JP2009038799A - 発振回路および電子機器 - Google Patents

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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range

Abstract

【課題】発振回路の周波数を広範囲で精度良く制御する方法を提供する。また、標準集積
回路生産プロセスに対して有利な回路を提供する。
【解決手段】本発明の回路は第1極性を有する第1電流および第2電流と、第1極性と反
対の第2極性を有する第3電流を受信するキャパシタを含む。回路はバイアス入力を受信
する第1回路と、粗制御入力を受信する第2回路と、微制御入力を受信する第3回路をさ
らに含む。第1回路はさらにバイアス入力に応答して第1電流を提供する。第2回路はさ
らに、第2電流が一般的にゼロから第1電流の大きさの倍数までの大きさを有し、粗制御
入力に応答して第2電流を提供する。第3回路はさらに、キャパシタが微制御入力で決定
されたしきい値電圧を超える電圧を有する時に第3電流を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は例えば、電圧周波数発振器の分野に関し、より具体的には本発明の実施例は粗
同調、微同調、および中央同調を有する可変周波数発振器のための回路およびシステム、
とそれを使用する方法に関する発明である。
一般的に可変周波数発振器(VFO)が生成する発振信号は、外部からの制御信号で制
御することができる。制御信号は、電圧制御発振器(VCO)のための可変電圧、可変電
流、または数値のデジタル制御または数値制御発振器(NCO)のためのデジタル値を含
んでいる。VFOのゲインは、一般的に図1(a)で示されるようなゲインカーブを有す
る。このゲインカーブは入力制御振幅を発振周波数に関係している。
図1(a)は三つの異なる製造プロセスでの発振器に対するゲインカーブを示す。CM
OSプロセスでは、プロセスのばらつきは多種多様なパラメータによって発生する。回路
動作の視点から見れば、特性のばらつきに寄与する最も重要なパラメータは、トランジス
タスレショルドと、トランスコンダクタンスと、寄生キャパシタンスである。図1(a)
の三つのカーブは、同じ発振器のデザインに対して、周波数の速いプロセスと、普通のプ
ロセスと、遅いプロセスにおけるゲインカーブを表している。遅いプロセスコーナー(例
えば、ゲインカーブ101を有するVFOを生み出すプロセス)は、低トランスコンダク
タンス(gm)および高寄生キャパシタンスの高スレショルドトランジスタを有すること
がある。ゲインカーブ102は製造プロセスの名目中央を表す。速いプロセスコーナー(
例えば、ゲインカーブ103を有するVFOを生み出すプロセス)は、低スレショルドで
、高ゲインで、低寄生キャパシタンスのトランジスタを有することがある。
図1(a)は、発振器があるプロセス変化における容認できない周波数出力特性を有す
る可能性があることを示す。名目中央周波数110は発振器の仮説アプリケーションのタ
ーゲット周波数を表す。図1(a)において、遅いゲインカーブ101のどんな点でもタ
ーゲット周波数を交差しないので、遅いゲインカーブ101を有する発振器は名目中央周
波数110が達せられないことが示される。従って、この仮説アプリケーションにおいて
、一般的に遅いプロセスコーナーで生産されるチップは使用できない。
米国特許出願公開第2006/0238261号明細書
図1(b)は、すべての製造プロセス変化においても使用できる仮説の発振器のより好
ましいゲインカーブの集合を示す。このような仮説の発振器において、勾配(ゲイン)の
みが変化するように、名目中央周波数110’が三つのカーブのすべてに対して類似する
ことがある。一般的にこのような発振器が位相ロックループに使用される場合には、低い
ジッタと高い安定性がアプリケーションに対する最低のゲイン勾配で得られる。従って、
このようにプロセス変化を補正できる可変周波数発振器を生産することが好ましい。製造
コストを削減するために、このような可変周波数発信器を標準集積回路プロセスを使って
生産することはさらに好ましい。
プロセス変化の問題は特に標準集積回路プロセスに従って生産される要素のみを含む発
振器に当てはまる。例えばインダクター、水晶、SAW共振器などのような同調共振器を
含むVFOは一般的にプロセス変化において周波数がそれほど変動しない。しかし、この
ノンスタンダードまたは「オフチップ」共振器は製造コストが高くなる場合がある。従っ
て、実質的にVFOの全体がオンチップで生産できるように、標準集積回路プロセスを使
ってプロセス変化を補正できる可変周波数発信器を生産することが一層好ましい。
可変発振器(特にリング型発振器)のゲインと中央周波数をプロセス変化に対して補正
するための回路および方法が好ましいことが明らかである。さらに、デジタル論理がアナ
ログ機能ほどダイ領域を必要としない傾向のある現代のCMOSプロセスにおいて、デジ
タル回路がアナログ回路より好ましい。さらに、可変発振器が位相ロックループのアプリ
ケーションに使用される時にゲインカーブの勾配の低下(例えば制御信号における同等の
変動のために周波数変化を低下すること)が好ましい。補正回路と方法は多数多様なプロ
セス変化に対して可変発振器の使用性を保存しながらこのような勾配の低下を可能にする
ことを必要とする。
本発明の実施例は可変発振器出力を生成するための回路、システムおよび方法に関する
。回路は一般的に第1極性を有する第1電流および第2電流と、第1極性に反対している
第2極性を有する第3電流を受け取るように構成されたキャパシタを含む。回路はバイア
ス入力を受け取るように構成された第1回路と、粗制御入力を受け取るように構成された
第2回路と、微制御入力を受け取るように構成された第3回路をさらに含む。第1回路(
つまりバイアス回路)はさらにバイアス入力に応答して第1電流を提供するように構成さ
れている。第2回路(つまり粗制御回路)はさらに、第2電流が一般的にゼロから第1電
流の大きさの倍数までの大きさを有するように、粗制御入力に応答して第2電流を提供す
るように構成されている。第3回路(つまり微制御回路)はさらに、キャパシタが微制御
入力で決定されたしきい値電圧を超える電圧を有する時に第3電流を提供するように構成
されている。好適な実施例において、第1極性(つまり充電電流の極性)は負であり第2
極性(つまり放電電流の極性)は正である。
もう一つ別の実施例において、微制御回路は微制御入力に応答してしきい値電圧を生成
するように構成されたしきい値電圧生成器と、キャパシタの電圧をしきい値電圧と比較し
て比較出力を生成するように構成された比較回路と、比較出力に応答して第3電流を提供
するように構成された放電回路とを含む。さらなる実施例において、回路は比較出力に応
答して発振器出力を生成するように構成された出力回路を含む。
一つの模式的な実施例において、比較回路は差動アンプを含む。例えば、差動アンプは
第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果型トランジスタを含んでも構わず、第1
電界効果型トランジスタのゲートはしきい値電圧に結合され、第2電界効果型トランジス
タのゲートはキャパシタに結合され、第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果型
