JP2009045251A - 治療支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】息止めタイミングの設定を容易にする息止め支援マーカの表示。
【解決手段】移動情報検出部4は、患者から収集された基準呼吸時相のボリュームデータに対する3次元関心領域の設定によって抽出した関心領域データと他の呼吸時相にて時系列的に収集されたボリュームデータとの演算処理により関心領域データの移動情報を検出する。一方、息止め支援マーカ生成部5は、前記ボリュームデータに基づいて生成された時系列的な3次元画像データにて呼吸性移動する治療対象部位に穿刺針82の刺入方向を示す穿刺マーカが交叉して表示される息止めタイミングを設定する。そして、移動情報に基づいて生成した移動軌跡データと最新の呼吸時相における関心領域データの移動位置を示す移動位置データ及び息止めタイミングを示す息止めタイミングデータに基づいて生成した息止め支援マーカを当該患者による観察が可能な表示部6に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、治療支援装置に係り、特に、検査や治療において行なわれる息止めのタイミング情報を患者に対して事前に提供することが可能な治療支援装置に関する。
近年、低侵襲治療と呼ばれる治療法が注目を集めており、悪性腫瘍治療の分野においても低侵襲治療への積極的な試みがなされている。特に悪性腫瘍の場合、その治療の多くを外科的手術に頼っているが、従来の外科的手術による治療、即ち広範囲の組織切除を行なう場合には、その臓器がもつ本来の機能や外見上の形態を大きく損なう場合が多く、たとえ生命を存えたとしても患者に対して多大な負担を与えることになる。
このような従来の外科的治療に対しQOL(quality-of-life)を考慮した低侵襲治療法としての経皮的穿刺法や体外焼灼治療法等があり、前者にはPEIT(経皮的エタノール注入法:Percutaneous Ethanol Injection Technique)やマイクロ波穿刺焼灼法がある。又、カテーテルや穿刺針等を用いた侵襲的な検査や治療を超音波診断装置等によって収集された2次元画像データの観察下にて行なう方法も開発され、このような方法を、例えば、治療対象部位に対する薬物投与や組織採取等を目的とした経皮的穿刺法に適用することにより検査や治療における安全性は飛躍的に向上した。超音波画像データの観察下にて治療対象部位に対する穿刺を行なう場合、穿刺針を超音波プローブに設けられた穿刺アダプタの穿刺ガイドに装着し、このニードルガイドに沿って刺入することにより治療対象部位に対して穿刺針を正確に刺入することが可能な超音波プローブが実用化されている。
一方、体外焼灼治療法であるHIFU(強力エネルギー集束超音波法:High Intensity Focused Ultrasound)法は、強力超音波を患者の体表を介して腫瘍等の治療対象部位に集束させることによりこの治療対象部位を熱変性壊死(焼灼)させる治療法である。この治療法はエネルギーの集束性と深達度に優れているため体内の深部に存在する局所的な治療対象部位に対して体外からの治療が可能となり、更に、穿刺針の刺入を必要としないため穿刺に伴う合併症や癌細胞播種等のリスクを回避することができるという利点を有している。そして、このようなHIFU法においても、超音波画像データ等の観察下にて治療対象部位に対する焼灼を行なうことにより焼灼治療における安全性と治療効率の向上をはかっている。
又、近年では、複数の振動素子が2次元配列された超音波プローブ等を用いることにより当該患者に対する3次元のデータ(以下では、ボリュームデータと呼ぶ。)を収集する方法が開発され、このボリュームデータに基づいて生成される3次元画像データの観察下にて上述の経皮的穿刺法や体外焼灼治療法等を適用した検査や治療を行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
更に、体外焼灼治療法では、焼灼部位及びその周囲領域に対する3次元走査によって収集したボリュームデータを用いて呼吸性移動に伴う焼灼部位の移動情報(即ち、移動方向及び移動量)を検出し、これらの検出結果に基づいて強力超音波の焦点位置を自動補正することにより焼灼部位に対する強力超音波の照射精度と照射効率を向上させる方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、体外焼灼治療法における強力超音波の焦点位置補正は、強力超音波を発生する超音波アプリケータを所定の方向や位置に移動するための複雑な機構が必要となるという問題点を有している。このため、経皮的穿刺法や体外焼灼治療法等が適用される患者は、通常、穿刺針の刺入方向や強力超音波の焦点位置が治療対象部位と一致するタイミング(呼吸時相)で呼吸を一時的に停止することにより、患者体内の呼吸性移動に伴って移動する治療対象部位に対して正確な穿刺針の刺入や強力超音波の照射等が行なわれてきた。
特開2000−185041号公報 特開2006−136441号公報
上述の特許文献2に記載された方法によれば、患者体内の呼吸性移動が一時的に停止するため、穿刺針の刺入方向や強力超音波の焦点位置等と治療対象部位との位置的な誤差(ズレ)を低減することができる。しかしながら、上述の方法を含む従来の方法によれば、操作者が患者に対し「呼吸停止」の指示を出してから患者が実際に呼吸を停止するまでに無視できないタイムラグ(時間的なズレ)が発生し、このタイムラグは患者によって異なる。このため、操作者が期待した呼吸時相にて呼吸停止(息止め)が行なわれるとは限らず、実際に息止めが行なわれた呼吸時相と操作者が期待した呼吸時相との間に大きな差異がある場合、穿刺針の刺入方向や強力超音波の焦点位置等と当該患者の治療対象部位との間に位置ズレが発生する。