JP2009048734A - 光ディスク記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク - Google Patents

光ディスク記録方法、光ディスク記録再生装置及び光ディスク Download PDF

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Abstract

【課題】有機色素を用いた光ディスクに対して記録を行う際に、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようにする。
【解決手段】本光ディスク記録方法は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値になるよう設定する設定ステップとを含む。本願発明者の非自明な知見によれば、上で述べた条件を満たすように最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を最短に設定することによって、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようになる。
【選択図】図7

Description

本発明は、有機色素を用いた光ディスクに対するデータ記録を適切に行うための技術に関する。
無機材料を用いた光ディスク(例えばBlu−ray規格の記録用光ディスク)については、従来どおりのストラテジで記録を行うと例えば図1に示すような特性が得られる。具体的には、横軸はメインパワー(マーク形成時の記録パワー)Pwを表しており、左側の縦軸はDCJ(DCジッタ[%]。塗りつぶされた菱形を結ぶカーブ)を表しており、右側の縦軸はアシンメトリ値(Asym。白抜き矩形を結ぶカーブ。)を表している。なお、DCJは、RF信号を二値化した二値化RF信号と当該二値化RF信号から生成したクロック信号との位相差の標準偏差である。また、アシンメトリ値は、RF信号における最短記録マーク及び最短スペースと最長記録マーク及び最長スペースとの振幅の対称性を表す評価指標である。
図1を見れば、DCJは、メインパワーPwが約5.4mWの際に最小となる2次関数のようなカーブとなっており、アシンメトリ値は、メインパワーPwが増加するにつれてほぼ線形に増加する。このような無機材料を用いた光ディスクについては、アシンメトリ値(又はβ値。アシンメトリ値とβ値のいずれかを用いるかは任意。以下同じ。)を検出して問題がある場合には、メインパワーPwを図1に示しているようなカーブに従って調整すれば、所望のアシンメトリ値(又はβ値)を得ることができるようになる。よって、例えばWOPC(Walking OPC(Optimum Power Control))などにおいて、アシンメトリ値を評価指標としてメインパワーPwの制御を行って、記録材料の膜厚、反射膜厚、板厚、反り等のディスク内外差による外乱や、レーザダイオードの温度変化やサーボ動作等のドライブの外乱に対処できる。
一方、λ=405nmに吸収スペクトルを有する有機色素を用いた記録用光ディスクについては、従来どおりのストラテジ等で記録を行うと例えば図2に示すような特性が得られる。横軸及び縦軸については、図1と同様である。DCJは、値は異なるが無機材料の場合と同様に有機色素の場合にもほぼ2次関数のようなカーブとなっているが、アシンメトリ値については、図1に示した無機材料の時のような線形性は見られない。すなわち、アシンメトリ値(又はβ値)では、適切なメインパワーPwが設定されているか否かを判断することができないことになってしまう。
なお、特開2000−200418号公報には、マーク長とスペース長の可能な複数の組合せに対し、それぞれについて記録パルスの位置情報を特定した記録パルス標準条件が予め記録されている書き込み可能な光ディスクから該記録パルス標準条件を読み出し、該記録パルス標準条件を修正し、最適な記録パルス条件を求める技術が開示されている。具体的には、記録パルス標準条件にある全てのマーク長とスペース長の組合せに対する位置情報を用いて、光ディスク上に第1の試し書きを行い、第1の試し書きを再生し、再生信号から第1ジッタを検出し、当該記録パルス標準条件にある全てのマーク長とスペース長の組合せに対する位置情報に一律に第1所定量の変化を加え、一律変化した位置情報を用いて、光ディスク上に第2の試し書きを行い、第2の試し書きを再生し、再生信号から第2ジッタを検出し、第1ジッタと第2ジッタを比較し、ジッタが少ない方の試し書きに用いた位置情報を選択する記録パルス条件を求める。
また、特開2007−103006号公報には、書き込み可能な光ディスク及び光記録再生装置の特性ばらつきの影響を低減するための技術が開示されている。具体的には、最短の記録マークに対する記録パワーパラメータを変化させて、光ディスク上に試し書きを行い、試し書きを再生し、再生信号品質の良くなる記録パワーパラメータを選択後、マーク長の短い方から、上記マーク長に対する記録パワーパラメータを変化させて、光記録媒体上に試し書きを行い、試し書きを再生し、再生信号品質の良くなる記録パワーパラメータを選択する処理を少なくとも1回行う。
特開2000−200418号公報 特開2007−103006号公報
上記公報はともにデータ記録に最適なストラテジを算出する技術を開示するものであり、DCJ、エラーレートを指標としている。ただし、上記公報では信号品質のみを追求しており、ライトパワーが変化したときのβ値やアシンメトリ値に関しては言及していない。すなわち、上で述べたような有機色素を用いた光ディスクに対して、アシンメトリ値又はβ値を評価して、メインパワーPwを調整する際の問題点については考慮されていない。
