JP2009035374A - 移動棚ユニット - Google Patents

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Ichiro Ikenaga
一郎 池永
Michihiko Higashinozono
三千彦 東之園
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Abstract

【課題】設置床面の耐荷重性を気にすることなく移動棚の設置可能な新たな移動棚ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の移動棚ユニットは、走行方向Xと交差する連方向Yに少なくとも2つの車輪7と支柱9Aを備えた移動棚5と、走行方向に延設されていて設置床面1Aに間隔をおいて設置されることで移動棚の車輪を案内するレール部11と、レール部の間に敷き詰めることで設置床面1上に第2のフロア4Aを形成する複数のフロア部4と、レール部11と設置床面1との間に介装された荷重分散手段14とを備え、連方向Yにおける前記車輪芯のピッチP2と支柱芯ピッチP3とレール部芯ピッチP4を500mm〜1000mmで同一ピッチとし、走行方向Xにおける荷重分散手段14の中心ピッチP5を250mm〜500mmとした。
【選択図】図4

Description

本発明は、接合面が複数ある設置床面に設置可能な移動棚ユニットに関する。
書籍、資料、荷物などの物品を収納する従来の移動式の棚(以下、「移動棚」と記す)は、走行用のレールを建物の躯体部分などの床部に固定するとともに、移動棚の下部に車輪を配置し、この車輪で移動棚全体を支持しながらレール内を走行することで移動可能とされている。このような移動棚としては、例えば本出願人から特許文献1として提案されている。
特開2003−63620
このような移動棚には、その安全性を考慮して転倒防止対策を施す必要があるが、レールを床部に固定する場合、床部やレールの取付け強度が高いので、移動棚自体を強固に支えることができた。しかし、樹脂製の支持脚に床材を張り付けた構造のパネルユニットを躯体の床部上に敷き詰めて構成する、所謂OAフロア上に移動棚を設置しようとする場合、OAフロアの構造が、移動棚の倒れる方向の力(引っ張り応力)に対する、耐荷重性が十分ではなく、設置が不可能な場合が多く、OAフロアにも適用可能な支持構造が要望されている。
また、従来の移動棚は、車輪からレールを介して荷重が設置床面に伝わる構造であるので、車輪の下部近傍に集中的に荷重が掛かるため、OAフロアに設置した場合、OAフロアの支持脚の構造上、集中荷重(垂直応力)に対する耐荷重性が十分ではなく、設置が不可能であった。
さらに、移動棚には、地震発生時の走行方向の力に対する免震構造と、移動方向と同一平面において交差する連方向の力に対する耐震構造を備えるものがあり、これら構造によって棚本体を外的負荷から保護していたが、全ての地震エネルギーは床に固定されたレールまで入力される。このため、地震時のレールと床の状況は、連方向での耐震時に発生した棚のエネルギーは、車輪からレールを介して床に伝わり最終的にはパネルユニットの支持脚に力(水平応力)が働く。走行方向での免震時に発生する集中荷重は、車輪からレールを介して床に伝わり、耐震時と同様に最終的にパネルユニットの支持脚に力(垂直応力)が働き、OAフロアの設置床面には、移動棚の倒れる方向の力(引っ張り応力)が働くことになる。これらの応力が複合(複合応力)し同時にOAフロアの設置床面に作用することになり、耐荷重性の問題で設置が不可能であった。
本発明は、設置床面の耐荷重性を気にすることなく移動棚の設置可能な新たな移動棚ユニットを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、走行方向と交差する連方向に少なくとも2つの車輪と支柱を備えた移動棚と、走行方向に延設されていて設置床面に間隔をおいて設置されることで移動棚の車輪を案内するレール部と、レール部の間に敷き詰めることで設置床面上に第2のフロアを形成する複数のフロア部と、レール部と設置床面との間に介装された荷重分散手段とを備え、連方向における支柱芯のピッチと車輪芯のピッチとレール部芯のピッチを500mm〜1000mmで同一ピッチとし、走行方向における荷重分散手段の中心ピッチを250mm〜500mmとしたことを特徴としている。
