JP2009037096A - 液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平坦で高反射率な反射面を有する画素電極を備えた、液晶表示素子及びその液晶表示素子の製造方法を提供する
【解決手段】本発明に係る液晶表示素子の製造方法により形成された画素電極200の反射面は、画素電極ビアホールCaが埋込部材210で充填されているためリセスRの存在しない平坦な面となり、この画素電極200上に形成される下部配向膜208の表面も同様に平坦な面となる。このため、下部配向膜208には成膜不良や部分的な液晶層の配向方向の乱れは発生せず、よって画素部500の反射面は極めて高い反射率を有することができる。これにより、平坦で高反射率な反射面有する画素部500を備えた反射率の高い液晶表示素子600を安定して作製することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置を構成する液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法に関し、特に画素電極が平坦で高反射率な反射面を有する液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法に関するものである。
従来より、分子配列が一定の秩序を保ちながらその一方で流動性を有し、さらに電界の印加によってその配列が変化する液晶は、表示装置用の材料として各分野の電気電子機器に広く利用されている。一般的な液晶表示装置は、個別に制御可能な画素電極とこれに対向して配置された共通電極との間に液晶層を封入した構造を有している。そして、画素電極に対し所定の電位を印加することにより画素電極と共通電極との間の液晶の配向を変え、これによってこの部分の液晶層の光学的特性(光透過率)を変化させる。これを個々の画素電極に対して所定の信号で制御しながら行うことで、液晶表示装置は画像や映像を表示することができる。
近年、これら液晶表示装置に関する技術の進歩によって、反応速度等の表示性能の向上及び、高解像度化、大型化が達成され、テレビモニタ、パーソナルコンピュータのディスプレイ等の表示装置にも液晶表示装置が利用可能となった。特にテレビモニタの分野に関しては、高画質な映像表示に対応した高解像度、大画面の液晶表示装置が商品化されている。
また、液晶表示装置は、小型、軽量でかつ消費電力が少ないため、携帯電話、ノート型パソコン、携帯型オーディオプレーヤ、PDA、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ等の携帯型電気電子機器はもとより、カーステレオ、カーナビゲーションシステム、車載型のテレビモニタ等の車載型電気電子機器、据置型の音響映像機器や家庭用電化製品、産業用機械等の表示部として広く一般的に用いられている。
これら液晶表示装置には液晶表示素子を構成する個々の画素の制御方式として、アクティブマトリクス方式とパッシブマトリクス方式とに大別される。アクティブマトリクス方式は画素毎にスイッチング素子を有しており複雑な駆動回路の形成が必要となるが、パッシブマトリクス方式に比べ応答時間が短く、また、画素毎に表示、非表示を高精度に制御可能なため、走査線数の多い高解像度のテレビモニタ等に適している。
また、液晶表示装置は、画面表示に必要な光の供給方法から透過型液晶表示装置と反射型液晶表示装置とに大別することができる。透過型液晶表示装置はその裏面側もしくは側面側に設置されたバックライトからの光を透過させて画面表示を行う。このため、駆動回路によって遮られる部分の光を画面表示に用いることができず開口率が低いという問題点を有している。
これに対して、反射型液晶表示装置は表示面方向から入射した光を個々の画素を構成する画素電極の反射面により反射して画面表示を行うため、駆動回路が光を遮ることがなく開口率を高くすることができるため、より明るい画面表示を行うことができる。
上記のアクティブマトリクス方式の反射型液晶表示装置の例として、下記[特許文献1]では、画素電極間の電極間スリットから入射する外部光を効果的に遮光して、耐光性に優れた反射型液晶表示装置に関する発明が開示されている。
ここで、一般的なアクティブマトリクス方式の反射型液晶表示素子を構成する1つの画素部の、特に画素電極に関わる部分の形成手順を、図6、図7に示す模式断面図を用いて簡単に説明する。尚、図6、図7、及び後述する図8においては、反射型液晶表示素子を構成する1つの画素部の画素電極形成部分のみを拡大して示す。
図6(a)に示す、反射型液晶表示素子における1つの画素部を構成する画素電極部A3は、回路配線部A2の最上層にあたる下層電極156を有する絶縁層106b上に形成された絶縁層106cと、電極間スリット206で区切られた反射金属層204とバリア層202とからなる画素電極200と、画素電極200の表面に形成された下部配向膜208とを有している。そして、画素電極200と回路配線部A2の下層電極156とは、絶縁層106cに形成されたビアホールCaを介して電気的に接続される。尚、この画素電極200と下層電極156とを電気的に接続するためのビアホールCaは本発明に大きく関与するものであるため、以後、画素電極ビアホールCaとして表記する。
