JP2007294047A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個々の光ディスクの特性の経時変化や動作環境の変化などに対応して常に最適なライトストラテジを個々の光ディスクに設定する。
【解決手段】前回記録時からディスクに何らかの経時変化が起こっている場合(ステップS21でYES)、 前回のライトストラテジで記録を行うと記録ジッタが悪化する可能性があるので、以下に説明するライトストラテジの補正が必要となり、ステップS2にリターンする。経時変化が起こっているか否かの判断は、例えば試し書き時に記録されているユニークパターンを再生し、再生波形のジッタが所定値以上か否かを判断して所定値以上であれば経時変化が起こっていると判断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ピークパワー、イレースパワー及びボトムパワーなどのパラメータで定義されるマルチパルスの記録パルスを制御して光ディスクに対して情報記録を行う光ディスク記録再生装置に関する。
近年、情報通信技術の発達により、例えばインターネットなどにより、多くの情報がさかんにやり取りされている。こうした状況の中、情報の追記及び書き換えが可能で小型、大容量の追記及び書き換え型光ディスクBD−RE(ブルーレイ(登録商標)ディスクリライタブル)が注目されている。光ディスク記録装置で情報の記録を行う追記及び書き換え型光ディスクについては、それぞれの物性などの違いや光記録装置との相性により、最適なライトストラテジが存在する。そこで、下記の特許文献1では光ディスクの個体差に注目した記録の品質向上のためのライトパワーの制御方法についての提案がされている。なお、市場において流通し、よく使われる一般的な光ディスクについては、それぞれの光ディスクについて、既知のライトストラテジを用いて、記録動作が行われるが、未知のディスクに記録を行う場合には、標準的なライトストラテジを用いて、記録動作を行っていたが、未知の光ディスクと標準的なライトストラテジとの相性が悪い場合には、再生不能状態に陥るなどの問題が発生する可能性がある。
特開2003−281725号公報(要約書)
しかしながら、従来技術では、目標値となるパワーの値などのライトストラテジを設定して光ディスクに記録した後は、個々の光ディスクの特性の経時変化や動作環境の変化などに対応できないという問題があった。なお、こうした問題に対応するため、光記憶装置の機差や光ディスクの個体差あるいは動作環境などを考慮すれば、初期に設定したライトストラテジをそれぞれの条件に対応して補正することが望ましい。また、ライトストラテジの初期設定においても、記録パラメータが多いため、試行錯誤的あるいは経験値的な調整方法では、調整に多大な時間を要するという問題がある。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、個々の光ディスクの特性の経時変化や動作環境の変化などに対応して常に最適なライトストラテジを個々の光ディスクに設定することができる光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、最適なライトストラテジを短い処理時間で決定することができる光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、光ディスクにマルチパルスでマーク及びスペースを記録するとともに、前記マーク及びスペースを記録する最適な前記マルチパルスの波形を示すストラテジを前記光ディスクに記録し、前記記録されたマーク及びスペースと前記ストラテジを再生する光ディスク記録再生装置において、
前記光ディスクに記録されているマーク及びスペースを再生し、再生波形に基づいて前記光ディスクに記録されている前記ストラテジの良否を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記ストラテジが否と判断された場合に、前記マルチパルスの波形を変化させてそれぞれのマーク及びスペースを記録し、このマーク及びスペースを再生して再生波形のジッタが所定値以下となるマルチパルスを決定して前記マルチパルスを示す補正ストラテジを前記光ディスクに記録するストラテジ補正手段とを、
備えたことを特徴とする。
本発明によれば、個々の光ディスクの特性の経時変化や動作環境の変化などに対応して常に最適なライトストラテジを個々の光ディスクに設定することができる。また、最適なライトストラテジを短い処理時間で決定することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図、図2は図1の光ディスク記録再生装置の記録パルスを示す説明図、図3〜図5は図1の光ディスク記録再生装置の処理を説明するためのフローチャート、図6は図2に示すイレースパワーとジッタの関係を示す説明図、図7は図2に示すピークパワーとジッタの関係を示す説明図、図8は図2に示す後続パルス幅とジッタの関係を示す説明図、図9は図2に示すトップパルス幅とジッタの関係を示す説明図、図10は図2に示すクーリングパルス幅とジッタの関係を示す説明図である。