請求項2の発明は、走行方向と交差する連方向に少なくとも2つの車輪と支柱を備えた移動棚と、走行方向に延設されていて設置床面に間隔をおいて設置されることで移動棚の車輪を案内するレール部と、レール部の間に敷き詰めることで設置床面上に第2のフロアを形成する複数のフロア部と、レール部と設置床面との間に介装された荷重分散手段とを備え、連方向における支柱芯のピッチと車輪芯のピッチとレール部芯のピッチを500mm〜1000mmで同一ピッチとし、走行方向における荷重分散手段の中心ピッチを250mm〜500mmとし、レール部に所定のピッチで形成した溝部に、フロア部に形成された係合部を上方から挿入することで、レール部芯のピッチとフロア部の位置を規定することを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の移動棚ユニットにおいて、移動棚は、連方向に間隔を置いて配置され車輪を回転自在に支持する辺部材を走行方向に配置された間口部材で連結することで形成された枠部と、枠部を対角線上に連結する連結部材とで構成された組み付け式の枠台ユニットを有することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1,2または3記載の移動棚ユニットにおいて、荷重分散手段は、所定以上の水平応力が作用すると前記設置床面に対してすべり移動する水平応力緩和部材と、水平応力緩和部材と前記レール部との間に配置されたライナー部材とを有することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4記載の移動棚ユニットにおいて、水平応力緩和部材およびライナー部材は、レール部に固着されていることを特徴としている。
本発明によれば、走行方向と交差する連方向に少なくとも2つの車輪と支柱を備えた移動棚と、走行方向に延設されていて設置床面に間隔をおいて設置されることで移動棚の車輪を案内するレール部と、レール部の間に敷き詰めることで設置床面上に第2のフロアを形成する複数のフロア部とを備え、連方向における支柱芯のピッチと車輪芯のピッチとレール部芯のピッチを500mm〜1000mmで同一ピッチとしたので、移動棚の荷重が車輪とレール部に対して平均的にかかる等分布荷重構造となり、レール部にかかる垂直応力を分散することができ、設置床面の耐荷重性を気にすることなく移動棚の設置をOAフロアなどの設置床面に設置することができる。
本発明によれば、レール部と設置床面との間に荷重分散手段を介装したので、荷重分散手段により振動が緩和され、設置床面に引っ張り応力が作用しなくなり、移動棚を設置することができる。また、荷重分散手段を走行方向における荷重分散手段の中心ピッチを250mm〜500mmとしたので、設置床面に対してレール部にかかる垂直応力をより分散することができ、設置床面の耐荷重性を気にすることなく移動棚の設置をOAフロアなどの設置床面に設置することができる。
本発明によれば、レール部に所定のピッチで形成した溝部に、フロア部に形成された係合部を上方から挿入するので、地震などの振動が設置床面からフロア部に伝達されても、上下方向へは移動するので、振動を逃がすことができるとともに、レール部材を設置床面に固定しなくてもレール部芯のピッチとフロア部の位置を規定することができる。
本発明によれば、移動棚の枠台ユニットを、連方向に間隔を置いて配置され車輪を回転自在に支持する辺部材を走行方向に配置された間口部材で連結することで形成された枠部と、枠部を対角線上に連結する連結部材とで構成したので、台枠ユニットの剛性が高まる。このため、地震時のエネルギーで移動棚の走行方向やこれと平面的に交差する連方向に発生する水平応力や複合応力が荷重分散手段に伝わり易くなり、機械的ギャップにより消耗させず、水平応力を滑りにより吸収にすることができる。また、枠台ユニットは組み付け式であるので、辺部材を連方向に増やし、それに対応させて走行方向に配置された間口部材の長さを変えて辺部材に組み付けることで枠台ユニットを容易に増設することができ、部品点数の低減、組み付け時間の短縮によりコスト低減を図ることができる。
本発明によれば、荷重分散手段が設置床面上に設置され、所定以上の水平応力が作用すると設置床面に対してすべり移動する水平応力緩和部材と、水平応力緩和部材と固定部材との間に配置されたライナー部材とを有するので、地震などの振動が設置床面からフロア部に伝達されて、所定以上の水平応力が作用すると、水平応力緩和部材が設置床面上をすべることで、振動を吸収することができる。
本発明によれば、水平応力緩和部材およびライナー部材をレール部に固着したので、レール部の強度を高めることができ、安定した移動棚の走行が可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1に示す移動棚ユニットは、支持部材2に床材3を張り付けて構成され、複数の接合部1Aを備えた設置床面となるOAフロア1上に敷き詰めることでOAフロア1上に第2のフロアを形成する複数のフロア部4・・と、互いに隣接するフロア部4の間でOAフロア1上に載置され、移動棚5を支持するレール部11とを備えている。本形態において、OAフロア1は、図2に示すように、一辺500mm角の床部材を連結して構成されている。このため、接合部1のピッチP1は500mmとなっている。