そして、このような場合、息止めを再度やり直す必要があるため患者に対する負担が増大するのみならず経皮的穿刺法や体外焼灼治療法等における治療効率が著しく低下するという問題点を有していた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、患者体内の呼吸性移動に伴なって移動する治療対象部位を予め設定された好適な位置に停止させるための息止めタイミングの情報を当該患者に対し事前に報知することが可能な治療支援装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の治療支援装置は、治療対象部位を含む領域に対して2次元あるいは3次元のデータを収集するデータ収集手段と、前記データを処理して複数の呼吸時相における画像データを生成する画像データ生成手段と、前記データに設定された関心領域から得られる基準呼吸時相の関心領域データと前記基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相における前記データに基づいて前記関心領域データの移動情報を検出する移動情報検出手段と、前記複数の呼吸時相における前記関心領域データの移動情報に基づいて生成した移動軌跡データと、最新の呼吸時相における前記関心領域データの移動位置を示す移動位置データ及び呼吸性移動する前記治療対象部位を好適な治療位置に固定するための息止めタイミングを示す息止めタイミングデータに基づいて息止め支援マーカを生成する息止め支援マーカ生成手段と、前記息止め支援マーカを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、患者体内の呼吸性移動に伴なって移動する治療対象部位を予め設定された位置に停止させるための息止めタイミングの情報を当該患者に対し事前に報知することが可能となる。このため、好適な呼吸時相での息止めが容易となり、息止めのやり直しが不要となるため患者や操作者の負担が軽減されるのみならず治療効率が大幅に改善される。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例では、患者体内の3次元領域にて収集した基準呼吸時相のボリュームデータにおける治療対象部位あるいはその近傍領域に対して3次元関心領域を設定し、この3次元関心領域におけるボリュームデータ(以下では、関心領域データと呼ぶ。)と前記基準呼吸時相に後続した複数の呼吸時相にて時系列的に収集されるボリュームデータとの演算処理により各呼吸時相における関心領域データの移動情報(移動方向及び移動量)を検出する。
一方、上述のボリュームデータに基づいて生成された時系列的な3次元画像データに穿刺針の刺入方向を示す穿刺マーカを重畳してリアルタイム表示し、この3次元画像データにて呼吸性移動する治療対象部位の所望位置に上述の穿刺マーカが交叉するタイミングを息止めタイミングとして設定する。そして、関心領域データの移動情報に基づいて生成された移動軌跡データに最新の呼吸時相における関心領域データの移動位置を示す移動位置データ及び息止めタイミングを示す息止めタイミングデータを付加して息止め支援マーカを生成し、得られた息止め支援マーカを患者による観察が可能な表示部に表示することにより好適な息止めタイミングを当該患者に報知する。
尚、以下の実施例では、経皮的穿刺法が適用された患者に対して上述の息止め支援マーカを生成する場合について述べるが、これに限定されるものではなく、体外焼灼治療法等の他の治療法が適用された患者に対する息止め支援マーカであっても構わない。又、患者体内に対する超音波の3次元走査によって収集されたボリュームデータに基づいて息止め支援マーカを生成する場合について述べるが、X線CT装置やMRI装置等の画像診断装置によって収集されたボリュームデータであってもよく、更に、前記ボリュームデータの替わりに患者体内の所定断面から収集された2次元データに基づいて息止め支援マーカを生成してもよい。
(装置の構成)
本発明の実施例につき図1乃至図10を用いて説明する。尚、図1は、本実施例における治療支援装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この治療支援装置が備えるデータ収集部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示した本実施例の治療支援装置100は、患者体内に対する超音波の3次元走査によってボリュームデータを収集するデータ収集部2と、データ収集部2から供給されるボリュームデータを処理して3次元画像データやMPR(Multi Planar Reconstruction)画像データを生成する画像データ生成部3と、後述する基準呼吸時相のボリュームデータに設定された3次元関心領域から得られる関心領域データの移動情報を検出する移動情報検出部4と、複数の呼吸時相にて検出された前記関心領域データの移動情報に基づいて移動軌跡データを生成し、最新の呼吸時相における関心領域データの移動位置を示す移動位置データ及び好適な息止めタイミングを示す息止めタイミングデータを前記移動軌跡データに付加して息止め支援マーカを生成する息止め支援マーカ生成部5を備えている。
更に、治療支援装置100は、画像データ生成部3によって生成された3次元画像データ及びMPR画像データ、これらの画像データに重畳された穿刺マーカや関心領域、更には、息止め支援マーカ生成部5によって生成された息止め支援マーカ等の表示を行なう表示部6と、ボリュームデータ収集条件の設定、MPR断面の設定、MPR画像データに対する2次元関心領域の設定、息止めタイミングの設定、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部7と、治療対象部位に対する穿刺針の刺入位置や刺入方向を設定する穿刺アダプタ8と、治療支援装置100における上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部9を備えている。
治療支援装置100が備える上述の各ユニットにつき更に詳しく説明する。図2に示すデータ収集部2は、治療対象部位を含む患者体内の3次元領域に対して超音波パルス(送信超音波)を送信し前記患者体内から得られた超音波反射波(受信超音波)を電気信号(受信信号)に変換する複数の振動素子を備えた超音波プローブ21と、前記3次元領域の複数方向に対して超音波パルスを順次送信するための駆動信号を超音波プローブ21の前記振動素子に供給しこれらの振動素子から得られた複数チャンネルの受信信号を整相加算する送受信部22と、整相加算後の受信信号を信号処理してBモードデータを生成する受信信号処理部23と、患者体内に対する3次元走査によって得られた上述のBモードデータを超音波の送受信方向に対応させて配列しボリュームデータを生成するボリュームデータ生成部24を備えている。
超音波プローブ21は、2次元配列された図示しないN個の振動素子をその先端部に有し、これら振動素子の各々は、Nチャンネルの多芯ケーブルを介して送受信部22の入出力端子に接続されている。振動素子は電気音響変換素子であり、送信時には電気パルス(駆動信号)を超音波パルス(送信超音波)に変換し、受信時には超音波反射波(受信超音波)を電気的な受信信号に変換する機能を有している。尚、本実施例では、N個の振動素子が2次元配列されているセクタ走査用の超音波プローブ21を用いた場合について述べるが、振動素子が1次元配列あるいは2次元配列されたリニア走査対応、コンベックス走査対応、ラジアル走査対応等の超音波プローブであっても構わない。
