JP4146448B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
図4は、従来の折り重ねコンタクトの第1の例を示す図である。(a)は、コンタクト素材である金属平板から平面展開形状でプレス打ち抜きされたものである。
これは折線Lに対して左右対称な形状をしており、折線Lで折り曲げて重ねると(b)のコンタクト16のようになる。左側の方は二股フォーク状になっており、この部分は嵌合口17に突出していることになる。
ここへ相手方コンタクト18が嵌合して両コンタクトが電気的に接触することになる。
保持ハウジング19のコンタクト挿入孔20にコンタクトが挿入されその後部が見えている状態である(以上、例えば特許文献1参照)。
(a)は、コンタクト素材である金属平板から平面展開形状でプレス打ち抜きされたものである。
(b)は側面図であり、左端を下へ折り曲げ折線Lで右の方へ折り重ねた図である。
折り曲げた部分がコンタクトの先端となる。このようなコンタクトを複数ハウジングにモールドインして用いられる(例えば、特許文献2参照)。
本発明コネクタの第1の構成は、コンタクトが、保持ハウジングのコンタクト挿入孔に圧入保持され、コンタクト挿入孔を貫通した一方部分が、相手方コネクタのコンタクトとの接触部となり、他方側に他回路との接続部を有するコネクタにおいて、コンタクトは、圧入保持される部分から相手方コンタクトとの接触部へかけては2つの独立した別体の導体が互いに圧入方向側面で密着し合った合わせ構造となっており、先端が揃った状態のとき両導体の後方で面一となる圧入力作用面を有し、いずれか一方の導体の、合わせ面とは反対側の背面には、圧入状態で挿入孔内壁から反力を受けるための突起を有し、ハウジングのコンタクト挿入孔へ突起部分が圧入された状態では突起部分は孔内壁にめり込み状になり孔内壁から受ける反力により、重ね合わせ導体を反対側の孔内壁に押し付け固定するようになっており、保持ハウジング後方ではいずれか一方の導体が延びて他回路との接続部を形成していることを特徴とするコネクタである。
第1に、コンタクトの圧入保持される部分から相手方コンタクトとの接触部へかけて2つの導体の合わせ構造となっているため単一導体の場合よりも強度が向上する。
第1の構成においては、コンタクトの寸法より接続部の寸法が小さいので、コンタクト部分を千鳥に配置して接続部を1列にして狭ピッチ化を図るのが最良の実施形態である。
(a)は、保持ハウジング1のコンタクト挿入孔2へ合わせコンタクト3を挿入した後方から見た平面図である。(b)は(a)を下方から見た一部断面側面図である。(c)は(b)をA−A断面で見た側面断面図である。(d)は(b)を下方から見た嵌合面図である。
合わせコンタクト3は、(b)に示す厚さ方向と(c)に示す幅方向を持つ板状の2枚重ねとなっており、(b)において左側導体の左側面に突起4を有している。
(b)においてコンタクト挿入孔2は、上方部分は、コンタクトの2枚重ねの厚さと突起4を含めた寸法を有する第1寸法部分5であり、下方部分は2枚重ねの厚さ寸法だけの第2寸法部分6となっている。
図1の例では、コンタクトの接続部7は2点鎖線で示された基板8上に整列配置された電極(図示せず)に半田付けされるようになっている。
また、合わせコンタクト3が重なり合っている部分は、保持ハウジング1に保持されている部分と相手方コンタクトと接触する部分だけであるので、図1の(b)において右側の導体の厚さを選択するのみで、相手方コンタクトと接触する部分の厚さ寸法を選択し得るので設計の自由度が広くなる。
(b)は、図1の(b)と同様の一部断面側面図である。(a)は、(b)の保持ハウジング1のB−B断面図であり、コンタクトについては、コンタクト3Aの左側面と、コンタクト3Bの圧入力作用面10Bが、コンタクト3Aの圧入力作用面10Aより僅か高く見えている状態である。
図2の状態は、合わせコンタクト3を構成するコンタクト3Aと3Bが、コンタクト3Bの先端がコンタクト3Aの先端よりも少し上った状態で重ね合わされてコンタクト挿入孔2に挿入されている。
