JP2009042381A - 電子楽器用鍵盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鍵の変形を抑制することができる電子楽器用鍵盤装置を提供する。
【解決手段】 電子楽器用鍵盤装置は、複数の鍵のそれぞれが鍵回動支点に回動自在に接続されてなる鍵盤装置であって、前記複数の鍵のそれぞれは、前記鍵の全体長の一部を構成する木製の鍵本体と、前記鍵本体の上面を覆うように接着され演奏面を提供する鍵上面部と、前記鍵の全体長の他の一部を構成し、先端部が前記鍵本体の後端部に接続され、後端部が前記鍵回動支点に回動自在に接続されて前記鍵本体を延長する延長用継ぎ手部とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子楽器用の鍵盤装置に関し、より詳しくは、木製鍵を有する電子楽器用鍵盤装置に関する。
従来、鍵盤楽器において、隣接する鍵が押下されると、鍵の側面が見えるが、その際、見た目の高級感を出すために、鍵本体を木材で形成することが行われている(例えば、特許文献1又は2参照)。このような場合、木材で形成される鍵本体の上面を覆うように、樹脂で形成される鍵上面部を接着して個々の鍵を形成している。
特開2003−271128号公報 特開2005−107493号公報
鍵本体を木材で形成しようとすると、電子楽器の置かれる環境の湿度等により、木材が膨張または緊縮して鍵が変形(ねじれや、反り等)することがある。これは、木材の性質によるものであるため、防止することが非常に難しい。
木材の変形が起こると、鍵先端部が他の鍵と揃わなくなり、見た目が非常に悪くなってしまう。また、同一角度のねじれや反りが生じた場合、鍵支点から鍵先端部までの長さが長くなればなるほど、鍵先端部において他の鍵との先端位置や角度の不一致が激しくなる。
本発明の目的は、鍵の変形を抑制することができる電子楽器用鍵盤装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、電子楽器用鍵盤装置は、複数の鍵(10)のそれぞれが鍵回動支点(104)に回動自在に接続されてなる鍵盤装置であって、前記複数の鍵(10)のそれぞれは、前記鍵(10)の全体長の一部を構成する木製の鍵本体(100)と、前記鍵本体(100)の上面を覆うように接着され演奏面(PP)を提供する鍵上面部(101)と、前記鍵(10)の全体長の他の一部を構成し、先端部(102f)が前記鍵本体(100)の後端部(100b)に接続され、後端部(102b)が前記鍵回動支点(104)に回動自在に接続されて前記鍵本体(100)を延長する延長用継ぎ手部(102)とを有する。
本発明によれば、鍵の変形を抑制することができる電子楽器用鍵盤装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。
電子楽器用鍵盤装置1は、複数(例えば、61鍵、76鍵又は88鍵等)の鍵10(複数の白鍵10w及び複数の黒鍵10bを含む)、フレーム11、及び各白鍵10及び各黒鍵20毎に設けられるスイッチ(押鍵検出手段)12、鍵ストッパ(上限位置ストッパ)13及び鍵復帰バネ14を含んで構成される。
本実施例による電子楽器用鍵盤装置1は、いわゆる長尺鍵盤であり、一般的にグランドピアノ等で用いられる鍵盤の寸法を模している。例えば、鍵スパン(鍵先端部〜鍵支点の距離)は、白鍵10wの場合は230〜500mm(好ましくは300mm)程度であり、黒鍵10bの場合は180〜450mm(好ましくは250mm)程度である。その際のストローク範囲は、白鍵10w及び黒鍵10bともに、鍵先端で計測して8〜12mm(好ましくは10mm)程度であり、角度基準に調合すると、白鍵の場合は、tan−1(8/500)〜tan−1(12/230)、好ましくはtan−1(10/300)程度であり、黒鍵10bの場合は、tan−1(8/450)〜tan−1(12/180)、好ましくはtan−1(10/250)程度である。このような長尺鍵盤を用いることにより、グランドピアノと同様のタッチ感を得ることができる。
各鍵10は、木材からなる鍵本体(木部)100と、金属または樹脂からなる延長用継ぎ手部材102、プラスティック等の樹脂からなる鍵上面部101で構成される。鍵本体100は、白鍵10wの場合、例えば、長さ150〜200mm程度、幅20〜25mm(好ましくは23mm)程度、高さ23〜28mm(好ましくは27mm)程度の木材で形成される。黒鍵10bの場合、例えば、長さ95〜145mm程度、幅9〜14mm(好ましくは13mm)程度、高さ35〜40mm(好ましくは39mm)程度の木材で形成される。
