掛け止めされる。
第1下部8bは、xz断面が略M字形状を有し、第2ホルダー7の第2領域7bとAM/FMアンテナアンプ基板10のAM/FMアンテナ給電部11の間に位置する。
また、第1下部8bの下端には、z方向下方に突出する第1金具突起82が1以上設けられる。
アンテナケース2を含む第1部分が、樹脂ベース16を含む第2部分に取り付けられる際に、アンテナケース2側の第1下部8b(第1金具突起82)が、樹脂ベース16側のAM/FMアンテナ給電部11と接する。
第1下部8bに第1金具突起82を設けることにより、AM/FMアンテナ給電部11と接触する部位が、第1金具突起82がある部分に特定される。
これにより、第1金具突起82が設けられず第1下部8bの平面部分がAM/FMアンテナ給電部11と接する形態に比べて、AM/FMアンテナ素子接続金具8とAM/FMアンテナアンプ基板10との電気的な接続を確実に行うことが可能になる。
パッド9は、エラストマー(Elastomer)やゴムなどで形成された環状の弾性部材であり、アンテナケース2の下端周縁部と車両との間の隙間の目隠しとして機能する。
パッド9には、アンテナケース2の取付孔2cや樹脂ベース16の凸部16aが通る孔9aが設けられる(図21参照)。
樹脂ベース16にパッド9を嵌合させた後、アンテナケース2と樹脂ベース16とを凸部16aを使って固定し、これにより、アンテナケース2の下端周縁部と樹脂ベース16の周縁部の間にパッド9が挟まれる。
パッド9が挟み込まれることによりアンテナケース2と樹脂ベース16の間の防水が確保される。
AM/FMアンテナアンプ基板10は、AM/FMアンテナ素子(容量装荷素子3、ヘリカル素子6)の受信信号を増幅するアンテナアンプなどを実装するもので、金属ベース15の上部で且つ、x方向後方に取り付けられる。
AM/FMアンテナアンプ基板10の上面でx方向前方には、AM/FMアンテナ素子(容量装荷素子3、ヘリカル素子6)の給電点となるAM/FMアンテナ給電部11が設けられる。
本実施形態では、AM/FMアンテナ給電部11がAM/FMアンテナアンプ基板10のx方向前方に設けられる例を説明するが、AM/FMアンテナアンプ基板10の上面の他の位置に設けられる形態であってもよい。
容量装荷素子3と、ヘリカル素子6が取り付けられた第2ホルダー7と、AM/FMアンテナ素子接続金具8とが取り付けられた第1ホルダー4が、アンテナケース2に取り付けられた状態で、当該アンテナケース2が、AM/FMアンテナアンプ基板10が取り付けられた金属ベース15を含む樹脂ベース16に取り付けられると、AM/FMアンテナ素子接続金具8の第1下部8bの第1金具突起82がAM/FMアンテナ給電部11と接し、AM/FMアンテナ素子(容量装荷素子3、ヘリカル素子6)とAM/FMアンテナアンプ基板10とが電気的に接続した状態にされる。
AM/FMアンテナ給電部11は、酸化防止のために、半田レベラー処理、耐熱プリフラックス処理、金フラッシュ処理の少なくとも1つの処理が施される、若しくは、AM/FMアンテナアンプ基板10におけるAM/FMアンテナ給電部11がある領域に、金属薄板が半田付けされる。
半田レベラー処理を施す形態は、耐熱プリフラックス処理を施す形態に比べてさび付きを防止しやすいメリットがあり、金フラッシュ処理を施す形態に比べて低コストで処理を行えるメリットがある。
金属薄板が半田付けされる形態の場合には、半田レベラー処理などを施した形態に比べて、耐摩耗性を向上させることが出来る。
DTVアンテナ素子接続金具12は、略矩形形状の導体が長手方向に繰り返し折り曲げられた構造(長手方向に折り返した形状)を有し、第2上部12aと第2下部12bとで構成される。
DTVアンテナ素子接続金具12は、弾性変形が可能で、DTVアンテナ給電部14とは弾性的に圧縮された状態で接する。
第2上部12aは、xz断面が略U字形状を有し、第1ホルダー4の先端部4fの第1掛け止め突起4f1に掛け止めされる。
