JP2009044959A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、高層ビル等の構造物で電気幹線路を構成するバスダクトに係り、主として垂直方向に設けられる少なくとも2系統以上のバスダクトを支持するバスダクト支持方式及びバスダクト支持装置に関する。
高層ビル等に垂直方向に布設されるバスダクトを支持するためにバスダクト支持装置が用いられるが、バスダクト支持装置には、バスダクトがケーブルと異なり大きな荷重や剛性を有することや、通電使用時や不使用時等の温度変化によりバスダクトが伸縮することに配慮したものがある。
バスダクト支持装置によるバスダクト支持方式の関連技術に、特開昭54−66491号の垂直バスダクト線路の支持方式がある。前記垂直バスダクト線路の支持方式は、高層建築物の各床をほぼ垂直方向に貫通するバスダクト線路にあって、各床の支持部において該床部には支持金具を植設し、一方バスダクト側部には腕部を突設し、該腕部を支持金具にバネを介して載架させることによりバスダクトをその全布設区間でバネ支持せしめ、バスダクトの伸縮を吸収するようにし、これらバネ支持部の適宜支持部において、バスダクトの上方移動を制限するように装架される第二のバネを設けてなるものである。
また、バスダクトの支持以外の関連技術として、実開昭52−115900号には、密着型絶縁バスダクトのハウジングを、その側面に張り出し縁のない略箱形に構成し、その複数系統を接続部の位置を食い違わせて並列に配置し、その接続部と隣り合うバスダクトとの間隔を施工作業上必要とする最小の寸法にしたバスダクト装置が開示されている。
また、バスダクトの支持以外の別の関連技術として、実公昭43−11876号には、伸縮函体をバスダクト本体の高さ寸法だけ上面又は下面に押し上げ又は押し下げて設けたエキスパンションバスダクトが開示されており、又、各々の系統のエキスパンション部をずらして取り付けた構成が開示されている。
しかし、特開昭54−66491号のバスダクト支持方式は、各床を貫通して垂直方向に布設される一系統のバスダクトを支持するために、全ての階の床部に支持金具やバネなどからなるバネ支持部が設けられる構成であるが、高層ビル等で垂直方向に設けられるバスダクトは分岐の便宜等から複数系統設けられる場合も多い。そして、垂直方向に設けられる2系統以上のバスダクトを前記バスダクト支持方式で支持する場合には、バネ支持部を隣り合わせて設置するために必要な距離や隣り合うバネ支持部の設置作業を行うのに必要な距離を確保することが要求され、隣り合うバスダクト相互間に十分な距離を確保してバスダクトを設けることが必要となる。そのため、バスダクトの配設空間に無駄なスペースが生ずるという不具合がある。この無駄な配設空間は系統数が増えれば増える程より顕著に現れる。
また、上記バスダクト支持方式では、垂直方向に布設される一系統のバスダクトを支持するために、建築物の各階毎に支持金具やバネ等からなるバネ支持部の設置作業を行う必要があるため、設置作業に多大な労力を要し、特に垂直方向に設けられるバスダクトが複数系統となり、更にはその系統が増加するに従って、又は建築物が高層化してその階数が増加するに従って、設置作業に要する労力は膨大なものとなり、施工性に劣る欠点が増幅され、人件費等の施工コストが増加する。
また、上記バスダクト支持方式では、一系統のバスダクトを支持するために建築物の各階毎に支持金具やバネ等からなるバネ支持部を設置することから、多くの支持金具やバネ等を必要とし、特にバスダクトが複数系統となり、更にはその系統が増加するに従って、又建築物が高層化してその階数が増加するに従って、より多くの支持金具やバネ等を必要とし、バネ支持部の製造コストや調達コストが増加するという不具合がある。
本発明は上記不具合を解消するためになされたものであって、高層ビル等の構造物で垂直方向に設けられる複数系統のバスダクトの支持に関し、隣り合うバスダクト相互の間隔を最小限に抑えることが可能で、バスダクトの配設空間の省スペース化を図ることができる、換言すれば従来は複数系統のバスダクト布設困難な小スペースの箇所でも、複数系統のバスダクトを布設することを可能にし、容易に支持することができるバスダクト支持方式及びバスダクト支持装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、従来のバスダクト支持装置によるバスダクトの支持に於いては、複数系統のバスダクトを支持する各系統分の支持装置の固設に必要な空間を床面上に確保することができない場合であっても、容易に構造物の小スペースの固設空間に支持部を固設して、バスダクトを支持することができるバスダクト支持方式及びバスダクト支持装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、高層ビル等の構造物で垂直方向に設けられる複数系統のバスダクトを安価且つ優れた施工性で支持することができるバスダクト支持方式及びバスダクト支持装置を提供することにある。
本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、該構造物に対して固設される支持部で各バスダクトを支持し、一のバスダクトを支持する該支持部と該一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトを支持する該支持部が該バスダクトの長手方向にずらして設けられていることを特徴とする。又は、2系統以上のバスダクトが構造物に垂直方向に布設され、布設された各バスダクトが構造物に適宜間隔で設けた複数の支持部で支持され、隣り合うバスダクトの支持部が長手方向にずらして設けられるバスダクト支持方式とする。
さらに、本発明のバスダクト支持方式は、前記バスダクトが前記構造物の複数階に貫通して並設され、第一の階で前記一のバスダクトが前記支持部で支持され且つ前記他のバスダクトが前記支持部で支持されていないと共に、第一の階の一つ上階の第二の階で前記他のバスダクトが前記支持部で支持され且つ前記一のバスダクトが前記支持部で支持されていないことを特徴とする。又は、隣り合うバスダクトの支持部が1階置きに交互に設けられるバスダクト支持方式とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の複数階に貫通して略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの長手方向にずらして設け、第一の階の天井に固設される前記一の支持部により前記一のバスダクトを支持すると共に、前記第一の階の一つ上の第二の階の床に固設される前記他の支持部により前記他のバスダクトを支持することを特徴とする。又は、天井の支持部と床の支持部を逆にして、第一の階で前記一のバスダクトが床に固設された前記支持部で支持され、第二の階で前記他のバスダクトが天井に固設された前記支持部で支持されるバスダクト支持方式とすることも可能である。又は、隣り合うバスダクトの支持部が各階の天井と床に交互に設けられるバスダクト支持方式とする。
さらに、本発明のバスダクト支持方式は、所定のバスダクトの振れを規制する振止部が設けられることを特徴とする。例えば、略同一高さや略同一階等で、前記一のバスダクト若しくは前記他のバスダクトを前記支持部で支持し、前記他のバスダクト若しくは前記一のバスダクトを振止部でその振れを規制する。
さらに、本発明のバスダクト支持方式は、前記振止部は、前記一のバスダクト若しくは前記他のバスダクトを支持する支持部に設けられ、前記他のバスダクト若しくは前記一のバスダクトの振れを規制することを特徴とする。前記他のバスダクト若しくは前記一のバスダクトの振れを規制する振止部を前記一のバスダクト若しくは前記他のバスダクトを支持する支持部に設ける。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に向きを合わせて並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、該構造物に対して固設される、バスダクト幅方向端部で支持する第一支持部若しくはバスダクト厚さ方向端部で支持する第二支持部で各バスダクトを支持し、略同一高さ若しくは同一階に於いて、一のバスダクトを該第一支持部で支持すると共に、該一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトを該第二支持部で支持することを特徴とする。構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式で、構造物に対して固設される支持部で各バスダクトを支持するものとし、支持部として、バスダクト幅方向端部で支持する第一支持部と、バスダクト厚さ方向端部で支持する第二支持部を設け、一のバスダクトを該第一支持部で支持し、該一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトを該第二支持部で支持する。