JP2009042012A - プローブカード - Google Patents

プローブカード Download PDF

Info

Publication number
JP2009042012A
JP2009042012A JP2007206061A JP2007206061A JP2009042012A JP 2009042012 A JP2009042012 A JP 2009042012A JP 2007206061 A JP2007206061 A JP 2007206061A JP 2007206061 A JP2007206061 A JP 2007206061A JP 2009042012 A JP2009042012 A JP 2009042012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
contact
substrate
point metal
low melting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007206061A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Hanesaka
雅敏 羽坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Electronic Materials Corp
Original Assignee
Japan Electronic Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Materials Corp filed Critical Japan Electronic Materials Corp
Priority to JP2007206061A priority Critical patent/JP2009042012A/ja
Publication of JP2009042012A publication Critical patent/JP2009042012A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】 コンタクトプローブのプローブ基板への取り付け又は取り外しを容易化したプローブカードを提供することを目的とする。
【解決手段】 プローブ基板11上に抵抗領域30が形成され、この抵抗領域30上には絶縁層31が形成され、この絶縁層31上にプローブ取付け用パッド32が形成されている。さらに、プローブ取付け用パッド32上には、抵抗領域30のジュール熱によって溶融する低融点金属層33が形成されており、コンタクトプローブ15は、この低融点金属層33によってプローブ取付け用パッド32上に固着されている。このため、抵抗領域31に対し外部から加熱用電流を供給すれば、低融点金属層33を溶融し、プローブ基板11に対するコンタクトプローブ15の取り付け又は取り外しを容易に行うことができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プローブカードに係り、さらに詳しくは、半導体ウエハ上のデバイスの電極パッドに接触させるコンタクトプローブをプローブ基板に取付ける構造の改良に関する。
半導体デバイスの電気的特性試験は、デバイスが分離される前の半導体ウエハの状態で、プローブ基板上に多数のコンタクトプローブが形成されたプローブカードを用いて行われる。プローブカードは、各コンタクトプローブを検査対象物上の電極パッドに接触させることによって、各電極パッドをテスター装置と呼ばれている外部の信号入出力装置と導通させるための装置である。
半導体装置は、微細加工技術の進展に伴って電極パッドの数が増大し、その配置も狭ピッチ化している。コンタクトプローブは、検査対象物の電極パッドと同じピッチでプローブカード上に配置されている必要があるため、プローブピンの配置も狭ピッチ化している。最近では、同一のプローブ基板上に千個を超えるコンタクトプローブが数十μm程度のピッチで配置されるようになってきた。このため、コンタクトプローブをプローブ基板に取り付ける際には、次の様な問題が生じていた。
コンタクトプローブは、半田などの低融点金属を用いて、プローブ基板上のプローブ取付け用パッドに取り付けられている。例えば、コンタクトプローブとプローブ取付け用パッドとの少なくとも一方の接合面に半田層が予め形成されており、両者の接合面を突合わせた状態で、レーザビームなどを使用して加熱し、この半田層を溶融させることによって、コンタクトプローブをプローブ基板上に固着させている。