移動棚5は、図3に示すように、複数の車輪7・・を四隅に配置した平面形状口型の台枠ユニット8と、その上部に配置されるラック部9とを備えている。台枠ユニット8は、矢印Xで示す走行方向と平面視において交差する矢印Yで示す連方向に間隔を置いて配置され車輪7,7を回転自在に支持する辺部材8A,8Bを、走行方向Xに配置された間口部材8C,8Dで連結することで形成された枠部10を備えている。台枠ユニット8は、この枠部10を連結部材17,18対角線上に連結する、所謂Wブレース構造が採用されていて、ねじれ剛性が高められているとともに、辺部材8A,8B、間口部材8C,8D及び連結部材17,18をボルトとナットなどの締結部材で締結して一体化する組み付け構造とされている。枠部10の四隅にはラック部9を構成する支柱9A,9Aが辺部材8A,8Bを上下方向に貫くように配置固定されている。なお、図1においては、移動棚5を連方向Yへ2つ配置した形態としているので、辺部材8Eを追加した構成としているが、1連の場合には、この辺部材8Eは不要である。
各車輪7・・は、ラック部9の連方向Yに位置する支柱9A,9Aの中心線O上に配置されていて、移動棚5の垂直荷重が各車輪に均等にかかるように構成されている。本形態において、支柱9A,9Aは、両辺部8A,8Bに対して上方から挿入される構造とされていて、連方向に移動棚5を増設する際に、隣接する移動棚5の支柱として共有する構成とされている。すなわち、台枠ユニット8は組み付け式とされていて、複数の台枠ユニット8が連結された場合でも、支柱9A,9Aの中心線間ピッチとなる支柱芯ピッチP3が同一となる構成とされている。本形態において、連方向Yに位置する車輪7,7間のピッチ(以下「車輪芯ピッチ」と記す)P2と支柱芯ピッチP3は900mmとされている。
図4,図5に示すように、レール部11は、移動棚5の車輪7を案内するレール部材40と、レール部材40の両側に配置された一対の案内部材12,12と、レール部材11と案内部材12,12とがそれぞれ固定されるとともに、レール部11とフロア部4とを接続する固定部材13と、固定部材13とOAフロア1との間に介装された荷重分散手段14とを備えている。
図4に示すように、レール部材40は、走行方向Xに延設されていて、連方向Yに位置するレール部材40の両側に配置され、レール部材40よりも低いレールジョイント部材41,41が配置されている。レール部材40およびレールジョイント部材41,41は金属製であり、その剛性が確保されている。
各案内部材12は、走行方向Xに延設されていて、その各一端12Aは、レールジョイント部材41,41の上方へ屈曲されていてレール部材40との間に車輪7が挿入されて走行する空間Sをそれぞれ形成し、各他端12Bは断面略U字形状に屈曲形成されている。各案内部材12は、それぞれの中央部12Cを締結部材となるビス30で各レールジョイント部材41の側面41Aに締結することで、レール部材40と一体化されている。本形態において、レール部材40の中心はラック部9の支柱中心O上に位置するように配置されている。すなわち、図1に示すように、レール部11間のピッチ(以下「レール部芯ピッチ」と記す)P4は、車輪芯ピッチP2と支柱芯ピッチP3と同一とされている。
図4に示すように、固定部材13は走行方向Xに延設されていて、連方向Yに位置する両端13A,13Bが上方に屈曲されていて、レール部11と各案内部材12を下方から包み込むように形成されている。両端13A,13Bは、各案内部材12の他端12Bとそれぞれ接合されている。固定部材13の中央には、レール部材40がビス31で固着される。レール部材40の両側面40A,40Bと各案内部材12の一端12Aは車輪走行時における斜行規制部として機能する。
固定部材13の両端13A,13Bと各案内部材12の他端12Bには、図4に示すように、それぞれ溝部15が形成されている。溝部15は、走行方向Xに所定のピッチで複数形成されている。
フロア部4を構成する支持部材2には、溝部15に挿入可能な係合部16がそれぞれ形成されている。各係合部16は、溝部15に挿入可能な溝部16Aと、溝部15に溝部16Aを挿入したときに案内部材12の側面12Cと他端12Bの間の空間S1内に収納される段部16Bとで構成されている。フロア部4は、溝部15に溝部16Aを上方から挿入することで、上下方向に移動可能であり、かつ走行方向Xへは溝部15と溝部16Aで、連方向Yへは段部16Bによってその移動が規制されて案内部材12に固着される。つまり、レール部芯ピッチP4とフロア部4の位置が、溝部15に係合部16を挿入することで規定されることとなる。なお、溝部15に係合部16とは挿入であっても良いが、より強固な固着を望む場合には、溝部15または係合部16の何れかを小さく形成して両者が嵌合あるいは嵌入するようにすればよい。