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、前記バスダクトの幅方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第一支持部と、前記バスダクトの厚さ方向に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第二支持部とを具え、略同一高さの支持箇所に於いて、一のバスダクトを前記第一支持部で支持すると共に、前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを前記第二支持部で支持し、前記略同一高さの一つ上若しくは一つ下の支持箇所に於いて、前記一のバスダクトを前記第二支持部で支持すると共に、前記他のバスダクトを前記第一支持部で支持することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、前記バスダクトの幅方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第一支持部と、前記バスダクトの厚さ方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第二支持部とを具え、略同一高さに於いて、一のバスダクトを前記第一支持部で支持すると共に、前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを前記第二支持部で支持し、前記第一支持部と前記第二支持部との支持力を異なる設定にすることを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部の一方を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部を支持する、若しくは、前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部の一方を支持する、若しくは、前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部を支持することを特徴とする。
さらに、本発明のバスダクト支持方式は、前記バスダクトが前記構造物の複数階に貫通して並設され、第一の階で前記一のバスダクトが前記第一支持部で支持され且つ前記他のバスダクトが前記第二支持部で支持されると共に、第一の階の一つ上階の第二の階で前記他のバスダクトが前記第一支持部で支持され且つ前記一のバスダクトが前記第二支持部で支持されることを特徴とする。
さらに、本発明のバスダクト支持方式は、少なくとも、バスダクト幅方向の一方の端部のみに第一支持部を構成する第一支持装置を設けてバスダクトを支持する箇所、若しくはバスダクト厚さ方向の一方の端部のみに第二支持部を構成する第二支持装置を設けてバスダクトを支持する箇所を有することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記複数系統のバスダクトの長手方向にずらして設け、前記一のバスダクトの略水平方向の振れを規制する一の振止部を、前記他の支持部と略同じ高さで前記構造物に対して固定状態に設けると共に、前記他のバスダクトの略水平方向の振れを規制する他の振止部を、前記一の支持部と略同じ高さで前記構造物に対して固定状態に設けることを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記複数系統のバスダクトの長手方向にずらして設け、前記一のバスダクトの略水平方向の振れを規制する一の振止部と、前記他のバスダクトの略水平方向の振れを規制する他の振止部とを設け、前記一の支持部及び前記他の支持部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの厚さ方向側に配置すると共に、前記一の振止部及び前記他の振止部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの幅方向側に配置する、若しくは前記一の支持部及び前記他の支持部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの幅方向側に配置すると共に、前記一の振止部及び前記他の振止部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの厚さ方向側に配置することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、前記一の振止部及び前記他の振止部を、前記複数系統のバスダクトの幅方向の両端側の一方、若しくは前記複数系統のバスダクトの厚さ方向の両端側の一方に配置することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、前記一の振止部及び前記他の振止部は、前記構造物に対して固定状態となる振止基部と、前記振止基部から上方に屈曲して延設される振止片とを有し、前記振止基部を、床面に対して固定される基台に固定することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、前記一の振止部を、前記一のバスダクトに対して略水平方向に係止し、前記他の振止部を、前記他のバスダクトに対して略水平方向に係止することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持方式は、前記一の振止部及び前記他の振止部は、前記構造物に対して固定状態となる振止基部と、前記振止基部から上方に屈曲して延設される振止片と、前記振止片に固定される振止固定金具とを有し、前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの補強片を、前記振止片と前記振止固定金具とで係止することを特徴とする。
また、本発明のバスダクト支持装置は、構造物に対して固設され、該構造物の略垂直方向に布設されるバスダクトを支持する装置であって、該バスダクトを支持する支持装置の本体に、該バスダクトと隣り合って並設される他のバスダクトの振れを規制する振止部が設けられていることを特徴とする。構造物の略垂直方向に布設される複数系統のバスダクトを支持する装置を、一のバスダクトを支持する支持装置の本体と、該一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトの振れを規制する振止部とを有し、該振止部が該本体に設けられているものとする。
尚、第一支持部と第二支持部とは、或いは第一支持部を構成する第一支持装置と第二支持部を構成する第二支持装置とは、バスダクトを支持する支持力が同一である構成としてもよいが、例えば第一支持部と第二支持部とで、或いは第一支持部を構成する第一支持装置と第二支持部を構成する第二支持装置とで、バスダクトを支持するバネ材の量が異なるものとする、或いはバネ材の支持力(バネ定数)が異なるもの等とし、第一支持部と第二支持部とで、或いは第一支持部を構成する第一支持装置と第二支持部を構成する第二支持装置とで、バスダクトを支持する支持力が異なる構成としてもよい。
また、第一支持部は、バスダクトの幅方向の両端部にそれぞれ第一支持装置を設けて構成する、若しくはバスダクトの幅方向の一方の端部に第一支持装置を設けて構成する等が可能であり、又、第二支持部は、バスダクトの厚さ方向の両端部にそれぞれ第二支持装置を設けて構成する、若しくはバスダクトの厚さ方向の一方の端部に第二支持装置を設けて構成する等が可能である。また、バスダクトの長手方向に於いて適宜の間隔で第一支持部や第二支持部等の支持部を設ける際に、適宜箇所のバスダクトの幅方向若しくは厚さ方向の端部に於いて、両端部若しくは一方の端部に第一支持装置や第二支持装置等の支持装置を設けたものとすることが可能であり、又各バスダクトを適宜箇所で支持する複数の支持部の支持力を異なるものとすることが可能である。例えば第一支持装置若しくは第二支持装置若しくは両者をバスダクトの長手方向へ一方の端部と他方の端部に交互に設ける、或いはバスダクトの長手方向に螺旋状に支持装置を設けること等が可能である。
本発明のバスダクト支持方式は、例えば並列に且つ垂直方向に布設される2系統以上のバスダクトを、隣り合うバスダクト相互間で長手方向にずれた位置に設けられた支持部で支持することにより、例えばバスダクト相互間の距離を少なくとも一つのバスダクトを支持する支持部或いは支持部を構成する支持装置一基の設置スペース或いは設置作業可能なスペースを確保すれば良く、バスダクトの並設間隔或いは布設間隔を最小限に抑えることができ、無駄な空間を確保する必要が無くなる。そのため、従来は複数系統のバスダクトを布設できなかった空間であっても、容易に複数系統のバスダクトを布設し、支持することが可能となる。