このような状態で圧入治具で、まず、コンタクト3Bの圧入力作用面10Bを押圧するとコンタクト3Bは下方へ前進し、圧入力作用面10Bがコンタクト3Aの圧入力作用面10Aに達したときに、コンタクト下方の先端が揃うことになる。
このような仮挿入状態を設けることにより、先端の揃った合わせコンタクト3が装着されることになる。
(b)は、図2の(b)と同様の方向からの一部断面側面図であり、(a)は(b)の保持ハウジング1のC−C断面図であり、コンタクトについては、コンタクト11Aの左側面が見えており、コンタクト11Bは同一形状のものが丁度重なっていて(a)の図では見えない。
保持ハウジング1のコンタクト挿入孔2に第1寸法部5、第2寸法部6があること、コンタクト11Aの左側面に突起4があることおよびそれらの作用については実施例1の場合と同じである。
実施例1と異なる点は、コンタクト11Aと11Bが絶縁されているため別回路を構成しているという点である。
コンタクト11Aおよび11Bへの各接続部15へ至る途中では、接続部15のピッチが接続相手である基板8の電極ピッチに合うように、チューリップ状に開いて立ち上っている。
2 コンタクト挿入孔
3 合わせコンタクト
3A,3B コンタクト
4 突起
5 第1寸法部分
6 第2寸法部分
7 接続部
8 基板
9 延伸部
10A 圧入力作用面
10B 圧入力作用面
11 合わせコンタクト
11A コンタクト
11B コンタクト
12 絶縁材
13 相手方コネクタ
14 相手方コンタクト
15 接続部
16 コンタクト
17 嵌合口
18 相手方コンタクト
19 保持ハウジング
20 コンタクト挿入孔
Claims (2)
- コンタクトが、保持ハウジングのコンタクト挿入孔に圧入保持され、コンタクト挿入孔を貫通した一方部分が、相手方コネクタのコンタクトとの接触部となり、他方側に他回路との接続部を有するコネクタにおいて、コンタクトは、圧入保持される部分から相手方コンタクトとの接触部へかけては2つの独立した別体の導体が互いに圧入方向側面で密着し合った合わせ構造となっており、先端が揃った状態のとき両導体の後方で面一となる圧入力作用面を有し、いずれか一方の導体の、合わせ面とは反対側の背面には、圧入状態で挿入孔内壁から反力を受けるための突起を有し、ハウジングのコンタクト挿入孔へ突起部分が圧入された状態では突起部分は孔内壁にめり込み状になり孔内壁から受ける反力により、重ね合わせ導体を反対側の孔内壁に押し付け固定するようになっており、保持ハウジング後方ではいずれか一方の導体が延びて他回路との接続部を形成していることを特徴とするコネクタ。
- コンタクトが、保持ハウジングのコンタクト挿入孔に圧入保持され、コンタクト挿入孔を貫通した一方部分が、相手方コネクタのコンタクトとの接触部となり、他方側に他回路との接続部を有するコネクタにおいて、コンタクトは、圧入保持される部分から相手方コンタクトとの接触部へかけては2つの独立した別体の導体が互いに圧入方向側面で絶縁材を挟んで密着し合った合わせ構造となっており、先端が揃った状態のとき両導体の後方で面一となる圧入力作用面を有し、いずれか一方の導体の、合わせ面とは反対側の背面には、圧入状態で挿入孔内壁から反力を受けるための突起を有し、ハウジングのコンタクト挿入孔へ突起部分が圧入された状態では突起部分は孔内壁にめり込み状になり孔内壁から受ける反力により、重ね合わせ導体を反対側の孔内壁に押し付け固定するようになっており、保持ハウジング後方では両方の導体が延びて他回路との接続部を形成していることを特徴とするコネクタ。
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- 2005-04-01 JP JP2005105861A patent/JP4146448B2/ja not_active Expired - Fee Related
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