しかしながら、最近のプローブカードは、コンタクトプローブが狭ピッチで配置されていることから、特定のコンタクトプローブのみを加熱することは難しく、目的とするコンタクトプローブの半田を加熱溶融しようとすれば、隣接する他のコンタクトプローブの半田層も一緒に加熱してしまうことになる。
このため、プローブカードの製造工程において、同一のプローブ基板上に多数のコンタクトプローブを順次に取り付けていく場合に、後から取り付けられるコンタクトプローブの熱によって、先に取り付けられたコンタクトプローブの取付位置がずれたり、脱落したりするという問題が生じる。また、特定のコンタクトプローブのみをプローブ基板から取り外す場合にも同様の問題が発生することから、不具合のあったプローブのみを取り外して正常なプローブと交換することができなかった。
さらに、コンタクトプローブの狭ピッチ化に伴って、電極パッドも狭ピッチ化されている。このため、コンタクトプローブの取り付けや、取り外しを行う際に、溶融させた低融点金属がプローブ基板上で広がって、互いに隣接する電極パッドを短絡させてしまうという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コンタクトプローブのプローブ基板への取り付け又は取り外しを容易化したプローブカードを提供することを目的とする。特に、プローブ基板上において局所的な加熱を容易に行うことができるプローブカードを提供することを目的とする。さらに、コンタクトプローブのプローブ基板への取り付け又は取り外し時に溶融させた低融点金属が隣接するコンタクトプローブを短絡させるのを抑制することを目的とする。
本発明によるプローブカードは、プローブ基板上に設けられたプローブ取付け用パッドに低融点金属によってコンタクトプローブが取付けられているプローブカードにおいて、上記プローブ基板に、上記プローブ取付け用パッドを加熱するための抵抗領域が設けられている。この様な構成により、抵抗領域に対し外部から電流を供給すれば、そのジュール熱によって低融点金属層を溶融し、プローブ基板に対するコンタクトプローブの取り付け又は取り外しを容易に行うことができる。
特に、上記プローブ取付け用パッドと上記抵抗領域との間に絶縁膜を形成し、両者を電気的に絶縁すれば、抵抗領域に供給された電流がコンタクトプローブへ流れるのを防止することができる。従って、抵抗領域で生成されるジュール熱を増大させ、上記低融点金属を効率的に溶融させることができる。
また、上記抵抗領域を上記プローブ取付け用パッドの下部に配置することにより、抵抗領域からプローブ取付け用パッドまでの熱抵抗を小さくして、上記低融点金属を効率的に溶融させることができる。
さらに、上記絶縁膜が、互いに隣接して配置された上記プローブ取付け用パッド間において最表層として形成されることにより、溶融した低融点金属によって隣接する電極パッドが短絡されにくくすることができる。
本発明によれば、コンタクトプローブのプローブ基板への取り付け又は取り外しを容易化したプローブカードを提供することができる。特に、プローブ基板上において局所的な加熱を容易に行うことができる。さらに、コンタクトプローブのプローブ基板への取り付け又は取り外し時に溶融させた低融点金属が隣接する電極パッドを短絡させるのを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態によるプローブカード100の一構成例を示した図であり、図中の(a)は検査対象物側から見た平面図であり、図中の(b)は側面図である。プローブカード100は、外部装置との接続を行うメイン基板10と、検査対象物との接触を行うプローブ基板11とによって構成され、メイン基板10にはテスター装置(図示せず)との間で電源および信号の入出力を行うための外部端子13が設けられている。そして、メイン基板10とプローブ基板11との間は連結部材12およびコネクタ14によって電気的接続が行われている。プローブ基板11には、シリコンなどの単結晶基板を用いることができ、この基板上に多数のコンタクトプローブ15が設けられている。
このコンタクトプローブ15の先端は、検査対象となる半導体デバイスの電極パッド(図示せず)に対応するように位置決めされており、電極パッドに対し、弾性的に当接させる探査針であり、プローブ基板11上には、多数のコンタクトプローブ15が整列配置されている。
図2は、図1のコンタクトプローブ15及びその周辺のプローブ基板11を拡大した図であり、検査対象物側から見た平面図である。また、図3は、コンタクトプローブ15及びプローブ基板11を図2のA−A切断線によって切断した場合の断面図である。