画素電極部A3の形成手順としては、先ず、図6(b)に示すように、下層電極156を有する絶縁層106b上に、絶縁層106cをCVD法(Chemical Vapor Deposition法)等を用いて形成する。そして、一方の開口部が下層電極156の電極面上に位置する画素電極ビアホールCaとなる穴部を、絶縁層106cの所定の位置にフォトリソグラフィ法及びエッチング処理などを用いて形成する。
次に、図6(c)に示すように、絶縁層106cの表面及び穴部の内面に、導電性を有するバリア層202を成膜する。そして、バリア層202で内面が覆われた穴部は画素電極ビアホールCaとなる。
次に、図7(a)に示すように、バリア層202上に反射金属層204をスパッタリング法などを用いて成膜する。
次に、図7(b)に示すように、反射金属層204及びバリア層202の所定の部位を、フォトリソグラフィ法とエッチング処理により除去して電極間スリット206を形成する。そして、電極間スリット206によって分割された反射金属層204及びバリア層202が、1つの画素部における画素電極200となる。尚、このとき画素電極200には画素電極ビアホールCaの段差によって生じるリセスR(窪み)が形成される場合がある。
次に、図7(c)に示すように、画素電極200の反射面側に下部配向膜208を蒸着法等により成膜する。しかしながら、画素電極200にリセスRが存在すると、このリセスR部分に成膜される下部配向膜208に成膜不良が発生したり、このリセスR部分の液晶層の配向方向に乱れが生じるなどしてダークスポットが形成され、表示画像の輝度を低下させる原因となる。
画素電極200におけるリセスRの形成を回避する手法としては、画素電極200を構成する反射金属層204の形成前に画素電極ビアホールCaをタングステンによって充填し、反射金属層204の形成領域を予め平坦化した後、その平坦な反射金属層形成面に反射金属層204を成膜することで画素電極200の反射面を平坦化する手法が一般的に用いられる。
この手法では先ず、図8(a)に示すように、絶縁層106cの表面及び画素電極ビアホールCa内面のバリア層202上にタングステン層12をCVD法などを用いて形成する。このとき、画素電極ビアホールCaの内部もタングステン層12で充填する。
次に、図8(b)に示すように、絶縁層106cの表面に形成された余分なタングステン層12を、SF(6フッ化硫黄)ガス及びO(酸素)ガスを用いた反応性イオンエッチング法等を用いて除去する。これにより理想的には、絶縁層106c表面のタングステン層12が除去されてバリア層202が露出すると共に、画素電極ビアホールCa部分に形成されたタングステン層12の上面位置は露出したバリア層202の上面位置と略同一な位置となって、その結果バリア層202表面とタングステン層12の上面とが連続する平坦な反射金属層形成面となる。このような、平坦な反射金属層形成面に反射金属層204を成膜すれば、画素電極200の反射面におけるリセスRの発生を防止することができる。
特開2006−154563号公報
しかしながら、タングステンは安定した成膜が難しく均一なタングステン層12を形成することが困難である。このため、タングステン層12を均一かつ安定的にエッチング除去することが難しく、図9(a)に示すように、バリア層202の表面にエッチング処理にて除去しきれなかった余分なタングステン残渣12aが残留する場合が多く発生する。このような、タングステン残渣12aが存在する反射金属層形成面に反射金属層204を成膜すると、タングステン残渣12aの存在する部分の反射金属層204が凸状となり、平坦な反射面を有する画素電極200を得ることが難しい。また、タングステン残渣12aが電極間スリット206の形成位置に存在する場合、このタングステン残渣12aは電極間スリット206の形成に一般的に用いられるCl(塩素)ガス及びBCl(3塩化ホウ素)ガスを用いた反応性イオンエッチングでは除去することができないため、本来電極間スリット206によって分割されるべき画素電極200が、このタングステン残渣12a及びその下のバリア層202を介して隣接する画素電極200と導通することとなる。このような、隣接した画素電極200同士が導通した反射型液晶表示素子は、正常に機能することができない。
タングステン残渣12aの残留を防止するためには、タングステン層12に対してオーバーエッチングを行うことが効果的と考えられる。しかしながら、タングステン層12に対してオーバーエッチングを行うと、図9(b)に示すように、画素電極ビアホールCa部分に形成されたタングステン層12もオーバーエッチングされるため、画素電極ビアホールCaに対する充填が不十分となってリセスRが生じ、平坦な反射面を有する画素電極200を得ることが難しい。
従って、画素電極ビアホールCaをタングステン層12によって充填する上記の手法では、平坦で高反射率の反射面を有する画素電極200を安定して形成することは困難であり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、平坦で高反射率な反射面を有する画素電極を備えた、液晶表示素子及びその液晶表示素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)一面側に回路素子が形成された回路素子形成領域を有する半導体基板100、前記回路素子形成領域上に形成された絶縁層、及び該絶縁層上にマトリクス状に形成された光反射性の画素電極200を有する第1の基板と、前記画素電極200と所定の間隙を有して対向配置された光透過性電極(透明電極302)を有する第2の基板(透明基板300)と、前記所定の間隙に封入された液晶層306と、を備え、
