JP2009047914A - 音声復号化装置、音声復号化方法、音声復号化プログラムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】復号化データ抽出部1にて、ストリーム音声データとして入力されたPESデータPDからESデータEDを抽出して復号化部2に出力するとともに、タイムスタンプ情報を抽出してミュート処理制御部4に出力する。復号化部2では、入力されたESデータEDを復号化して音声データADを復号化バッファ3に出力して保存するとともに、音声モード情報を抽出してミュート処理制御部4に出力する。ミュート処理制御部4では、タイムスタンプ情報が一つ前のフレームと不連続であった場合、あるいは、音声モードが一つ前のフレームから変化していた場合、復号化段階においてノイズが発生するフレームであると判定して、復号化バッファ3に保存された音声データADにミュート処理を施す。しかる後、音声データODとして出力する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態の説明に先立って、まず、本発明の特徴についてその概要を説明する。本発明は、単位時間当たりのストリーム音声データとして符号化された1フレームのデータを復号化し、復号化した音声データを出力する音声復号化回路において、タイムスタンプの不連続や符号化データの音声モードの変化を検出した際に、該当するフレームの復号化音声データに対して1フレーム単位でミュート処理を行うことにより、かかる事態において発生するノイズを抑え、かつ、短時間で、音声データをミュート処理から復帰させて、再生可能とする点に特徴がある。
次に、本発明による音声復号化装置の構成について、その一例を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の音声復号化装置のブロック構成の一例を示すブロッ構成図であり、MPEG2−AAC(Advanced Audio Coding)方式における一実施形態を示している。
図1に示す音声復号化装置の動作の一例について、図2に示すフローチャートおよび図3、図4の説明図を用いて説明する。図2は、図1の音声復号化装置の復号化動作の一例を説明するためのフローチャートであり、図3は、図1の音声復号化装置の復号化データ抽出部1に入力されたPESデータPDの一例を示すデータ構成図であり、図4は、図1の音声復号化装置の復号化バッファ3から出力される出力用音声データODの一例を示す波形図である。
タイムスタンプが不連続となった場合や、音声モードが変化した場合には、1フレーム単位にてミュート処理を行うことにより、復号化した音声データに発生するノイズを抑えるだけでなく、ミュート処理が必要な区間にのみミュート処理を行うため、復号化した音声データを、ミュート処理から短時間で復帰させることができる。
(3)前記ミュート処理制御手段は、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームのタイムスタンプ情報が、一つ前のフレームのタイムスタンプ情報と連続していないか、あるいは、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームの音声モードが、一つ前のフレームの音声モードから変化していると判定した場合、現フレームの復号化音声データにミュート処理を施す上記(2)の音声復号化装置。
(4)ストリームデータとしてフレーム単位に分割された音声データを復号化する音声復号化方法において、各フレーム内に含まれている情報から、復号化段階においてノイズが発生するか否かを判定するための情報をノイズ判定情報として抽出し、該ノイズ判定情報に基づいて、ノイズが発生すると判定した場合には、該当するフレームの復号化音声データにミュート処理を施す音声復号化方法。
(5)前記ノイズ判定情報として抽出する情報が、タイムスタンプ情報および/または音声モードを示す情報である上記(4)の音声復号化方法。
(6)前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームのタイムスタンプ情報が、一つ前のフレームのタイムスタンプ情報と連続していないか、あるいは、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームの音声モードが、一つ前のフレームの音声モードから変化していると判定した場合、現フレームの復号化音声データにミュート処理を施す上記(6)の音声復号化方法。
(7)上記(4)ないし(6)のいずれかの音声復号化方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施している音声復号化プログラム。
(8)上記(7)の音声復号化プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録しているプログラム記録媒体。
2 復号化部
3 復号化バッファ
4 ミュート処理制御部
Claims (8)
- ストリームデータとしてフレーム単位に分割された音声データを復号化する音声復号化装置において、各フレーム内に含まれている情報から、復号化段階においてノイズが発生するか否かを判定するための情報をノイズ判定情報として抽出し、該ノイズ判定情報に基づいて、ノイズが発生すると判定した場合には、該当するフレームの復号化音声データにミュート処理を施すミュート処理制御手段を少なくとも備えていることを特徴とする音声復号化装置。
- 前記ノイズ判定情報として抽出する情報が、タイムスタンプ情報および/または音声モードを示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の音声復号化装置。
- 前記ミュート処理制御手段は、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームのタイムスタンプ情報が、一つ前のフレームのタイムスタンプ情報と連続していないか、あるいは、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームの音声モードが、一つ前のフレームの音声モードから変化していると判定した場合、現フレームの復号化音声データにミュート処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の音声復号化装置。
- ストリームデータとしてフレーム単位に分割された音声データを復号化する音声復号化方法において、各フレーム内に含まれている情報から、復号化段階においてノイズが発生するか否かを判定するための情報をノイズ判定情報として抽出し、該ノイズ判定情報に基づいて、ノイズが発生すると判定した場合には、該当するフレームの復号化音声データにミュート処理を施すことを特徴とする音声復号化方法。
- 前記ノイズ判定情報として抽出する情報が、タイムスタンプ情報および/または音声モードを示す情報であることを特徴とする請求項4に記載の音声復号化方法。
- 前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームのタイムスタンプ情報が、一つ前のフレームのタイムスタンプ情報と連続していないか、あるいは、前記ノイズ判定情報として抽出した現フレームの音声モードが、一つ前のフレームの音声モードから変化していると判定した場合、現フレームの復号化音声データにミュート処理を施すことを特徴とする請求項6に記載の音声復号化方法。
- 請求項4ないし6のいずれかに記載の音声復号化方法を、コンピュータにより実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする音声復号化プログラム。
- 請求項7に記載の音声復号化プログラムを、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録していることを特徴とするプログラム記録媒体。
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