上で述べたように、有機色素を用いた光ディスクを採用する際には、従来どおりのストラテジ等を採用していたのでは、アシンメトリ値又はβ値といった評価指標では、上で述べたような外乱などに対処できないという問題がある。
さらに、アシンメトリ値やβ値の検出精度が低い場合には、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の傾きが大きい必要がある。また、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の線形性が崩れないようにしなければならない。
従って、本発明の目的は、有機色素を用いた光ディスクに対して記録を行う際に、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようにするための技術を提供することである。
また、本発明の他の目的は、有機色素を用いた光ディスクに対して記録を行う際に、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の線形性を保持させるための技術を提供することである。
本発明の第1の態様に係る光ディスク記録方法は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値になるよう設定する設定ステップとを含む。
本願の発明者の非自明な知見によれば、上で述べた条件を満たすように最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を最短に設定することによって、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようになる。
なお、上で述べた記録特性に関する指標値について予め定められた条件は、DCジッタについて予め定められた閾値以下であるという条件、DCジッタが予め定められた第2の閾値以下となるライトパワーの幅が所定値以上であるという条件、アシンメトリ値について予め定められた閾値未満であるという条件、β値について予め定められた閾値未満であるという条件のいずれかである場合もある。このように一定の記録品位を保持しつつ、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が最短となるようにすれば、適切なメインパワーPwの調整を行うことができるようになる。
また、上で述べた設定ステップが、バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップを含むようにしてもよい。
本発明の第2の態様に係る光ディスク記録方法は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を、記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ記録特性のマージンとライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入るように設定する設定ステップとを含む。
本願の発明者の非自明な知見によれば、このように最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を短く設定することによって、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようになる。
なお、上で述べた記録特性に関する指標値が、DCジッタ、アシンメトリ値又はβ値である場合もある。但し、記録特性に関する他の指標であってもよい。
さらに、上で述べた設定ステップが、バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップを含むようにしてもよい。
本発明の第3の態様に係る光ディスク記録方法は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとを、1.6<2Ttop/Tlp<2.4となるように設定する設定ステップとを含む。
本願の発明者の非自明な知見によれば、2TtopとTlpとが上で述べたような関係を保持する場合には、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係が適切な直線で表されるようになる。
なお、上で述べた設定ステップが、バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップを含むようにしてもよい。
本発明の第4の態様に係る光ディスク記録再生装置は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値になるよう設定する制御手段とを有する。ライトパルスのパルス長のデータについては、光ディスク記録再生装置のメモリに格納されている場合もあれば、光ディスクに記録されている場合もある。
本発明の第5の態様に係る光ディスク記録再生装置は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を、記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ記録特性のマージンとライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入るように設定する設定手段とを有する。
