JP2009031921A - 画像形成装置及び印刷設定用プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 印刷対象となる被印刷用紙上の所定情報を読み取る用紙情報取得手段101と、読み取った所定情報から描画可能領域及び/又は描画不可能領域の解析を行う印刷領域解析手段102と、描画命令を解釈して印刷イメージを生成する印刷イメージ生成手段103と、印刷イメージを描画可能領域及び/又は描画不可能領域とともに表示するプレビュー手段104と、を備えた構成としてある。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献2には、パンチ穴に割り当てるための余白領域を確保し、その余白領域分だけ印刷領域を移動する手段を備えた印刷装置が提案されている。
さらに、特許文献3には、パンチ位置と画像形成データとが重ならないように係るデータを移動・縮小等する手段を備えた画像形成装置が提案されている。
また、特許文献2や特許文献3に提案されている印刷装置や画像形成装置についても、フィニッシング機能を有することが前提となっているため、上述と同様の問題が発生する。
そして、ディスプレイ等に、係る領域と印刷イメージとを重ねて表示させることによって、ユーザが、印刷結果を予め視認できるようにしている。
したがって、パンチ穴済み用紙や宛先窓付きの封書などの被印刷用紙の形状を問わず、描画不可能領域に印刷イメージが重なって印刷されるといった不具合を発生することのない正確な印刷調整が可能となり、利便性及び信頼性に優れた画像形成装置を実現することが可能である。
このように、本発明の画像形成装置によれば、パンチ穴等の描画不可能領域を印刷イメージとともに表示させて、ユーザに確認させることが可能であり、また、特段の改造や機能の追加を必要せずに本発明の画像形成装置を容易に実現することが可能である。
そして、本発明の画像形成装置は、請求項3に記載するように、前記描画不可能領域と印刷イメージの領域とが重なった場合に、所定の警告を行う警告手段をさらに備えるようにしてある。
そして、このような描画不可能領域に対して印刷イメージが重なっている場合には、予めユーザに対し警告が通知される構成となっている。
このため、パンチ穴等、被印刷用紙の開口部分に印字するといった印刷ミスを確実に防止することが可能となり、より信頼性に優れた画像形成装置を実現することができる。
また、係る印刷ミスが生ずるおそれがない場合であっても、ユーザの好みで印刷イメージを修正・変更することも可能である。
このため、さらに利便性や信頼性に優れた画像形成装置を実現することができる。
これにより、画像形成装置のみならず、画像形成装置に接続されるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することができ、汎用性,拡張性に優れた印刷設定用プログラムとして提供することができる。
ここで、以下に示す本実施形態の画像形成装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の画像形成装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置は、一以上の印刷装置(1A、1B)と一以上のPC(2a〜2c)がネットワーク3を介して接続されており、さらに、各PC2にはプリンタドライバ10がインストールされた構成となっている。
ただし、このようにネットワーク3を介した形態に限らず、パラレルケーブルやUSBケーブルによって、PC2と印刷装置1とが直接接続される形態であってもよい。
前述のとおり、本実施形態に係るプリンタドライバ10は、PC2にインストールされており、印刷装置1に対して各種印刷設定の制御を行っている。
具体的には、プリンタドライバ10は、主に、用紙情報取得手段101、印刷領域解析手段102、印刷イメージ生成手段103及びプレビュー手段104から構成される。
例えば、対象となる被印刷用紙がパンチ済み用紙の場合、用紙サイズ、パンチ穴サイズ、パンチ位置情報等を取得する。
また、対象となる被印刷用紙が、窓付き封筒の場合、封筒サイズ、窓のサイズ、窓の位置情報等を取得する。
例えば、対象となる被印刷用紙がパンチ済み用紙の場合には、用紙サイズ、パンチ穴サイズ、パンチ位置等の情報を総合的に解析して、パンチ穴部分が描画不可能領域として解析される。
プレビュー手段104は、描画領域と印刷イメージとを組み合わせて、印刷前にディスプレイ等に印刷結果を表示させるようにしたものである。
これにより、ユーザは、印刷実行前に予め印刷結果を確認することができるようになる。
なお、印刷装置1は、印刷手段(図示せず)を備えており、印刷イメージ生成手段によって生成された印刷イメージを被印刷用紙に印刷する役割を担っている。
また、印刷装置1は、スキャナ(図示せず)を備えており、プリンタドライバ10からの命令に応じ、被印刷用紙に対してスキャンを実行することも可能となっている。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置における印刷の処理手順を示したシーケンス図である。
次に、ユーザの所定操作に応じて、プリンタドライバ10が、被印刷用紙の情報を取得する(S2)。
具体的には、プリンタドライバ10の用紙情報取得手段101が、印刷装置1にセットされた被印刷用紙をスキャンする命令を印刷装置1に送信する。
スキャン命令が送信された印刷装置1は、セットされている被印刷用紙のスキャンを行い、所定の印刷用紙情報を取得して、当該印刷用紙情報をプリンタドライバ10側に送信する(S3)。これにより、プリンタドライバ10の用紙情報取得手段101が、被印刷用紙の情報を取得する。
ここで、用紙情報取得手段101が取得する印刷用紙情報としては、例えば、用紙サイズ、パンチ穴サイズ、パンチ位置情報等があげられる。
具体的には、プリンタドライバ10の印刷領域解析手段102が、印刷用紙情報を分析することによって被印刷用紙の描画可能領域及び描画不可能領域を認識する。
次に、ユーザの所定操作に応じて、所定のアプリケーションが、プリンタドライバ10に対して所定の印刷指示を行う(S5)。
印刷指示を受けたプリンタドライバ10は、印刷装置1を介して印刷処理を実行する(S6〜S10)。
具体的には、まず、プリンタドライバ10の印刷イメージ生成手段103が、アプリケーション(OS)からの描画命令を解析して印刷イメージを生成する(S6)。