図1に示す光ディスク記録再生装置において、情報を繰り返し記録再生可能な相変化型のディスク状記録媒体(以下、光ディスクとも言う)8をスピンドルモータ9により回転駆動して、ディスク状記録媒体8の記録トラックを光ピックアップ(光PU)10から出射するレーザ光で走査することにより、所定のデータフォーマットのデジタルデータ(ここでは、マーク長/スペース長=2T、3T〜8T)を光学的に記録及び再生する。ここで、図2はいわゆるマルチパルスと呼ばれる一般的な記録パルスであって、3T、5Tの場合の記録パルスを示す。この記録パルスは先頭(トップ)パルスと、マーク長/スペース長に応じた1以上(図2では3Tの場合には1個、5Tの場合には3個)の後続パルスと、最後のクーリングパルスより成るマルチパルスで構成され、このマルチパルスは、ライト中のリードレベルとなるボトムパワーPbと、消去レベルとなるイレースパワーPeと、記録マーク生成レベルとなるピークパワーPoと、後続パルスの幅(マルチパルスの幅)Tmpと、トップパルスの幅Ttopとクーリングパルスの幅Tclなどのパラメータで定義される。
光ピックアップ10においては、レーザ光源である半導体レーザ11からのレーザ光がコリメートレンズ12で平行光ビームとされ、ビームスプリッタ13を通過し、対物レンズ14によりディスク状記録媒体8上の信号記録面に集光されるように照射される。ディスク状記録媒体8の信号記録面に投射されて反射されたレーザ光の反射光ビーム(戻りレーザ光)は、対物レンズ14により集光され、次いでビームスプリッタ13で反射され、シリンドリカル(集光)レンズ15により受光素子であるフォトディテクタ16に導かれるようになっている。
フォトディテクタ16は、例えば受光部が4分割された構造を有し、これらの各受光部からの光検出信号がプリアンプ20を介してマトリクス回路21に供給されることにより、これらの信号の和や差がとられて、いわゆるRF信号(アナログ状態の信号)や、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号などとして取り出される。ここでは、フォトディテクタ16とプリアンプ20を分けて説明したが、プリアンプ機能内蔵のフォトディテクタであってもよい。フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は、位相補償回路(図示せず)を介し、更にサーボ駆動回路(図示せず)を介して、対物レンズ14の2軸駆動装置の各駆動コイル(図示せず)にそれぞれ送られることにより、フォーカスサーボ、及びトラッキングサーボが行われる。また、RF信号は、各受光部からの出力信号の和信号であり、EQ(イコライザ)22に供給される。マトリクス回路21から出力されたRF信号はEQ22で整形され、次の2値化回路23は、このEQ22により整形されたRF信号を所定の閾値と比較し、その閾値を境に2値化する。それにより整形されたRF信号はデジタル信号へ変換される。PLL(フェーズロックループ)24は、デジタル信号と基準となるクロック信号とを同期させるものである。
起動時、若しくは記録動作の直前において、ディスク状記録媒体8にあらかじめ記憶されている記録管理情報(記録条件に関するものでありディスクインフォメーション(DI)を含む)が再生され、上記経路を経て得られたデジタル信号の内、記録パワー情報は記録パワー情報復調部25で復調され、記録パルス情報は記録パルス情報復調部28で復調される。それぞれ復調された記録パワー情報は記録パワー決定部26へ、記録パルス情報は記録パルス決定部33へと送られる。
次に、上記の記録管理情報に記載の記録パワー情報、記録パルス情報について説明する。ディスク状記録媒体8にあらかじめ記憶されている記録管理情報の記録パワー情報、記録パルス情報以外にOPCのための情報も含んだ形で説明を行う。記録管理情報には、次に示すパラメータが記録されている。
記録パワー情報として、
「最適記録ピークパワーPwoを得るための指標となる記録ピークパワーPind」、
「乗数ρ(Pwo=ρ×Pind)」、
「記録ピークパワーPindで記載された記録パワーで記録したときの変調度mind」、
「最適記録バイアスパワーPbwoを得るためのバイアスパワー/記録ピークパワー比率
εbw(Pbwo=Pwo×εbw)」、
「最適記録クーリングパワーPcoを得るためのクーリングパワー/記録ピークパワー比率εc(Pco=Pwo×εc)」、
「最適消去パワーPe1を得るための消去パワー1/記録ピークパワー比率εe1(Pe1=Pwo×εe1)」、
