JP2009034299A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯留装置を備えた遊技機を遊技場に設置する際、自動補給機の補給部材の向きに拘わらず補給部材を遊技機本体の開口部に容易に挿入し得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】開口部27を、補給部材85の先端部87のサイズの複数倍の長尺開口部として構成し、開口部27の縁部27a,27bに該開口部27を閉塞する長尺のカバー部材26を着脱自在に装着し、更に、カバー部材26の一部を欠落させて、開口部27の略閉塞状態にて先端部87を開口部27に挿入する貫通口sを形成できるように構成した。これにより、雀球遊技機に対して自動補給機の補給部材85の取付け位置を容易に変更でき、遊技場側の補給部材85の位置に対してフレキシブルに対処することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、雀球遊技機、スロットマシン、アレンジボール遊技機等の遊技機に係り、特に、遊技機本体内に備えた貯留装置に遊技用媒体補給機から遊技用媒体を補給してなる遊技機に関する。
従来、遊技用媒体として遊技メダルを用いて遊技する遊技機には、雀球遊技機やスロットマシン(回胴式遊技機)が知られている。雀球遊技機には、各種遊技部品が配置された遊技盤の下部に、麻雀牌の図柄を付した所定数の入球口を備え、メダル投入口に遊技メダル(以下、単に「メダル」とも言う)が投入されると、麻雀牌の図柄を画像表示装置に適宜の組合せで自動的に表示する自動配牌機能を備えたものがある。この雀球遊技機では、画像表示装置に表示される手牌のうちから不要な牌(不要牌)が切り捨てられた際、1個の遊技球を再度打ち出しし得る状態となり、これら切り捨て操作(捨て牌操作)及び再打ち出し操作が所定回数以内にて繰り返し行われ、所定の上がり役が完成した時点で得点が計算され、その得点に応じた数の遊技メダルが払い出される。
また、スロットマシンは、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数(通常は21個)備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づいて回転させた後、3個のストップボタンをそれぞれ押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、ボーナス取得として多数の遊技メダルがメダル受け皿に放出されるように構成されている。該スロットマシンでは、主基板に装着されたROMの抽選機能により役抽選を行い、該対応役の結果に応じて回胴リールを停止制御させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行う。
上述した雀球遊技機やスロットマシンのように、遊技用媒体として遊技メダルを用いる遊技機は、投入或いは補給された遊技メダルを貯留する貯留装置としてのホッパユニットを備えている。このような遊技機は、ホッパユニット内の遊技メダルが不足した際に遊技メダルを自動的に補給する自動補給機を設備した遊技場に設置される際には、該自動補給機の補給部材が、遊技機本体の背面に設けられた開口部に挿入された状態で該背面に固定される。
また、ホッパユニットを備えたスロットマシンとして、以下のようなものが知られている(特許文献1参照)。該特許文献1に記載のスロットマシンでは、遊技メダルの自動補給の設備に対処する場合、設置時の奥行スペースを小さくすると共に、遊技メダルの補給を受ける連通路等を簡素化するため、自動補給機の補給部材を挿入する上記開口部が、遊技機本体の側面に設けられている。
特開2000−325548号公報
ところで、上述した補給部材挿入用の開口部を遊技機本体の背面若しくは側面に備えた遊技機では、補給部材の先端部の挿入位置が、背面や側面における一箇所に決まっている。そのため、このような遊技機では、設置される遊技場(ホール)によって補給部材の向きが一定でない状況下にあっては、遊技場内の設置状況に応じて補給部材のホースを引っ張って無理に合わせるような作業を余儀なくされ、或いは、自動補給機から遊技機に遊技用媒体を送る連通路の変更を余儀なくされる等の虞があった。
