JP2008274451A - かつら - Google Patents
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Abstract
【課題】通気性の良いかつらを提供する。
【解決手段】かつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート3と、ポリエステルメッシュシート3に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート4とで構成されている。ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目よりも粗い。
【選択図】図1
【解決手段】かつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート3と、ポリエステルメッシュシート3に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート4とで構成されている。ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目よりも粗い。
【選択図】図1
Description
本発明はかつらに関する。詳しくは、人毛または人工毛が結び付けられた基布を備えた、頭部に装着されるかつらに係るものである。
食生活の変化やストレス等によって、頭部の毛髪が薄くなってしまうことがある。毛髪が薄くなると、全体のボリューム感がなくなり、選択できる髪型が限られてくるという問題がある。そこで、毛髪が薄くなった部位に、かつらを装着することが一般的に行なわれていた。
このようなかつらとしては、従来、様々なかつらが提案されており、例えば、図4は、従来のかつらの一部断面図であるが、特許文献1には、網目状を形成する基布111と、基布111に一様に貼着している被膜部材114と、基布111の網目に二本掛けで結び付けられて基布111の面に対し垂直方向に引き出された人工の毛髪対112A、112Bとで構成されたかつらが記載されている。また、この被膜部材114は、透明の、または基布111と同色のウレタン樹脂シートであり、基布111の伸縮を止める働きをすると共に、基布111の面に対し垂直に引き出された毛髪対112A、112Bの向きを固定する。
しかしながら、従来のかつらは、ウレタン樹脂シート等の被膜部材が基布に一様に貼着しているため、通気性の点で問題があった。かつらの利用者は、かつら装着により、少なからず違和感を覚えるものであり、蒸れ感を伴う場合は、使用性が悪く感じられる。特に、梅雨時期や夏期、または高温多湿の場所で、蒸れ感を覚え、通気性の良いかつらが所望される。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、通気性の良いかつらを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のかつらは、複数の毛髪が結び付けられた、頭部に装着されるかつらであって、前記毛髪が結び付けられた網目状の第1の網目層と、該第1の網目層上に配置されていると共に前記第1の網目層に結び付けられた毛髪が通る網目が形成された第2の網目層とを備えることを特徴とする。
ここで、第1の網目層上に配置されていると共に第1の網目層に結び付けられた毛髪が通る網目が形成された第2の網目層によって、第1の網目層に結び付けられた毛髪の方向付けを行ない易く、また、第1の網目層に結び付けられた毛髪がある程度固定される。
なお、本発明でいう「かつら」には、部分かつらと、頭部全体を覆う全体かつらの両方が含まれるものとする。
なお、本発明でいう「かつら」には、部分かつらと、頭部全体を覆う全体かつらの両方が含まれるものとする。
また、本発明のかつらにおいて、第1の網目層の網目は、第2の網目層の網目よりも粗い場合、技術的に毛髪の方向付けをしながら自然に第2の網目層の網目より毛髪を引きずり出すことが容易であり、また、大量の毛髪を第2の網目層の網目から引き出す際に、第2の網目層にシワが寄ることを抑制できて、自然な仕上がりが実現できる。
また、本発明のかつらにおいて、第2の網目層は絹製である場合、外側に位置する第2の網目層が絹製なので、光が当たったり間近で直視したりしても、樹脂シートとは異なり地肌に近い印象を見る者に与え、また、経年劣化によるひび割れが生じにくく、変色も生じにくい。また、様々な色の絹を用いて、様々な頭皮の色に合わせることで、より自然な印象を、見る者に与えることができる。
また、本発明のかつらにおいて、第2の網目層が配置された面とは反対側の第1の網目層の面に配置された網目状の第3の網目層を備える場合、洗髪等において、第1の網目層に結び付けられた毛髪の脱落を抑制できる。
また、本発明のかつらにおいて、第1の網目層の網目は、第3の網目層の網目よりも粗い場合、即ち、第3の網目層の網目は第1の網目層の網目よりも細かい場合、第1の網目層よりも高い強度を有する第3の網目層によって第1の網目層が支持されることになるので、よりいっそう毛髪の脱落を抑制できる。
また、本発明のかつらにおいて、第1の網目層の網目は、第2の網目層の網目と第3の網目層の網目よりも細かい場合、毛髪が結び付けられた第1の網目層の強度を高くすることができ、毛髪の方向付けも行ない易くなる。
本発明に係るかつらは、通気性が良い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したかつらの第1の態様を説明する概略図である。図1において、本発明のかつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート(第1の網目層の一例である。)3と、ポリエステルメッシュシート3に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪(毛髪の一例である。)2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート(第2の網目層の一例である。)4とで構成されている。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目よりも粗い。
また、ポリエステルメッシュシート3の面積は、絹メッシュシート4の面積よりも広い。
また、人工毛髪2は、二つ折りにされた人工毛髪2の折った方を先端にして網目にくぐらせ、そのくぐり抜けた先端の輪に、くぐり残した二本の端部を二本そのまま通して締めつける二本掛けという方法で結び付けられているが、この方法に限られるものではない。
図1は、本発明を適用したかつらの第1の態様を説明する概略図である。図1において、本発明のかつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート(第1の網目層の一例である。)3と、ポリエステルメッシュシート3に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪(毛髪の一例である。)2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート(第2の網目層の一例である。)4とで構成されている。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目よりも粗い。
また、ポリエステルメッシュシート3の面積は、絹メッシュシート4の面積よりも広い。
また、人工毛髪2は、二つ折りにされた人工毛髪2の折った方を先端にして網目にくぐらせ、そのくぐり抜けた先端の輪に、くぐり残した二本の端部を二本そのまま通して締めつける二本掛けという方法で結び付けられているが、この方法に限られるものではない。
また、このような本発明のかつらを、頭部に装着する場合には、例えば、かつらに取付けられた数箇所のピンを頭部に生えた毛髪に留めることによって装着する方法や、かつらに取付けられたテープで、毛髪が無い頭部領域に貼り付けて装着する方法や、ピンとテープを併用する方法や、かつらと頭部に生えた毛髪とを接着剤で接合して装着する方法や、更には、頭皮に面したポリエステルメッシュシートの面に雄型または雌型の面ファスナーを取付け、一方、本発明のかつらが装着される頭部の、毛髪が有る領域と無い領域の境界にある、頭部に生えた毛髪に、クリップによって雌型または雄型の面ファスナーを取付け、ポリエステルメッシュシートに取付けられた面ファスナーを、頭部に生えた毛髪に取付けられた面ファスナーに押し当てて、本発明のかつらを装着する方法が挙げられる。
ここで、毛髪として人工毛髪を使用しているが、必ずしもポリエステル繊維製の人工毛髪を使用しなくてもよく、その他の化学繊維製例えばナイロン繊維製の人工毛髪でもよく、また、人毛、人工毛髪と人毛を絡ませたものを使用してもよい。
また、第1の網目層としてポリエステルメッシュシートを使用しているが、毛髪が結び付けられる網目状のものであれば、必ずしもポリエステルメッシュシートを使用しなくてもよく、その他の樹脂製のメッシュシート例えばポリアミドメッシュシート、ナイロンメッシュシート、シリコンメッシュシートを用いてもよい。
また、第2の網目層として絹メッシュシートを使用しているが、第1の網目層上に配置されていると共に第1の網目層に結び付けられた毛髪が通る網目が形成されているのであれば、必ずしも絹メッシュシートを使用しなくてもよく、その他の耐久性があるメッシュシートを使用してもよい。
