JP2009045929A - 印刷装置 - Google Patents

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康雄 米井
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Abstract

【課題】無人運転状態の場合に、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】無人運転要注意ジョブ指定部18により、印刷を指示された印刷ジョブに対して無人運転要注意ジョブであるか否かを指定する。無人運転モード設定部20により無人運転モードが設定されている場合は、印刷制御部12は、無人運転要注意ジョブとして指定された印刷ジョブの印刷を禁止する。また、無人運転要注意ジョブの指定をされていない印刷ジョブの印刷を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置に関する。
一般に、生産性向上のため、例えば、オンデマンド印刷等で使用される大型のプリンタ等では、昼休みや夜間等のユーザが無人の状態でも運転を行なう、いわゆる無人運転が実施されている。
このような無人運転状態での印刷効率を向上するために、プリンタにセットされているペーパで処理可能なものを優先的にプリントしたり、無人運転状態に切替える前に、最も処理数の多いサイズのペーパのセットをユーザに促したりする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、夜間(無人状態)に夜間用に用意された用紙等を使用して印刷する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−114782号公報 特開2000−112694号公報
ところで、印刷装置が無人運転状態の場合に、印刷することが好ましくない印刷データ(無人運転要注意ジョブ)がある。無人運転要注意ジョブには、例えば、セキュリティ上の理由により、個人情報等に関わる印刷データや、画質確認を行ないながら印刷を行なわなくてはいけない印刷データ等の印刷ジョブがある。
本発明は、無人運転状態の場合に、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止することができる印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の印刷装置は、印刷手段の運転状態を、ユーザが当該印刷手段の運転状態を確認できない無人運転状態に設定する無人運転設定手段と、印刷を指示された印刷ジョブ毎に、無人運転要注意ジョブであるか否かを指定する無人運転要注意ジョブ指定手段と、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されている場合は、前記無人運転要注意ジョブ指定手段により指定された無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する印刷制御手段と、を備える。
請求項2に記載の印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されている場合は、前記無人運転要注意ジョブ指定手段により指定された無人運転要注意ジョブ以外の印刷ジョブを印刷するように前記印刷手段に指示する。
請求項3に記載の印刷装置は、請求項1または請求項2に記載の印刷装置において、前記印刷制御手段により印刷を禁止された無人運転要注意ジョブを表す情報を表示する表示手段を備える。
請求項4に記載の印刷装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置において、前記無人運転要注意ジョブ指定手段は、無人運転要注意ジョブであると指定する印刷ジョブの各々に対して優先度を指定する優先度指定手段を含み、前記印刷制御手段は、前記優先度に基づいて無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する。
請求項5に記載の印刷装置は、請求項4に記載の印刷装置において、ユーザが印刷ジョブの印刷を指示することができる印刷権限を設定する印刷権限設定手段と、前記印刷権限と前記優先度との第1の対応関係を設定する第1の対応関係設定手段と、をさらに備え、前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されていない場合は、前記無人運転要注意ジョブの印刷を指示したユーザの印刷権限と前記第1の対応関係とに基づいて、前記無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する。
請求項6に記載の印刷装置は、請求項4または請求項5に記載の印刷装置において、無人運転状態である無人運転期間を設定する無人運転期間設定手段と、前記無人運転期間と前記優先度との第2の対応関係を設定する第2の対応関係設定手段と、をさらに備え、前記印刷制御手段は、前記無人運転期間と前記第2の対応関係とに基づいて、無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する。
請求項7に記載の印刷装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置において、前記無人運転設定手段により前記印刷手段の運転状態を無人運転状態に設定する時刻を予約する無人運転設定予約手段と、印刷を指示された印刷ジョブの印刷を完了する時刻を算出する印刷完了時刻算出手段と、をさらに備え、前記印刷制御手段は、印刷を指示された印刷ジョブが無人運転要注意ジョブであり、かつ、前記印刷完了時刻算出手段により算出された当該無人運転要注意ジョブの印刷完了時刻が、前記無人運転設定予約手段により予約された時刻を過ぎる場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する。
請求項8に記載の印刷装置は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、無人運転要注意ジョブの印刷中に、前記無人運転設定手段により無人運転状態に設定された場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を中止する。