図2に示すように、コンタクトプローブ15は、薄板形状であって、その端面がプローブ基板11上のプローブ取付け用パッド32に固着されることによってプローブ基板11上に立設されており、プローブ取付け用パッド32を介して外部端子13に接続されている。また、図3に示すように、コンタクトプローブ15は、プローブ基板11に固着されるベース部21と、一端がベース部21に支持されているビーム部22と、ビーム部22の他端に形成されたコンタクト部23とによって構成され、ビーム部22の上記一端が固定端、上記他端が自由端となるカンチレバーとして機能する。
ベース部21は、2つの脚部21a及び21bを有し、これらの脚部21a及び21bの先端が、低融点金属層33によってプローブ基板11上のプローブ取付け用パッド32に固着されている。
ビーム部22は、プローブ基板11に概ね平行に延びる細長い形状からなり、その一端がベース部21に連結され、ベース部21よりもプローブ基板11から離れた位置において支持されている。ベース部21及びビーム部22には、弾性特性の良好な導電性金属材料、例えばニッケルコバルトNi−Co合金が用いられており、ベース部21及びビーム部22は一体的に成形することができる。また、ビーム部22に貫通孔22hを形成して肉抜きをすることによって所望の弾性特性を実現することができる。
コンタクト部23は、検査対象物の電極パッドに接触する部分で、ビーム部22の他端付近からプローブ基板11とは反対側に突出している。このコンタクト部23には、ベース部21及びビーム部22よりも耐摩耗特性の良好な導電性金属材料、例えばロジウムRhが用いられる。
一方、プローブ基板11上のプローブ取付け用パッド32の下には、絶縁膜31および抵抗領域30が形成されている。絶縁膜31には、加熱用電流供給のための開口部31a及び31bが形成され、抵抗領域30の一部を露出させている。
抵抗領域30は、プローブ基板11上に形成された抵抗層であり、コンタクトプローブ15やプローブ取付け用パッド32に比べて電気抵抗の大きな導電性材料、例えばタングステンWを用いて形成される。抵抗領域30上には、絶縁膜31が形成されているが、抵抗領域30の一部は、絶縁膜31の開口部31a及び31bを介して露出させている。このため、図示しない電源供給端子を抵抗領域30に接触させて外部から電流を供給すれば、開口部31a及び31b間の抵抗領域30を発熱させることができ、そのジュール熱が絶縁膜31及びプローブ取付け用パッド32を伝わって抵抗領域30上の低融点金属層33を溶融させることができる。従って、コンタクトプローブ15のプローブ基板11への取り付けや、取り外しを容易に行うことができる。
この抵抗領域30は、フォトリソグラフィ技術を用いて、コンタクトプローブ15と並行となるようにパターニングされている。各抵抗領域30は、コンタクトプローブ15に対応づけて形成されており、その幅がコンタクトプローブ15のピッチより短くなる細長い形状として形成されている。ここでは、プローブ基板11上で隣接して配置されているプローブ取付け用パッド32であって、異なるコンタクトプローブ15が取付けられる2つのプローブ取付け用パッド32について、その間隔の中点を跨がないように抵抗領域30が配置されている。つまり、抵抗領域30上の発熱する任意の点から、対応するコンタクトプローブ15のプローブ取付け用パッド32までの距離が、隣接するコンタクトプローブ15のプローブ取付け用パッド32までの距離よりも短くなるように配置されている。このため、隣接するコンタクトプローブ15を固着している低融点金属33を溶融させることなく、対応するコンタクトプローブ15を固着するための低融点金属33のみを溶融させることができる。
また、抵抗領域30は、コンタクトプローブ15の長手方向の長さよりも長く、コンタクトプローブ15よりも外側に位置する開口部31a及び31bから、抵抗領域30の一部を露出させている。ここでは、抵抗領域30の端部を開口部31a及び31b内において露出させている。
さらに、図示した例では、1つのコンタクトプローブ15が、2つの脚部21a及び21bを有し、各脚部21a及び21bの先端が、異なるプローブ取付け用パッド32に固着されるように構成されている。これらのプローブ取付け用パッド32は、同一の抵抗領域30上であって、開口部31a及び31bの間に形成されており、当該抵抗領域30に加熱用電源を供給することによって同時に加熱することができる。このため、コンタクトプローブ15の取り付け又は取り外しを容易に行うことができる。
プローブ取付け用パッド32は、抵抗領域30上の導電層として形成された電極であり、図示しないプローブ基板11上の配線に接続され、連結部材12及びメイン基板10を介して、テスター装置と電気的に接続される。従って、導電性の低融点金属層33を用いて、このプローブ取付け用パッド32にコンタクトプローブ15を固着すれば、コンタクトプローブ15をテスター装置と導通させることができる。