トランジスタのソースノードはバイアス入力またはその微分(例えば贈幅バイアス電流)
に結合される。しきい値電圧生成器は微制御入力と入力基準電圧(たとえばもう一つ別の
差動アンプとの電圧)との間の差に応答してしきい値電圧を生成するように構成されても
構わない。
一つの模式的な実施例において、粗制御回路は粗制御入力と入力基準電圧との間の差に
応答して第2電流を生成するように構成されたさらならもう一つ別の差動アンプを含む。
例えば、この差動アンプは第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果型トランジス
タを含んでも構わず、第1電界効果型トランジスタのゲートは入力基準電圧に結合され、
第2電界効果型トランジスタのゲートノードは粗制御入力に結合され、第1電界効果型ト
ランジスタおよび第2電界効果型トランジスタのソースノードはバイアス入力またはその
微分に結合される。第2電界効果型トランジスタのドレインノードは第2電流を生成する
ようにキャパシタに結合されても構わない。
もう一つ別の実施例において、回路は基準電圧入力と、プロセス、電圧、および/また
は温度における変化を補正するために基準電圧を調整するように構成された基準電圧調整
回路とを含む。
システムは、一般的にここで開示している発明概念の一つ以上を実装する回路を含むま
たは方法を実施するシステムを含む。例えば、本発明による集積回路装置は上に説明した
可変発振器回路を含んでも構わない。集積回路装置はさらにバイアス入力を生成するよう
に構成された電流源を含んでも構わない。ある好適な実施例において、電流源はプロセス
、電圧、および/または温度における変化を補正するためにバイアス入力を調整するよう
に構成される。
本発明によって周期信号を生成するための方法は、キャパシタに第1電流を注入するこ
とによって周期信号を生成し、キャパシタの電荷があるしきい値より高い時にキャパシタ
を放電するステップと、ゼロから第1電流の大きさの倍数までの大きさを有する第2電流
をキャパシタに注入することによって周期信号を粗調整するステップと、しきい値を調整
することによって周期信号を微調整するステップとを含む。一つの模式的な実施例におい
て、第1電流および第2電流は負極性を有しても構わず、正電荷を有する第3電流を印加
することによってキャパシタが放電されても構わない。
周期信号を微調整するステップは微制御入力に応答してしきい値を判定することを含ん
でも構わない。もう一つ別の実施例において、方法は比較出力を生成するためにキャパシ
タの電荷をしきい値と比較することと、比較出力に応答してキャパシタを放電することと
、を含んでも構わない。さらなる実施例において、方法は比較出力に応答して発振器出力
を生成することを含んでも構わない。
一つの模式的な実施例において、比較するステップはしきい値に従ってしきい値電圧を
生成することと、差動アンプ回路の第1電界効果型トランジスタのゲートノードにしきい
値電圧を印加することと、差動アンプ回路の第2電界効果型トランジスタのゲートノード
にキャパシタの電圧を印加することと、第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果
型トランジスタのソースノードにバイアス入力またはその微分を印加することとを含む。
しきい値電圧を生成することは微制御入力を入力基準電圧と比較することを含んでも構わ
ない。
もう一つ別の実施例において、方法は粗制御入力を入力基準電圧と比較することによっ
て第2電流を生成することを含む。例えば、周期信号を粗調整することは差動アンプの第
1電界効果型トランジスタのゲートノードに入力基準電圧を印加することと、差動アンプ
の第2電界効果型トランジスタのゲートノードに粗制御入力を印加することと、第1電界
効果型トランジスタおよび第2電界効果型トランジスタのソースノードにバイアス入力ま
たはその微分を印加することと、を含んでも構わない。さらなる実施例において、周期信
号を粗調整するステップはさらに前記第2電界効果型トランジスタのドレインノードを前
記キャパシタに印加することを含む。
好適な実施例において、方法はバイアス入力に従って第1電流を生成することを含む。
方法はまた、プロセス変化を補正するためにバイアス入力を調整することを含んでも構わ
ない。周期信号の中央周波数は一般的に第1電流を調整すること(つまり、バイアス入力
を調整すること)によって調整できる。
本発明の発振回路は、第1極性を有する第1電流および第2電流と、前記第1極性と反
対の極性の第2局制を有する第3電流を受信するキャパシタと、バイアス入力を受信し、
前記バイアス入力に基づいて前記第1電流を生成し、前記第1電流を前記キャパシタの一
端に供給する第1の回路と、第1制御信号を受信し、前記第1制御信号に基づいて前記第
2電流を生成し、前記第2電流を前記キャパシタの一端に供給する第2の回路と、第2制
御信号を受信し、前記第2制御信号に基づいてしきい値電圧を決定し、前記キャパシタの
一端の電圧が前記しきい値電圧を超えたときに、第3電流を前記キャパシタの一端に供給
する第3の回路と、を含む。
本発明の発振回路において、前記第1極性は負であり前記第2極性は正であってもよい
本発明の発振回路において、前記第3の回路は、前記第2制御信号に基づいて、前記し
きい値電圧を生成するしきい値電圧生成回路と、前記キャパシタの一端の電圧と前記しき
い値電圧とを比較し、比較出力を生成する比較回路と、前記比較出力に基づいて前記第3
電流を生成する放電回路と、を含んでいてもよい。
本発明の発振回路は、前記比較出力の反転信号を生成し、発振回路から出力する出力回
路をさらに含んでいてもよい。
本発明の発振回路において、前記比較回路は、第1差動アンプを含み、前記差動アンプ
は、第1トランジスタと第2トランジスタとを含み、前記第1トランジスタのゲートは、
しきい値電圧生成回路に接続され、前記第2トランジスタのゲートは、前記キャパシタの
一端に接続され、前記第1トランジスタのソースおよび前記第2トランジスタのソースは
、前記バイアス入力または前記バイアス入力の微分が供給されるように構成されていても
よい。
本発明の発振回路において、前記しきい値電圧生成回路は、前記第2制御信号と入力基
準電圧との差に基づいて前記しきい値電圧を生成してもよい。
本発明の発振回路において、前記第2の回路は、第2差動アンプを含み、前記第2差動
アンプは、第3トランジスタと第4トランジスタとを含み、前記第3トランジスタのゲー
トには、入力基準電圧が印加され、前記第4トランジスタのゲートには、前記第1制御信
号が入力され、前記第3トランジスタのソースおよび前記第4トランジスタのソースには
、前記バイアス入力または前記バイアス入力の微分が供給され、前記第4トランジスタの
ドレインは、前記キャパシタの一端に接続され、前記第1制御信号と入力基準電圧との差
に基づいて、前記第2電流を生成してもよい。
本発明の発振回路において、前記第1電流の大きさ及び前記バイアス電流が前記キャパ
シタの一端に単位時間に供給する第1極性の電荷量を決定し、前記第2電流の大きさが、
前記しきい値電圧を決定することで、発振回路の出力が第1の論理状態である第1の期間
の長さを決定し、前記第3電流の大きさが、前記キャパシタの一端に単位時間に供給する
第2極性の電荷量を決定することで、発振回路の出力が第2の論理状態である第2の期間
