JP2009043959A - チップ型金属板抵抗器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は実装不良の低減が図れるチップ型金属板抵抗器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明のチップ型金属板抵抗器は、金属板で構成された抵抗体11と、この抵抗体11の両端部に設けられた一対の電極12と、前記抵抗体11の少なくとも上面に設けられた保護膜13とを備え、前記一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としたものであり、実装不良の低減が図れる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のチップ型金属板抵抗器は、金属板で構成された抵抗体11と、この抵抗体11の両端部に設けられた一対の電極12と、前記抵抗体11の少なくとも上面に設けられた保護膜13とを備え、前記一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としたものであり、実装不良の低減が図れる。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種電子機器の電流値検出等に使用されるチップ型金属板抵抗器に関するものである。
従来のこの種のチップ型金属板抵抗器は、図4に示すように、金属板で構成された抵抗体(図示せず)と、この抵抗体の両端部に設けられた一対の電極1と、前記抵抗体(図示せず)の上面に形成された保護膜2とを備えた構成としていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
国際公開第99/18584号パンフレット
上記した従来のチップ型金属板抵抗器においては、一対の電極1の互いに対向しない外側部分1aの形状を上面視にて直線形状にしているため、実装不良が生じる可能性があるという課題を有していた。
すなわち、チップ型金属板抵抗器をはんだによって実装基板に実装した場合、この実装状態において熱衝撃が生じたときには、チップ型金属板抵抗器と実装基板の熱膨張率の違いにより、チップ型金属板抵抗器と実装基板を接続する当該はんだに応力が集中することになるが、この場合、上記した従来のチップ型金属板抵抗器においては、電極1の外側部分1aの形状を直線形状にしているため、その応力は一定の方向(長手方向)にのみ印加されることになり、これにより、はんだに印加される応力も大きくなるため、特に6.4mm×3.2mm等の比較的大きなサイズのチップ型金属板抵抗器の場合にはんだクラックが生じてしまうからである。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、実装不良の低減が図れるチップ型金属板抵抗器を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、金属板で構成された抵抗体と、この抵抗体の両端部に設けられた一対の電極と、前記抵抗体の少なくとも上面に設けられた保護膜とを備え、前記一対の電極の互いに対向しない外側部分の形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としたもので、この構成によれば、チップ型金属板抵抗器と実装基板を接続するはんだに生じる応力を電極の曲線部分で分散させることができるため、はんだに印加される応力を小さくでき、これにより、はんだにクラックが生じる可能性を減らすことができるため、実装不良の低減が図れるという作用効果が得られるものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、一対の電極の互いに対向しない外側部分の形状を側面視にて外方に突出する曲線形状としたもので、この構成によれば、はんだと電極との接触面積を大きくすることができるため、チップ型金属板抵抗器と実装基板との接合強度を強くすることができるという作用効果が得られるものである。
以上のように本発明のチップ型金属板抵抗器は、一対の電極の互いに対向しない外側部分の形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としているため、チップ型金属板抵抗器と実装基板を接続するはんだに生じる応力を電極の曲線部分で分散させることができ、これにより、はんだに印加される応力を小さくでき、この結果、はんだにクラックが生じる可能性を減らすことができるため、実装不良の低減が図れるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態におけるチップ型金属板抵抗器について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるチップ型金属板抵抗器の上面図、図2は同チップ型金属板抵抗器を実装基板に実装した状態を示す断面図である。
本発明の一実施の形態におけるチップ型金属板抵抗器は、図1、図2に示すように、金属板で構成された抵抗体11と、この抵抗体11の両端部に設けられた一対の電極12と、前記抵抗体11の少なくとも上面に設けられた保護膜13とを備えており、そして前記一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としている。
上記構成において、前記抵抗体11は、銅ニッケル、ニクロム、マンガニン等からなるCuまたはNiを主成分とする金属板で構成され、その長さは0.4〜15mm、幅は0.15〜10mm、厚みは50〜1000μmとなっている。また、この抵抗体11の下面および上面の一対の電極12が形成されていない箇所と、抵抗体11の側面にはエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の絶縁材からなる保護膜13が形成され、さらに、抵抗体11には抵抗値調整用の切欠き(図示せず)が形成されているものである。
また、前記一対の電極12は、抵抗体11とは別体のCuからなる金属で構成されており、そしてまた、この一対の電極12は断面コ字状に構成されているもので、このコ字状の電極12の凹部に抵抗体11の両端部を嵌め込むように設けられている。なお、前記一対の電極12の表面には必要に応じてSnめっきが施されるものである。