なお、抵抗領域30及びプローブ取付け用パッド32を比較した場合、両者の幅は同一であってもよいし、いずれか一方の幅が他方の幅よりも狭くなるように形成してもよい。抵抗領域30の熱をプローブ取付け用パッド32へ効率的に伝達するためには、両者の幅が同一の場合であれば、両者が幅方向において一致するように配置されることが望ましい。また、両者の幅が異なる場合には、幅の狭い上記一方が、上記他方によって完全に包含されるように配置されていることが望ましい。
絶縁膜31は、プローブ基板11上に形成された絶縁性材料からなる薄膜である。ここでは、抵抗領域30の大部分を覆うように形成されている。この絶縁膜31は、抵抗領域30及びプローブ取付け用パッド32間に形成され、両者の電気的絶縁を行っている。また、隣接するプローブ取付け用パッド32間においてプローブ基板11の最表層として露出するように形成されている。さらに、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングされ、抵抗領域30を露出させるための開口部31a及び31bが形成されている。このような絶縁膜31には、例えばシリコン酸化膜やフォトレジスト膜を利用することができる。上記絶縁膜31は、隣接するコンタクトプローブ15間に形成され、当該コンタクトプローブ15とそれぞれ導通させるプローブ取付け用パッド32を互いに分離している。このため、溶融した低融点金属がプローブ基板11上を流れ、隣接するプローブ取付け用パッド32を電気的に短絡させるのを抑制することができる。ここでは、プローブ取付け用パッド32を取り囲むように、絶縁膜34がプローブ基板11上に形成され、隣接するプローブ取付け用パッド32を分離している。
異なるコンタクトプローブが取付けられる隣接するプローブ取付け用パッド32間において最表層として形成される絶縁膜31が、溶融した低融点金属を弾き易い素材、つまり、濡れ性の悪い素材で形成されていれば、溶融した低融点金属がプローブ基板11上で広がるのを抑制することができ、隣接するプローブ取付け用パッド32間の短絡を効果的に抑制することができる。従って、絶縁膜31は、当該絶縁膜31を形成しない場合のプローブ基板11の表面、つまり、絶縁膜31の直下の層に比べ、濡れ性をより低下させる層として形成されていることが望ましい。このような絶縁膜31の素材としては、例えば樹脂からなるフォトレジストが好適である。
低融点金属層33は、低融点金属からなる導電層であり、少なくとも抵抗領域30、プローブ取付け用パッド32、コンタクトプローブ15よりも融点の低い導電性の良好な材料、例えば半田や金などにより構成される。また、プローブ取付け用パッド32上に形成されている。この低融点金属層33は、抵抗領域30のジュール熱によって容易に溶融し、コンタクトプローブ15のプローブ基板11への取り付け又は取り外しは、低融点金属層33を加熱溶融することにより行われる。なお、低融点金属層33は、コンタクトプローブ15又はプローブ基板11のいずれか一方又は両方に予め形成されている。
図4は、プローブ基板11にコンタクトプローブ15を取り付ける際の様子を示した図である。図中の(a)には、プローブ基板11上に低融点金属層33が予め形成されている場合が示されている。また、図中の(b)には、コンタクトプローブ15に低融点金属層33が予め形成されている場合が示されている。
電源供給端子4a及び4bは、抵抗領域30に加熱用電源を供給するための電極端子である。絶縁膜31の開口部31a及び31bを介して、電源供給端子4a及び4bの先端を抵抗領域30の両端に接触させることにより、抵抗領域30に電流を流してジュール熱を発生させることができる。このジュール熱が、プローブ取付け用パッド32を介して低融点金属層33に伝導し、低融点金属を溶融させることができる。
図中の(a)では、プローブ取付け用パッド32上に低融点金属層33が形成されている。このコンタクトプローブ15をプローブ基板11に取り付ける場合、まず、電源供給端子4a及び4bから抵抗領域30に加熱用電源を供給し、低融点金属層33を溶融させる。この状態で、プローブ基板11に対するアライメントが完了しているコンタクトプローブ15をプローブ基板11に近づけ、その脚部21a及び21bをプローブ取付け用パッド32上の低融点金属層33に当接させる。その後に加熱用電源の供給を停止すれば、低融点金属が凝固し、コンタクトプローブ15及びプローブ取付け用パッド32を電気的に導通させた状態で、コンタクトプローブ15をプローブ基板11上に固着することができる。