の長さを決定してもよい。
本発明の発振回路は、電子機器に用いることができる。
本発明の電子機器は、前記バイアス入力を生成する電源を含み、前記電源は、電圧およ
び温度の少なくともいずれか一方に基づく発振回路の特性変化を補正するために、前記バ
イアス入力の大きさを調整することができる。
本発明は有利に、微制御入力を使って低ゲインを達成すると同時に粗制御入力を使って
広い範囲に亘る可変発振器出力を生成することを提供する。本発明はまた、プロセス、温
度、および/または電圧(PVT)変化を補正するためにバイアス入力が調整され得るの
で標準集積回路生産プロセスに対して有利に適切である。
本発明のこれらの又その他の有利は、以下に述べる好適な実施例の詳細な説明から容易
に明らかになる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
発明の好適な実施例について詳細な説明がされ、その例が添付の図面に示されている。
発明が好適な実施例に関して説明されているが、説明が発明をこの実施例に限る意思がな
いことは理解すべきである。却って、発明は添付した請求項で定義される発明の精神と範
囲内に含まれる変形、変更および均等のものを含む意思がある。さらに、本発明の以下の
詳細の説明において、本発明の綿密な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が述べ
られている。しかし、当業者にはこの具体的な詳細がなくても本発明が実施できることが
明らかであろう。他の場合において、本発明の態様を不要に不明にしないようによく知ら
れている方法、手順、要素および回路が詳細に説明されていない。
さらに、便宜と簡単のために、「クロック」、「時間」、「レート」、「周期」および
「周波数」の用語はここで一般的に互換的に使用されているが、一般的に技術分野で理解
する意味として使われている。また、便宜と簡単のために、「に接続」、「に結合」、「
と結合」、および「と通信して」の用語(これらの用語はまた、その用語の使用に対する
文脈が明確にそうでないことをしめさない限りに、接続されている、結合されている、お
よび/または通信している要素の間の直接および/または間接の関係を示している)も互
換的に使用することがあるが、この用語も一般的に技術分野で理解する意味として使われ
ている。また、「接続」は直接接続されているだけでなく、電気的に配線等を介して接続
されている場合も含む。「電源電圧」は広義には定電圧源である。
発明は、その多様な態様において、模式的な実施例に関してさらなる詳細において以下
に説明される。
可変周波数発信器の模式的ブロック図
図2(a)が、可変周波数発信器(以降、VFOという)200のブロック図である。
VFO200は、可変発振器出力204を生成するための回路である。また、図2(b)
は、可変周波数発信器(以降、VFOという)200’のブロック図である。VFO20
0’は、可変発振器出力204を生成するための回路である。
VFO200は、第1電流としてのバイアス電流231および第2電流としての粗制御
電流241を受信するチャージングキャパシタ220を含む。第1電流としてのバイアス
電流231および第2電流としての粗制御電流241は第1極性を有する。チャージング
キャパシタ220は、さらに第3電流としての放電電流251を受信し、第3電流として
の放電電流251は第1極性と反対の第2極性を有する。つまり、第1電流としてのバイ
アス電流231及び第2電流としての粗制御電流241が正電位のときは、第3電流が負
電位であり、第1電流としてのバイアス電流231及び第2電流としての粗制御電流24
1が負電位のときは、第3電流が正電位となる。従って、チャージングキャパシタに第1
極性の第1電流としてのバイアス電流231と第2電流としての粗制御電流241を供給
することで、チャージングキャパシタが充電される。そして、チャージングキャパシタに
第3電流としての放電電流251を供給することで、第1電流としてのバイアス電流23
1と第2電流としての粗制御電流241によって蓄積されたチャージングキャパシタの電
荷が放電される。
VFO200は、さらに、バイアス回路230と、第1制御回路又は第1の回路として
の粗制御回路240と、第2制御回路又は第2の回路としての微制御回路250を含む。
バイアス回路230はバイアス入力201(つまり、バイアス電流)を受信し、バイアス
入力201の値に基づいて、第1電流としてのバイアス電流231を生成する。
第1制御回路としての粗制御回路240は、第1制御信号としての粗制御入力202を
受信する。さらに、粗制御回路240は、粗制御入力202に基づいて第2電流としての
粗制御電流241を生成する。粗制御回路240は可変であり、第2電流としての粗制御
電流241の大きさがゼロから第1電流としてのバイアス電流231の大きさの倍数まで
の大きさに変化するように制御される。
第2制御回路としての微制御回路250は、第2制御信号としての微制御入力203を
受信する。さらに、微制御回路250は、チャージングキャパシタ220の一方の端子の
電圧が、微制御入力203で決定されたしきい値電圧を超える電圧を有する時に、第3電
流としての放電電流251をチャージングキャパシタ220へ供給する。本実施例におい
て、第1極性は負であり第2極性は正である。つまり、第1電流としてのバイアス電流2
31及び第2電流としての粗制御電流241は負電位であり、第3電流としての放電電流
251は正電位である。
第1電流としてのバイアス電流231と第2電流としての粗制御電流241の大きさは
、チャージングキャパシタ220が充電されるレートを決定する。チャージングキャパシ
タ220が充電されるレートとは、単位時間あたりにチャージングキャパシタ220に蓄
積される電荷量又は単位電荷量がチャージングキャパシタ220に蓄積されるのに要する
時間である。また、微制御回路250によって、チャージングキャパシタ220が放電す
る電圧が決定され、決定された電位にチャージングキャパシタが達すると第3電流として
の放電電流251が供給される。従って、バイアス入力201に基づいてバイアス回路2
30から出力される第1電流としてのバイアス電流231と、バイアス回路からの出力と
粗制御入力202に制御される第2電流としての粗制御電流241と、微制御入力203
に制御される微制御回路250のしきい値電圧との組み合わせによって、VFO200の
発振周波数が決定される。本実施例において、出力回路260は微制御回路250の出力
に基づいて、可変発振器出力204を生成する。
図2(b)において、第1制御回路又は第1の回路としての微制御回路250’は、し
きい値電圧生成回路としてのしきい値電圧生成器270と、比較回路としてのしきい値比
較回路280と、放電回路290とを含む。図2(b)の微制御回路250’は、図2(
a)の微制御回路250に対応する。しきい値電圧生成器270は、微制御入力203に
基づいてしきい値電圧271を生成する。しきい値電圧生成器270は、微制御入力20
3と入力基準電圧205に基づいて、特に、微制御入力203と入力基準電圧205の差
に基づいてしきい値電圧271を生成するようにしても良い。しきい値比較回路280は
、チャージングキャパシタ220のしきい値比較回路280に接続された側の電圧としき
い値電圧271とを比較し、その比較結果に基づいて比較出力281を生成する。放電回