鍵本体100の演奏面PP及び先端部110(鍵10の長さ方向の演奏者側)表面に、鍵上面部101が接着される。なお、図に示すように鍵本体100の先端部分100fの垂直表面部111の全部又は一部も鍵上面部101で覆うようにしてもよい。また、本実施例では、鍵先端部とは、鍵上面部101の垂直表面部111から突出した先端部110を指すが、先端部110と垂直表面部111をあわせて鍵先端部としてもよい。また、なお、先端部110は、突出せずに鍵上面部101と鍵先端の垂直表面111との角部であってもよい。
また、本明細書で、「演奏面」とは、演奏者が鍵10を押下するために提供される操作面であり、鍵10がその先端部110からコンソールパネルCP(例えば、図4参照)に隠れる手前までの長さ150mm程度(白鍵10wの場合。)の平面であり、黒鍵10bの場合は、95mm程度の部分であり、平面及び白鍵10wの平面から突出した側面を含む部分である。なお、単に「演奏面」とした場合は、白鍵10wの演奏面PPを指す。
鍵本体100は、その後端部(支点側)において延長用継ぎ手部材102の先端部102fと留め具103により接合されており、延長用継ぎ手部材102の後端部102bは、鍵回動支点104と上下方向に回動自在に接続されている。延長用継ぎ手部材102の中間部102bは、その長さにより鍵10の全体長を延長する。鍵回動支点104は、フレーム11上に設けられている。
また、鍵10には、延長用継ぎ手部材102の接合部106と鍵上面部101との間の鍵本体100の露出部107において、上限位置ストッパ13が設けられている。上限位置ストッパ13は、鍵10の演奏面PPが規定の高さ以上にならないようにするものである。鍵10の下面において上限位置ストッパ13には、鍵復帰バネ14が設けられており、演奏者が押鍵後、離鍵した時に鍵10の演奏面PPは規定の高さに復帰する。また、フレーム11には、スイッチ12が設けられ、鍵10が押下されると、スイッチ12がONとなり、キーオン信号を発生させる。なお、スイッチ12に2メイク式のスイッチを用いることにより、押鍵・離鍵の検出のみならずベロシティ等を検出し出力するようにすることもできる。
本実施例では、鍵本体100に比して肉薄の延長用継ぎ手部材102を鍵本体100の後端上面(接合部106)で接合しているため、木材のみで鍵10の全体長を形成した場合に比べて、少なくとも延長用継ぎ手部材102で延長した部分に当該部分の長さ分の鍵本体100の体積と同等程度の空間(部品収容部)105を設けることができる。本実施例に電子楽器用鍵盤装置1を電子楽器等に適用する場合には、この空間105に各種電子部品等を収容することができるため、本実施例の構成により、電子楽器等におけるスペースファクタの向上を図ることができる。
以上のように、本発明の第1の実施例では、鍵10の鍵本体100及び延長用継ぎ手部材102をあわせた鍵先端部から鍵回動支点104までの全体長(鍵スパン)は、例えば、300mm程度であるので、鍵本体100の長さを180mm程度とすることで、歪みや反りの発生する可能性がある木製部分を少なくとも全体長の3分の2以下に抑えることができる。このように木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。
図2は、本発明の第2の実施例による電子楽器用鍵盤装置2の断面図である。上述の第1の実施例と同様の部材には、同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。以下、第1の実施例との違いを中心に説明する。
第1の実施例との違いは、鍵上面部201と延長用継ぎ手部材202に位置決め機構206を設けて、延長用継ぎ手部材202と鍵上面部201を直接接続することにより鍵先端位置の位置決めを行うようにしたことである。鍵上面部201の後端部を第1の実施例による鍵上面部101(図1)に比して、鍵回動支点104側に延伸し、該延伸部分201eに上方に突き出るように二つの突起201pを形成する。また、延長用継ぎ手部材202の先端部を演奏者側に延伸して延伸部202eを設け、そこに突起201pに対応するように位置決め孔202hを形成する。突起201pを位置決め孔202hに挿入することにより、鍵10の先端部110の位置決めを行う。
なお、鍵上面部201を延伸することに伴い、上限位置ストッパ13は、鍵上面部201の延伸部201eを介して、鍵本体100に設置される。
