JP2009036947A - 液晶装置の製造方法、および液晶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】層間絶縁膜、画素電極、電極間絶縁膜、および共通電極がこの順に積層されたFFSモードの液晶装置の製造方法、および液晶装置において、コンタクトホール内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止可能な構成を提供すること。
【解決手段】液晶装置100の素子基板10上には、薄膜トランジスタ30と、層間絶縁膜4、6と、層間絶縁膜6に形成されたコンタクトホール6aおよびドレイン電極5bを介して薄膜トランジスタ30に電気的に接続された画素電極7aと、電極間絶縁膜8aと、スリット状の開口部9bが複数、形成された共通電極9aとが積層されている。コンタクトホール6aは、画素電極7aの上層側に形成されたホール内絶縁膜8bにより埋められている。ホール内絶縁膜8bは、電極間絶縁膜8aと同時形成された絶縁膜であり、ポリシラザンを所定の溶媒に溶解、分散させてなる液状物を塗布後、焼成させてなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、いわゆるフリンジフィールドスイッチング(以下、FFS(Fring Field Switching)という)モードの液晶装置の製造方法、および液晶装置に関するものである。
FFSモードの液晶装置は、素子基板および対向基板のうち、素子基板に画素電極と、電極間絶縁膜と、開口部が形成された共通電極とを積層し、画素電極と共通電極とに印加された電場により液晶を駆動する(特許文献1参照)。
このようなFFSモードの液晶装置において、画素スイッチング素子として、トップゲート構造の薄膜トランジスタを用いた場合の構造(断面図および平面図)を図12(a)、(b)に示す。ここに示す例は、本願発明と対比するために本願発明者が案出したものである。図12(a)、(b)に示すように、液晶50が素子基板10と対向基板20との間に保持されている点では、FFSモードの液晶装置もTNモードの液晶装置と同様であるが、FFSモードの液晶装置の場合、素子基板10の側には、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30と、この薄膜トランジスタ30を覆う層間絶縁膜4、6と、層間絶縁膜6に形成されたコンタクトホール6aおよびドレイン電極5bを介して薄膜トランジスタ30に電気的に接続された画素電極7aとに加えて、画素電極7aを覆う電極間絶縁膜8aと、この電極間絶縁膜8aの上層に形成された共通電極9aとが形成されている。共通電極9aは、コンタクトホール6aが形成されている領域も含めて、素子基板10上の画像表示領域の全面にわたって形成されているとともに、複数のスリット状の開口部9bが整列した状態に形成されている。
特開2001−235763号公報
このような液晶装置では、電極間絶縁膜8aを介して画素電極7aと共通電極9aとが対向して保持容量60を形成しているので、TNモードの液晶装置と違って、画素内に別途、保持容量60を形成する必要がないなどの利点がある。ここで、保持容量60の容量値を高めるとともに、画素電極7aと共通電極9aとの間の電界強度を高めるには、電極間絶縁膜8aの膜厚を例えば400nm以下にまで薄くすることが好ましい。
しかしながら、電極間絶縁膜8aの膜厚を薄くすると、コンタクトホール6aの底部や開口縁では、電極間絶縁膜8aにピンホールなどといった被覆不良が発生しやすく、画素電極7aと共通電極9aとが短絡するという問題点がある。特に、図12(a)、(b)に示す構造のように、層間絶縁膜6を感光性樹脂からなる平坦化膜として形成した場合には、コンタクトホール6aのアスペクト比が大きい分、コンタクトホール6aの内部で電極間絶縁膜8aが均一に形成されず、画素電極7aと共通電極9aとが短絡するという問題点がある。
そこで、図13(a)、(b)に示すように、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域では共通電極9aを除去する構成が考えられる。しかしながら、かかる構成を実現するには、図13(c)に示すように、共通電極9aを構成する透明導電膜9を素子基板10の全面に形成した後、共通電極9aを残したい領域をレジストマスク91で覆い、エッチングすることになる。その際、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域にはレジストマスク91が形成されていないので、電極間絶縁膜8aにおいてコンタクトホール6aの底部や開口縁に相当する部分にピンホールなどがあると、画素電極7aもエッチングされ、画素電極7aでの断線や、画素電極7aとドレイン電極5bとの間の断線などが発生するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、層間絶縁膜、画素電極、電極間絶縁膜、および共通電極がこの順に積層されたFFSモードの液晶装置の製造方法、および液晶装置において、コンタクトホール内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止可能な構成を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、素子基板と対向基板との間に液晶が保持された液晶装置の製造方法において、前記素子基板に対する、画素スイッチング素子の形成工程と、コンタクトホールを備えた層間絶縁膜の形成工程と、前期コンタクトホールの底部で前記画素スイッチング素子に電気的に接続する画素電極の形成工程と、該画素電極を覆う電極間絶縁膜の形成工程と、開口部を備えた共通電極の形成工程とを有し、前記画素電極の形成工程を行なった後、前記共通電極の形成工程を行なう前に、前記コンタクトホールをホール内絶縁膜により埋めておくことを特徴とする。
かかる方法で製造された液晶装置は、素子基板と対向基板との間に液晶が保持され、前記素子基板上には、画素スイッチング素子と、該画素スイッチング素子を覆う層間絶縁膜と、該絶縁膜の上層に形成され、当該層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールの底部で前記画素スイッチング素子に電気的に接続された画素電極と、該画素電極を覆う電極間絶縁膜と、該電極間絶縁膜の上層に形成され、開口部を備えた共通電極とを有し、前記コンタクトホールは、該コンタクトホール内で前記画素電極の上層側に形成されたホール内絶縁膜により埋められていることを特徴とする。