また、ポリエステルメッシュシートの面積は、絹メッシュシートの面積よりも広くなっているが、必ずしも広くなくてもよく、例えば第2の網目層である絹メッシュシートの面積の方が、第1の網目層であるポリエステルメッシュシートの面積より広くてもよい。
なお、ウレタン製のメッシュシートを使用することも考えられるが、ウレタン製のメッシュシートは、頭脂を吸収してしまうため、経年で変色して自然さを損ない、また、経年劣化によってひび割れを生じ、更に、光の当り具合で反射して不自然に光り、サンドブラスト処理やエンボス加工を施してもその不自然さは残ってしまうため、好ましくない。
また、第1の網目層としてポリエステルメッシュシートを使用しているが、毛髪が結び付けられる網目状のものであれば、必ずしもポリエステルメッシュシートを使用しなくてもよく、その他の樹脂製のメッシュシート例えばポリアミドメッシュシート、ナイロンメッシュシート、シリコンメッシュシートを用いてもよい。
また、第2の網目層として絹メッシュシートを使用しているが、第1の網目層上に配置されていると共に第1の網目層に結び付けられた毛髪が通る網目が形成されているのであれば、必ずしも絹メッシュシートを使用しなくてもよく、その他の耐久性があるメッシュシートを使用してもよい。
また、ポリエステルメッシュシートの面積は、絹メッシュシートの面積よりも広くなっているが、必ずしも広くなくてもよく、例えば第2の網目層である絹メッシュシートの面積の方が、第1の網目層であるポリエステルメッシュシートの面積より広くてもよい。
なお、ウレタン製のメッシュシートを使用することも考えられるが、ウレタン製のメッシュシートは、頭脂を吸収してしまうため、経年で変色して自然さを損ない、また、経年劣化によってひび割れを生じ、更に、光の当り具合で反射して不自然に光り、サンドブラスト処理やエンボス加工を施してもその不自然さは残ってしまうため、好ましくない。
また、第1の網目層及び第2の網目層は、網目が形成されていれば、どのような形態であってもよく、天然繊維や化学繊維等の素材を用いて、様々な粗密度合いの網目が形成された織物地であってもよい。
図2は、本発明を適用したかつらの第2の態様を説明する概略図である。図2において、本発明のかつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート3と、ポリエステルメッシュシート3の網目に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート4と、絹メッシュシート4が配置された面とは反対側のポリエステルメッシュシート3の面に配置されたポリアミドメッシュシート(第3の網目層の一例である。)5とで構成されている。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、ポリアミドメッシュシート5の網目よりも粗い。
ここで、第3の網目層としてポリアミドメッシュシートを使用しているが、第2の網目層が配置された面とは反対側の第1の網目層の面に配置された網目状のものであれば、必ずしもポリアミドメッシュシートでなくてもよく、その他の樹脂製のメッシュシートを用いてもよい。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、ポリアミドメッシュシート5の網目よりも粗い。
ここで、第3の網目層としてポリアミドメッシュシートを使用しているが、第2の網目層が配置された面とは反対側の第1の網目層の面に配置された網目状のものであれば、必ずしもポリアミドメッシュシートでなくてもよく、その他の樹脂製のメッシュシートを用いてもよい。
また、図2に示すような、メッシュシートが3層積層する構成として、オンベースと呼ばれるタイプと、インベースと呼ばれるタイプがある。オンベースタイプは、互いに略同じ面積を有するポリエステルメッシュシート3と絹メッシュシート4とで構成されたものを、これらシートよりも面積が広いポリアミドメッシュシート5上に乗せたものである。このようなタイプは、ポリエステルメッシュシート3や絹メッシュシート4が破損した場合に、交換が容易である。
また、インベースタイプは、絹メッシュシート4とポリアミドメッシュシート5が互いに略同じ面積を有し、これらシートに挟まれたポリエステルメッシュシート3がこれらシートよりも面積が広い。なお、インベースタイプにおいては、第3の網目層として絹メッシュシートを使用するのが好ましい。
