JP7071549B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ジョブの実行を制御する印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、印刷ジョブの実行を制御する印刷装置が知られている。印刷ジョブには、たとえばネットワークを介して印刷装置と通信するクライアントコンピュータから投入されるPDL(Page Description Language)ジョブが含まれる。
また、印刷装置において、印刷ジョブの実行中にエラーが発生することが考えられる。例えば発生したエラーが用紙無しである場合、印刷ジョブの実行は中断され、ユーザが用紙を補充しない限り再開されない。これに対して、用紙無しエラーが発生した場合に、先行する印刷ジョブを中断させたまま、後続ジョブを優先的に実行することが知られている(特許文献1)。これにより、印刷装置が停止している時間が長引くことによる全体の処理効率の低下を防止することができる。
一方、印刷ジョブの送信元であるクライアントコンピュータ側で印刷ジョブに対してパスワードを設定し、印刷装置側で対応するパスワードが入力されたことを条件として印刷ジョブを実行する認証印刷機能が知られている(特許文献2)。
特開平11-134122号公報 特開2000-76028号公報
上述したように、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、後続ジョブを優先的に実行することによって全体の処理効率の低下を防止することは可能であるが、この問題とは別に、中断した印刷ジョブが長時間放置されることによる問題が考えられる。
例えば、A4サイズの用紙に対して画像を印刷するための印刷ジョブを実行中にA4サイズの用紙が無くなり、A4サイズの用紙が補充されないまま長時間が経過すると中断された印刷ジョブが放置される。印刷ジョブが長時間放置されることは、特に印刷ジョブに基づいて印刷される内容に機密情報が含まれている場合には、セキュリティの観点で好ましくない。
これに対して、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、その印刷ジョブの実行を自動的にキャンセルすることが考えられる。また更に、エラーが発生した印刷ジョブだけでなく、その時点で待機している他の印刷ジョブも併せてキャンセルすることにより、セキュリティリスクを一層軽減することができる。これは、待機している他の印刷ジョブの所有者にとってエラーがいつ解消されるか、或いはエラーの原因となった印刷ジョブがいつキャンセルされるかは予想し難しく、意図しないタイミングで印刷されると印刷物が他人の目に触れやすくなるからである。
しかしながら、待機している印刷ジョブには、エラーが解消されたり、エラーの原因となった印刷ジョブがキャンセルされたりしても、すぐには印刷が実行されない印刷ジョブが含まれる場合がある。具体的には、上述した認証印刷機能を利用した印刷ジョブのうち、印刷装置側でパスワードがまだ入力されていない印刷ジョブは、先行ジョブが終了して或いは先行ジョブがキャンセルされたとしても印刷は実行されない。即ち、機密情報の漏洩の観点から見れば、セキュリティリスクが比較的高くないと言える。それにも関わらず、エラーの発生に基づいて全ての印刷ジョブが自動的にキャンセルされると、キャンセルされた印刷ジョブをクライアントコンピュータから送信し直さなければならず、手間がかかる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、使い勝手を大幅に低下させることなく情報漏洩を防止することを目的とする。
本発明は、印刷装置であって、第1印刷ジョブと、パスワードが設定された第2印刷ジョブとを含む複数の印刷ジョブを記憶する記憶手段と、パスワードが設定された印刷ジョブの認証を実行する認証手段と、前記第1印刷ジョブの実行中に前記第1印刷ジョブの中断イベントが発生したことによって、実行中の前記第1印刷ジョブを中断する中断手段と、前記第1印刷ジョブを中断してから所定時間が経過したことに基づいて、前記第1印刷ジョブをキャンセルし、且つ、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていた場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルし、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていなかった場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルしない制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、使い勝手を大幅に低下させることなく情報漏洩を防止することができる。