請求項9に記載の印刷装置は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の印刷装置において、前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されていない場合は、前記無人運転要注意ジョブを前記無人運転要注意ジョブ以外の印刷ジョブよりも先に印刷するように前記印刷手段に指示する。
請求項1に記載の本発明によれば、無人運転状態の場合に、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止することができる、という効果が得られる。
請求項2に記載の本発明によれば、無人運転状態の場合であっても、無人運転要注意ジョブ以外の印刷ジョブの印刷を行なうことができる、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、印刷を禁止された印刷ジョブをユーザに認識させることができる、という効果が得られる。
請求項4に記載の本発明によれば、無人運転要注意ジョブの優先度に基づいて印刷を制御することができる、という効果が得られる。
請求項5に記載の本発明によれば、ユーザに応じて無人運転要注意ジョブの印刷を制御することができる、という効果が得られる。
請求項6に記載の本発明によれば、無人運転期間に応じて無人運転要注意ジョブの印刷を制御することができる、という効果が得られる。
請求項7に記載の本発明によれば、無人運転要注意ジョブの印刷中に、無人運転状態になると予測される場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を行なわないことができる、という効果が得られる。
請求項8に記載の本発明によれば、無人運転要注意ジョブの印刷中に無人運転状態になった場合に当該印刷を中断することができる、という効果が得られる。
請求項9に記載の本発明によれば、有人運転状態のときに無人運転要注意ジョブを優先的に印刷することができる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、本実施の形態において無人運転要注意ジョブとは、印刷装置の運転状態を不在等により、ユーザが確認できない無人運転状態の場合に、印刷(印刷装置から出力する)ことにリスクがあると判断されるため、無人運転中に印刷することに注意を要する印刷ジョブ(印刷条件及び印刷データ)のことである。具体的には、例えば、個人情報等、セキュリティ上の理由からユーザの監視下での印刷(出力)が好ましいもの、サンプル出力指示により印刷中のページを余分に1枚印刷してトップトレイに出力するダイナミックサンプルや所定枚数または所定部数毎等の決まったタイミングでサンプルを出力するスタティックサンプル等のように、印刷品質を印刷中に適宜、確認する必要のあるもの、及び印刷装置が停止するおそれのある、ジャムが発生しやすい用紙やフィニッシングを使用するもの等である。また、その他、ユーザが無人運転状態で印刷することは好ましくないと判断する印刷ジョブである。
図1は、本実施の形態に係る印刷装置10の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る印刷装置10は、印刷制御部12、GUI−I/F(グラフィック・ユーザ・インターフェイス)14、無人運転要注意ジョブ指定部18、無人運転モード設定部20、無人運転モード設定予約部22、タイマー24、印刷完了時刻算出部26、印刷機構制御部28、印刷機構部30、及びホストI/F(ホストインターフェイス)32を備えている。
印刷制御部12は、無人運転要注意ジョブの印刷に関わる制御を行なうものであり、CPU36、ROM38、RAM40、及びHDD42を含んで構成されている。CPU36では、詳細を後述する印刷制御処理が実行される。当該処理の処理プログラムは、記録媒体としてのROM38に記憶されている。なお、当該処理プログラムは、CD−ROM(図示省略)や、DVD−ROM(図示省略)などの記録媒体に記録しておき、HDD42等にインストールし、CPU36により読込まれて実行されるようにしてもよい。HDD42には、通常モードの種類(詳細後述)等が予め記憶されている。また、HDD42には、ホストI/F32を介してホスト装置34から受信した、印刷ジョブがスプールされる。なお、本実施の形態の印刷装置10は、受信した印刷ジョブを複数個、HDD42にスプールし、キューの待ち行列に従い、順次、印刷を行なうものであるが、これに限らず、ホスト装置34から受信した印刷ジョブを直に印刷する、オンラインプリンタ等の印刷装置であってもよい。
操作/表示装置16は、ユーザが無人運転要注意ジョブの指定等、無人運転要注意ジョブの印刷等に関する操作を行なうと共に、印刷を禁止された無人運転要注意ジョブの情報等、無人運転要注意ジョブの印刷に関する情報の表示を、GUI−I/F14を介して行なうためのものである。無人運転要注意ジョブ指定部18は、印刷ジョブに対し、無人運転要注意ジョブであるか否か等を指定するためのものであり、無人運転要注意ジョブの優先度(詳細後述)を指定するための優先度指定部19を含んでいる。無人運転モード設定部20は、印刷装置10の運転状態を設定するためのものであり、具体的には、無人運転モードが設定されると、印刷装置10は、無人運転状態になる。なお、詳細は後述するが、無人運転モードに設定する時刻は、無人運転モード設定予約部22により予約することができる。無人運転モード設定予約部22は、タイマー24を読取って、予約された時刻になると無人運転モード設定部20を無人運転モードに設定する。印刷完了時刻算出部26は、印刷を指示された印刷ジョブの印刷が完了する時刻を、例えば、1ページの印刷に要する時間を予め得ておき、これに基づいて算出する等により算出するものである。印刷機構制御部28は印刷機構部30を制御するものであり、印刷機構部30は、当該制御に基づいて印刷ジョブの印刷を実行する。ホストI/F32は、ユーザによりホスト装置34から印刷を指示された印刷ジョブを通信するためのネットワークインターフェイスである。
GUI−I/F14、無人運転要注意ジョブ指定部18、無人運転モード設定部20、無人運転モード設定予約部22、印刷完了時刻算出部26、印刷機構制御部28、ホストI/F32、CPU36、ROM38、RAM40、及びHDD42は、コントロールバスやデータバス等のバス44を介して、互いに情報等の授受が可能に接続されている。
次に、本実施の形態の印刷装置10で実行される処理について図2〜図7を参照して詳細に説明する。