また、第一の階で一のバスダクトを支持部で支持し且つ他のバスダクトを支持せず、第二の階で他のバスダクトを支持部で支持し且つ一のバスダクトを支持しない構成、又は隣り合うバスダクトの支持部を1階置きに交互に設ける構成により、上記並設空間、更には支持部の固設空間を最小限にして無駄な空間を無くすことができることに加え、一つのバスダクトに対して各階毎に支持部を設ける必要が無く、換言すれば各階の支持部をバスダクト毎に設ける必要が無く、製造コスト及び施工作業を極力削減することができる。
また、各階に設置して各バスダクトを支持する支持部は、例えば全て床に設ける、或いは全て天井に設ける構成としても良いが、例えば第一の階で一のバスダクトを天井に固設した支持部で支持し、第二の階で他のバスダクトを床に固設した支持部で支持する、又は隣り合うバスダクトの支持部を各階毎の天井と床に交互に設ける等の構成とすることにより、上記並設間隔、更には支持部の固設空間を最小限にして無駄な空間を無くすることができ、更には製造コスト及び施工作業を極力削減することを可能にすると共に、多様なバスダクトの支持を実現して施工現場に適応したバスダクトの支持を行うことができる。例えば、設備が設けられている等により、任意の階にてバスダクトを支持する支持部を固設する空間が床に無い場合には、任意の階の一つ下階の天井に固設した支持部でそのバスダクトを支持する等、施工現場の状況に応じて対応することができる。
また、例えば略同一高さ或いは略同一階に於いて、支持部により支持されたバスダクトと隣り合うバスダクトに、バスダクトの少なくとも略水平方向への振れを規制する振止部を設ける等、必要に応じて、所定のバスダクトの振れを規制する規制部を設けることにより、上記並設間隔、更には支持部の固設空間を最小限にして無駄な空間を無くすことができる、製造コスト及び施工作業を極力削減することを可能にする、或いは多様なバスダクトの支持を実現して施工現場に適用したバスダクト支持を可能とすることができることに加え、例えば任意の階で支持部で支持されていないバスダクトの振れを無くす或いは最小限にすることが可能となる。さらに、前記振止部を前記支持部或いは支持部を構成する支持装置に設けると好適であり、前記支持されていないバスダクトに対して別途振止部を設ける必要が無くなりコストダウンが可能になる。尚、振止部は、例えば同一階で支持部が設けられていない全箇所若しくは一部の所要箇所、或いは全階若しくは所要階に設けてよい。
また、例えば並列に且つ垂直方向に布設される2系統以上のバスダクトを支持部で支持する方式で、略同一高さ或いは同一階に於いて、一のバスダクトをバスダクト幅方向端部で第一支持部により支持し、一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトをバスダクト厚さ方向端部で第二支持部により支持する構成により、隣り合う支持部の例えばバネ材等が干渉することが無くなり、バスダクトの並設間隔、更には支持部の固設空間を最小限にして無駄な空間を無くすことができる。さらには、第一支持部や第二支持部等の支持部を各階毎若しくは垂直方向の適宜の間隔毎に設ける、或いは各階の床若しくは天井に設けることにより、例えば各階の或いは任意の階の天井が高い場合等にも対応し、バスダクトの垂直方向の所要間隔毎に支持部を設けることが可能となり、又容量が大きく重量が重いバスダクトの支持や、多様な種類のバスダクトの支持に容易に対応することが可能となる。
また、第一の階で一のバスダクトを第一支持部で支持し且つ他のバスダクトを第二支持部で支持し、第二の階で他のバスダクトを第一支持部で支持し且つ一のバスダクトを第二支持部で支持する構成、又は隣り合うバスダクトの第一支持部と第二支持部を1階置きに交互に設ける構成により、バスダクトの並設間隔、更には支持部の固設空間を最小限にして無駄な空間を無くすことができる。さらには、第一支持部や第二支持部等の支持部を各階毎に設ける、或いは各階の床若しくは天井に設けることにより、例えば各階の或いは任意の階の天井が高い場合等にも対応し、バスダクトの垂直方向の所要間隔毎に支持部を設けることが可能となり、又容量が大きく重量が重いバスダクトの支持や、多様な種類のバスダクトの支持に容易に対応することが可能となる。
また、第一支持部を前面等のバスダクト幅方向の一方の端部側だけで支持する、第二支持部を側面等のバスダクト厚さ方向の一方の端部側だけで支持するなど、バスダクト幅方向の一方の端部のみに第一支持部を構成する第一支持装置を設けてバスダクトを支持する箇所、若しくはバスダクト厚さ方向の一方の端部のみに第二支持部を構成する第二支持装置を設けてバスダクトを支持する箇所を設けることにより、面倒な裏側の施工など手の届きにくい箇所への支持装置の設置を省くことが可能となり、施工性を向上し、コストダウンを図ることができる。略同一高さ或いは同一階に於いて、複数並設したバスダクトの平面視外周に位置する所要箇所の支持装置の施工を省略するとよい。
本発明のバスダクト支持方式或いはバスダクト支持装置を使用することによって、高層ビル等の構造物で垂直方向に設けられる複数系統のバスダクトの支持に関し、隣り合って設けられるバスダクト相互の間隔を最小限に抑えることが可能となり、バスダクトの配設空間の省スペース化を図ることができるという効果を奏する。換言すれば従来は複数系統のバスダクトを布設することが困難な或いは不可能な小スペースの箇所でも、容易に複数系統のバスダクトを布設することを可能にし、支持することができる。
また、本発明のバスダクト支持方式或いはバスダクト支持装置は、従来のバスダクト支持装置によるバスダクトの支持に於いては、複数系統のバスダクトを支持する各系統分の支持装置の固設に必要な空間を床面上に確保することができない場合であっても、容易に構造物の小スペースの固設空間に支持部を固設して、バスダクトを支持することができる効果を奏する。
例えば、垂直方向に設けられるバスダクト相互に於いて、支持部を隣り合わせて支持する必要がないため、或いは支持部が干渉しないように設けられるため、隣り合うバスダクト相互間に支持部を隣り合わせて設置するために必要な距離、或いは隣り合うバスダクト相互間に支持部を同一の向きで隣り合わせて設置するために必要な距離や、或いは隣り合う支持部或いは同一の向きで隣り合う支持部の設置作業を行うのに必要な距離等の無駄な距離を確保する必要が無くなり、所要の支持部の設置空間の確保及びその設置作業の労力軽減のために所要のスペース等の最低限の空間を確保しながら、隣り合うバスダクト相互の間隔を最小限に抑えることが可能であり、バスダクトの配設空間の省スペース化を図ることができる。特に、布設されるバスダクトの系統が増加するに従って、配設空間の省スペース化の有利性はより顕著となる。
また、本発明のバスダクト支持方式或いはバスダクト支持装置を使用することにより、高層ビル等の構造物で垂直方向に設けられる複数系統のバスダクトを安価に且つ優れた施工性で容易に支持することができるという効果を奏する。
例えば、第1実施例から第3実施例のバスダクト支持方式を使用することにより、垂直方向に設けられる複数系統のバスダクトを支持する際に、一系統のバスダクトの支持について、高層ビル等の全ての階に支持部或いは支持装置を設置する必要が無く、従来のバスダクト支持方式に比べて約半分の数の支持部或いは支持装置を建築物の一部の階に設置して支持することが可能であることから、バスダクトを支持する作業や支持部或いは支持装置の設置作業に要する労力を軽減することができ、優れた施工性を発揮することができると共に、人件費等の施工コストを低減することができる。特に、バスダクトの系統が増加するに従って、又は建築物が高層化してその階数が増加するに従って、施工に関する労力や施工コストの低減等の有利性はより顕著になる。
更に、従来のバスダクト支持方式に比べて、例えば第1実施例から第3実施例のバスダクト支持方式では、約半分の数の支持部或いは支持装置で複数系統のバスダクトを支持することが可能であることから、支持部或いは支持装置の製造コストや調達コストを低減することができる。特に、バスダクトの系統が増加するに従って、又は建築物が高層化してその階数が増加するに従って、支持部の製造コストや調達コストの低減の有利性はより顕著になる。
また、本発明のバスダクト支持方式或いはバスダクト支持装置では、略同一高さ若しくは同一階に於いて、一方のバスダクトを支持部で支持し、他方のバスダクトを支持部で支持せずに且つ振止部を設けない構成、或いは略同一高さ若しくは同一階に於いて、一方のバスダクトを支持部で支持し、他方のバスダクトを支持部で支持せずに振止部を設けて振れを規制する構成、或いは略同一高さ若しくは同一階に於いて、2種類の異なる支持部で一方と他方のバスダクトをそれぞれ支持する構成、或いは前記構成の組み合わせ等、様々なバスダクトの支持方式が可能であり、施工現場の状況、垂直布設されるバスダクトの容量や種類、ユーザーの希望に応じて、バスダクトの配設空間の省スペース化を実現しながら最適な支持方式で適応することができる。
