JP2009036310A - セルフタップねじ用ボス - Google Patents
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Abstract
【課題】セルフタップねじを下穴にねじ込む際、雄ねじ部による削り屑の発生を抑制することができるセルフタップねじ用ボスを提供する。
【解決手段】雄ねじ部41を有するセルフタップねじ40を締め付けることで、雄ねじ部41がねじ込まれる下穴12を有するセルフタップねじ用ボス11において、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに下穴12の内壁面13に沿って形成され、時計回りに回るほどセルフタップねじ40のねじ込み時の移動方向に向かって傾斜する傾斜面15と、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに、下端部20が傾斜面15と接続し、傾斜面15から下穴12の開口部14側に向かって延びる段差面19と、が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】雄ねじ部41を有するセルフタップねじ40を締め付けることで、雄ねじ部41がねじ込まれる下穴12を有するセルフタップねじ用ボス11において、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに下穴12の内壁面13に沿って形成され、時計回りに回るほどセルフタップねじ40のねじ込み時の移動方向に向かって傾斜する傾斜面15と、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに、下端部20が傾斜面15と接続し、傾斜面15から下穴12の開口部14側に向かって延びる段差面19と、が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、セルフタップねじがねじ込まれる下穴を有するセルフタップねじ用ボスに関する。
従来、雄ねじ部を有するセルフタップねじを締め付けることで、当該雄ねじ部がねじ込まれる下穴を有するセルフタップねじ用ボスが知られている(特許文献1参照)。このセルフタップねじ用ボスの下穴の開口端の周縁部は、下穴の軸に対して垂直な環状の面となっている。セルフタップねじを締め付けることにより、雄ねじ部のねじ山の一部が下穴の周縁部の面に食い込む。この食い込んだ部分から雄ねじ部が下穴に入り込み、セルフタップねじがセルフタップねじ用ボスにねじ込まれる。
特開平11−93928号公報
しかしながら、雄ねじ部のねじ山のリード角と上記周縁部の面とのなす角度は鋭角であるため、ねじ山は周縁部の面に食い込み難い。ねじ山が周縁部の面に食い込んだとしても、食い込み量が浅いため、削り屑が発生しやすい。削り屑が発生することにより、周囲の部品を汚したり、悪影響をもたらしたりするという問題が生じる。
本発明の目的は、セルフタップねじを下穴にねじ込む際、雄ねじ部による削り屑の発生を抑制することができるセルフタップねじ用ボスを提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、雄ねじ部を有するセルフタップねじを締め付けることで、雄ねじ部がねじ込まれる下穴を有するセルフタップねじ用ボスにおいて、
下穴の内壁面から径方向に延びるとともに下穴の内壁面に沿って形成され、時計回りに回るほどセルフタップねじのねじ込み時の移動方向に向かって傾斜面と、下穴の内壁面から径方向に延びるとともに、下端部が傾斜面と接続し、傾斜面から下穴の開口部側に向かって延びる段差面と、が形成されていることを特徴としている。
下穴の内壁面から径方向に延びるとともに下穴の内壁面に沿って形成され、時計回りに回るほどセルフタップねじのねじ込み時の移動方向に向かって傾斜面と、下穴の内壁面から径方向に延びるとともに、下端部が傾斜面と接続し、傾斜面から下穴の開口部側に向かって延びる段差面と、が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、下穴には、下穴の内壁面から径方向に延びるとともに下穴の内壁面に沿って形成され、時計回りに回るほどセルフタップねじのねじ込み時の移動方向に向かって傾斜する傾斜面が設けられているので、セルフタップねじの雄ねじ部が傾斜面に沿って案内される。
さらに、下穴には、下穴の内壁面から径方向に延びるとともに、下端部が傾斜面と接続し、傾斜面から下穴の開口端に向かって延びる段差面が形成されている。このため、傾斜面にて案内された雄ねじ部は、この段差面に突き当たる。雄ねじ部が段差面に突き当たった後も、セルフタップねじを締め付けることにより、雄ねじ部にて下穴を削ることなく、雄ねじ部を確実に下穴の内壁面に食い込ませることができる。
