JP2009048372A - 画像形成装置、ファームウエアの設定情報更新方法、およびファームウエアの設定情報更新プログラム - Google Patents

画像形成装置、ファームウエアの設定情報更新方法、およびファームウエアの設定情報更新プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性RAMの記憶領域を低減してコストアップを防止しつつ、ファームウエア(F/W)のバージョンアップ後に自動的に設定情報を更新することができる画像形成装置、F/Wの設定情報更新方法、およびF/Wの設定情報更新プログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、ホストPCから送信された新F/Wデータを解析し、データ中に定義された設定情報展開キー情報をRAM13上に展開し、設定情報展開キーテーブル30を作成するデータ解析部51と、設定情報展開キーテーブル30からF/Wバージョン間での共通キーを取り出し、共通キーを使用して不揮発性RAM14から該当する設定情報をRAM14上の設定情報展開テーブル20に読み出す設定情報保存データ読み出し部52と、RAM13内の設定情報展開テーブル20に読み出した設定情報を不揮発性RAM14の設定情報保存データ40に書き込む設定情報保存データ書き込み部53と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ファームウエアの設定情報更新機能を搭載した画像形成装置、ファームウエアの設定情報更新方法、およびファームウエアの設定情報更新プログラムに関する。
プリンタやMFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置には、装置出荷後の機能エンハンスやバグ等の不具合の修正などを行うために、ファームウエア(以下、「F/W」と表記する。)書き換えによるF/Wバージョンアップ機能が搭載されている。F/Wのバージョンアップ時には、新しいF/Wの設定値と不揮発性RAM(Random Access Memory)に保存されている設定値とが不整合を起こすため、新F/Wに対応した設定値に更新する必要がある。
従来は主に次の2方式によりF/Wのバージョンアップが行われている。その一つは、不揮発性RAMに保存されている設定情報を一旦クリアし、デフォルトに戻すという方式である。この方式はF/Wのバージョンアップ毎にユーザが再設定を行う必要があり、使い勝手が悪く、再設定に失敗すると装置が意図した通りに作動しなくなる。
また、他に設定情報と共に設定情報のデータ構造も同時に不揮発性RAMに保存しておき、バージョンアップ時に新旧のデータ構造を比較して新形式で設定値を再保存する方式がある(下記特許文献1参照)。この方式は、設定情報に加えてデータ構造情報をも不揮発性RAMに保存するので、不揮発性RAMの記憶領域を通常よりも増大させる必要があり、コストアップとなる。
特開平10−283167号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、不揮発性RAMの記憶領域を低減してコストアップを防止しつつ、ファームウエア(F/W)のバージョンアップ後に自動的に設定情報を更新することができる画像形成装置、F/Wの設定情報更新方法、およびF/Wの設定情報更新プログラムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)ファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データを記憶保持する不揮発性RAMと、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAMと、を備えた画像形成装置において、ホスト装置から送信された新ファームウエアデータを解析し、該新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報を前記RAM上に展開して、設定情報展開キーテーブルを作成するデータ解析手段と、前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMに記憶保持された設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出す設定情報保存データ読み出し手段と、前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込む設定情報保存データ書き込み手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記設定情報保存データ読み出し手段は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納し、前記設定情報保存データ書き込み手段は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存することを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記内部管理IDは、前記不揮発性RAMにアクセスする場合に用いられるアドレスのオフセット値であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記共通キーは、プリンタ言語の設定コマンドを含む情報で定義されることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(5)新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報をRAM上に展開して設定情報展開キーテーブルを作成するステップ1)と、前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、不揮発性RAMに記憶保持されたファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出すステップ2)と、前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込むステップ3)と、を有することを特徴とするファームウエアの設定情報更新方法。