また、インベースタイプは、絹メッシュシート4とポリアミドメッシュシート5が互いに略同じ面積を有し、これらシートに挟まれたポリエステルメッシュシート3がこれらシートよりも面積が広い。なお、インベースタイプにおいては、第3の網目層として絹メッシュシートを使用するのが好ましい。
また、オンベースタイプのかつらを頭部に装着する場合、例えば、一番広い面積を有するポリアミドメッシュシートの頭皮に面した面に、ピンを数箇所に取り付けて、取付けたピンを、頭部に生えた毛髪に留めて、かつらを装着する方法や、一番広い面積を有するポリアミドメッシュシートの頭皮に面した面に取付けられたテープで、毛髪が無い頭部領域に貼り付けてかつらを装着する方法や、ピンとテープを併用してかつらを装着する方法や、かつらと頭部に生えた毛髪とを接着剤で接合して装着する方法や、更には、一番広い面積を有するポリアミドメッシュシートの頭皮に面した面に雄型または雌型の面ファスナーを取付け、一方、かつらが装着される頭部の、毛髪が有る領域と無い領域の境界にある、頭部に生えた毛髪に、クリップによって雌型または雄型の面ファスナーを取付け、ポリアミドメッシュシートに取付けられた面ファスナーを、頭部に生えた毛髪に取付けられた面ファスナーに押し当ててかつらを装着する方法を用いることができる。
また、インベースタイプのかつらを頭部に装着する場合、例えば、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に、ピンを数箇所に取り付けて、取付けたピンを、頭部に生えた毛髪に留めて、かつらを装着する方法や、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に取付けられたテープで、毛髪が無い頭部領域に貼り付けてかつらを装着する方法や、ピンとテープを併用してかつらを装着する方法や、かつらと頭部に生えた毛髪とを接着剤で接合して装着する方法や、更には、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に雄型または雌型の面ファスナーを取付け、一方、かつらが装着される頭部の、毛髪が有る領域と無い領域の境界にある、頭部に生えた毛髪に、クリップによって雌型または雄型の面ファスナーを取付け、ポリエステルメッシュシートに取付けられた面ファスナーを、頭部に生えた毛髪に取付けられた面ファスナーに押し当ててかつらを装着する方法を用いることができる。
また、インベースタイプのかつらを頭部に装着する場合、例えば、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に、ピンを数箇所に取り付けて、取付けたピンを、頭部に生えた毛髪に留めて、かつらを装着する方法や、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に取付けられたテープで、毛髪が無い頭部領域に貼り付けてかつらを装着する方法や、ピンとテープを併用してかつらを装着する方法や、かつらと頭部に生えた毛髪とを接着剤で接合して装着する方法や、更には、一番広い面積を有するポリエステルメッシュシートの頭皮に面した面に雄型または雌型の面ファスナーを取付け、一方、かつらが装着される頭部の、毛髪が有る領域と無い領域の境界にある、頭部に生えた毛髪に、クリップによって雌型または雄型の面ファスナーを取付け、ポリエステルメッシュシートに取付けられた面ファスナーを、頭部に生えた毛髪に取付けられた面ファスナーに押し当ててかつらを装着する方法を用いることができる。
図3は、本発明を適用したかつらの第3の態様を説明する概略図である。図3において、本発明のかつら1は、ポリエステル繊維で構成された網目状のポリエステルメッシュシート3と、ポリエステルメッシュシート3の網目に結び付けられたポリエステル製の人工毛髪2と、ポリエステルメッシュシート3上に配置されていると共にポリエステルメッシュシート3に結び付けられた人工毛髪2が通った網目が形成された絹メッシュシート4と、絹メッシュシート4が配置された面とは反対側のポリエステルメッシュシート3の面に配置されたポリアミドメッシュシート5とで構成されている。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目やポリアミドメッシュシート5の網目よりも細かい(密である)。
また、第1の網目層の網目と、第2の網目層の網目及び第3の網目層の網目とは必ずしも大きさが異なっていなくてもよく、これら網目層の網目は互いに同じ大きさであってもよい。
また、ポリエステルメッシュシート3の網目は、絹メッシュシート4の網目やポリアミドメッシュシート5の網目よりも細かい(密である)。
また、第1の網目層の網目と、第2の網目層の網目及び第3の網目層の網目とは必ずしも大きさが異なっていなくてもよく、これら網目層の網目は互いに同じ大きさであってもよい。