路290は、しきい値比較回路280が生成した比較出力281に基づいて、第3電流と
しての放電電流251を生成する。出力回路260は、微制御回路250’の出力(つま
り、比較出力281)に基づいて可変発振器出力204を生成する。
可変周波数発信器の模式的回路図
図3は、本発明によるVFO300の回路図である。VFO300は図2(a)及び図
2(b)を用いて説明したように、バイアス回路330と、キャパシタとしてのチャージ
ングキャパシタ320と、粗制御回路340と、微制御回路と、出力回路360とを含む
。微制御回路は、しきい値電圧生成回路としてのしきい値電圧生成器370と、しきい値
比較回路380と、放電回路390とを含む。
(1)チャージングキャパシタ
チャージングキャパシタ320は、図2(a)および図2(b)のチャージングキャパ
シタ220に対応する。チャージングキャパシタ320は、第1キャパシタ321と第2
キャパシタを含む。第1キャパシタ321の一端は粗制御回路340、しきい値比較回路
380および放電回路390に接続されている。粗制御回路340から第1キャパシタ3
21の一端に第1極性の電流が供給されて第1キャパシタ321は充電され、しきい値比
較回路380によって第1キャパシタ321の一端の電圧が監視され、一端の電圧がしき
い値電圧を超えると、放電回路390から第1極性と反対の第2極性の電流が供給されて
第1キャパシタ321は放電される。第1キャパシタ321の他端は電源電圧Vddおよ
び第2キャパシタの一端に接続されている。第2キャパシタの一端は、第1キャパシタの
他端および電源電圧Vddに接続され、第2キャパシタの他端は接地電位に接続されてい
る。本実施例において、充電のために第1キャパシタの一端に供給される電流の極性は負
であり、放電のために第1キャパシタの一端に供給される電流の極性は正である。別の実
施形態として、充電のために第1キャパシタ321の一端に供給される電流の極性を負に
することもできる。別の実施形態では、第1キャパシタ321の他端および第2キャパシ
タの一端は接地電位に接続される。
(2)バイアス回路
バイアス回路330は、図2(a)および図2(b)のバイアス回路230に対応して
いる。バイアス回路330は複数のトランジスタ332からトランジスタ339を含み、
複数のトランジスタ332からトランジスタ339の各々は、ゲートにバイアス入力30
1が印加され、ドレインノードは接地電位に接続されている。トランジスタ332からト
ランジスタ339までは、ソースノードから、バイアス入力301の電流の大きさに比例
した大きさのバイアス電流をVFOの回路ブロックに供給する。従って、VFO300の
動作中に温度などの環境変化によって、トランジスタしきい値やトランスコンダクタンス
や寄生容量などが変化した場合に、バイアス入力301の電流を調整することによって補
正でき、それに従ってVFO300のさまざまな回路ブロックに提供されるバイアス電流
が調整される。
トランジスタ332とトランジスタ333のソースノードはしきい値電圧生成器370
に接続され、トランジスタ332とトランジスタ333はしきい値電圧生成器370にバ
イアス電流を供給する。トランジスタ334,337,338のソースノードはしきい値
比較回路380に接続され、トランジスタ334,337,338はしきい値比較回路3
80にバイアス電流を供給する。トランジスタ335のソースノードはチャージングキャ
パシタ320の第1キャパシタ321の一端に接続され、トランジスタ335は第1キャ
パシタ321の一端に電流を供給する。トランジスタ336のソースノードは粗制御回路
340に接続され、トランジスタ336は粗制御回路340にバイアス電流を供給する。
トランジスタ339のソースノードは放電回路390に接続され、トランジスタ336は
放電回路390にバイアス電流を供給する。さらに、バイアス回路330はトランジスタ
335を介してバイアス入力301に基づいて生成される充電電流331を第1キャパシ
タ321の一端に提供する。複数のトランジスタ332からトランジスタ339は、全て
同じ性能に設計してもよいし、供給すべきバイアス電流の大きさに合わせて異なる設計に
してもよい。
(3)粗制御回路
粗制御回路340は、図2(a)および図2(b)の粗制御回路240に対応する。粗
制御回路340は、差動アンプを含み、粗制御入力302と入力基準電圧305の差に基
づいて第2電流としての粗制御電流341を第1キャパシタ321に供給する。この差動
アンプは、第1電界効果型トランジスタ342と第2電界効果型トランジスタ343を含
む。本実施形態において、第1電界効果型トランジスタ342および第2電界効果型トラ
ンジスタ343はn型電界効果型トランジスタである。第1電界効果型トランジスタ34
2のゲートは入力基準電圧305の入力端子に接続され、第1電界効果型トランジスタ3
42のゲートには入力基準電圧305が供給される。第2電界効果型トランジスタ343
のゲートは、粗制御入力302の入力端子に接続され、第2電界効果型トランジスタ34
3のゲートには粗制御入力302が供給される。第1電界効果型トランジスタ342と第
2電界効果型トランジスタ343の両方のソースノードは、バイアス回路330のトラン
ジスタ336に接続され、バイアス入力301から出るバイアス電流が供給される。第1
電界効果型トランジスタ342のドレインノードは、電源電圧Vddを印加する端子に接
続され、第1電界効果型トランジスタ342のドレインノードには、電源電圧Vddが印
加される。第2電界効果型トランジスタ343のドレインノードは、チャージングキャパ
シタ320の第1キャパシタ321の一端に接続され、第2電界効果型トランジスタ34
3から第2電流としての粗制御電流341(粗制御充電電流)を第1キャパシタ321に
供給し、第1キャパシタ321を充電する。
従って、充電電流331と第2電流としての粗制御電流341(粗制御充電電流)の大
きさは、第1キャパシタ321が充電されるレートを決定する。例えば、粗制御入力30
2の電圧が増加すると、n型電界効果型トランジスタである第2電界効果型トランジスタ
343のゲート電極に印加される電圧が増加するので、バイアス回路330のトランジス
タ336から第1キャパシタ321に供給される電流が増大し、粗制御電流341が増大
する。従って、粗制御入力302の電圧が増加すると、単位時間に第1キャパシタ321
に供給される電荷の量が増大するため、第1キャパシタ321はより速く充電され、第1
キャパシタ321の一端は、より速くしきい値電圧に到達する。よって、発振周波数が速
くなる。逆に、粗制御入力302の電圧が減少すると、第1電界効果型トランジスタ34
2のゲート電極に印加される電圧が低くなり、バイアス回路330のトランジスタ336
から第1キャパシタ321に供給される電流が減少し、粗制御電流341が減少する。従
って、粗制御入力302の電圧が減少すると、キャパシタの充電レートが遅くなり、キャ
パシタの可変電位側の端子がしきい値電圧に到達までに時間がかかる。よって、粗制御入
力302の電圧が減少すると、発振周波数が遅くなる。従って、粗制御入力302の電圧
に対する変化は値の比較的に広い範囲において発振器出力の周波数を変化させることがで
きる。
(4)しきい値生成器
しきい値電圧生成器370は、図2(b)のしきい値電圧生成器270に対応する。し
きい値電圧生成器370は、微制御入力303と入力基準電圧305の差に基づいて、し