本発明では、共通電極を形成する際、コンタクトホールは、厚いホール内絶縁膜ですでに埋められている。このため、共通電極を形成するための導電膜を形成した後、この導電膜をエッチングして共通電極をパターニング形成する際、コンタクトホールと重なる領域には共通電極を残さない場合には、コンタクトホールの内部の画素電極は、ホール内絶縁膜で保護され、エッチングされることがないので、画素電極と画素スイッチング素子との間で断線が発生するおそれがない。また、共通電極を形成する際、コンタクトホールは、厚いホール内絶縁膜ですでに埋められており、コンタクトホールの開口縁には急激な段差がないので、電極間絶縁膜において、コンタクトホールの開口縁に被さる部分にはピンホールが発生しない。従って、コンタクトホールと重なる領域には共通電極を残さない場合でも、ピンホールを介してエッチャントが画素電極に到達することがないので、画素電極はエッチングされず、画素電極がコンタクトホールの開口縁で断線するおそれがない。それ故、液晶装置の信頼性を向上することができる。かかる効果は、前記画素電極および前記共通電極が同一材料からなる透明導電膜である場合に適用すると特に効果的である。すなわち、画素電極と共通電極が同一材料の透明導電膜である場合、共通電極をパターニングする際、ピンホールを介してエッチャントが画素電極に到達すると、画素電極もエッチングされて断線が発生しやすいが、本発明によれば、かかる不具合の発生を確実に防止することができる。
また、本発明では、共通電極を形成する際、コンタクトホールは、厚いホール内絶縁膜ですでに埋められているため、コンタクトホールと重なる領域に共通電極を残す場合でも、共通電極と画素電極がコンタクトホールの底部で短絡することがない。また、共通電極を形成する際、コンタクトホールは、厚いホール内絶縁膜ですでに埋められているため、コンタクトホールの開口縁にはピンホールが存在するような急激な段差がない。このため、コンタクトホールと重なる領域に共通電極を残す場合でも、共通電極と画素電極がコンタクトホールの開口縁で短絡するおそれがない。それ故、液晶装置の信頼性を向上することができる。
さらに、本発明では、層間絶縁膜が厚くてコンタクトホールのアスペクト比が大きい場合でも、コンタクトホール内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止できるので、層間絶縁膜の一部あるいは全体に感光性樹脂からなる平坦膜を用いることができる。また、電極間絶縁膜を薄くしても、コンタクトホール内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止できるので、画素電極と共通電極との間に形成される保持容量の容量値を高めることができる。また、電極間絶縁膜を薄くすれば、その分、画素電極と共通電極との間の電界強度を高めることができるので、液晶を好適に駆動できるとともに、画素電極に供給するデータ信号の電圧レベルを低減することにより、低消費電力化を図ることもできる。
本発明において、前記ホール内絶縁膜を形成するにあたっては、少なくとも前記コンタクトホールを埋めるように、絶縁膜形成用の液状材料を塗布した後、固化させることが好ましい。このような液状材料としては、感光性樹脂や、ポリシラザンの液状物を挙げることができ、かかる液状材料によれば、コンタクトホールを容易に埋めることができる。
本発明において、前記電極間絶縁膜の形成工程では、前記コンタクトホールの外側にも前期液状材料を塗布した後、固化させて、前記電極間絶縁膜と前記ホール内絶縁膜とを同時形成することが好ましい。すなわち、前記ホール内絶縁膜と前記電極間絶縁膜は、前記コンタクトホールの内部および外部に塗布した前記液状材料を固化させることにより、同時形成されてなることが好ましい。このように構成すると、電極間絶縁膜を形成する工程を利用してホール内絶縁膜を形成することができるので、製造工程数の増大を避けることができる。
この場合、前記ホール内絶縁膜は、シリコン酸化膜などのシリコン系絶縁膜からなることが好ましい。かかる構成を採用すると、電極間絶縁膜もシリコン系絶縁膜からなるので、電極間絶縁膜の誘電率が比較的高いので、画素電極と共通電極との間に形成される保持容量の容量値を高めることができる。
本発明において、前記電極間絶縁膜の形成工程の前あるいは後に、前記コンタクトホール内に塗布した前記液状材料を固化させて前記ホール内絶縁膜を前記電極間絶縁膜と別工程で形成してもよい。すなわち、前記ホール内絶縁膜は、前記電極間絶縁膜とは別に、前記コンタクトホール内で、前記電極間絶縁膜の上層、あるいは前記画素電極の上層に塗布した前記液状材料を固化させてなる構成を採用してもよい。このように構成すれば、ホール内絶縁膜と電極間絶縁膜とを別の絶縁材料で形成することができる。例えば、電極間絶縁膜についてはCVD法により薄く形成したシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン窒酸化膜、シリコン酸窒化膜などのシリコン系絶縁膜により構成して保持容量の容量値を高める一方、ホール内絶縁膜については、コンタクトホール内を埋めるのに適した液状材料、例えば、感光性樹脂や、ポリシラザンの液状物を焼成してなるシリコン酸化膜により構成することができる。
本発明において、前記電極間絶縁膜は、膜厚が400nm以下であることが好ましい。前記電極間絶縁膜の膜厚が400nm以下と薄い場合には、画素電極と共通電極との間に形成される保持容量の容量値を高めることができる一方、コンタクトホール内部での短絡や断線が発生しやすいが、本発明によれば、かかる不具合の発生を確実に防止することができる。
本発明において、前記層間絶縁膜は、感光性樹脂層を含んでいることが好ましい。層間絶縁膜が感光性樹脂層を含んでいる場合、その上層側を平坦化できるという利点がある一方、コンタクトホールのアスペクト比が大きくなるが、本発明によれば、コンタクトホール内部での短絡や断線などの不具合の発生を確実に防止することができる。本発明において、コンタクトホールのアスペクト比が0.5以上である場合に適用すると、効果が顕著である。アスペクト比が大きいほど、コンタクトホール内部での短絡や断線が発生しやすいが、本発明によれば、かかる不具合の発生を確実に防止することができる。