そこで本発明は、貯留装置を遊技機本体内に備えた遊技機を遊技場に設置する場合、遊技場に備えた自動補給機の補給部材の向きに拘わらず該補給部材を遊技機本体の開口部に容易に挿入し得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図14参照)、遊技用媒体(M)を貯留する貯留装置(57)を遊技機本体(1a,61a)内に備えると共に、該遊技機本体に、該遊技機本体外部の遊技用媒体補給機の補給部材(85)の先端部(87)を挿入する開口部(27)を備え、該開口部(27)に挿入された前記先端部(87)を介して前記貯留装置(57)に遊技用媒体(M)が補給されてなる遊技機(1,61)において、
前記開口部(27)を、前記補給部材(85)の先端部(87)のサイズ(d)の複数倍の長尺開口部として構成し、かつ、
前記開口部(27)の周縁部に該開口部(27)を閉塞する長尺のカバー部材(26)を着脱自在に装着すると共に、該カバー部材(26)の一部を欠落させて、前記開口部(27)の略閉塞状態にて前記補給部材(85)の先端部(87)を前記開口部(27)に挿入する貫通口(s)を形成し得るように構成した、
ことを特徴とする遊技機(1,61)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図6参照)、前記カバー部材(26)が、互いに分離可能に接合された複数の分離パーツ(26a,26b,26c,26d,26e,26f)からなり、
該複数の分離パーツ(26a〜26f)は、それぞれ前記開口部(27)の周縁部(27a,27b)に係合し得る係合爪部(28)を有してなる、
請求項1記載の遊技機(1,61)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図6参照)、前記複数の分離パーツ(26a〜26f)が、長手方向に略一定間隔で形成された溝部(g)に沿ってそれぞれ分離可能に構成されてなる、
請求項2記載の遊技機(1,61)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図3,図7,図8,図10,図12参照)、前記開口部(27)と前記貯留装置(57)との間に、該開口部(27)に挿入された前記先端部(87)から放出される遊技用媒体(M)を前記貯留装置(57)に導く漏斗状部材(29)を備え、かつ、
該漏斗状部材(29)は、前記開口部(27)の長手方向に延びる遊技用媒体受入れ部(29a)と、該受入れ部(29a)から受け入れた遊技用媒体(M)を前記貯留装置(57)内に導入する導入部(29d)と、を有してなる、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1,61)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、開口部を、補給部材の先端部のサイズの複数倍の長尺開口部として構成し、開口部の周縁部に該開口部を閉塞する長尺のカバー部材を着脱自在に装着すると共に、該カバー部材の一部を欠落させて、開口部の略閉塞状態にて補給部材の先端部を開口部に挿入する貫通口を形成し得るように構成したので、遊技機に対して自動補給機の補給部材の取付け位置を容易に変更することができる。すなわち、遊技機を遊技場に設置する際、製造メーカーが違っているとしても、カバー部材の一部を欠落させて補給部材の挿入箇所の位置を変えることで、遊技場に設置された自動補給機の補給部材の位置に対してフレキシブルに対処でき、これにより筐体設計上の自由度が高まるという効果も得られる。また、このように補給部材の先端部の位置関係の調整効果もあるが、これとは逆に、遊技機本体内の部品の配置に応じて先端部の挿入位置を変更することもできる。つまり、補給部材の先端部を開口部に挿入する際の状況に余裕がある場合は、遊技機本体内の貯留装置の位置等に合わせて開口部の貫通口の位置を変更し、先端部の挿入位置を適宜調整することができる。