きい値電圧371を生成する。しきい値電圧生成器370は、第1電界効果型トランジス
タ372と第2電界効果型トランジスタ373によって構成される差動アンプを含む。本
実施形態において、第1電界効果型トランジスタ372および第2電界効果型トランジス
タ373はn型電界効果型トランジスタである。第1電界効果型トランジスタ372のゲ
ートは微制御入力303の入力端子に接続され、第1電界効果型トランジスタ372のゲ
ートには微制御入力303が供給される。第2電界効果型トランジスタ373のゲートは
、入力基準電圧305の端子に接続され、第2電界効果型トランジスタ373のゲートに
は、入力基準電圧305が供給される。第1電界効果型トランジスタ372と第2電界効
果型トランジスタ373の両方のソースノードは、バイアス回路330のトランジスタ3
32に接続され、第1電界効果型トランジスタ372と第2電界効果型トランジスタ37
3の両方のソースノードには、バイアス入力301に基づいてトランジスタ332によっ
て生成されたバイアス電流が供給される。第2電界効果型トランジスタ373のドレイン
ノードには、電源電圧Vddが供給され、第1電界効果型トランジスタ372のドレイン
ノードからは、微制御入力303と入力基準電圧305の差に基づいた信号が出力される
さらに、しきい値電圧生成器370は、第3電界効果型トランジスタ374および第4
電界効果型トランジスタ375を含む。本実施例において、第3電界効果型トランジスタ
374および第4電界効果型トランジスタ375は、p型電界効果型トランジスタである
。第1電界効果型トランジスタ372のドレインノードには、第3電界効果型トランジス
タ374のドレインが接続されている。第3電界効果型トランジスタ374のゲートは、
第3電界効果型トランジスタ374のドレイン及び第4電界効果型トランジスタ375の
ゲートに接続され、第3電界効果型トランジスタ374のソースは、電源電圧Vddに接
続されている。第4電界効果型トランジスタ375のソースも、電源電圧Vddに接続さ
れている。第4電界効果型トランジスタ375を流れる電流の大きさは、第1電界効果型
トランジスタ372を流れる電流の大きさに比例する。
しきい値電圧生成器370は、さらに、第5電界効果型トランジスタ376を有する。
第5電界効果型トランジスタ376のソースは、電源電圧Vddに接続されている。第5
電界効果型トランジスタ376のドレインは、第4電界効果型トランジスタ375のドレ
インおよびバイアス回路330のトランジスタ333のソースに接続に接続され、第5電
界効果型トランジスタ376のゲートは、第5電界効果型トランジスタ376のドレイン
に接続されている。さらに、第5電界効果型トランジスタ376のドレインは、しきい値
電圧生成器370の出力に接続されている。
しきい値電圧生成器370は、第1キャパシタ321での電圧と比較するために微制御
入力303を適切なしきい値電圧371にマッピングする。従って、微制御入力303を
調整することによって、しきい値電圧生成器370の出力するしきい値電圧371が調整
され、しきい値電圧生成器370は発振器出力304の周波数のゲインを微調整する。微
制御入力303は、粗制御入力302よりも、発振回路の周波数を狭い範囲でしか調整で
きないが、その狭い範囲の中で粗制御入力302よりも高い精度で調整することができる
。例えば、微制御入力303が増加した場合、第1電界効果型トランジスタ372を流れ
る電流が増大し、第1電界効果型トランジスタ372と直列に接続されている第3電界効
果型トランジスタ374を流れる電流も増大する。さらに、第3電界効果型トランジスタ
374とカレントミラーを形成する第4電界効果型トランジスタ375を流れる電流も増
大し、第5電界効果型トランジスタ376のゲート電極の電位が下がり、しきい値電圧3
71は小さくなる。従って、発振器出力304の周波数は高くなる。逆に、微制御入力3
03が減少した場合は、しきい値電圧371は大きくなり、発振器出力304の周波数は
低くなる。
(5)比較回路
しきい値比較回路380は、図2(b)のしきい値比較回路280に対応する。しきい
値比較回路380は、第1電界効果型トランジスタ382と第2電界効果型トランジスタ
383を含む差動アンプを含む。本実施例において、第1電界効果型トランジスタ382
および第2電界効果型トランジスタ383はn型電界効果型トランジスタである。第1電
界効果型トランジスタ382のゲートはしきい値電圧生成器370の出力に接続され、第
1電界効果型トランジスタ382のゲートにはしきい値電圧371が供給される。一方、
第2電界効果型トランジスタ383のゲートは、チャージングキャパシタ320の第1キ
ャパシタ321に結合され、第2電界効果型トランジスタ383のゲートには、第1キャ
パシタ321の一端の電圧が供給される。第1電界効果型トランジスタ382と第2電界
効果型トランジスタ383の両方のソースノードはトランジスタ334に接続され、第1
電界効果型トランジスタ382と第2電界効果型トランジスタ383のソースノードには
トランジスタ334によってバイアス入力201から出力されるバイアス電流が供給され
る。従って、第1電界効果型トランジスタ382のドレインノードおよび第2電界効果型
トランジスタ383のドレインノードからは、しきい値電圧371と第1キャパシタ32
1の一端の電圧との差に基づいた出力信号が出力され、その出力信号によってしきい値電
圧371と第1キャパシタ321の一端の電圧とのどちらが大きいかを判定できる。
トランジスタ384とトランジスタ385は、第1電界効果型トランジスタ382と第
2電界効果型トランジスタ383のスイッチング特性を速めるための電流源として機能す
る。トランジスタ384とトランジスタ385のソースノードは、電源電圧Vddとトラ
ンジスタ386のソースノードに接続され、トランジスタ385のドレインノードは、第
2電界効果型トランジスタ383のドレインノードとトランジスタ386のゲートに接続
され、トランジスタ384のドレインノードは、第1電界効果型トランジスタ382のド
レインに接続され、トランジスタ384とトランジスタ385のゲートは、互いに接続さ
れ、トランジスタ384とトランジスタ385のゲートは、トランジスタ384のドレイ
ンノードにも接続されている。本実施例において、トランジスタ384とトランジスタ3
85はp型電界効果型トランジスタである。
トランジスタ386は、ゲートがトランジスタ385のドレインと第2電界効果型トラ
ンジスタ383のドレインとに接続され、ソースが電源電圧Vddに接続され、ドレイン
はインバータ387の入力に接続されている。さらに、トランジスタ386のドレインは
、バイアス回路330のトランジスタ337に接続され、ドレインには、バイアス入力3
01に基づいてトランジスタ337によって生成されたバイアス電流が供給される。本実
施例において、トランジスタ386はp型電界効果型トランジスタである。
インバータ387は、電源電圧Vddとバイアス回路330のトランジスタ338に接
続されおり、トランジスタ386のドレインが入力に接続されている。従って、インバー
タ387は、トランジスタ386のドレインから出力される信号の反転信号を比較出力信
号381として出力する。本実施例において、トランジスタ386は、p型電界効果型ト
ランジスタである。従って、第1キャパシタ321の電圧がしきい値電圧371に到達し