また、本発明のバスダクト支持方式或いはバスダクト支持装置は、垂直方向に複数系統布設されるバスダクトの支持について、各階毎に床面に固定された支持部で各バスダクト毎に支持する必要を無くすことができ、床面等に対して固設されバスダクトを支持する支持部がバスダクトの長手方向にずらして設けられるものである。
次に、本発明のバスダクト支持方式及びバスダクト支持装置について、図に示す実施例により説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない。図1から図4は第1実施例のバスダクト支持方式に関するものであり、図1は垂直方向に並設された2系統のバスダクトを第1実施例のバスダクト支持方式で支持した状態を示す正面図、図2はその支持部の拡大正面図、図3は図2の支持部の右側面図、図4は図2の支持部の一部横断平面図である。
前提として、第1実施例及び後述する各実施例で支持されるバスダクト30は、複数相からなる絶縁処理された導体31をハウジングで被覆してなるものであり、例えば図1乃至図4に示すように、3線からなる絶縁被覆導体31が並設され、絶縁被覆導体31の幅方向の前後に断面略ロ字形のスペーサ32が介在され、絶縁被覆導体31及びスペーサ32を両外側から側板33にて挟持し、ボルト341及びナット342で締着して固定されている構成である。側板33は、平板の両端縁から外方に略90度で屈曲延設された第1補強片331と、第1補強片331の外側端縁を互いに向き合うように略90度で屈曲延設された第2補強片332を有し、バスダクト30の強度が保持されている。バスダクト30は、例えば第1実施例の2系統のように、オフィスビル等の各階の床40或いは天井を貫通して垂直方向に複数系統並設され、オフィスビル等の下方階から上方階まで電気幹線路が形成される。
そして、第1実施例のバスダクト支持方式は、図1に示すように、垂直方向に並設された2系統のバスダクト30・30を支持しており、各バスダクト30を支持する支持部1は一階置きに床面41に設けられ、一方のバスダクト30を支持する支持部1が設けられている階には他方のバスダクト30を支持する支持部1が設けられておらず、各階には一方のバスダクト30又は他方のバスダクト30のいずれかのみを支持する支持部1が設けられ、一方のバスダクト30を支持する支持部1と他方のバスダクト30を支持する支持部1は各階毎に交互に千鳥配置で設けられている。更に、一方のバスダクト30又は他方のバスダクト30を支持する支持部1には振止部20が設けられ、各階で支持されていない他方のバスダクト30又は一方のバスダクト30を前記振止部20で係止し、前記支持されていないバスダクト30の少なくとも水平方向への移動を規制している。
第1実施例の支持部1では、図2乃至図4に示すように、断面略コ字形のチャネル部材からなる2つの第1基台2・2が、布設されたバスダクト30の幅方向両端でバスダクト30が貫通する床40の貫通孔近傍の床面41上に対向して配置され、床面41にボルト締めで固定されている。前記対向する2つの第1基台2・2上に、断面コ字形のチャネル部材からなる2つの第2基台3・3が載置して架設され、第2基台3は第1基台2に直交してボルト及びナットで第1基台2に固定されている。更に、支持部1は、バスダクト30の厚さ方向両側に対向して配置されている支持装置10・10を有し、各支持装置10は、第2基台3の上面にバネ部材11を介在し、バネ部材11の上方に固定部材12を配置して構成され、支持装置10、或いはバネ部材11及び固定部材12をバスダクト30の厚さ方向の両側に設け、固定部材12をバスダクト30に固定して支持する構成である。
バネ部材11はバネ材111を挿通したボルト112を有し、第2基台3の上面の図に省略した挿通孔にボルト112の雄ねじ部の略下端が挿通され、前記挿通部分の上下に配置されたナットを締め付けることにより第2基台3とバネ部材11とが固定される。又ボルト112の頭部とバネ材111の上端との間に後述する固定部材12の支持片122が介在し、前記雄ねじ部の略中央に位置するバネ材111の下部にはナットが螺合され、前記ナットによりバネ材111の下端位置が決定され、前記下端位置のナットと支持片122との間にバネ材111が配設される。前記バネ材111の下端位置のナットの下方には更にナットが螺合され、バネ材111による前記下端位置のナットの緩みを防止している。バネ部材11は、バスダクト30の片側方に2つずつで両側方で全部で4つ設けられ、これら4つのバネ部材11によりバスダクトの重さを吸収支持すると共に、熱膨張による伸びに対応している。
各固定部材12は、略方形の平板で図に省略した4つのボルト挿通孔が形成されている基部121と、基部121の下端縁を略90度で屈曲して外方に延設されている支持片122と、基部121の両側端縁を略90度で屈曲して内方に延設されている屈曲部123とを有し、前記ボルト挿通孔に対応して基部121の内面に4つの固定金具124が配設されている。固定部材12はバスダクト30の厚さ方向両側にそれぞれ設けられ、図に省略した支持片122の挿通孔にボルト112の雄ねじ部を挿通され、ボルト112の頭部とバネ材111間に配置される支持片122がバネ材111で支持され、各々2つのバネ部材11の略上端に取り付けられている。
固定部材12のバスダクト30への固定では、固定金具124を介在したボルトを第2補強片332の内側に配置し、第2補強片332の外側に基部121を配置して基部121の略側端内面と固定金具124で第2補強片332を挟持すると共に、基部121のボルト挿通孔に前記ボルトの雄ねじ部を挿通し、前記雄ねじ部に螺合したナットを緊締することにより、第2補強片332が挟持固定され、バスダクト30の厚さ方向への振れが防止される構成である。又前記固定状態で、基部121の両側端に形成された屈曲部123の内面はバスダクト30の第1補強片331の外面に当接し、第1補強片331は固定金具124の外側端と屈曲部123で挟持され、バスダクト30の幅方向への振れが防止される構成である。
前記固定部材12の基部121及び固定金具124でバスダクト30の厚さ方向への移動が規制され、屈曲部123が第1補強片331を保持することによりバスダクト30の幅方向への移動が規制されるので、バスダクト30全体の水平方向への移動が規制される。また、基部121と固定金具124との第2補強片332の挟持でバスダクト30と固定部材12を固定状態にすることにより、バスダクト30の重さを固定部材12の下端を支持しているバネ材111で吸収支持することができ、又熱膨張によるバスダクト30の伸びに対応することが可能である。また、前記固定部材12のバスダクト30への固定及び支持部1或いは支持装置10によるバスダクト30の支持によって、バスダクト30のハウジングにボルト挿通孔等の孔開け加工が不要となり、加工作業を容易化しコストダウンを図ることが可能な構成である。
また、支持部1或いは支持装置10に設けられる振止部20は、略長方形平板状の振止基部21と、振止基部21の外側端から上方に略90度屈曲して延設されている振止片22と、振止片22の略両側部に配置されている断面鉤型で一対の振止固定金具23とを有し、振止基部21は、図に省略した挿通孔にバネ部材11のボルト112の雄ねじ部を挿通され、振止基部21が載置されている第2基台3の上面と供にナット間に挟持されて緊締され、第2基台3の上面に第2基台3とバネ部材11とを固定するナットで同時に固定されており、又振止固定金具23は、その基部を振止片22に挿通されたボルトとナットにより、振止片22に固定されている。
前記振止部20は、任意の階において、支持部1で支持されているバスダクト30と隣り合う支持部1で支持されていない別のバスダクト30に係止される。振止部20は前記係止状態において、図2に示すように、振止片22の外側面と前記別のバスダクト30の支持部1側に位置する第2補強片332の外側面とが当接し、振止固定金具23の鉤部が、前記別のバスダクト30の第1補強片331の外側面、スペーサ32の外側面、支持部10と逆側に位置する第2補強片332の外側面に当接し、その先端の屈曲部分で前記逆側の第2補強片332の端縁を係止するように形成されている。
前記バスダクト30を係止する振止部20は、床面41に対して固定されている第2基台3に固定されることで床面41に対して固定状態となり、前記固定状態の振止部20を前記別のバスダクト30に係止することによって、前記振止部20が設けられている支持部1或いは支持装置10で支持されているバスダクト30の重さや熱膨張による伸びに左右されずに、前記別のバスダクト30の少なくとも水平方向への移動を確実に規制することが可能な構成である。