請求項2に記載の発明によれば、傾斜面と下穴の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度θ1は、セルフタップねじのリード角θ2以上であることを特徴としている。この構成によれば、雄ねじ部のねじ山を段差面に案内させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、傾斜面と下穴の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度θ1は、セルフタップねじのリード角θ2とほぼ同じ角度であり、傾斜面の始点部から終点部までの周方向の距離は、下穴の内壁面のほぼ1周分の距離であることを特徴としている。
この構成によれば、傾斜面と下穴の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度θ1がセルフタップねじのリード角θ2とほぼ同じ角度であり、傾斜面の始点部から終点部までの周方向の距離が、下穴の内壁面のほぼ1周分の距離であるので、ねじ山が段差面に案内させるときに、ねじ山の側面を全周に亘って傾斜面にて支えることができる。その結果、段差面にねじ山が食い込むまでの不安定な状態であっても、セルフタップねじの軸が下穴の軸に対して傾くことを抑制することができる。
ここで、セルフタップねじの雄ねじ部のねじ山は、略三角形状に形成されている。このため、セルフタップねじを締め付ける際、ねじ山の下穴側の側面は、傾斜面の角部に押し付けられながら、傾斜面に沿って進むこととなる。その結果、角部に応力が集中しやすくなるため、角部が当該側面によって削られる可能性がある。
これに対し、請求項4に記載の発明によれば、傾斜面は、さらにセルフタップねじのねじ山の下穴側の側面と略平行となるように、下穴の軸に向かって傾斜しているので、ねじ山の側面が傾斜面に案内されるとき、傾斜面の角部に応力集中の発生を抑制することができる。このため、ねじ山の側面と傾斜面とが擦れることによる削り屑の発生を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、傾斜面および段差面の外周側には、セルフタップねじのねじ頭の外径よりも、内径が小さい段差部が下穴の開口部を全周に亘って囲むように形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、傾斜面および段差面の外周側に、セルフタップねじのねじ頭の外径よりも、内径が小さい段差部が、下穴の開口部を全周に亘って囲むように形成されているので、このボスの段差部に他部品を支持させ、セルフタップねじにてボスと他部品とを締結したとき、下穴の開口端と他部品との間に空間が形成される。
このため、下穴にセルフタップねじをねじ込んだときに、微量の削り屑が発生したとしても、この空間にその削り屑を溜めておくことができ、削り屑を外部に排出させないようにすることができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一若しくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明を適用したセルフタップねじ用ボス(以下、ボスと省略していう)を有するケースとケースに取り付けられる他部品とをセルフタップねじにて締結する締結構造を示す。
図1は、本発明を適用したセルフタップねじ用ボス(以下、ボスと省略していう)を有するケースとケースに取り付けられる他部品とをセルフタップねじにて締結する締結構造を示す。
図1に示すケース10は、例えば、車両に搭載されるコンビネーションメータの樹脂製のケースであって、ケース10に取り付けられる他部品30は、例えばコンビネーションメータに設けられる指針計の指針を駆動するモータを制御する電子回路や、液晶表示パネルを制御する制御回路などが実装される回路基板である。
本実施形態では、ケース10に設けられるボス11に他部品30を載せ、ボス11に形成された下穴12にセルフタップねじ40を締め付けることで、セルフタップねじ40の雄ねじ部41をねじ込み、ケース10と他部品30とを締結する。
セルフタップねじ40は、下穴12にねじ込まれる雄ねじ部41と、ドライバーなどの工具が嵌め込まれるねじ頭44とを有する。下穴12の内径は、雄ねじ部41のねじ山42の呼び径よりも小さく、谷径よりも大きくなっている。また、ねじ頭44の外径は、ボス11の外径よりも大きい。
ねじ頭44にドライバーなどの工具を嵌め込み、ねじ頭44を時計回りに回転させることにより、下穴12に雄ねじ部41のねじ山42を食い込ませる。さらにねじ頭44を時計回りに回すことにより、セルフタップねじ40は、ねじ山42自身で下穴12にねじを切りながら下方に方向に進む。すると、ねじ頭44とボス11との間に他部品30を挟み込まれ、ケース10に他部品30が締結される。
次に、ボス11の構造を図2から図4に基づいて詳細に説明する。図2は、ボス11の上端部を拡大した斜視図である。図3は、図2中のIII−III線の断面図であり、図4は、図2中のVI−VI線の断面図である。
図2に示すように、ボス11は円筒状に形成されており、内部には、セルフタップねじ40がねじ込まれる下穴12が形成されている。下穴12の開口部14の周囲には、螺旋状の傾斜面15が形成されている。この傾斜面15は請求項に記載の傾斜面に相当する。
この傾斜面15は、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに内壁面13に沿って形成される。傾斜面15は、時計回りに回るほどセルフタップねじ40のねじ込み時の移動方向(下方)に向かって傾斜している(図3、図4参照)。
傾斜面15と下穴12の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度である傾斜角θ1(図2、図3参照)は、セルフタップねじ40のリード角θ2(図1参照)、すなわち上記水平面とねじ山42の稜線とのなす角度以上となっている。上記傾斜角θ1は、上記リード角θ2とほぼ同じであることが好ましい。本実施形態では、上記θ1と上記θ2とがほぼ同じであるとして説明する。
傾斜面15の始点部16から終点部17までの周方向の長さは、下穴12の内壁面13のほぼ一周分の長さとなっている。傾斜面15の終点部17は、始点部16の下側に位置している。傾斜面15の傾斜角θ1とセルフタップねじ40のリード角θ2とがほぼ同じである場合、始点部16と終点部17との高さの差は、セルフタップねじ40のピッチとほぼ同じとなる。
始点部16と終点部17との間には、始点部16と終点部17とを接続するような段差面19が形成されている。この段差面19は請求項に記載の段差面に相当する。
段差面19は、下穴12の内壁面13から径方向に延びるとともに、下端部20が傾斜面15の終点部17に接続し、上端部21が傾斜面15の始点部16に接続する。この段差面19は、終点部17から下穴12の開口部14の端部に向かって延びるように形成されている(図2、図3参照)。本実施形態では、段差面19は、下穴12の軸方向に沿って形成されている。
傾斜面15および段差面19のさらに外周側には、セルフタップねじ40のねじ頭44の外径よりも、内径が小さい段差部22が下穴12の開口部14を全周に亘って囲むように形成されている(図1、図2参照)。図1に示すように、この段差部22の上端面にて、他部品30を支えている。
図1に示すように、ボス11の段差部22に他部品30を支持させた状態で、ボス11にセルフタップねじ40をねじ込むことにより、下穴12の開口部14と他部品30との間に閉じた空間が形成される。
次に、ボス11にセルフタップねじ40をねじ込むときのボス11とセルフタップねじ40との関係を、図5に基づいて説明する。
図5(a)は、セルフタップねじ40をボス11に挿入し、ねじ山42の先端部43が傾斜面15の始点部16に接触した状態を示している。図5(b)は、当該先端部43が当該始点部16に接触した状態からセルフタップねじ40を90°時計回りに回転させた状態を示している。図5(c)は、図5(b)の状態から、さらにセルフタップねじ40を90°時計回りに回転させた状態を示している。図5(d)は、図5(c)の状態から、さらにセルフタップねじ40を180°時計回りに回転させた状態を示している。
図5(a)に示すように、セルフタップねじ40をボス11に挿入させると、ねじ山42の先端部43が傾斜面15の始点部16に接触する。この状態のねじ山42の先端部43の位置を0°とする。この図では、セルフタップねじ40は、断面を示している。破線で図示する部分は、ねじ山42である。この図では、破線で示すねじ山42は、セルフタップねじ40の断面よりも奥側に設けられているねじ山を示している。
図5(a)の状態から、セルフタップねじ40を90°時計回りに回転させると、図5(b)の状態となる。本実施形態では、傾斜面15の傾斜角θ1は、セルフタップねじ40のリード角θ2とほぼ同じ角度なので、ねじ山42の先端部43は傾斜面15上を滑るようにして段差面19に向かって案内される。
図5(c)は、図5(b)の状態からセルフタップねじ40をさらに90°回転させた状態を示している。図5(c)は、図5(a)の状態から、セルフタップねじ40を180°時計回りに回転させた状態である。この図では、セルフタップねじ40は、側面を示している。図中、2点鎖線で示す線は、下穴12の断面よりも手前に位置する傾斜面15の想像線である。この図においても、ねじ山42の先端部43は傾斜面15上を滑るようにして段差面19に向かって案内される。
図5(c)の状態から、セルフタップねじ40を180°時計回りに回転させると、図5(d)に示す状態となる。図5(d)に示すように、ねじ山42の先端部43は、傾斜面15の終点部17まで案内され、段差面19に接触し、セルフタップねじ40の回転が妨げられる。
この状態からさらにセルフタップねじ40を時計回りに回転させると、ねじ山42の先端部43は段差面19に容易に食い込む。本実施形態では、セルフタップねじ40のねじ山42の先端部43が下穴12の周縁部に形成された平面に斜めから食い込ませるような従来技術とは異なり、ねじ山42の先端部43の進行を妨げるような段差面19が傾斜面15の終点部17に形成されているので、ねじ山42の先端部43が下穴12に食い込んだときに発生する削り屑を発生させることなく確実に下穴12にねじ山42の先端部43を食い込ませることができる。
ねじ山42の先端部43が段差面19に食い込んだ後、さらにセルフタップねじ40を時計回りに回転させることにより、ねじ山42は、リード角θ2に従い下穴12の内壁面13にねじを切りながら下方に進行する。
なお、本実施形態では、傾斜面15の傾斜角θ1をセルフタップねじ40のリード角θ2とほぼ同じ角度としているが、傾斜角θ1はリード角θ2以上であれば、ねじ山42の先端部43を段差面19に案内することができる。
本実施形態では、傾斜面15の傾斜角θ1をセルフタップねじ40のリード角θ2とほぼ同じとし、傾斜面15の始点部16から終点部17までの周方向の距離を、下穴12の内壁面13のほぼ1周分の距離としている。これにより、セルフタップねじ40のねじ山42の先端部43を段差面19に案内させるときに、ねじ山42の側面を全周に亘って安定して傾斜面15にて支えることができる。この結果、段差面19にねじ山42の先端部43が食い込むまでの不安定な状態であっても、セルフタップねじ40の軸が下穴12の軸に対して傾くことを抑制することができる。
また、本実施形態では、仮に下穴12にセルフタップねじ40をねじ込む際に微量の削り屑が発生したとしても、下穴12の開口部14と他部品30との間に形成される閉じた空間に微量の削り屑を収容することができる(図1参照)。このため、微量の削り屑が発生したとしても、極力、削り屑をボス11の外部に排出させないようにすることができる。
ここで、ボス11は、金型内に形成された隙間に樹脂材料を流し込むことにより形成される。金型は、ボス11の外壁側を形作る型と、ボス11の内壁側、すなわち下穴12、傾斜面15、段差面19を形作るピンとを有する。ボス11は、上記型に上記ピンを差し込むことにより形成される隙間に樹脂材料を流し込むことにより形成される。
図6は、第1実施形態によるボス11の変形例の平面図である。図6に示すように、段差面19aの段差部22との境界部、下穴12の内壁面13との境界部は、いずれも円弧状に形成されている。このように形成された段差部22であっても、第1実施形態と同様の効果を有する。
このような形状の段差面19aによれば、ピンにおける段差面19aを形成する部位の加工が容易となる。上記境界部が円弧状となるように形成すればよいので、上記ピンの上記部位はドリルなどの回転する工具にて加工が可能となる。その結果、ボス11を形成する金型の加工が容易となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を、図7を用いて説明する。ここでは、上記第1実施形態と異なる部分のみ説明する。図7は、本実施形態のボス11aの断面を示し、セルフタップねじ40の雄ねじ部41のねじ山42を下穴12に形成されている傾斜面15aに案内させている状態を示している。
本発明の第2実施形態を、図7を用いて説明する。ここでは、上記第1実施形態と異なる部分のみ説明する。図7は、本実施形態のボス11aの断面を示し、セルフタップねじ40の雄ねじ部41のねじ山42を下穴12に形成されている傾斜面15aに案内させている状態を示している。
セルフタップねじ40のねじ山42は、略三角形状に形成されている。このため、図2(第1実施形態)に示すような傾斜面15を有する下穴12にセルフタップねじ40をねじ込もうとすると、図5(b)に示すように、ねじ山42は、ねじ山42の下穴12側の側面45が図中、傾斜面15の角部18に押し付けられながら傾斜面15に沿って進むこととなる。その結果、傾斜面15の角部18には、応力集中が発生するため、角部18が当該側面45にて削られる可能性がある。
これに対し、本実施形態では、第1実施形態の構成に加え、図7に示すように、傾斜面15aをねじ山42の側面45と略平行となるように下穴12の軸に向かって傾斜するように形成している。
これによれば、ねじ山42の先端部43が段差面19に案内される際、傾斜面15aの角部18aに応力集中の発生を抑制することができる。その結果、ねじ山42の側面45と傾斜面15aとが擦れることによる削り屑の発生を抑制することができる。
11 セルフタップねじ用ボス(ボス)、12 下穴、13 内壁面、14 開口部、15 傾斜面、16 始点部、17 終点部、18 角部、19 段差面、20 下端部、21 上端部、22 段差部、40 セルフタップねじ、41 雄ねじ部、42 ねじ山、43 先端部、44 ねじ頭
Claims (5)
- 雄ねじ部を有するセルフタップねじを締め付けることで、前記雄ねじ部がねじ込まれる下穴を有するセルフタップねじ用ボスにおいて、
前記下穴の内壁面から径方向に延びるとともに前記下穴の前記内壁面に沿って形成され、時計回りに回るほど前記セルフタップねじのねじ込み時の移動方向に向かって傾斜する傾斜面と、
前記下穴の前記内壁面から径方向に延びるとともに、下端部が前記傾斜面と接続し、前記傾斜面から前記下穴の開口部側に向かって延びる段差面と、が形成されていることを特徴とするセルフタップねじ用ボス。 - 前記傾斜面と前記下穴の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度θ1は、前記セルフタップねじのリード角θ2以上であることを特徴とする請求項1に記載のセルフタップねじ用ボス。
- 前記傾斜面と前記下穴の軸に対して略垂直な水平面とのなす角度θ1は、前記セルフタップねじのリード角θ2とほぼ同じ角度であり、
前記傾斜面の始点部から終点部までの周方向の距離は、前記下穴の前記内壁面のほぼ1周分の距離であることを特徴とする請求項1に記載のセルフタップねじ用ボス。 - 前記傾斜面は、前記セルフタップねじのねじ山の前記下穴側の側面と略平行となるように前記下穴の軸に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のセルフタップねじ用ボス。
- 前記傾斜面および前記段差面の外周側には、前記セルフタップねじのねじ頭の外径よりも、内径が小さい段差部が前記下穴の前記開口部を全周に亘って囲むように形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のセルフタップねじ用ボス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007201340A JP2009036310A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | セルフタップねじ用ボス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007201340A JP2009036310A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | セルフタップねじ用ボス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009036310A true JP2009036310A (ja) | 2009-02-19 |
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ID=40438401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007201340A Pending JP2009036310A (ja) | 2007-08-01 | 2007-08-01 | セルフタップねじ用ボス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009036310A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101161725B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2012-07-09 | 김승희 | 셀프 태핑 볼트, 셀프 태핑 보스 및 이들을 포함하는 셀프 태핑구조 |
US11268553B2 (en) | 2019-11-20 | 2022-03-08 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Member attachment structure |
-
2007
- 2007-08-01 JP JP2007201340A patent/JP2009036310A/ja active Pending
Cited By (2)
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KR101161725B1 (ko) * | 2011-07-29 | 2012-07-09 | 김승희 | 셀프 태핑 볼트, 셀프 태핑 보스 및 이들을 포함하는 셀프 태핑구조 |
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