本発明の実施形態における印刷装置101を含むシステム全体図 本発明の実施形態におけるジョブ管理キュー200の概念図 本発明の実施形態におけるPC113で表示される操作画面例 本発明の実施形態における印刷装置101で表示される操作画面例 本発明の実施形態における印刷装置101で表示される操作画面例 本発明の実施形態における印刷装置101で表示される操作画面例 本発明の実施形態における印刷装置101の動作を説明するフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明を適用した印刷装置の一例である印刷装置101を含むシステムの全体図を示す。印刷装置101は、コントローラユニット102、表示部103、操作部104、プリンタユニット105、スキャナユニット106から構成されている。表示部103はLEDや液晶ディスプレイを備え、ユーザの操作内容や装置の内部状態を表示する。操作部104は、ハードキー群または表示部103のタッチパネル機能を介してユーザの操作を受け付ける。
プリンタユニット105は、コントローラユニット102から印刷指示を受け付け、コントローラユニット102から送信される画像データに基づきシートに画像を印刷する。なお、プリンタユニット105には、シートに転写された画像(トナー像)を定着させるための定着部が含まれる。プリンタユニット105は、A4サイズやA3サイズなどを含む複数サイズのシートに対して画像を印刷可能である。なお、シートには、普通紙や厚紙、透明フィルムなどの記録媒体が含まれる。
スキャナユニット106は、コントローラユニット102から読取指示を受け付け、原稿上の画像を読み取り、得られた画像データをコントローラユニット102に送信する。なお、スキャナユニット106によって生成された画像データに基づいてプリンタユニット105が印刷を行うこともできる。
コントローラユニット102は、CPU107、ROM108、RAM109、HDD110、EEPROM111から構成されている。CPU107は、印刷装置101に内蔵される制御プログラムの実行媒体であり、各I/Fや記憶媒体のメモリなどを介して、コントローラユニット102に接続されるデバイスの動作を制御する。ROM108は読み取り専用メモリであり、システム起動に必要なブートプログラムなどを記憶している。RAM109は、揮発メモリであり、制御プログラムを実行する際のワークメモリとして使用される。
HDD110は、磁気ディスクなどの記憶媒体であり、制御プログラムや画像データなどを記憶している。EEPROM111は、不揮発メモリであり、制御プログラムが実行する際に必要となる設定値などを記憶している。各シート保持部に関する情報(シートサイズ、シート種類)などがEEPROM111に記憶されている。
CPU107は、LAN/WAN112を介して通信可能に接続された外部装置であるPC113からのPDLデータを受信し、受信したPDLデータに基づく印刷をプリンタユニット105に実行させることができる(PDLジョブ)。PDLデータは、ホストコンピュータであるPC113にインストールされたプリンタドライバによって生成される。
なお、印刷装置101は1つのCPU107が1つのメモリ(RAM109)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のRAM、或いはHDDやSSDを協働させて各処理を実行するようにすることもできる。また、後述する処理の一部をASIC(Application Specific integrated Cirsuit)等のハードウェア回路を用いて実行するようにしても良い。
図2は、印刷装置101が印刷ジョブを管理するために使用するジョブ管理キュー200の概念図である。画像データや印刷設定などを含む印刷ジョブは、HDD110やRAM109に記憶される。HDD110やRAM109は、複数の印刷ジョブを記憶可能であり、1つの印刷ジョブが実行されている間、他の印刷ジョブは実行されずに待機した状態となる。ジョブ管理キュー200では、印刷ジョブの投入順(印刷装置101が印刷ジョブを受け付けた順)に印刷ジョブが並べて管理されている。
図示する例では、現在ジョブ1(201)が実行中で、その後にジョブ2(202)及びジョブ3(203)が続いていることが示されている。ジョブ1(201)の実行が終了すると、通常はそのすぐ後に続く印刷ジョブの実行が開始される。しかし、図示する例では、ジョブ1(201)のすぐ後に続くのはジョブ2(202)であり、ジョブ2(202)には認証印刷のためのパスワードが設定され、且つ、認証がまだ済んでいない(パスワード入力待ちである)ためすぐには印刷が実行されない。
ここで認証印刷について説明する。認証印刷とは、印刷ジョブの送信元であるクライアントコンピュータ(PC113)側で印刷ジョブの所有者であるユーザがパスワードを設定し、このパスワードが印刷装置101側で入力されることを条件として印刷ジョブを実行する機能である。パスワードを設定することによって、クライアントコンピュータを操作したユーザが印刷装置101の設置場所まで移動する間に印刷が実行され、印刷物が他人の目に触れてしまうリスクを回避することができる。
図3は、認証印刷に関するパスワードを設定するときにPC113に備えられたディスプレイに表示される操作画面である。PC113のユーザ(印刷ジョブの所有者)は、入力欄301に対して任意のパスワードを入力する。なお、パスワードとしては、英数字が混在した文字列や、番号のみの並び、或いは記号の組み合わせなどが使用できる。