図中の(b)では、プローブ基板11に当接させるコンタクトプローブ15の端面、つまり、脚部21a及び21bの先端に低融点金属層33が形成されている。このコンタクトプローブ15をプローブ基板11に取り付ける場合、まず、電源供給端子4a及び4bから抵抗領域30に加熱用電源を供給し、プローブ取付け用パッド32を加熱する。この状態で、プローブ基板11に対するアライメントが完了しているコンタクトプローブ15をプローブ基板11に近づけ、脚部21a及び21bの先端に形成された低融点金属層33をプローブ取付け用パッド32に当接させる。このとき、プローブ取付け用パッド33からの熱伝導によって低融点金属層33が溶融する。その後、加熱用電源の供給を停止すれば、低融点金属が凝固し、コンタクトプローブ15及びプローブ取付け用パッド32を電気的に導通させた状態で、コンタクトプローブ15をプローブ基板11上に固着することができる。なお、(a)及び(b)いずれの場合であっても、先にコンタクトプローブ15をプローブ取付け用パッド32に当接させ、その後に抵抗領域30への電源供給を開始してもよいことは言うまでもない。
図5は、本発明の実施の形態によるプローブカード100の他の構成例を示した図である。この図は、図2の場合と同様、図1のプローブカード100を検査対象物側から見た平面図であり、コンタクトプローブ15及びその周辺のプローブ基板11を拡大して示したものである。このプローブカード100では、コンタクトプローブ15が交互に配置されており、異なるコンタクトプローブ15に対応する隣接するプローブ取付け用パッド32の間隔が、図2の場合に比べて広くなっている。このため、隣接するプローブ取付け用パッド32が短絡されにくくなっている。
プローブ基板11上には、多数のコンタクトプローブ15が、互いの主面を対向させて等間隔で配置されている。これらの各コンタクトプローブ15は、図2では、その主面に平行な方向に関して同じ位置に配置されていたが、図5では、隣接するコンタクトプローブ15が、その主面に平行な方向に関して異なる位置に配置され、コンタクトプローブ15がいわゆる千鳥状に配列されている。これらのコンタクトプローブ15は、いずれも同一形状からなることから、プローブ取付け用パッド32も、コンタクトプローブ15と全く同様にして、プローブ基板11上で千鳥状に配置される。この様にして、隣接するプローブ取付け用パッド32をコンタクトプローブ15の配列方向と交差する方向に交互に位置をずらして配置することによって、隣接するプローブ取付け用パッド32の間隔を広げることができる。従って、低融点金属を加熱溶融した際、隣接するプローブ取付け用パッド32が、溶融した低融点金属によって短絡されにくくなる。
なお、図5では、同じ形状からなるコンタクトプローブ15を千鳥状に配置することによって、プローブ取付け用パッド32を千鳥状に配置させる場合の例について説明したが、隣接するコンタクトプローブ15の形状を異ならせることによって、プローブ基板11上においてプローブ取付け用パッド32を千鳥状に配置させることもできる。例えば、脚部21a及び21bが異なる位置に形成されているコンタクトプローブ15を使用すれば、コンタクト部23を直線上に配列したままで、プローブ取付け用パッド32を千鳥状に配置することもできる。
図6は、本実施の形態によるプローブカード100の更に他の構成例を示した図である。この図は、図2の場合と同様、図1のプローブカード100を検査対象物側から見た平面図であり、コンタクトプローブ15及びその周辺のプローブ基板11を拡大して示したものである。このプローブカード100では、絶縁膜31がプローブ取付け用パッド32の下部及び周辺部のみに形成されている。図2及び図5では、絶縁膜31がプローブ基板11の大部分を覆うように形成されていたが、絶縁膜31は、異なるコンタクトプローブ15が取付けられる隣接するプローブ取付けパッド32間において、最表層として露出していれば、これらのプローブ取付けパッド32の短絡防止に有効である。このため、図6に示したように、絶縁層31は、最表層としてプローブ取付け用パッド32の周囲を取り囲むように形成されていればよい。
本発明の実施の形態によれば、プローブ基板11上に抵抗領域30が形成されている。このため、この抵抗領域30に対し外部から加熱用電源を供給すれば、そのジュール熱によって低融点金属層33を溶融し、プローブ基板11に対し、コンタクトプローブ15を取り付けたり、あるいは、取り外したりすることができる。