次に、送受信部22は、当該患者の体内に対して送信超音波を放射するための駆動信号を超音波プローブ21に設けられたN個の振動素子に供給する送信部221と、前記振動素子から得られたNチャンネルの受信信号に対して整相加算を行なう受信部222を備えている。
送信部221は、レートパルス発生器223、送信遅延回路224及び駆動回路225を備え、レートパルス発生器223は、システム制御部9から供給される基準信号を分周することにより送信超音波の繰り返し周期を決定するレートパルスを生成する。送信遅延回路224は、Nチャンネルの独立な遅延回路から構成され、送信において細いビーム幅を得るために所定の深さに送信超音波を集束するための遅延時間(集束用遅延時間)と所定の送受信方向(θpx、φqy)に送信超音波を放射するための遅延時間(偏向用遅延時間)を前記レートパルスに与える。そして、Nチャンネルの独立な駆動回路225は、超音波プローブ21に内蔵されたN個の振動素子を駆動するための駆動パルスを前記レートパルスに基づいて生成する。
一方、受信部222は、Nチャンネルから構成されるプリアンプ226、A/D変換器227及び受信遅延回路228と、加算器229を備えている。プリアンプ226は、上述の振動素子によって電気信号に変換された微小な受信信号を増幅して十分なS/Nを確保し、このプリアンプ226において増幅されたNチャンネルの受信信号はA/D変換器227にてデジタル信号に変換される。受信遅延回路228は、所定の深さからの超音波反射波を集束するための集束用遅延時間と所定の送受信方向(θpx、φqy)に対して強い受信指向性を設定するための偏向用遅延時間を、A/D変換器227から出力されるNチャンネルの受信信号の各々に与え、加算器229は、これら受信遅延回路228から供給される受信信号を加算合成する。即ち、受信遅延回路228と加算器229により、所定方向から得られた受信信号は整相加算(位相合わせして加算)される。
図3は、超音波プローブ21の中心軸をZo軸とした直交座標(Xo−Yo−Zo)に対する超音波の送受信方向(θpx、φqy)の関係を示す。例えば、N個の振動素子はXo軸方向及びYo軸方向に2次元配列され、θpx及びφqyは、Xo−Zo平面及びYo−Zo平面に投影された送受信方向を示している。
次に、図2に示した受信信号処理部23は、受信部222の加算器229から供給された整相加算後の受信信号を包絡線検波する包絡線検波器231と、包絡線検波後の受信信号を対数変換してBモードデータを生成する対数変換器232を備えている。但し、包絡線検波器231と対数変換器232は順序を入れ替えて構成してもよい。
ボリュームデータ生成部24は、図2に示すように超音波データ記憶部241、補間処理部242及びボリュームデータ記憶部243を備え、超音波データ記憶部241には、当該患者に対する3次元走査によって得られた受信信号に基づいて受信信号処理部23が生成したBモードデータが、システム制御部9から供給される送受信方向(θpx、φqy)の情報を付帯情報として順次保存される。
一方、補間処理部242は、超音波データ記憶部241から読み出した所定呼吸時相における複数のBモードデータを超音波の送受信方向に対応させて配列することにより3次元超音波データを形成し、更に、この3次元超音波データを構成する不等間隔のボクセルを補間処理することによって等方的なボクセルで構成されるボリュームデータを生成する。そして、得られたボリュームデータはボリュームデータ記憶部243に一旦保存される。
図1に戻って、画像データ生成部3は、データ収集部2から供給されるボリュームデータに基づいて3次元画像データを生成する3次元画像データ生成部31と前記ボリュームデータに基づいてMPR画像データを生成するMPR画像データ生成部32とを備えている。
3次元画像データ生成部31は、図示しない不透明度・色調設定部及びレンダリング処理部を備えている。前記不透明度・色調設定部は、データ収集部2のボリュームデータ生成部24が備えるボリュームデータ記憶部243に一旦保存された当該患者の所定呼吸時相におけるボリュームデータを読み出し、このボリュームデータのボクセル値に基づいて不透明度や色調を設定する。一方、前記レンダリング処理部は、前記不透明度・色調設定部が設定した不透明度や色調の情報に基づいて上述のボリュームデータをレンダリング処理しボリュームレンダリング画像データやサーフィスレンダリング画像データ等の3次元画像データを生成する。
一方、MPR画像データ生成部32は、ボリュームデータ記憶部243に一旦保存された時系列的なボリュームデータを順次読み出し、予め設定されたMPR断面あるいは3次元画像データ生成部31によって生成された3次元画像データに対して入力部7が設定したMPR断面のボクセルを抽出して時系列的な2次元画像データ(MPR画像データ)を生成する。
次に、上述のボリュームデータ生成部24が生成したボリュームデータにおける治療対象部位の呼吸性移動につき図4を用いて説明する。図4は、患者体内に対する3次元走査によって収集された呼吸時相t1乃至tMにおけるボリュームデータVd1乃至VdMとこれらボリュームデータVd1乃至VdMにおいて呼吸性移動する治療対象部位Obを模式的に示している。
即ち、呼吸時相t1(例えば、呼気時相)にて収集されたボリュームデータVd1の下部領域に位置していた治療対象部位Obは患者体内の呼吸性移動に伴なって上方へ移動する。次いで、吸気時相にて最大移動幅を示した後下方へ向って移動し、1呼吸周期後の呼吸時相tMにて元の位置(即ち、呼吸時相t1における治療対象部位Obの位置)に戻る。即ち、治療対象部位Obは、呼気時相における位置と吸気時相における位置の間を呼吸時相に同期しながら移動する。
次に、基準呼吸時相にて収集されたボリュームデータの治療対象部位あるいはその近傍領域に対する3次元関心領域の設定を、前記ボリュームデータに基づいて生成されたMPR画像データを用いて行なう方法について説明する。
図5は、図4に示した呼吸時相t1乃至tMのボリュームデータVd1乃至VdMにおける治療対象部位Obの全てあるいはその一部と交叉する方向に設定されたMPR断面のMPR画像データIm1乃至ImMを示したものであり、例えば、単位時間当たりの呼吸性移動が最も少ない呼気時相t1にて生成されたMPR画像データIm1の治療対象部位Obに対して2次元関心領域Ro2が設定される。
この場合、例えば、所定サイズの2次元関心領域Ro2を呼気時相t1のMPR画像データIM1における治療対象部位Obの近傍位置に仮配置する。次いで、時系列的なMPR画像データIm1乃至ImMにおいて呼吸性移動する治療対象部位Obの中心が2次元関心領域Ro2の中心に最も近接した時刻(呼吸時相)にて3次元関心領域Ro3をボリュームデータVdに設定するための指示信号(関心領域設定指示信号)が入力部7より供給され、この指示信号を受信した後述の移動情報検出部4は、指示信号の受信時刻を基準呼吸時相に設定し、更に、上述の2次元関心領域Ro2に対応した3次元関心領域Ro3をボリューム生成部24から供給される基準呼吸時相のボリュームデータに設定して関心領域データを抽出する。
尚、MPR画像データに対する2次元関心領域Ro2は、通常、基準呼吸時相t1のボリュームデータVd1に設定される3次元関心領域Ro3の中心と治療対象部位Obの中心とが略一致するように設定されるが、3次元関心領域Ro3の中心と治療対象部位Obの中心は必ずしも一致させる必要はなく、3次元関心領域Ro3の外部に治療対象部位の一部あるいは全てが存在していても構わない。
図6は、基準呼吸時相t1において収集されたボリュームデータVd1とこのボリュームデータVd1に基づいて生成されたMPR画像データIm1の関係を示した図であり、既に述べたようにボリュームデータVd1における治療対象部位Obと交叉する方向にMPR断面が設定され、このMPR断面に基づいてMPR画像データIm1が生成される。そして、MPR画像データIm1に示された治療対象部位Obあるいはその近傍部位に対して入力部7が設定した2次元関心領域に基づいてボリュームデータVd1に対する3次元関心領域Ro3が設定される。
再び図1へ戻って、移動情報検出部4は図示しない演算回路を備え、入力部7から供給される上述の関心領域設定指示信号の受信時刻に基づいて基準呼吸時相を設定する。次いで、上述の2次元関心領域に対応した3次元関心領域を基準呼吸時相にて収集されたボリュームデータに設定し、この3次元関心領域におけるボリュームデータを関心領域データとして抽出する。そして、得られた基準呼吸時相における関心領域データと基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相におけるボリュームデータとの演算処理により関心領域データの各呼吸時相における移動情報を検出する。尚、関心領域データの移動情報を検出する各種の方法が従来より提案されており、ここでは、相互相関法を適用した移動情報の検出につき図7を用いて説明する。
図7において、基準呼吸時相(例えばt1)にて収集されたボリュームデータVd1の3次元関心領域Ro3における関心領域データ(p、q、r)(p=1〜P,q=1〜Q、r=1〜R)の信号強度(輝度)をA(p、q、r)、呼吸時相tmにて収集されたボリュームデータVdmにおけるボクセル(p、q、r)の信号強度をB(p、q、r)とすれば、関心領域データの移動情報を検出するための評価関数βAB(j、k、s)は、次式(1)によって示される。
Figure 2009045251
そして、ボリュームデータVd1の3次元関心領域Ro3における関心領域データをボリュームデータVdmに対しp方向、q方向及びr方向に逐次移動させながら上式(1)の評価関数γAB(j、k、s)を算出し、j=jx、k=kx及びs=sxにおいてγAB(j、k、s)がピーク値を有した場合、呼吸時相t1の関心領域データは、呼吸時相tmにおいてp方向にjxボクセル分、q方向にkxボクセル分、r方向にsxボクセル分だけ移動したものとして検出される。但し、上式(1)におけるNは、関心領域データにおけるp方向のボクセル数P、q方向のボクセル数Q及びr方向のボクセル数Rの積を示している。
尚、図7では、基準呼吸時相t1のボリュームデータVd1における関心領域データと呼吸時相tmのボリュームデータVdmとの相互相関演算により関心領域データの呼吸時相tmにおける移動情報を検出する場合について述べたが、基準呼吸時相t1のボリュームデータVd1における関心領域データを核として隣接する呼吸時相のボリュームデータに対し上述の相互相関演算を順次繰り返すことにより各呼吸時相における関心領域データの移動情報を検出してもよい。
次に、図1に示した息止め支援マーカ生成部5は、移動軌跡データ生成部51、息止めタイミングデータ付加部52及び移動軌跡データ変換部53を備えている。
移動軌跡データ生成部51は、上述の移動情報検出部4が検出した各呼吸時相における関心領域データの移動情報に基づいて移動軌跡データを生成する。図8は、基準呼吸時相t1のボリュームデータに対して設定された3次元関心領域における関心領域データが患者体内の呼吸性移動に伴なって移動する場合の移動軌跡を模式的に示したものであり、例えば、基準呼吸時相t1に設定された呼気時相においてボリュームデータの下方に位置した関心領域データは患者体内の呼吸性移動に伴ない上方へ向って移動する。そして、吸気時相にて最大移動幅を示した後下方へ向って移動し、呼吸時相tM(t1)にて元の位置に戻る。
即ち、移動軌跡データ生成部51は、移動情報検出部4から供給される関心領域データの移動情報に基づいて、移動後の関心領域データにおける代表点(例えば、関心領域データの中心)の位置座標を各呼吸時相に対して算出し、この位置座標に基づいて移動軌跡データを生成する。このとき、1呼吸周期において移動する関心領域データの移動情報に基づいて生成される移動軌跡データは、通常、図8に示すような円環形状を呈している。
更に、移動軌跡データ生成部51は、最新の呼吸時相における関心領域データの移動位置を示す移動位置データを前記移動軌跡データに付加する。このとき移動軌跡データに付加された移動位置データは、呼吸時相の経過に伴なって移動軌跡データ上を所定方向に移動する。
一方、息止めタイミングデータ付加部52は、3次元画像データに重畳して表示部6にリアルタイム表示された穿刺マーカとこの3次元画像データにて呼吸性移動する治療対象部位とが交叉した場合に入力部7から供給される息止めタイミング設定指示信号を受信し、この受信時刻に対応した移動軌跡データの位置に息止めタイミングデータを付加する。即ち、息止めタイミングデータ付加部52により移動軌跡データに対して息止めタイミングデータが更に付加される。
移動軌跡データ変換部53は、患者体内の3次元領域に対して生成された3次元的な移動軌跡データを2次元投影面に投影することにより、表示部6における表示に好適な息止め支援マーカに変換する。息止めタイミングデータと移動位置データが付加された3次元的な移動軌跡データの情報を表示部6の図示しないモニタ等に表示する場合、前記移動軌跡データを2次元的なデータに変換する必要がある。本実施例では、3次元的な移動軌跡データに主成分分析法を適用して好適な投影面を設定し、この投影面に前記移動軌跡データを投影することにより2次元的な息止め支援マーカを生成する。