鍵先端は鍵上面部201によって一体に形成されており、鍵先端(先端部110)の位置は、延長用継ぎ手部材202を介して、鍵回動支点104で決まるため、この第2の実施例のように、延長用継ぎ手部材202と鍵上面部201を直接接続することにより、すなわち、鍵本体100を介さず上記2つの部材を接続することにより、鍵先端位置からの累積誤差が最小となる。鍵上面部201を木製鍵本体100に付着した状態で、木部ではなく鍵上面部201の突起201pと位置決め孔202hとで位置決めできる。この場合、木部の孔(接合部106にある留め具103用の孔)は、留め具103より少し大きめの孔にしておくので、鍵上面部201と延長用継ぎ手部材202との連結精度は、突起201pと位置決め孔202hの位置に依存する。この部分は樹脂で形成されるので精度があがる。つまり、木材加工という誤差の大きいものを介していないので鍵先端位置からの累積誤差が小さくなっている。また、延長用継ぎ手部材202と鍵上面部201を木製鍵本体100を介さずに接続することにより、木部の変形が起こった場合にも、鍵先端位置の狂いを最小限に抑えられる。したがって、鍵先端揃いの精度を確保することができる。また、第1の実施例同様、木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。
図3は、本発明の第3の実施例による電子楽器用鍵盤装置3の断面図である。上述の第1及び第2の実施例と同様の部材には、同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。以下、第1の実施例との違いを中心に説明する。
第1の実施例との違いは、鍵上面部301を鍵回動支点104まで延伸して、延長用継ぎ手部材と鍵上面部を一体的にプラスティック等の樹脂で形成したことである。鍵上面部301は、演奏面PPでは、例えば、1mm程度の薄い部材であるので、延長用継ぎ手部材として用いられる部分(鍵本体100の接合部から鍵回動支点104までの区間)は、鍵盤10の強度を考慮して、例えば、15mm〜30mm程度の厚さになっている。
なお、第2の実施例と同様に、鍵上面部301を延伸することに伴い、上限位置ストッパ13は、鍵上面部301を介して、鍵本体100に設置される。
このように、第3の実施例では、鍵10の先端部分において全体長に対して2分の1から3分の2程度の長さの区間に木材を用いて鍵本体100を形成し、演奏面PPを提供する鍵上面部301が、鍵本体100より長く後端部へ延伸されて鍵回動支点104に直接か移動可能に接続される。鍵先端は鍵上面部301によって一体に形成されて、直接鍵回動支点に接続されており、鍵先端の位置は、鍵回動支点104で決まるため、この第3の実施例のように、延長用継ぎ手部材と鍵上面部を精度の高い樹脂により一体形成することにより、鍵先端位置の累積誤差が最小となる。つまり、木材加工という誤差の大きいものを介していないので鍵先端位置からの累積誤差が小さくなっている。また、延長用継ぎ手部材と鍵上面部を鍵上面部301によって一体に形成することにより、木部の変形が起こった場合にも、鍵先端位置の狂いを最小限に抑えられる。したがって、鍵先端揃いのさらなる精度を確保することができる。また、第1の実施例同様、木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。
図4は、本発明の第4の実施例による電子楽器用鍵盤装置4の断面図である。上述の第1〜3の実施例と同様の部材には、同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。以下、第1の実施例との違いを中心に説明する。
第1の実施例との違いは、延長用継ぎ手部材402が、演奏面PPと平行な白鍵上面基準線(図中点線SLで示す)から下方(フレーム11側)に向かって傾斜していることである。このように延長用継ぎ手部材402を傾斜させることにより、延長用継ぎ手部材402の上面と白鍵上面基準線SLとの間に空間(部品収容部)405を設けることができる。電子楽器用鍵盤装置4を電子楽器等に適用する場合には、延長用継ぎ手部材402の上方には、コンソールパネルCPが位置することとなり、そのための部品(スイッチ基板等)Ptを収容することができる。すなわち、空間(部品収容部)405を設けたため、空間(部品収容部)405が無い場合に比べて、縦方向に寸法の大きい部品Ptを設置することもできる。電子楽器等におけるスペースファクタの向上を図ることができる。また、第1の実施例同様、木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。
図5は、本発明の第5の実施例による電子楽器用鍵盤装置5の断面図である。上述の第1〜4の実施例と同様の部材には、同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。以下、第1の実施例との違いを中心に説明する。