第2下部12bは、xz断面が略M字形状を有し、第1ホルダー4の先端部4fとDTVアンテナアンプ基板13のDTVアンテナ給電部14の間に位置する。
また、第2下部12bの下端には、z方向下方に突出する第2金具突起122が1以上設けられる。
アンテナケース2を含む第1部分が、樹脂ベース16を含む第2部分に取り付けられる際に、アンテナケース2側の第2下部12b(第2金具突起122)が、樹脂ベース16側のDTVアンテナ給電部14と接する。
第2下部12bに第2金具突起122を設けることにより、DTVアンテナ給電部14と接触する部位が、第2金具突起122がある部分に特定される。
これにより、第2金具突起122が設けられず第2下部12bの平面部分がDTVアンテナ給電部14と接する形態に比べて、DTVアンテナ素子接続金具12とDTVアンテナアンプ基板13との電気的な接続を確実に行うことが可能になる。
DTVアンテナアンプ基板13は、DTVアンテナ素子5の受信信号を増幅するアンテナアンプなどを実装するもので、金属ベース15の上部で且つ、x方向前方に取り付けられる。
DTVアンテナアンプ基板13の上面でx方向前方には、DTVアンテナ素子5の給電点となるDTVアンテナ給電部14が設けられる。
本実施形態では、DTVアンテナ給電部14がDTVアンテナアンプ基板13のx方向前方に設けられる例を説明するが、DTVアンテナアンプ基板13の上面の他の位置に設けられる形態であってもよい。
DTVアンテナ素子5と、DTVアンテナ素子接続金具12とが取り付けられた第1ホルダー4が、アンテナケース2に取り付けられた状態で、当該アンテナケース2が、DTVアンテナアンプ基板13が取り付けられた金属ベース15を含む樹脂ベース16に取り付けられると、DTVアンテナ素子接続金具12の第2下部12bの第2金具突起122がDTVアンテナ給電部14と接し、DTVアンテナ素子5とDTVアンテナアンプ基板13とが電気的に接続した状態にされる。
DTVアンテナ給電部14は、酸化防止のために、半田レベラー処理、耐熱プリフラックス処理、金フラッシュ処理の少なくとも1つの処理が施される、若しくは、DTVアンテナアンプ基板13におけるDTVアンテナ給電部14がある領域に、金属薄板が半田付けされる。
半田レベラー処理を施す形態は、耐熱プリフラックス処理を施す形態に比べてさび付きを防止しやすいメリットがあり、金フラッシュ処理を施す形態に比べて低コストで処理を行えるメリットがある。
金属薄板が半田付けされる形態の場合には、半田レベラー処理などを施した形態に比べて、耐摩耗性を向上させることが出来る。
金属ベース15は、AM/FMアンテナアンプ基板10とDTVアンテナアンプ基板13を保持する金属プレートで、樹脂ベース16に保持される。
金属ベース15の側部(本実施形態ではy方向の側部)には、折り曲げにより立ち上げられた側壁15aが設けられる。
金属ベース15には、ナット21のカシメ部21aが挿入されカシメに用いられる孔部(カシメ孔151)と、AM/FMアンテナアンプ基板10とDTVアンテナアンプ基板13からz方向下方に延びるケーブル10aを通す第1ケーブル孔152が設けられる(図8〜図13参照)。
カシメ孔151は、z方向下方の内径(第1内径d1)が、z方向上方の内径(第2内径d2)よりも小さくなるように、テーパー状に形成されている(d2>d1)。
なお、金属ベース15におけるカシメ孔151の周辺部分(例えば、カシメ孔151のy方向の近傍)には、当該周辺部分の強度を弱めて、ボルト20がナット21を締結する際に、ナット21がz方向下方に引っ張られやすくするために、カシメ孔151とは連結しない切り欠き若しくは強度調整孔153が設けられるのが望ましい(図14参照)。
樹脂ベース16は、金属ベース15を保持する。
樹脂ベース16における周縁部には、z方向上方に延び、パッド9の孔9aを介してアンテナケース2の取付孔2cに嵌め込まれる凸部16aが設けられる。