(6)前記ステップ2)は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納するものであり、前記ステップ3)は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存するものであることを特徴とする上記(5)に記載のファームウエアの設定情報更新方法。
(7)新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報をRAM上に展開して設定情報展開キーテーブルを作成する手順1)と、前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、不揮発性RAMに記憶保持されたファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出す手順2)と、前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込む手順3)と、を画像形成装置に実行させることを特徴とするファームウエアの設定情報更新プログラム。
(8)前記手順2)は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納するものであり、前記手順3)は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存するものであることを特徴とする上記(7)に記載のファームウエアの設定情報更新プログラム。
(9)上記(7)または(8)に記載のファームウエアの設定情報更新プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、共通キーを利用することにより、ファームウエアのデータ構造情報を不揮発性RAMに保存しておかなくても、ファームウエアのバージョンアップ後に自動的に設定情報を更新することができる。したがって、不揮発性RAMの必要記憶容量を低減してコストアップを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、読み取り専用メモリであるROM(Read Only Memoly)12、メインメモリであるRAM(Random Access Memory)13、電源を切っても記憶内容を保持するメモリである不揮発性RAM14、操作パネル部15、およびネットワークインタフェース16をプリンタコントローラユニット10内に備えると共に、電子写真方式によって画像を形成するプリンタエンジン17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。また、ネットワークインタフェース16には、印刷ジョブ送信装置としてのホストPC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)2が接続され、これらはネットワーク3を介して相互に通信可能となっている。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、ホストPC2は、ネットワーク3を介することなく、プリンタ1と直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理等を行う。ROM12は、プリンタ1の基本動作を制御する各種プログラムやパラメータを格納する。RAM13はCPU11が直接アクセスして読み書きすることができるメインメモリであり、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。不揮発性RAM14は電源が切れても記憶情報を保持するメモリであり、ファームウエア(F/W)の設定情報を保存する。ここで、設定情報とは、ファームウエアが動作するために必要な予め設定された情報である。
操作パネル部15は、各種情報が表示されるタッチパネル、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー、各種設定条件を初期化するリセットキー等を備えている。
ネットワークインタフェース16はホストPC2と通信するためのインタフェースである。プリンタエンジン17は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づくカラー画像を用紙などの記録媒体上に印刷する。
上記RAM13内には、設定情報展開テーブル20としてのメモリ領域と、設定情報展開キーテーブル30としてのメモリ領域と、がそれぞれ独立に設けられている。このようにRAM13内に2つのメモリ領域を分けて設けることが好ましい。これは、設定情報展開テーブルと設定情報展開キーテーブルとではテーブル生成のタイミングが異なるため、独立したメモリ空間を割り当てて管理する方が、メモリ使用効率が良いためである。
また上記不揮発性RAM14内には、設定情報保存データ40としてのメモリ領域が設けられている。ここで、設定情報保存データ40は、ファームウエアの設定情報を保存するためのデータである。
さらに上記ROM12内には、ホストPC2から送信された印刷データのプリント言語をデータ解析処理して中間データを生成するデータ解析手段としてのデータ解析部51と、上記中間データを展開してビットマップの圧縮フレームデータ(イメージデータ)を生成する中間データ描画部54と、フレームデータをビデオデータとしてプリンタエンジン17に出力する印刷部55と、この印刷部55を制御する印刷制御部56とが設けられている。