更に、第1実施例のバスダクト支持方式は、2系統よりも多い複数系統のバスダクト30が垂直方向に並設された場合にも対応することが可能である。例えば図5に示すように、第1実施例に於ける支持部1或いは支持装置10を使用して垂直方向に並設された3系統のバスダクト30を支持する場合、支持部1を正面視千鳥配置で各階に配設し、中央のバスダクト30を支持部1で支持している階では、前記支持部1で両側に位置する第2基台3・3の上面に、両隣のバスダクト30・30の振れを規制する振止部20・20をそれぞれ設け、両外側のバスダクト30・30を支持部1・1でそれぞれ支持している階では、少なくともどちらか一方の支持部1の第2基台3の上面に、中央のバスダクト30の振れを規制する振止部20を設ける構成等とする。
尚、両外側のバスダクト30・30の支持部1・1の第2基台3・3の上面に振止部20・20を設けて中央のバスダクト30の振れを規制する構成であっても良く、この場合は、例えば片側の振止部20の振止片22を長くし、振止固定金具23の位置をバスダクト30の長さ方向にずらして配置すると好適であり、前記構成により振止力を向上することができる。又同様に、4系統以上のバスダクト30が垂直に並設される場合にも、支持部1を正面視千鳥配置で各階に配設し、任意の階に於いて、支持部1で支持されているバスダクト30と隣り合う支持のないバスダクト30の振れを振止部20で規制する構成とする。尚、各実施例の一部の構成は適宜他の実施例の構成にすることができる。
上記第1実施例のバスダクト支持方式により、各階で支持部1で支持されていないバスダクト30についても少なくとも水平方向への移動を規制でき、支持部1で支持されているバスダクト30の重さや熱膨張に対する伸びに関係なく、振れ止めを行うことができる。また、床面41の支持部1・1により隣り合うバスダクト30・30の支持をそれぞれ行う方式では、例えば図示の狭い間隔で第2基台3、バネ部材11、固定部材12やその支持片122等を設置することが不可能となるが、上記支持方式では、各階で床面41の支持部1で支持されているバスダクト30と隣り合うバスダクト30に対して床面41の支持部1による支持は行わないので、例えば図示の狭い間隔でも必要な支持部1或いは支持装置10は設置可能であり、かような問題は生ぜず、隣り合うバスダクト30・30の間隔が狭い場合に対処でき施工現場に対する適応性に優れる。
また、各階毎で交互に支持部1を設置することにより、全てのバスダクト30に対して階毎に支持部1を設ける支持方式よりも、隣り合うバスダクト30・30の並設間隔を狭くし、より省スペースでバスダクト30を並設することが可能となり、バスダクト30を並設する為の無駄な空間を極力低減し最小空間でバスダクト30を支持することができる。また、複雑な構成の支持部1が隣り合わないので、バスダクト30・30相互の並設間隔を省スペース化した場合であっても、布設したバスダクト30の支持部1の設置作業を行うのに十分な空間を確保することができる。十分な設置作業スペースが確保されることで必要な設置労力も低減できる。
また、全てのバスダクト30に対して階毎に支持部1を設ける場合に比し、支持部1の数を約1/2に減らすことが可能となり、また施工時における支持部1の設置作業やバネ部材11の調節作業に要する労力を約半分に減らし、設置作業などの労力を低減することができると共に、支持部1の製造コストや施工コスト等をコストダウンし、並設したバスダクト30を安価に支持することが可能となる。
次に、第2実施例のバスダクト支持方式について上記第1実施例と異なる箇所を中心に説明する。図6から図9までは第2実施例のバスダクト支持方式に関するものであり、図6は垂直方向に並設された2系統のバスダクトを第2実施例のバスダクト支持方式で支持した状態を示す正面図、図7はその支持部の拡大正面図、図8は図7の支持部の左側面図、図9は図7の支持部の一部横断平面図である。
本実施例で垂直方向に並設されているバスダクト30は、第1実施例のバスダクト30と同種であり、図6に示すように、第1実施例と同様にして、垂直並設された2系統のバスダクト30の一方又は他方のいずれかのみを支持する支持部1aが各階に設けられ、各階毎の支持部1aは正面視千鳥配置で交互に設けられている。各階では、支持部1aで支持されていない他方のバスダクト30又は一方のバスダクト30は、支持部1aに設けられた振止部20aで係止され、少なくとも水平方向への移動が規制されている。
支持部1aでは、図7に示すように、断面略コ字形のチャネル部材からなる2つの第1基台2a・2aが、布設されたバスダクト30厚さ方向両側で且つバスダクト30が貫通する床40の貫通孔近傍の床面41上に対向して配置され、床面41にボルト締めで固定されている。前記対向する2つの第1基台2a・2a上に、断面略コ字形のチャネル部材からなる2つの第2基台3a・3aが載置して架設され、第2基台3aは第1基台2aに直交してボルト及びナットで第1基台2aに固定されている。更に、支持部1aは、バスダクト30の幅方向両側に対向して配置されている支持装置10a・10aを有し、各支持装置10aは、第2基台3aの上面にバネ部材11aを介在し、バネ部材11aの上方に固定部材12aを配置し、支持装置10a、或いはバネ部材11a及び固定部材12aをバスダクト30の幅方向の両側に設け、固定部材12aをバスダクト30に固定して支持する構成である。
バネ部材11aの構成は第1実施例のバネ部材11と同様で、バネ材111aを挿通したボルト112aを有し、バスダクト30の幅方向片側に2つずつで両側で合計4つ設けられ、第1実施例と同様の方式で第2基台3a上に載置固定されている。固定されたバネ部材11aの上部には固定部材12aが設けられており、前記固定部材12aは、略方形平板の両上方各を面取りした形状で4つのボルト挿通孔が開口している基部121aと、基部121aの下端縁から外方に略90度で屈曲して延設されている支持片122aを有し、基部121aがバスダクト30の幅方向両端面にそれぞれ接するように配置され、支持片122aを介在してバネ部材11aに取り付けられ支持されている。
更に基部121aの内面の左右の略側部には断面略コ字形の固定金具124aが内側に対して凸状になるように配設されており、各固定金具124aは基部121aの略側部の上下に位置する2つのボルト挿通孔から挿通されたボルト及びナットを緊締して固定されている。前記固定金具124aをバスダクト30に取り付けた状態では、固定金具124aの内側側面がバスダクト30の第2補強片332を跨いだ状態とし、且つ前記内側側面の先端が第1補強片331に当接するように配設して、前記ボルト及びナットの緊締により第1補強片331を固定金具124aと基部121aで挟持して固定する。
前記固定部材12aの基部121a及び固定金具124aによりバスダクト30全体の水平方向への移動を規制することができる。また、前述の如くバスダクト30の重さをバネ材111aで吸収支持することができ、又熱膨張によるバスダクト30の伸びに対応することが可能である。また、前記固定部材12aのバスダクト30への固定及び支持部1aによるバスダクト30の支持により、第1実施例と同様に、バスダクト30のハウジングにボルトの挿通孔等の孔開け加工が不要となり、加工作業を容易化してコストダウンを図ることが可能な構成である。
また、支持部1aに設けられる振止部20aは、ボルト112aを挿通して第2基台3a上面に固定される略長方形平板状の振止基部21aと、振止基部21aの内側端から上方に略90度で屈曲して延設されている振止片22aと、振止片22aの内面に固定される断面鉤型の振止固定金具23aとを有し、前記振止基部21aは第2基台3aとバネ部材11aとを固定するナットで同時に固定され、又前記振止固定金具23aは、その基部をボルト及びナットの緊締により振止片22aに固定される。振れを規制する対象であるバスダクト30に振止部20aを取り付けた状態では、前記バスダクト30の第2補強片332を振止固定金具23aの鉤部が跨いで、前記鉤部の内面に前記第2補強片332の先端が当接し、前記第2補強片332が前記鉤部と振止片22aで挟持固定され、前記バスダクト30の第1補強片331の外側面及びスペーサ32の外側面に振止片22aの内面が接する構成である。
前記振止部20aは、任意の階において、支持部1a或いは支持装置10aで支持されているバスダクト30と隣り合う支持部1a或いは支持装置10aで支持されていない別のバスダクト30に係止され、床面41に対して固定されている第2基台3aに固定されることで床面41に対して固定状態になっていることから、前記振止部20aが設けられている支持部1aで支持されているバスダクト30の重さや熱膨張による伸びに左右されずに、前記別のバスダクト30の少なくとも水平方向への移動を確実に規制することが可能な構成である。