まず、図2を参照して、本実施の形態の印刷装置10で実行される印刷制御処理について詳細に説明する。図2は、印刷制御処理におけるメイン処理のフローチャートである。なお、本処理は、例えば、印刷装置10に電源が投入された場合等に実行される。
まず、ステップ100では、無人運転要注意ジョブの指定を行なうか否か判断する。例えば、ユーザから指示入力があった場合等、無人運転要注意ジョブの指定を行なう場合は肯定されて、ステップ102へ進む。
ステップ102では、無人運転要注意ジョブの指定を行なう。なお、無人運転要注意ジョブの指定の具体的な例としては、スプール(図示省略)されている印刷ジョブに対して、ユーザが操作/表示装置16により指定する、ホスト装置34のOSのドライバで作成されるジョブチケット中に予め無人運転要注意ジョブとして定められている属性が含まれているか否かにより指定する、無人運転要注意ジョブを指示するためのキューを予め設けておき、当該キューに送信された印刷ジョブを要注意ジョブとして指定する、無人運転要注意ジョブを送信するユーザを予め登録しておき、当該ユーザにより送信された印刷ジョブを無人運転要注意ジョブとして指定する、ダイナミックサンプルやスタティックサンプルの出力設定がされている印刷ジョブを無人運転要注意ジョブとして指定する、及び過去のジャム発生状況から印刷ジョブ(指定された用紙、厚さ、サイズ、給紙トレイ、排紙トレイ、ホチキスの有無、紙折り、及び両面等)とジャム発生危険度の関係を予め得ておき、危険度の高いものを無人運転要注意ジョブとして指定する等が挙げられる。
次のステップ104では、無人運転要注意ジョブとして指定された印刷ジョブに対してさらに、優先度の設定を行なうか否かを判断する。優先度とは、要注意度を表すものである。例えば、セキュリティに関するもの等、無人運転状態の場合には絶対に印刷を行なってはいけないものは優先度を高く、ジャム発生危険度の低いものは優先度を低く設定すること等が挙げられる。また、セキュリティに関する優先度、ジャム発生危険度に関する優先度等、複数種類の優先度を設定するようにしてもよい。なお、複数種類の優先度を設定する場合は、何れの種類の優先度を優先するかも設定しておくようにする。優先度を設定することにより、例えば、無人運転要注意ジョブではない印刷ジョブの印刷を全て終了した場合には、優先度が低く設定された無人運転要注意ジョブの印刷を実行する(印刷を禁止しない)ことができる。優先度の設定を行なう場合は、ステップ106へ進み、ステップ106では、ユーザの指示入力などに基づいて無人運転要注意ジョブに対して優先度の設定を行なった後、ステップ108へ進む。優先度の設定は、無人運転要注意ジョブの各印刷ジョブ毎に行なっても良いし、上記したような無人運転要注意ジョブの種類毎に行なっても良い。なお、本実施の形態では、設定された優先度は、HDD42に記憶される。
一方、ステップ104で否定された場合も、ステップ108へ進む。
ステップ108では、無人運転モードの設定等、その他設定(詳細後述)を行なうか否かを判断する。行なう場合は肯定されて、ステップ110へ進み、詳細を後述するその他設定処理を行ない、その他の各種設定を行なった後、ステップ112へ進む。一方、ステップ108で否定された場合もステップ112へ進む。
ステップ112では、印刷装置10の設定が無人運転モードであるか否かを判断する。無人運転モード設定部20に無人運転モードが設定されている場合は肯定されて、ステップ114へ進み、詳細を後述する無人運転モード処理により無人運転状態における印刷ジョブの印刷を行なった後、ステップ124へ進む。一方、ステップ112で否定されるとステップ116へ進む。ステップ116では通常モード(無人運転状態ではない場合のモード)の種類を判断する。なお、通常モードの種類は、詳細を後述するが、何も指示されていない場合は、通常モードAになり、上述のその他設定処理により設定された場合は、その設定に従う。通常モードの種類が「A」の場合は、ステップ118へ進み、詳細を後述する通常モードA処理により印刷ジョブの印刷を行なった後、ステップ124へ進む。一方、通常モードの種類が「B」の場合は、ステップ120へ進み、詳細を後述する通常モードB処理により印刷を行なった後、ステップ124へ進む。さらに、通常モードの種類が「C」の場合は、ステップ122へ進み、詳細を後述する通常モードC処理により印刷を行なった後、ステップ124へ進む。
ステップ124では、本処理を終了するか否かを判断する。例えば、印刷待ちの他の印刷ジョブがスプールに有る場合等は否定されて、ステップ100に戻り、本処理を繰り返す。一方、印刷装置10の電源をオフにする場合等は肯定されて、本処理を終了する。
(その他設定処理)
次に、その他設定処理(図2のステップ110の処理)について、図3を参照して詳細に説明する。図3は、その他設定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ200では、無人運転モードの設定を行なうか否か判断する。例えば、ユーザから指示入力があった場合等、無人運転モードの設定を行なう場合は肯定されて、ステップ202へ進み、無人運転モードの設定を行なった後、ステップ204へ進む。なお、無人運転モードの設定の具体的な例としては、ユーザが操作/表示装置16により行なった指示に基づいて設定する、後述する無人運転モード設定時刻の予約により予約された時刻になった場合に自動的に設定する、及び予め定めた一定時間、印刷装置10の操作が行なわれなかった場合に自動的に設定する等が挙げられる。一方、ステップ200で否定された場合も、ステップ204へ進む。
ステップ204では、無人運転モードの設定をする時刻を予約するか否か判断する。例えば、ユーザから指示入力があった場合等、無人運転モードの設定をする時刻を予約する場合は肯定されて、ステップ206へ進み、無人運転モードの設定をする時刻を予約した後、ステップ208へ進む。なお、無人運転モードの設定をする時刻の予約の具体的な例としては、ユーザが操作/表示装置16により行なった指示に基づいて予約する等が挙げられる。なお、無人運転モードに設定する時刻を予約するだけではなく、無人運転モードの設定が解除される時刻も予約するようにしても良い。一方、ステップ204で否定された場合も、ステップ208へ進む。