また、上記データ解析部51はホストPC2から送信された新F/Wデータ(書き換えデータ)の解析も行い、新F/Wデータ中の設定情報に定義された共通キーを使用して、不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40から共通キーに該当した設定値を読み出し、RAM13内の設定情報展開テーブル20に格納する設定情報保存データ読み出し部52と、RAM13内に格納した設定情報展開テーブル20の内容を不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40に書き込む設定情報保存データ書き込み部53と、が設けられている。なお、ROM12内の各部51〜56の機能は、ROM12内に格納された所定のプログラムをCPU11が実行することにより発揮される。
図2は、上述したプリンタコントローラユニット10とプリンタエンジン17を搭載したプリンタの機械的構成例を示す概略図である。
プリンタコントローラユニット10は装置本体60内の一端側に配置されている。
プリンタエンジン17は、電子写真方式によって画像を形成するものであって、記録用紙を収容・搬送する給紙部61から給紙ローラ62により引き出した記録用紙63を、横長におかれた搬送ベルト64に導き、この搬送ベルト64上に搬送方向に順次配置したイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の作像部65に通す。この作像部65は、CMYKの4つの色成分(以下、単に「色」という場合がある。)毎に設けられた、独立したプリントユニット66から構成されており、各プリントユニット66は、一方向に回転する感光体ドラム67の周囲に、帯電装置、レーザユニット68からなる露光装置、現像ローラ69、転写ローラ70、および清掃装置がそれぞれ配置されて構成されている。各プリントユニット66で作成されるCMYKの4つの色成分のトナー画像を重ね合せることで、カラー画像を形成する。
まず帯電装置により一様に帯電された帯電した感光体ドラム67の表面に、レーザユニット68よりレーザが照射される。すなわち、プリンタコントローラユニット10が、ホストPC2から送信されたデータをビデオ信号に変換し、レーザユニット68に出力する。これを受けてレーザユニット68が、ビデオ信号に応じてレーザ光を発射し、感光体ドラム67上に印刷データに基づく静電潜像が作成される。この静電潜像は、現像ローラ69により現像された後、記録用紙63に転写される。
記録用紙63は、給紙部61の用紙カセット71に格納されており、給紙ローラ62によってピックアップされると、搬送ローラ72および搬送ベルト64によって搬送され、先の現像されたトナー画像が転写される。転写後のトナー画像は定着器73により定着され、搬送ローラ74により用紙排出される。
なお、装置本体60の上部に操作パネル15が設けてあり、装置を操作するためのスイッチなどが配置されている。また装置本体60の内部には電源装置75が設けてあり、プリンタ1に電源を供給する。
ここで用いた装置構成図では、YMCK4色毎に感光体ドラム67を持つ構成(タンデム方式)であるが、感光体ドラム67を1つ搭載する構成(1ドラム方式)でも本発明を適用可能である。
次に、本実施形態に係るプリンタの制御系を図3に、プリンタのF/W設定情報更新処理部の構成例を図4に、F/W設定情報更新処理部の動作例を図5に示す。また、プリンタのF/W設定情報更新方法のフローチャートを図6に示す。なお、図6のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、ROM12等の記憶部にプログラムして記憶されており、CPU11により実行される。
図3において、データ解析部51は、ホストPC2から送信された印刷データを解析し、中間データを作成する。中間データ描画部54は、データ解析部51により作成された中間データを展開してビットマップの圧縮フレームデータ(イメージデータ)を生成する。印刷部55は印刷制御部56により制御され、中間データ描画部54により生成されたフレームデータをビデオデータとしてプリンタエンジン17に出力する。
また、図3および図4において、データ解析部51は新F/Wデータを解析処理し、F/W書き換え処理を行う。設定情報保存データ読み出し部52は、新F/Wデータ(書き換えデータ)中に定義された設定情報展開キー(共通キー)情報を使用して、不揮発性RAM14内に保存されている設定情報を読み出し、新F/Wに対応した設定情報をRAM13内の設定情報展開テーブル20に格納する。設定情報保存データ書き込み部53は、RAM13内の設定情報展開テーブル20に格納した設定情報を不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40に書き込む。
図5において、F/W設定情報更新処理部の動作例を説明する。すなわち、データ解析部51は、ホストPC2から送信された新F/Wデータ(書き換えデータ:アップデートデータ)を解析処理し、F/Wデータ中の設定情報展開キーをRAM13上に展開し、設定情報展開キーテーブル30を作成する。F/Wにはバージョン間で設定情報に対応した共通キーを定義しておく。共通キーは、たとえば、解像度であれば“Resolution”など、プリンタ言語の設定コマンドそのもの、プリンタ言語の設定コマンドを含む情報、あるいはプリンタ言語の設定コマンドに類似した高レベルな情報で定義される。そして、新F/Wデータ中に上記共通キーおよび新F/Wに対応した設定情報の内部管理ID(新ID)を格納しておき、実際に不揮発性RAM14にアクセスする場合にはこのIDを使用する。IDとしては通常、メモリアドレスのオフセット値が用いられる。
設定情報保存データ読み出し部52は、新F/Wデータ中に定義された設定情報展開キー(共通キー)情報を使用して検索し、不揮発性RAM14内に保存されている該当する設定情報を読み出し、新F/Wに対応した保存IDで設定情報をRAM13上へ展開し、設定情報展開テーブル20に格納する。
設定情報保存データ書き込み部53は、RAM13内の設定情報展開テーブル20に格納した設定情報(設定値)を新F/Wに対応した保存IDで不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40に書き込む。