第1の実施例との違いは、板金製の延長用継ぎ手部材502を用いている点である。板金製の延長用継ぎ手部材502は、鍵10の長さ方向の側面に対して平行且つ白鍵10wの演奏面PPに対して垂直な面PBを含むリブ形状を有している。演奏時に鍵10に加わる力は鉛直方向(鍵10の押鍵離鍵方向)であり、鉛直方向に対する剛性は、鍵10の長さ方向の側面に対して平行且つ白鍵10wの演奏面PPに対して垂直な面PBを含むリブ形状により稼ぐことができる。演奏者が鍵10を押鍵した時に、鍵10の各構成部品にかかる押鍵方向の力(鉛直方向の力)は、演奏点(押鍵地点)からの距離が遠くなればなるほど小さくなるので、演奏点から最も遠くにある鍵回動支点(鍵支点)104及びその近傍に加わる力は比較的弱くなり、鍵回動支点104上部及びその近傍での剛性確保の必要性は少ない。したがって、本実施例では、図に示すように、鍵回動支点104の手前でリブ形状を終了させて、鍵回動支点104上部及びその近傍に空間505を確保している。
このように、必要なところにだけ最小限に効率的に剛性を確保すると共に、鍵盤装置5を電子楽器等に適用した場合に、電子部品等を実装可能な空間505を確保することができる。また、第1の実施例同様、木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。
なお、板金製の延長用継ぎ手部材502のリブ形状は、図7(A)〜(D)に示すように鍵10の長さ方向の側面に対して平行且つ白鍵10wの演奏面PPに対して垂直な面PBを含むリブ形状であれば、必要な剛性を稼ぐことができる。
また、本実施例では、第1の実施例〜第4の実施例で用いた上限位置ストッパ13及び鍵復帰バネ14からなる鍵駆動部の代わりに、ストッパ53及び図示しない鍵復帰バネを用いている。ストッパ53は、鍵本体100の下面に設置され、上限位置ストッパ13と同等の機能を果たす。このように、鍵本体100の下面に設置されるストッパ53を用いることにより、第1の実施例のような上限位置ストッパ13を設置するスペースを演奏面PPより後端部よりに設けなくてもよいので、第1〜第3の実施例に比べて、鍵本体100の長さを短くすることができ、木製部分が鍵全体長に対して占める割合がさらに小さくなり、鍵本体100が変形した場合の、鍵10の変形をさらに抑制することができる。
なお、第1〜第4の実施例において、第5の実施例と同様の鍵駆動部を用いることもできる。また、逆に、第5の実施例において、第1〜第4の実施例と同様の鍵駆動部を用いることもできる。
図6は、本発明の第6の実施例による電子楽器用鍵盤装置6の断面図である。上述の第1〜5の実施例と同様の部材には、同じ参照番号を付すことによりその説明を省略する。以下、第1〜第5の実施例との違いを中心に説明する。
第6の実施例では、第1の実施例と異なり、板金製の延長用継ぎ手部材602を用いており、板金製の延長用継ぎ手部材602は、第5の実施例と同様に、鍵10の長さ方向の側面に対して平行且つ白鍵10wの演奏面PPに対して垂直な面PBを含むリブ形状(図7)を有している。
第5の実施例との違いは、延長用継ぎ手部材602が、演奏面PPと平行な白鍵上面基準線(図中点線SLで示す)に対して、下方(フレーム11側)に傾斜していることである。このように延長用継ぎ手部材602を傾斜させることにより、延長用継ぎ手部材602の上面と白鍵上面基準線SLとの間に空間(部品収容部)605を設けることができる。電子楽器用鍵盤装置6を電子楽器等に適用する場合には、延長用継ぎ手部材602の上方には、コンソールパネルCP(図4参照)が位置することとなり、そのための部品(スイッチ基板等)Pt(図4参照)を収容することができる。第4の実施例と同様に、空間(部品収容部)605を設けたため、空間(部品収容部)605が無い場合に比べて、縦方向に寸法の大きい部品Ptを設置することもできる。
また、第6の実施例では、第2の実施例と同様に、鍵上面部601と延長用継ぎ手部材602に位置決め突起601p及び位置決め孔602hからなる位置決め機構606を設けて、延長用継ぎ手部材602と鍵上面部601を直接接続することにより鍵先端位置の位置決めを行うようにしている。
なお、第6の実施例では、鍵駆動部として、質量体駆動部621、質量体回動軸622及び質量体623を用いている。質量体駆動部621は、鍵本体100内に取り付けられ、鍵10が押鍵されると下方向に移動する。質量体駆動部621の下方向への移動に伴い、質量体回動軸622を回動支点として、質量体623が上方に移動する。その後、離鍵されると、質量体623の重みにより、質量体623は、下方に移動し、それに伴い質量体駆動部621が上方に移動することにより、鍵10の演奏面PPが押鍵前の基準線に復帰する。