ステップ208では、印刷を指示された無人運転要注意ジョブの印刷完了時刻が上記ステップ206で予約された無人運転モードの設定をする予約時刻を過ぎる場合は、当該印刷ジョブの印刷を禁止するか否かを判断する。即ち、無人運転要注意ジョブの印刷中に、印刷装置10が無人運転モードになると予測される場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を開始しないか否かを判断する。印刷を開始しない(印刷禁止する)場合は肯定されて、ステップ210へ進み、通常の場合(無人運転モードではない場合)の印刷モードとして通常モードBを設定した後、本処理を終了する。なお、本実施の形態では、通常モードの設定(種類)は、HDD42に記憶される。一方、ステップ208で否定されると、ステップ212へ進む。
ステップ212では、無人運転要注意ジョブの印刷中に無人運転モードが設定された場合に当該印刷を中断するか否か判断する。印刷を中断する場合は肯定されて、ステップ214へ進み、通常の場合の印刷モードとして通常モードCを設定した後、本処理を終了する。一方、ステップ212で否定されると、ステップ216へ進む。
ステップ216では、通常の場合の印刷モードとして通常モードA(詳細後述)を設定した後、本処理を終了する。
(無人運転モード処理)
次に、無人運転モード処理(図2のステップ114の処理)について、図4を参照して詳細に説明する。図4は、無人運転モード処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ300では、印刷ジョブが入力されたか否かを判断する。入力されていない場合は否定されて、待機状態になり、ホスト装置34から入力された場合は肯定されて、ステップ302へ進む。なお、本実施の形態では、入力された印刷ジョブは、HDD42に一旦スプールされる。印刷ジョブが複数個入力された場合は、スプールされたものを順次処理する。
ステップ302では、入力された印刷ジョブをHDD42から読取り、次のステップ304では、読取った印刷ジョブの判別を行なう。さらに次のステップ306では、読取った印刷ジョブが無人運転要注意ジョブと判別されたか否か判断する。印刷ジョブが無人運転要注意ジョブに指定されている印刷ジョブではない場合は否定されてステップ308へ進み、当該印刷ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。当該指示により、印刷機構制御部28は、印刷機構部30により印刷ジョブを印刷する。このように、印刷装置10の運転状態が無人運転モードであっても、無人運転要注意ジョブでは無い印刷ジョブであれば、印刷される。
一方、無人運転要注意ジョブである場合は肯定されて、ステップ310へ進む。ステップ310では、読取った印刷ジョブ(無人運転要注意ジョブ)の印刷を禁止するよう印刷機構制御部28に指示する。当該指示により、印刷機構制御部28は、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する。なお、本実施の形態では、印刷を禁止された無人運転要注意ジョブはHDD42に保持される。HDD42に保持されている無人運転要注意ジョブは、無人運転モードが解除された後(通常モード時)に、印刷が行なわれる。このとき、他の印刷ジョブよりも優先的に印刷するようにしても良い。
このように、本実施の形態の印刷装置10の運転状態が無人運転モードの場合は、無人運転要注意ジョブの印刷は行なわない。なお、上述の処理(図2のステップ106参照)により優先度が設定されている場合は、設定されている優先度に基づいて、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する。
次のステップ312では、印刷を禁止した当該無人運転要注意ジョブの情報を操作/表示装置16に表示させた後、本処理を終了する。無人運転要注意ジョブの情報の具体的な例としては、印刷ジョブ名等が挙げられる。これにより、ユーザは無人運転モードのときに印刷されなかった印刷ジョブが何であるかを認識することができるため、例えば、無人運転モードの設定を解除して、当該印刷されなかった印刷ジョブの印刷を印刷装置10に印刷させたりする。なお、印刷を禁止した無人運転要注意ジョブの情報は、本処理に示したように、印刷を禁止する毎に行なうようにしても良いが、これに限らず、無人運転モードの設定が解除された場合に、無人運転モード中に印刷を禁止された無人運転要注意ジョブの情報をまとめて表示させるようにしても良い。
(通常モードA処理)
次に、通常モードA処理(図2のステップ118の処理)について、図5を参照して詳細に説明する。図5は、通常モードA処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ400では、印刷ジョブが入力されたか否かを判断する。入力されていない場合は否定されて、待機状態になり、ホスト装置34から入力された場合は肯定されて、ステップ402へ進む。
ステップ402では、入力された印刷ジョブをHDD42から読取り、次のステップ404では、読取った印刷ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。当該指示により、印刷機構制御部28は、印刷機構部30により印刷ジョブを印刷する。このように、通常モードAが設定されている場合は、印刷装置10の運転状態が無人運転モードで無い場合は、入力された全ての印刷ジョブの印刷を行なう。
(通常モードB処理)
次に、通常モードB処理(図2のステップ120の処理)について、図6を参照して詳細に説明する。図6は、通常モードB処理の一例を示すフローチャートである。
なお、ステップ500は上述した図5のステップ400に、ステップ502はステップ402にそれぞれ対応するため詳細な説明は省略する。
次のステップ504では、HDD42から読取った印刷ジョブの判別を行なう。さらに次のステップ506では、読取った印刷ジョブが無人運転要注意ジョブと判別されたか否か判断する。無人運転要注意ジョブでない場合は否定されて、ステップ516へ進む。一方、無人運転要注意ジョブの場合は肯定されて、ステップ508へ進む。ステップ508では当該無人運転要注意ジョブを印刷機構部30で印刷した場合の印刷完了時刻を算出するよう指示する。当該指示により、印刷完了時刻算出部26は、印刷を完了すると予測される時刻を算出する。印刷を完了すると予測される時刻の算出の具体的な例としては、予め記録媒体1枚当りの印刷の所要時間を得て、記憶しておき、これに無人運転要注意ジョブから読取った印刷枚数を乗することにより算出すること等が挙げられる。