本発明において、前記共通電極には、前記コンタクトホールと平面的に重なる領域に切り欠きが形成されており、前記画素電極の境界領域に沿ってデータ線および走査線が形成されており、前記開口部は、前記データ線および走査線のうちの一方の配線の延設方向に沿ってスリット状に延びており、前記素子基板および前記対向基板のうちの少なくとも一方には、前記一方の配線、および前記コンタクトホールの形成領域と平面的に重なる領域に遮光膜が形成されていることが好ましい。このように構成すると、配向乱れによるドメインの発生領域を遮光膜で覆うことができるので、表示した画像の品位を向上することができる。
本発明を適用した液晶装置は、携帯電話機あるいはモバイルコンピュータなどの電子機器の表示部などとして用いられる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。また、カラーフィルタや配向膜などの図示は省略してある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した液晶装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。
図1(a)、(b)において、本形態の液晶装置100は、透過型のアクティブマトリクス型液晶装置であり、素子基板10の上には、シール材107が対向基板20の縁に沿うように設けられている。素子基板10において、シール材107の外側の領域には、データ線駆動回路101および実装端子102が素子基板10の一辺に沿って設けられており、実装端子102が配列された辺に隣接する2辺に沿っては、走査線駆動回路104が形成されている。素子基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線105が設けられており、さらに、額縁108の下などを利用して、プリチャージ回路や検査回路などの周辺回路が設けられることもある。対向基板20は、シール材107とほぼ同じ輪郭を備えており、このシール材107によって対向基板20が素子基板10に固着されている。素子基板10と対向基板20との間に液晶50が保持されている。
詳しくは後述するが、素子基板10には、画素電極7aがマトリクス状に形成されている。これに対して、対向基板20には、シール材107の内側領域に遮光性材料からなる額縁108が形成され、その内側が画像表示領域10aとされている。対向基板20では、素子基板10の画素電極7aの縦横の境界領域と対向する領域にブラックマトリクス、あるいはブラックストライプなどと称せられる遮光膜23が形成されている。
本形態の液晶装置100は、液晶50をFFSモードで駆動する。このため、素子基板10の上には、画素電極7aに加えて共通電極9aも形成されており、対向基板20には、対向電極が形成されていない。
(液晶装置100の詳細な構成)
図2を参照して、本発明を適用した液晶装置100およびそれに用いた素子基板の構成を説明する。図2は、本発明を適用した液晶装置100に用いた素子基板10の画像表示領域10aの電気的な構成を示す等価回路図である。
図2に示すように、液晶装置100の画像表示領域10aには複数の画素100aがマトリクス状に形成されている。複数の画素100aの各々には、画素電極7a、および画素電極7aを制御するための画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30(画素スイッチング素子)が形成されており、データ信号(画像信号)を線順次で供給するデータ線5aが薄膜トランジスタ30のソースに電気的に接続されている。薄膜トランジスタ30のゲートには走査線3aが電気的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3aに走査信号を線順次で印加するように構成されている。画素電極7aは、薄膜トランジスタ30のドレインに電気的に接続されており、薄膜トランジスタ30を一定期間だけそのオン状態とすることにより、データ線5aから供給されるデータ信号を各画素100aに所定のタイミングで書き込む。このようにして画素電極7aを介して、図1(b)に示す液晶50に書き込まれた所定レベルの画素信号は、素子基板10に形成された画素電極7aと共通電極9aとの間で一定期間保持される。ここで、画素電極7aと共通電極9aとの間には保持容量60が形成されており、画素電極7aの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる液晶装置100が実現される。
図2では、共通電極9aが走査線駆動回路104から延びた配線のように示してあるが、素子基板10の画像表示領域10aの略全面に形成されており、所定の電位に保持される。
(各画素の詳細な構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る液晶装置100の画素1つ分の断面図、および素子基板10において相隣接する画素の平面図であり、図3(a)は、図3(b)のA1−A1′線に相当する位置で液晶装置100を切断したときの断面図に相当する。また、図3(b)では、画素電極7aは長い点線で示し、データ線5aおよびそれと同時形成された薄膜は一点鎖線で示し、走査線3aは二点鎖線で示し、共通電極9aにおいて部分的に除去された部分は実線で示してある。
図3(a)、(b)に示すように、素子基板10上には、マトリクス状に複数の透明な画素電極7a(長い点線で囲まれた領域)が各画素100a毎に形成され、画素電極7aの縦横の境界領域に沿ってデータ線5a(一点鎖線で示す領域)、および走査線3a(二点鎖線で示す領域)が形成されている。また、素子基板10の画像表示領域10aの略全面にはITO(Indium Tin Oxide)膜からなる共通電極9aが形成されており、共通電極9aには、スリット状の開口部9b(実線で示す領域)が複数、形成されている。本形態において、複数の開口部9bは、走査線3aの延設方向に沿って互いに平行に延びている。
図3(a)に示す素子基板10の基体は、石英基板や耐熱性のガラス基板などの透明基板10bからなり、対向基板20の基体は、石英基板や耐熱性のガラス基板などの透明基板20bからなる。本形態では、透明基板10b、20bのいずれについてもガラス基板が用いられている。
素子基板10には、透明基板10bの表面にシリコン酸化膜などからなる下地保護膜(図示せず)が形成されているとともに、その表面側において、各画素電極7aに対応する位置にトップゲート構造の薄膜トランジスタ30が形成されている。図3(a)、(b)に示すように、薄膜トランジスタ30は、島状の半導体膜1aに対して、チャネル形成領域1b、ソース領域1c、ドレイン領域1dが形成された構造を備えており、チャネル形成領域1bの両側に低濃度領域を備えたLDD(Lightly Doped Drain)構造を有するように形成されることもある。本形態において、半導体膜1aは、素子基板10に対してアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化されたポリシリコン膜である。