更に、例えば図10に示すように、第2実施例に於ける支持部1a或いは支持装置10aを使用して垂直方向に並設された3系統のバスダクト30を支持する場合は、支持部1a或いは支持装置10aを正面視千鳥配置で各階に配設し、中央のバスダクト30を支持部1a或いは支持装置10aで支持している階では、第2基台3aの上面に両隣のバスダクト30・30間の長さを若干超える長さの振止基部21a或いは振止片22aを有する振止部20aを設け、前記支持部1a或いは支持装置10aのバネ部材11aと第2基台3aとの固定部分に振止基部21aを固定して、振止片22aの両側に設けた振止固定金具23aで両隣のバスダクト30の振れを規制している。また、両外側のバスダクト30・30を支持部1a・1aでそれぞれ支持している階では、両支持部1a・1aのバネ部材11a・11aと第2基台3aとの固定部分に上記振止基部21aより短い振止基部21aを固定して、その振止片22aの略中央に設けた振止固定金具23aで中央のバスダクト30の振れを規制している。
この場合に、バネ部材11aを介した振止基部21aと第2基台3aとの固定箇所は2箇所あればよく、例えば一つのバスダクト30に対する2つのバネ部材11aの第2基台3aへの固定箇所を使用しても、或いは両外側或いは両隣等のバスダクト30に対する2つのバネ部材11aの第2基台3aへの固定箇所から1箇所ずつ使用しても、或いは全ての固定箇所を使用しても良い。又同様に、4系統以上のバスダクト30が垂直に並設される場合にも、支持部1aを正面視千鳥配置で各階に配設し、任意の階に於いて、支持部1aで支持されているバスダクトと隣り合う支持のないバスダクト30の振れを振止部20aで規制する構成とする。
上記第2実施例のバスダクト支持方式により、各階で支持部1a或いは支持装置10aで支持されていないバスダクト30についても少なくとも水平方向への移動を規制でき、支持部1a或いは支持装置10aで支持されているバスダクト30の重さや熱膨張に対する伸びに関係なく、振れ止めを行うことができる。また、床面41の支持部1a・1aにより隣り合うバスダクト30・30の支持をそれぞれ行う方式では、例えば図示の狭い間隔で第2基台3a、バネ部材11a、固定部材12aやその基部121a等を設置することが不可能となるが、上記支持方式では、各階で床面41の支持部1a或いは支持装置10aで支持されているバスダクト30と隣り合うバスダクト30に対して床面41の支持部1a或いは支持装置10aによる支持は行わないので、例えば図示の狭い間隔でも必要な支持部1a或いは支持装置10aは設置可能であり、かような問題は生ぜず、隣り合うバスダクト30・30の間隔が狭い場合に対処でき施工現場に対する適応性に優れる。
また、各階毎に交互に支持部1aを設けることにより、全てのバスダクト30に対して階毎に支持部1aを設ける支持方式よりも、隣り合うバスダクト30・30の並設間隔を狭くし、より省スペースでバスダクト30を並設することが可能となり、バスダクト30を並設する為の無駄な空間を極力低減し最小空間でバスダクト30を支持することができる。また、複雑な構成の支持部1aが隣り合わないので、バスダクト30・30相互の並設間隔を省スペース化した場合であっても、布設したバスダクト30の支持部1a或いは支持装置10aの設置作業を行うのに十分な空間を確保することができる。十分な設置作業スペースが確保されることで必要な設置労力も低減できる。例えばバネ部材11aの数が多く、固定部材12aがバスダクト30の厚さ方向に大型化する場合等であっても、支持部1で支持されるバスダクト30は隣り合うバスダクト30・30の一方のみであることから、バスダクト30・30の布設間隔を狭くすることが可能で、省スペース化を実現することができる。
また、第1実施例と同様に、全てのバスダクト30に対して階毎に支持部1a或いは支持装置10aを設ける場合に比し、支持部1a或いは支持装置10aの数を約1/2に減らすことが可能となり、また施工時における支持部1a或いは支持装置10aの設置作業やバネ部材11aの調節作業に要する労力を約半分に減らし、設置作業等の労力を低減することができると共に、支持部1a或いは支持装置10aの製造コストや施工コスト等をコストダウンし、並設したバスダクト30を安価に支持することが可能となる。
以上、本発明のバスダクト支持方式の第1実施例及び第2実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様々な拡張や変形が可能である。例えば支持するバスダクトは上記実施例のものに限定されず、異相導体間を一定距離開けてなる空気絶縁型バスダクトであってもよく、又そのハウジングの構成も上記実施例に限定されず、又支持するバスダクトは上記実施例の3線式に限定されず、2線式以下のバスダクト或いは4線式以上のバスダクトであってもよい。
また、支持部も同様に上記実施例に限定されず、バネ材に代えて緩衝材が設けられるもの、又は固定部材を直接バスダクトハウジングにボルト及びナット等の締着具で固定するもの等としてもよく、又その構成部材の個数や形状なども上記実施例に限定されるものではない。また、支持部或いは支持装置と振止部の固定箇所についても、上記実施例に限定されるものではないが、床面に対して固定状態にある箇所が好適であり、更にはバスダクトの系統毎に伸びや収縮率が異なるので、支持部により支持されているバスダクトの重さや熱膨張による伸びや、その収縮によって影響が出ない箇所とすると良い。例えば、第1基台上、第2基台上、床面上などバネ材より下方とすると好適である。
例えば支持部或いは支持装置や振止部を第1基台上に設ける場合の例として図11に示す例等がある。本例の支持部1b或いは支持装置10bには上記第1実施例の支持部1或いは支持装置10と同様のものが使用されており、支持部1b或いは支持装置10bは床面41上に設置された第1基台2b上に第2基台3bが固設され、第2基台3b上にバネ部材11b及び固定部材12bが設けられ、各支持部1bとして、支持装置10b・10bがバスダクト30の厚さ方向の両側で対向して配設されている。又、振止部20bは断面略L字形の金具であり、略長方形平板状の振止基部21bと、振止基部21bの側端から上方に略90度屈曲して上方に延設されている振止片22bを有し、振止基部21bは第1基台2bの上面にボルト及びナット等を緊締して固定され、振止片22bはバスダクト30の第1補強片331に当接し、第2実施例の振止固定金具23aと同様の振止固定金具(図示せず)を使用して、前記振止固定金具の鉤部がバスダクト30の第2補強片332を跨ぐ状態とし、前記第2補強片332が前記鉤部と振止片22bで挟持固定されている。振止部20bはバスダクト30の幅方向の両側にそれぞれ設けられ、バスダクト30の幅方向両端部から振止部20b・20bで振れを規制する構成である。振止部により、支持部の構成に関係なく、振れ止めが可能となり施工性が向上する効果が得られる。
尚、前記例の振止部20bは、バスダクト30の幅方向の両側にそれぞれ設けられ、振れを規制する構成について説明したが、バスダクト30の幅方向の片側にのみ振止部20bを設け、バスダクト30の幅方向の片端部のみの振止部20bで振れを規制する構成としてもよい。バスダクト30の幅方向の片側だけに振止部20bを設ける場合には、正面視で前面に位置するバスダクト30の幅方向の片側に振止部20bを設けると、振止部20bの設置が前面のみで済み、手の届きにくい裏面に振止部20bを設置する必要が無くなり、施工性を向上することができると共に、部品点数を少なくすることが可能となって好適である。又、同様の構成で第2実施例の第2基台3a上に振止部20bを設ける場合にも同様の有利性が得られる。
また、振止部も上記実施例に限定されるものではなく、少なくとも水平方向へのバスダクトの移動を規制可能なものであれば全て本発明に含まれ、例えば図12に示すような振止部20cとしても良い。振止部20cは、第1実施例のバスダクト支持方式の変形例に用いられており、その振止基部21c及び振止片22cは第1実施例に於ける振止基部21及び振止片22と同一構成であるが、振止固定金具が無い。振止部20cには、バスダクト30の厚さ方向端面で振止片22cに当接しない面側である第2補強片332の外面に平板の押さえ板24cが設けられ、前記押さえ板24cと振止片22cとに挿通された長ボルト25c及びナットを緊締し、第2補強片332を振止片22cと押さえ板24cとで挟持固定することにより、バスダクト30の厚さ方向への移動が規制される。この場合に長ボルト25cをバスダクト30の第1補強片331の外面とスペーサ32の外面とに接するように設けることにより、バスダクト30の幅方向への移動も規制され、全体的にバスダクト30の水平方向への移動が規制される。本例の振止部20cにより、上記実施例の振止部20、20a、20bに比して、振れの規制をより強固且つ確実に行うことができる。尚、前記変形例の他の構成は第1実施例と同様であり、1cは支持部、10cは支持装置、2cは第1基台、3cは第2基台である。