凸部16aは、樹脂ベース16に固定されたものであってもよいし、樹脂ベース16と別体で構成されたネジ若しくはスナップボタンであってもよい。
凸部16aがネジの場合は、ネジ止めにより、アンテナケース2と樹脂ベース16とが連結され、凸部16aがスナップボタンの場合は、スナップ止めにより、アンテナケース2と樹脂ベース16とが連結される。
樹脂ベース16には、z方向上方に突出する係合爪16bが設けられ、係合爪16bと金属ベース15の側壁15aとが係合することにより、金属ベース15が樹脂ベース16に取り付けられる。
樹脂ベース16における、金属ベース15のカシメ孔151と対向する領域には、ナット21におけるボルトを入れる側(ナット部21b)が収納される孔(ナット収納部161)が設けられる(図19、図21参照)。
ナット収納部161におけるナット部21bが収納される上領域は、ナット部21bの外形と略同じ形状(六角柱形状)を有する孔で、ボルト20をナット21にねじ込む際の回り止めとして機能する。
ナット収納部161が回り止めとして機能することより、ボルト20の回転力が金属ベース15に伝達されるのが抑制され、金属ベース15とナット21との間のカシメによる固定が外れるのを防止することが出来る。
ナット収納部161におけるナット部21bが収納される上領域よりもz方向下方の下領域は、当該上領域よりも小さく、ボルト20とカラー18が挿入される略円柱形状の孔が形成される。
樹脂ベース16における、金属ベース15の第1ケーブル孔152と対向する領域にケーブル10aを通す第2ケーブル孔162が設けられる。
樹脂ベース16の下面には、エラストマー(Elastomer)やゴムやウレタンフォームなどで形成された環状の弾性部材であるシール17が設けられ、シール17により樹脂ベース16と車両のルーフとの間であって取り付け用のルーフ開口が設けられた領域の周囲が水密封止される。
カラー18は、xy断面が略C字の筒形状を有する金具であり、ボルト20の軸部の一部を覆うように設けられる。
カラー18は、カラー18の上端がナット21の下端と接し、カラー18の下端が樹脂ベース16よりもz方向下方に突出するような状態で、樹脂ベース16におけるナット収納部161の下領域にz方向下方から嵌め込まれる(図19参照)。
カラー18を設けることにより、ボルト20をナット21に締結する際の螺合が一定範囲に制限される。
樹脂ベース16のルーフの上面への固定は、カラー18と、キャプチャーファスナーや爪付きワッシャーなどの取付金具19と、ボルト20と、金属ベース15にカシメで固定されたナット21を使って行われる。
ナット21は、略円筒形状を有し金属ベース15のカシメ孔151に挿入されるカシメ部21aと、略六角柱の外形で内部がねじ切りされたナット部21bを有するカシメナットである。
すなわち、ナット21は、内径が略同じで外形が異なる筒部(カシメ部21a)と六角柱(ナット部21b)とが積み重ねられた形状を有し、ナット部21bの内部はボルト20の軸部と螺合するようにねじ切りされている。
カシメ部21aの円筒の外径d3の長さは、ナット部21bのxy断面を形成する六角形における対向する対辺間の長さd4よりも短い(図8参照)。
また、カシメ孔151のz方向下方の内径(第1内径d1)の長さは、ナット21のカシメ部21aの外径d3の長さ以上に長く、対辺間長さd4よりも短い(d3≦d1<d4)。
このため、カシメ孔151にz方向下方からスムーズにカシメ部21aだけを挿入することが可能になる。
カシメ部21aは、z方向下方から金属ベース15のカシメ孔151に挿入され、その後、z方向上方からカシメ部21aのz方向上方が外側に広がるように力を加えて塑性変形(カシメ)が行われ、カシメ部21aがカシメ孔151のテーパー状に形成された部分に密着し、ナット21が金属ベース15に固定される。