次に、息止めタイミングデータ及び移動位置データが付加された3次元的な移動軌跡データの変換方法につき図9を用いて説明する。図9は、上述の移動軌跡データ生成部51及び息止めタイミングデータ付加部52により生成された移動軌跡データLdとこの移動軌跡データLdに付加された息止めタイミングデータTdを模式的に示した図である。
移動軌跡データ変換部53は、移動軌跡データLdに対し主成分分析を行なって第1主成分ypと第2主成分xpを検出し、これら2つの主成分xp及びypによって形成される2次元投影面に移動軌跡データ及び息止めタイミングデータを投影して2次元的な息止め支援マーカを生成する。この場合の第1主成分ypは、移動軌跡データとの距離の分散値が最大となる軸であり、第2主成分xpは、第1主成分ypに直交し移動軌跡データとの距離の分散値が2番目に大きくなる軸である。
次に、表示部6は、各呼吸時相にて収集されたボリュームデータに基づく3次元画像データやMPR画像データ、これらの画像データに対して設定された関心領域、更には、基準呼吸時相のボリュームデータに対して設定された関心領域データの移動情報に基づく息止め支援マーカ等の表示を行なう機能を有し、図示しない表示データ生成回路と変換回路とモニタを備えている。前記表示データ生成回路は、MPR画像データあるいは3次元画像データに上述の関心領域や息止め支援マーカ等を重畳あるいは付加して表示データを生成し、前記変換回路は、前記表示データに対しD/A変換とテレビフォーマット変換を行なって前記モニタに表示する。
尚、前記モニタとして、操作者による画像データ及びこの画像データに付加された関心領域や息止め支援マーカの観察を目的とした第1のモニタと、患者による息止め支援マーカの観察を目的とした第2のモニタを有している。
図10は、上述の主成分分析によって生成された2次元的な息止め支援マーカの表示例を示したものであり、操作者用の第1のモニタMd1の左領域には、治療対象部位Obを含み穿刺マーカBmが重畳された3次元画像データあるいはMPR画像データImが表示され、モニタMd1の右領域には、図9に示した移動軌跡データLdに基づく移動軌跡マーカLmと息止めタイミングデータTdに基づくタイミングマーカTmとを有する息止め支援マーカMaが表示される。又、上述の移動軌跡マーカLmと息止めタイミングマーカMaは、患者用の第2のモニタMd2においても表示される。
そして、現在呼吸時相のボリュームデータにおける関心領域データの移動情報に対応した移動軌跡マーカLm上の位置は移動位置マーカPmとして異なる輝度あるいは色によって強調表示され、呼吸時相の経過に伴ない移動軌跡マーカLmに沿って所定方向へ移動する。一方、移動軌跡マーカLmに付加された息止めタイミングマーカTmは、既に述べたように3次元画像データにおける治療対象部位Obと穿刺マーカBmとが交叉する呼吸時相を示しており、患者は第2のモニタMn2に表示された息止め支援マーカMaの観察下にて呼吸を行ない、呼吸時相の経過と共に移動軌跡マーカLmに沿って移動する移動位置マーカPmが息止めタイミングマーカTmに到達した時点で呼吸を停止することにより、治療対象部位Obを穿刺針82の刺入方向に固定することが可能となる。
次に、図1に示した入力部7は、操作パネル上にタッチコマンドスクリーン等の表示パネルやキーボード、スイッチ、選択ボタン、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、当該患者から収集されたボリュームデータに基づくMPR画像データに対して2次元関心領域を設定する関心領域設定部71、前記ボリュームデータに基づく3次元画像データにおいて呼吸性移動する治療対象部位に穿刺マーカが交叉する呼吸時相を息止めタイミングとして設定する息止めタイミング設定部72を備えている。
更に、患者情報の入力、ボリュームデータ収集条件の設定、MPR画像データ、3次元画像データ及び息止め支援マーカに対する表示条件の設定、穿刺アダプタ識別情報の入力、各種コマンド信号の入力等が入力部7に設けられた上述の入力デバイスと表示パネルを用いて行なわれる。
一方、穿刺アダプタ8は、例えば、データ収集部2が備える超音波プローブ21の壁面に装着され、超音波プローブ21の中心軸zoに対し所定角度ξoだけ傾斜した穿刺ガイド81を有している。そして、穿刺ガイド81に沿って穿刺針82がスライド可能に取り付けられ、この穿刺ガイド81の位置や角度ξoの情報に基づいた穿刺針82の刺入方向が穿刺マーカとしてMPR画像データや3次元画像データに重畳して表示される。
即ち、穿刺針82の刺入方向は、上述の穿刺ガイド81の位置と角度ξoによって一義的に決定され、これらの条件は穿刺アダプタ8の識別情報によって対応づけられている。そして、入力部7において穿刺アダプタ8の識別情報が入力された場合、穿刺ガイド81の位置及び傾斜角度ξoに基づいて形成された穿刺マーカが、3次元画像データやMPR画像データに重畳して表示部6のモニタに表示される。
次に、システム制御部9は、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には、入力部7の各ユニットにて入力あるいは設定された上述の各種情報が保存される。そして、前記CPUは、上述の入力情報及び設定情報に基づいて治療支援装置100の各ユニットを統括的に制御し、息止め支援マーカの生成と表示を行なう。
(息止め支援マーカの表示手順)
次に、本実施例における息止め支援マーカの表示手順につき図11のフローチャートに沿って説明する。
当該患者に対する穿刺治療に先立ち、治療支援装置100の操作者は入力部7において患者情報を入力した後、ボリュームデータ収集条件の設定、MPR画像データ、3次元画像データ及び息止め支援マーカに対する表示条件の設定、穿刺アダプタ識別情報の入力等を行なう。そして、これらの入力情報や設定情報はシステム制御部9の記憶回路に保存される(図11のステップS1)。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、穿刺アダプタ識別情報に対応した穿刺アダプタ8が装着された超音波プローブ21の先端部を当該患者の体表面に配置した状態で入力部7より3次元画像データの表示開始コマンドを入力し、このコマンド信号がシステム制御部9に供給されることによりボリュームデータの収集と3次元画像データの生成及び表示が開始される。
即ち、3次元画像データの表示開始コマンドをシステム制御部9から受信したボリュームデータ収集部2の送受信部22におけるレートパルス発生器223は、システム制御部9から供給される基準信号を分周してレートパルスを生成し送信遅延回路224に供給する。送信遅延回路224は、所定の深さに超音波を集束するための集束用遅延時間と、最初の送受信方向(θ1、φ1)に超音波を送信するための偏向用遅延時間を前記レートパルスに与え、このレートパルスをNチャンネルの駆動回路225に供給する。次いで、駆動回路225は、送信遅延回路224から供給されたレートパルスに基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号を超音波プローブ21におけるN個の振動素子に供給して患者体内に超音波パルスを放射する。