また、上記実施例では、支持部のバネ部材をバスダクト毎に4つ設ける構成について説明したが、バスダクトの容量や種類等に応じて2つ或いは6つ以上としてもよい。バネ部材を2つにして振止部の振止基部と第2基台との固定箇所が一箇所になる場合には、バネ部材のボルト以外のボルトとナットを用い、そのボルト及びナットで第2基台と振止基部を直接固定する等適宜である。
また、上記第2実施例では、図9に示すように、バスダクト30の幅方向の両側に振止固定金具23a或いは振止部20aをそれぞれ設けて、バスダクト30の振れ止めを行う例を示したが、バスダクト30の幅方向の片側のみに振止固定金具23a或いは振止部20aを設けて、少なくとも一方のみで振れ止めする構成とすることが可能であり、かかる構成で部品点数を減らしてコストダウンを図ることができると共に、例えば支持部や振止部の設置作業時にバスダクトの正面のみ設置作業を行って振れ止めすればよく、手の届きにくい裏面に設置する必要が無くす等により、作業性を向上できる。同様に第1実施例の場合にも、片側のみに振止固定金具23或いは振止部20を設けて同様の有利性が得られる。
また、本発明のバスダクト支持方式には支持部をバスダクト長さ方向にずらして設ける構成が全て含まれるので、第1実施例及び第2実施例の振止部を設けない構成も含まれ、振止部を設けない構成とすることにより、より製造コスト及び施工コストを削減することができる。また、例えば図13に示す第3実施例のバスダクト支持方式のように、支持部1d或いは支持装置10dを各階の床面41及び天井面42に設け、支持部1d或いは支持装置10dをバスダクト30の長さ方向にずらす構成としてもよい。前記支持部1d或いは支持装置10dは基本的に第1実施例に於ける支持部1或いは支持装置10と同一構成であるが、床面41に設置されている支持部1dには振止部が設けられておらず、又天井面42に設置されている支持部10dには第1基台2d、第2基台3dが無く、代わりに天井面42に固設された箱体4dの底面或いは支持体に支持部1d或いは支持装置10dが固定されている。前記箱体4d或いは支持体による固定で天井面42の支持部1d或いは支持装置10dを容易に設置することができる。
また、上記実施例では、床貫通孔の防火処理の関係上等により第1及び第2基台を設ける構成で説明したが、防火処理方法によっては基台を用いない構成とすることも可能で、例えば直接床面にバネ部材を固定する構成とすることができ、又振止部を有する構成であれば、更にバネ部材と一体で或いは別体で振止部を直接的若しくは間接的に床面に対して固定する構成とすることができ、或いは逆に第3以上の基台を設ける構成とすることも可能であり、適宜の支持部の設置構成を採用できる。また、垂直並設された3系統以上の複数系統のバスダクトを第1実施例のバスダクト支持方式で支持する場合に、例えば図14に示すように、一つの長さが長い第1基台2eを各階に使用する構成とする等、適宜の構成を採用できる。尚、1eは支持部、10eは支持装置、20eは振止部である。
また、上記実施例は1階毎に支持部を設ける構成について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、例えば2階以上毎に支持部を設ける構成、或いはランダムに支持部を設ける構成、又は2系統のバスダクトの容量若しくは重量が異なれば、一方の小容量若しくは小重量であるバスダクトを2階毎に支持部で支持し、他方の大容量若しくは大重量であるバスダクトを前記一方のバスダクトが支持部で支持されていない階で支持部で支持する構成にしてもよく、少なくとも隣り合うバスダクト相互の支持部が長手方向にずれていれば全て本発明に含まれる。これにより、従来のバスダクト支持方式に比べ、支持部の数量を半分以下にすることが可能になり、製造コストや調達コスト、或いは施工コストをより低減することができる。
次に、本発明の第4実施例について、主に第1実施例及び第2実施例と異なる箇所を中心に説明する。図15及び図16は第4実施例のバスダクト支持方式に関し、図15は垂直方向に並設された3系統のバスダクトを第4実施例のバスダクト支持方式で支持した状態を示す正面図、図16は図15の下階の支持部の一部横断平面図である。尚、本実施例では、防火処理の図を省略していると共に、3系統布設されるバスダクトを支持する場合について説明しているが、本発明には2系統、或いは4系統以上布設されるバスダクトを支持する場合も含まれる。
本実施例のバスダクト支持方式では、左右両側のバスダクト30・30の外側間より長い第1基台2f及び第2基台3fが設けられ、第1基台2f及び第2基台3fは第1実施例の第1基台2及び第2基台3の配設状態と同様に配設されている。そして、第2実施例の支持部1aと同一構成である第一支持部5を、第1基台2f上にボルト及びナット等を緊締することにより固定し、第1実施例の支持部1と類似構成である第二支持部6を、第2基台3f上にボルト及びナット等を緊締することにより固定し、バスダクト30の幅方向両側にそれぞれ第一支持部5を設けて、中央若しくは左右両側のバスダクト30を支持すると共に、バスダクト30の厚さ方向両側にそれぞれ第二支持部6を設けて、左右両側若しくは中央のバスダクト30で第一支持部5で支持されていないバスダクト30を支持する。即ち、同一階或いは略同一高さに於いて、隣り合うバスダクト30・30相互はそれぞれを支持する支持部が異なっており、2種類の支持部である第一支持部5と第二支持部6が交互に設けられている。50は第一支持装置、60は第2支持装置であり、それぞれ対向して設けられ、第一支持部5、第二支持部6を構成している。
尚、第二支持部6と第1実施例の支持部1との相違点は、第二支持部6は支持片622の幅を隣り合うバスダクト30を支持する第一支持部5の固定金具524・524相互間に配設可能な大きさに形成し、これに対応してバネ部材61・61の配設間隔を狭くした点にあり、かかる構成によってバスダクト30・30の布設間隔をより狭くすることが可能になっており、他の構成は支持部1と同様である。又、本実施例も上記第1実施例から第3実施例と同様に、床面などに直接支持部を固定する構成、或いは第1基台のみを設ける構成、或いは第3基台以上設ける構成等の適宜の変更が可能である。
更に、本実施例では図15の下階で、中央のバスダクト30を第一支持部5で支持して、その両サイドのバスダクト30をそれぞれ第二支持部6で支持すると共に、前記下階の一つ上階では、中央のバスダクト30を第二支持部6で支持して、その両サイドのバスダクト30をそれぞれ第一支持部5で支持し、同一のバスダクト30を階毎に第一支持部5と第二支持部6とで交互に支持する構成、或いは下階の第一支持部5若しくは第二支持部6又は第一支持部5及び第二支持部6の千鳥配置を下階の一つ上階の千鳥配置と異ならせて支持する構成とし、バスダクト30に対する支持力、保持力を前後左右でバランスが取れたものとし、安定したバスダクト30の支持が可能な構成である。尚、下階の第一支持部5と第二支持部6の千鳥配置をその一つ上階の千鳥配置と同一とすることも可能であり、又2階毎に第一支持部5と第二支持部6の配置を変更する等適宜の構成が可能であり、又上記実施例の支持部若しくは振止部又は支持部及び振止部も前記と同様の千鳥配置をすることが可能である。
前記構成により、隣り合うバスダクト30・30相互間において、支持部のバネ部材51、61や、固定部材52、62や、その支持片522、622等同士が干渉することが無くなり、第1実施例及び第2実施例と同様に、バスダクト30・30相互の並設間隔を省スペース化することができると共に、布設されるバスダクト30の支持部、或いは第一支持部5と第二支持部6の設置作業を行うのに十分な空間を確保することができる。十分な設置作業スペースが確保されることで必要な設置労力も低減できる。
また、第4実施例の支持部は、第一支持部5と第二支持部6の支持力を異ならせる等適宜であり、例えば図17に示すように、第一支持部5をバスダクト30の正面視前面のみに第一支持装置50を設ける等適宜であり、部品点数を減らすことが可能となると共に、例えば裏面など手が届きにくい場所への設置を行う必要が無くなり、施工労力を低減することが可能となる。尚、当然に、第一支持部5の第一支持装置50をバスダクト30の幅方向両側にそれぞれ設けて支持し、第二支持部6の第2支持装置60をバスダクト30の厚さ方向片側のみに設けて支持する構成としてもよい。又、他の実施例でも同様に、各支持部を構成する支持装置の個数や配設状態は適宜とすることが可能であり、例えば単一の支持装置で支持部を構成することができる。