たときに、第2電界効果型トランジスタ383は速やかにオフになり、トランジスタ38
5のドレインがハイにプルできる。従って、p型電界効果型トランジスタであるトランジ
スタ386はオフになり、インバータ387は正の比較出力信号381を生成する。逆に
、第1キャパシタ321の電圧がしきい値電圧371に達していない場合は、インバータ
387は負の比較出力信号381を生成する。
(6)放電回路
放電回路390は、図2(b)の放電回路290に対応する。放電回路390は、比較
出力信号381に基づいて放電電流391を生成する。放電回路390は、インバータ3
92及びトランジスタ393を含む。本実施例で、トランジスタ393は、p型電界効果
型トランジスタである。インバータ392の入力には比較出力信号381が供給され、イ
ンバータ392の出力は、トランジスタ393のゲートに供給される。トランジスタ39
3のソースノードは電源電圧Vddに接続され、ドレインノードはチャージングキャパシ
タ320の第1キャパシタ321に接続されている。よって、比較出力信号381がハイ
の場合(つまり、第1キャパシタ321の電圧がしきい値電圧371を超えた時)には、
インバータ392からローが出力され、トランジスタ393のゲートがローに設定される
。トランジスタ393は、p型電界効果型トランジスタであるから、ゲートにローが供給
されるとトランジスタ393はオンになり、第1キャパシタ321に放電電流391が供
給され、第1キャパシタ321に蓄積されている電荷が放電される。本実施例においては
、粗制御電流341および充電電流331が負の極性を有するため、第1キャパシタ32
1の電圧がしきい値電圧371より低くなったときに、正電荷を有する放電電流391を
供給する。別の実施形態として、粗制御電流341および充電電流331が正の極性を有
する場合は、第1キャパシタ321の電圧がしきい値電圧371より高くなったときに、
負電荷を有する放電電流391を供給する。
(7)出力回路
出力回路360は、図2(a)および図2(b)の出力回路260に対応する。出力回
路360は、インバータを含む。インバータは、電源電圧Vddと接地電位に接続され、
発振器出力304として比較出力信号381を反転した信号を生成する。
(8)効果
本発明によるVFOは、中央周波数制御だけでなく、粗ゲイン制御と微ゲイン制御を有
するので、十分な柔軟性がある。例えば、VFOは、粗制御を用いて広い周波数範囲にお
いて調整できると同時に、微制御を用いることで狭い周波数範囲の調整を行うことができ
る。さらに、バイアス入力を調整することで、VFOの処理変化を補正することができる
。従って、本発明によるVFOは性能を達成しながら、精密部品を省略でき、標準集積回
路プロセスを使う生産方法でVFOを製造できる可能性がある。
従って、一つの模式的な実施例において発明は上に説明したVFO回路の一つ以上を含
む集積回路装置に関する。集積回路装置はバイアス入力を生成するように構成された電源
を含んでも構わない。好適な実施例において、電源はプロセス変化を補正するためにバイ
アス入力を調整するように構成されている。
模式的方法
図4は、本発明による可変発振器出力を生成するための方法のフローチャート400で
ある。
ステップS410において、VFOはバイアス入力を受信し、ステップS411におい
て、バイアス入力に基づいて第1極性を有する第1電流(つまり、第1負充電電流)を生
成する。
ステップS420において、VFOは粗制御入力を受信し、ステップS421において
、粗制御入力に基づいて第1極性を有する第2電流(つまり、第2負充電電流)を生成す
る。ここで、ステップS420及びステップS421は、ステップS410及びステップ
S411と実質的に同時に行われ、ステップS410及びステップS411を実行しなが
らステップS420及びステップS421が実行される。
ステップS440で、第1電流および第2電流がチャージングキャパシタに印加され、
それによって時間の経過に伴ってキャパシタへの電圧を増加する。第2電流は、可変電流
であって、その大きさは、ゼロから第1電流の大きさの倍数までの大きさを有する。
ステップS430において、VFOは微制御入力を受信し、ステップS431において
、微制御入力に基づいてしきい値電圧を生成する。ここで、ステップS430及びステッ
プS431は、ステップS410及びステップS411と実質的に同時に行われ、ステッ
プS410及びステップS411を実行しながらステップS430及びステップS431
が実行される。さらに、ステップS430及びステップS431は、ステップS420及
びステップS421と実質的に同時に行われ、ステップS420及びステップS421を
実行しながらステップS430及びステップS431が実行しても構わない。
ステップS450において、ステップS440において充電されたチャージングキャパ
シタの電圧をステップS431で生成されたしきい値電圧と比較する。キャパシタの電圧
がしきい値電圧に達していない間(図4のNo)、キャパシタには、ステップS440に
おいて、第1極性の第1充電電流および第1極性の第2充電電流が供給され続ける。キャ
パシタの電圧がしきい値電圧を超えた時(図4のYes)、ステップS450は第1極性
と反対の極性である第2極性を有する第2電流(つまり、正の放電電流)を生成し、ステ
ップS460でキャパシタに放電電流を供給する。また、キャパシタの電圧はしきい値電
圧を超えた後に、ステップS470は出力クロックをサイクルすることができる。つまり
、キャパシタが放電される時にVFOの出力クロックをローに設定して、キャパシタが再
充電されている間に再びVFOの出力クロックをハイに設定し、放電期間と再充電期間で
1周期のクロックを生成することができる。放電期間において放電した電荷を、チャージ
ングキャパシタと別に設けられたキャパシタで保持し、再充電期間において再充電に用い
る電荷に再利用してもよい。
しきい値電圧を生成するステップS431はさらに微制御入力を入力基準電圧と比較す
るステップ(つまり、差動アンプ回路を使用するステップ)を含むことができる。キャパ
シタの電圧をしきい値電圧と比較するステップS450は差動アンプ回路の第1電界効果
型トランジスタのゲートノードにしきい値電圧を印加するステップと、差動アンプ回路の
第2電界効果型トランジスタのゲートノードにキャパシタの電圧を印加するステップと、
第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果型トランジスタのソースノードにバイア
ス入力またはバイアス入力の微分を印加するステップとを含むこともできる。
第2電流を生成するステップS421は粗制御入力を入力基準電圧と比較するステップ
を含むことができる。ステップS431で用いた差動アンプと別の差動アンプを用いて粗
制御入力を入力基準電圧と比較する。例えば、別の差動アンプは、第1電界効果型トラン
ジスタと第2電界効果型トランジスタを含む。別の差動アンプの第1電界効果型トランジ
スタのゲートノードに入力基準電圧を印加し、第2電界効果型トランジスタのゲートノー
ドに粗制御入力を印加し、第1電界効果型トランジスタおよび第2電界効果型トランジス
タのソースノードにバイアス入力またはその微分を印加することによって第2電流を生成
する。そして、生成された第2電流を、さらに第2電界効果型トランジスタのドレインノ