図4は、認証印刷のためのパスワードが設定された印刷ジョブを選択するときに表示部103に表示される操作画面である。表示欄401には、認証印刷のためのパスワードが設定された印刷ジョブが一覧表示され、ユーザは、表示された印刷ジョブの中から印刷を実行させたい印刷ジョブを選択する。ここで1つの印刷ジョブが選択される、図5に示す操作画面に遷移する。
図5は、認証印刷のためのパスワードを入力するときに表示部103に表示される操作画面である。ユーザはクライアントコンピュータ側で印刷ジョブに対して設定したパスワードを入力欄501に入力する。コントローラユニット102(CPU107)は、選択された印刷ジョブに設定されたパスワードと入力欄501に入力されたパスワードを比較し、一致すれば印刷ジョブを実行可能な状態に遷移させる。即ち、印刷ジョブの状態が「認証待ち」から「待機中」に(実行中の印刷ジョブがなければ「実行中」に)遷移する。
図2の説明に戻り、ジョブ1(201)の実行が終了したときに、そのすぐ後に続くジョブ2(202)は「認証待ち」の状態であるため、更にその後に続くジョブ3(203)が実行されることになる。なお、ジョブ3(203)は、認証印刷のためのパスワードが設定されていないか、或いは、認証が済んでいる印刷ジョブである。ジョブ管理キュー200内に存在する全ての印刷ジョブが「認証待ち」の状態である場合には、印刷は実行されない。また、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合はその印刷ジョブの実行が中断され、エラーが解消するまでは印刷ジョブの実行が再開されず、ジョブ管理キュー200内の他の印刷ジョブも待機した状態が続く。
次に、印刷ジョブの「自動キャンセル」について説明する。図6は、「自動キャンセル」に関する設定を行うときに表示部103に表示される操作画面である。上述したように、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合はその印刷ジョブの実行が中断され、エラーが解消されるまでは印刷ジョブの実行は再開されない。この場合に、エラーが解消されないまま長時間が経過すると、印刷ジョブが中断したまま放置される。この状態は、特に、印刷ジョブに基づいて印刷される内容に機密情報が含まれている場合には、セキュリティの観点で好ましくない。
この点を鑑み、印刷装置101には、印刷ジョブの「自動キャンセル」機能が備えられている。「自動キャンセル」とは、印刷ジョブの実行中にエラーが発生し、印刷ジョブの実行が中断した状態が所定時間継続すると、中断している印刷ジョブを自動的にキャンセルする機能である。なお、ここではセキュリティを重視し、中断している印刷ジョブをキャンセルする場合にはその時点でジョブ管理キュー200に入っている他の印刷ジョブも併せてキャンセルする。これは、待機している他の印刷ジョブの所有者にとってエラーがいつ解消されるか、或いはエラーの原因となった印刷ジョブがいつキャンセルされるかは予想し難しく、意図しないタイミングで印刷されると印刷物が他人の目に触れやすくなるからである。ただし、後述するように、ジョブ管理キュー200に入っている他の印刷ジョブのうち、印刷可能な状態にないものはキャンセルしない。
図6に示す操作画面に含まれる項目601を用いて、「自動キャンセル」のONまたはOFFを選択することができる。また、「自動キャンセル」をONにした場合は、項目602を用いて所定時間の長さ(時間T1)を設定することができる。なお、図6に示す操作画面は、印刷装置101の管理者によってのみ操作可能なものであり、図6に示す操作画面を表示させるためには管理者として認証される必要がある。
図7は、「自動キャンセル」がONに設定されているときの印刷ジョブの実行に関する動作を説明するフローチャートである。図7のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、印刷装置101のCPU107がROM108に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS701では、ジョブ管理キュー200に印刷ジョブが存在するか否かを判定する。印刷ジョブが存在すればステップS702に進む。ステップS702では、ジョブ管理キュー200の先頭にある印刷ジョブが印刷可能な状態であるか否かを判定する。ここでは、上述した「認証待ち」は印刷可能でない状態であり、「待機中」は印刷可能な状態であるものとする。先頭にある印刷ジョブが印刷可能な状態であればステップS703に進み、印刷可能な状態でなければステップS706に進む。
ステップS703では、印刷ジョブに基づいて1ページ分の印刷を実行する。ステップS704では、印刷ジョブの実行を制限する何らかのエラーが発生したか否かを判定する。エラーが発生した場合はステップS707に進み、エラーが発生していない場合はステップS705に進む。