請求項2に係る本発明によると、カバー部材が、互いに分離可能に接合された複数の分離パーツからなり、該複数の分離パーツが、それぞれ開口部の周縁部に係合し得る係合爪部を有するので、所要の箇所に対応する分離パーツを欠落させることで開口部の貫通口の位置を適切に調整できると共に、一旦分離した分離パーツを開口部に対して個別に装着して再利用することができる。
請求項3に係る本発明によると、複数の分離パーツが、長手方向に略一定間隔で形成された溝部に沿ってそれぞれ分離可能に構成されるので、補給部材の先端部を挿入すべき所定の位置に貫通口を適切にかつ容易に形成することができる。
請求項4に係る本発明によると、開口部と貯留装置との間に、該開口部に挿入された先端部から放出される遊技用媒体を貯留装置に導く漏斗状部材を備え、該漏斗状部材が、開口部の長手方向に延びる遊技用媒体受入れ部と、該受入れ部から受け入れた遊技用媒体を貯留装置内に導入する導入部とを有するので、貯留装置と開口部との間に漏斗状部材を介在したことで、補給部材の先端部の位置、或いは貯留装置の位置に拘わらず、自動補給機から遊技用媒体を確実に補給し得る環境が実現する。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置される雀球遊技機を図面に沿って説明する。なお、図1は本実施形態における雀球遊技機を示す斜視図、図2は図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図、図3は雀球遊技機の前扉全体を開放して内部構造を示す正面図である。
本実施形態では、27種の牌の図柄を各4個、計108個の牌を使用して遊技を行う雀球遊技機1を例に挙げて説明する。この27種の牌の図柄は、例えば、萬子が「一萬」〜「九萬」の9種、筒子が「一筒」〜「九筒」の9種、索子が「一索」と「九索」の2種、字牌が「東」「南」「西」「北」「白」「發」「中」の7種である。従って、萬子と筒子が数牌となり、索子の「一索」と「九索」は、順子を形成することができないので字牌に含めている。これにより、本実施形態における牌種とは、上記の「萬子」、「筒子」、「字牌」の3種を示すことになる。なお、上記した2種の数牌は、萬子、筒子、及び索子のうちのいずれの2種であってもよく、例えば、萬子と索子とで数牌を形成した場合には、筒子の「一筒」と「九筒」とを字牌とするように選定した雀球遊技機を構成してもよい。
本雀球遊技機1は、図1に示すように、筐体1cと、該筐体1cに対して開閉可能に支持された前扉1bと、を備えている。これら筐体1c及び前扉1bにより遊技機本体1aが構成される。前扉1bの前面部には、操作パネル3、該操作パネル3の下方に設けられた遊技球発射レバー4、メダル受け皿5、音声や効果音(以下、一括して音声という)を出力する音声出力装置であるスピーカー6、ランプ装置7等が配置されている。前扉1bには透明ガラス41が取り付けられ、前扉1bの閉止時には該透明ガラス41が遊技盤2と対向するように位置する。そして、前扉1bの透明ガラス41を通した奥側で遊技盤2の前面には、図2に示す遊技エリアを形成する遊技盤面部2aが配置されている。なお、符号17は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球を遊技盤面部2a側に案内するガイドレールを示している。
操作パネル3には、液晶表示装置等からなる画像表示部14、メダル投入口15、及び各種の操作ボタンが設けられている。この各種の操作ボタンとして、13個のボタンが横方向に並設された捨て牌ボタン16…、自摸牌捨てボタン39、リーチボタン18、牌選択右シフトボタン19、牌選択左シフトボタン20、自摸牌決定ボタン21、払い出しボタン22、遊技終了ボタン23、遊技開始ボタン24、及びリジェクト(REJECT)ボタン25が配置されている。
図2に示すように、遊技盤面部2aの略中央部には、液晶パネル等の画像表示装置38を開口部13から露出した状態のセンター飾り12が配置されている。センター飾り12は、開口部13の上部に演出装置40を有し、開口部13の下部に遊技球の進路を振り分けるステージSを有している。センター飾り12の右方には、遊技球が通過可能なアタッカー作動通過口10が配置され、該アタッカー作動通過口10の直下方にはアタッカー9が配置されている。