したがって、本実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1によれば、共通キーを利用することにより、F/Wのデータ構造情報を不揮発性RAM14に保存する必要がなく、不揮発性RAM14の記憶領域(容量)を増大させることがなく、コストアップを防止し、F/Wのバージョンアップ後に自動的に設定情報を更新することができる。
(F/Wの設定情報更新方法)
具体的には、F/Wの設定情報更新方法は図5および図6に示すように行う。まず、ホストPC2から送信された新F/Wデータをデータ解析部51に読み込んで解析処理を行う(S101)。新F/Wデータ中には、設定情報の展開キー情報(“Resolution”や“Timeout”など、設定情報の共通キーと設定情報保存データの新IDとのペア)が含まれている(図5参照)。データ解析部51は、この設定情報展開キー情報をRAM13上に展開し、設定情報展開キーテーブル30を作成する(S102)。
次に、設定情報保存データ読み出し部52は、RAM13内の設定情報展開キーテーブル30から共通キーを取り出し(S103)、この共通キーを使用して、不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40から当該共通キーに該当する設定情報(設定値)を読み出す(S104)。
次に、設定情報保存データ読み出し部52は、設定情報(設定値)が正しく読み出されたか否かを判断する(S105)。設定情報が正しく読み出されていない場合(S105;NO)にはステップS107へ進み、正しく読み出された場合(S105;YES)にはRAM13内の設定情報展開テーブル20に設定情報を書き込み(S106)、ステップS107へ進む。
ステップS107では、設定情報保存データ読み出し部52は、RAM13内の設定情報展開キーテーブル30に次のエントリが存在するか否かを判断する。設定情報展開キーテーブル30に次のエントリが存在する場合(S107;YES)には、設定情報展開キーテーブル30の次の共通キーを読み出し(S108)、ステップS104へ戻り、ステップS104からの処理を設定情報展開キーテーブル30に存在する全エントリに対して行う。他方、設定情報展開キーテーブル30に次のエントリが存在しない場合(S107;NO)には、不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40をクリアする(S109)。
次に、設定情報保存データ書き込み部53は、RAM13内の設定情報展開テーブル20から先頭IDの設定値を読み出し(S110)、その設定値を不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40に対して書き込む(S111)。さらに、設定情報保存データ書き込み部53は、RAM13内の設定情報展開テーブル20に次のエントリが存在するか否かを判断する(S112)。設定情報展開テーブル20に次のエントリが存在する場合(S112;YES)には、設定情報展開テーブル20から次のエントリを読み出し(S113)、ステップS111へ戻り、ステップS111の処理を設定情報展開テーブル20の全エントリに対して行う。他方、設定情報展開テーブル20に次のエントリが存在しない場合(S112;NO)にはF/Wの書き換え処理を終了する。
(F/Wの設定情報更新プログラム)
本実施形態に係るF/Wの設定情報更新プログラムは、データ解析部51により、ホストPC2から送信された新F/Wデータを解析処理し、F/Wデータ中の設定情報展開キーをRAM13上に展開し、設定情報展開キーテーブル30を作成する手順と、設定情報保存データ読み出し部52により、新F/Wデータ中に定義された設定情報展開キー(共通キー)情報を使用して検索し、不揮発性RAM14内に保存されている該当する設定情報を読み出し、新F/Wに対応した保存IDで設定情報をRAM13上へ展開し、設定情報展開テーブル20に格納する手順と、設定情報保存データ書き込み部53により、RAM13内の設定情報展開テーブル20に格納した設定情報(設定値)を新F/Wに対応した保存IDで不揮発性RAM14内の設定情報保存データ40に書き込む手順と、を画像形成装置に実行させるプログラムである。
このプログラムには、設定情報の展開キー情報(設定情報の共通キーと設定情報保存データの新IDとのペア)が含まれている(図5参照)。上述したように、F/Wバージョン間での共通キーとして、“Resolution”や“Timeout”など、プリンタ言語の設定コマンドに類似した高レベルな情報を定義する。
すなわち、設定情報展開テーブル20に読み出す手順は、上記共通キーを使用して検索し、不揮発性RAM14から該当する設定情報を読み出し、新F/Wに対応した設定情報の内部管理ID(新ID)でRAM13内の設定情報展開テーブル20に格納する。また、不揮発性RAM14に書き込む手順は、RAM13内の設定情報展開テーブル20に格納した設定情報を新IDで不揮発性RAM14に書き込み保存する。
このプログラムは、具体的には図6のフローチャートの手順で実行され、このフローチャートにより示されるアルゴリズムは、ROM12等の記憶部にプログラムして記憶されており、CPU11により実行される。
(記録媒体)
本実施形態に係る記録媒体は、上述したF/Wの設定情報更新プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、マルチメディアカード、SDメモリカード等のフラッシュメモリ系、マイクロドライブ(登録商標)、Jaz(登録商標)等のリムーバブルハードディスク系、フロッピー(登録商標)ディスク、ZIP(登録商標)等の磁気記録系、MO等の光磁気記録系、CD−R、DVD−R、DVD+R,DVD−RAM、DVD+RW(登録商標)、PD等の光ディスク等が挙げられる。
本発明は、上気した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記した実施形態では、画像形成装置としてプリンタが採用されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばMFP等の他の画像形成装置にも適用可能である。