また、抵抗領域30の形状に応じて、プローブ基板11を局所的に加熱し、プローブ基板11上の低融点金属を選択的に溶融することができる。従って、コンタクトプローブの取り付け作業や取り外し作業を容易化することができる。特に、抵抗領域30をコンタクトプローブに対応づけて形成することにより、任意のコンタクトプローブ15を固着するための低融点金属層33のみを溶融させることができる。従って、他のコンタクトプローブ15に影響を与えることなく、任意のコンタクトプローブ15を取り付けたり、取り外したりすることができる。
また、隣接する2つのプローブ取付け用パッド32間に絶縁膜31が最表層として形成され、この絶縁膜34が、抵抗領域30やプローブ基板11のような絶縁膜31の直下の層に比べ、上記低融点金属に対する濡れ性の悪い膜として形成されていれば、溶融した低融点金属がプローブ基板11上を流れ、隣接するプローブ取付け用パッド32に達して、隣接する2つのプローブ取付け用パッド32を短絡させるのを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、メイン基板10及びプローブ基板11の2枚の基板によって構成されるプローブカード100の例について説明したが、本発明はこのようなプローブカードに限定されない。すなわち、本発明は、基板に対するコンタクトプローブ15の取り付け又は取り外しの容易化に関する発明であり、周知の様々なプローブ基板に適用することができる。なお、プローブ15が形成される基板は、シリコン単結晶からなることが望ましい。
また、本実施の形態では、コンタクトプローブ15毎に抵抗領域30が形成されている例について説明したが、本発明は、この様な構成には限定されない。すなわち、プローブ基板11の局所的な加熱は、基板上に複数の抵抗領域30を形成することによって実現される。この場合、抵抗領域30は、コンタクトプローブ15に対応づけて形成されていることが望ましいが、一対一に対応づけられている必要は必ずしもない。例えば、1つの抵抗領域30が、2以上のコンタクトプローブ15に対応づけられていてもよいし、1つのコンタクトプローブ15に、2以上の抵抗領域30が対応づけられていてもよい。
本発明の実施の形態によるプローブカード100の一構成例を示した図であり、図中の(a)は検査対象物側から見た平面図であり、図中の(b)は側面図である。 図1のコンタクトプローブ15及びその周辺のプローブ基板11を拡大して示した図であり、検査対象物側から見た平面図である。 図2のコンタクトプローブ15及びプローブ基板11をA−A切断線によって切断した場合の断面図である。 プローブ基板11にコンタクトプローブ15を取り付ける際の様子を示した図である。 本発明の実施の形態によるプローブカード100の他の構成例を示した図であり、検査対象物側から見た平面図である。 本発明の実施の形態によるプローブカード100の更に他の構成例を示した図であり、検査対象物側から見た平面図である。
符号の説明
100 プローブカード
10 メイン基板
11 プローブ基板
15 プローブピン
21 ベース部
21a,21b 脚部
22 ビーム部
23 コンタクト部
30 抵抗領域
31 絶縁膜
31a,31b 開口部
32 プローブ取付け用パッド
33 低融点金属層
4a,4b 電源供給端子

Claims (4)

  1. プローブ基板上に設けられたプローブ取付け用パッドに低融点金属によってコンタクトプローブが取付けられているプローブカードにおいて、上記プローブ基板に、上記プローブ取付け用パッドを加熱するための抵抗領域が設けられていることを特徴とするプローブカード。
  2. 上記プローブ取付け用パッドと上記抵抗領域との間に絶縁膜を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 上記抵抗領域が、上記プローブ取付け用パッドの下部に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプローブカード。
  4. 上記絶縁膜が、互いに隣接して配置された上記プローブ取付け用パッド間において最表層として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
JP2007206061A 2007-08-08 2007-08-08 プローブカード Withdrawn JP2009042012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206061A JP2009042012A (ja) 2007-08-08 2007-08-08 プローブカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206061A JP2009042012A (ja) 2007-08-08 2007-08-08 プローブカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009042012A true JP2009042012A (ja) 2009-02-26