更に、例えば図18も示すように、第一支持部5をバスダクト30の幅方向片側に第一支持装置50を設けるものとし、第一支持装置50の支持片522を支持するバネ部材51或いはそのバネ材を1つとする構成、又、第一支持部5をバスダクト30の幅方向両側にそれぞれ第一支持装置50・50を設けるものとし、各第一支持装置50の支持片522を支持するバネ部材51或いはそのバネ材を1つとし、前後の第一支持装置50・50の合計2つのバネ部材51・51若しくはそれらのバネ材で支持する構成にする等適宜であり、例えば多少の支持をすれば良い場合、或いはバスダクトの容量や重量の違いや、種類の違い等に容易に対応することができ、如何なる施工現場にも対応することが可能である。尚、第二支持部6の第二支持装置60の支持片622を支持するバネ部材61若しくはそのバネ材を1つずつのみにする構成、或いは第一支持部5の第一支持装置50のバネ部材51若しくはそのバネ材と、第二支持部6の第二支持装置60のバネ部材61若しくはそのバネ材との対応を、「3つずつと1つずつ」若しくは「一つずつと3つずつ」など適宜の構成にすることが可能である。また、別例として、バネ定数の異なるバネ材を第一支持部5の第一支持装置50と第二支持部6の第二支持装置60に使用する等適宜である。
尚、本発明に於けるバスダクト支持装置は、例えば第1実施例乃至第3実施例の支持部若しくは支持装置と振止部を一体に有する装置を含み、上記実施例のバスダクト30を支持する支持部の配置以外等、その配置如何に関わらず、支持部と振止部を一体で有し、一のバスダクトを支持部で支持し、一のバスダクトと隣り合う他のバスダクトを振止部で振れを規制する装置を含む。
本発明は、高層ビル等の構造物で電気幹線路を構成するバスダクトの支持に利用することができる。
1…支持部 2…第1基台 3…第2基台 10…支持装置 11…バネ部材 111…バネ材 12…固定部材 121…基部 122…支持片 124…固定金具 20…振止部 21…振止基部 22…振止片 23…振止固定金具 30…バスダクト 41…床面 42…天井面 5…第一支持部 6…第二支持部
Claims (10)
- 構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、
前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、
一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記複数系統のバスダクトの長手方向にずらして設け、
前記一のバスダクトの略水平方向の振れを規制する一の振止部を、前記他の支持部と略同じ高さで前記構造物に対して固定状態に設けると共に、
前記他のバスダクトの略水平方向の振れを規制する他の振止部を、前記一の支持部と略同じ高さで前記構造物に対して固定状態に設けることを特徴とするバスダクト支持方式。 - 構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、
前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、
一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記複数系統のバスダクトの長手方向にずらして設け、
前記一のバスダクトの略水平方向の振れを規制する一の振止部と、前記他のバスダクトの略水平方向の振れを規制する他の振止部とを設け、
前記一の支持部及び前記他の支持部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの厚さ方向側に配置すると共に、前記一の振止部及び前記他の振止部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの幅方向側に配置する、
若しくは前記一の支持部及び前記他の支持部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの幅方向側に配置すると共に、前記一の振止部及び前記他の振止部をそれぞれ前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの厚さ方向側に配置することを特徴とするバスダクト支持方式。 - 前記一の振止部及び前記他の振止部を、前記複数系統のバスダクトの幅方向の両端側の一方、若しくは前記複数系統のバスダクトの厚さ方向の両端側の一方に配置することを特徴とする請求項2記載のバスダクト支持方式。
- 前記一の振止部及び前記他の振止部は、前記構造物に対して固定状態となる振止基部と、前記振止基部から上方に屈曲して延設される振止片とを有し、
前記振止基部を、床面に対して固定される基台に固定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバスダクト支持方式。 - 前記一の振止部を、前記一のバスダクトに対して略水平方向に係止し、
前記他の振止部を、前記他のバスダクトに対して略水平方向に係止することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のバスダクト支持方式。 - 前記一の振止部及び前記他の振止部は、前記構造物に対して固定状態となる振止基部と、前記振止基部から上方に屈曲して延設される振止片と、前記振止片に固定される振止固定金具とを有し、
前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの補強片を、前記振止片と前記振止固定金具とで係止することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のバスダクト支持方式。 - 構造物の複数階に貫通して略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、
前記構造物に対して固設される複数の支持部により前記複数系統のバスダクトを支持し、
一のバスダクトを支持する一の支持部と前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを支持する他の支持部とを前記一のバスダクト及び前記他のバスダクトの長手方向にずらして設け、
第一の階の天井に固設される前記一の支持部により前記一のバスダクトを支持すると共に、前記第一の階の一つ上の第二の階の床に固設される前記他の支持部により前記他のバスダクトを支持することを特徴とするバスダクト支持方式。 - 構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、
前記バスダクトを幅方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して固定される第一支持部と、
前記バスダクトを厚さ方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して固定される第二支持部とを具え、
略同一高さの支持箇所に於いて、一のバスダクトを前記第一支持部で支持すると共に、前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを前記第二支持部で支持し、
前記略同一高さの一つ上若しくは一つ下の支持箇所に於いて、前記一のバスダクトを前記第二支持部で支持すると共に、前記他のバスダクトを前記第一支持部で支持することを特徴とするバスダクト支持方式。 - 構造物の略垂直方向に並設される複数系統のバスダクトを支持する方式であって、
前記バスダクトの幅方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第一支持部と、
前記バスダクトの厚さ方向側に位置し、前記バスダクトを支持するように前記構造物に対して配設される第二支持部とを具え、
略同一高さに於いて、一のバスダクトを前記第一支持部で支持すると共に、前記一のバスダクトの隣の他のバスダクトを前記第二支持部で支持し、
前記第一支持部と前記第二支持部との支持力を異なる設定にすることを特徴とするバスダクト支持方式。 - 前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部の一方を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部を支持する、
若しくは、前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部の一方を支持する、
若しくは、前記第一支持部が前記バスダクトの幅方向側の両端部を支持すると共に、前記第二支持部が前記バスダクトの厚さ方向側の両端部を支持することを特徴とする請求項8又は9記載のバスダクト支持方式。
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