図5に示すように、荷重分散手段14は、OAフロア1上に設置され、所定以上の水平応力が作用するとOAフロア1に対してすべり移動する水平応力緩和部材141と、水平応力緩和部材141と固定部材13との間に配置されたライナー部材142で構成されている。水平応力緩和部材141は、図6に示すように平板状であって、ナイロン系樹脂で成形されていて、OAフロア1に直接設置される。水平応力緩和部材141には、複数の取付穴141Aが形成されている。
これら水平応力緩和部材141とライナー部材142は、締結部材となるビス32を取付穴141AにOAフロア1側から挿入し固定部材13と案内部材12まで貫通させ、案内部材12の空間S内に突出したビス先端にナット33を締結することで、固定部材13と案内部材12に固着される。また、荷重分散手段14は、図2に示すように、OAフロア1の接合部1A上に位置するように配置されている。
このような構成の移動棚支持構造によると、連方向Yに少なくとも2つの車輪7,7と支柱9A,9Aを備えた移動棚5と、走行方向Xに延設されていてOAフロア1に間隔をおいて設置されることで移動棚5の車輪7,7を案内するレール部11と、レール部11の間に敷き詰めることでOAフロア1上に第2のフロア4Aを形成する複数のフロア部4と、備え、連方向における車輪芯ピッチP2と支柱芯ピッチP3とレール芯ピッチP4を同一としたので、移動棚5の荷重が車輪7,7とレール部11に対して平均的にかかる等分布荷重構造となり、レール部11にかかる垂直応力を分散することができ、設置床面となるОAフロア1の耐荷重性を気にすることなく移動棚5を設置することができる。
レール部11とOAフロア1との間に荷重分散手段14を介装したので、荷重分散手段14により振動が緩和され、OAフロア1に引っ張り応力が作用しなくなり、移動棚5を設置することができる。また、荷重分散手段14を走行方向Xにおける荷重分散手段14の中心ピッチP5を、接合部1のピッチP1と同様500mmとしたので、OAフロア1に対してレール部11にかかる垂直応力をより分散することができ、OAフロア1の耐荷重性を気にすることなく移動棚の設置することができる。なお、荷重分散手段14の中心ピッチとしては、接合部1AのピッチP1と同様500mmではなく、それよりも短い250mm〜500mmとしてもよい。
本形態では、レール部11に所定のピッチで形成した溝部15に、フロア部4に形成された係合部16を上方から挿入するので、地震などの振動がOAフロア1からフロア部4に伝達されても、上下方向へは移動するので、振動を逃がすことができるとともに、レール部11をOAフロア1に固定しなくてもレール芯ピッチP4とフロア部4の位置を規定することができる。
本形態では、移動棚5の枠台ユニット8を、連方向Yに間隔を置いて配置され車輪7,7を回転自在に支持する辺部材8A,8Bを走行方向Xに配置された間口部材8C,8Dで連結することで形成された枠部10と、枠部10を対角線上に連結する連結部材17,18とで構成したので、台枠ユニット8の剛性が高まる。このため、地震時のエネルギーで移動棚5の走行方向Xや連方向Yに発生する水平応力や複合応力が荷重分散手段14に伝わり易くなり、機械的ギャップにより消耗させず、水平応力を滑りにより吸収にすることができる。また、枠台ユニット8は組み付け式であるので、辺部材8A、8Bを連方向に増やし、それに対応させて走行方向に配置された間口部材8C、8Dの長さを変えて辺部材8A,8Bに組み付けることで枠台ユニット8を容易に増設することができ、部品点数の低減、組み付け時間の短縮によりコスト低減を図ることができる。
荷重分散手段14が、OAフロア1上に設置され、所定以上の水平応力が作用するとOAフロア1に対してすべり移動する水平応力緩和部材141と、水平応力緩和部材141と固定部材13との間に配置されたライナー部材142とを有するので、地震などの振動がOAフロア1から各フロア部4に伝達されて、所定以上の水平応力が作用すると、水平応力緩和部材141がOAフロア1上を滑ることで振動等を吸収することができる。さらに、水平応力緩和部材141およびライナー部材142を固定部材13と案内部材12とに固着して一体化したので、レール部116の強度を高めることができ、安定した移動棚5の走行が可能となる。また、荷重分散手段14を、ОAフロア1の接合部1A上に位置するように配置しているので、接合部1Aに隣接するОAフロア1に対してレール部11にかかる垂直応力を分散することができ、ОAフロア1の耐荷重性を気にすることなく移動棚5を設置することができる。