本発明の第6の態様に係る光ディスク記録再生装置は、データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、前記最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとを、1.6<2Ttop/Tlp<2.4となるように設定する制御手段とを有する。
本発明の第7の態様に係る光ディスクは、λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が格納されており、当該ライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値である。このようにすれば、どのような光ディスク記録再生装置であっても、適切なデータ記録を実施することができるようになる。
本発明の第8の態様に係る光ディスクは、λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が格納されており、上記ライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ記録特性のマージンとライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入るものである。
本発明の第9の態様に係る光ディスクは、λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとが格納されており、2Ttop及びTlpが、1.6<2Ttop/Tlp<2.4を満たすものである。
本発明の光ディスク記録方法をプロセッサに実行させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置若しくはプロセッサの不揮発性メモリに格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、プロセッサのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、有機色素を用いた光ディスクに対して記録を行う際に、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係を適切な直線で表すことができるようになる。
また、本発明の他の側面によれば、有機色素を用いた光ディスクに対して記録を行う際に、アシンメトリ値やβ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の線形性を保持させることができるようになる。
[本発明の原理]
図3にマルチパルス型の記録パルス(Write Pulse)の波形を模式的に示す。図3(c)において、スペース形成時には、スペース形成に必要な記録パワーであるスペース形成パワーPsが用いられ、マーク形成時には、メインパワーPwが用いられ、3T以上のマークでトップパルス以降の各パルスの間にはバイアスパワーPbwが用いられ、マークの最後のパルスの後の下向きのパルスであるクーリングパルスにはクーリングパルスパワーPcが用いられる。なお、図3(a)は、記録データ(2Tマーク(P2T)及び8Tマーク(P8T))を表し、図3(b)は、サンプリング信号波形を表す。本願発明者は、有機色素を用いた光ディスクであっても、バイアスパワーPbwを図3に示すように従来より上昇させることによって、図4に示すようにアシンメトリ値とメインパワーPwとが線形性を有するようになることを非自明に見出した。特に、Pbwを、再生時のリードパワーPrより高くすることが好ましい。なお、2Tのパルス長を2Ttopと表し、例えばn(nは3以上の整数)Tの場合の最初のパルスのパルス長をnTtopと表す(図3では8Tマークであるから、8Ttopと表す)。また、3T以上のマークで生ずる中間パルスのパルス長をTmpと表し、クーリングパルスのパルス長をTclと表す。
図4において、横軸はメインパワーPwを表し、左側の縦軸はDCJ[%]を表し、右側の縦軸はアシンメトリ値を表す。改善前(バイアスパワーPbwを従来のまま)の場合と改善後(バイアスパワーPbw>Prになるように上昇させる)の場合とでDCJに大きな変化はなく、記録品位の劣化はほとんど見られないが、改善後であれば、メインパワーPwが上昇すると、アシンメトリ値が減少するという関係が表れるようになる。なお、無機材料の場合にはHigh-to-lowの極性であるから図1に示したような右上がりの直線が引けるのに対し、有機色素を用いた光ディスクの場合にはLow-to-highの極性となるので、右下がりの直線が引けるようになる。
より詳細なデータを図5に示す。ここでは、Pbw=Pw×εbwというように設定される場合におけるεbw=0.254、εbw=0.339、εbw=0.424、εbw=0.508の各場合における、β値とメインパワーPwの関係を表す。なお、β値は、RF信号をACカップリングし、すなわちRF信号の直流成分を除去してGNDレベルを基準としたときに、最長記録マークM8Tの振幅とGNDレベルとの差をaとし、最長スペースS8Tの振幅とGNDレベルとの差をbとすると、β=(a−b)/(a+b)と表される。図5から分かるように、いずれも場合も、β値とメインパワーPwとの関係は、ほぼ一次関数で近似できる。