「最適消去パワーPe2を得るための消去パワー2/記録ピークパワー比率εe2(Pe2=Pwo×εe2)」、
「OPCが実行される変調度カーブ上のポイントを示す記録ピークパワーPwと記録閾
値ピークパワーPthrの目標比率κ(κ=Pw/Pthr)」である。
また、記録パルス情報としては、次に示すパラメータが記録されている。
「先頭パルス幅Ttop」、
「先頭パルス前端位置情報dTtop」、
「後続パルス幅Tmp」、
「消去パルス前端位置情報dTe」(場合によっては各マーク長にスペース長に応じて設定されている)。これらの組み合わせによって、マーク長(及びスペース長)に対するレーザ発光波形を実現する。
次に、図1に戻り、記録パワー決定部26は、記録パワー情報復調部25で復調された記録パワー情報、若しくはCPU29を介して得られるメモリ30に記憶された記録パワー情報を選択して記録パワーの設定値を決定するもので、この出力信号は、レーザ駆動回路27へと送られ、半導体レーザ点灯時の目標値となる。
メモリ30には、試し書き用のテストデータも記憶されており、CPU29を介してデータ変換部31へと送られる。データ変換部31は、記録対象データ(試し書き用テストデータを含む)をディスク状記録媒体8に記録可能な所定のフォーマットに変換する。ここで、BD−REのディスク状記録媒体8では、記録対象データは1−7pp変調され、「1」に続き「0」を1〜7個必ず含む。記録対象データでの「0」から「1」への反転が記録データのパルス端に対応するように、記録対象データが変換される。それにより、記録データのパルス幅は2〜8ビットの記録対象データに相当する。データ1ビット当たりのパルス幅をPLL24のクロック周期1Tと等しく設定するとき、記録データにおける各パルス幅は2T〜8Tである。BD−REで実際に記録されるデータには、記録対象データの他にパルス幅9Tを含む同期信号についても変換される。
試し書きデータ生成部32では、データ変換部31からの試し書き用テストデータに対して所望のデータ長ごとにユニークパターン(記録パルス条件Mの区切りを示すもの)を追加し、試し書きデータを生成する。この出力信号は記録パルス決定部33とユニークパターン検出部34へと送られる。
記録パルス決定部33では、通常の記録時の場合、記録パルス情報復調部28からの記録パルス情報とデータ変換部31からの記録データを基に光変調用のパルス出力をレーザ駆動回路27へと送る。試し書き時では、記録パルス情報復調部28からの記録パルス情報を基に試し書き用の記録パルス情報として試し書きデータをテンポラリーレジスタ33aにセットする。光記録再生装置のメモリ30に代替の記録パルス情報がある場合はそちらを使用してもよい。試し書きデータ生成部32で生成された試し書きデータをユニークパターン検出部34へ送り、ユニークパターン検出信号を記録パルス決定部33へと送る。ここで図示していないがCPU29を介して試し書きデータ生成部32で生成された試し書きデータを記録パルス決定部33へと送ってもよい。
記録パルス決定部33では、ユニークパターン検出信号を検出する前に今回の記録パルス条件M(M≧1)をテンポラリーレジスタ33aにセットし、ユニークパターン検出信号を検出するとテンポラリーレジスタ33aのデータをレジスタ33bへリライトする。次に、次の記録パルス条件M+1をテンポラリーレジスタ33aにセットし、ユニークパターン検出信号を検出するとテンポラリーレジスタ33aのデータをレジスタ33bへリライトして、この動作を最後の記録パルス条件Nまで繰り返すことができる。そして、試し書きデータ生成部32で生成された試し書きデータを基に試し書き時の光変調用のパルス出力としてレーザ駆動回路(図示せず)へと送る。
記録パルス決定部33の出力信号はレーザ駆動回路(図示せず)へと送られ、記録パワー決定部26からの記録パワー情報と記録パルス決定部33からの記録時のパルス変調信号によって半導体レーザ11をパルス駆動し、ディスク状記録媒体8に対して記録を行えるようにしている。ジッタ計測部35は、ディスク状記録媒体8に記録された信号を上述のように再生して、PLL24からの記録信号のジッタを計測して試し書きに使用し、計測結果はCPU29へと送られ、試し書きで得られた記録信号の最適値選択を行うことに使われる。本実施の形態は、試し書き時にテンポラリーレジスタ33aとユニークパターンを利用し、試し書き時の記録パルス設定を効率的に切り替えることによって、良好に情報の書き込みを行って再生信号品質を向上させることが可能な記録パルスを得るためのものである。
以下、図3〜図5のフローチャートと図6〜図10に沿って詳細な説明を行う。まず、ライトストラテジの補正が必要か否かの判断を行う(ステップS0)。図3に示すステップS0では、図4に詳しく示すように前回記録時からディスクに何らかの経時変化が起こっている場合(ステップS21でYES)、前回のライトストラテジで記録を行うと記録ジッタが悪化する可能性があるので、以下に説明するライトストラテジの補正が必要となり、図3に示すステップS2にリターンする。経時変化が起こっているか否かの判断は、例えば試し書き時に記録されているユニークパターンを再生し、再生波形のジッタが所定値以上か否かを判断して所定値以上であれば経時変化が起こっていると判断する。ディスクの経時変化が無ければ(ステップS21でNO)、ライトストラテジの補正の必要はなく、この処理を終了する。
ライトストラテジの補正では、初めに記録パルス決定部33での設定により、ライトストラテジの初期設定を行う(ステップS1)。ステップS1では図5に詳しく示すように、ストラテジが未知なディスクを記録する場合は標準的なストラテジを用い(ステップS31→S33)、既知のディスクの場合はDI(ディスクインフォメーション)値を用いる(ステップS31→S32)。設定値は図2に示すマルチパルスのイレースパワーPe、ピークパワーPo、ボトムパワーPb、後続パルスの幅Tmp、トップパルスの幅Ttop 、クーリングパルスの幅Tclなどである。
次に各種パワーの調整を行う。パワーの調整の際にはパルス幅は常に一定の値で行う。なお、パワーの補正値としてはそれぞれ初期設定値から10%前後が目安となる。(但し、ボトムパワーについては必要な補正はほとんど0に近い。初めに記録パルス決定部33での設定により、イレースパワーPeの補正を行う(ステップS2)。イレースパワーPeの補正では、ピークパワーPoとボトムパワーPbを一定とし、イレースパワーPeを記録可能範囲で上下させる。イレースパワーPeを変化させるたびに各マーク/スペースの記録を行い、この記録した各マーク/スペースを再生してジッタが最小となるイレースパワーPeの値を求める。図6はイレースパワーPeを振った場合のジッタの変化の様子を示し(BD−RE2層ディスクで実験した結果)、最小ジッタとなるパワーPeの値は1つの値に収束することが確認できる。
次に記録パルス決定部33での設定により、ピークパワーPoの補正を行う(ステップS3)。ピークパワーPoの補正では、イレースパワーPeを上記で求めた値に固定し、ボトムパワーPbも一定に固定してピークパワーPoを上下させ、同様にジッタが最小となるボトムパワーPbの値を求める。図7はピークパワーPoを振った場合のジッタの変化の様子を示し(BD−RE2層ディスクで実験した結果)、イレースパワーPeの場合と同様に最小ジッタとなるピークパワーPoの値は1つの値に収束することが確認できる。次に記録パルス決定部33での設定により、ボトムパワーPbの補正を行う(ステップS4)。ボトムパワーPbの補正では、イレースパワーPeとピークパワーPoを上記で求めた値に固定してボトムパワーPbを上下させ、同様に記録ジッタが最小となるパワーPbの値を求める。以上でパワーPe、Po、Pbの調整は完了である。
次に各種パルス幅などの調整を行う。パルス幅の調整の際にはパワーPe、Po、Pbは常に一定の値で行い、パワーPe、Po、Pbを上記で求めた値に固定する。なお、パルス幅の補正値としてはそれぞれ初期設定値から10%前後が目安となる。初めに記録パルス決定部33での設定により、後続パルスの幅Tmpの補正を行う(ステップS5)。後続パルス幅Tmpの補正では、トップパルスの幅Ttopとクーリングパル スの幅Tclを一定にして後続パルス幅Tmpを変化させる。後続パルス幅Tmpを変化させるたびに各マーク/スペースの記録を行い、この記録した各マーク/スペースを再生してジッタが最小となる後続パルス幅Tmpの値を求める。図8は後続パルス幅Tmpを振った場合のジッタの変化の様子を示し(BD−RE2層ディスクで実験した結果)、最小ジッタとなる後続パルス幅Tmpの値は1つの値に収束することが確認できる。
次に記録パルス決定部33での設定により、トップパルスの位置の補正を行う(ステップS6)。この補正では、後続パルス幅Tmpを上記で求めた値に固定し、トップパルスの幅Ttopとクーリングパルスの幅Tclも一定に固定してトップパルスの位置を変化させる
。パルス位置を変化させるたびに同様に記録を行い、ジッタが最小となる位置を求める
。次に記録パルス決定部33での設定により、トップパルスの幅Ttopの 補正を行う(ステップS7)。この補正では、トップパルスの位置を上記で求めた位置に固定し、後続パルス幅Tmpとクーリングパルスの幅Tclを一定に固定して、トップパルスの幅Ttopを変
化させて同様にジッタが最小となるパルス幅Ttopを求める。図9はトップパルスの幅Ttopを振った場合のジッタの変化の様子を示し(BD−RE2層ディスクで実験した結果
)、最小ジッタとなるトップパルス幅Ttopの値は1つの値に収束することが確認できる。
