JP2009046177A - チューブ構造体及び流動体吐出ポンプ - Google Patents
チューブ構造体及び流動体吐出ポンプ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】開口する一端部と、前記一端部から内容物を充填させることのできる、内部圧力に応じて変形可能な部材で形成されたチューブ本体と、そのチューブ本体の他端部に形成された肩部と、その肩部の中心部から突出形成された、ポンプヘッドを装着させる頸部とを有するチューブ構造体であって、前記肩部におけるチューブ本体の内部に面する内面が、前記頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着する際に、前記一端部からチューブ本体内に挿入される治具とが係合する係合部を備え、前記頸部は、その外周面に、この頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着した後にこのポンプヘッドの逆回転を防止する逆回転防止部を備えてなることを特徴とするチューブ構造体。
【選択図】図1
Description
この特許文献1に開示されている液体内容物吐出容器においては、収納体7に取り付けられた口部体6に、ポンプ機構9が、取り付けられる構造を有する(特許文献1の段落番号0025参照)。特許文献1の記述によると、「収納体7を箱体11内に収納する場合には、・・・前記切欠部13aにより形成される孔13bと周溝12bとが嵌合されるとともに、口部体6の被係止板部5aのうち下側の2条が立上り壁部17の内面に係止されて当該口部体6が確実に固定され、収納体7が箱体11内で正立状態に収納される。そして、係止壁部10の上方に突出した口部体6の取出口3からポンプ機構9のチューブ9bを挿入して、蓋体8を蓋体操着部4に装着することにより、収容体7、ポンプ機構9、箱体11の組立が完了し、直ちに液体内容物を吐出操作可能となる」(特許文献1の段落番号0025及び図2参照)。
特許文献1に記載の液体内容物吐出容器においては、口部体6の外周面に設けられた雄ねじ4aに、蓋体8の雌ねじ部を螺合することにより、ポンプ機構9が口部体6に装着されるようになっていることからすると、この液体内容物吐出容器においては、蓋体8の雌ねじ部を口部体6の雄ねじ4aを螺合するに際に、蓋体8の回転により口部体6が回転しないようにするために箱体11が必須の要素となっている。換言すると、箱体11を必要とすることなく、口部体6に蓋体8を螺合する仕組みは、この特許文献1には、記載されていない。
また、特許文献1に記載されているように、口部体6に蓋体8を螺合により装着していると、液体内容物吐出容器を工場出荷した後から消費者入手までの間に口部体6から蓋体8が逆回転により取り外されてしまう可能性、あるいは口部体6から蓋体8が外れてしまう可能性がある。液体内容物吐出容器を工場出荷後から消費者入手までの間に口部体6から蓋体8が逆回転により脱離する懸念は、この液体内容物吐出容器を製造する者による製品品質の保証を確保することができなくなるという重大な懸念に結びつく。
開口する一端部と、前記一端部から内容物を充填させることのできる、内部圧力に応じて変形可能な部材で形成されたチューブ本体と、そのチューブ本体の他端部に形成された肩部と、その肩部の中心部から突出形成された、ポンプヘッドを装着させる頸部とを有するチューブ構造体であって、
前記肩部におけるチューブ本体の内部に面する内面が、前記頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着する際に、前記一端部からチューブ本体内に挿入される治具とが係合する係合部を備え、
前記頸部は、その外周面に、この頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着した後にこのポンプヘッドの逆回転を防止する逆回転防止部を備えてなることを特徴とするチューブ構造体であり、
請求項2は、
前記請求項1に記載されたチューブ構造体におけるチューブ本体の一端部が閉鎖されて成る容器本体と、
前記容器本体における頸部に装着されたポンプヘッドとを有することを特徴とする流動体吐出ポンプである。
したがって、この発明によると、ポンプヘッドを頸部に螺合することに起因して従来において生じていたチューブ本体における傷、しわ、筋目等の変形のないチューブ構造体を、提供することができる。
この発明によると、この発明に係るチューブ構造体を利用して流動体吐出ポンプが形成される。つまり、前記流動体吐出ポンプは、チューブ構造体における例えば一端開口から内容物を充填した後にその一端開口を閉鎖することにより容器本体が形成されてなるとともに、チューブ構造体における頸部にポンプヘッドが装着されて成る。この頸部には、逆回転防止部があるので、容易にポンプヘッドを頸部から離脱させることができなくなる。また、この流動体吐出ポンプを出荷後に、前記逆回転防止部を破壊するなどして無理にポンプヘッドを頸部から離脱させ、次いで頸部にポンプヘッドを再び装着して新品を偽装したとしても、逆回転防止部とポンプヘッドとの間でガタツキが発生しているから、容易にその偽装を発見することができる。このことは、逆回転防止部とポンプヘッドとの間でガタツキなく頸部にポンプヘッドが装着されていることが、この流動体吐出ポンプの「バージン性」を保証していることになる。また、容器本体には傷、しわ、筋目等の変形がないので、この流動体吐出ポンプを使用している期間中に、これら変形が原因となって流動体吐出ポンプの容器本体が裂けたり、穴があいたり等の損傷がなく、したがって商品寿命が長くなる。
