JP2009043456A - 導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 - Google Patents
導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009043456A JP2009043456A JP2007204682A JP2007204682A JP2009043456A JP 2009043456 A JP2009043456 A JP 2009043456A JP 2007204682 A JP2007204682 A JP 2007204682A JP 2007204682 A JP2007204682 A JP 2007204682A JP 2009043456 A JP2009043456 A JP 2009043456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- tab
- groove
- conductive material
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性金属板より夫々別体で形成されたバスバーとタブとを固定して、バスバーからタブが突出した状態で一体化された導電材の製造方法であって、前記バスバーには表面から板厚方向にV溝を切り込み、該V溝の下端とバスバーの裏面との間に薄肉部を残す一方、前記タブの長さ方向の一端側に接続端子部を設けていると共に、他端側はバスバー接合部とし、先端にV形状に突出端部を設け、該突出端部の角度αは前記V溝の角度βよりも小とし、前記タブのバスバー接合部の突出端部をバスバーのV溝に圧入し、該圧入力でV溝の下端の前記薄肉部を切断してバスバーの下面よりV形状の突出端部を突出させると共に、前記切断された薄肉部の端面および該切断端面と連続するV溝の両側面を前記タブの外周面に圧接固定している。
【選択図】図4
Description
さらに、同一回路パターンであってもタブの突出位置が相違する等、回路設計の変更する毎にバスバー打抜用の金型を新規に設けなければならず、金型費が高騰する等の問題がある。
特開2001−359221号(特許文献1)等で提供されている。
前記特許文献1のバスバー回路体は、図6に示すように、絶縁基板1にインサート成形したバスバー2にタブ取付穴1aを設けておき、該タブ取付穴1aにタブ3の取付部3aを圧入し、取付部3aの先端の二股に分かれた加締め加工部3bで加締め止めし、該加締め加工部3bに必要に応じてハンダ付け4をして、バスバー2へのタブ3の取り付け強度を高めている。
前記バスバーには表面から板厚方向にV溝を切り込み、該V溝の下端とバスバーの裏面との間に薄肉部を残す一方、
前記タブは断面長方形状で、長さ方向の一端側に接続端子部を設けていると共に、他端側はバスバー接合部とし、先端にV形状に突出端部を設け、該突出端部の角度αは前記V溝の角度βよりも小とし、
前記タブのバスバー接合部の突出端部をバスバーのV溝に圧入し、該圧入力でV溝の下端の前記薄肉部を切断してバスバーの下面よりV形状の突出端部を突出させると共に、前記切断された薄肉部の端面および該切断端面と連続するV溝の両側面を前記タブの外周面に圧接固定していることを特徴とする導電材の製造方法を提供している。
よって、従来のタブとバスバーとの接合工程で必要とされた加締め工程を不要としながら、タブの外周面にバスバーの塑性変形部分を圧接固定しているため、接続信頼性の高い接合を得ることができる。
前記タブの突出端部の角度αは45〜90度が好ましく、バスバーの板厚とV溝の幅で決定されるバスバーのV溝の角度βは、50〜165度が好ましい。
タブの突出端部の傾斜面と連続するバスバー接合部の幅は、0.64〜5.6mmが好ましく、該幅に対向するバスバーのV溝の開口側の幅と同じかそれ以上としている。タブのバスバー接合部の幅をバスバーのV溝の開口側の幅以上とすることで、V溝にタブの突出端部が圧入され、タブをバスバーに強固に固定することができる。
前記導電材は、前記に記載の製造方法で製造されている導電性金属板より夫々別体で形成されたバスバーとタブとが一体化された導電材であり、
前記バスバーの下面より突出した前記タブのV形状の突出端部が、該バスバーを載置する絶縁板に設けた位置決めV溝に嵌合されていることを特徴とする導電材を収容した自動車用電気接続箱を提供している。
また、バスバーと別体とすることで、バスバーの任意の位置にV溝を形成しておくだけでタブを立設することができる。よって、タブの位置が変更となってもバスバー打抜用の金型を新規に起工する必要はなく、コストをかけることなく設計変更が容易となる。かつ、タブ自体も他のバスバーに汎用することができる。
さらに、自動車用の電気接続箱では、バスバーから突設して外部回路の端子と接続するタブや、電気接続箱の内部で中継端子と接続するタブが多数であるため、該タブを汎用できることにより、電気接続箱を安価に製造することができる。
図1乃至図4に本発明の第1実施形態を示す。
図4(B)に示すように、タブ13の突出端部13eの先端P2をバスバー11のV溝11aの下端点P1に一致させ、この状態で、タブ13を一気に押し込み、突出端部13eの先端P2の圧入力でバスバー11のV溝11aの下端点P1からバスバー下面11fに向けて切断し、バスバー11のV溝11aにタブ13の突出端部13eを圧入していく。其の際、V溝の下部の肉厚は0.1mmであるため、大きな押し込み力を要しない。
さらに、カシメや半田接続等が不要で、タブをバスバーに押し込み操作するだけで接合できるため、接合作業が簡単となり、この点でも製造コストを削減できる。
さらに、タブ13のバスバー接合部13bの幅d2をタブ13の突出端部13eを挿入するバスバー11のV溝11aの開口側の幅d1と同じとすることで、V溝11aにタブ13の突出端部13eが圧入され、タブ13をバスバー11に強固に固定することができる。
前記バスバー11と接合した固定したタブ13は、バスバー11のV溝11aから突出したV形状の突出端部13eを下層の絶縁板12に予め形成した位置決めV溝12a内に嵌合して位置決めし、ケース20に設けたコネクタ収容部21の下部に配置している。
タブ13の上端の接続端子部13aをコネクタ収容部21内に突出させ、該コネクタ収容部21に嵌合する電線端末のコネクタC内の端子と接続している。
さらに、バスバーから突出するタブのV形状の突出端部を絶縁板に設けるV形状の溝に嵌合固定すると、バスバーと絶縁板とをかしめ固定する作業も無くすことが可能となる。
11 バスバー
11a V溝
11f 下面
12 絶縁板
12a 位置決めV溝
13 タブ
13a 接続端子部
13b バスバー接合部
13e 突出端部
α 突出端部の角度
β V溝の角度
S1 V溝の断面積
S2 突出端部の断面積
Claims (2)
- 導電性金属板より夫々別体で形成されたバスバーとタブとを固定して、バスバーからタブが突出した状態で一体化された導電材の製造方法であって、
前記バスバーには表面から板厚方向にV溝を切り込み、該V溝の下端とバスバーの裏面との間に薄肉部を残す一方、
前記タブは断面長方形状で、長さ方向の一端側に接続端子部を設けていると共に、他端側はバスバー接合部とし、先端にV形状に突出端部を設け、該突出端部の角度αは前記V溝の角度βよりも小とし、