最後に記録パルス決定部33での設定により、クーリングパルスの幅Tclの補正を行う(ステップS8)。この補正では、トップパルスの位置とトップパルスの幅Ttopと後続
パルス幅Tmpを上記で求めた値に固定して、クーリングパルスの幅Tclを変化させて同
様にジッタが最小となるクーリングパルス幅Tclを求める。図9はクーリングパルスの幅Tclを振った場合のジッタの変化の様子を示し(BD−RE2層ディスクで実験した結果)、最小ジッタとなるクーリングパルス幅Tclの値は1つの値に収束することが確認できる。
以上の工程(ステップS2〜S8)を必要な回数(例えばN回未満)繰り返すことで、ジッタが徐々に改善される。ライトストラテジの補正を行っても前回補正時よりジッタの改善が見られなくなれば、処理を終了してそのときのライトストラテジが最適ライトストラテジとなる(ステップS9→S10)。以上により、様々な光ディスク、様々な条件において、それぞれに最適なライトストラテジを得ることができ、記録ジッタ値も最も優れた値に改善することができる。なお、本発明は光ディスクとして2層構造のものを例に説明したが、これに限らず、単層構造、あるいは3層以上の多層構造のものにも適用できることはいうまでもない。
本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施の形態を示すブロック図である。 図1の光ディスク記録再生装置の記録パルスを示す説明図である。 図1の光ディスク記録再生装置の処理を説明するためのフローチャートである。 図3におけるステップS0の処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 図3におけるステップS1の処理を詳しく説明するためのフローチャートである。 図2に示すイレースパワーとジッタの関係を示す説明図である。 図2に示すピークパワーとジッタの関係を示す説明図である。 図2に示す後続パルス幅とジッタの関係を示す説明図である。 図2に示すトップパルス幅とジッタの関係を示す説明図である。 図2に示すクーリングパルス幅とジッタの関係を示す説明図である。
符号の説明
8 ディスク状記録媒体(光ディスク)
9 スピンドルモータ
10 光ピックアップ(光PU)
11 半導体レーザ
12 コリメートレンズ
13 ビームスプリッタ
14 対物レンズ
15 シリンドリカル(集光)レンズ
16 フォトディテクタ
20 プリアンプ
21 マトリクス回路
22 EQ(イコライザ)
23 2値化回路
24 PLL(フェーズロックループ)
25 記録パワー情報復調部
26 記録パワー決定部
27 レーザ駆動回路
28 記録パルス情報復調部
29 CPU
30 メモリ
31 データ変換部
32 試し書きデータ生成部
33 記録パルス決定部
33a テンポラリーレジスタ
33b レジスタ
34 ユニークパターン検出部
35 ジッタ計測部
Pe イレースパワー
Po ピークパワー
Pb ボトムパワー
Tmp 後続パルス幅(マルチパルス幅)
Ttop トップパルス幅(先頭パルス幅)
Tcl クーリングパルス幅

Claims (2)

  1. 光ディスクにマルチパルスでマーク及びスペースを記録するとともに、前記マーク及びスペースを記録する最適な前記マルチパルスの波形を示すストラテジを前記光ディスクに記録し、前記記録されたマーク及びスペースと前記ストラテジを再生する光ディスク記録再生装置において、
    前記光ディスクに記録されているマーク及びスペースを再生し、再生波形に基づいて前記光ディスクに記録されている前記ストラテジの良否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記ストラテジが否と判断された場合に、前記マルチパルスの波形を変化させてそれぞれのマーク及びスペースを記録し、このマーク及びスペースを再生して再生波形のジッタが所定値以下となるマルチパルスを決定して前記マルチパルスを示す補正ストラテジを前記光ディスクに記録するストラテジ補正手段とを、
    備えたことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 前記ストラテジ補正手段は、前記マルチパルスの波形を変化させてそれぞれのマーク及びスペースを記録してこのマーク及びスペースを再生する際の前記再生波形のジッタが減少した場合には前記マルチパルスの波形を変化させて処理を継続し、前記再生波形のジッタが増加した場合に処理を終了して変化させる前のマルチパルスの波形を示す前記ストラテジを前記補正ストラテジとして前記光ディスクに記録することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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