ードをキャパシタに印加することを含むことができる。
また、ステップS410のために、バイアス入力を生成するステップを含んでも構わな
い。バイアス入力の生成において、プロセス変化を補正するためにバイアス入力を調整す
ることもできる。また、バイアス入力を調整することによって可変発振器出力の中央周波
数を調整するステップ、および粗制御入力を調整することによって発振器出力の周波数を
粗調整するステップ、および/または微制御入力を調整することによって発振器出力の周
波数を微調整するステップ、を含んでも構わない。
本発明の方法によれば、微制御入力を使って精度の高い周波数のゲインを達成すると同
時に、粗制御入力を使って広範囲の周波数にわたる可変発振器出力を生成することができ
る。本発明はまた、プロセス変化を補正するためにバイアス入力が調整できるので、標準
集積回路生産プロセスに好適である。
出力信号の波形
図5(a)は、本発明によるVFOの模式的なパルス出力を示している。図5(a)は
、図2(a)と図2(b)の可変発振器出力204、図3の発振器出力304および/ま
たは図4のステップS470の結果を表している。
しきい値比較回路380の機能および比較をするステップS450に対応するしきい値
比較は、チャージングキャパシタの電荷(例えば、チャージングキャパシタの可変電位側
の電圧)としきい値(つまり、しきい値電圧)との比較結果に基づいて比較出力を生成す
ることができる。比較出力信号に基づいて、出力信号と放電電流の両方を生成できる。
キャパシタの充電を行っている第1の期間の間に、つまり、比較回路および/またはス
テップはキャパシタの電荷がしきい値電圧を超えたと判定する前、比較出力信号は第1比
較状態となり、比較出力信号に基づいてVFOの出力は第1の論理状態を有する第1出力
状態になる。キャパシタの電荷が電荷がしきい値電圧に達すると、第2の期間に移行し、
比較信号は第2比較状態(補足的状態)に切り換わる。これにより、第1の期間で蓄積さ
れたキャパシタに保持された電荷が放電されるとともに、VFOの出力は第2の論理状態
を有する第2出力状態になる。キャパシタの電荷が放電され、キャパシタの可変電位側の
電圧が所定の電位に達すると、キャパシタの電荷の放電が終了し、再び第1の期間が始ま
り、VFOから第1の論理状態の信号が出力されキャパシタへの充電が開始される。その
後は、同様にして、第1の期間と第2の期間のサイクルが繰り返される。本実施例では、
第1の期間において、比較出力は「ロー」であり、VFOの出力は図5(a)に示される
ように「ハイ」(約2V)の状態となる。第2の期間において、比較出力は「ハイ」であ
り、VFOの出力は図5(a)に示されるように「ロー」(約0V)の状態となる。別の
実施形態として、比較出力とVFOの出力は反転して、キャパシタを充電する第1の期間
で比較出力が「ハイ」、VFOの出力が「ロー」の状態となり、キャパシタを放電する第
2の期間で比較出力が「ロー」、VFOの出力が「ハイ」の状態となるようにしても構わ
ない。
出力信号の発振周波数は、キャパシタが充電されるレート、キャパシタが放電されるし
きい値と、両方によって決まる。本発明によるVFOのキャパシタが充電されるレートは
キャパシタに印加される第1電流と第2電流の大きさで決まる。第1電流は入力バイアス
電流の微分として生成され、入力バイアス電流はプロセス変化を補正するために調整でき
る。第2電流は、粗制御入力電圧に基づいて生成される。従って、第1電流と第2電流の
大きさによって、第1の期間の長さが決定される。また、発振周波数は、キャパシタが所
定の電位まで放電されるまでに要する時間も影響する場合がある。キャパシタが充電され
るレートとは、キャパシタが単位電荷量を蓄積するのに要する時間であり、キャパシタが
放電されるしきい値とは、キャパシタへの充電から放電へ切り換えるときのキャパシタの
電圧値である。また、キャパシタに蓄積された電荷が放出されるのに要する時間も出力信
号の発振周波数に影響を及ぼす場合がある。電荷放出に要する時間は、キャパシタが単位
時間あたりに放電する電荷量と、キャパシタが放電を開始するしきい値電圧とキャパシタ
が放電を終了する電圧とに依存する。放電期間の長さによって、第2の期間の長さが決定
される。本実施形態において、第1電流と第2電流の和の絶対値は、第3電流(放電電流
)の絶対値より小さい。また、第1の期間(図5(a)の信号が「ハイ」でキャパシタに
充電を行っている期間)は、第2の期間(図5(a)の信号が「ロー」でキャパシタが放
電を行っている期間)より長い。
制御信号と周波数の関係
図5(b)において、本発明によるVFOの粗制御電圧に対する同調カーブが示される
。粗制御入力電圧が増加すると、キャパシタに印加される第2電流が増加する。図3の回
路図を参照して説明すると、粗制御入力302の電圧が増加すると、第1電界効果型トラ
ンジスタ342のゲート電極に印加される電圧が増加し、バイアス回路330から供給さ
れる電流が増大し、第2電流としての粗制御電流341が増大する。従って、粗制御入力
電圧が増加すると、キャパシタはより速く充電され、より速くしきい値電圧に到達する。
図5(b)は出力周波数と粗制御電圧の間の模式的な関係を示す。一般的に粗制御電圧
には粗制御電圧と出力周波数の間の関係がほぼ線形であるような範囲がある。この例にお
いて、粗制御電圧の線形範囲は約0.50Vから約0.80Vまでである。この粗制御電
圧範囲を亘って、出力周波数は約100kHzから約800kHzまでの約700kHz
の範囲で変動する。粗制御入力は、キャパシタに供給する電流量を制御し、単位時間あた
りに蓄積される電荷量を制御することによって、出力周波数を制御する。
図5(c)において、本発明によるVFOの微制御電圧に対する同調カーブが示される
。微制御電圧は、キャパシタが放電され出力信号がサイクルされるしきい値電圧を制御す
る。微制御入力が増加すると、しきい値電圧が変化する。しきい値電圧の変化により、し
きい値電圧に到達するためにキャパシタに蓄積する電荷量が変化する。従って、キャパシ
タの電圧がしきい値電圧に到達するまでに要する時間が増大したり減少したりする。それ
によって出力周波数を変化させることができる。
図5(b)の粗制御電圧と同様に、図5(c)の微制御電圧には微制御電圧と出力周波
数の間の関係がほぼ線形であるような範囲がある。本実施例において、約0.5Vから約
0.8Vまでに微制御入力と出力周波数の間の関係はほぼ線形である。この微制御電圧範
囲を亘って、出力周波数はほぼ4kHzの範囲で変動することがある。本実施例において
は、微制御電圧と出力周波数の関係がほぼ線形となる微制御電圧の範囲は、粗制御電圧と
出力周波数の関係がほぼ線形となる粗制御電圧の範囲と略同一である。例えば、これらの
線形範囲を、VFOを駆動するときの粗制御電圧および微制御電圧として用いることがで
きる。粗制御電圧の変動に基づく発振周波数の変化より、微制御電圧の変動に基づく発振
周波数の変化は小さい。本実施例では、粗制御電圧による周波数の変動は微制御電圧によ
る周波数の変動より発振周波数を十倍以上変化させることがある。
電子機器
本発明の発振回路は、受信器などの半導体装置に用いることができる。例えば、アンテ
ナから時刻情報を含む変調信号を電波信号で受信し、変調信号を発振回路から出力される
信号を使って復調する。さらに、その半導体装置は、電波時計などの電子機器に用いるこ
とができる。
結論/概要
