JP2009044886A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】周方向に隣り合う分割ステータコア間で生じる漏れ磁束の低減が図られた回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機10は、回転軸20と、回転軸20に固設されたロータ30と、 ロータ30の周囲を取り囲むように環状に形成されたステータ50とを備え、ステータ50は、複数の分割ステータコア51とコイル53とを含み、分割ステータコア51は、コイル53が巻回されたステータティース55と、間隔を隔てて形成されたステータティース54とステータティース56とを含み、ステータティース55におけるステータ50の周方向の幅は、第2およびステータティース56におけるステータ50の周方向の幅よりも小さくされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関し、特に、ステータが複数の分割ステータコアを備えた回転電機に関する。
従来から、高トルク化が図られた回転電機が各種提案されている。たとえば、特開2005−143237号公報に記載された三相同期モータにおいて、固定子は、ティース部が内周部に設けられたステータと、この各ティース部の上下端面部に固着される第1曲げコアと、各ティース部の周方向両側面及び各第1曲げコアの内側面に巻装される各固定子コイルとを備えている。さらに、回転子は、ロータティース部が外周部に設けられたロータと、その回転中心に設けられた回転軸と、各ロータティース部の上下端面部に固着される第2曲げコアとを備えている。
この三相同期モータにおいては、固定子コイルが順番に通電されて、各ティース部とロータティース部とが対向した場合には、対向配置される各第1曲げコアと第2曲げコアとによって磁気閉回路が形成される。このように、特開2005−143237号公報に記載された三相同期モータにおいては、磁路長を短くすることで、低鉄損化が図られている。
また、特開昭60−144122号公報に記載された回転電機において、ステータは、一側面の2箇所に切欠き凹部を有し、E型に形成されたコア板を積層することで構成されたステータコアを複数備えている。そして、ステータは、2つの切欠き凹部によって規定されたステータコアの中央突出部と、この中央突出部に巻回されたコイルを備えている。この回転電機においては、E型に形成された一種類のコア板を積層することで構成することができ、製造コストの低減が図られている。
そして、特開2005−160203号公報にも、ステータの側断面形状がE型とされたモータが提案されている。このモータにおいては、ステータに形成された突極およびロータに形成された突極との少なくとも一部がロータの回転軸と非平行になるよう形成されている。これにより、ロータの突極とステータの突極とが対向する際に相対する面積が大きくなり、ロータのトルクが大きくなるようになっている。
さらに、特開平2−237451号公報においても、固定子が、U字型コアを2つ連結した状態とされたステータコアにおいて、回転電機が記載されている。
特開2005−143237号公報 特開昭60−144122号公報 特開2005−160203号公報 特開平2−237451号公報
しかし、特開2005−143237号公報に記載された三相同期モータにおいては、ステータの周方向に隣り合うティース間の距離が狭いため、ティース間で漏れ磁束が発生する。このため、この回転電機においては、高トルク化が非常に困難なものとなっていた。
さらに、特開昭60−144122号公報および特開2005−160203号公報も記載された回転電機やモータにおいても、隣り合う中央突出部同士またはステータ突極同士が近接しているため、各中央突出部間またはステータ突極間同士で漏れ磁束が発生し易くなっている。また、特開平2−237451号公報に記載された回転電機においても、同様に、周方向に隣り合うU字型コア間で磁束が漏れ易くなっている。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、周方向に隣り合う分割ステータコア間で生じる漏れ磁束の低減が図られた回転電機を提供することである。