本形態では、移動棚5を構成する台枠ユニット8の四隅に車輪7を配置し、各車輪7を回転自在に支持する両辺部8A,8Bを連結部材17,18で対角線上に連結する、所謂Wブレース構造を採用したので、台枠ユニット8の剛性(ねじれ剛性)が高まる。このため、地震時のエネルギーで移動棚5の走行方向Xや連方向Yに発生する水平応力や複合応力が荷重分散手段14に伝わり易くなり、機械的ギャップにより消耗させず、水平応力緩和部材141の滑りにより吸収にすることができる。
レール部11は、単体の状態ではOAフロア1、フロア部4、移動棚5からは分離された状態で設置構成されるので、置金具と同様の取扱となり、作業性がよくなる。レール部は、溝部15にフロア部4側の係合部16を挿入することで、フロア部同士を連結固定するので、フロア部4の連結部としても機能することで、移動棚5の支持機能とフロア部4の連結機能の複合機能部となり、これら機能を個別構成する場合よりも部品点数、設置スペースの低減を図ることができる。
本発明の一実施の形態を示す移動棚支持構造の概略構成を示す図である。 本発明にかかる移動棚ユニットが設置される設置床面の一形態を示す平面図である。 移動棚の台枠ユニットの構造と、車輪の配置状態を説明する図である。 レール部の概略構成を示す斜視図である。 レール部の構成を示す拡大図である。 荷重分散手段を構成する水平応力緩和部材の構成を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 設置床面
1A 接合部
2 支持部材
3 床材
4 フロア部
4A フロア
5 移動棚
7 車輪
8 台枠ユニット
9 ラック部
10 枠部
11 レール部
12 案内部材
13 固定部材
14 荷重分散手段
15 溝部
16 係合部
17,18 連結部材
141 水平応力緩和部材
142 ライナー部材
P2 車輪芯ピッチ
P3 支柱芯ピッチ
P4 レール芯ピッチ
P5 荷重分散手段の中心ピッチ

Claims (5)

  1. 走行方向と交差する連方向に少なくとも2つの車輪と支柱を備えた移動棚と、
    走行方向に延設されていて設置床面に間隔をおいて設置されることで前記移動棚の車輪を案内するレール部と、
    前記レール部の間に敷き詰めることで前記設置床面上に第2のフロアを形成する複数のフロア部と、
    前記レール部と前記設置床面との間に介装された荷重分散手段とを備え、
    前記連方向における前記支柱芯のピッチと前記車輪芯のピッチと前記レール部芯のピッチを500mm〜1000mmで同一ピッチとし、
    前記走行方向における前記荷重分散手段の中心ピッチを250mm〜500mmとしたことを特徴とする移動棚ユニット。
  2. 走行方向と交差する連方向に少なくとも2つの車輪と支柱を備えた移動棚と、
    走行方向に延設されていて設置床面に間隔をおいて設置されることで前記移動棚の車輪を案内するレール部と、
    前記レール部の間に敷き詰めることで前記設置床面上に第2のフロアを形成する複数のフロア部と、
    前記レール部と前記設置床面との間に介装された荷重分散手段とを備え、
    前記連方向における前記支柱芯のピッチと前記車輪芯のピッチと前記レール部芯のピッチを500mm〜1000mmで同一ピッチとし、
    前記走行方向における前記荷重分散手段の中心ピッチを250mm〜500mmとし、
    前記レール部に所定のピッチで形成した溝部に、前記フロア部に形成された係合部を上方から各挿入することで、前記レール部芯のピッチと前記フロア部の位置を規定することを特徴とする移動棚ユニット。
  3. 前記移動棚は、
    連方向に間隔を置いて配置され前記車輪を回転自在に支持する辺部材を走行方向に配置された間口部材で連結することで形成された枠部と、前記枠部を対角線上に連結する連結部材とで構成された組み付け式の枠台ユニットを有することを特徴とする請求項1または2記載の移動棚ユニット。
  4. 前記荷重分散手段は、所定以上の水平応力が作用すると前記設置床面に対してすべり移動する水平応力緩和部材と、前記水平応力緩和部材と前記レール部との間に配置されたライナー部材とを有することを特徴とする請求項1,2または3記載の移動棚ユニット。
  5. 前記水平応力緩和部材およびライナー部材は、前記レール部に固着されていることを特徴とする請求項4記載の移動棚ユニット。
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