次のステップ510では、無人運転モード開始予約時刻を無人運転モード設定予約部22から読取り、次のステップ512では、算出した印刷完了時刻が読取った無人運転モード開示予約時刻を過ぎるか否か判断する。即ち、読取った無人運転要注意ジョブの印刷を実行した場合に、印刷中に印刷装置10の運転状態が無人運転モードになるか否かを判断する。無人運転モード開始予約時刻を過ぎる、即ち、印刷中に無人運転モードになると判断される場合は肯定されて、ステップ514へ進み、読取った無人運転要注意ジョブの印刷を禁止するよう印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。これにより、無人運転要注意ジョブの印刷中に印刷装置10の運転状態が無人運転モードになる場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する(印刷しない)。一方、ステップ512で否定されると、ステップ516へ進む。
ステップ516では、印刷ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。
(通常モードC処理)
次に、通常モードC処理(図2のステップ122の処理)について、図7を参照して詳細に説明する。図7は、通常モードC処理の一例を示すフローチャートである。
なお、ステップ600は上述した図6のステップ500に、ステップ602はステップ502に、ステップ604はステップ504にそれぞれ対応するため詳細な説明は省略する。
次のステップ606では、読取った印刷ジョブが無人運転要注意ジョブと判別されたか否か判断する。無人運転要注意ジョブでない場合は否定されて、ステップ608へ進み、読取った印刷ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。
一方、読取った印刷ジョブが無人運転要注意ジョブの場合は肯定されて、ステップ610へ進む。ステップ610では当該無人運転要注意ジョブの印刷を開始するよう印刷機構制御部28に指示する。当該指示により、印刷機構制御部28は印刷機構部30により、印刷を開始する。このようにして印刷が開始されると、次のステップ612では、無人運転モード設定部20の設定を読取って、無人運転モードに設定されているか否かを判断する。即ち、無人運転要注意ジョブの印刷中に印刷装置10の運転状態が、無人運転モードになったか否かを判断する。無人運転モードに設定されている場合は肯定されて、ステップ614へ進み、印刷を中断するよう印刷機構制御部28に指示する。当該指示により、印刷機構制御部28は、印刷機構部30による印刷を中断する。これにより、無人運転要注意ジョブの印刷中に印刷装置10の運転状態が無人運転モードになった場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を中断する。一方、ステップ612で否定されると、ステップ616へ進む。
ステップ616では、印刷を終了するか否か判断する。未だ印刷していないページがある場合等は否定されて、ステップ612に戻り、無人運転モードか否か判断し、無人運転モードになった場合は印刷を中断する処理を繰り返す。一方、全ページを印刷した場合等は肯定されて本処理を終了する。
なお、本処理により印刷を中断した場合は、無人運転モードの設定が解除された後に、当該印刷を中断した無人運転要注意ジョブの印刷を行なうようにしてもよい。
なお、無人運転モードの設定の解除については、具体的な例として、ユーザが操作/表示装置16により行なった指示に基づいて設定を解除する、及び無人運転モード設定予約部22に設定解除時刻として予約された時刻になった場合に自動的に設定の解除をする等が挙げられる。また、無人運転モードが解除された場合は、印刷を禁止された無人運転要注意ジョブをその他の印刷ジョブよりも優先的に印刷するようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、無人運転要注意ジョブ指定部18により、無人運転要注意ジョブを指定することにより、無人運転モード設定部20に無人運転モードが設定されている場合は、印刷制御部12は、無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する。即ち、本実施の形態の印刷装置10は、無人運転モードの場合は、無人運転要注意ジョブの印刷を行なわないようにする。
これにより、無人運転モード中に、個人情報等のセキュリティに対する配慮が必要な印刷ジョブが印刷されてしまうのを防ぐので、セキュリティが向上する。また、印刷中に画質の確認が行えなかったために画質が不良と判断される印刷物を大量に作成するのを防ぐので、印刷の無駄を省き、コスト等が削減される。さらに、ジャム等が発生する危険のある印刷ジョブの印刷を避けられるので、無人運転モード中に異常事態により印刷装置10が停止するのを防ぎ、生産性が低下するのを防ぐ。
[第2の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態の印刷装置は、第1の実施の形態の印刷装置10と略同様の構成及び動作を含むものであるため、同一部分及び同一処理には同一符号を付しで説明を省略し、異なる部分のみ詳細に説明する。
図8は、本実施の形態に係る印刷装置11の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る印刷装置11は、印刷権限情報設定部51及び無人運転期間情報設定部53を備えている。
印刷権限情報設定部51は、ユーザの印刷権限(詳細後述)に関する情報を設定するためのものである。なお、本実施の形態では、設定された印刷権限に関する情報は、HDD42に記憶される。
無人運転期間情報設定部53は、無人運転状態である期間(詳細後述)に関する情報を設定するためのものである。なお、本実施の形態では、設定された無人運転状態期間に関する情報は、HDD42に記憶される。
GUI−I/F14、無人運転要注意ジョブ指定部18、無人運転モード設定部20、無人運転モード設定予約部22、印刷完了時刻算出部26、印刷機構制御部28、ホストI/F32、CPU36、ROM38、RAM40、HDD42、印刷権限情報設定部51、及び無人運転期間情報設定部53は、コントロールバスやデータバス等のバス44を介して、互いに情報等の授受が可能に接続されている。
次に、本実施の形態の印刷装置11で実行される処理について図9〜図13を参照して詳細に説明する。
まず、図9を参照して、本実施の形態の印刷装置11で実行される印刷制御処理について詳細に説明する。図9は、本実施の形態の印刷制御処理におけるメイン処理のフローチャートである。