本発明に係る回転電機は、回転可能に支持された回転軸と、回転軸に固設されたロータと、ロータの周囲を取り囲むように環状に形成されたステータとを備える。そして、上記ステータは、間隔を空けて環状配置された複数の分割ステータコアと、該分割ステータコアに巻回されたコイルとを含み、分割ステータコアは、ステータの径方向内方に向けて突出し、コイルが巻回された第1ステータティースと、該第1ステータティースに対してステータの中心軸方向に間隔を隔てて形成され、径方向内方に突出する第2ステータティースと、第1ステータティースに対して第2ステータティースと反対側に間隔を隔てて形成され、径方向内方に向けて突出する第3ステータティースとを含む。さらに、上記第1ステータティースにおけるステータの周方向の幅は、第2および第3ステータティースのうち、第1ステータティースに対して、中心軸方向に対応する部分におけるステータの周方向の幅よりも小さくされる。好ましくは、上記第1ステータティースにおけるステータの中心軸方向の高さは、第1ステータティースの幅よりも長く形成する。好ましくは、上記第1ステータティースの端面の面積は、第2ステータティースの端面と第3ステータティースの端面の合計面積よりも大きくする。好ましくは、上記第1ステータティースにおけるステータの中心軸方向の高さは、第2および第3ステータティースにおけるステータの中心軸方向の高さよりも高くする。好ましくは、上記ロータは、回転軸の周面に間隔を隔てて環状に複数配置されたロータコアを含み、ロータコアは、該ロータコアの外周面からロータの径方向外方に向けて突出する第1ロータティースと、第1ロータティースに対して、ロータの軸方向に間隔を隔てて形成され、ロータコアの外周面からロータの径方向外方に向けて突出する第2ロータティースと、第1ロータティースに対して、第2ロータティースと反対側に間隔を隔てて形成され、ロータコアの外周面からロータの径方向外方に向けて突出する第3ロータティースとを含む。そして、上記第1ロータティースにおけるロータの周方向の幅は、第2および第3ロータティースのうち、第1ロータティースに対してロータの軸方向に対応する部分に位置する部分におけるロータの周方向の幅よりも小さくする。
本発明に係る回転電機によれば、周方向に隣り合う分割ステータコア間で漏れ磁束が生じることを抑制することができる。
本実施の形成に係る回転電機について、図1から図6を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る回転電機10の側断面図であり、図2は、図1のII−II線における断面図である。この図1および図2に示すように、本実施の形態に係る回転電機10は、回転可能に設けられた回転軸20と、この回転軸20の周面に固設されたロータ30と、このロータ30の周囲を取り囲むように、環状に形成されたステータ50とを備えている。
そして、ステータ50は、ステータ50の周方向に間隔を隔てて複数配置された分割ステータコア51と、この各分割ステータコア51に巻回されたコイル53と、ステータ50の中心軸方向の両端面に設けられたステータエンドプレート52とを備えている。
各分割ステータコア51は、分割ステータコア51の径方向内方側に位置する内周面からステータ50の径方向内方に向けて突出し、ステータ50の中心軸方向に間隔を隔てて形成されたステータティース54,55,56を備え、コイル53は、ステータティース(第1ステータティース)55に巻回されている。
ステータティース55は、分割ステータコア51の内周面の中心軸方向中央部に形成され、ステータティース(第2ステータティース)54は、ステータティース55に対してステータ50の中心軸方向に間隔をあけて形成され、分割ステータコア51の上端部側に形成されている。
さらに、ステータティース(第3ステータティース)56は、ステータティース55に対して、ステータティース54と反対側に間隔をあけて形成され、分割ステータコア51の下端部側に形成されている。そして、コイル53は、ステータティース55の周面に巻回されており、本実施の形態においては、コイル53は、U相コイル、V相コイル、W相コイルを有する。
各ステータティース54,55,56の径方向内方側に位置する端面S4,S5,S6は、ステータ50の中心軸方向に配列しており、各端面S4,S5,S6は、略同一面(同一円弧湾曲面または同一平面)上に配列している。
図2に示すように、各分割ステータコア51間には、隙間が形成されており、周方向に隣り合う分割ステータコア51間で磁束回路が形成されることが抑制されている。なお、たとえば、分割ステータコア51間の隙間の大きさは、ロータ30とステータ50との間のエアギャップ(隙間)よりも広く設定されている。そして、図1に示すステータエンドプレート52が、周方向に配列する各分割ステータコア51を固定している。なお、ステータエンドプレート52は、樹脂等の絶縁材料によって形成されており、磁束がステータエンドプレート52内を流れ難くなっており、磁束がステータエンドプレート52を介して、隣り合う分割ステータコア51間を流れることが抑制されている。
なお、本実施の形態においては、ステータエンドプレート52によって、各分割ステータコア51を固定しているが、固定方法としてはこれに限られない。たとえば、各分割ステータコア51の外周面に配設された環状の固定部材によって、各分割ステータコア51を固定するようにしてもよい。