上述したように、本発明によれば、画像形成装置としてプリンタのみならず、他の機器のF/Wの設定情報更新(バージョンアップ)にも適用することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明のプリンタの機械的構成を示す概略図である。 本実施形態に係るプリンタの制御系を示すブロック図である。 プリンタのF/W設定情報更新処理部の構成例を示すブロック図である。 F/W設定情報更新処理部の動作例を示す説明図である。 プリンタのF/W設定情報更新方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ、
2 ホストPC、
3 ネットワーク、
10 プリンタコントローラユニット、
11 CPU、
12 ROM、
13 RAM、
14 不揮発性RAM、
15 操作パネル部、
16 ネットワークインタフェース、
17 プリンタエンジン、
18 バス、
20 設定情報展開テーブルのメモリ領域、
30 設定情報展開キーテーブルのメモリ領域、
40 設定情報保存データのメモリ領域、
51 データ解析部、
52 設定情報保存データ読み出し部、
53 設定情報保存データ書き込み部、
54 中間データ描画部、
55 印刷部、
56 印刷制御部。

Claims (9)

  1. ファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データを記憶保持する不揮発性RAMと、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAMと、を備えた画像形成装置において、
    ホスト装置から送信された新ファームウエアデータを解析し、該新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報を前記RAM上に展開して、設定情報展開キーテーブルを作成するデータ解析手段と、
    前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMに記憶保持された設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出す設定情報保存データ読み出し手段と、
    前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込む設定情報保存データ書き込み手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定情報保存データ読み出し手段は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納し、
    前記設定情報保存データ書き込み手段は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記内部管理IDは、前記不揮発性RAMにアクセスする場合に用いられるアドレスのオフセット値であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記共通キーは、プリンタ言語の設定コマンドを含む情報で定義されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報をRAM上に展開して設定情報展開キーテーブルを作成するステップ1)と、
    前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、不揮発性RAMに記憶保持されたファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出すステップ2)と、
    前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込むステップ3)と、
    を有することを特徴とするファームウエアの設定情報更新方法。
  6. 前記ステップ2)は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納するものであり、
    前記ステップ3)は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存するものであることを特徴とする請求項5に記載のファームウエアの設定情報更新方法。
  7. 新ファームウエアデータ中に定義された異なるバージョン間での共通キーを含む設定情報展開キー情報をRAM上に展開して設定情報展開キーテーブルを作成する手順1)と、
    前記設定情報展開キーテーブルから前記共通キーを取り出し、該共通キーを使用して検索し、不揮発性RAMに記憶保持されたファームウエアの設定情報を保存するためのデータである設定情報保存データから該当する設定情報を前記RAM上に設けられた設定情報展開テーブルに読み出す手順2)と、
    前記RAM内の設定情報展開テーブルに読み出した設定情報を前記不揮発性RAMの設定情報保存データに対して書き込む手順3)と、
    を画像形成装置に実行させることを特徴とするファームウエアの設定情報更新プログラム。
  8. 前記手順2)は、前記共通キーを使用して検索し、前記不揮発性RAMから該当する設定情報を読み出し、新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記RAM上の前記設定情報展開テーブルに格納するものであり、
    前記手順3)は、前記設定情報展開テーブルに格納された設定情報を新ファームウエアに対応した設定情報の内部管理IDで前記不揮発性RAMに保存するものであることを特徴とする請求項7に記載のファームウエアの設定情報更新プログラム。
  9. 請求項7または8に記載のファームウエアの設定情報更新プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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