本処理がスタートすると、ステップ100〜106まで、第1の実施の形態と同様に処理する。
次のステップ108では、その他設定(詳細後述)を行うか否かを判断し、行う場合は肯定されて、ステップ111へ進み詳細を後述する本実施の形態のその他設定処理を行い、その他の各種設定を行った後、ステップ112へ進む。一方、ステップ108で否定された場合もステップ112へ進む。
ステップ112では、印刷装置11の設定が無人運転モードであるか否かを判断し、無人運転モードが設定されている場合は肯定されて、ステップ115へ進み、詳細を後述する本実施の形態の無人運転モード処理115により無人運転状態における印刷ジョブの印刷を行った後、ステップ124へ進む。一方、ステップ112で否定されるとステップ117へ進む。
ステップ117では、通常モードの種類を判断する。なお、本実施の形態では、第1の実施の形態で詳細に説明した通常モードA、通常モードB、及び通常モードCの他にさらに、通常モードD及び通常モードEの5種類の通常モードが存在する。通常モードの種類が「D」の場合は、ステップ121へ進み、詳細を後述する通常モードD処理により印刷を行った後、ステップ124へ進む。また、通常モードの種類が「E」の場合は、ステップ123へ進み、詳細を後述する通常モードE処理により印刷を行った後、ステップ124へ進む。
ステップ124では、本処理を終了するか否かを判断し、否定されるとステップ100に戻り、本処理を繰り返す。一方、肯定されると本処理を終了する。
(その他設定処理)
次に、本実施の形態のその他設定処理(図9のステップ111の処理)について図10を参照して詳細に説明する。図10は、本実施の形態のその他設定処理の一例を示すフローチャートである。
本処理がスタートすると、ステップ200〜214まで、第1の実施の形態のその他設定処理(図3参照)と同様に処理する。
ステップ212で否定された場合の、次のステップ221では、印刷権限情報の設定を行うか否か判断する。印刷権限に関する情報を設定する場合は肯定されて、ステップ223へ進み、印刷権限情報の設定を行う。本実施の形態では、印刷権限に関する情報(印刷権限情報)とは、ユーザが印刷ジョブの印刷を指示することができる権限を有するか否かを示す情報である。そのため、上述の処理(図2のステップ106)で設定された優先度と印刷権限との対応関係を設定し、当該対応関係をHDD42に記憶する。本実施の形態において、優先度と印刷権限との対応関係とは、印刷権限と、当該印刷権限により印刷可能な優先度との対応関係である。なお、これに限らず、印刷を禁止する優先度との対応関係等であってもよい。対応関係の具体的一例としては、セキュリティ上の理由による優先度が高い無人運転要注意ジョブは管理職や特定人物以外は印加不可能(禁止)とし、セキュリティ上の理由による優先度が低い無人運転要注意ジョブは何れのユーザであっても印刷可能とする等が挙げられる。
また、ユーザの印刷権限を設定し、印刷権限の設定をHDD42に記憶する。ユーザの印刷権限の設定の具体的例としては、ユーザの個人名やID等、各ユーザ毎に設定したり、アルバイトや正社員、管理職等、役職毎に設定したり、印刷ジョブを送信するホスト装置毎に設定したりすること等が挙げられる。
次のステップ225では、通常の場合の印刷モードとして、通常モードDを設定した後、ステップ231へ進む。
一方、ステップ221で否定された場合は、ステップ227へ進む。ステップ227では、通常時に無人運転要注意ジョブの印刷を優先的に行うか否か判断する。その他の印刷ジョブよりも優先的に印刷を実行する場合は肯定されて、ステップ229へ進み、通常の場合の印刷モードとして、通常モードEを設定した後、ステップ231へ進む。
一方、ステップ227で否定された場合は、ステップ230(第1の実施の形態のその他設定処理のステップ216に対応)で通常モードAを設定した後、ステップ231へ進む。
ステップ231では、無人運転期間情報の設定を行うか否か判断する。無人運転状態になる期間により印刷する印刷ジョブの制御を行う場合等は無人運転期間情報の設定を行うため肯定されて、ステップ233へ進む。ステップ233では、無人運転期間情報の設定を行った後、本処理を終了する。本実施の形態では、無人運転期間に関する情報(無人運転期間情報)とは、無人運転状態になる期間により無人運転要注意ジョブの印刷を制御(印刷するか否か)するための情報である。そのため、上述の処理(図2のステップ106)で設定された優先度と無人運転状態になる期間との対応関係を設定し、当該対応関係をHDD42に記憶する。本実施の形態において、優先度と無人運転状態になる期間との対応関係とは、無人運転状態になる期間と、当該無人運転状態になる期間に印刷可能な優先度との対応関係である。なお、これに限らず、印刷を禁止する優先度との対応関係等であってもよい。対応関係の具体的一例としては、ジャムが発生する可能性が低い場合等、優先度の低い無人運転要注意ジョブは無人運転期間が短時間であれば印刷可能とし、セキュリティ上の理由から優先度の高い無人運転要注意ジョブは無人運転期間が短時間であっても印加不可能(禁止)とする等が挙げられる。
また、無人運転状態になる期間(長さ)を設定し、当該設定をHDD42に記憶する。無人運転状態になる期間の具体的例としては、昼休みや夜間、休日等の就業時間に合わせた期間、やユーザが設定した期間等が挙げられる。本実施の形態では、昼休みや夜間、休日等の就業時間に合わせた期間を設定する場合は、ユーザが就業時間に合わせる旨を指示すると、タイマやカレンダ(図示省略)を読取り、期間(時間)を算出し、設定する。
一方、ステップ231で否定された場合は、本処理を終了する。
(無人運転モード処理)
次に、本実施の形態の無人運転モード処理(図9のステップ115の処理)について図11を参照して詳細に説明する。図11は、本実施の形態の無人運転モード処理の一例を示すフローチャートである。
本処理がスタートすると、ステップ300〜308まで、第1の実施の形態の無人運転モード処理(図4参照)と同様に処理する。
ステップ306で肯定された場合の、次のステップ309では、無人運転期間情報の設定がされているか否かを判断する。設定されていない場合は否定されて、ステップ318へ進む。一方、上述の処理(図10のステップ233)で設定されている場合は肯定されて、ステップ311へ進む。ステップ311では、無人運転期間(無人運転状態で印刷を行う時間)を読取り、次のステップ313では、印刷を指示された無人運転要注意ジョブの優先度を読取る。