さらに、本発明の一実施の形態においては、図1に示すように、一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視にて外方(チップ型金属板抵抗器の中心部から遠ざかる方向)に突出する曲線形状としているもので、すなわち、この外側部分12aの形状は円形状または楕円形状の一部分となっており、逆方向(内側)に突出する箇所は無いようになっているものである。また、一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状は、図2に示すように側面視にて外方に突出する曲線形状となっている。
上記のように構成されたチップ型金属板抵抗器は、はんだ14によって実装基板15に実装される。また、このはんだ14は、一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの側面に付着することにより、チップ型金属板抵抗器と実装基板15とを接合する。
次に、本発明の一実施の形態におけるチップ型金属板抵抗器の製造方法について説明する。
まず、ニクロム、銅ニッケル、マンガニン等からなる金属板に切断加工等を施すことにより、板状の抵抗体11を形成するとともに、この抵抗体11とは別体のCuからなる金属に打ち抜き加工、プレス加工等を施すことにより、断面コ字状で、かつ上面視にて外方に突出する曲線形状を有する一対の電極12を形成する。
次に、図2に示すように、抵抗体11の両端部をコ字状の電極12の凹部に嵌め込む。
次に、抵抗値調整のためにレーザで抵抗体11に切欠き(図示せず)を形成する。
そして最後に、抵抗体11の下面および上面における電極12が形成されていない箇所と抵抗体11の側面に保護膜13を形成する。
上記した本発明の一実施の形態におけるチップ型金属板抵抗器においては、一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としているため、チップ型金属板抵抗器と実装基板15を接続するはんだ14に生じる応力を電極12の曲線部分で分散させることができ、これにより、はんだ14に印加される応力を小さくできる。この結果、はんだ14にクラックが生じる可能性を減らすことができるため、特に6.4mm×3.2mm等の比較的大きなサイズのチップ型金属板抵抗器であっても、実装不良の低減が図れるという効果が得られるものである。
すなわち、チップ型金属板抵抗器の電極12が及ぼす応力の方向は、電極12の外側部分12aの接線と垂直になるため、図3に示すように、この応力は分散される。さらに、短手方向の応力16は互いに打ち消しあうため、この方向の応力はゼロになる。
また、一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状を上面視、側面視にて外方に突出する曲線形状としているため、はんだ14と電極12との接触面積を大きくすることができ、これにより、チップ型金属板抵抗器と実装基板15との接合強度を強くすることができる。
なお、上記本発明の一実施の形態においては、抵抗体11の両端部をコ字状の電極12の凹部を嵌め込むものについて説明したが、平板状の電極12をU字状に折り曲げて、このU字状の電極12で抵抗体11の両端部を包み込むように構成したものであってもよく、また、抵抗体11の両端部の下面のみに一対の電極12を設けたものであってもよいものである。
そしてまた、図1における一対の電極12の互いに対向しない外側部分12aの形状ではなく、互いに対向する内側部分12bの形状を上面視にて内方(チップ型金属板抵抗器の中心部に向かう方向)に突出する曲線形状としてもよく、この場合、はんだ14がこの内側部分12bに付着することにより実装される場合は、上記した本発明の一実施の形態と同様の理由により実装不良の低減が図れるものである。
本発明に係るチップ型金属板抵抗器は、実装不良の低減が図れるという効果を有するものであり、特に各種電子機器の電流値検出等に使用されるチップ型金属板抵抗器等に適用することにより有用となるものである。
11 抵抗体
12 一対の電極
12a 一対の電極の互いに対向しない外側部分
13 保護膜
12 一対の電極
12a 一対の電極の互いに対向しない外側部分
13 保護膜
Claims (2)
- 金属板で構成された抵抗体と、この抵抗体の両端部に設けられた一対の電極と、前記抵抗体の少なくとも上面に設けられた保護膜とを備え、前記一対の電極の互いに対向しない外側部分の形状を上面視にて外方に突出する曲線形状としたチップ型金属板抵抗器。
- 一対の電極の互いに対向しない外側部分の形状を側面視にて外方に突出する曲線形状とした請求項1記載のチップ型金属板抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007207588A JP2009043959A (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | チップ型金属板抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007207588A JP2009043959A (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | チップ型金属板抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009043959A true JP2009043959A (ja) | 2009-02-26 |
Family
ID=40444372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007207588A Pending JP2009043959A (ja) | 2007-08-09 | 2007-08-09 | チップ型金属板抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009043959A (ja) |
-
2007
- 2007-08-09 JP JP2007207588A patent/JP2009043959A/ja active Pending
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