より具体的には、プリンタドライバ10のプレビュー手段104は、印刷イメージとともに、所定のディスプレイ上に描画可能領域や描画不可能領域を併せて表示させることができ、例えば、図4や図5に示すように描画不可能領域と見なされたパンチ穴と、印刷イメージとを併せて表示させることが可能である。
図4は、パンチ穴に印刷イメージが重なった場合の印刷画面を、PC2や印刷装置1のディスプレイ等にプレビューを表示させた一例であり、図5は、図4の表示対象を拡大して(200%)プレビュー表示したものである。
そして、印刷プレビューを確認したユーザは、内容がよければ所定の印刷OK操作を行い、これにより、印刷(OK)情報がプリンタドライバ10に通知される(S8)。
なお、特に図示してないが、印刷プレビューの結果、その内容を承認しない場合には、ユーザの判断で、処理を中止することができる。
具体的には、図4や図5に示すように、印刷イメージがパンチ穴に重なっている場合には、プリンタドライバ10は、図6に示すような警告ダイアログ等をPC2や印刷装置1のディスプレイ等上に表示し、ユーザに注意を促すことができる。
また、プリンタドライバ10は、以上のような警告通知以外にも、プレビューされた印刷イメージを、回転、拡大・縮小、移動その他修正等することによって描画不能領域に印刷データが重ならないようにする調整処理を行うことができる(本発明の印刷イメージ調整手段)。
例えば、プリンタドライバ10は、図7に示すように、ユーザの所定操作に応じて印刷イメージを右180°回転させ、パンチ穴と印刷データとが重ならないように調整することができる。
印刷装置1は、受信した印刷イメージに基づいて印刷を実行する(S10)。
これにより、印刷処理が完了し、パンチ穴等の描画不可能領域に印刷が行われることなく、任意の印刷内容が、任意の印刷用紙に正しく印刷されることになる。
このため、ユーザは、印刷結果を印刷実行前に視認することができ、万一、印刷結果に不具合があるような場合にはこれを事前に把握することができる。
また、不具合がある場合に、PC2や印刷装置1を介して所定の警告をユーザに通知することにより、印刷ミスを防止することも可能となっている。
さらに、PC2や印刷装置1のディスプレイ上で印刷プレビューを行った後、プリンタドライバ10の機能により、印刷イメージを回転、縮小・拡大、移動その他修正することも可能となっている。
例えば、本発明は、印刷装置単体で実現することも可能である。
具体的には、プリンタドライバ10を印刷装置1にインストールすることにより、印刷イメージを、印刷装置1の液晶ディスプレイ等にプレビュー表示させることも可能である。
これにより、様々な実施形態が実現可能となり、拡張性や利便性をさらに向上させることが可能である。
2 PC(パーソナルコンピュータ)
3 ネットワーク
10 プリンタドライバ
101 用紙情報取得手段
102 印刷領域解析手段
103 印刷イメージ生成手段
104 プレビュー手段
Claims (5)
- 印刷対象となる被印刷用紙上の所定情報を読み取る用紙情報取得手段と、
読み取った所定情報から描画可能領域及び/又は描画不可能領域の解析を行う印刷領域解析手段と、
描画命令を解釈して印刷イメージを生成する印刷イメージ生成手段と、
前記印刷イメージを、前記描画可能領域及び/又は描画不可能領域とともに表示するプレビュー手段と、
入力操作に応じ、前記印刷イメージを前記被印刷用紙に印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記領域解析手段は、前記被印刷用紙上の開口部分を描画不可能領域とみなした解析を行うことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 前記描画不可能領域と印刷イメージの領域とが重なった場合に、所定の警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
- 所定の操作に応じて、前記プレビュー手段が表示した印刷イメージを調整する印刷イメージ調整手段を備え、
前記出力手段は、前記プレビュー調整手段により行った調整後の印刷イメージを前記被印刷用紙に印刷することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。 - 所定の画像形成装置において印刷制御を行う印刷設定用プログラムであって、
前記画像形成装置を構成するコンピュータを、
印刷対象となる被印刷用紙上の所定情報を読み取る媒体情報取得手段、
読み取った所定情報から描画可能領域及び/又は描画不可能領域を解析する印刷領域解析手段、
描画命令を解釈して印刷イメージを生成する印刷イメージ生成手段、
前記印刷イメージを前記描画可能領域及び/又は描画不可能領域とともに表示するプレビュー手段、
前記印刷イメージを前記被印刷用紙に出力する印刷手段、として機能させるための印刷設定用プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007193584A JP2009031921A (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 画像形成装置及び印刷設定用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007193584A JP2009031921A (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 画像形成装置及び印刷設定用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=40402379
Family Applications (1)
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JP2007193584A Pending JP2009031921A (ja) | 2007-07-25 | 2007-07-25 | 画像形成装置及び印刷設定用プログラム |
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2007
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