さらに詳細なデータを図6に示す。図6において、横軸はεbw又はPbwを表し、左の縦軸は棒グラフの目盛りを表しており且つ図5における各直線の傾きの絶対値を表しており、右の縦軸は折れ線グラフの目盛りを表しており且つ図5における各直線近似の精度σを表している。図6から分かるように、εbwを上昇させると直線の傾きが大きくなることが分かる。さらに、Pbw=3.0に固定した場合にはより大きな傾きを得ることができるようになる。傾きが大きいほど、β値の検出精度が低くても、記録パワーを適切な値に制御しやすくなるため、可能であればPbwをPbw=Pw×εbwではなく、固定値にする方が好ましい。特にPbw=3.0固定の場合には直線近似の精度σも大きな値となるため、より好ましい。但し、光ディスク記録再生装置によってはこのような設定を行うことができない場合があるので、Pbwを固定することはこれ以上検討しないものとする。
一方、直線近似の精度σは、εbwが上昇すると悪くなることが分かる。これは、バイアスパワーPbwが高くなりすぎると長いマークが強く記録されすぎて生ずる現象と考えられる。従って、このままでは直線近似の精度σのためεbwを大きくすることができず、直線の傾きを十分大きくできない。
ここで、本願発明者は、傾きを大きくし且つ線形性(すなわち直線近似の精度σ)を改善する手法として、最短マークである2Tマークのパルス長2Ttopを短くすること非自明に見出した。このように、最短マークのパルス長を短く設定することで、メインパワーPw変化時における最短マークに対して与えられるエネルギーの変化率は、最短マークを形成するライトパルスのパルス長が長い場合と比較して上がるため、最短マークに対応する振幅変化が起こりやすくなり、メインパワーPwに対するβ値やアシンメトリ値の追従性が向上するものである。
図7に、2Ttop=1.000T(Tはサンプリングクロック1周期)、2Ttop=0.938T、2Ttop=0.875T、2Ttop=0.813T、2Ttop=0.751Tの各ケースにおける、メインパワーPwとβ値との関係を示す。図8に、2Ttopと、β特性(図7に示したメインパワーPwとβ値との関係を表す直線の傾き)と、線形近似した場合のばらつき度を表すσとを具体的数値で表す。図7及び図8のデータに基づき、従来どおりである2Ttop=1.000Tと比較すると、2Ttopが短くなるほどβ特性も増加し、σも概ね好ましい数値(1.0に近い値)になっている。なお、この際、εbw(=Pb/Pbw)は0.424、εs(=Ps/Pw)は0.254に設定されている。
但し、図9にメインパワーPwとDCJの関係を示すが、2Ttopの値が小さくなるにつれてDCJの値が上昇してしまっている。DCJの閾値を7%とすると、2Ttop=0.751Tの場合には、最良のメインパワー条件の時に7%を下回るが、それ以外の場合には7%を上回ってしまっている。メインパワーPwは変動させる必要があるため、2Ttop=0.751Tのような設定を行うことは記録特性の観点から好ましくない。すなわち、例えばDCJについて予め定められた条件を満たす範囲において2Ttopを最短にすることが最も好ましい。
DCJではなく、図10に示すようなDCJマージン(DCJが例えば7.5%以下となるようなメインパワーPwの幅)について予め定められた条件を満たす範囲において2Ttopを設定することが好ましいとも言える。図10では、横軸は2Ttop[T]を表し、縦軸はメインパワーの幅を表すDCJマージン[mW]を表す。ここで2TtopとDCJマージンとの関係をプロットすると、図10に示すように、二次曲線のようになる。すなわち、2Ttopが約0.91Tで極大となりそれより2Ttopが長くなっても短くなってもDCJマージンは減少する。従来の2Ttopの調整ではDCJマージンを最大化するのが通常であるが、本発明では上で述べたように2Ttopを短くする方が、DCJマージンは多少悪くなるが、β値又はアシンメトリ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の傾き及び線形度合いが好ましくなる。従って、図10における許容範囲、すなわちDCJマージンが所定の閾値(図10では0.7mW)以上最大値(極大値)未満であって、2TtopとDCJマージンとの関係を表す曲線の傾きが正である範囲に、2Ttopを設定することによって、β値又はアシンメトリ値とメインパワーPwとの関係を表す直線の傾き及び線形度合いについて効果を得ることができる。すなわち、β値及びアシンメトリ値によって適切にメインパワーPwを調整することができるようになる。
さらに、2TtopとTlpとの関係は、図11に示すような関係にあることが分かった。2Ttop=1.000Tという通常の状態では、Tlp=0.625Tとなっており、2Ttopが短くなるにつれて、Tlpも短くなっている。Blu−ray規格では2Ttop長を変化させると、2Tのパルスの後部(終端部と呼ぶ)の長さが変化する。本発明のように2Ttop長を短くした場合、3T以降のマークの終端部が2Tと比較して長くなってしまう。その結果、DCJやエラーレート等の特性に影響し、特性悪化が生じる。そのため、2Ttop長を短くした場合、DCJ特性を確保するためラストパルス長Tlpも短くする必要がある。
図11に示したような測定結果から、本発明では2Ttop長を短く設定する範囲として、
1.6<2Ttop/Tlp<2.4
がDCJ特性を満足し、且つメインパワーPw変化に対してβ値やアシンメトリ値が線形的に追従しやすい範囲である。
このように、2TtopとTlpで範囲設定しているが、その他パルス(Tmp、3Ttopや4Ttop)で規定するようにしてもよい。
また、アシンメトリ値やβ値を記録特性に関する指標値として用いられる場合もある。
[実施の形態]
本発明の実施の形態におけるドライブ・システムの機能ブロック図を図12を用いて説明する。本発明の実施の形態に係るドライブ・システムは、光ディスク記録再生装置100と、テレビ受像器などの表示部とリモートコントローラなどの操作部とを含む入出力システム(図示せず)とを含む。