放射された超音波パルスの一部は、音響インピーダンスの異なる臓器境界面や組織にて反射し、送信時と同じ振動素子によって受信されてNチャンネルの電気的な受信信号に変換される。次いで、これらの受信信号は、プリアンプ226にて増幅された後A/D変換器227においてデジタル信号に変換され、更に、受信遅延回路228にて所定の深さからの受信超音波を集束するための集束用遅延時間と送受信方向(θ1、φ1)からの受信超音波に対し強い受信指向性を設定するための偏向用遅延時間が与えられた後加算器229にて整相加算される。
そして、整相加算後の受信信号が供給された受信信号処理部23の包絡線検波器231及び対数変換器232は、この受信信号に対して包絡線検波と対数変換を行なってBモードデータを生成し、ボリュームデータ生成部24の超音波データ記憶部241に送受信方向を付帯情報として保存する。
送受信方向(θ1、φ1)におけるBモードデータの生成と保存が終了したならば、システム制御部9は、送受信部22の送信遅延回路224及び受信遅延回路228における遅延時間を制御してθpx方向にΔθ、φqy方向にΔφずつ順次更新された送受信方向(θpx、φqy)(θpx=θ1+(px−1)Δθ(px=2〜Px)、φqy=φ1+(qy−1)Δφ(qy=2〜Qy))の各々に対して同様の手順で超音波を送受信して3次元走査を行なう。そして、各々の送受信方向にて得られたBモードデータも送受信方向を付帯情報として超音波データ記憶部241に保存する。
一方、ボリュームデータ生成部24の補間処理部242は、超音波データ記憶部241から読み出した複数のBモードデータを超音波送受信方向に対応させて配列することにより3次元超音波データを形成し、更に、この3次元超音波データを構成する不等間隔のボクセルを補間処理することによって等方的なボクセルで構成されるボリュームデータを生成する。そして、得られたボリュームデータはボリュームデータ記憶部243に一旦保存される。このような手順を、呼吸時相の各々において繰り返すことにより時系列的なボリュームデータが収集される(図11のステップS2)。
一方、画像データ生成部3の3次元画像データ生成部31は、ボリュームデータ生成部24のボリュームデータ記憶部243から読み出した当該患者のボリュームデータをレンダリング処理して3次元画像データを生成し、表示部6は、システム制御部9から供給された穿刺アダプタ識別情報に基づく穿刺マーカを3次元画像データ生成部31から供給された3次元画像データに重畳して自己のモニタに表示する(図11のステップS3)。
次に、操作者は、表示部6に表示された3次元画像データの観察下にて、3次元画像データ上で呼吸性移動する治療対象部位の好適な位置に穿刺マーカが交叉するように超音波プローブ21の位置や方向を補正し、MPR画像データ生成部32は、位置補正後の超音波プローブ21によって新たに収集された時系列的なボリュームデータをボリュームデータ生成部24のボリュームデータ記憶部243から順次読み出す。そして、予め設定されたMPR断面に対応したボリュームデータのボクセルを抽出してMPR画像データを生成し、表示部6のモニタにリアルタイム表示する(図11のステップS4)。
MPR画像データ上で呼吸性移動する治療対象部位と予め設定された所定サイズの2次元関心領域を観察した操作者は、治療対象部位の中心が2次元関心領域の中心に最も近接するタイミングにおいて、3次元関心領域をボリュームデータに設定するための指示信号(関心領域設定指示信号)を入力部7の関心領域設定部71にて入力する。次いで、この指示信号を受信した移動情報検出部4は、前記指示信号の受信時刻を基準呼吸時相に設定し(図11のステップS5)、更に、上述の2次元関心領域Ro2に対応した3次元関心領域Ro3をボリューム生成部24から供給される基準呼吸時相のボリュームデータに設定して関心領域データを抽出する(図11のステップS6)。そして、得られた関心領域データと基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相におけるボリュームデータとの演算処理により関心領域データの各呼吸時相における移動情報を検出する(図11のステップS7)。
次に、息止め支援マーカ生成部5の移動軌跡データ生成部51は、移動情報検出部4から供給された関心領域データの移動情報に基づき移動後の関心領域データにおける代表点の位置座標を各呼吸時相に対して算出する。そして、この位置座標に基づいて移動軌跡データを生成し(図11のステップS8)、更に、最新の呼吸時相における関心領域データの移動位置を示す移動位置データを前記移動軌跡データに付加する(図11のステップS9)。
一方、表示部6にてリアルタイム表示された3次元画像データとこの3次元画像データに重畳された穿刺マーカを観察した操作者は、この3次元画像データ上で呼吸性移動する治療対象部位と前記穿刺マーカとが交叉したタイミングで息止めタイミングを設定するための信号(息止めタイミング設定信号)を、入力部7の息止めタイミング設定部72より入力し、この息止めタイミング設定信号を受信した息止め支援マーカ生成部5の息止めタイミングデータ付加部52は、その受信時刻に対応した移動軌跡データの位置に息止めタイミングデータを付加する(図11のステップS10)。
そして、移動軌跡データ変換部53は、息止めタイミングデータ及び移動位置データが付加された3次元的な移動軌跡データに主成分分析法を適用して好適な投影面を形成し、この投影面に前記移動軌跡データを投影することにより移動軌跡マーカ、移動位置マーカ及び息止めタイミングマーカを備えた2次元的な息止め支援マーカを生成する。そして、得られた息止め支援マーカを操作者による観察を目的とした第1のモニタと患者による観察を目的とした第2のモニタに表示する(図11のステップS11)。
患者は第2のモニタに表示された息止め支援マーカの観察下にて呼吸を行ない、呼吸時相の経過と共に移動軌跡マーカに沿って移動する移動位置マーカが息止めタイミングマーカに到達した時点で呼吸を停止することにより、治療対象部位を穿刺針82の刺入方向に固定することが可能となる。
以上述べた本発明の実施例によれば、患者体内の呼吸性移動に伴って移動する治療対象部位を予め設定された位置に停止させるための客観的な息止めタイミングの情報を当該患者に対し予め報知することが可能となる。このため、好適な呼吸時相での息止めが容易となり、息止めのやり直しが不要となるため患者や操作者の負担が軽減されるのみならず治療効率が大幅に改善される。