前記画素電極200は、前記絶縁層上に順次積層された導電層(バリア層202)及び光反射性を有する金属層(反射金属層204)からなり、
前記画素電極200と前記回路素子形成領域とは、前記導電層で内面が覆われると共に絶縁性部材で充填されたコンタクトホール(画素電極ビアホールCa)を介して電気的に接続され、
前記絶縁性部材の表面と前記絶縁層上の前記導電層の表面とは、連続する平坦な面とされてなることを特徴とする液晶表示素子600を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)光反射性を有する画素電極200を備えた液晶表示素子において、
一面側に回路素子が形成された回路素子形成領域を有する半導体基板100と、
前記回路素子形成領域上に形成された絶縁層と、
前記絶縁層上に形成された配線層と、
前記絶縁層を貫通して前記配線層と前記回路素子形成領域とを電気的に接続する第1のコンタクトホール(コンタクトホールC1〜C5)と、
前記配線層上に形成された他の絶縁層(絶縁層106c)と、
前記他の絶縁層を貫通して前記配線層を露出させる穴部と、
前記穴部の内面及び前記他の絶縁層の表面を覆って前記配線層と電気的に接続する導電層(バリア層202)と、
前記導電層で内面が覆われた前記穴部は第2のコンタクトホール(画素電極ビアホールCa)とされ、該第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材(埋込部材210)と、
前記絶縁性部材上及び前記導電層上に形成された光反射性を有する金属層(反射金属層204)と、を備え、
前記画素電極200を、前記導電層及び前記金属層からなる構成とし、前記絶縁性部材の表面と前記他の絶縁層上の前記導電層の表面とを、連続する平坦な面としたことを特徴とする液晶表示素子600を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)液晶表示素子の製造方法において、
半導体基板100の一面側に、回路素子を有する回路素子領域(回路素子部A1)を形成する回路素子領域形成工程と、
前記回路素子領域形成工程後に、前記回路素子領域上に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
前記絶縁層形成工程後に、前記絶縁層に前記回路素子領域と電気的に接続される第1のコンタクトホール(コンタクトホールC1〜C5)を形成すると共に、前記絶縁層上に前記第1のコンタクトホールと電気的に接続される配線層を形成するコンタクトホール配線層形成工程と、
前記コンタクトホール配線層形成工程後に、前記配線層上に他の絶縁層(絶縁層106c)を形成する他の絶縁層形成工程と、
前記他の絶縁層形成工程後に、前記他の絶縁層を貫通して前記配線層を露出させる穴部を形成する穴部形成工程と、
前記穴部形成工程後に、前記穴部の内面及び前記他の絶縁層の表面を覆って前記配線層と電気的に接続する導電層(バリア層202)を形成して、該導電層で内面が覆われた前記穴部を第2のコンタクトホール(画素電極ビアホールCa)とする導電層形成工程と、
前記導電層形成工程後に、前記導電層を絶縁性部材(埋込部材層210a)で覆うと共に該絶縁性部材で前記第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材形成工程と、
前記絶縁性部材形成工程後に、前記第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材を残して前記導電層上の絶縁性部材を選択的に除去し、前記導電層を露出させると共に当該導電層の表面と前記残された絶縁性部材の表面とを連続する平坦な面にする絶縁性部材除去工程と、
前記絶縁性部材除去工程後に、前記導電層の表面上及び前記絶縁性部材の表面上に、光反射性を有する金属層(反射金属層204)を形成する金属層形成工程と、
前記金属層形成工程後に、前記金属層及び前記導電層を部分的にエッチングして、画素電極200を形成する画素電極形成工程と、
を有することを特徴とする液晶表示素子の製造方法を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明に係る液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法によれば、平坦で高反射率な反射面有する画素電極を備えた液晶表示素子を安定して作製することができる。
以下、本発明に係る液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る液晶表示素子を構成する画素部の実施例を説明するための模式断面図である。図2は本発明に係る液晶表示素子の動作の実施例を説明する図である。図3は本発明に係る液晶表示素子の製造方法において、特にその回路素子部及び回路配線部の製造方法の実施例を説明するための模式断面図である。図4、図5は本発明に係る液晶表示素子の製造方法において、特にその画素電極部の製造方法の実施例を説明するための模式断面図である。尚、従来技術と同様の部材及び部位に関しては同符号にて示す。
図1に示す画素部500は、後述する反射型の液晶表示素子600にマトリクス状に配置された複数の画素部500のうちの一つを拡大したものである。尚、本実施の形態で示す画素部500は、特に画素電極ビアホールCa部分の構成及びその充填方法に特徴を有するものであり、それ以外の後述するスイッチング素子部Tr、保持容量部Cなどの回路素子部A1の構成、各配線電極、コンタクトホール、中継電極154等の接続状態などの回路配線部A2の構成、及び透明基板部B等の構成に関しては、特に図1に限定されるものではない。
図1に示す画素部500は、主として、液晶表示素子600の裏面側に位置する素子基板部Aと、液晶表示素子600の画像表示側に位置するとともに全ての画素部500に共通の透明基板部Bと、素子基板部Aと透明基板部Bとの間に封入された液晶層306とで構成される。
画素部500の素子基板部Aは、主として、半導体基板部100aと、半導体基板部100a上に形成されたスイッチング素子部Tr及び保持容量部Cを有する回路素子部A1と、回路素子部A1に対し所定の信号もしくは電力を供給する各種配線電極(配線層)等と回路素子部A1からの出力を画素電極200側に伝達する配線層としての下層電極156とを有する回路配線部A2と、画素電極200を有する画素電極部A3とから構成される。
素子基板部Aの半導体基板部100aは、ウェル102が形成された全ての画素部500に共通の半導体基板100が、絶縁性を有するフィールド酸化膜104aにより電気的に分離されることで形成される。
回路素子部A1のスイッチング素子部Trは、例えばMOSFET等のスイッチングトランジスタであり、半導体基板部100a上にフィールド酸化膜104bによって保持容量部Cと電気的に絶縁された状態で設けられる。また、スイッチング素子部Trはドレイン部110、ゲート部112、ソース部114を有しており、ドレイン部110は回路配線部A2を構成する絶縁層106aに設けられたコンタクトホールC1を介して絶縁層106a上の配線電極150aに接続される。また、スイッチング素子部Trのゲート部112には、後述する行信号をゲート部112に対して出力するポリシリコン配線電極152が接続される。尚、コンタクトホールC1及び後述するコンタクトホールC2〜C5は、その内部にAl(アルミニウム)等の導電性を有する金属が成膜、充填されており、コンタクトホールC1〜C5を介して上下電極等の電気的接続が可能となる。
保持容量部Cは、ウェル102上にイオン注入によって形成された拡散容量電極120と、拡散容量電極120と対向するように設けられた容量電極122と、これら拡散容量電極120と容量電極122との間に介在する絶縁層106aと、を有している。そして、保持容量部Cの拡散容量電極120は絶縁層106aに設けられたコンタクトホールC2を介して絶縁層106a上の配線電極150bに接続される。
また、スイッチング素子部Trのソース部114は絶縁層106aに設けられたコンタクトホールC3を介して絶縁層106a上の中継電極154に接続される。また、保持容量部Cの容量電極122はコンタクトホールC4を介して同じく中継電極154に接続される。これにより、スイッチング素子部Trのソース部114と保持容量部Cの容量電極122とが中継電極154を介して電気的に接続される。
中継電極154は絶縁層106bに設けられたコンタクトホールC5を介して絶縁層106b上の下層電極156に接続される。
以上が、素子基板部Aの回路素子部A1及び回路配線部A2の概略構成である。尚、絶縁層106b上には、下層電極156と電気的に絶縁された遮光電極158を設けても良い。
ここで、下層電極156とは、画素電極200と回路素子部A1とを電気的に接続するための電極を意味し、中継電極154を形成せずに回路素子部A1と下層電極156とを電気的に接続する場合は、中継電極154に相当する電極が下層電極156となる。また、中継電極154と下層電極156との間に第二の中継電極を設けても良い。更に、回路配線部A2の構成には、必要に応じて、第2の遮光電極や光吸収層などを適宜設けることも可能である。
画素電極部A3を構成する絶縁層106cは、下層電極156が形成された回路配線部A2の絶縁層106b上に形成され、一方の開口部が下層電極156の電極面上に位置する画素電極ビアホールCaを有している。そして、絶縁層106cの表面、即ち画素電極200が形成される側の面には導電性を有するバリア層202が形成されている。また、画素電極ビアホールCaは、その内面にバリア層202が形成されている。
画素電極ビアホールCaは、絶縁層106cの表面に形成されたバリア層202の上面位置と略同一な位置まで絶縁性を有する埋込部材210により充填されている。そして、この絶縁層106c表面のバリア層202と埋込部材210の上面とが、段差の存在しない平坦な反射金属層形成面を構成する。
絶縁層106c表面のバリア層202と埋込部材210の上面とで構成された反射金属層形成面には反射金属層204が成膜される。そして、この反射金属層204及びバリア層202が所定の間隔の電極間スリット206によって分割されることで、この反射金属層204及びバリア層202が画素部500の画素電極200となる。尚、画素電極200と下層電極156とは、画素電極ビアホールCaを介して電気的に接続される。
更に、画素電極200の反射面には下部配向膜208が成膜され、これらが素子基板部Aの画素電極部A3となる。
そして、素子基板部Aの画素電極200側には、所定の間隔を隔てて透明基板部Bが配置される。透明基板部Bは、主として、全ての画素部500に共通の透明電極302と、透明電極302を支持する透明基板300と、透明電極302の画素電極200側の面に形成され素子基板部Aの下部配向膜208と90°異なった配向方向を有する上部配向膜301と、を備えている。
更に、透明基板部Bの上部配向膜301と素子基板部Aの下部配向膜208との間には液晶層306が封入され、これにより電極間スリット206及びフィールド酸化膜104aによって区切られた部位が、液晶表示素子600の1画素として機能する画素部500となる。
次に、液晶表示素子600の動作を図2を用いて簡単に説明する。図2に示す液晶表示素子600は、主として、複数の画素部500がマトリクス状に配置されて構成される。そして、個々の画素部500を構成するスイッチング素子部Trのドレイン部110は、配線電極150aを介して各列毎に水平シフトレジスタ回路部71のスイッチング回路部72に接続される。また、スイッチング素子部Trのゲート部112は、ポリシリコン配線電極152を介して各行毎に垂直シフトレジスタ回路部75に接続される。
また、画素部500の保持容量部Cを構成する拡散容量電極120には、配線電極150bを介してウェル基準電圧Vwが供給される。また、図示しないが、スイッチング素子部Trには画素電極200に所定の電位を供給するための固定電位が印加されている。尚、スイッチング素子部Trに印加する固定電位は、ウェル基準電圧Vwとしても良いし、別配線によってウェル基準電圧Vwとは異なったものとしても良い。
垂直シフトレジスタ回路部75は、各行毎に所定の行信号を一定の間隔で順次走査するように繰り返し出力する。また、水平シフトレジスタ回路部71には映像信号ラインVから映像信号が供給され、この映像信号はスイッチング回路部72を介して列方向に配置した所定の信号線に出力される。そして、垂直シフトレジスタ回路部75からの行信号と水平シフトレジスタ回路部71からの映像信号とが同時に供給される画素部500では、そのスイッチング素子部TrがON動作しソース部114から映像信号に応じた電位が画素電極200に対して出力される。
ここで、画素部500のスイッチング素子部TrがOFFの状態では、液晶層306の液晶分子は上部配向膜301と下部配向膜208とにより、90°ねじれた状態に配向している。このような状態では、透明基板部Bを透過した外光及び画素電極200からの反射光は液晶層306を透過することが可能で、その結果画素部500は表示状態となる。
また、画素部500のスイッチング素子部TrがON動作すると、画素電極200にはソース部114を介して水平シフトレジスタ回路部71から供給される映像信号に応じた電位が生じる。これにより、画素電極200の電位と透明電極302に印加されている電位Vcomと間に電位差が発生し、その電位差に応じて液晶層306の配向状態が変化する。これによって液晶層306の光学特性(透過率)が変化し、結果としてその領域の光が変調され画素部500は映像信号に応じた半表示状態もしくは非表示状態となる。そして、これらの動作が画素部500毎に行われることで、液晶表示素子600全体として所定の画像を表示する。
尚、画素電極200に生じた電位は保持容量部Cに電荷のかたちで記憶され、スイッチング素子部TrがOFF状態となっても、次の映像信号が入力するまで画素部500の表示状態は維持される。
次に、画素部500の製造方法を説明する。初めに、図3を用いて画素部500の回路素子部A1及び回路配線部A2の形成方法を簡単に説明する。
先ず、図3(a)に示すように、ウェル102が形成された半導体基板100の所定の部位にフィールド酸化膜104a及びフィールド酸化膜104bを形成し、これにより画素部500の半導体基板部100aを形成する。次に、半導体基板部100a上の所定の部位に、ドレイン部110、ゲート部112、ソース部114を有するスイッチング素子部Trと、保持容量部Cの拡散容量電極120とを形成する。その後、スイッチング素子部Trのゲート部112にポリシリコン配線電極152と、拡散容量電極120と対向する位置に保持容量部Cの容量電極122とを形成する。これにより、半導体基板部100a上にスイッチング素子部Trと保持容量部Cとを有する回路素子部A1が形成される。尚、回路素子部A1の形成は、CVD法、スパッタリング法、フォトリソグラフィ法、及びエッチング処理などの周知の半導体プロセス技術を用いて順次行う。以上が回路素子領域形成工程に相当する。更に、これら回路素子部A1上にSiO等の絶縁層106aをCVD法等により成膜する。
次に、図3(b)に示すように、絶縁層106aにコンタクトホールC1〜C4となる穴部群を形成する。コンタクトホールC1〜C4となる穴部群の形成は、先ず、絶縁層106a表面にフォトリソグラフィ法等を用いてコンタクトホールC1〜C4となる穴部群に相当する部位に開口部を有するレジスト膜を形成する。次に、エッチングによって開口部から露出した領域の絶縁層106aを除去した後、絶縁層106a表面のレジスト膜を除去することにより行う。
次に、図3(c)に示すように、半導体基板部100aに回路素子部A1と回路配線部A2とを形成する。回路素子部A1及び回路配線部A2の形成は、先ず、絶縁層106aの表面及び穴部群に、スパッタリング法などを用いてAlなどの導電性を有する金属層を形成する。次に、フォトリソグラフィ法及びエッチング処理等を用いて金属層の所定の部位を除去し、絶縁層106a上に、配線電極150a、150b、中継電極154等を形成する。また、金属層で充填された穴部群はコンタクトホールC1〜C4となる。次に、絶縁層106a上に絶縁層106bをCVD法等により成膜した後、上記の方法と同様にして、コンタクトホールC5、下層電極156を順次形成することにより行う。このとき、必要であれば遮光電極158等の形成も同様にして行う。以上が、絶縁層形成工程及びコンタクトホール配線層形成工程に相当する。
次に、画素部500の画素電極部A3の形成方法を図4、図5を用いて説明する。尚、図4、図5においては、画素部500の画素電極部A3の形成部及びその周辺のみを拡大して示す。
画素電極部A3の形成は、先ず、図4(a)に示すように、下層電極156等が形成された絶縁層106b上に画素電極ビアホールCaとなる穴部を有する絶縁層106cを形成する。絶縁層106cの形成は、下層電極156等が形成された絶縁層106b上に、SiO等からなる絶縁層106cをCVD法等により成膜し(他の絶縁層形成工程)、次に、絶縁層106c上に下層電極156の電極面に相当する位置に所定の開口部を有するレジスト膜をフォトリソグラフィ法等を用いて形成する。次に、エッチング処理によって開口部から露出した部分の絶縁層106cを除去し、最後に、レジスト膜を除去することにより行う(穴部形成工程)。
次に、図4(b)に示すように、スパッタリング法を用いて絶縁層106cの表面及び穴部の内面に、バリア層202として層厚約100nmのTiN(窒化チタン)層を成膜する。以上が、導電層形成工程に相当する。尚、バリア層202は下層電極156と反射金属層204とを電気的に接続するとともに、下層電極156と反射金属層204との間のマイグレーションを防止するためのものであり、この機能を有する材料であれば特にTiNに限定する必要はない。また、バリア層202で内面が覆われた穴部は画素電極ビアホールCaとなる。
次に、バリア層202上に層厚約400nmになるようにスピンオングラスを塗布する。このとき、内面がバリア層202で覆われた画素電極ビアホールCaはスピンオングラスで充填される。次に、窒素雰囲気中で450℃の熱処理を施すことで、塗布したスピンオングラスはSiO(酸化珪素)層となる。
このSiO層が、図4(c)に示す、画素電極ビアホールCaを充填するための埋込部材層210aとなる。この埋込部材層210aとして用いられるSiOは、絶縁性を有するとともにタングステンと比較して後述する塩素系のガスを用いたドライエッチングにより容易にエッチングすることが可能であり、画素電極ビアホールCaを充填するための埋込部材210として特に好適である。尚、埋込部材層210aの形成を、400℃以下の低温プラズマCVD法によるSiOもしくはSiN(窒化珪素)の成膜によって行えば、スピンオングラスの塗布等の湿式工程が介在せず、製造工程の簡素化が可能となる。以上が、絶縁性部材形成工程に相当する。
次に、埋込部材層210aにエッチング処理を施して、図4(d)に示すように、画素電極ビアホールCaを充填している埋込部材層210aの上面位置を絶縁層106cの表面に形成されたバリア層202の上面位置とほぼ同等な位置とする。これにより、画素電極ビアホールCaの内面に形成された埋込部材層210aが、画素電極ビアホールCaを充填する埋込部材210となる。以上が、絶縁性部材除去工程に相当する。
埋込部材層210aに対するエッチング処理はCHF(3フッ化メタン)及びCF(4フッ化炭素)の混合ガスを用いた反応性イオンエッチング法により行う。このとき、エッチング時に生じるプラズマ中のCO(一酸化炭素)の発光スペクトル(波長484nm)をモニタリングし、COの発光スペクトル強度が急激に低下したところで埋込部材層210aに対するエッチング処理を停止する。
CFガスを用いてSiOに対する反応性イオンエッチングを行う場合、SiOがエッチングされているときにはCOの発光スペクトルは高い強度を示すが、SiOが除去されてSiOに対するエッチングが終息するとCOの発光スペクトルの強度は急激に低下する。従って、絶縁層106cの表面に広範囲に形成されたSiO層(埋込部材層210a)がエッチングされている時にはCOの発光スペクトルは高い強度を示すが、エッチング処理が進み絶縁層106cの表面に形成されていたSiO層が除去されて画素電極ビアホールCaに充填されているSiOのみとなると、COの発光スペクトルの強度は急激に低下する。よって、このCOの発光スペクトルの強度変化をエッチング処理の終点検出に用い、COの発光スペクトルの強度の急激な変化が発生する点をエッチング処理の停止点とすれば、絶縁層106cの表面に形成された埋込部材層210aを完全に除去することができると共に、画素電極ビアホールCaを充填している埋込部材層210aの上面位置を、絶縁層106cの表面に形成されたバリア層202の上面位置とほぼ同等な位置とすることができる。
これにより、バリア層202の表面と埋込部材層210a(埋込部材210)の表面とは連続する平坦な面である反射金属層形成面となる。
尚、上記の例ではCFガスを用いてSiOに対する反応性イオンエッチングを行う場合を記しているが、埋込部材層210aがSiO以外の場合には、その埋込部材層210aの材質と用いるエッチングガスに応じて、埋込部材層210aのエッチング前後で強度変化の大きい最適な発光スペクトルを適宜選択してモニタリングし、エッチング処理の終点検出を行うようにすれば良い。
次に、図5(a)に示すように、露出したバリア層202の上面及び埋込部材210の上面に、反射金属層204として層厚約200nmのAl膜をスパッタリング法を用いて成膜する。このとき、露出したバリア層202の上面及び埋込部材210の上面で構成される反射金属層形成面は、上記の処理により平坦な面となっているため、その上に形成される反射金属層204もリセスRの存在しない平坦な面となる。尚、反射金属層204の材料としては、Alの他にAg(銀)やAl合金などの高い反射率と導電性とを有する金属を用いても良い。以上が金属層形成工程に相当する。
次に、図5(b)に示すように、反射金属層204の表面に電極間スリット206の形成位置に開口部を有するレジスト層10を形成する。レジスト層10の形成は、先ず反射金属層204の表面にレジスト膜を塗布し、次に、画素電極形成用マスクをレジスト膜表面の所定の位置に配置して露光を行った後、画素電極形成用マスクを外しレジスト膜に対して現像処理を施すことにより行う。
次に、図5(c)に示すように、Clガス及びBClガスを用いた反応性イオンエッチングにより、レジスト層10の開口部に位置する領域の反射金属層204及びバリア層202を除去した後、レジスト層10及びエッチング時に生成した不要な生成物を除去する。これにより、反射金属層204及びバリア層202が電極間スリット206によって分割された画素電極200が形成される。以上が、画素電極形成工程に相当する。
そして、図5(d)に示すように、画素電極200の反射面には、下部配向膜208が蒸着法等により成膜される。これにより、画素部500の素子基板部Aが形成される。
上記のようにして作製された素子基板部Aには、これとは別に作製された全素子共通の透明基板部Bが、素子基板部Aの画素電極200と透明基板部Bの透明電極302とが対向しかつ所定の間隔を取るように配置される。そして、素子基板部A側の下部配向膜208と透明基板部B側の上部配向膜301との間に液晶層306が封入されることで、液晶表示素子600を構成する画素部500が作製される。
上記の製造方法により作製された画素部500の画素電極200における反射面は、画素電極ビアホールCaが埋込部材210で充填されているためリセスRの存在しない平坦な面となり、この画素電極200上に形成される下部配向膜208の表面も同様に平坦な面となる。このため、下部配向膜208には成膜不良や部分的な液晶層の配向方向の乱れは発生せず、よって画素部500の反射面は極めて高い反射率を有することができる。また、液晶の配向の乱れを防止することができる。
また、画素電極ビアホールCaを充填するための埋込部材層210aとして塩素系のドライエッチングを用いて容易にエッチング可能な絶縁性の材料を用い、更にエッチング時のプラズマ中の特定の発光スペクトルをモニタリングしてエッチングの終点検出を行うことで、画素電極ビアホールCaを充填している埋込部材210の上面位置を絶縁層106cの表面に形成されたバリア層202の上面位置とほぼ同等な位置とすることができる。この際、絶縁層106cの表面に形成されたバリア層202上に埋込部材層210aの残渣を抑制することができる。
埋込部材層210aがSiOで形成されている場合、仮にバリア層202上の電極間スリット206形成位置に埋込部材層210aの残渣が残留していたとしても、この埋込部材層210aの残渣は電極間スリット206形成時の塩素系ドライエッチングによって容易に除去されるため隣接する画素電極200同士が導通することはない。
以上のことから、本発明に係る液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法によれば、平坦で高反射率な反射面を有する画素電極200を備えた反射率の高い液晶表示素子600を安定して作製することができる。
本発明に係る液晶表示素子を構成する画素部の実施例を説明するための模式断面図である。 本発明に係る液晶表示素子の動作の実施例を説明する図である。 本発明に係る液晶表示素子の製造方法において、特にその回路素子部及び回路配線部の製造方法の実施例を説明するための模式断面図である。 本発明に係る液晶表示素子の製造方法において、特にその画素電極部の製造方法の実施例を説明するための模式断面図である。 本発明に係る液晶表示素子の製造方法において、特にその画素電極部の製造方法の実施例を説明するための模式断面図である。 従来の反射型液晶表示素子を構成する画素部の画素電極部の製造方法を説明するための模式断面図である。 従来の反射型液晶表示素子を構成する画素部の画素電極部の製造方法を説明するための模式断面図である。 従来の反射型液晶表示素子を構成する画素部の画素電極ビアホールの充填方法を説明するための模式断面図である。 従来の反射型液晶表示素子を構成する画素部の画素電極ビアホールの充填方法を説明するための模式断面図である。
符号の説明
106c 絶縁層
156 下層電極
200 画素電極
202 バリア層
204 反射金属層
210 埋込部材
210a 埋込部材層
500 画素部
600 液晶表示素子
A1 回路素子部
A2 回路配線部
Ca 画素電極ビアホール

Claims (3)

  1. 一面側に回路素子が形成された回路素子形成領域を有する半導体基板、前記回路素子形成領域上に形成された絶縁層、及び該絶縁層上にマトリクス状に形成された光反射性の画素電極を有する第1の基板と、前記画素電極と所定の間隙を有して対向配置された光透過性電極を有する第2の基板と、前記所定の間隙に封入された液晶層と、を備え、
    前記画素電極は、前記絶縁層上に順次積層された導電層及び光反射性を有する金属層からなり、
    前記画素電極と前記回路素子形成領域とは、前記導電層で内面が覆われると共に絶縁性部材で充填されたコンタクトホールを介して電気的に接続され、
    前記絶縁性部材の表面と前記絶縁層上の前記導電層の表面とは、連続する平坦な面とされてなることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 光反射性を有する画素電極を備えた液晶表示素子において、
    一面側に回路素子が形成された回路素子形成領域を有する半導体基板と、
    前記回路素子形成領域上に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された配線層と、
    前記絶縁層を貫通して前記配線層と前記回路素子形成領域とを電気的に接続する第1のコンタクトホールと、
    前記配線層上に形成された他の絶縁層と、
    前記他の絶縁層を貫通して前記配線層を露出させる穴部と、
    前記穴部の内面及び前記他の絶縁層の表面を覆って前記配線層と電気的に接続する導電層と、
    前記導電層で内面が覆われた前記穴部は第2のコンタクトホールとされ、該第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材と、
    前記絶縁性部材上及び前記導電層上に形成された光反射性を有する金属層と、を備え、
    前記画素電極を、前記導電層及び前記金属層からなる構成とし、前記絶縁性部材の表面と前記他の絶縁層上の前記導電層の表面とを、連続する平坦な面としたことを特徴とする液晶表示素子。
  3. 液晶表示素子の製造方法において、
    半導体基板の一面側に、回路素子を有する回路素子領域を形成する回路素子領域形成工程と、
    前記回路素子領域形成工程後に、前記回路素子領域上に絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記絶縁層形成工程後に、前記絶縁層に前記回路素子領域と電気的に接続される第1のコンタクトホールを形成すると共に、前記絶縁層上に前記第1のコンタクトホールと電気的に接続される配線層を形成するコンタクトホール配線層形成工程と、
    前記コンタクトホール配線層形成工程後に、前記配線層上に他の絶縁層を形成する他の絶縁層形成工程と、
    前記他の絶縁層形成工程後に、前記他の絶縁層を貫通して前記配線層を露出させる穴部を形成する穴部形成工程と、
    前記穴部形成工程後に、前記穴部の内面及び前記他の絶縁層の表面を覆って前記配線層と電気的に接続する導電層を形成して、該導電層で内面が覆われた前記穴部を第2のコンタクトホールとする導電層形成工程と、
    前記導電層形成工程後に、前記導電層を絶縁性部材で覆うと共に該絶縁性部材で前記第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材形成工程と、
    前記絶縁性部材形成工程後に、前記第2のコンタクトホールを埋める絶縁性部材を残して前記導電層上の絶縁性部材を選択的に除去し、前記導電層を露出させると共に当該導電層の表面と前記残された絶縁性部材の表面とを連続する平坦な面にする絶縁性部材除去工程と、
    前記絶縁性部材除去工程後に、前記導電層の表面上及び前記絶縁性部材の表面上に、光反射性を有する金属層を形成する金属層形成工程と、
    前記金属層形成工程後に、前記金属層及び前記導電層を部分的にエッチングして、画素電極を形成する画素電極形成工程と、
    を有することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023176550A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 半導体装置および表示装置

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