Family

ID=40442910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007206061A Withdrawn JP2009042012A (ja) 2007-08-08 2007-08-08 プローブカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009042012A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250224A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Micronics Japan Co Ltd プローブカード及びその製造方法
KR101407871B1 (ko) 2012-11-16 2014-06-17 주식회사 오킨스전자 탄성체 테스트 소켓 구조
WO2024062562A1 (ja) * 2022-09-21 2024-03-28 日本電子材料株式会社 プローブカード用カンチレバー型プローブおよびプローブカード

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013250224A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Micronics Japan Co Ltd プローブカード及びその製造方法
KR101407871B1 (ko) 2012-11-16 2014-06-17 주식회사 오킨스전자 탄성체 테스트 소켓 구조
WO2024062562A1 (ja) * 2022-09-21 2024-03-28 日本電子材料株式会社 プローブカード用カンチレバー型プローブおよびプローブカード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9841438B2 (en) Guide plate for a probe card and probe card provided with same
KR20050086803A (ko) 프로브 배열체 및 그 제조 방법
KR20070103073A (ko) 프로브 카드 어셈블리와, 이 프로브 카드 어셈블리에프로브를 부착하는 방법
JP4849861B2 (ja) プローブカード
JP2007240235A (ja) 通電試験用プローブおよびプローブ組立体
JP2009042012A (ja) プローブカード
KR100716434B1 (ko) 프로브 본딩 방법 및 프로브 카드 제조 방법
JP2011022001A (ja) プローブカード
KR102195561B1 (ko) 전기적 접속 장치
KR101306654B1 (ko) 프로브 모듈 및 그 제조 방법, 상기 프로브 모듈을 갖는프로브 카드 및 그 제조 방법
JP5242063B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP2008233022A (ja) コンタクトプローブ
JP2007171138A (ja) プローブ、プローブカード、プローブの製造方法およびプローブ支持基板の製造方法
JP2007057445A (ja) プローブとその製造方法とプローブを用いたコンタクト装置とその製造方法
JP3848582B2 (ja) 電気的接続装置
JP2012026741A (ja) プローブ基板及びプローブカードの製造方法
JP5016420B2 (ja) プローブの交換方法及びプローブカード
JP4220586B2 (ja) プローブカード
JP2002151558A (ja) 半導体検査装置の製造方法および半導体検査装置、ならびに半導体装置の検査方法
JP5700761B2 (ja) 電気的接続装置
JP2019090775A (ja) プローブヘッド
WO2024135182A1 (ja) 接続装置
JP2008196914A (ja) プローブおよびプローブ組立体
JP2006071405A (ja) プローブユニット
JP2010025629A (ja) プローブカード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110616