JP2009037502A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの居場所に適したテキスト情報を提供できるようにする。
【解決手段】ステップSAにおいて、携帯端末11は、GPSデータをサーバ12に送信する。ステップSBにおいて、サーバ12は、そのGPSデータにより特定される特定位置の周辺のマップであって、特定位置の周辺の各種位置情報をテキスト情報として含むマップを、テキストマップ21として構築する。ステップSCにおいて、サーバ12は、インターネット等のネットワーク上に点在するテキスト22−1乃至22−Nから、テキストマップ21に存在するテキスト情報を含んでいるテキスト22−1,22−2を検索する。ステップSDにおいて、サーバ12は、検索したテキスト22−1,22−2を携帯端末11に送信する。本発明は、RSSリーダに適用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、ユーザの居場所に適したRSS情報等のテキスト情報をユーザに提供できるようになった情報処理装置に関する。
昨今、インターネットの普及にともなって、ウェブログ(Weblog)(いわゆる、ブログ(Blog))と称されるサービスも普及している(例えば特許文献1参照)。ウェブログとは、例えば、社会問題などを扱ったジャーナリスティックなものから、興味のあるニュースに独自の論評を加えているもの、個人的な日記やエッセイ、さらに、自分で撮った写真を載せたものなど様々な形態のものがあり、一般的には、継続的に更新されるWebサイトの総称である。
また、新聞社やポータルサイトなどがインターネットによりニュースを配信するニュースサイトも普及しており、リアルタイムで情報を収集できることから、利用者が増加している。
これらのウェブログやニュースサイトは、Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するRSS(Resource Description Framework Site Summary)形式の情報(以下、RSS情報とも称する)として提供することで、より多くの利用者に情報を閲覧してもらうことが可能となる。すなわち、利用者は、RSS情報を読み取るRSSリーダ(RSS Reader)により、更新したサイトがあればその情報を取得できるので、効率的にウェブログやニュースの閲覧を行うことができる。
特開2006-252384号公報
しかしながら、従来のRSSリーダは、単に最新のRSS情報だけを読み取り、ユーザに提供しているに過ぎなかった。よって、例えば、ユーザの居場所に適したRSS情報等のテキスト情報を取得したいという要望が挙げられているが、従来のRSSリーダではかかる要望に応えられていない状況である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの居場所に適したRSS情報等のテキスト情報をユーザに提供できるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、テキスト情報を検索する情報処理装置であって、携帯端末の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された位置情報で特定される特定位置を含む所定の範囲内について複数のテキスト位置情報を取得して、外部に存在する複数のテキスト情報の中から、複数の前記テキスト位置情報のうちの少なくとも1つをその文章中に含むテキスト情報を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された前記テキスト情報のうちの少なくとも一部を前記携帯端末に提供する提供手段とを備える。
本発明の一側面の情報処理装置においては、携帯端末の位置情報が取得され、取得された位置情報で特定される特定位置を含む所定の範囲内について複数のテキスト位置情報が取得され、外部に存在する複数のテキスト情報の中から、複数の前記テキスト位置情報のうちの少なくとも1つをその文章中に含むテキスト情報が検索され、検索された前記テキスト情報のうちの少なくとも一部が前記携帯端末に提供される。
以上のごとく、本発明によれば、RSS情報等のテキスト情報を、携帯端末を保有するユーザに対して提供できる。特に、ユーザの居場所に適したRSS情報等のテキスト情報をユーザに提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用される情報処理システムの主要な動作のうちのひとつの概略例を示している。

即ち、図1の例では、携帯電話機等で構成される携帯端末11と、インターネット等のネットワーク上に存在するサーバ12との間で、次のようなステップSA乃至SDの処理が実行可能とされている。
ステップSAにおいて、携帯端末11は、GPS(Global Positioning System)データをサーバ12に送信する。
ステップSBにおいて、サーバ12は、そのGPSデータにより特定される特定位置の周辺のマップであって、特定位置の周辺の各種位置情報をテキスト情報として含むマップを構築する。以下、かかるマップを、テキストマップと称する。また、テキストマップに含まれるテキスト情報、即ち、特定位置の周辺の位置情報のテキスト情報を、テキスト位置情報と称する。
具体的には例えば図1の例では、ステップSBの処理で、「A町」や「ランドマークB」といったテキスト位置情報を含むテキストマップ21が構築される。なお、図1の例では、テキストマップ21の中央の黒丸印が、ステップSAの処理で送信されたGPSデータに対応する特定位置を示している。また、「A町」や「ランドマークB」といったテキスト位置情報は、特定位置(黒丸印)からの実距離に応じて配置されている。ただし実際には、テキストマップ21は、図1の例のように2次元乃至3次元の地図情報として構築する必要は無く、「A町」や「ランドマークB」といった各種テキスト位置情報を羅列したリスト情報として構築すれば足りる。
ステップSCにおいて、サーバ12は、インターネット等のネットワーク上に点在するRSS情報等の各種テキストから、テキストマップ中の各種テキスト位置情報のうちの少なくとも1つをその文章中に含んでいるテキストを検索する。そして、ステップSDにおいて、サーバ12は、検索したテキストを携帯端末11に送信する。
具体的には例えば図1の例では、テキストマップ21に含まれるテキスト位置情報は、「A町」と「ランドマークB」である。よって、ステップSCの処理で、テキスト22−1乃至22−N(Nは任意の整数値)のうちの、「A町」が含まれているテキスト22−1と、「ランドマークB」が含まれているテキスト22−2とが検索される。そして、ステップSDの処理で、テキスト22−1,22−2が携帯端末11に送信される。
このような図1の動作を実行可能な情報処理システムを採用することで、例えばソーシャル・シティ・ブックマークの技術を具現化できる。ここに、ソーシャル・シティ・ブックマークとは、1クリックで現在地周辺の記事を検索できる携帯向けRSSリーダをいう。ソーシャル・シティ・ブックマークの技術の実現により例えば、携帯端末11を保有するユーザは、GPSデータのサーバ12への送信操作として1クリックするだけで、移動中の屋外で、いつも見ているWEBサイトの要約群から、現在地に関連するもの(図1の例では、テキスト22−1乃至22−N等のうちの、テキスト22−1,22−2)を調べることができるようになる。具体的には例えば、ユーザは、出張中の空き時間に、その出張先周辺の観光名所の情報を観光ポータブルRSSから調べたり、友達が行ったお店のうちのその出張先周辺のお店の感想をブログから抽出したりできるようになる。
図2は、本発明が適用される情報処理システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。
図2の例では、情報処理システムは、携帯端末11−1乃至11−M(Mは任意の整数値)、サーバ12、並びに、外部装置13−1乃至13−Nから構成されている。
なお、図2の例では、M台の携帯端末11−1乃至11−Mが図示されているが、情報処理システムを構成する携帯端末の台数は、図2のM台に限定されず、1台以上であれば任意の台数でよい。
また、図2の例では、1台のサーバ12が図示されているが、情報処理システムを構成するサーバの台数は、図2の1台に限定されず、1台以上であれば任意の台数でよい。
また、図2の例では、N台の外部装置13−1乃至13−Nが図示されており、それぞれテキスト22−1乃至22−Nが1つずつ格納されている。ただし、情報処理システムを構成する外部装置の台数は、図2のN台に限定されず、1台以上であれば任意の台数でよい。また、1台の外部装置に格納されているテキストの数も特に限定されない。
また、サーバ12と無線端末11−1乃至11−Nの接続形態や、サーバ12と外部装置13−1乃至13−Nの接続形態は、特に限定されず、例えば、インターネット等の所定のネットワークを介在する形態であってもよいし、直接接続する形態であってもよい。
サーバ12は、無線通信制御部31乃至RSS読み込み部36を含むように構成されている。
ここで、「含むように」と記載したのは、サーバ12は、無線通信制御部31乃至RSS読み込み部36以外の機能ブロック等を備えて構成されることもあるからである。換言するト、図2の例では、上述の図1の例の動作を実現するための機能ブロック等のみが図示されており、それ以外の機能を実現する機能ブロック等の図示は省略されている。
また、図2のサーバ12の各機能ブロック等は、ハードウエア単体で構成してもよいし、ソフトウエア単体で構成してもよいし、或いはそれらの組合せで構成してもよい。また、複数の機能ブロック等を1つの機能ブロック等にまとめても構わないし、或いは、1つの機能ブロック等をさらに小単位の機能ブロック等に分割してもよい。換言すると、図2のサーバ12は、各機能ブロック等が有する各機能を総合的に有していれば、その実施の形態は特に限定されず、様々な形態を取ることが可能である。
なお、サーバ12の各機能ブロック等が有する機能については、図3以降の図面の説明により明らかになっていくと思われるので、ここではそれらの説明は省略する。
図3は、図1で説明したステップSA乃至SDからなる動作の詳細例を示すフローチャートである。
なお、以下、携帯端末11−1乃至11−Mを個々に区別する必要がない場合には、携帯端末11と称する。即ち、以下において、携帯端末11とは、携帯端末11−1乃至11−Mのうちの任意の1台を意味する。
ステップS1において、携帯端末11は、GPSデータを送信する。
ステップS2において、サーバ12の検索部32は、GPSデータを、無線通信制御部31を介して受信する。換言すると、無線通信制御部31は、携帯端末11との無線通信処理を制御する機能を有している。よって、かかる機能の実現により、携帯端末11からのGPSデータが受信されて、検索部32に提供される。
ステップS3において、検索部32は、POI部33に対して周辺POIの取得を依頼する。ステップS4において、依頼を受けたPOI部33は、周辺POIを抽出し、検索部32に提供する。ステップS5において、検索部32は、周辺POIを取得する。
以下、周辺POIについてさらに説明する。
周辺POIとは、GPSデータにより特定される特定位置の周辺(所定範囲内)の所定地点のPOI(Point Of Interest)をいう。即ち、POIとは、テキスト位置情報の一例である。
POIには、携帯端末11−1乃至11−Nの全ユーザにとって共通に使用されるPOIと、所定の1ユーザにとってのみ使用されるPOIとが存在する。以下、前者のPOIをパブリックPOIと称し、後者のPOIをユーザPOIと称する。
携帯端末11が移動し得る様々な地域のパブリックPOI、例えば日本国内の各地域のパブリックPOIが、パブリックPOIデータベース(DB)34に多数格納されている。一方、携帯端末11−1乃至11−Nの各ユーザ毎に、そのユーザによって登録されたユーザPOIが、ユーザPOIデータベース(DB)35に格納されている。
そこで、POI部33は、ステップS4の処理として、例えば次のような処理を実行する。即ち、POI部33は、特定位置の周辺(所定範囲内)のパブリックPOIをパブリックPOI DB34から0以上抽出し、また、特定位置の周辺(所定範囲内)のユーザPOIをユーザPOI DB35から0以上抽出し、それらを周辺POIとして検索部32に提供する。
具体的には例えば本実施の形態では、所定の1地点のパブリックPOIは、図4の構造を有するデータとして、パブリックPOI DB34に格納されている。即ち、所定の「フィールド名」を有する所定の「型」で構成されるデータであって、「備考」で示される内容のデータが複数個集合したデータ群が、所定の1地点のパブリックPOIである。このような構造を有する各地点のパブリックPOIが、パブリックPOI DB34に格納されている。これらの各地点のパブリックPOIは、「id」により一意に識別される。
この場合、ステップS4において、POI部33は、GPSデータにより特定される特定位置の周辺(所定範囲内)を示す緯度経度が「idokeido」に記述されているパブリックPOIを、周辺POIのひとつとしてパブリックPOI DB34から抽出することができる。
なお、パブリックPOIにおける「id」と「idokeido」以外の「フィールド名」のデータについては、以下、説明の必要が生じた際に適宜説明する。
また例えば、本実施の形態では、所定のユーザによって登録された所定の1地点のユーザPOIは、図5の構造を有するデータとして、ユーザPOI DB35に格納されている。即ち、所定の「フィールド名」を有する所定の「型」で構成されるデータであって、「備考」で示される内容のデータが複数個集合したデータ群が、所定の1地点のユーザPOIである。これらの各地点のユーザPOIは、「id」により一意に識別される。また、「u_id」により、携帯端末11−1乃至11−Nの各ユーザのうちの何れのユーザについてのユーザPOIであるのかが特定される。なお、より正確には、携帯端末11−1乃至11−Nのそれぞれに対して、一人のユーザが一意に定まるわけではないが、ここでは説明の簡略上、一意に定まるとしている。
この場合、ステップS4において、POI部33は、GPSデータの送信元の携帯電話11のユーザを特定するユーザIDが「u_id」に記述されているユーザPOIのうちの、そのGPSデータにより特定される特定位置の周辺(所定範囲内)を示す緯度経度が「idokeido」に記述されているユーザPOIを、周辺POIのひとつとしてユーザPOI DB35から抽出することができる。
なお、ユーザPOIにおける「id」,「u_id」,「idokeido」以外の他の「フィールド名」のデータについては、以下、説明の必要が生じた際に適宜説明する。
図3に戻り、検索部32は、このようにしてステップS3乃至S5の処理により周辺POIを取得すると、ステップS6において、POIテキストの検索をRSS読み込み部36に対して依頼する。
ここで、POIテキストとは、周辺POI中のテキストを、その文章中に含んでいるテキストをいう。
例えば上述の図4の例の構造のパブリックPOIが周辺POIである場合、フィールド名が「title」,「postal_code」,「address」,「tell」,「fax」,「memo1」,「memo2」,「memo3」のデータがテキストデータである。よって、これらの「フィールド名」のうちの何れかに記述されたテキストを文章中に含んでいるものを、POIテキストとして検索することも可能である。
ただし、周辺POIが示す地点を文章中で表現する場合、郵便番号、住所、電話番号、FAX等が用いられるよりも、その地点を指し示す普通名称、慣用名称、著名な略称等が用いられることが多い。このような地点を指し示す普通名称、慣用名称、著名な略称等が、「title」に記述される。例えば図1の例では、「ランドマークB」が、「title」に記述されていたことになる。そこで、例えば本実施の形態では、「title」に記述されているテキストを文章中に含んでいるものが、POIテキストとして検索されるとする。
同様に、例えば上述の図5の例の構造のユーザPOIが周辺POIである場合も、本実施の形態では、「title」に記述されているテキストを文章中に含んでいものが、POIテキストとして検索されているとする。
かかる検索を実現すべく、検索部32は、ステップS5の処理で取得した周辺POIをRSS読み込み部36に提供することで、POIテキストの検索を依頼する。
すると、RSS読み込み部36は、ステップS7において、周辺POIをキーワードにしてRSS更新チェックを行い、ステップS8において、RSS読み込みを行う。これにより、ステップS9において、検索部32は、POIテキストを取得することができる。
即ち、検索部32は、外部装置13−1乃至13−Nに格納されている各テキスト22−1乃至22−Nの更新後のテキストの中から、周辺POIの「title」に記述されているテキストを文章中に含んでいるものをPOIテキストとして検索し、それを読み込み、検索部32に提供する。
なお、ここでは説明の簡略上、周辺POIの「title」に記述されているテキストそのものが、文章中に含まれているもののみが、POIテキストとして検索されている。
ところが、検索されるテキストとは、人間が記述した文章乃至その要約であることが多い。よって、これらの文章等において所定地点を表現する語句が存在する場合、その語句としては、その所定地点の周辺POIの「title」に記述されているテキストそのものが必ずしも利用されず、各文章を記述した人間に応じてまちまちの語句が利用される。
例えば、所定地点が、「株式会社○○」の本社を指し示す場合であって、その所定地点の周辺POIの「title」には、「株式会社○○」が記述されているとする。このような場合、その所定地点を表現する語句としては、必ずしも「株式会社○○」が利用されるとは限られず、その他、「(株)○○」が利用されたり、「株式会社」を省略した「○○」が利用されたり等、様々な別名が利用されることが多々ある。