半導体膜1aの上層には、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、あるいはそれらの積層膜からなるゲート絶縁膜2が形成され、ゲート絶縁膜2の上層には、走査線3aの一部がゲート電極として重なっている。本形態では、半導体膜1aがコの字形状に屈曲しおり、ゲート電極がチャネル方向における2箇所に形成されたツインゲート構造を有している。
ゲート電極(走査線3a)の上層にはシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、あるいはそれらの積層膜からなる層間絶縁膜4が形成されている。層間絶縁膜4の表面にはデータ線5aが形成され、このデータ線5aは、層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール4aを介して最もデータ線5a側に位置するソース領域に電気的に接続している。層間絶縁膜4の表面にはドレイン電極5bが形成されており、ドレイン電極5bは、データ線5aと同時形成された導電膜である。
データ線5aおよびドレイン電極5bの上層側には、層間絶縁膜6が形成されている。本形態において、層間絶縁膜6は、厚さが1.5〜2.0μmの厚い感光性樹脂からなる平坦化膜として形成されている。
層間絶縁膜6の表面にはITO膜からなる画素電極7aが島状に形成されている。画素電極7aは、層間絶縁膜6に形成されたコンタクトホール6aを介してドレイン電極5bに電気的に接続し、このドレイン電極5bは、層間絶縁膜4およびゲート絶縁膜2に形成されたコンタクトホール4bを介してドレイン領域1dに電気的に接続している。ここで、コンタクトホール6aのアスペクト比は0.5以上である。
画素電極7aの表面には電極間絶縁膜8aが形成されている。電極間絶縁膜8aの上層には、前述した共通電極9aが形成されている。共通電極9aは、開口部9bにおいて画素電極7aに対して横方向で対向電極と対向する状態にあり、画素電極7aと共通電極9aとの間に形成された横電界によって液晶50を駆動することができる。また、共通電極9aは、画素電極7aに対して電極間絶縁膜8aを介して対向しており、画素電極7aと共通電極9aとの間には、電極間絶縁膜8aを誘電体膜とする保持容量60が形成されている。
(コンタクトホール6a内部および周辺の構成)
このように本形態では、素子基板10上には、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30と、薄膜トランジスタ30を覆う層間絶縁膜4、6と、層間絶縁膜6に形成されたコンタクトホール6aおよびドレイン電極5bを介して薄膜トランジスタ30のドレイン領域1dに電気的に接続された画素電極7aと、この画素電極7aを覆う電極間絶縁膜8aと、この電極間絶縁膜8aの上層に形成された共通電極9aとが順に形成されている。
ここで、コンタクトホール6aは、コンタクトホール6a内で画素電極7aの上層側に形成されたホール内絶縁膜8bにより埋められている。かかるホール内絶縁膜8bは、後述するように、電極間絶縁膜8aと同時形成された絶縁膜である。すなわち、素子基板10では、コンタクトホール8aの内部および外部に塗布した絶縁膜形成用の液状材料を固化させてなる絶縁膜が形成されており、かかる絶縁膜のうち、コンタクトホール8aの内部を埋める部分によってホール内絶縁膜8bが構成され、コンタクトホール6aの外側で画素電極7aと共通電極9aとの層間に形成されている部分によって電極間絶縁膜8aが構成されている。本形態では、絶縁膜形成用の液状材料として、ポリシラザンを所定の溶媒に溶解、分散させてなる液状物が用いられ、かかる液状材料は、後述するように、塗布後、焼成すると、シリコン酸化膜に転化する。
本形態において、共通電極9aには、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域に切り欠き9cが形成されており、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域には共通電極9aが形成されていない。
(製造方法)
図4は、本発明の実施の形態1に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。本形態の液晶装置100の製造工程のうち、素子基板10の製造工程では、ガラス基板からなる透明基板10bの表面にシリコン酸化膜からなる下地保護膜(図示せず)を形成した後、薄膜トランジタ形成工程を行う。具体的には、まず、ポリシリコン膜からなる半導体膜1aを島状に形成する。それには、基板温度が150〜450℃の温度条件下で、透明基板10bの全面に、非晶質シリコン膜からなる半導体膜をプラズマCVD法により、例えば、40〜50nmの厚さに形成した後、レーザアニール法などにより、シリコン膜を多結晶化させた後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、半導体膜1aを形成する。次に、CVD法などを用いて、半導体膜1aの表面にシリコン窒化膜やシリコン酸化膜、あるいはそれらの積層膜からなるゲート絶縁膜2を形成する。次に、透明基板10bの表面全体にモリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜などの金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、走査線3a(ゲート電極)を形成する。次に、半導体膜1aに不純物を導入して、ソース領域1cやドレイン領域1dなどを形成する。
次に、第1層間絶縁膜形成工程では、CVD法などを用いて、シリコン窒化膜やシリコン酸化膜、あるいはそれらの積層膜からなる層間絶縁膜4を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、層間絶縁膜4にコンタクトホール4a、4bを形成する。
次に、データ線形成工程では、透明基板10bの表面全体にモリブデン膜、アルミニウム膜、チタン膜、タングステン膜、タンタル膜、あるいはそれらの積層膜などの金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、データ線5aおよびドレイン電極5bを形成する。
次に、第2層間絶縁膜形成工程では、感光性樹脂を塗布した後、露光、現像し、図4(a)に示すように、コンタクトホール6aを備えた層間絶縁膜6(平坦化膜)を1.5〜2.0μmの厚さに形成する。
次に、画素電極形成工程では、透明基板10bの表面全体にITO膜からなる透明導電膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、図4(b)に示すように、画素電極7aを形成する。
次に、電極間絶縁膜形成工程では、スピンコート法などを用いて、図4(c)に示すように、ポリシラザンを所定の溶媒に溶解、分散させてなる液状材料を塗布し、しかる後に焼成する。ポリシラザンは、Si−H結合、N−H結合、Si−N結合のみを備えた無機ポリマーであり、キシレン、ミネラルターペン、高沸点芳香族系溶剤を溶媒として溶解、分散させた液状物として塗布した後、大気中で温度が350〜500℃程度の条件、あるいは水蒸気含有雰囲気中で温度が100℃程度の条件で焼成すると、水分や酸素と反応し、緻密なアモルファスのシリコン酸化膜に転化する。本形態では、かかるシリコン酸化膜のうち、コンタクトホール8aの内部を埋める部分によってホール内絶縁膜8bが形成され、コンタクトホール6aの外側で画素電極7aを被う部分によって、膜厚が400nm以下の電極間絶縁膜8aが形成される。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて電極間絶縁膜8aにコンタクトホール(図示せず)を形成する。
次に、共通電極形成工程では、図4(d)に示すように、透明基板10bの表面全体にITO膜からなる透明導電膜9を形成した後、感光性樹脂の塗布、露光、現像を行い、図4(e)に示すように、共通電極9aを残す領域にレジストマスク90を形成する。そして、レジストマスク90を形成した状態で、透明導電膜9をエッチングし、共通電極9aを形成する。その際、共通電極9aには、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域に切り欠き9cを形成し、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域には共通電極9aを形成しない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、図4(c)、(d)、(e)に示すように、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8bですでに埋められている。従って、共通電極9aを形成するための透明導電膜9を形成した後、この透明導電膜9をエッチングして共通電極9aをパターニング形成する際、図3(a)、(b)および図4(e)に示すように、コンタクトホール6aと重なる領域には共通電極9aを残さない場合でも、コンタクトホール9aの内部の画素電極7aは、ホール内絶縁膜8bで保護されている。このため、画素電極7aは、エッチングされることがないので、画素電極7aと薄膜トランジスタ30との間に断線が発生することがない。
また、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8bですでに埋められているため、コンタクトホール6aの開口縁には急激な段差がないので、電極間絶縁膜8aにおいて、コンタクトホール6aの開口縁に被さる部分にはピンホールが発生しない。従って、共通電極9aを形成するための透明導電膜9を形成した後、この透明導電膜9をエッチングして共通電極9aをパターニング形成する際、コンタクトホール6aと重なる領域に共通電極9aを残さない場合でも、ピンホールを介してエッチャントが画素電極7aに到達することがない。従って、コンタクトホール6aの開口縁において画素電極7aがエッチングされることがないので、画素電極7aがコンタクトホール6aの開口縁で断線するおそれがない。
それ故、本形態によれば、液晶装置100の信頼性を向上することができる。また、層間絶縁膜6が厚くてコンタクトホール6aのアスペクト比が0.5以上であっても、コンタクトホール6aの内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止できるので、層間絶縁膜6として感光性樹脂からなる平坦膜を用いることができる。
また、電極間絶縁膜8aおよびホール内絶縁膜8bを形成するにあたっては、絶縁膜形成用の液状材料を塗布した後、固化させるため、コンタクトホール6aを容易かつ確実に埋めることができる。しかも、電極間絶縁膜8aを形成する工程を利用してホール内絶縁膜8bを形成したので、製造工程数の増大を避けることができる。また、本形態では、電極間絶縁膜8aおよびホール内絶縁膜8bを同時形成するにあたって、ポリシラザンを用いたので、電極間絶縁膜8aおよびホール内絶縁膜8bはいずれもシリコン酸化膜から構成され、感光性樹脂を用いた場合と比較して誘電率が大きいので、画素電極7aと共通電極9aとの間に形成される保持容量60の容量値を高めることができる。
また、本形態によれば、電極間絶縁膜8aを400nm以下まで薄くしても、コンタクトホール6aの内部およびその開口縁での短絡や断線を確実に防止できるので、画素電極7aと共通電極9aとの間に形成される保持容量60の容量値を高めることができる。しかも、電極間絶縁膜8aを薄くすれば、その分、画素電極7aと共通電極9aとの間の電界強度を高めることができるので、液晶50を好適に駆動できるとともに、画素電極7aに供給するデータ信号の電圧レベルを低減することにより、低消費電力化を図ることもできる。
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1では、電極間絶縁膜8aおよびホール内絶縁膜8bを同時形成するにあたって、ポリシラザンを用いたが、保持容量60の容量値を高める必要がない場合には、電極間絶縁膜8aおよびホール内絶縁膜8bを感光性アクリル樹脂などといった感光性樹脂により同時形成してもよい。
[実施の形態2]
(コンタクトホール6a内部および周辺の構成)
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る液晶装置100の画素1つ分の断面図、および素子基板10において相隣接する画素の平面図であり、図6(a)は、図6(b)のA2−A2′線に相当する位置で液晶装置100を切断したときの断面図に相当する。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらを図示することにして、それらの説明を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、本形態の液晶装置100も、実施の形態1と同様、液晶50をFFSモードで駆動する。このため、実施の形態1と同様、素子基板10上には、画素スイッチング用の薄膜トランジスタ30と、薄膜トランジスタ30を覆う層間絶縁膜4、6と、層間絶縁膜6に形成されたコンタクトホール6aおよびドレイン電極5bを介して薄膜トランジスタ30のドレイン領域1dに電気的に接続された画素電極7aと、この画素電極7aを覆う電極間絶縁膜8aと、この電極間絶縁膜8aの上層に形成された共通電極9aとが順に形成されている。
また、コンタクトホール6aは、コンタクトホール6a内で画素電極7aの上層側に形成されたホール内絶縁膜8eにより埋められている。かかるホール内絶縁膜8eは、後述するように、電極間絶縁膜8aと別工程で形成された絶縁膜である。すなわち、電極間絶縁膜8aは、CVD法により薄く形成したシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン窒酸化膜、シリコン酸窒化膜などのシリコン系絶縁膜であるのに対して、ホール内絶縁膜8eは、電極間絶縁膜8aとは別に、コンタクトホール6a内で、電極間絶縁膜8aの上層で液状材料を固化させてなる絶縁膜である。絶縁膜形成用の液状材料として、ポリシラザンを所定の溶媒に溶解、分散させてなる液状物を用いることができる他、感光性のアクリル樹脂などといった感光性樹脂を用いることができる。本形態では、絶縁膜形成用の液状材料として、感光性樹脂が用いられている。かかる感光性樹脂であれば、塗布、露光、現像により所定の箇所に絶縁膜を選択的に形成するのに適している。
また、本形態においても、実施の形態1と同様、共通電極9aには、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域に切り欠き9cが形成されており、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域には共通電極9aが形成されていない。
(製造方法)
図6は、本発明の実施の形態2に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。本形態の液晶装置100の製造工程のうち、素子基板10の製造工程では、実施の形態1と同様、図6(a)に示すように、薄膜トランジスタ形成工程、第1層間絶縁膜形成工程、データ線形成工程を行なった後、第2層間絶縁膜形成工程において、コンタクトホール6aを備えた層間絶縁膜6(平坦化膜)を1.5〜2.0μmの厚さに形成する。次に、画素電極形成工程では、透明基板10bの表面全体にITO膜からなる透明導電膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、図6(b)に示すように、画素電極7aを形成する。
次に、電極間絶縁膜形成工程では、図6(c)に示すように、CVD法などを用いて、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などのシリコン系絶縁膜からなる電極間絶縁膜8aを膜厚が400nm以下になるように形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて電極間絶縁膜8aにコンタクトホール(図示せず)を形成する。
次に、ホール内絶縁膜形成工程では、スピンコート法などを用いて、図6(d)に示すように、電極間絶縁膜8aの上層に感光性樹脂を塗布した後、露光現像し、コンタクトホール6aを埋めるようにホール内絶縁膜8eを形成する。
次に、共通電極形成工程では、図6(e)に示すように、透明基板10bの表面全体にITO膜からなる透明導電膜9を形成した後、感光性樹脂の塗布、露光、現像を行い、共通電極9aを残す領域にレジストマスク90を形成する。そして、レジストマスク90を形成した状態で、透明導電膜9をエッチングし、共通電極9aを形成する。その際、共通電極9aには、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域に切り欠き9cを形成し、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域には共通電極9aを形成しない。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態でも、実施の形態1と同様、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8bですでに埋められているため、コンタクトホール6aと重なる領域に共通電極9aを残さない場合でも、コンタクトホール9aの内部および開口縁で画素電極7aがエッチングされることがないので、コンタクトホール9aの内部での画素電極7aと薄膜トランジスタ30との間の断線や、コンタクトホール9aの開口縁での画素電極7aの断線が発生しないなど、実施の形態1と略同様な効果を奏する。
また、本形態では、ホール内絶縁膜8eが、電極間絶縁膜8aと別工程で形成された絶縁膜である。従って、ホール内絶縁膜8eと電極間絶縁膜8aとを別の絶縁材料で形成することができる。すなわち、電極間絶縁膜8aについてはCVD法により薄く形成したシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン窒酸化膜、シリコン酸窒化膜などのシリコン系絶縁膜により構成して保持容量60の容量値を高める一方、ホール内絶縁膜8eについては、コンタクトホール6a内を埋めるのに適した液状材料、例えば、感光性樹脂により形成することができる。また、ホール内絶縁膜8eについては、ポリシラザンの液状物を焼成してなるシリコン酸化膜により形成することもできる。
[実施の形態2の変形例]
図7(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2の変形例に係る液晶装置100の画素1つ分の断面図、および素子基板10において相隣接する画素の平面図であり、図7(a)は、図7(b)のA3−A3′線に相当する位置で液晶装置100を切断したときの断面図に相当する。図8は、本発明の実施の形態2の変形例に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらを図示することにして、それらの説明を省略する。