特に、本実施例による息止め支援マーカによれば、息止めタイミングの情報と現在呼吸時相の情報との比較観察が可能なため、従来の問題点であった息止めタイミングの個人差が低減し、操作者が期待する呼吸時相での息止めが容易となる。
又、本実施例によれば、当該患者の3次元領域から収集されたボリュームデータに基づいて治療対象部位の移動情報を検出しているため、治療対象部位の移動方向に依存することなくその移動情報を常に正確に検出することが可能となる。更に、3次元的な移動軌跡データを好適な投影面に投影して生成した2次元的な息止め支援マーカが当該患者に対して表示されるため、好適な息止めタイミングを容易に把握することができ、従って、治療における精度と安全性が向上する。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、経皮的穿刺法が適用された患者に対して息止め支援マーカを表示する場合について述べたが、体外焼灼治療法等の他の治療法や穿刺針等を使用した侵襲的な検査法や治療法が適用された患者に対する息止め支援マーカの表示であっても構わない。
又、N個の振動素子が2次元配列されたセクタ走査用の超音波プローブ21を用いて収集したボリュームデータに基づいて息止め支援マーカを生成する場合について述べたが、前記ボリュームデータは、振動素子が1次元配列あるいは2次元配列されたセクタ走査対応、リニア走査対応、コンベックス走査対応、ラジアル走査対応等の超音波プローブを用いて収集しても構わない。又、上述のボリュームデータはBモードデータに基づいて生成される場合について述べたが、カラードプラデータ等の他の超音波データに基づいて生成されたものであってもよい。
更に、患者体内に対する超音波の3次元走査によって収集されたボリュームデータに基づいて息止め支援マーカを生成する場合について述べたが、X線CT装置やMRI装置等の画像診断装置によって収集されたボリュームデータに基づいて息止め支援マーカを生成してもよく、これらの画像診断装置により患者体内の所定断面から収集された2次元データに基づいて息止め支援マーカを生成してもよい。
一方、上述の実施例では、移動軌跡データを第1の主成分xpと第2の主成分ypによって設定された2次元投影面に投影することにより2次元的な息止め支援マーカを生成する場合について述べたが、例えば、第1主成分に基づく1次元投影軸に投影することにより1次元の息止め支援マーカを生成してもよい。
図12は、息止め支援マーカ生成部5によって生成された1次元息止め支援マーカの表示例を示したものであり、操作者用の第1のモニタMd1の左領域には、治療対象部位Obを含み穿刺マーカBmが重畳された3次元画像データあるいはMPR画像データImが表示され、モニタMd1の右領域には、図9に示した移動軌跡データLd及び息止めタイミングデータTdが第1主成分方向のzp軸に投影されて形成された移動軌跡マーカLmとタイミングマーカTmを有する1次元息止め支援マーカMaが表示される。又、上述の1次元息止め支援マーカMaは患者による観察が可能な第2のモニタMd2においても表示される。
そして、図10に示した2次元息止め支援マーカの場合と同様にして、略リアルタイムで収集される現在呼吸時相のボリュームデータにおける関心領域データの移動情報に対応した移動軌跡マーカLm上の位置は移動位置マーカPmとして強調表示され、呼吸時相の経過に伴い移動軌跡マーカLmに沿って所定方向へ移動する。但し、この場合の移動軌跡マーカLmはzp軸に重なるためその表示は必ずしも必要ではない。即ち、図12では、投影軸zpの所定位置に固定された息止めタイミングマーカTmと前記投影軸zpに沿って所定方向に移動する移動位置マーカPmを有した息止め支援マーカを表示部6のモニタMd1及びMd2に表示してもよい。
又、上述の2次元息止め支援マーカあるいは1次元息止め支援マーカを表示する第2の表示部として、複数個からなるLED等の発光素子を円環状あるいは直線状に配列して移動軌跡マーカを形成し、これらの発行素子の中の1つを移動位置マーカとして呼吸時相に伴って順次移動させながら発光させ、更に、息止めタイミングに対応した位置にある発行素子を息止めタイミングマーカとして常時発光させてもよい。
又、表示部6は、可聴音の出力が可能な図示しない報知部を備え、例えば、息止めタイミングデータに対する移動位置データの接近に伴なって可聴音の周波数を変化させることにより息止めタイミングを当該患者に報知してもよく、更に、図10あるいは図12に示した息止め支援マーカの表示と上述の可聴音による報知を組み合わせて用いてもよい。
一方、上述の実施例では、相互相関法の適用によって関心領域データの移動量を検出する方法について述べたが、基本呼吸時相における関心領域データと他の呼吸時相におけるボリュームデータの差分値を求め、この差分値の絶対値和あるいは2乗和が最小となるシフト方向及びシフト量に基づいて関心領域データの移動情報を検出する方法(ここでは、差分和最小法と呼ぶ。)やエントロピー法等の他の方法を適用してもよい。
更に、上述の実施例ではボリュームデータに基づいて生成されたMPR画像データに対して2次元関心領域を設定し、この2次元関心領域に対応したボリュームデータの3次元関心領域における関心領域データの移動情報を検出する場合について述べたが、前記ボリュームデータに基づいて生成された3次元画像データに対して3次元関心領域を設定し、この3次元関心領域に対応したボリュームデータの3次元関心領域における関心領域データの移動情報を検出してもよい。
本発明の実施例における治療支援装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例の治療支援装置が備えるデータ収集部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例のデータ収集部が備える超音波プローブの座標と送受信方向の関係を示す図。 同実施例にて収集されたボリュームデータにおける治療対象部位の呼吸性移動を説明するための図。 同実施例にて収集された時系列的なボリュームデータに基づくMPR画像データとこのMPR画像データの治療対象部位に対して設定された2次元関心領域を示す図。 同実施例における基準呼吸時相のボリュームデータとこのボリュームデータのMPR断面に対するMPR画像データの関係を示す図。 同実施例の時系列的なボリュームデータに相互相関法を適用した移動情報の検出方法を示す図。 同実施例における関心領域データの移動情報に基づいて生成された移動軌跡データを模式的に示す図。 同実施例において生成された3次元的な移動軌跡データから2次元的な息止め支援マーカへの変換方法を説明するための図。 同実施例において生成された息止め支援マーカの表示例を示す図。 本実施例における息止め支援マーカの表示手順を示すフローチャート。 同実施例において生成された息止め支援マーカの変形例を示す図。