このような場合、「株式会社○○」のみならず、「(株)○○」や、「株式会社」を省略した「○○」等の別名が文章中に含まれているテキストも、POIテキストとして検索できれば、ユーザにとって便宜である。
そこで、例えば、所定地点について様々な別名が利用されているような場合、これらの別名もデータベース化して、POIテキストの検索に利用すると好適である。なお、以下、所定地点の別名を記述したデータを、シノニムデータと称する。シノニムデータの構造やそのデータベース化の手法等は特に限定されないが、例えば図2の例では、パブリックPOIのシノニムデータとしては図6に示される構造のデータを採用して、これらをパブリックPOI DB34に格納しておくことで、パブリックPOIの別名を含むテキストをPOIテキストとして検索することが実現可能になる。
パブリックPOIのシノニムデータは、「id」により一意に識別される。そして、「ppoi_id」により、所定地点のパブリックPOIと対応付けられている。即ち、所定地点のパブリックPOIの「id」と一致する「ppoi_id」を有するシノニムデータが、その所定地点の別名を格納しているシノニムデータである。かかる別名が、「title」に記述されている。ここで、「title」に記述される別名の種類は、特に1種類に限定されない。
なお、図示はしないが、ユーザPOIについても全く同様に、シノニムデータを定義することが可能であり、かかるシノニムデータをユーザPOI DB35に格納しておくことで、ユーザPOIの別名を含むテキストをPOIテキストとして検索することが実現可能になる。
以上、図3のステップS3乃至S9の処理、換言すると、テキスト位置情報として周辺POIを含むテキストの検索処理について説明した。例えば図1の例でいえば、ステップS3乃至S9の処理の結果、「ランドマークB」という周辺POI、より正確には「title」に「ランドマークB」が記述された周辺POIに基づいて、その「ランドマークB」を含むテキスト22−2が検索されることになる。
さらに、図1の例では、上述の如く、「ランドマークB」を含むテキスト22−2の他、住所を示す「A町」を含むテキスト22−1も検索されている。このようなテキスト位置情報として住所を含むテキストの検索処理が、図3の例では、ステップS10乃至S17の処理として実行される。
即ち、ステップS10において、検索部32は、逆ジオコーディング部37に対して、GPSデータ(緯度経度情報)から住所に変換する住所変換処理の実行を依頼する。即ち、検索部32は、ステップS10において、GPSデータを逆ジオコーディング部37に提供する。
ステップS11において、逆ジオコーディング部37は、GPSデータに基づいて、住所変換処理を実行する。これにより、GPSデータにより特定される特定位置の住所、および、その特定位置の周辺(所定範囲内)の各種住所が得られる。そして、ステップS12において、逆ジオコーディング部37は、これらの各種住所を検索部32に提供する。
なお、本実施の形態でいう「住所」とは、日本国でいえば、現在の行政区画単位の地名等によって特定される所定領域、即ち、都道府県、市町村、そして番地等によって特定される所定領域をいい、必ずしも人間が居住している領域である必要はない。換言すると、本実施の形態では、旧地名、旧国名、河川名、山岳名、海域名等については、住所としては取り扱わずに、上述のPOIによって取り扱うとする。
具体的には例えば本実施の形態では、所定の1つの住所(データ)は、図7の構造を有するデータとして、街区レベル位置参照データベース(DB)38に格納されている。即ち、所定の「フィールド名」を有する所定の「型」で構成されるデータであって、「備考」で示される内容のデータが複数個集合したデータ群によって、所定の1つの住所(データ)が構成される。これらの各住所(データ)が、街区レベル位置参照DB38に格納されている。これらの各住所(データ)は、「id」により一意に識別される。
この場合、ステップS11において、逆ジオコーディング部37は、GPSデータの緯度経度と同一のまたはその周辺(所定範囲内)の緯度経度が「idokeido」に記述されている住所(データ)を1以上、街区レベル位置参照 DB38ら抽出する。そして、ステップS12において、これらの1以上の住所(データ)が、逆ジオコーディング部37から検索部32に提供される。
検索部32は、ステップS13において、1以上の住所(データ)を取得して、ステップS14において、これらの1以上の住所(データ)をRSS読み込み部36に提供することで、住所テキストの検索を依頼する。
ここで、住所テキストとは、住所の一構成要素(テキスト)を、文章中に含んでいるテキストをいう。