ステップS705では、実行中の印刷ジョブが終了した(全ページの印刷が完了した)か否かを判定する。実行中の印刷ジョブが終了した場合はステップS706に進み、実行中の印刷ジョブが終了していない場合はステップS703に戻って次ページの印刷を実行する。ステップS706では、ジョブ管理キュー200を参照し、次ジョブがあるか否かを判定する。次ジョブがある場合はステップS702に戻ってその印刷ジョブが印刷可能な状態であるか否かを判定する。なお、ジョブ管理キュー200に印刷ジョブが存在し、その全てが印刷可能な状態でない場合は処理を終了せずにいずれかの印刷ジョブが印刷可能な状態になるまで待機する。
ステップS707では、発生したエラーが解消したか否かを判定する。発生したエラーがシート無しであればユーザがシートを補充することによってエラーが解消する。発生したエラーがトナーなしであればユーザがトナーを補充することによってエラーが解消する。発生したエラーがシートジャムであれば詰まったシートをユーザが取り除くことによってエラーが解消する。発生したエラーが解消した場合はステップS703に戻って次ページの印刷を実行する。一方、発生したエラーが解消していない場合はステップS708に進み、エラーが発生してから所定時間T1が経過したか否かを判定する。
所定時間T1が経過するとステップS709に進み、所定時間T1が経過していないとステップS707に戻る。なお、「自動キャンセル」がOFFであれば、所定時間T1の経過に関わらずエラーが解消するのを待ち続ける。ステップS709では、エラーの原因となった印刷ジョブ(エラーの発生によって中断している印刷ジョブ)をキャンセルする。
ステップS710では、ジョブ管理キュー200に存在する他の印刷ジョブのうち、印刷可能な状態のものがあるか否かを判定する。印刷可能な状態である印刷ジョブがジョブ管理キュー200にあれば、その印刷ジョブを特定し、特定した印刷ジョブをステップS711でキャンセルする。このとき、印刷可能な状態でない印刷ジョブはキャンセルされない。
上述したように、印刷ジョブの「自動キャンセル」ではセキュリティを重視し、中断している印刷ジョブをキャンセルする場合にはその時点でジョブ管理キュー200に入っている他の印刷ジョブも併せてキャンセルする。しかし、印刷可能な状態でない印刷ジョブは、エラーが解消されたり、エラーの原因となった印刷ジョブがキャンセルされたりしても、すぐには印刷が実行されない。従って、機密情報の漏洩の観点から見れば、セキュリティリスクが比較的高くないと言える。それにも関わらず、エラーの発生に基づいて全ての印刷ジョブが自動的にキャンセルされると、キャンセルされた印刷ジョブをクライアントコンピュータから送信し直さなければならず、手間がかかる。この点を鑑み、本実施形態では、ジョブ管理キュー200に入っている他の印刷ジョブのうち、印刷可能な状態にあるものをキャンセルし、印刷可能な状態にないものはキャンセルしないようにしている。
ステップS712では、印刷可能な状態にない印刷ジョブがあるか否かを判定する。印刷可能な状態にない印刷ジョブがあればステップS702に戻り、その印刷ジョブが印刷可能な状態になるまで待機する。印刷可能な状態にない印刷ジョブがなければ(即ち、ジョブ管理キュー200に印刷ジョブが存在しなければ)処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の印刷装置101は、複数の印刷ジョブを記憶可能な記憶手段(HDD110又はRAM109、ジョブ管理キュー200)を備える。また、印刷装置101は、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、記憶手段に記憶されている他の印刷ジョブのうち印刷可能な状態にある印刷ジョブを特定する。そして、印刷装置101は、エラーが発生した状態で所定時間が経過したことに基づき、エラーが発生したときに実行されていた印刷ジョブ及び上記特定された印刷ジョブをキャンセルする。
これにより、印刷ジョブの実行中にエラーが発生した場合に、使い勝手を大幅に低下させることなく情報漏洩を防止することができる。
なお、上述の説明では、認証印刷のためのパスワードが設定され、認証(パスワードの入力)がまだなされていない印刷ジョブを印刷可能な状態でないものとした。また、認証印刷のためのパスワードが設定され、認証済みの(パスワードが入力済みの)印刷ジョブ、又は、認証印刷のためのパスワードが設定されていない印刷ジョブを印刷可能な状態であるものとした。しかし、印刷可能な状態であるか否かは、これ以外の条件によって判断しても良い。例えば、特定の印刷ジョブに対して印刷装置101のユーザが明示的に一時停止を指示した印刷ジョブは印刷可能な状態にないものとして扱うようにしてもよい。
また、図6に示す操作画面上で、エラー発生時に印刷可能な状態にない他の印刷ジョブをキャンセルするか否かを設定できるようにしても良い。ここで、エラー発生時に印刷可能な状態にない他の印刷ジョブをキャンセルするように設定された場合は、ステップS710の判定を省略し、ステップS711においてジョブ管理キュー200内の全ての印刷ジョブをキャンセルすることになる。
<他の実施形態>
更に、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (10)