符号の説明
2…データ収集部
21…超音波プローブ
22…送受信部
23…受信信号処理部
24…ボリュームデータ生成部
3…画像データ生成部
31…3次元画像データ生成部
32…MPR画像データ生成部
4…移動情報検出部
5…息止め支援マーカ生成部
51…移動軌跡データ生成部
52…息止めタイミングデータ付加部
53…移動軌跡データ変換部
6…表示部
7…入力部
71…関心領域設定部
72…息止めタイミング設定部
8…穿刺アダプタ
81…穿刺ガイド
82…穿刺針
9…システム制御部
100…治療支援装置

Claims (13)

  1. 治療対象部位を含む領域に対して2次元あるいは3次元のデータを収集するデータ収集手段と、
    前記データを処理して複数の呼吸時相における画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記データに設定された関心領域から得られる基準呼吸時相の関心領域データと前記基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相における前記データに基づいて前記関心領域データの移動情報を検出する移動情報検出手段と、
    前記複数の呼吸時相における前記関心領域データの移動情報に基づいて生成した移動軌跡データと、最新の呼吸時相における前記関心領域データの移動位置を示す移動位置データ及び呼吸性移動する前記治療対象部位を好適な治療位置に固定するための息止めタイミングを示す息止めタイミングデータに基づいて息止め支援マーカを生成する息止め支援マーカ生成手段と、
    前記息止め支援マーカを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする治療支援装置。
  2. 前記複数の呼吸時相の中から選択した基準呼吸時相における前記画像データに関心領域を設定する関心領域設定手段を備え、前記移動情報検出手段は、前記画像データの関心領域に対応した前記データの関心領域にて得られる前記基準呼吸時相の関心領域データと前記基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相における前記データに基づいて前記関心領域データの移動情報を検出することを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  3. 前記画像データ生成手段は、前記データ収集手段によって収集されたボリュームデータの所定断面におけるボクセルに基づいてMPR画像データを生成し、前記関心領域設定手段は、前記MPR画像データの好適な位置に2次元的な前記画像データの関心領域を設定することを特徴とする請求項2記載の治療支援装置。
  4. 前記画像データ生成手段は、前記データ収集手段によって収集されたボリュームデータに基づいて3次元画像データを生成し、前記関心領域設定手段は、前記3次元画像データの好適な位置に3次元的な前記画像データの関心領域を設定することを特徴とする請求項2記載の治療支援装置。
  5. 前記移動情報検出手段は、前記画像データの関心領域に対応した前記ボリュームデータにおける3次元的な関心領域にて得られる前記基準呼吸時相の関心領域データと前記基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相における前記ボリュームデータに基づいて前記関心領域データの移動情報を検出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載した治療支援装置。
  6. 前記移動情報検出手段は、前記データの関心領域にて得られる基準呼吸時相の関心領域データと前記基準呼吸時相に後続する複数の呼吸時相におけるデータに対して相互相関法、エントロピー法あるいは差分和最小法の何れかを適用して前記関心領域データの移動情報を検出することを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  7. 前記息止め支援マーカ生成手段は、移動軌跡データ変換手段を備え、前記移動軌跡データ変換手段は、前記移動位置データと前記息止めタイミングデータが付加された3次元的な前記移動軌跡データを2次元投影面あるいは1次元投影軸に投影することにより前記息止め支援マーカを生成することを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  8. 前記移動軌跡データ変換手段は、前記移動位置データ及び前記息止めタイミングデータが付加された前記3次元的な移動軌跡データに主成分分析法を適用して前記2次元投影面あるいは前記1次元投影軸を設定することを特徴とする請求項7記載の治療支援装置。
  9. 前記息止め支援マーカ生成手段は、呼吸時相の経過に伴い前記移動軌跡データに沿って所定方向に移動する前記移動位置データと前記移動軌跡データの所定位置に固定された前記息止めタイミングデータを前記移動軌跡データに付加して前記息止め支援マーカを生成することを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  10. 前記表示手段は、息止め支援マーカの観察を目的とした患者専用のモニタを備えていることを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  11. 前記表示手段は、可聴音の出力が可能な報知手段を備え、前記報知手段は、移動位置データの息止めタイミングデータへの接近に伴って前記可聴音の周波数を変化させることを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  12. 息止めタイミング設定手段を備え、前記息止めタイミング設定手段は、前記画像データ生成手段が生成した画像データにおいて呼吸性移動する前記治療対象部位と前記好適な治療位置とが略一致する呼吸時相を前記息止めタイミングとして設定することを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
  13. 前記データ収集手段は、超音波診断装置、MRI装置あるいはX線CT装置の何れかであることを特徴とする請求項1記載の治療支援装置。
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