例えば上述の図7の例の構造の住所(データ)が採用される場合、フィールド名が「todoufuken」,「shikutyoson」,「ooaza」,「chiban」の各データが住所の一構成要素(テキスト)となっている。よって、これらの「todoufuken」,「shikutyoson」,「ooaza」,「chiban」の何れかに記述されたテキストを文章中に含んでいるものを、住所テキストとして検索でき、本実施の形態でも検索されるとする。
この場合、RSS読み込み部36は、ステップS15において、住所(その各構成要素)をキーワードにしてRSS更新チェックを行い、ステップS16において、RSS読み込みを行う。ステップS17において、検索部32は、住所テキストを取得する。
即ち、検索部32は、外部装置13−1乃至13−Nに格納されている各テキスト22−1乃至22−Nの更新後のテキストの中から、各住所の各構成要素(テキスト)、即ち、「todoufuken」,「shikutyoson」,「ooaza」,「chiban」のうちの少なくとも1つがその文章中に含まれているものを、住所テキストとして検索し、それを読み込み、検索部32に提供する。
なお、ここでは説明の簡略上、各住所の「todoufuken」,「shikutyoson」,「ooaza」,「chiban」のうちの少なくとも1つが、文章中にそのまま含まれているもののみが、住所テキストとして検索されている。
ところが、上述のPOIと同様の理由で、人間が記述した文章の中には、住所の別名が記載されている場合がある。例えば、所定の住所(データ)の「shikutyoson」に「××市」が記述されているとする。このような場合、その住所を表現する語句としては、必ずしも「××市」が利用されるとは限らず、その他、××が漢字である場合には「△△市(三角はカタカナや平仮名を示す)」が利用されたり、また或いは、「市」を省略した「××」が利用されたり、といったように様々な別名が利用されることが多々ある。
このような場合、「××市」のみならず、「△△市」や、「市」を省略した「××」等の別名が文章中に含まれているものも、住所テキストとして検索できれば、ユーザにとって便宜である。
そこで、例えば、所定住所について様々な別名が利用されているような場合、これらの別名を含むシノニムデータを採用し、それらのデータベース化を行った上で、住所テキストの検索に利用すると好適である。この場合のシノニムデータの構造やそのデータベース化の手法等は特に限定されない。例えば図2の例の情報処理システムが適用されている場合、「ooaza」のシノニムデータとしては図8に示される構造のデータを採用して、これらを街区レベル位置参照 DB38に格納しておくことで、「大字・町村名」の別名を含むテキストを住所テキストとして検索することが実現可能になる。
住所の構成要素のうちの「ooaza」のシノニムデータは、「id」により一意に識別される。そして、「gaiku_id」により、所定の住所(データ)と対応付けられている。即ち、所定の住所(データ)の「id」と一致する「gaiku_id」を有するシノニムデータが、その所定住所の構成要素のうちの「ooaza」の別名を格納しているシノニムデータである。かかる別名が、「text」に記述されている。なお、「text」に記述される別名の種類は1種類に限定されない。
なお、住所のうちの「ooaza」以外の構成要素、即ち、「todoufuken」,「shikutyoson」,「chiban」についても全く同様の構造のシノニムデータを採用できる。
以上、図3のステップS1乃至S17の処理、換言すると、携帯端末11の周辺位置のテキスト位置情報を含むテキストの検索処理について説明した。換言すると、図3のステップS1乃至S17の処理が実行されることとは、図1の例では、ステップSA乃至SCまでの処理が実行されること、即ち、「A町」を含むテキスト22−1と、「ランドマークB」を含むテキスト22−2が検索されることを意味する。
ここで、図1の例の様に、検索されたテキストの個数が少数の場合、検索されたテキストの全てを携帯端末11に対して送信しても特に問題とならない。ところが、検索されたテキストの個数が多数の場合、検索されたテキストの全てを携帯端末11に対して送信してしまうと、ユーザは、所望のテキストを見つけるまでさらに煩雑な操作が必要になる。
そこで、例えば本実施の形態では、検索部32は、ステップS18において、ステップS9の処理で取得されたPOIテキストと、ステップS17の処理で取得された住所テキストの中から、ユーザに提示すべきテキスト(以下、提示テキストと称する)を選抜し、ステップS19において、提示テキストを携帯端末11に提供(送信)するようにしている。