図5および図6を参照して説明した形態では、電極間絶縁膜8aの形成工程の後にホール内絶縁膜8eを形成したため、コンタクトホール6a内において電極間絶縁膜8aの上層にホール内絶縁膜8eが形成されているが、本形態では、電極間絶縁膜8aの形成工程の前にホール内絶縁膜8eを形成するため、図7(a)、(b)に示すように、ホール内絶縁膜8eは、コンタクトホール6a内において画素電極7aと電極間絶縁膜8aとの層間に形成されている。
すなわち、本形態では、図8(a)、(b)に示すように、薄膜トランジスタ形成工程、第1層間絶縁膜形成工程、データ線形成工程、第2層間絶縁膜形成工程、画素電極形成工程を行なった後、図8(c)に示すように、ホール内絶縁膜形成工程におおて、スピンコート法などを用いて、画素電極7aの上層に感光性樹脂を塗布した後、露光現像し、コンタクトホール6aを埋めるようにホール内絶縁膜8eを形成する。
次に、電極間絶縁膜形成工程では、図8(d)に示すように、CVD法などを用いて、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜などのシリコン系絶縁膜からなる電極間絶縁膜8aを膜厚が400nm以下になるように形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて電極間絶縁膜8aにコンタクトホール(図示せず)を形成する。
そして、共通電極形成工程では、図8(e)に示すように、透明基板10bの表面全体にITO膜からなる透明導電膜9を形成した後、図8(f)に示すように、レジストマスク90を形成し、共通電極9aをパターニング形成する。
このような構成を採用した場合も、実施の形態1、2と同様、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8bですでに埋められているため、コンタクトホール6aと重なる領域に共通電極9aを残さない場合でも、コンタクトホール9aの内部および開口縁で画素電極7aがエッチングされることがないので、コンタクトホール9aの内部での画素電極7aと薄膜トランジスタ30との間の断線や、コンタクトホール9aの開口縁での画素電極7aの断線が発生しない。また、実施の形態2と同様、ホール内絶縁膜8eが、電極間絶縁膜8aと別工程で形成された絶縁膜であるため、電極間絶縁膜8aについてはCVD法により薄く形成したシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン窒酸化膜、シリコン酸窒化膜などのシリコン系絶縁膜により構成して保持容量60の容量値を高める一方、ホール内絶縁膜8eについては、コンタクトホール6a内を埋めるのに適した液状材料、例えば、感光性樹脂により形成することができる。また、ホール内絶縁膜8eについては、ポリシラザンの液状物を焼成してなるシリコン酸化膜により形成することもできる。
[実施の形態1、2の変形例1]
上記実施の形態1、2では、画素電極7aの境界領域に沿ってデータ線5aおよび走査線3aが形成されており、開口部9bは、データ線5aおよび走査線3aのうちの一方の配線(走査線3a)の延設方向に沿ってスリット状に延びている。そこで、図1(b)に示す遮光膜23については、図9(a)、(b)に示すように、一方の配線(走査線3a)、およびコンタクトホール6aの形成領域と平面的に重なる領域に形成することが好ましい。このように構成すると、液晶50の配向乱れによるドメインの発生領域を遮光膜23で確実に覆うことができるので、表示した画像の品位を向上することができる。
これに対して、開口部9bがデータ線5aの延設方向に沿ってスリット状に延びている場合、遮光膜23については、データ線5a、およびコンタクトホール6aの形成領域と平面的に重なる領域に形成すればよい。
このような構成を採用するにあたって、図9(a)、(b)には、上記形態を実施の形態1に適用した例を示したが、実施の形態2あるいはその変形例に上記形態を適用してもよい。
[実施の形態1、2の変形例2]
上記実施の形態1、2において、共通電極9aには、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域に切り欠き9cが形成されており、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域には共通電極9aが形成されていない構成を採用したが、図10(a)、(b)に示すように、コンタクトホール6aと平面的に重なる領域にも共通電極9aが形成されている構成を採用してもよい。この場合も、本発明では、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8aですでに埋められているため、コンタクトホール6aと重なる領域に共通電極9aを残した場合でも、共通電極9aと画素電極7aがコンタクトホール6aの底部で短絡することがない。また、共通電極9aを形成する際、コンタクトホール6aは、厚いホール内絶縁膜8aですでに埋められているため、コンタクトホール6aの開口縁にはピンホールが存在するような急激な段差がない。このため、コンタクトホール6aと重なる領域に共通電極9aを残した場合でも、共通電極9aと画素電極7aがコンタクトホール6aの開口縁で短絡するおそれがない。それ故、液晶装置の信頼性を向上することができる。
このような構成を採用するにあたって、図10(a)、(b)には、上記形態を実施の形態1に適用した例を示したが、実施の形態2あるいはその変形例に上記形態を適用してもよい。
[他の実施の形態]
上記形態では、半導体層としてポリシコン膜を用いた例であったが、アモルファスシリコン膜や単結晶シリコン層を用いた素子基板10に本発明を適用してもよい。また、画素スイッチング素子として薄膜ダイオード素子(非線形素子)を用いた液晶装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る液晶装置100を適用した電子機器について説明する。図11(a)に、液晶装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての液晶装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図11(b)に、液晶装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、液晶装置100に表示される画面がスクロールされる。図11(c)に、液晶装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての液晶装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶装置100に表示される。