故に、この発明によると、容器本体、つまりチューブ構造体におけるチューブ本体に変形がなく、逆回転防止部により頸部にポンプヘッドをガタツキなく装着することができるというチューブ構造体の性質をもっぱら利用することにより、部品点数が少なくて、ポンプヘッドを容易に取り外されることがなく、しかも容器本体に、頸部にポンプヘッドを取り付ける際の螺合に起因する傷やしわが生じず、したがって製品寿命の長い流動体吐出ポンプを提供することができる。
この容器本体は、本願発明のチューブ構造体におけるチューブ本体の一端部を閉鎖してなる構造を有する。また、この発明に係る流動体吐出ポンプは、この発明に係るチューブ構造体を用いて形成されることができる。以下においては、チューブ構造体の説明と共に流動体吐出ポンプを説明することになる。
一方、容器本体の肩部及び頸部は、胴部に比べて変形し難いのが好ましい。なぜならば、肩部の内壁面には係合部が設けられ、かつ頸部にはポンプヘッドが装着されるので、仮に肩部及び頸部が前記胴部と同様に変形し易い場合には、ポンプヘッドを容器本体に装着する際に、ポンプヘッドの螺合による回転力で肩部又は頸部が変形して、ポンプヘッドが頸部に完全に装着されることができなくなり、例えば装着されたとしても装着具合に不具合を生じさせることがあるからである。
容器本体を形成するためのチューブ構造体に着目すると、チューブ構造体におけるチューブ本体の他端部には前記肩部が形成され、その肩部は、開口する一端部とは反対側に位置する他端部の端面部として形成され、ポンプヘッドを装着するための頸部が、前記肩部の中央からチューブ本体とは反対側の方向に延在するように形成される。
図4に示されるように、この発明の流動体吐出ポンプ1は、容器本体2及びポンプヘッド3を備えて成る。図4に示される流動体吐出ポンプ1を製造するには、その製造過程において、図1に示されるように、チューブ構造体2Aにポンプヘッド3を螺合により装着する際に、治具7が使用される。
図4に示される容器本体2は、頸部4、肩部5及び胴部6を有する。この容器本体2は、図1に示されるチューブ本体6Aの一端開口(図1には示されていない。)を閉鎖することにより、形成されることができる。したがって、チューブ本体2Aは一端部が開口しているに対し、容器本体2は一端部が閉鎖されている点においてチューブ本体2Aと容器本体2とが相違するのであって、その他の構造についてはチューブ本体2Aと容器本体2とは同一である。図1及び図4に示されるように、ポンプヘッド3は、押圧部8、ポンプ部9及び蓋体10を備えて成る。
このように、この発明の流動体吐出ポンプの逆回転防止部としてラチェット機構を採用すると、容器本体にポンプヘッドが一度装着されるとポンプヘッドを容器本体から容易に脱離させることができなくなる。もしも無理に蓋体10を逆回転させると、前記逆回転防止部としての歯が潰れてしまう。逆回転防止部11としてつぶれた歯に対して前記爪14が噛み合うように、蓋体10を前記頸部4に螺合すると、頸部4に螺合装着された蓋体10の装着状態にガタツキが生じてしまう。そうすると、頸部4に装着されている蓋体10の装着状態にガタツキがあることによって、この流動体吐出ポンプ1においてポンプヘッド3又は蓋体10が頸部4から取り外されたことがあると、判別することができる。したがって、この流動体吐出ポンプ1が工場出荷後から需要者の入手までの間、あるいは工場出荷後からこの流動体吐出ポンプを使いきるまで、この流動体吐出ポンプ1におけるポンプヘッド3又は蓋体10が頸部4から脱着されてはならないという要請がある場合には、この逆回転防止部11の存在により、蓋体10又はポンプヘッド3の装着状態にガタツキあるか否かを判定することにより、この流動体吐出ポンプ1のバージン性を判定することができ、ガタツキがあると判定されるときには、以後この流動体吐出ポンプ1の使用を控えるといった対策をとることができる。
2 容器本体
2A チューブ構造体
3 ポンプヘッド
4 頸部
5 肩部
6 胴部
6A チューブ本体
7 治具
8 押圧部
9 ポンプ部
10 蓋体
11 逆回転防止部
12 内壁面
13 係合部
14 爪
15 溝部
16 係合面
17 傾斜面
18 吸引開口部
19 シリンダ支持部
20 ボール弁
21 付勢部材
22 シール部
23 細径シリンダ
24 太径シリンダ
25 鍔部
26 弁座
27 パッキン
28 一端開口部
29 第1開口部
30 第2開口部
31 リブ台座
32 他端開口部
33 吐出口
Claims (2)
- 開口する一端部と、前記一端部から内容物を充填させることのできる、内部圧力に応じて変形可能な部材で形成されたチューブ本体と、そのチューブ本体の他端部に形成された肩部と、その肩部の中心部から突出形成された、ポンプヘッドを装着させる頸部とを有するチューブ構造体であって、
前記肩部におけるチューブ本体の内部に面する内面が、前記頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着する際に、前記一端部からチューブ本体内に挿入される治具とが係合する係合部を備え、
前記頸部は、その外周面に、この頸部に前記ポンプヘッドを螺合により装着した後にこのポンプヘッドの逆回転を防止する逆回転防止部を備えてなることを特徴とするチューブ構造体。 - 前記請求項1に記載されたチューブ構造体におけるチューブ本体の一端部が閉鎖されて成る容器本体と、
前記容器本体における頸部に装着されたポンプヘッドとを有することを特徴とする流動体吐出ポンプ。
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JP2007215287A JP5037264B2 (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | チューブ構造体及び流動体吐出ポンプ |
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