これにより、携帯端末11は、ステップS20において、提示テキスト、即ち、選抜されたテキストのみを取得することができる。その結果、ユーザは、所望のテキストを容易に見つけることができるようになる。
なお、提示テキストの選抜手法は特に限定されない。例えば本実施の形態では、次のような選抜手法が採用されているとする。
即ち、RSS読み込み部36は、上述の様に、周辺POIや住所(データ)に含まれる各種文字列をキーワードにして、POIテキストまたは住所テキストを検索している。よって、検索部32は、これらの各種文字列に対して予め所定の重み付けをしておき、検索時の各種文字列のヒット回数をカウントすることで、ヒット回数に重みを掛け合わせたものをスコアとして演算することができる。これにより、検索部32は、それらのスコアに基づいて、提示テキストを選抜することができるようになる。例えば上位何番目までのスコアを有するPOIテキストまたは住所テキストを、或いはスコアが閾値以上のPOIテキストまたは住所テキストを、提示テキストとして選抜することができるようになる。
以上、図1乃至図8を参照して、本発明が適用される情報処理システムの構成例とその動作例について説明してきた。かかる情報処理システムは、上述した動作例の他、その他様々な動作を実行できる。
例えば、ユーザは、携帯端末11を操作することで、所望の地点に対して所望の名称等を定義し、その定義内容を、上述したユーザPOIとしてサーバ12に登録することができる。かかる登録を行う際の携帯端末11の操作画面の一例が、図9に示されている。
図9の例の操作画面51には、マップ領域52と、サーバ12から提供されたテキストを表示するテキスト表示領域53−1乃至53−4が設けられている。
マップ領域52には、所定範囲内の地図、例えば現在地周辺の地図が表示される。この地図内の所定位置に配置されるシンボル61が、ユーザPOIとして既登録の地点、または、登録の候補地点を示している。
例えユーザPOIの登録をユーザが所望する地点、即ち、登録の候補地点が、シンボル61−1に対応する地点であったとする。この場合、ユーザがシンボル61−1を指定する操作をすると、例えばクリック等をすると、ユーザPOIを登録するための登録領域62が、マップ領域52にポップアップ表示される。そこで、例えばユーザは、その所望地点に対して定義した名称等を、登録領域62内のボックス63に記述し、登録領域62内のソフトウエアボタン64を押下することで、その定義内容のユーザPOIをサーバ12に新規登録させることができる。なお、ユーザPOIを削除したい場合には、ユーザは、登録領域62内のソフトウエアボタン65を押下すればよい。
換言すると、ソフトウエアボタン64が押下されると、ユーザ情報、シンボル61−1に対応する地点の位置情報、その地点に対して定義された名称(ボックス63内のテキスト)等その他必要な情報が、携帯端末11の送信情報としてサーバ12に伝送される。すると、サーバ12は、これらの送信情報に基づいて、例えば上述の図5の構造のユーザPOIを新規生成し、ユーザPOI DB35に格納する。
このようにして、携帯端末11−1乃至11−Nの各ユーザがそれぞれ様々な地点についてユーザPOIを新規登録し続けていくと、結果として、ユーザPOI DB35には多数のユーザPOIが蓄積されていくことになる。
このため、多数のユーザにとって著名な場所等について、何人かのユーザによってそれぞれユーザPOIが個別登録されるという場合も生ずる。このような場合であっても、ユーザPOIは、あくまでも、それを登録したユーザにとってのみ有効なPOIであるので、それ以外のユーザにとってはPOIとして利用することはできない。即ち、その著名な場所等の付近に存在するユーザではあるが、その著名な場所等をユーザPOIとして未登録のユーザに対しては、その著名な場所等を含むテキストは検索されず、提供されないことになる。
そこで、その著名な場所等をパブリックPOIとして登録し直すことで、その著名な場所等の付近に存在するユーザであれば、ユーザPOIの登録有無にかかわらず、その著名な場所等を含むテキストは検索され、提供されるようになる。
このように、サーバ12の管理者が、その著名な場所等をパブリックPOIとして登録する操作を行う操作画面の一例が、図10に示されている。
図10の例の操作画面71には、ユーザPOIの内容を表示する表示領域81−K(Kは、1乃至Lのうちの任意の整数値。図10の例では、L=4)がリスト化されて表示される。