カシメによってナット21が金属ベース15に固定されることにより、溶接によりナットが金属ベースに固定される形態に比べて、製造工程を簡素化出来、容易且つ安価に固定を行うことが出来る。
金属ベース15が樹脂ベース16に取り付けられる際に、ナット部21bは樹脂ベース16のナット収納部161に嵌め込まれる。
ボルト20を使ってナット部21bと螺合することにより、ナット21がz方向下方に引っ張られ、カシメ部21aと金属ベース15のカシメ孔151がより強く接触した状態となり、金属ベース15とナット21との電気的な接続がより強固になる。
なお、カシメされた後に、ボルト20に連動してナット21が回転しないように、金属ベース15の下面でナット部21bの上面と接する領域と、ナット部21bの上面で金属ベース15の下面と接する領域の少なくとも一方は、シボ加工など、凹凸がある表面仕上げ処理が施されるのが望ましい。
アンテナ装置1を組み立てる手順を説明する。
第2上部12aを第1掛け止め突起4f1に掛け止めすることにより、DTVアンテナ素子接続金具12が第1ホルダー4の先端部4fに取り付けられる。
x方向前方の端部(一方の端部)を第2掛け止め突起4f2に掛け止めし、x方向後方の端部(他方の端部)を後方掛け止め部4dに掛け止めし、当該一方の端部と当該他方の端部の間の部分を凹み部4eに収納することにより、DTVアンテナ素子5が第1ホルダー4に取り付けられる。
第1金属板3aと第2金属板3bが面状部4bの側部を挟むようにして、容量装荷素子3が第1ホルダー4に取り付けられる。
第1上部8aを第3掛け止め突起7b1に掛け止めすることにより、AM/FMアンテナ素子接続金具8が第2ホルダー7の第2領域7bに取り付けられる。
下部接続線6bにおけるx方向前方の端部(一方の端部)を第4掛け止め突起7b2に掛け止めし、棒状の導体を第1領域7aに巻き付けて螺旋部6aを形成することにより、ヘリカル素子6が第2ホルダー7に取り付けられる。
ヘリカル素子6とAM/FMアンテナ素子接続金具8とが第2ホルダー7に取り付けられた状態で、保持孔7a1を介したネジ止めなどにより第2ホルダー7が第1ホルダー4に取り付けられる。
半田付けなどで、ヘリカル素子6の上部接続線と容量装荷素子3の連結部31とが接続される。
嵌合部41を第1内壁突起2aに嵌め込み、下端突起42を第2内壁突起2bよりもz方向上方に位置するように、第1ホルダー4をz方向下方向からz方向上方向に押し込むことにより、第1ホルダー4がアンテナケース2に取り付けられ、アンテナ装置1の上部分(第1部分)が完成する。
カシメ部21aをz方向下方からカシメ孔151に挿入しカシメを行うことにより、ナット21が金属ベース15に取り付けられる。
金属ベース15が樹脂ベース16に取り付けられ、ナット21のナット部21bが樹脂ベース16のナット収納部161に嵌め込まれる。
AM/FMアンテナアンプ基板10とDTVアンテナアンプ基板13とが、金属ベース15のz方向上方に取り付けられる。
凸部16aに孔9aが通るように、樹脂ベース16がパッド9に嵌め合わせされる。
パッド9を間に挟んだ状態で、凸部16aが取付孔2cに固定され、アンテナケース2を含む第1部分と樹脂ベース16を含む第2部分(カラー18と取付金具19とボルト20を除く、アンテナ装置1の下部分)とが取り付けられる。
この時、AM/FMアンテナ素子接続金具8における第1下部8bの付勢力によって、第1金具突起82が、z方向下方に押しつけられて、AM/FMアンテナ給電部11と密着し、AM/FMアンテナ素子接続金具8とAM/FMアンテナアンプ基板10とが電気的に接続した状態になる。
なお、樹脂ベース16の下面の所定位置には、予めシール17が貼り付けられている。
ボルト20の軸部が、取付金具19とカラー18を通り、z方向下側から樹脂ベース16のナット収納部161に嵌め込まれたナット部21bと仮螺合され、アンテナ装置1が完成する。