ロータ30は、回転軸20の周面に間隔を隔てて配置された複数のロータコア31と、ロータ30の軸方向の両端面に設けられたロータエンドプレート32とを備えている。
そして、各ロータコア31は、ロータエンドプレート32によって固定されており、各ロータコア31間の隙間が確保されている。ロータエンドプレート32も、ステータエンドプレート52と同様に絶縁材料によって構成されており、ロータエンドプレート32とロータコア31との間で磁束が流れることが抑制されている。
各ロータコア31は、ロータ30の径方向外方側の外周面に形成され、ロータ30の径方向外方に向けて突出するロータティース34,35,36を備えている。
ロータティース(第1ロータティース)35は、ロータコア31の外周面のうち、ロータ30の軸方向中央部に形成されている。そして、ロータティース(第2ロータティース)34は、このロータティース35に対して、ロータ30の軸方向に間隔をあけて形成されており、ロータコア31の上端部側に形成されている。
さらに、ロータティース(第3ロータティース)36は、ロータティース35に対してロータティース34と反対側に間隔をあけて形成されており、各ロータコア31の下端部側に形成されている。
ここで、各ロータティース34,35,36の径方向外方側の端面は、ロータ30の軸方向に配列しており、各端面は、略同一面(同一円弧湾曲面または同一平面)上に配列している。
図3は、図1のIII−III線における断面図であり、図4は、図1のIV−IV線における断面図である。
これら、図1から図4に示すように、分割ステータコア51のステータティース54に対してステータ50の径方向内方側には、ロータコア31のロータティース34が位置している。また、ステータティース55に対してステータ50の径方向内方側には、ロータティース35が位置している。さらに、ステータティース56に対して径方向内方側には、ロータティース36が位置している。
そして、図2から図4に示すように、位置によっては、ステータティース54とロータティース34とが対向し、ステータティース55とロータティース35とが対向し、ステータティース56とロータティース36とが対向する分割ステータコア51およびロータコア31がある。なお、この場合においても、各ステータティース54,55,56と、各ロータティース34,35,36との間には、隙間(エアギャップ)があり、互いに離間している。
図5は、各ステータティース54,55,56と、各ロータティース34,35,36とが対向している状態における分割ステータコア51およびロータコア31の斜視図を示す。この図5において,図1に示すコイル53に電力が供給されることで、分割ステータコア51とロータコア31との間に磁束回路が形成される。
この図5に示す例においては、ステータティース55の径方向内方に位置する端面S5から、ロータティース35の径方向外方に位置する端面に向けて磁束が流れる。
そして、ロータティース35内に入り込んだ磁束は、径方向内方に向けて流れ、その後、ロータコア31の両軸方向に向けて流れる。
この際、ロータ30の周方向に隣接するロータコア31同士間には、隙間が形成されており、隣接するロータコア31間で磁束が流れることが抑制されている。
そして、各ロータティース34およびロータティース36の径方向外方に位置する端面から、エアギャップを介して、各ステータティース54およびステータティース56の径方向内方に位置する端面S4および端面S6から分割ステータコア51内に入り込む。
さらに、ステータ50の周方向に隣接する分割ステータコア51間には隙間が形成されているので、隣接する分割ステータコア51間で磁束が漏れることが抑制されている。このように、1つの分割ステータコア51と、この分割ステータコア51に対して、ステータ50の径方向内方側に対向する1つのロータコア31との間で、磁束回路が形成され、他のロータコア31や分割ステータコア51に磁束が漏れることが抑制されている。
なお、分割ステータコア51の表面のうち、ステータ50の周方向に配列する側面は、隣り合う分割ステータコア51の側面と対向するように配置されているが、各側面同士は、平坦面とされており、互いに近接するように突出する部分がなく、分割ステータコア51の側面間で磁束が流れ難くなっている。
このように、本実施の形態に係る回転電機10においては、磁束がロータ30およびステータ50の周方向に流れないようになっている。その一方で、従来の回転電機においては、1つのコイルによって生じた磁束は、エアギャップを介してステータ側からロータ側に流れ、ロータ内を周方向に流れ、その後、エアギャップを介してステータに戻り、さらに、ステータ内を周方向に流れ、再度元の位置に戻るような経路をたどる。
