JP2009036053A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009036053A
JP2009036053A JP2007199705A JP2007199705A JP2009036053A JP 2009036053 A JP2009036053 A JP 2009036053A JP 2007199705 A JP2007199705 A JP 2007199705A JP 2007199705 A JP2007199705 A JP 2007199705A JP 2009036053 A JP2009036053 A JP 2009036053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
compressor
value
limit value
compressor body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007199705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4974802B2 (ja
Inventor
Takahisa Hirasawa
貴久 平澤
Tomoichirou Nakamura
知一郎 中村
Takeshi Katsumoto
武 勝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007199705A priority Critical patent/JP4974802B2/ja
Publication of JP2009036053A publication Critical patent/JP2009036053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4974802B2 publication Critical patent/JP4974802B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】モータ軸動力を低減し省エネルギ効果が得られる圧縮機の提供。
【解決手段】電動モータで駆動されて圧縮流体を生成する圧縮機本体と、圧縮機本体により生成した圧縮流体を貯留するタンクと、タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段で検出される圧力が上限値まで上昇すると圧縮機本体を駆動状態から停止状態に切り替え、圧力検出手段で検出される圧力が下限値まで低下すると圧縮機本体を停止状態から駆動状態に切り替える制御手段とを備えており、制御手段は、圧縮機本体の駆動中に圧力検出手段で検出される圧力が継続して所定時間以上、上限値より低く下限値より高い所定の圧力範囲にあるとき(S7,S15)には、圧縮機本体を停止し(S16)、その後、圧力検出手段で検出される圧力が前記圧力範囲より低い所定の再起動圧力値まで低下すると(S3)、圧縮機本体を再起動する(S6)。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば空気等の流体を圧縮するのに好適に用いられる圧縮機に関する。
圧縮機には、圧縮機本体により生成した圧縮流体を貯留するタンクと、このタンク内の圧力を検出する圧力センサと、圧力センサの検出結果に基づいて圧縮機本体を制御する制御基板とを有するものがある。そして、制御基板は、圧力センサで検出される圧力が上限値まで上昇すると圧縮機本体を駆動状態から停止状態に切り替え、圧力センサで検出される圧力が下限値まで下降すると圧縮機本体を停止状態から駆動状態に切り替えることによってタンク内を所定の圧力範囲に維持して圧縮流体を供給する方式のものや、圧力センサで検出される圧力が上限値になると圧縮機本体の吸込弁を強制的に開いて圧縮機本体を無負荷運転に切り替えることでタンク内の圧力上昇を抑えつつ圧縮流体を供給するアンロード方式のもの等がある。圧縮機についての省エネルギ化のための提案が種々なされている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3558443号公報
ところで、圧縮機において、消費する流体量と圧縮機本体が生成する流体量とが同等にバランスしている状態では、タンク内の圧力が一定の圧力幅の中でバランスして運転が継続されることになる。このとき、タンク内の圧力が高いと、低い場合に比べてより多くのモータ軸動力が必要となり、無駄な電力が消費されることになってしまう。
したがって、本発明は、モータ軸動力を低減し省エネルギ効果が得られる圧縮機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、圧縮流体を生成する圧縮機本体と、該圧縮機本体により生成した圧縮流体を貯留するタンクと、該タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段で検出される圧力が所定の上限値まで上昇すると前記圧縮機本体を駆動状態から停止状態、または負荷運転状態から無負荷運転状態に切り替え、前記圧力検出手段で検出される圧力が所定の下限値まで低下すると前記圧縮機本体を停止状態から駆動状態、または無負荷運転状態から負荷運転状態に切り替える制御手段とを備えた圧縮機において、前記制御手段は、前記圧縮機本体の駆動中に前記圧力検出手段で検出される圧力が継続して所定時間以上、前記上限値より低く前記下限値より高い所定の圧力範囲にあるときには前記圧縮機本体を停止し、その後、前記圧力検出手段で検出される圧力が前記圧力範囲より低い所定の再起動圧力値まで低下すると前記圧縮機本体を再起動することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記再起動圧力値は前記下限値であることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記再起動圧力値は前記圧力範囲よりも低く前記下限値よりも高い所定値であることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、制御手段は、圧縮機本体の駆動中に圧力検出手段で検出される圧力が継続して所定時間以上、上限値より低く下限値より高い所定の圧力範囲にあってバランスしているとき、消費する流体量と圧縮機本体が生成する流体量とが同等にバランスしているため、圧縮機本体を停止し、その後、圧力検出手段で検出される圧力が前記圧力範囲より低い所定の再起動圧力値まで低下すると圧縮機本体を再起動することになり、その後は、再起動圧力値付近で、消費する流体量と圧縮機本体が生成する流体量とがバランスすることになる。このように低下させられた再起動圧力値で駆動することで、同じ消費量に対応しつつモータ軸動力を低減できる。したがって、上記の圧力低下のための圧縮機本体の一時的な停止と、低圧での再起動によるモータ軸動力の低減とによって、省エネルギ効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、制御手段は、消費する流体量と生成する流体量とのバランスに基づいて圧縮機本体を停止した後に、再起動圧力値である、流体の安定供給のために必要な下限値までタンク内圧力を低下させて圧縮機本体を再起動させるため、圧力低下のための圧縮機本体の一時的な停止の停止時間を長くでき、また、再起動後のモータ軸動力も大きく低減できる。したがって、さらに高い省エネルギ効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、制御手段は、消費する流体量と生成する流体量とのバランスに基づいて圧縮機本体を停止した後に、再起動圧力値である、流体の安定供給のために必要な下限値よりも高い所定値までタンク内圧力を低下させて圧縮機本体を再起動するため、圧縮機本体の再起動時の応答遅れによって圧力値が下限値を下回ることを防止できる。
本発明の第1実施形態の圧縮機を図1〜図3を参照して以下に説明する。
第1実施形態の圧縮機11は、圧縮流体としての圧縮空気を生成するもので、駆動源としての電動のモータ12と、このモータ12で駆動されて圧縮空気を生成する圧縮機本体13と、この圧縮機本体13により生成した圧縮空気を一時貯留するタンク14と、このタンク14内の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)15と、圧力センサ15の検出圧力に基づいて電動モータ12つまり圧縮機本体13の運転を制御する制御基板(制御手段)16とを有している。なお、圧縮機本体13は、スクロール型、往復動型のいずれであっても良い。
制御基板16は、図示せぬ演算処理部が一定周期で図2に示すフローチャートの省エネ制御処理を実行する。この省エネ制御処理は、圧力センサ15で検出されるタンク14内の圧力が所定の上限値PHまで上昇するとモータ12つまり圧縮機本体13を駆動状態から停止状態に切り替え、圧力センサ15で検出される圧力が所定の下限値PLまで低下するとモータ12つまり圧縮機本体13を停止状態から駆動状態に切り替えるという通常の制御を基本としつつ、モータ12つまり圧縮機本体13の駆動中に圧力センサ15で検出される圧力が継続して所定時間以上、上限値PHより低く下限値PLより高い所定の第一圧力範囲(圧力範囲)P11〜P12にあるときには圧縮機本体13を停止し、その後、圧力センサ15で検出される圧力が第一圧力範囲P11〜P12より低い所定の再起動圧力値まで低下するとモータ12つまり圧縮機本体13を再起動するという制御を行う。なお、下限値PL<第一圧力範囲の下値P11<第一圧力範囲の上値P12<上限値PHの関係となっている。ここでは、再起動圧力値が下限値PLに設定される。なお、上記した下限値PLおよび上限値PHは圧縮空気の安定供給のために必要な下限および上限の圧力値である。
省エネ制御処理の実行開始に当たって、圧力センサ15からの圧力信号をサンプリングし、タンク14内の圧力値を計測する(ステップS1)。次に、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中(駆動中)であるか否かを判断し(ステップS2)、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中ではない場合は、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が、予め設定されている所定の下限値PL以下であるか否かを判定し(ステップS3)、タンク14内の圧力値が下限値PL以下でなければ(つまり下限値PLより大であれば)、何もせずに今回の省エネ制御処理を終了する。
一方、ステップS3において、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が、予め設定されている所定の下限値PL以下である場合、つまり下限値PLまで低下すると、後述するステップS13でスタートされるタイマを停止する(ステップS4)。そして、タイマ値をリセットして(ステップS5)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動して(ステップS6)、今回の省エネ制御処理を終了する。
ステップS2において、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中の場合、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が、予め設定されている、上限値PHより低く下限値PLより高い所定の第一圧力範囲P11〜P12内にあるか否かを判定する(ステップS7)。この判定の結果、第一圧力範囲P11〜P12外であった場合、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が予め設定されている上限値PH以上か否かを判定する(ステップS8)。上限値PH未満の場合は、何もせずに今回の省エネ制御処理を終了する。上限値PH以上の場合、つまり上限値PHまで上昇すると、後述するステップS13でスタートされるタイマを停止する(ステップS9)。そして、タイマ値をリセットして(ステップS10)、モータ12つまり圧縮機本体13を停止して(ステップS11)、今回の省エネ制御処理を終了する。
ステップS7の判定の結果、第一圧力範囲P11〜P12内であった場合、第一圧力範囲P11〜P12内で圧力がバランスしている時間を求めるためのタイマが既にスタートしているか否かを判定し(ステップS12)、タイマがスタートしていない場合は、タイマをスタートさせて(ステップS13)、今回の省エネ制御処理を終了する。
ステップS12において、タイマが既にスタートしていれば、タイマの計時時間が、予め設定されている、圧力が第一圧力範囲P11〜P12内でバランスしていると判定できる圧力バランス時間しきい値Tに到達したか否かを判定し(ステップS15)、判定の結果、到達していない場合は、何もせず今回の省エネ制御処理を終了する。この圧力バランス時間しきい値Tは、消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスし、タンク14内の圧力が一定の圧力幅の中でバランスして運転が継続されていると判定することができる基準の時間である。
ステップS15の判定の結果、圧力バランス時間しきい値Tに到達した場合、モータ12つまり圧縮機本体13を停止させて(ステップS16)、今回の省エネ制御処理を終了する。そして、後の省エネ制御処理のステップS3で再起動圧力値である下限値PLになると、ステップS6でモータ12つまり圧縮機本体13を再起動する。
次に、上記した省エネ制御処理について、一の動作パターンを例にとり図3を参照しつつ説明する。なお、図3において実線はこの省エネ制御処理による各物理量等を示すもので、比較のため従来の下限値PLでモータ12をONし上限値PHでモータ12をOFFする制御処理の場合を一点鎖線で示している。
主電源の投入後、一回目の省エネ制御処理が実行されると、圧力センサ15の圧力値を計測するが(ステップS1)、運転中ではなく(ステップS2)、圧力値も下限値PL以下に低下しているため(ステップS3)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動する(ステップS6:t1時点)。これにより、モータ12つまり圧縮機本体13が運転状態となる。そして、圧縮機本体13の運転により、圧力センサ15の圧力値が上昇し、第一圧力範囲P11〜P12内に入ると(ステップS7:t2時点)、タイマをスタートする(ステップS13)。このときは、まだタンク14内の圧縮空気を外部に供給しておらず、タイマの計時時間が圧力バランス時間しきい値Tに達する前に(ステップS15)、圧力センサ15の圧力値が第一圧力範囲P11〜P12を超えて(ステップS7)、上限値PH以上になる(ステップS8:t3時点)。すると、タイマを停止し(ステップS9)、タイマをリセットして(ステップS10)、モータ12つまり圧縮機本体13を停止させる(ステップS11)。
次に、圧縮空気の消費が始まると、圧力センサ15の圧力値は低下していくことになり、圧力センサ15の圧力値が下限値PL以下に低下すると(ステップS3)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動する(ステップS6:t4時点)。すると、再び圧力センサ15の圧力値は上昇することになり、第一圧力範囲P11〜P12内に入ると(ステップS7:t5時点)、タイマをスタートする(ステップS13)。このとき、第一圧力範囲P11〜P12内に入った後の所定のタイミング(t6時点)から、消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスし、その結果、第一圧力範囲P11〜P12内に入った時点(t5時点)から圧力センサ15の圧力値が第一圧力範囲P11〜P12内でバランスして、その継続時間であるタイマの計時時間が圧力バランス時間しきい値Tに達すると(ステップS15)、圧力センサ15の圧力値が上限値PHに達していないにもかかわらず、モータ12つまり圧縮機本体13を停止させる(ステップS16:t7時点)。
これにより、継続する圧縮空気の消費で圧力センサ15の圧力値が低下し、再起動圧力値である下限値PLまで下がると(ステップS3:t8時点)、タイマを停止し(ステップS4)、タイマをリセットして(ステップS5)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動する(ステップS6)。すると、圧力が下限値PLまで低下した状態で、再び消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスし、圧力センサ15の圧力値が下限値PL付近でバランスする。
その結果、タンク14内の圧力が下限値PLまで低くなり、消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスする状態を高い圧力値で維持する場合(図3の一点鎖線)と比べて、モータ12の軸トルクが低下することから、モータ12つまり圧縮機本体13の一時的な停止と併せて電力推移のグラフの斜線部X1の省エネ効果が得られる。
以上に述べた第1実施形態の圧縮機11によれば、制御基板16は、圧縮機本体13の駆動中に圧力センサ15で検出される圧力が継続して所定時間T以上、上限値PHより低く下限値PLより高い所定の第一圧力範囲P11〜P12にあってバランスしているとき、消費する圧縮空気量と圧縮機本体13が生成する圧縮空気量とが同等にバランスしているため、圧縮機本体13を停止し、その後、圧力センサ15で検出される圧力が第一圧力範囲P11〜P12より低い所定の再起動圧力値である下限値PLまで低下すると圧縮機本体13を再起動することになり、その後は、下限値PL付近で、消費する圧縮空気量と圧縮機本体13が生成する圧縮空気量とがバランスすることになる。このように低下させられた下限値PLで駆動することで、同じ消費量に対応しつつモータ12の軸動力を低減できる。したがって、上記の圧力低下のための圧縮機本体13の一時的な停止と、低圧での再起動によるモータ12の軸動力の低減とによって、省エネルギ効果が得られる。
また、制御基板16は、消費する圧縮空気量と生成する圧縮空気量とのバランスに基づいて圧縮機本体13を停止した後に、再起動圧力値である、圧縮空気の安定供給のために必要な下限値PLまでタンク14内圧力を低下させて圧縮機本体13を再起動させるため、圧力低下のための圧縮機本体13の一時的な停止の停止時間を長くでき、また、再起動後のモータ12の軸動力も大きく低減できる。したがって、さらに高い省エネルギ効果が得られる。
次に、本発明の第2実施形態の圧縮機を図4および図5を参照して以下に第一実施形態との相違部分を中心に説明する。
第2実施形態において、制御基板16は、図示せぬ演算処理部が一定周期で図4に示すフローチャートの省エネ制御処理を実行する。この省エネ制御処理も、モータ12つまり圧縮機本体13の駆動中に圧力センサ15で検出される圧力が継続して所定時間以上、上限値PHより低く下限値PLより高い所定の第一圧力範囲P11〜P12にあるときには圧縮機本体13を停止し、その後、圧力センサ15で検出される圧力が第一圧力範囲P11〜P12より低い所定の再起動圧力値まで低下するとモータ12つまり圧縮機本体13を再起動するという制御を行うことになるが、所定の再起動圧力値が、第一圧力範囲P11〜P12よりも低く、下限値PLよりも高い第二圧力範囲P21〜P22の範囲の上値(所定値)P22に設定される。なお、下限値PL<第二圧力範囲の下値P21<第二圧力範囲の上値P22<第一圧力範囲の下値P11<第一圧力範囲の上値P12<上限値PHの関係となっている。
省エネ制御処理の実行開始に当たって、圧力センサ15からの圧力信号をサンプリングし、タンク14内の圧力値を計測する(ステップS1)。次に、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中(駆動中)であるか否かを判断し(ステップS2)、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中ではない場合は、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が、第二圧力範囲P21〜P22内であるか否かを判定し(ステップSA1)、第二圧力範囲P21〜P22内でない(第二圧力範囲P21〜P22外である)場合、ステップS1で計測したタンク14内の圧力値が、予め設定されている所定の下限値PL以下であるか否かを判定し(ステップS3)、タンク14内の圧力値が下限値PL以下でなければ、何もせずに今回の省エネ制御処理を終了する。下限値PL以下であれば、後述のステップS4〜S6の処理を行う。
ステップSA1の判定の結果、第二圧力範囲P21〜P22内である場合、タイマの計時時間が、予め設定されている圧力バランス時間しきい値Tを超えたか否かを判定し(ステップSA2)、判定の結果、超えていない場合は、何もせず今回の省エネ制御処理を終了する。ステップSA2の判定の結果、タイマの計時時間が圧力バランス時間しきい値Tを超えた場合、タイマを停止し(ステップS4)、タイマ値をリセットして(ステップS5)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動して(ステップS6)、今回の省エネ制御処理を終了する。
他方、ステップS2において、モータ12つまり圧縮機本体13が運転中の場合は、第1実施形態と同様のステップS7〜S16の処理を行う。
次に、上記した省エネ制御処理について、一の動作パターンを例にとり図5を参照しつつ第1実施形態との相違部分を説明する。
、圧力センサ15の圧力値が下限値PL以下に低下すると(ステップS3)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動する(ステップS6:t4時点)。すると、再び圧力センサ15の圧力値は上昇することになり、第一圧力範囲P11〜P12内に入ると(ステップS7)、タイマをスタートする(ステップS13:t5時点)。このとき、第一圧力範囲P11〜P12内に入った後の所定のタイミング(t6時点)から、消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスし、その結果、第一圧力範囲P11〜P12内に入った時点(t5時点)から圧力センサ15の圧力値が第一圧力範囲P11〜P12内でバランスして、その継続時間であるタイマの計時時間が圧力バランス時間しきい値Tに達すると(ステップS15)、圧力センサ15の圧力値が上限値PHに達していないにもかかわらず、モータ12つまり圧縮機本体13を停止させる(ステップS16:t7時点)。
これにより、継続する圧縮空気の消費で圧力センサ15の圧力値が低下し、再起動圧力値である第二圧力範囲P21〜P22の上値P22まで下がって第二圧力範囲P21〜P22内に入ると(ステップSA1)、タイマが圧力バランス時間しきい値Tを超えていること、つまりステップS16の処理で圧縮機本体13が停止させられた状態から、圧力センサ15の圧力値が第二圧力範囲P21〜P22の範囲まで下がったことが確認されると、タイマを停止し(ステップS4)、タイマをリセットして(ステップS5)、モータ12つまり圧縮機本体13を起動する(ステップS6:t8’時点)。すると、圧力が第二圧力範囲P21〜P22の上値P22まで低下した状態で、再び消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスし、圧力センサ15の圧力値が第二圧力範囲P21〜P22の上値P22付近でバランスする。
その結果、タンク14内の圧力が第二圧力範囲P21〜P22の上値P22まで低くなり、消費する空気量と圧縮機本体13が生成する空気量とが同等にバランスする状態を高い圧力値で維持する場合(図5の一点鎖線)と比べて、モータ12の軸トルクが低下することから、モータ12つまり圧縮機本体13の一時的な停止と併せて電力推移のグラフの斜線部X2の省エネ効果が得られる。
以上に述べた第2実施形態の圧縮機によれば、第1実施形態に対して追加されたステップSA1,SA2によって、消費する圧縮空気量と生成する圧縮空気量とのバランスに基づいて圧縮機本体13を停止した後に、再起動圧力値である、圧縮空気の安定供給のために必要な下限値PLよりも高い第二圧力範囲P21〜P22の上値P22までタンク14内圧力を低下させて圧縮機本体13を再起動するため、圧縮機本体13の再起動時の応答遅れによって圧力値が下限値PLを下回ることを防止できる。
なお、以上の第1,第2実施形態では、圧力センサ15で検出される圧力が上限値PHまで上昇するとモータ12つまり圧縮機本体13を駆動状態から停止状態に切り替え、圧力センサ15で検出される圧力が下限値PLまで低下するとモータ12つまり圧縮機本体13を停止状態から駆動状態に切り替える場合を例にとり説明したが、圧縮機本体13の吸込弁を強制的に開くアンロード機構を備えている場合には、圧力センサ15で検出される圧力が上限値PHまで上昇するとモータ12は駆動状態のままアンロード機構で吸込弁を開状態に維持するように負荷運転状態から無負荷運転状態に切り替え、圧力センサ15で検出される圧力が下限値PLまで低下すると、アンロード機構で無負荷運転状態から負荷運転状態に切り替える場合にも適用可能である。
本発明の第1実施形態の圧縮機を概略的に示す正面図である。 本発明の第1実施形態の圧縮機の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の圧縮機の制御内容を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の圧縮機の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態の圧縮機の制御内容を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
11 圧縮機
12 モータ
13 圧縮機本体
14 タンク
15 圧力センサ(圧力検出手段)
16 制御基板(制御手段)

Claims (3)

  1. 圧縮流体を生成する圧縮機本体と、
    該圧縮機本体により生成した圧縮流体を貯留するタンクと、
    該タンク内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    該圧力検出手段で検出される圧力が所定の上限値まで上昇すると前記圧縮機本体を駆動状態から停止状態、または負荷運転状態から無負荷運転状態に切り替え、前記圧力検出手段で検出される圧力が所定の下限値まで低下すると前記圧縮機本体を停止状態から駆動状態、または無負荷運転状態から負荷運転状態に切り替える制御手段とを備えた圧縮機において、
    前記制御手段は、前記圧縮機本体の駆動中に前記圧力検出手段で検出される圧力が継続して所定時間以上、前記上限値より低く前記下限値より高い所定の圧力範囲にあるときには前記圧縮機本体を停止し、その後、前記圧力検出手段で検出される圧力が前記圧力範囲より低い所定の再起動圧力値まで低下すると前記圧縮機本体を再起動することを特徴とする圧縮機。
  2. 前記再起動圧力値は前記下限値であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記再起動圧力値は前記圧力範囲よりも低く前記下限値よりも高い所定値であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
JP2007199705A 2007-07-31 2007-07-31 圧縮機 Active JP4974802B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199705A JP4974802B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199705A JP4974802B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009036053A true JP2009036053A (ja) 2009-02-19
JP4974802B2 JP4974802B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=40438197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007199705A Active JP4974802B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4974802B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103291594A (zh) * 2013-06-28 2013-09-11 重庆埃泰克能源科技有限公司 一种趋势控制空压机组供气方法
JP2014040786A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 空気圧縮機
JP2020094527A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社日立産機システム 圧縮機
KR20210072921A (ko) * 2019-12-10 2021-06-18 주식회사 케이와이 빅데이터 분석을 활용한 전력소비를 줄일 수 있는 공기압축기 제어시스템
CN113565748A (zh) * 2021-09-23 2021-10-29 苏州卓樱自动化设备有限公司 一种压缩机的性能测试设备及测试方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107781150B (zh) * 2016-08-26 2020-09-11 杭州卓翁科技有限公司 增压设备的电机启停控制方法及控制装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353815A (en) * 1976-10-21 1978-05-16 Westinghouse Air Brake Co Air compressor control mechanism
JPS6338693A (ja) * 1986-07-31 1988-02-19 Nippon Air Brake Co Ltd 鉄道車両用調圧方法
JPH02199278A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 携帯用電動コンプレッサ
JPH03267587A (ja) * 1990-03-19 1991-11-28 Tokico Ltd 圧縮機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353815A (en) * 1976-10-21 1978-05-16 Westinghouse Air Brake Co Air compressor control mechanism
JPS6338693A (ja) * 1986-07-31 1988-02-19 Nippon Air Brake Co Ltd 鉄道車両用調圧方法
JPH02199278A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Matsushita Electric Works Ltd 携帯用電動コンプレッサ
JPH03267587A (ja) * 1990-03-19 1991-11-28 Tokico Ltd 圧縮機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014040786A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 空気圧縮機
CN103291594A (zh) * 2013-06-28 2013-09-11 重庆埃泰克能源科技有限公司 一种趋势控制空压机组供气方法
JP2020094527A (ja) * 2018-12-12 2020-06-18 株式会社日立産機システム 圧縮機
JP7254498B2 (ja) 2018-12-12 2023-04-10 株式会社日立産機システム 圧縮機
KR20210072921A (ko) * 2019-12-10 2021-06-18 주식회사 케이와이 빅데이터 분석을 활용한 전력소비를 줄일 수 있는 공기압축기 제어시스템
KR102270342B1 (ko) 2019-12-10 2021-06-29 주식회사 케이와이 빅데이터 분석을 활용한 전력소비를 줄일 수 있는 공기압축기 제어시스템
CN113565748A (zh) * 2021-09-23 2021-10-29 苏州卓樱自动化设备有限公司 一种压缩机的性能测试设备及测试方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4974802B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4974802B2 (ja) 圧縮機
US20200173434A1 (en) Air compressor
JP5464399B2 (ja) 空気圧縮機
JP4916383B2 (ja) 電動型スクロール圧縮機の起動制御装置及びその起動制御方法
EP3128172B1 (en) Air compressor
US9595899B2 (en) Motor control device
JP2006288053A (ja) 電気機器
JP5203754B2 (ja) インバータ圧縮機の制御方法及びインバータ圧縮機
JP2011117347A (ja) 圧縮機の容量制御方法及び圧縮装置
JP5822745B2 (ja) 気体圧縮装置
KR101521537B1 (ko) 공기 압축기 시스템 및 그 제어 방법
JP2005016330A (ja) 圧力スイッチ機構及びこれを用いた空気圧縮機
JP2007170216A (ja) 空気圧縮機
JP2003021069A (ja) 給水装置及びその制御方法
JPH01104990A (ja) 空気圧縮機
JP2756584B2 (ja) 圧縮機の自動発停運転方法
JP2007295673A (ja) モータ制御装置
JP2006312900A (ja) 圧縮ガス供給装置
JP2009052403A (ja) ポンプ装置の制御装置及びその方法
JP2001073957A (ja) ポンプの運転制御方法
JP5263057B2 (ja) 空気圧縮機
JPH07103201A (ja) 油圧供給装置
KR20160107855A (ko) 전동 압축기의 제어방법
JPH0663504B2 (ja) 空気圧縮機
KR20090021603A (ko) 히트 펌프 장치의 난방 기동 운전 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100520

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110310

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110311

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4974802

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3