センター飾り12の上方には表示部37が配置され、センター飾り12の左右下方には入球口11a,11bが配置され、センター飾り12の下方には入球口11c〜11e、…が配置されている。また、センター飾り12の下方で且つ上記入球口11c〜11e、…の直ぐ上方には、各入球口の入球幅を規制するための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。なお、遊技盤面部2aには、風車(図示せず)や上記とは別の障害釘(図示せず)が設けられている。
センター飾り12におけるステージSの下方には、複数個(本実施形態では25個)の入球口11c、11d、11e、…を有した入球ユニット53が配置されている。これら入球口11c、11d、11e、…は、索子牌を除いた牌の図柄25種(図柄は図示せず)に対応して25個が設けられている。入球口11a,11bにはそれぞれ「一索」と「九索」が表示されており、また入球口11cには「一萬」、入球口11dには「二萬」、入球口11eには「三萬」というように、所要の麻雀牌図柄が順次表示されている。なお、符号53aは、入球ユニット53の前カバーを示している。
また、遊技機本体1aの内部には、図3に示すように、前扉1b全体を開放した状態において、電源基板55、主制御基板56、ホッパユニット(貯留装置)57、メダル払出し装置48、及び受容箱58が上部から下部に向かって配設されている。筐体1c(つまり、遊技機本体1a)の背面30(図5参照)におけるホッパユニット57のやや上方には、開口部27が表裏貫通して形成されている。この開口部27から、補給部材85の先端部87が挿入されて、ホッパユニット57の上部に固定された漏斗状部材29を臨むように位置している。また、遊技球を遊技盤面部2aに打ち出す発射装置51の内面には、打撃レバー71が配置されており、該発射装置51の右上方には、循環ユニット73が装着されている。
本雀球遊技機1は、遊技場における遊技機本体1a外部に配置された不図示の自動補給機(遊技用媒体補給機)から補給部材85を介して、上記ホッパユニット57に遊技メダル(遊技用媒体)Mを補給されるように構成されている。該雀球遊技機1では、上記開口部27が、補給部材85の先端部87の左右幅方向(横方向)のサイズd(図4参照)の複数倍(本実施形態では6倍)の長尺開口部として構成され、また、該開口部27を閉塞するカバー部材26は、該開口部27の縁部(周縁部)27a,27bに着脱自在に装着されるように構成される。
ここで、上記補給部材85を遊技機本体1aの背面30(つまり、筐体1cの背面30)に装着する構造について、図4及び図5を参照して説明する。なお、図4は、補給部材85の装着前の状態を示す斜視図、図5は、背面30に装着した状態の補給部材85を一部断面した状態で示す側面図である。
図4及び図5に示すように、補給部材85は、遊技機本体1aの背面30に複数本の木ネジ36で固定される金属製の固定プレート部88と、該固定プレート部88の下部に、左右に突出するブラケット86bをビス止めされた金属製の矩形筒状部86と、該矩形筒状部86の下部に連結されて該矩形筒状部86に連通する金属製の先端部87と、から構成されている。矩形筒状部86は、上方に開口するメダル取入れ部86aに、雀球遊技機1が設置される遊技島設備に設けられている不図示の自動補給機(遊技用媒体補給機)から延びる蛇腹状のホース90(蛇腹形状については図示を省略)が連結される。このため、該自動補給機から所定の契機(例えば、ホッパユニット57内の遊技メダルMが不足した時点)で遊技メダルMが放出されると、それら遊技メダルMが、蛇腹ホース90、矩形筒状部86及び先端部87を介して、遊技機本体1a内のホッパユニット57に補給される。なお、符号88aは、固定プレート部88の左右縁部88bに複数形成された貫通孔を示している。
次に、図3及び図6を参照して、上記カバー部材26の詳細な構造について説明する。なお、図6はカバー部材26を詳細に示す図であり、(a)はカバー部材26をその長手方向に見た状態で示す側面図、(b)はカバー部材26をその長手方向と直交する方向に見た状態で示す側面図、(c)はカバー部材26をその上方から見た状態で示す平面図である。