接続金具の下端(AM/FMアンテナ素子接続金具8の第1下部8b)を、給電部(AM/FMアンテナ給電部11)に押しつけるように接触させて、電気的に接続させるので、接続金具の下端が板状導体で構成され、給電部が当該板状導体を挟持する導体板バネで構成される形態に比べて、導体板バネに相当する部品が不要になるなど、部品点数を削減し、構成を簡素化出来る。
また、第1金具突起82の少なくとも1つ(第1下部8bの一部)とAM/FMアンテナ給電部11とが接すれば、AM/FMアンテナ素子接続金具8とAM/FMアンテナアンプ基板10との電気的な接続が実現するため、AM/FMアンテナ給電部11が第1下部8bの直下(z方向下方)から少し外れた位置関係にあっても、AM/FMアンテナ素子接続金具8とAM/FMアンテナアンプ基板10との電気的な接続を維持出来る。
第1下部8bのxz断面が略M字形状で長手方向に折り返した矩形形状を有するので、折り返した形状が開く方向(z方向上方とz方向下方)に付勢され、第1下部8bの下端がz方向下方に押しつけられて、AM/FMアンテナ給電部11と接しやすくなる。
また、DTVアンテナ素子接続金具12における第2下部12bの付勢力によって、第2金具突起122が、z方向下方に押しつけられて、DTVアンテナ給電部14と密着し、DTVアンテナ素子接続金具12とDTVアンテナアンプ基板13とが電気的に接続した状態になる。
接続金具の下端(DTVアンテナ素子接続金具12の第2下部12b)を、給電部(DTVアンテナ給電部14)に押しつけるように接触させて、電気的に接続させるので、接続金具の下端が板状導体で構成され、給電部が当該板状導体を挟持する導体板バネで構成される形態に比べて、導体板バネに相当する部品が不要になるなど、部品点数を削減し、構成を簡素化出来る。
また、第2金具突起122の少なくとも1つ(第2下部12bの一部)とDTVアンテナ給電部14とが接触すれば、DTVアンテナ素子接続金具12とDTVアンテナアンプ基板13との電気的な接続が実現するため、DTVアンテナ給電部14が第2下部12bの直下(z方向下方)から少し外れた位置関係にあっても、DTVアンテナ素子接続金具12とDTVアンテナアンプ基板13との電気的な接続を維持出来る。
第2下部12bのxz断面が略M字形状で長手方向に折り返した矩形形状を有するので、折り返した形状が開く方向(z方向上方とz方向下方)に付勢され、第2下部12bの下端がz方向下方に押しつけられて、DTVアンテナ給電部14と接しやすくなる。
また、接続金具と給電部の位置関係のズレの許容範囲が広がることで、第1ホルダー4側に取り付けられた第1のアンテナ素子の接続金具(AM/FMアンテナ素子接続金具8)と金属ベース15側に取り付けられた第1の給電部(AM/FMアンテナ給電部11)の接続と、第1ホルダー4側に取り付けられた第2のアンテナ素子の接続金具(DTVアンテナ素子接続金具12)と金属ベース15側に取り付けられた第2の給電部(DTVアンテナ給電部14)の接続とを、同時に実現させやすい。
アンテナ装置1を車両のルーフに取り付ける手順を説明する。
アンテナ装置1の取付金具19が、z方向上方から車両のルーフ開口に嵌め込まれて、アンテナ装置1が仮固定される。
ボルト20を強く締め付けることで、取付金具19の爪が開いてz方向下方からルーフに食い込む。
また、ナット21がz方向下方に引っ張られ、金属ベース15や樹脂ベース16がz方向下方に引き込まれて、アンテナ装置1とルーフが密着した状態となる。
また、取付金具19とボルト20とナット21とを介して、金属ベース15とルーフとが電気的に接続した状態になる。
本実施形態では、金属ベース15のカシメ孔151におけるz方向下方の内径(第1内径d1)が、ナット21のカシメ部21aの外径d3以上に大きい形態(d3≦d1)を説明したが、カシメ部21aをカシメ孔151に圧入出来る程度に、外径d3よりも小さい形態(d3>d1)であってもよい。