光ディスク記録再生装置100は、処理途中のデータ、処理結果のデータ、処理における参照データなどを格納するメモリ127と、以下で説明する処理を行わせるためのプログラムが記録されるメモリ回路126を含むCPU(中央演算装置:Central Processing Unit)などから構成される制御回路125と、入出力システムとのインターフェースであるインターフェース部(I/F)128と、再生信号であるRF信号の最大振幅レベル又は最小振幅レベル等を検出する特性値検出部124と、再生信号であるRF信号から2T乃至8T符号(例えばBlu-ray規格の場合。Blu-ray規格の場合同期符号の9Tも識別する。また、HD−DVD規格の場合、2T乃至11T符号と同期符号の13Tを識別する。)のいずれが読み出されたかを復号するための処理などを行う等化器131及びデータ復調回路123と、ピックアップ部110と、制御回路125から出力される記録すべきデータに対して所定の変調を行い、レーザ・ダイオード(LD)ドライバ121に出力するデータ変調回路129と、LDドライバ121と、光ディスク150の回転制御部及びモータ並びにピックアップ部110用のサーボ制御回路132等を含む。
また、ピックアップ部110は、対物レンズ114と、ビームスプリッタ116と、検出レンズ115と、コリメートレンズ113と、LD111と、フォトディテクタ(PD)112とを含む。ピックアップ部110では、図示しないサーボ制御部の制御に応じて図示しないアクチュエータが動作し、フォーカス及びトラッキングが行われる。
制御回路125は、メモリ127、特性値検出部124、I/F128、LDドライバ121、データ変調回路129、サーボ制御回路132、図示しない回転制御部などに接続されている。また、特性値検出部124は、PD112、制御回路125などに接続されている。LDドライバ121は、データ変調回路129、制御回路125及びLD111に接続されている。制御回路125は、I/F128を介して入出力システムにも接続されている。
次に、光ディスク150に対してデータを記録する場合における処理の概要を説明する。まず、制御回路125は、データ変調回路129に、光ディスク150に記録すべきデータに対して所定の変調処理を実施させ、データ変調回路129は変調処理後のデータをLDドライバ121に出力する。LDドライバ121は、指定の記録条件(ストラテジ及びパラメータ)に従って、受信したデータでLD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介してディスク150に照射され、光ディスク150にマークとスペースを形成する。
また、光ディスク150に記録されたデータを再生する場合における処理の概要を説明する。制御回路125からの指示に従ってLDドライバ121は、LD111を駆動してレーザ光を出力させる。レーザ光は、コリメートレンズ113、ビームスプリッタ116、対物レンズ114を介して光ディスク150に照射される。光ディスク150からの反射光は、対物レンズ114、ビームスプリッタ116、検出レンズ115を介してPD112に入力される。PD112は、光ディスク150からの反射光を電気信号に変換し、特性値検出部124等に出力する。等化器131及びデータ復調回路123等は、出力された再生信号に対して所定の復号処理を行い、復号されたデータを制御回路125及びI/F128を介して、入出力システムの表示部に出力して、再生データを表示させる。特性値検出部124は、通常の再生では用いられない。
次に、光ディスク記録再生装置100の動作について図13を用いて説明する。まず、制御回路125は、光ディスク150に記録されているメディアIDをPD112、等化器131及びデータ復調回路123を介して再生することによって読み出す(ステップS1)。そして、制御回路125は、読み出されたメディアIDに対応する各種ストラテジデータ等を、メモリ127等から読み出し、LDドライバ121に設定する(ステップS3)。メモリ127ではなく、光ディスク150に記録されている場合には、各種ストラテジデータを光ディスク150から読み出す。有機色素を用いた光ディスクについてのメディアIDが読み出された場合には、本ステップでは、本発明の原理に従った2TtopやTlpの設定データがメモリ127等から読み出され、LDドライバ121に設定される。
そして、メインパワーPwを最適化する周知の処理を実施する(ステップS5)。なお、この際特性値検出部124は、アシンメトリ値又はβ値を算出するための特性値を検出し、制御回路125に出力する。制御回路125では、アシンメトリ値又はβ値を算出して、最適なメインパワーPwを算出する。
その後、制御回路125は、ステップS5で算出された最適なメインパワーPwをLDドライバ121に設定し、データ記録を実施する(ステップS7)。
このような処理を実施することによって、発明の原理の欄で述べたような効果を得ることができ、さらにWOPC(Walking Optimum Power Control)等においてもメインパワーPwの制御を適切に行うことができるようになる。