次のステップ315では、無人運転要注意ジョブの印刷が可か否か判断する。優先度と無人運転状態になる期間との対応関係に基づいて、読取った無人運転期間と優先度とから印刷が可能か否か判断し、印刷が可能である場合は肯定されて、ステップ317へ進み、当該無人運転要注意ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。
一方、印刷が可能でない(禁止されている)場合は否定され、ステップ318(第1の実施の形態の無人運転モード処理のステップ310に対応)及びステップ320(第1の実施の形態の無人運転モード処理のステップ312に対応)へ進んだ後、本処理を終了する。このように本実施の形態の印刷装置11の運転状態が無人運転モードであり、無人運転期間情報が設定されている場合は、無人運転期間と無人運転要注意ジョブの優先度に応じて無人運転要注意ジョブの印刷を制御する。制御の具体的一例として、無人運転状態が短時間の場合は、ジャム発生危険度が低く、優先度が低い無人運転要注意ジョブは印刷すること等が挙げられる。
(通常モードD処理)
次に、本実施の形態のその通常モードD処理(図9のステップ121の処理)について図12を参照して詳細に説明する。図12は、本実施の形態の通常モードD処理の一例を示すフローチャートである。
なお、ステップ700は上述した図7のステップ600に、ステップ702はステップ602に、ステップ704はステップ604に、ステップ706はステップ606に、ステップ708はステップ608に、それぞれ対応するため詳細な説明は省略する。
ステップ706で肯定された場合の、次のステップ709では、印刷を指示したユーザに対して設定されているユーザ権限を読取り、次のステップ711では、印刷を指示された無人運転要注意ジョブの優先度を読取る。
次のステップ713では、無人運転要注意ジョブの印刷が可か否か判断する。優先度とユーザ権限との対応関係に基づいて、読取ったユーザ権限と優先度とから印刷が可能か否か判断し、印刷が可能である場合は肯定されて、ステップ715へ進み、当該無人運転要注意ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。
一方、印刷が可能でない(禁止されている)場合は否定され、本処理を終了する。なお、この場合、印刷を禁止した当該無人運転要注意ジョブの情報を操作/表示装置16に表示させるようにしてもよい。
このように本実施の形態の印刷装置11の運転状態が通常モードDに設定されている場合は、ユーザ権限情報が設定されている場合は、ユーザ権限と無人運転要注意ジョブの優先度に応じて無人運転要注意ジョブの印刷を制御する。制御の具体的一例として、ユーザが正社員でない場合は、社外秘文書等セキュリティ上の問題から優先度が高い無人運転要注意ジョブは印刷せず、正社員である場合は印刷すること等が挙げられる。
(通常モードE処理)
次に、本実施の形態のその通常モードE処理(図9のステップ123の処理)について図13を参照して詳細に説明する。図13は、本実施の形態の通常モードE処理の一例を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の通常モードE処理とは、HDD42に複数の印刷ジョブがスプールされている場合に、無人運転要注意ジョブを優先的に印刷する処理である。
ステップ801は上述した図12のステップ700に、ステップ803はステップ702に、ステップ805はステップ704に、それぞれ対応しているが、本実施の形態では、ステップ803及びステップ805ではHDD42にスプールされている全ての印刷ジョブに対して処理(読取及び判別)を行う。
次のステップ807では、スプールされている印刷ジョブの中に無人運転要注意ジョブが有るか否か判断する。無人運転要注意ジョブが有る場合は肯定されて、ステップ809に進み、無人運転要注意ジョブの印刷を印刷機構制御部28に指示する。本実施の形態では、スプールされている全ての無人運転要注意ジョブの印刷を指示し、当該指示により印刷機構制御部28は印刷機構部30により、無人運転要注意ジョブの印刷を開始する。全ての無人運転要注意ジョブの印刷を指示した後、ステップ811へ進む。一方、ステップ807で否定された場合も、ステップ811へ進む。
ステップ811では、無人運転要注意ジョブ以外のジョブ(その他ジョブ)の印刷を印刷機構制御部28に指示した後、本処理を終了する。本実施の形態では、スプールされている全てのその他ジョブの印刷を指示し、当該指示により印刷機構制御部28は印刷機構部30により、その他ジョブの印刷を開始する。なお、その他ジョブがスプールされていない場合は、そのまま本処理を終了する。
このように本実施の形態の印刷装置11の運転状態が有人運転状態である場合は、無人運転要注意ジョブをその他ジョブよりも優先して印刷する。これにより、無人運転状態時にスプールに残される無人運転要注意ジョブを減らし、その他ジョブを増やす。
なお、本実施の形態では、通常モードについては、通常モードD及び通常モードEについて詳細に説明したが、通常モードD及び通常モードEを組み合わせた通常モード処理を行うようにしてもよい。この場合、ユーザ権限と優先度との対応関係及び無人運転期間と優先度との対応関係に基づいて無人運転要注意ジョブの印刷を制御するため、予め、どちらの対応関係を優先するか設定しておく。例えば、ユーザ権限と優先度との対応関係を優先する場合、無人運転期間が短時間であるため低い優先度が対応付けられており、印刷可能な無人運転要注意ジョブであって、ユーザ権限が無い場合は印刷を禁止するように制御する。また、これに限らず、通常モードA〜Eの処理を適宜組み合わせた処理を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、無人運転期間情報が設定されている場合は、無人運転期間と無人運転要注意ジョブの優先度との対応関係に基づいて無人運転要注意ジョブの印刷を制御する。これにより、例えば、無人運転期間が短い場合は優先度が低い無人運転要注意ジョブを印刷するため、印刷効率があがるので、生産性が向上する。
また、本実施の形態では、印刷を指示するユーザの印刷権限情報が設定されている場合は、印刷権限情報と無人運転要注意ジョブの優先度との対応関係に基づいて無人運転要注意ジョブの印刷を制御する。これにより、例えば、印刷権限をもたないユーザに対して無人運転要注意ジョブの印刷を禁止するため、セキュリティが向上する。