このように、本発明のかつらは、第1の網目層(ポリエステルメッシュシート)上に配置されていると共に第1の網目層に結び付けられた人工毛髪が通った網目が形成された第2の網目層(絹メッシュシート)を備えているので、第1の網目層に結び付けられた毛髪の方向付けを行ない易く、また、第1の網目層に結び付けられた毛髪がある程度固定され、網目層の重なりにより、地肌と外気との通気性が良い。また、通気性が良いことにより、頭皮の蒸れを抑制できたり、頭皮の痒みを抑制できたりする。
また、第1の網目層(ポリエステルメッシュシート)の網目は、第2の網目層(絹メッシュシート)の網目よりも粗いので、技術的に毛髪の方向付けをしながら自然に第2の網目層の網目より毛髪を引きずり出すことが容易であり、また、大量の毛髪を第2の網目層の網目から引き出す際に、第2の網目層にシワが寄ることを抑制できて、自然な仕上がりが実現できる。
また、外側に位置する第2の網目層が絹製である絹メッシュシートなので、光が当たったり間近で直視したりしても、樹脂シートとは異なり地肌に近い印象を見る者に与え、また、経年劣化によるひび割れが生じにくく、変色も生じにくい。
また、ウレタン製のメッシュシートだと、薄い場合に本当の頭皮が透けて見えてしまい、また、頭皮から浮いてしまうと、地肌が透けて見える部位とそうでない部位とが現れてしまい、装着したときに見た目が悪いが、絹製のメッシュシートだと、頭皮から浮いてしまっても自然な状態に見えて違和感がない。
また、ウレタン製のメッシュシートだと、薄い場合に本当の頭皮が透けて見えてしまい、また、頭皮から浮いてしまうと、地肌が透けて見える部位とそうでない部位とが現れてしまい、装着したときに見た目が悪いが、絹製のメッシュシートだと、頭皮から浮いてしまっても自然な状態に見えて違和感がない。
また、本発明のかつらは、第2の網目層(絹メッシュシート)が配置された面とは反対側の第1の網目層(ポリエステルメッシュシート)の面に配置された網目状の第3の網目層(ポリアミドメッシュシート)を備えるので、第1の網目層に結び付けられた毛髪の脱落を抑制できる。
また、第1の網目層(ポリエステルメッシュシート)の網目は、第3の網目層(ポリアミドメッシュシート)の網目よりも粗い即ち、第3の網目層の網目は第1の網目層の網目よりも細かいので、第1の網目層よりも高い強度を有する第3の網目層によって第1の網目層が支持され、よりいっそう毛髪の脱落を抑制できる。
また、第1の網目層(ポリエステルメッシュシート)の網目は、第2の網目層(絹メッシュシート)の網目や第3の網目層(ポリアミドメッシュシート)の網目よりも細かい(密である)ので、毛髪が結び付けられた第1の網目層の強度を高くすることができ、毛髪の方向付けも行ない易い。
1 かつら
2 人工毛髪
3 ポリエステルメッシュシート
4 絹メッシュシート
5 ポリアミドメッシュシート
2 人工毛髪
3 ポリエステルメッシュシート
4 絹メッシュシート
5 ポリアミドメッシュシート
Claims (6)
- 複数の毛髪が結び付けられた、頭部に装着されるかつらであって、
前記毛髪が結び付けられた網目状の第1の網目層と、
該第1の網目層上に配置されていると共に前記第1の網目層に結び付けられた毛髪が通る網目が形成された第2の網目層とを備える
ことを特徴とするかつら。 - 前記第1の網目層の網目は、前記第2の網目層の網目よりも粗い
ことを特徴とする請求項1に記載のかつら。 - 前記第2の網目層は絹製である
ことを特徴とする請求項1に記載のかつら。 - 前記第2の網目層が配置された面とは反対側の前記第1の網目層の面に配置された網目状の第3の網目層を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のかつら。 - 前記第1の網目層の網目は、前記第3の網目層の網目よりも粗い
ことを特徴とする請求項4に記載のかつら。 - 前記第1の網目層の網目は、前記第2の網目層の網目と前記第3の網目層の網目よりも細かい
ことを特徴とする請求項4に記載のかつら。
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Publication Number | Publication Date |
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2007
- 2007-04-25 JP JP2007115738A patent/JP2008274451A/ja active Pending
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