従って、本発明は可変発振器出力を生成するための回路、システム、および方法を提供
する。本発明は粗制御入力を使って広い範囲を亘る可変発振器出力を生成することを有利
に提供すると同時に、微制御入力を使って低ゲインを達成する。本発明はまた、プロセス
変化を補正するためにバイアス入力が調整され得るので標準集積回路生産プロセスに対し
て有利に適切である。
本発明の具体的な実施例の上記の説明は例解および説明のつもりで提供されている。徹
底的であるつもりでもなく、発明を開示した正確な形に限定するつもりでもなく、もちろ
ん上記の開示を考慮してさまざまな修正と変更が可能である。実施例は、発明およびその
実用の適用の原理を最適に説明するために選ばれ説明されてきて、それは当業者に考えて
いる特定の使用に適するさまざまな修正を有する発明とさまざまな実施例を最適に使用さ
せるためであった。発明の範囲がここで添付した請求項とその同等の物で定義されるつも
りである。
(a)は、仮説可変発振器のプロセス変化に対するゲインカーブを示すグラフ、(b)は、仮説可変発振器のプロセス変化に対する好ましいゲインカーブを示すグラフ。 (a)は、本発明による模式的な可変周波数発信器(VFO)のブロック図、(b)は、本発明によるもう一つ別の模式的なVFOのブロック図。 本発明による模式的なVFOの回路図。 本発明による模式的な方法のフローチャート。 (a)は、本発明による回路の出力信号のグラフ、(b)は、本発明による回路における粗制御信号に対する周波数応答のグラフ、(c)は、本発明による回路における微制御信号に対する周波数応答のグラフ。
符号の説明
200,200’,300…VFO、201,301…バイアス入力、202…第1制
御信号としての粗制御入力、203…第2制御信号としての微制御入力、204…可変発
振器出力、205,305…入力基準電圧、220…チャージングキャパシタ、230,
330…バイアス回路、231…第1電流としてのバイアス電流、240…第1制御回路
又は第1の回路としての粗制御回路、241,341…第2電流としての粗制御電流、2
50’…第1制御回路又は第1の回路としての微制御回路、250…第2制御回路又は第
2の回路としての微制御回路、251…第3電流としての放電電流、260,360…出
力回路、270,370…しきい値電圧生成回路としてのしきい値電圧生成器、271,
371…しきい値電圧、280…比較回路としてのしきい値比較回路、281…比較出力
、290,390…放電回路、302…粗制御入力、303…微制御入力、304…発振
器出力、320…キャパシタとしてのチャージングキャパシタ、321…第1キャパシタ
、331…充電電流、332〜339,384〜386,393…トランジスタ、340
…粗制御回路、342,372,382…第1電界効果型トランジスタ、343,373
,383…第2電界効果型トランジスタ、374…第3電界効果型トランジスタ、375
…第4電界効果型トランジスタ、376…第5電界効果型トランジスタ、380…しきい
値比較回路、381…比較出力信号、387,392…インバータ、391…放電電流、
400…フローチャート、Vdd…電源電圧。

Claims (10)

  1. 第1極性を有する第1電流および第2電流と、前記第1極性と反対の極性の第2局制を
    有する第3電流を受信するキャパシタと、
    バイアス入力を受信し、前記バイアス入力に基づいて前記第1電流を生成し、前記第1
    電流を前記キャパシタの一端に供給する第1の回路と、
    第1制御信号を受信し、前記第1制御信号に基づいて前記第2電流を生成し、前記第2
    電流を前記キャパシタの一端に供給する第2の回路と、
    第2制御信号を受信し、前記第2制御信号に基づいてしきい値電圧を決定し、前記キャ
    パシタの一端の電圧が前記しきい値電圧を超えたときに、第3電流を前記キャパシタの一
    端に供給する第3の回路と、を含むことを特徴とする発振回路。
  2. 前記第1極性は負であり前記第2極性は正であることを特徴とする請求項1に記載の発
    振回路。
  3. 前記第3の回路は、
    前記第2制御信号に基づいて、前記しきい値電圧を生成するしきい値電圧生成回路と、
    前記キャパシタの一端の電圧と前記しきい値電圧とを比較し、比較出力を生成する比較
    回路と、
    前記比較出力に基づいて前記第3電流を生成する放電回路と、を含むことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の発振回路。
  4. 前記比較出力の反転信号を生成し、発振回路から出力する出力回路をさらに含むことを
    特徴とする請求項3に記載の発振回路。
  5. 前記比較回路は、第1差動アンプを含み、
    前記差動アンプは、第1トランジスタと第2トランジスタとを含み、
    前記第1トランジスタのゲートは、しきい値電圧生成回路に接続され、
    前記第2トランジスタのゲートは、前記キャパシタの一端に接続され、
    前記第1トランジスタのソースおよび前記第2トランジスタのソースは、前記バイアス
    入力または前記バイアス入力の微分が供給されることを特徴とする請求項3又は請求項4
    に記載の発振回路。
  6. 前記しきい値電圧生成回路は、
    前記第2制御信号と入力基準電圧との差に基づいて前記しきい値電圧を生成することを
    特徴とする請求項3に記載の発振回路。
  7. 前記第2の回路は、第2差動アンプを含み、
    前記第2差動アンプは、第3トランジスタと第4トランジスタとを含み、
    前記第3トランジスタのゲートには、入力基準電圧が印加され、
    前記第4トランジスタのゲートには、前記第1制御信号が入力され、
    前記第3トランジスタのソースおよび前記第4トランジスタのソースには、前記バイア
    ス入力または前記バイアス入力の微分が供給され、
    前記第4トランジスタのドレインは、前記キャパシタの一端に接続され、
    前記第1制御信号と入力基準電圧との差に基づいて、前記第2電流を生成することを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発振回路。
  8. 前記第1電流の大きさ及び前記バイアス電流が前記キャパシタの一端に単位時間に供給
    する第1極性の電荷量を決定し、前記第2電流の大きさが、前記しきい値電圧を決定する
    ことで、発振回路の出力が第1の論理状態である第1の期間の長さを決定し、
    前記第3電流の大きさが、前記キャパシタの一端に単位時間に供給する第2極性の電荷
    量を決定することで、発振回路の出力が第2の論理状態である第2の期間の長さを決定す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発振回路。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の発振回路を含むことを特徴とする電子機
    器。
  10. 前記バイアス入力を生成する電源を含み、
    前記電源は、電圧および温度の少なくともいずれか一方に基づく発振回路の特性変化を
    補正するために、前記バイアス入力の大きさを調整することを特徴とする請求項9に記載
    の電子機器。
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