このように、従来の回転電機のように磁束が流れる過程においては、ロータからステータに戻る際に、負トルクが生じやすく、回転電機の高トルク化が図り難くなっているが、本実施の形態に係る回転電機10においては、磁束は、ステータ50およびロータ30の径方向および軸方向に流れ、磁束が流れる過程において、負トルクが生じ難くなっている。さらに、本実施の形態に係る回転電機10において、磁束は、複数のロータコア31および分割ステータコア51に亘って、周方向に流れ難くなっており、ロータ30およびステータ50の径方向および中心軸方向に流れ、磁束回路の経路長が短く抑えられている。これにより、磁気抵抗の低減を図ることができ、多くの磁束を通すことができ、回転電機10の高トルク化を図ることができる。
さらに、各分割ステータコア51、各ロータコア31は、たとえば、圧粉磁心によって形成され、磁気抵抗の低減が図られている。なお、分割ステータコア51およびロータコア31は、いずれも、複数の電磁鋼板を積層して構成してもよく、この場合には、各ロータ30およびステータ50の周方向に複数の電磁鋼板を積層するように構成する。このように電磁鋼板を積層することで、ロータコア31および分割ステータコア51の径方向および軸方向または中心軸方向の磁気抵抗が高くなることを抑制することができ、本実施の形態に係る回転電機10における磁気回路の磁気抵抗が高くなることを抑制することができる。
そして、回転電機10において、上記のような磁束回路が形成されると、この形成された磁束回路の経路長が短くなるように、ロータ30が回転する。そして、励磁するコイルが順次移ることで、順次ロータ30が引きつけられ、ロータ30が回転する。
そして、コイル53が巻回されたステータティース55内を通る磁束量は、ステータティース54内またはステータティース56内を通る磁束量よりも多く、端面S5における磁束密度は、端面S4および端面S6における磁束密度よりも高くなっている。
図6は、上記のように構成された分割ステータコア51の斜視図である。この図6に示すように、ステータティース55におけるステータ50の周方向の幅t3は、ステータティース54およびステータティース56のうち、当該ステータティース55に対して、ステータ50の中心軸方向に対応する部分におけるステータ50の周方向の幅t1および幅t5よりも大きくなっている。
このため、ステータ50の周方向に隣り合う分割ステータコア51同士において、ステータティース55同士間の距離は、ステータティース54同士間の距離およびステータティース56同士間の距離よりも大きくなっている。このため、ステータ50の周方向に隣り合うステータティース55間で、磁束が漏れることを抑制することができ、回転電機10の高トルク化を図ることができる。なお、この図6に示す例においては、ステータティース55の端面S5と、ステータティース54およびステータティース56の端面S4および端面S6の周方向の幅を比較している。
ステータティース54の端面S4およびステータティース56の端面S5における磁束密度は、ステータティース55の端面S5における磁束密度よりも小さいので、周方向に隣り合うステータティース54同士およびステータティース56同士間で磁束は漏れ難くなっている。なお、ステータティース54およびステータティース56は、互いにステータティース55を中心として対称的に形成されており、いずれか一方の磁束密度が高くなる等の磁束密度の偏りが生じることが抑制されている。
ステータティース55の端面S5において、ステータ50の中心軸方向の高さt4は、周方向の幅t3よりも長く形成されており、端面S5の面積は確保されている。これにより、磁束密度が高くなりすぎず、磁束が飽和することが抑制されている。端面S5の面積は、端面S4の面積および端面S6の面積の合計よりも広く形成されており、端面S5にて磁束が飽和することが抑制されている。
なお、ステータティース54,56の端面S4,S5において、ステータ50の周方向の幅t1,t5は、高さt2,t6よりも長く形成されている。これにより、端面S4,S5の面積が確保され、端面S4,S5において磁束密度が高くなることが抑制されている。そして、ステータティース54の端面S4の高さt2は、ステータティース55の端面S5の高さt4よりも低く、回転電機10の軸方向の長さを低減することができ、回転電機10のコンパクト化を図ることができる。
図5に示すように、ロータティース35において、ロータ30の周方向の幅は、ロータティース34およびロータティース36のうち、当該ロータティース35に対してロータ30の軸方向に対応する部分におけるロータ30の周方向の幅よりも小さくされている。これにより、周方向に隣り合うロータティース35同士間で磁束が漏れることが抑制されている。さらに、ロータティース35におけるロータ30の軸方向の高さは、ロータティース35におけるロータ30の周方向の幅よりも大きく形成されている。これにより、ロータティース35内における磁束の流通面積を確保することができ、ロータティース35内で磁束が飽和することを抑制することができる。さらに、ロータティース35の径方向外方側に位置する端面に面積は、ロータコア31の径方向外方側の端面の面積とロータティース36の径方向外方側の端面の面積の合計よりも大きくなっている。このため、このロータコア31において、磁束が飽和するなどの弊害を抑制することができる。