表示領域81−Kの左下側のソフトウエアボタン82−Kが押下されると、その上方の表示領域81−Kに表示されたユーザPOIは、それ以降、その地点についてのパブリックPOIを作るか否かの評価対象から外される。即ち、それ以降、そのユーザPOIが、表示領域81−Kに表示されることは無くなる。
一方、表示領域81−Kの右下側のソフトウエアボタン83−Kが押下されると、その上方の表示領域81−Kに表示されたユーザPOIに基づいて、その地点についてのパブリックPOIを新規作成すること、即ち、新たなパブリックPOIとして登録し直すことが可能になる。なお、登録自体の操作画面についての図示は省略されている。
また、操作画面71に対してポップアップ表示された領域72は、所定の表示領域81−Kに表示されたユーザPOIの地点のマップ情報が表示される。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることができる。
この場合、上述した携帯端末11やサーバ12の少なくとも一部として、例えば、図11に示されるコンピュータを採用することもできる。
図11において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記録されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、ディスプレイなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部109が接続されている。通信部109は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア111が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図11に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア(パッケージメディア)111により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記憶部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
本発明が適用される情報処理システムの一動作の概略例を説明する図である。 本発明が適用される情報処理システムの機能的構成例を示す機能ブロック図である。 図1の情報処理システムの一動作の詳細例を説明するタイミングチャートである。 パブリックPOIのデータ構造例を示す図である。 ユーザPOIのデータ構造例を示す図である。 図4のパブリックPOIに対応するシノニムデータのデータ構造例を示す図である。 住所データのデータ構造例を示す図である。 図4の住所データに対応するシノニムデータのデータ構造例を示す図である。 ユーザPOIの登録のための操作画面の一例を示す図である。 ユーザPOIからパブリックPOIをつくるための操作画面の一例を示す図である。 本発明が適用される情報処理装置としてのコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11,11−1乃至11−M 携帯端末, 12 サーバ, 13−1乃至13−N 外部装置, 22−1乃至22−N テキスト, 31 無線通信制御部, 32 検索部, 33 POI部, 34 パブリックPOI DB, 35 ユーザPOI DB, 36 RSS読み込み部, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 108 記憶部, 111 リムーバブルメディア

Claims (1)

  1. テキスト情報を検索する情報処理装置であって、
    携帯端末の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記位置情報で特定される特定位置を含む所定の範囲内について複数のテキスト位置情報を取得して、外部に存在する複数のテキスト情報の中から、複数の前記テキスト位置情報のうちの少なくとも1つをその文章中に含むテキスト情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された前記テキスト情報のうちの少なくとも一部を前記携帯端末に提供する提供手段と
    を備える情報処理装置。
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