当該圧入により、カシメ部21aが塑性変形してカシメ孔151に挿入されるため、当該圧入だけで、ナット21を金属ベース15に取り付けることが可能になる。
この場合、カシメ孔151をテーパー状に形成する必要はなく、カシメ孔151におけるz方向上方の内径(第2内径d2)は、第1内径d1と同じ長さで良い(d1=d2)。
1 アンテナ装置
2 アンテナケース
2a 第1内壁突起
2b 第2内壁突起
2c 取付孔
3 容量装荷素子
3a 第1金属板
3b 第2金属板
31 連結部
4 第1ホルダー
4a 中心板
4b 面状部
4c 土台部
4c1〜4c3 第1土台部〜第3土台部
4d 後方掛け止め部
4e 凹み部
4f 先端部
4f1 第1掛け止め突起
4f2 第2掛け止め突起
41 嵌合部
42 下端突起
5 DTVアンテナ素子
6 ヘリカル素子
6a 螺旋部
6b 下部接続線
7 第2ホルダー
7a 第1領域
7a1 保持孔
7b 第2領域
7b1 第3掛け止め突起
7b2 第4掛け止め突起
8 AM/FMアンテナ素子接続金具
8a 第1上部
8b 第1下部
82 第1金具突起
9 パッド
9a 孔
10 AM/FMアンテナアンプ基板
10a ケーブル
11 AM/FMアンテナ給電部
12 DTVアンテナ素子接続金具
12a 第2上部
12b 第2下部
122 第2金具突起
13 DTVアンテナアンプ基板
14 DTVアンテナ給電部
15 金属ベース
15a 側壁
151 カシメ孔
152 第1ケーブル孔
153 強度調整孔
16 樹脂ベース
16a 凸部
16b 係合爪
161 ナット収納部
162 第2ケーブル孔
17 シール
18 カラー
19 取付金具
20 ボルト
21 ナット
21a カシメ部
21b ナット部
d1 第1内径(カシメ孔の下側の孔径)
d2 第2内径(カシメ孔の上側の孔径)
d3 カシメ部の円筒の外径
d4 ナット部のxy断面を形成する六角形における対向する対辺間の長さ
dd1 第1距離
LX 下部の連結部におけるy方向の中心線
P1 中心線LXを含むxz平面
λ DTVアンテナ素子の共振周波数の波長

Claims (6)

  1. 一端に接続金具が取り付けられたアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子の給電点となる給電部が設けられた基板とを備え、
    前記給電部に前記接続金具が接することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記接続金具は、前記給電部側に長手方向に折り返した矩形形状の導体を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記接続金具は、前記給電部と接する前記導体に1以上の突起を有することを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. アンテナケースと、
    前記アンテナケースに内包され、アンテナ素子を保持するホルダーとを備え、
    前記アンテナケースは、内部へ突出する第1の突起を有し、
    前記ホルダーは、前記第1突起に対応すると共に外部へ突出する第2の突起を有することを特徴とするアンテナ装置。
  5. ベースと、
    ボルトと螺合するナットとを備え、
    塑性変形によって、前記ナットは、前記ベースに固定されることを特徴とするアンテナ取付装置。
  6. 前記ベースは、前記塑性変形に用いられる孔部を有し、
    前記ナットは、前記孔部に挿入される筒部を有し、
    前記孔部の内径は、前記筒部の外径よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ取付装置。
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