なお、第1〜第5の実施例において、第6の実施例と同様の鍵駆動部を用いることもできる。また、逆に、第6の実施例において、第1〜第4の実施例又は第5の実施例と同様の鍵駆動部を用いることもできる。
以上の構成により、第6の実施例では、電子楽器等におけるスペースファクタの向上を図ることができる。また、第1の実施例同様、木製部分を鍵全体長の一部分とすることにより、鍵本体100が変形した場合にも、全体長の全てを木製とした場合に比べて、鍵10の変形を抑制することができる。また、延長用継ぎ手部材602と鍵上面部601を直接接続することにより、すなわち、鍵本体100を介さず上記2つの部材を接続することにより、鍵先端位置の累積誤差が最小となる。したがって、鍵先端揃いの精度を確保することができる。
なお、本発明の各実施例における鍵駆動部の構成としては、上述の各実施例において説明したもののほか、例えば、特開2003−271128号公報の図1及びその説明に示されるような鍵駆動部を用いてもよい。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の第1の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第2の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第3の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第4の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第5の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第6の実施例による電子楽器用鍵盤装置1の断面図である。 本発明の第5又は第6の実施例によるリブ形状を表す継ぎ手部材の断面図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6…電子楽器用鍵盤装置、10…鍵、11…フレーム、12…スイッチ(押鍵検出手段)、13、53…上限位置ストッパ、14…鍵復帰バネ、100…鍵本体(木部)、100f…鍵本体先端部、100b…鍵本体後端部、101、201、301、601…鍵上面部、201e、202e…延伸部、102、202、402、502、602…延長用継ぎ手部材(延長用継ぎ手部)、102f…延長用継ぎ手部先端部、102m…延長用継ぎ手部中間部、102b…延長用継ぎ手部後端部、103…留め具、104…鍵回動支点、105、405、505、605…空間(部品収容部)、206、606…位置決め機構、621…質量体駆動部、622…質量体回動軸、623…質量体、CP…コンソールパネル、PP…演奏面

Claims (6)

  1. 複数の鍵のそれぞれが鍵回動支点に回動自在に接続されてなる鍵盤装置であって、前記複数の鍵のそれぞれは、
    前記鍵の全体長の一部を構成する木製の鍵本体と、
    前記鍵本体の上面を覆うように接着され演奏面を提供する鍵上面部と、
    前記鍵の全体長の他の一部を構成し、先端部が前記鍵本体の後端部に接続され、後端部が前記鍵回動支点に回動自在に接続されて前記鍵本体を延長する延長用継ぎ手部と
    を有する電子楽器用鍵盤装置。
  2. 前記鍵は、白鍵及び黒鍵を含み、
    前記白鍵の全体長は、少なくとも230mm以上であり、
    前記黒鍵の全体長は、少なくとも180mm以上である請求項1記載の電子楽器用鍵盤装置。
  3. 前記複数の鍵のそれぞれは、さらに、前記鍵の先端部の位置を決定する位置決め部を有し、
    前記鍵上面部と前記延長用継ぎ手部とが前記位置決め部により直接接続される請求項1又は2記載の電子楽器用鍵盤装置。
  4. 前記延長用継ぎ手部が、前記鍵上面部の演奏面から下方に向かって傾斜している請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子楽器用鍵盤装置。
  5. 前記延長用継ぎ手部は、前記鍵の長さ方向の側面に平行な面を含むリブ形状を有し、
    前記リブ形状は、前記鍵回動支点近傍において終了し、該鍵回動支点部分及びの近傍には存在しない請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子楽器用鍵盤装置。
  6. 前記鍵上面部と前記延長用継ぎ手部とが一体に形成される請求項1又は2記載の電子楽器用鍵盤装置。
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