前記タブのバスバー接合部の突出端部をバスバーのV溝に圧入し、該圧入力でV溝の下端の前記薄肉部を切断してバスバーの下面よりV形状の突出端部を突出させると共に、前記切断された薄肉部の端面および該切断端面と連続するV溝の両側面を前記タブの外周面に圧接固定していることを特徴とする導電材の製造方法。 - 自動車に搭載される電気接続箱の内部に絶縁板上に導電材が搭載されており、
前記導電材は、請求項1に記載の製造方法で製造されている導電性金属板より夫々別体で形成されたバスバーとタブとが一体化された導電材であり、
前記バスバーの下面より突出した前記タブのV形状の突出端部が、該バスバーを載置する絶縁板に設けた位置決めV溝に嵌合されていることを特徴とする導電材を収容した自動車用電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204682A JP4844496B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007204682A JP4844496B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009043456A true JP2009043456A (ja) | 2009-02-26 |
JP4844496B2 JP4844496B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=40444005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007204682A Expired - Fee Related JP4844496B2 (ja) | 2007-08-06 | 2007-08-06 | 導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4844496B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102389639B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2022-04-21 | 김명호 | 배터리 모듈용 버스바의 제조방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289071A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-19 | Yazaki Corp | タブ状端子およびブスバーの相互接続構造 |
JP2002281645A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-27 | Yazaki Corp | 電気接続箱およびその電気接続箱の製造方法 |
JP2005033882A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱の回路構造 |
-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007204682A patent/JP4844496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289071A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-19 | Yazaki Corp | タブ状端子およびブスバーの相互接続構造 |
JP2002281645A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-27 | Yazaki Corp | 電気接続箱およびその電気接続箱の製造方法 |
JP2005033882A (ja) * | 2003-07-09 | 2005-02-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱の回路構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4844496B2 (ja) | 2011-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7048594B2 (en) | Terminal | |
US7442097B2 (en) | Method for forming a terminal metal and terminal metal formed by the method | |
JP4440160B2 (ja) | コネクタ | |
US7316581B2 (en) | Terminal fitting and method of attaching the same | |
JP4592460B2 (ja) | 端子金具 | |
JP2006331682A (ja) | シールド処理方法、シールドタイプフラット回路体及びワイヤハーネス | |
JP2005353567A (ja) | プレスフィット端子およびそれを用いた回路基板モジュール | |
JP4805729B2 (ja) | 端子金具同士の固定方法及び端子金具 | |
JP2006236873A (ja) | 端子金具の製造方法及び該端子金具 | |
JP5146759B2 (ja) | 端子金具、端子金具付き電線、及び端子金具付き電線の製造方法 | |
JP4844496B2 (ja) | 導電材の製造方法および導電材を収容した自動車用電気接続箱 | |
JP4977768B2 (ja) | 複数種の端子金具の製造方法 | |
JP2003346939A (ja) | ソケット装置及び該ソケット装置のリード線接続方法 | |
JP4520921B2 (ja) | 端子金具の製造方法及び該端子金具 | |
JP5652539B2 (ja) | 圧着装置及び圧着方法 | |
TWI747897B (zh) | 馬達之定子組裝方法及馬達之定子構造 | |
WO2001029936A1 (fr) | Connecteur d'extremite et procede de fabrication d'un tel connecteur | |
JP2004236416A (ja) | 分岐接続箱 | |
JP2015035369A (ja) | 圧接コネクタ、電線付き圧接コネクタ、および、圧接コネクタと被覆電線との接続方法 | |
JP5138471B2 (ja) | 車両用電気部品 | |
JP4414845B2 (ja) | コネクタ | |
JP4146448B2 (ja) | コネクタ | |
JP2007115429A (ja) | 圧接端子 | |
JP2005174614A (ja) | プレスフィット端子とバスバーとの接続構造 | |
JP2001230014A (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110913 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110926 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |