JP2009035852A - 髪の延長および増毛のための付け毛 - Google Patents

Abstract

【課題】髪の延長および増毛のための付け毛において、適用の場面に応じて異なる付け毛の地毛への取り付け方法を提供すること。
【解決手段】髪の延長および増毛のための付け毛５であって、隣り合わせに並んだ毛２、６が横方向に延びる織り帯３へと接着サポート４によって接続されている。さまざまな取り付け方法を保証するために、織り帯３が接着サポート４よりも突き出している。さらに、織り帯３ならびに接着サポート４を、毛の両端から離して取り付けることができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、髪の延長および増毛のための付け毛（ｈａｉｒ ｗｅｆｔ）であって、隣り合わせに並んだ毛が横方向に延びる織り帯（ｗｅａｖｅ ｓｔｒｉｐ）へと接着サポート（ａｄｈｅｓｉｖｅ ｓｕｐｐｏｒｔ）によって接続されている付け毛に関する。

この種の付け毛が、ＵＳ ５，４１３，１２４に開示されている。そこでは、織り帯が、毛の取り付け端において終端処理を行っており、毛を付け毛へと接着する接着サポートによって完全に覆われている。この付け毛の製造の際には、毛の取り付け端が、織り帯の上へと配置され、接着層によって複数回コートされ、その後に、一方ではしっかりした取り付けを得、他方では厚さを小さくして柔軟性を得るために、２つのプラテンの間で圧縮される。織り帯および接着剤の材料に関しては、従来からのすべての材料および物質を考慮することができる。

さまざまなメッシュサイズの織り帯、すなわち網であって、糸にも接着コーティングを設けることが可能であることで、メッシュの開口が空いたままである織り帯、すなわち網が、ＧＢ ２ ２５９ ００９ Ａに開示されている。

上述した付け毛の地毛への取り付けは、接着によってしか達成することができない。代替または追加の取り付け手段（例えば、外来の毛を、天然の毛、または付け毛に設けられたループ（例えば、ＡＴ ４０８ ８２３ Ｂに記載されているような）、あるいはループに挿入され頭毛へと取り付けられる接着糸へと結ぶ）は存在しておらず、この状況は、とくには適用の場面に応じて異なる取り付け方法を使用する必要がありうるという事実ゆえ、不都合である。

本発明の目的は、上述した問題を解消すること、すなわち頭毛への代替または追加の取り付け方法を提供することにある。

この目的は、本発明によれば、導入部分で述べた形式の付け毛であって、織り帯が接着サポートよりも突き出している付け毛によって達成される。

接着サポートが織り帯を完全には覆っていないという事実ゆえ、付け毛を頭毛へと、直接的な接着によって、織り帯のメッシュへと織り交ぜた接着糸への接着によって、織り帯への織り込みまたは結び付けによって、あるいは複数の取り付け方法の組み合わせによって、取り付けることができる。

織り帯ならびに接着サポートが、毛の両端から離れた位置に取り付けられている本発明による付け毛の実施形態が好ましい。結果として、代替または追加として、外来の毛をヒトの自身の髪へと結び付けることが可能である。さらには、この付け毛は、取り付けられた織り帯を片側に突き出している毛の端部が覆うため、従来のように頭毛の生え際に取り付けることができるだけでなく、生え際と髪の先端との間のどこかに取り付けることが可能である。しかしながら、これが望まれておらず、それでも入手可能な付け毛がこの形式である場合には、装着に先立って、織り帯の片側に突き出している毛の端部を切断するだけでよい。外来の毛が織り帯を過ぎて両側に突き出している付け毛は、装着状態においてこれらの毛を互いに重ね合わせることで、髪の延長ならびに増毛の両者を生み出すことができるという利点をさらに有している。

以下の検討では、図１および２に示した２つの実施形態にもとづいて、本発明をさらに詳しく説明する。

図１の付け毛１は、隣接する複数の毛２を有しており、毛２は、両端のうちの一方において、横方向に延びる織り帯３へと接着サポート４によって接続されている。織り帯３は、例えばコートされた網として実現されている。接着サポート４は、毛２ならびに織り帯３のための取り付けの端部を、開放のままに残しており、すなわち換言すると、この部位を完全には覆っておらず、いずれにせよ、さらに織り帯３を過ぎて毛２の自由端に向かって広がっている。

付け毛１を頭毛（一般的には生え際の近く）へと適用するとき、地毛を、接着層４の上面または織り帯３の下面のいずれかへと適用でき、次いで接着（例えば、ホットメルトによる接着）によってこの帯へと取り付けることができる。あるいは、地毛の端部を、織り帯３の開放メッシュへと織り込んだり、結び付けたりすることができる。さらには、地毛の一部を織り帯３へと結び、地毛の一部を全体として付け毛へと結ぶことができる。またさらには、接着糸を織り帯３の開放メッシュを通して引っ張り、この糸を頭毛へと取り付けることも可能である。

図２の付け毛５は、毛が織り帯３の片側のみに位置する（毛２）のではなく、反対側からも突き出しており（毛６）、すなわち織り帯３ならびに接着サポート４が、毛の両端から離れた位置に取り付けられている点で、図１の付け毛１と相違している。

付け毛１と対照的に、付け毛５は、個々の毛の端部６を地毛へと結び付けることによっても、地毛へと取り付けることがさらに可能である。他方で、選択肢として、毛の端部６を地毛へと結び付けたり、地毛を織り帯３の開放メッシュへと織り込んだり、あるいは地毛を全体として付け毛へ接着することによって、付け毛５を取り付けることが可能である。接着糸への取り付けという上述の変形も可能であり、毛６が（図示のように）きわめて遠くまで突き出ている場合には、毛６を毛２へと折り返すことで、効果的な増毛を生み出すことが可能である。反対に、毛６がわずかな距離しか突き出ていない場合には、付け毛５は、毛６が頭毛との組み合わせにおいて織り帯３を効果的に覆うため、生え際と髪の先端との間において頭毛へと取り付けられるように構成される。

本実施形態に係る付け毛の斜視図である。 他の実施形態に係る付け毛の斜視図である。

Claims (2)

1. 髪の延長および増毛のための付け毛であって、
   隣り合わせに並んだ毛が、接着サポートによって、横方向に延びる織り帯と接続されており、
   前記織り帯（３）が、前記接着サポート（４）よりも突き出ている、付け毛。
2. 前記織り帯（３）ならびに接着サポート（４）が、毛の両端から離れて取り付けられている、請求項１に記載の付け毛。

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