なお、液晶装置100が適用される電子機器としては、図11に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した液晶装置100が適用可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用した液晶装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 本発明を適用した液晶装置に用いた素子基板の画像表示領域の電気的な構成を示す等価回路図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 本発明の実施の形態2に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2の変形例に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 本発明の実施の形態3に係る液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1、2の変形例1に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1、2の変形例2に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 本発明に係る液晶装置を用いた電子機器の説明図である。 従来の液晶装置の画素1つ分の断面図、および素子基板において相隣接する画素の平面図である。 参考例に係る液晶装置の画素1つ分の断面図、素子基板において相隣接する画素の平面図、および共通電極をパターニング形成する工程の説明図である。
符号の説明
1a・・半導体膜、3a・・走査線、4・・層間絶縁膜、6・・層間絶縁膜(感光性樹脂層/平坦化膜)、5a・・データ線、5b・・ドレイン電極、6a・・コンタクトホール、7a・・画素電極、8a・・電極間絶縁膜、8b、8e・・ホール内絶縁膜、9a・・共通電極、9b・・共通電極の開口部、10・・素子基板、20・・対向基板、50・・液晶、30・・薄膜トランジスタ(画素スイッチング素子)、60・・保持容量、100・・液晶装置

Claims (12)

  1. 素子基板と対向基板との間に液晶が保持された液晶装置の製造方法において、
    前記素子基板に対する、画素スイッチング素子の形成工程と、コンタクトホールを備えた層間絶縁膜の形成工程と、前期コンタクトホールの底部で前記画素スイッチング素子に電気的に接続する画素電極の形成工程と、該画素電極を覆う電極間絶縁膜の形成工程と、開口部を備えた共通電極の形成工程とを有し、
    前記画素電極の形成工程を行なった後、前記共通電極の形成工程を行なう前に、前記コンタクトホールをホール内絶縁膜により埋めておくことを特徴とする液晶装置の製造方法。
  2. 前記ホール内絶縁膜を形成するにあたっては、少なくとも前記コンタクトホールを埋めるように絶縁膜形成用の液状材料を塗布した後、固化させることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置の製造方法。
  3. 前記電極間絶縁膜の形成工程では、前記コンタクトホールの外側でも前期液状材料を塗布した後、固化させて、前記電極間絶縁膜と前記ホール内絶縁膜とを同時形成することを特徴とする請求項2に記載の液晶装置の製造方法。
  4. 前記電極間絶縁膜の形成工程の前あるいは後に、前記コンタクトホール内に塗布した前記液状材料を固化させて前記ホール内絶縁膜を前記電極間絶縁膜と別工程で形成することを特徴とする請求項2に記載の液晶装置の製造方法。
  5. 素子基板と対向基板との間に液晶が保持された液晶装置において、
    前記素子基板上には、画素スイッチング素子と、該画素スイッチング素子を覆う層間絶縁膜と、該絶縁膜の上層に形成され、当該層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールの底部で前記画素スイッチング素子に電気的に接続された画素電極と、該画素電極を覆う電極間絶縁膜と、該電極間絶縁膜の上層に形成され、開口部を備えた共通電極とを有し、
    前記コンタクトホールは、該コンタクトホール内で前記画素電極の上層側に形成されたホール内絶縁膜により埋められていることを特徴とする液晶装置。
  6. 前記ホール内絶縁膜は、少なくとも前記コンタクトホールを埋めるように塗布された絶縁膜形成用の液状材料を固化させてなることを特徴とする請求項5に記載の液晶装置。
  7. 前記ホール内絶縁膜と前記電極間絶縁膜は、前記コンタクトホールの内部および外部に塗布した前記液状材料を固化させることにより、同時形成されてなることを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  8. 前記ホール内絶縁膜は、前記電極間絶縁膜とは別に、前記コンタクトホール内で、前記電極間絶縁膜の上層、あるいは前記画素電極の上層に塗布した前記液状材料を固化させてなることを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
  9. 前記電極間絶縁膜は、シリコン系絶縁膜からなることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項に記載の液晶装置。
  10. 前記電極間絶縁膜は、膜厚が400nm以下であることを特徴とする請求項5乃至9の何れか一項に記載の液晶装置。
  11. 前記層間絶縁膜は、感光性樹脂層を含んでいることを特徴とする請求項5乃至10の何れか一項に記載の液晶装置。
  12. 前記共通電極には、前記コンタクトホールと平面的に重なる領域に切り欠きが形成され、
    前記画素電極の境界領域に沿ってデータ線および走査線が形成され、
    前記開口部は、前記データ線および走査線のうちの一方の配線の延設方向に沿ってスリット状に延びており、
    前記素子基板および前記対向基板のうちの少なくとも一方には、前記一方の配線、および前記コンタクトホールの形成領域と平面的に重なる領域に遮光膜が形成されていることを特徴とする請求項5乃至11の何れか一項に記載の液晶装置。
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