上記カバー部材26は、図3及び図6(a),(b),(c)に示すように、互いに分離可能に接合された複数(本実施形態では6個)の分離パーツ26a,26b,26c,26d,26e,26fからなり、開口部27の長尺形状に沿って背面30の左右幅方向に長尺な形状に構成される。そして、カバー部材26は、分離パーツ26a〜26fのいずれかを分離させることで(即ち、カバー部材26の一部を欠落させることで)、開口部27の略閉塞状態にて補給部材85の先端部87を開口部27に挿入するための貫通口sを形成し得るように構成されている。
また、上記分離パーツ26a〜26fは、長手方向に略一定間隔で形成された溝部gに沿ってそれぞれ分離可能に構成されると共に、開口部27の縁部27a,27bに係合し得る係合爪部28を上下に2個ずつ有している。該係合爪部28は、開口部27に挿入される際に縁部27a,27bに摺接しながら該開口部27の内側に撓んだ後、該開口部27を通過した際に復元して縁部27a,27bに堅固に係合する形状を呈する。分離パーツ26a〜26fはこのような係合爪部28をそれぞれに有するので、溝部gに沿って分離された後も、1枚1枚が個々に開口部27に対して装着され得る。なお、図3及び図8に示されるカバー部材26は、どの部分も分離されることのない初期状態のままで装着されている。
上記カバー部材26は、合成樹脂材(プラスチック)からなることが製造の簡便さ及び分離作業の簡便さにおいて好ましいが、木製パネルで構成することも可能である。また、所要の強度を保ちながら溝部gに沿って容易に分離し得る程度の薄さにできるのであれば、金属材で構成することも可能である。
次に、図7を参照して、上記漏斗状部材29の詳細な構造について説明する。なお、図7は漏斗状部材29を詳細に示す図であり、(a)は漏斗状部材29の正面図、(b)は漏斗状部材29を上方から見た状態で示す平面図、(c)は漏斗状部材29を一側方から見た状態で示す側面図である。
上記漏斗状部材29は、開口部27に先端部87を挿入した補給部材85からの遊技メダルMを円滑に補給できるように、ホッパユニット57と開口部27との間に介在されている。該漏斗状部材29は、図7(a)〜(c)に示すように、開口部27の長手方向に延びるメダル受入れ部(遊技用媒体受入れ部)29aと、該メダル受入れ部29aから受け入れた遊技メダル(遊技用媒体)Mをホッパユニット57に導入する導入部29dと、メダル受入れ部29aに先端部87から補給される遊技メダルMを導入部29dに案内するように傾斜する案内部29bと、導入部29dをホッパユニット57のメダル受入れ部57aに対向させた状態の漏斗状部材29を、筐体1cの内面(つまり、背面30の内側)に固定するためのブラケット部29cと、を有している。
なお、本実施形態では、上記漏斗状部材29を、遊技機本体1aの左右幅方向に長い両広形状の例を挙げて説明するが、これに限らず、例えば図7(a)における左方にのみ延びるように形成されたもの、或いは図7(a)における右方にのみ延びるように形成されたものとして構成することもできる。これらの場合、例えば図8において、開口部27の実際に開口する部分(貫通口s)に対向することができるタイプのもの(左方に長いもの、右方に長いもの)を選択して用いればよい。なお、図8における符号13は、雀球遊技機1の運搬時に手を掛けるための穴部を示す。
そして、上記ホッパユニット57は、図3及び図8に示すように、補給部材85の先端部87からの遊技メダルMを受け入れるメダル受入れ部57aと、該メダル受入れ部57aに補給されてオーバーフローした遊技メダルMを、隣接する受容箱58側に排出するための排出口57cと、を有している。また、上記メダル払出し装置48は、メダル受入れ部57a内の遊技メダルMをメダル受け皿5に払い出す払出口48aを有している。
ここで、上記補給部材85を背面30に装着する際の作業について説明する。すなわち、遊技場への初期設置状態では図8のように分離パーツ26a〜26fが連続した状態になっている雀球遊技機1を(この場合、筐体1cの背面側は図9のようになっている)、遊技場に設置されている自動補給機の蛇腹ホース90の状態(つまり、蛇腹ホース90の雀球遊技機1に対する向きや開口部27までの長さ等の状態)に応じて、分離パーツ26a〜26fのうちの適宜のものを溝部gで切り取り、開口部27の所要の位置に貫通口sを形成する。その場合は、開口部27からカバー部材26を一旦取り外して、分離パーツ26a〜26fのうちから欠落させるべきものを切り取った後、残った部分を開口部27の縁部27a,27bに装着する。
そして、例えば筐体1cの向かって右側までは蛇腹ホース90が届かない場合、或いは、逆にホース長に余裕があって左側まで十分に延ばせるような場合には、図10に示すように、開口部27における左側のパーツ26bを除去し、同図のように開口部27の一部を開放して貫通口sを形成し、当該貫通口sから先端部87を挿入し、予め筐体1c内に固定していた漏斗状部材29のメダル受入れ部29aに挿入する。この場合、筐体1cの背面側は図11のようになっている。
また、例えば筐体1cの左側までは蛇腹ホース90が届かない場合、或いは、逆に余裕があって右側まで十分に延ばせるような場合には、図12に示すように開口部27における右側のパーツ26dを除去し、同図のように開口部27の一部を開放して貫通口sを形成し、当該貫通口sから先端部87を挿入し、漏斗状部材29のメダル受入れ部29aに挿入する。この場合、筐体1cの背面側は図13のようになっている。
これらの状態において、図5に示すように、固定プレート部88の左右縁部88bの複数の貫通孔88aにそれぞれ木ネジ36を挿通して背面30にねじ込むことにより、補給部材85を背面30における適正な位置に固定する。これに先立ち、若しくはこの後、矩形筒状部86の上部に蛇腹ホース90の下端部を固定する。
続いて、上述した雀球遊技機1の遊技手順とこの手順に伴う各処理の概要について説明する。すなわち、1ゲームは、遊技者がメダル投入口15へメダルを投入して、遊技開始ボタン24を押圧し、14個の手牌が画像表示部14上に配牌表示されることによりスタートする。そして、遊技者が捨て牌ボタン16…、等の各種の操作ボタンを操作し、該操作に基づいて各種センサから発生される入力信号及び制御信号に基づき、1ゲームが進行していくことになる。
つまり、遊技者がメダル投入口15にメダルを投入し、遊技開始ボタン24を押圧すると、1ゲームの遊技が開始できる状態になり、引き続き、ゲームを開始するために必要な14個の配牌の図柄が自動的に決められ、画像表示部14の手牌表示部(図示せず)と自摸牌表示部(図示せず)に表示される。更に、表ドラ及び裏ドラの牌の図柄の画像が、画像表示部14の不図示の表ドラ表示部と裏ドラ表示部に表示され、ビッグ役及びチャンス役がビッグゲーム上がり役表示部(図示せず)と、チャンスゲーム上がり役表示部(図示せず)とにそれぞれ表示される。そして、遊技の開始条件が整ったことが画面表示又は音声で遊技者に報知される。
この状態において、遊技者は、手牌表示部と自摸牌表示部に表示されている牌の図柄から、捨て牌を選択する操作を行う。遊技者は、捨てる牌の図柄を決定すると、この捨て牌の図柄に対応する捨て牌ボタン16…、或いは自摸牌捨てボタン39のいずれか1つを選択(オン)してこの牌を捨てる。すると、遊技球が遊技球発射位置に1球送られ、遊技球発射レバー4の操作で遊技盤面部2a内に遊技球を発射できる状態になる。
遊技者が遊技球を発射し、この遊技球が入球口11a、11b、11c、…の何れかに入球すると、該入球に対応する牌(自摸牌)の図柄が自摸牌表示部(図示せず)に表示される。この牌を自摸ったことで和了しない場合、遊技者は、14個の手牌の中から不要と思われる1個の牌を捨てる捨て牌操作を行う。そして、遊技者は、このような操作を順次実行していき、所望の上がり役が聴牌(テンパイ)したと判断した時点で、リーチボタン18を操作してリーチをかけ、或いはリーチをかけずに、1ゲーム中で発射可能な遊技球数が尽きるまで上がり牌を自摸る操作を続ける。