  1. 印刷装置であって、
    第1印刷ジョブと、パスワードが設定された第2印刷ジョブとを含む複数の印刷ジョブを記憶する記憶手段と、
    パスワードが設定された印刷ジョブの認証を実行する認証手段と、
    前記第1印刷ジョブの実行中に前記第1印刷ジョブの中断イベントが発生したことによって、実行中の前記第1印刷ジョブを中断する中断手段と、
    前記第1印刷ジョブを中断してから所定時間が経過したことに基づいて、前記第1印刷ジョブをキャンセルし、且つ、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていた場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルし、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていなかった場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルしない制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶手段は、前記制御手段によって前記第2印刷ジョブがキャンセルされることによって、前記第2印刷ジョブを消去することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. ユーザの操作を受け付ける受付手段を有し、
    前記認証手段は、前記受付手段がパスワードを受け付けることによって、パスワードが設定された印刷ジョブの認証を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記中断イベントは、前記第1印刷ジョブの実行エラーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 印刷ジョブを受信する受信手段を有し、
    前記受信手段は、前記第1印刷ジョブの後に前記第2印刷ジョブを受信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記複数の印刷ジョブは、パスワードが設定されていない第3印刷ジョブを含み、
    前記第3印刷ジョブは、前記第1印刷ジョブを中断してから所定時間経過したことに基づいてキャンセルされることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1印刷ジョブがキャンセルされ且つ前記第2印刷ジョブがキャンセルされなかった後で且つ前記中断イベントが解消された後に、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証行された場合に、前記第2印刷ジョブを実行することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 印刷ジョブの実行中に中断イベントが発生したことによって、実行中の前記印刷ジョブをキャンセルする設定を設定する設定手段を有し、
    前記設定が有効である状態で、
    前記制御手段は、前記第1印刷ジョブを中断してから所定時間が経過したことに基づいて、前記第1印刷ジョブをキャンセルし、且つ、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていた場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルし、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていなかった場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルしないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記設定手段は、前記所定時間を設定可能であることを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 第1印刷ジョブと、パスワードが設定された第2印刷ジョブとを含む複数の印刷ジョブを記憶する記憶装置を有する印刷装置の制御方法であって、
    前記第1印刷ジョブの実行中に前記第1印刷ジョブの中断イベントが発生したことによって、実行中の前記第1印刷ジョブを中断するステップと、
    前記第1印刷ジョブを中断してから所定時間が経過したことに基づいて、前記第1印刷ジョブをキャンセルし、且つ、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていた場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルし、前記第2印刷ジョブが前記パスワードで認証されていなかった場合に前記第2印刷ジョブをキャンセルしないステップと、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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