また、本実施の形態では、有人運転時には、無人運転要注意ジョブの印刷をその他ジョブよりも優先的に印刷する。これにより、無人運転状態のときにスプールに残された(印刷を指示されている)無人運転要注意ジョブを減らし、無人時に印刷可能なその他ジョブの印刷をする。印刷効率が上がるので、生産性が向上する。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行される印刷制御処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行されるその他設定処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行される無人運転モード処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行される通常モードA処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行される通常モードB処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置で実行される通常モードC処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置で実行される印刷制御処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置で実行されるその他設定処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置で実行される無人運転モード処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置で実行される通常モードD処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷装置で実行される通常モードE処理のフローチャートである。
符号の説明
10、11 印刷装置
12 印刷制御部
16 操作/表示装置
18 無人運転要注意ジョブ指定部
19 優先度指定部
20 無人運転モード設定部
22 無人運転モード設定予約部
26 印刷完了時刻算出部
51 印刷権限情報設定部
53 無人運転期間情報設定部

Claims (9)

  1. 印刷手段の運転状態を、ユーザが当該印刷手段の運転状態を確認できない無人運転状態に設定する無人運転設定手段と、
    印刷を指示された印刷ジョブ毎に、無人運転要注意ジョブであるか否かを指定する無人運転要注意ジョブ指定手段と、
    前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されている場合は、前記無人運転要注意ジョブ指定手段により指定された無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する印刷制御手段と、
    を備えた印刷装置。
  2. 前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されている場合は、前記無人運転要注意ジョブ指定手段により指定された無人運転要注意ジョブ以外の印刷ジョブを印刷するように前記印刷手段に指示する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷制御手段により印刷を禁止された無人運転要注意ジョブを表す情報を表示する表示手段を備えた請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記無人運転要注意ジョブ指定手段は、無人運転要注意ジョブであると指定する印刷ジョブの各々に対して優先度を指定する優先度指定手段を含み、
    前記印刷制御手段は、前記優先度に基づいて無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. ユーザが印刷ジョブの印刷を指示することができる印刷権限を設定する印刷権限設定手段と、
    前記印刷権限と前記優先度との第1の対応関係を設定する第1の対応関係設定手段と、をさらに備え、
    前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されていない場合は、前記無人運転要注意ジョブの印刷を指示したユーザの印刷権限と前記第1の対応関係とに基づいて、前記無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する請求項4に記載の印刷装置。
  6. 無人運転状態である無人運転期間を設定する無人運転期間設定手段と、
    前記無人運転期間と前記優先度との第2の対応関係を設定する第2の対応関係設定手段と、をさらに備え、
    前記印刷制御手段は、前記無人運転期間と前記第2の対応関係とに基づいて、無人運転要注意ジョブの印刷の実行を制御する請求項4または請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記無人運転設定手段により前記印刷手段の運転状態を無人運転状態に設定する時刻を予約する無人運転設定予約手段と、
    印刷を指示された印刷ジョブの印刷を完了する時刻を算出する印刷完了時刻算出手段と、をさらに備え、
    前記印刷制御手段は、印刷を指示された印刷ジョブが無人運転要注意ジョブであり、かつ、前記印刷完了時刻算出手段により算出された当該無人運転要注意ジョブの印刷完了時刻が、前記無人運転設定予約手段により予約された時刻を過ぎる場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を禁止する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷制御手段は、無人運転要注意ジョブの印刷中に、前記無人運転設定手段により無人運転状態に設定された場合は、当該無人運転要注意ジョブの印刷を中止する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記印刷制御手段は、前記無人運転設定手段により、前記印刷手段の運転状態が無人運転状態に設定されていない場合は、前記無人運転要注意ジョブを前記無人運転要注意ジョブ以外の印刷ジョブよりも先に印刷するように前記印刷手段に指示する請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の印刷装置。
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