さらに、ステータティース54の端面とロータティース34の端面とは、略同一形、同一面積とされており、また、ステータティース55の端面とロータティース35の端面とも互いに略同一面積および同一形状とされている。そして、ステータティース56の端面とロータティース36の端面も、互いに略同一形状および同一面積とされている。
このため、ロータコア31においても、磁束密度が過剰に高い部分が生じたり、磁束が飽和する部分が生じたりすることを抑制することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、回転電機に関し、特に複数の分割ステータコアを備えた回転電機に好適である。
本発明の実施の形態に係る回転電機の側断面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図1のIII−III線における断面図である。 図1のIV−IV線における断面図である。 各ステータティース、各ロータティースとが対向している状態における分割ステータコアおよびロータコアの斜視図である。 分割ステータコアの斜視図である。
符号の説明
10 回転電機、20 回転軸、30 ロータ、31 ロータコア、32 ロータエンドプレート、34,35,36 ロータティース、50 ステータ、51 ステータコア、52 ステータエンドプレート、53 コイル、54,55,56 ステータティース、t1,t3,t5 幅、t2,t4,t6 高さ、S4,S5,S6 端面。

Claims (5)

  1. 回転可能に支持された回転軸と、
    前記回転軸に固設されたロータと、
    前記ロータの周囲を取り囲むように環状に形成されたステータとを備え、
    前記ステータは、間隔を空けて環状配置された複数の分割ステータコアと、該分割ステータコアに巻回されたコイルとを含み、
    前記分割ステータコアは、前記ステータの径方向内方に向けて突出し、前記コイルが巻回された第1ステータティースと、該第1ステータティースに対して前記ステータの中心軸方向に間隔を隔てて形成され、径方向内方に突出する第2ステータティースと、前記第1ステータティースに対して前記第2ステータティースと反対側に間隔を隔てて形成され、前記径方向内方に向けて突出する第3ステータティースとを含み、
    前記第1ステータティースにおける前記ステータの周方向の幅は、前記第2および第3ステータティースのうち、前記第1ステータティースに対して、前記中心軸方向に対応する部分における前記ステータの周方向の幅よりも小さい、回転電機。
  2. 前記第1ステータティースにおける前記ステータの中心軸方向の高さは、前記第1ステータティースの前記幅よりも長く形成された、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1ステータティースの端面の面積は、前記第2ステータティースの端面と前記第3ステータティースの端面の合計面積よりも大きくされた、請求項1または請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第1ステータティースにおける前記ステータの中心軸方向の高さは、前記第2および前記第3ステータティースにおける前記ステータの中心軸方向の高さよりも高い、請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転電機。
  5. 前記ロータは、前記回転軸の周面に間隔を隔てて環状に複数配置されたロータコアを含み、
    前記ロータコアは、該ロータコアの外周面から前記ロータの径方向外方に向けて突出する第1ロータティースと、
    前記第1ロータティースに対して、前記ロータの軸方向に間隔を隔てて形成され、前記ロータコアの外周面から前記ロータの径方向外方に向けて突出する第2ロータティースと、
    前記第1ロータティースに対して、前記第2ロータティースと反対側に間隔を隔てて形成され、前記ロータコアの外周面から前記ロータの径方向外方に向けて突出する第3ロータティースとを含み、
    前記第1ロータティースにおける前記ロータの周方向の幅は、前記第2および前記第3ロータティースのうち、前記第1ロータティースに対して前記ロータの軸方向に対応する部分に位置する部分における前記ロータの周方向の幅よりも小さい、請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電機。
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