以上のように本雀球遊技機1では、開口部27が、補給部材85の先端部87のサイズdの複数倍の長尺開口部として構成され、開口部27の縁部27a,27bに該開口部27を閉塞する長尺のカバー部材26を着脱自在に装着し、該カバー部材26の一部を欠落させて、開口部27の略閉塞状態にて先端部87を開口部27に挿入する貫通口sを形成できるように構成した。これにより、雀球遊技機1に対して自動補給機の補給部材85の取付け位置を容易に変更することができる。つまり、雀球遊技機1を遊技場に設置する際、製造メーカーが違っているとしても、カバー部材26の一部を欠落させて補給部材85の挿入箇所の位置を変えることで、遊技場に設置された自動補給機の補給部材85の位置に対してフレキシブルに対処することができ、これにより筐体設計上の自由度を高めることができる。
また、このように自動補給機の補給部材85の先端部87の位置関係の調整もあるが、これとは逆に、遊技機本体内の部品の配置に応じて先端部87の挿入位置を変更することもできる。すなわち、先端部87を開口部27に挿入する際の状況に余裕がある場合には、遊技機本体1a内のホッパユニット57の位置等の状況に合わせて開口部27の貫通口sの位置を変更して、先端部87の挿入位置を適宜変更することができる。
更に、本雀球遊技機1では、カバー部材26が、互いに分離可能に接合された分離パーツ26a〜26fからなり、該分離パーツ26a〜26fが、それぞれ開口部27の縁部27a,27bに係合し得る係合爪部28を有している。このため、所要の箇所に対応する分離パーツ26a〜26fのいずれかを欠落させることで開口部27の貫通口sの位置を適切に調整できると共に、一旦分離した分離パーツを開口部27に対して個別に装着して再利用することができる。また、分離パーツ26a〜26fが、長手方向に略一定間隔で形成された溝部gに沿ってそれぞれ分離可能に構成されるので、補給部材85の先端部87を挿入すべき所定の位置に貫通口sを適切にかつ容易に形成することができる。
そして、本雀球遊技機1では、開口部27とホッパユニット57との間に、該開口部27に挿入された先端部87から放出される遊技メダルMをホッパユニット57に導く漏斗状部材29を備え、該漏斗状部材29が、開口部27の長手方向に延びるメダル受入れ部29aと、該メダル受入れ部29aから受け入れた遊技メダルMをホッパユニット57内に導入する導入部29dとを有している。このように、ホッパユニット57と開口部27との間に漏斗状部材29を介在したことで、補給部材85の先端部87の位置、或いはホッパユニット57の位置に拘わらず、自動補給機から遊技メダルMを確実に補給し得る環境を実現することができる。
また、本雀球遊技機1を、自動補給機を備えていない遊技場で使用する場合には、図8に示すように、カバー部材26を一切欠落させない状態で開口部27に嵌め込んで、該開口部27を閉塞しておく。その場合、ホッパユニット57への遊技メダルMの補給は、遊技場の係員による手補給になるため、漏斗状部材29は不要であり、従って、該漏斗状部材29は取り外した状態にしておく。
なお、本発明は、上述した雀球遊技機1に限らず、図14に示すようなスロットマシン(回胴遊技機)61や、アレンジボール遊技機に適用されてもよい。同図は、当該他の実施形態におけるスロットマシン61の外部構造を概略的に示す斜視図である。
他の実施形態におけるスロットマシン61は、図14に示すように、筐体62と、筐体62の一側部に開閉自在に取り付けられて遊技者に面する前扉63と、を備えている。これら筐体62と前扉63とによって遊技機本体61aが構成される。
前扉63は、図14の上下方向における略中央部分に操作パネル64を有し、操作パネル64の上方及び下方に、液晶表示パネル66及びメダル受け皿67をそれぞれ有している。このメダル受け皿67内には、入賞時にメダル払出し口65から遊技メダルが払い出される。また、液晶表示パネル66の上方には、クレジット枚数、ベット(BET)枚数、及び払い出し状況等を表示するための遊技状態表示部68が設けられている。操作パネル64には、上面にベットボタン69及びメダル投入部70が配置され、前面にスタートレバー72及び3個のストップボタン74が配置されている。なお、同図において、液晶表示パネル66内方に見えるはずの回胴リール等は、便宜上図示を省略している。