なお、本発明の原理の欄で述べたような条件を満たす2TtopやTlpの設定データは、メモリ127に格納される場合もあれば、光ディスク150に格納される場合もある。光ディスク150に保持させる場合には、図14に示すようなLead−in領域の中に保持しておく。Lead−in領域は、システムLead−in領域と、コネクション領域と、データLead−in領域とに大きく分かれており、システムLead−in領域は、イニシャル・ゾーン、バッファ・ゾーン、コントロールデータ・ゾーン、バッファ・ゾーンを含む。また、コネクション領域は、コネクション・ゾーンを含む。さらに、データLead−in領域は、ガードトラック・ゾーン、ディスクテスト・ゾーン、ドライブテスト・ゾーン、ガードトラック・ゾーン、RMDデュープリケーション・ゾーン、レコーディングマネジメント・ゾーン、R−フィジカルフォーマットインフォメーション・ゾーン、リファレンスコード・ゾーンを含む。本実施の形態では、システムLead−in領域のコントロールデータ・ゾーンに、レコーディングコンディションデータ・ゾーン170を含むようにする。例えば、レコーディングコンディションデータ・ゾーン170に、本発明の原理の欄で述べたような条件を満たす2TtopやTlpなどを保持しておく。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図13の機能ブロック図は、実施の形態を説明するために示したもので、必ずしも実際の回路やモジュール構成と一致しない場合もある。また、処理フローについても処理結果が同じであれば処理順番を入れ替えたり、並列に実行するようにしても良い。
無機材料を用いた光ディスクのメインパワーPwとDCJ及びアシンメトリ値との関係を表す図である。 従来のストラテジデータ等を用いて測定した場合における、有機色素を用いた光ディスクのメインパワーPwとDCJ及びアシンメトリ値との関係を表す図である。 記録パワー等の波形を説明するための図である。 バイアスパワーPbwを上昇させた場合におけるメインパワーPwとアシンメトリ値との関係を表すカーブの改善度合いを示す図である。 バイアスパワーPbwを変化させた場合におけるメインパワーPwとβ値との関係を説明するための図である。 メインパワーPwとβ値との関係を表す直線の傾き及び直線近似の精度について、εbwを変更した場合及びバイアスパワーPbwを固定した場合を比較するための図である。 2Ttopを変更した場合のメインパワーPwとβ値の関係を表す図である。 図7の具体的数値を表す図である。 図7の場合におけるDCJを表す図である。 2TtopとDCJマージンの関係を表す図である。 2TtopとTlpの関係を表す図である。 本発明の実施の形態における機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における処理フローを示す図である。 光ディスクに格納されるデータ構造を示す図である。
符号の説明
100 光ディスク記録再生装置
110 ピックアップ部 111 LD
112 PD 113 コリメートレンズ
114 対物レンズ 115 検出レンズ
116 ビームスプリッタ 121 LDドライバ
123 データ復調回路 124 特性値検出部
125 制御回路 126 メモリ回路
127 メモリ 128 I/F 129 データ変調回路
131 等化器 132 サーボ制御回路
150 光ディスク

Claims (24)

  1. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値になるよう設定する設定ステップと、
    を含む光ディスク記録方法。
  2. 前記記録特性に関する指標値について予め定められた条件が、DCジッタについて予め定められた閾値以下であるという条件、DCジッタが予め定められた第2の閾値以下となるライトパワーの幅が所定値以上であるという条件、アシンメトリ値について予め定められた閾値未満であるという条件、β値について予め定められた閾値未満であるという条件のいずれかである
    請求項1記載の光ディスク記録方法。
  3. 前記設定ステップが、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップ
    を含む請求項1記載の光ディスク記録方法。
  4. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を、記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である前記記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ前記記録特性のマージンと前記ライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入るように設定する設定ステップと、
    を含む光ディスク記録方法。
  5. 前記記録特性に関する指標値が、DCジッタ、アシンメトリ値又はβ値である
    請求項4記載の光ディスク記録方法。
  6. 前記設定ステップが、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップ
    を含む請求項4記載の光ディスク記録方法。
  7. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出すステップと、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、前記最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとを、
    1.6<2Ttop/Tlp<2.4
    となるように設定する設定ステップと、
    を含む光ディスク記録方法。
  8. 前記設定ステップが、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定するステップ
    を含む請求項7記載の光ディスク記録方法。
  9. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値になるよう設定する制御手段と、
    を有する光ディスク記録再生装置。
  10. 前記記録特性に関する指標値について予め定められた条件が、DCジッタについて予め定められた閾値以下であるという条件、DCジッタが予め定められた第2の閾値以下となるライトパワーの幅が所定値以上であるという条件、アシンメトリ値について予め定められた閾値未満であるという条件、β値について予め定められた閾値未満であるという条件のいずれかである
    請求項9記載の光ディスク記録再生装置。
  11. 前記制御手段が、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定する
    請求項9記載の光ディスク記録再生装置。
  12. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長を、記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である前記記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ前記記録特性のマージンと前記ライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入るように設定する設定手段と、
    を有する光ディスク記録再生装置。
  13. 前記記録特性に関する指標値が、DCジッタ、アシンメトリ値又はβ値である
    請求項12記載の光ディスク記録再生装置。
  14. 前記制御手段が、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定する
    請求項12記載の光ディスク記録再生装置。
  15. データ記録対象の光ディスクのメディアIDを読み出す手段と、
    読み出されたメディアIDがλ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであることを示している場合には、最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、前記最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとを、
    1.6<2Ttop/Tlp<2.4
    となるように設定する制御手段と、
    を有する光ディスク記録再生装置。
  16. 前記制御手段が、
    バイアスパワーPbwを、リードパワーPrより高く設定する
    請求項15記載の光ディスク記録再生装置。
  17. λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、
    最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が格納されており、
    前記ライトパルスのパルス長が、記録特性に関する指標値について予め定められた条件を満たす範囲で最短値である
    光ディスク。
  18. 前記記録特性に関する指標値について予め定められた条件が、DCジッタについて予め定められた閾値以下であるという条件、DCジッタが予め定められた第2の閾値以下となるライトパワーの幅が所定値以上であるという条件、アシンメトリ値について予め定められた閾値未満であるという条件、β値について予め定められた閾値未満であるという条件のいずれかである
    請求項17記載の光ディスク。
  19. バイアスパワーPbwをリードパワーPrより高く設定するためのパラメータがさらに格納されている請求項17記載の光ディスク。
  20. λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、
    最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長が格納されており、
    前記ライトパルスのパルス長が、
    記録特性に関する指標値が予め定められた条件を満たすライトパワーの幅である前記記録特性のマージンが予め定められた閾値以上最大値未満であって且つ前記記録特性のマージンと前記ライトパルスのパルス長との関係を表す曲線の接線の傾きが正である範囲に入る
    光ディスク。
  21. 前記記録特性に関する指標値が、DCジッタ、アシンメトリ値又はβ値である
    請求項20記載の光ディスク記録方法。
  22. バイアスパワーPbwをリードパワーPrより高く設定するためのパラメータがさらに格納されている請求項20記載の光ディスク。
  23. λ=405nmに吸収スペクトルを有し且つ有機色素を用いた光ディスクであって、
    最短マークを形成するためのライトパルスのパルス長2Ttopと、前記最短マークより長いマークを形成する際に含まれるラストパルスのパルス長Tlpとが格納されており、
    前記2Ttop及び前記Tlpが、1.6<2Ttop/Tlp<2.4を満たす
    光ディスク。
  24. バイアスパワーPbwをリードパワーPrより高く設定するためのパラメータがさらに格納されている請求項23記載の光ディスク。
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