筐体62の内方には、中央部分に回胴リール装置(図示せず)が設けられ、最下部に、図3で説明したものと同様のホッパユニット(図示せず)が配置され、また、遊技機本体61aの背面(図示せず)には、先の雀球遊技機1における開口部27と同様の開口部(図示せず)が形成されると共に、該開口部とホッパユニットとの間には、漏斗状部材29と同様の漏斗状部材が介在されている。当該ホッパユニットは、入賞時にメダル払出し口65から払い出すための多数の遊技メダルを収容する。更に、ホッパユニットの側方に隣接するように、該ホッパユニットから溢れ出た遊技メダルを収容し得る受容箱(図示せず)も、図3と同様に配置されている。
このようなスロットマシン61によっても、先の実施形態における雀球遊技機1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態における雀球遊技機の外部構造を示す斜視図である。 図1における遊技盤面部を抜粋して示す斜視図である。 雀球遊技機の前扉全体を開放して内部構造を示す正面図である。 補給部材の装着前の状態を示す斜視図である。 背面に装着した状態の補給部材を一部断面した状態で示す側面図である。 カバー部材を詳細に示す図であり、(a)はカバー部材をその長手方向に見た状態で示す側面図、(b)はカバー部材をその長手方向と直交する方向に見た状態で示す側面図、(c)はカバー部材をその上方から見た状態で示す平面図である。 漏斗状部材を詳細に示す図であり、(a)は漏斗状部材の正面図、(b)は漏斗状部材を上方から見た状態で示す平面図、(c)は漏斗状部材を一側方から見た状態で示す側面図である。 雀球遊技機の前扉全体を取り外して内部構造を示す斜視図である。 図8に対応する背面側から見た状態を示す斜視図である。 雀球遊技機の前扉全体を取り外して内部構造を示す別の斜視図である。 図10に対応する背面側から見た状態を示す斜視図である。 雀球遊技機の前扉全体を取り外して内部構造を示す更に別の斜視図である。 図12に対応する背面側から見た状態を示す斜視図である。 スロットマシンの外部構造を概略的に示す斜視図である。
符号の説明
1,61 遊技機(雀球遊技機、スロットマシン)
1a,61a 遊技機本体
26 カバー部材
26a〜26f 分離パーツ
27 開口部
27a,27b 周縁部(縁部)
28 係合爪部
29 漏斗状部材
29a 遊技用媒体受入れ部(メダル受入れ部)
29d 導入部
57 貯留装置(ホッパユニット)
85 補給部材
87 補給部材の先端部
g 溝部
M 遊技用媒体(遊技メダル)
s 貫通口

Claims (4)

  1. 遊技用媒体を貯留する貯留装置を遊技機本体内に備えると共に、該遊技機本体に、該遊技機本体外部の遊技用媒体補給機の補給部材の先端部を挿入する開口部を備え、該開口部に挿入された前記先端部を介して前記貯留装置に遊技用媒体が補給されてなる遊技機において、
    前記開口部を、前記補給部材の先端部のサイズの複数倍の長尺開口部として構成し、かつ、
    前記開口部の周縁部に該開口部を閉塞する長尺のカバー部材を着脱自在に装着すると共に、該カバー部材の一部を欠落させて、前記開口部の略閉塞状態にて前記補給部材の先端部を前記開口部に挿入する貫通口を形成し得るように構成した、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記カバー部材は、互いに分離可能に接合された複数の分離パーツからなり、
    該複数の分離パーツは、それぞれ前記開口部の周縁部に係合し得る係合爪部を有してなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の分離パーツは、長手方向に略一定間隔で形成された溝部に沿ってそれぞれ分離可能に構成されてなる、
    請求項2記載の遊技機。
  4. 前記開口部と前記貯留装置との間に、該開口部に挿入された前記先端部から放出される遊技用媒体を前記貯留装置に導く漏斗状部材を備え、かつ、
    該漏斗状部材は、前記開口部の長手方向に延びる遊技用媒体受入れ部と、該受入れ部から受け入れた遊技用媒体を前記貯留装置内に導入する導入部と、を有してなる、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
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