JP2009031611A - 樹脂基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、水蒸気バリア性と特に剥離強度に優れる樹脂基板を提供することを目的とする。
【解決手段】ポリイミド樹脂層と、このポリイミド樹脂層の上に化学気相成長法により成膜開始温度が50℃以上で成膜された窒化ケイ素を主成分とするSiN層を少なくとも1層有する表面層とを有することを特徴とする樹脂基板。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂基板部材、特にフレキシブルな樹脂基板に関する。詳しくは、例えばフィルム上に配線層を有する一般的なフレキシブルプリント配線(Flexible Print Circuit)基板に加え、半導体ベアチップが直接樹脂基板に実装されるフレキシブルプリント配線基板、有機半導体や有機導電体からなる能動素子や電気配線を含むフレキシブルデバイス、樹脂基板を使用する液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンス(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどのフレキシブルディスプレイ、及びフレキシブル太陽電池などの基板部材として好適に使用される。
従来、FPC基板は、耐熱性、耐薬品性、寸法安定性に優れた樹脂材料からなるフィルム基板上にCu膜に代表される良導電性材料で形成される電気配線層などから構成される。軽量化、薄型化の特長をもつFPC基板は、湾曲した状態、すなわち良導電性材料とフィルム基板面に応力がかかった状態で使用されることが想定されるため、長期的な信頼性項目の中でフィルム基板とCu膜配線層との密着強度は非常に重要である。
また、樹脂基板表面は、パターン部分以外の大半のNi-Cr膜、Cu膜がエッチング除去されて樹脂フィルムが露出するため、水蒸気、酸素透過性の点では不十分である。
さらに、FPC基板には、樹脂モールドされた半導体素子を実装することが多かったが、低コスト化及び実装密度を上げ小面積化を図るため、システム イン パッケージと呼ばれる高密度実装方法などに見られるように、樹脂モールドの無いベアチップを高密度に樹脂基板に実装したのちパッシベーション層を形成する方法もとられるようになってきている。このため半導体素子の長期信頼性を確保するためにパッシベーション機能も従来に増して重要になってきている。このようなベアチップ実装には一般的にAu-Sn合金が用いられ、FPC基板にも〜300℃の耐熱性が要求されてきた。最近では超音波を併用することで200℃以下まで低温化が図られているが、この用途のためには耐熱性は依然として重要である。
FPC基板用途に加え、携帯機器に要求される軽量化、薄型化に対応するために、液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンス(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイにおいて、ガラス基板の代替としての樹脂基板の使用や、太陽光発電素子用のシリコンウエハーの代替としての樹脂基板が使用が試みられている。フィルム基板の場合、その柔軟性、屈曲性を生かしてロール・ツー・ロール方式にて生産することで、ガラス基板で採用されている枚葉式に比べ飛躍的に生産スピードを向上させることも期待される。このような高性能な電子製品の場合には、樹脂基板には、基板上の配線、電気回路等の剥離強度に加えて、水蒸気バリア性も求められている。
水蒸気バリア性は、例えばLCDでは、0.1g/m/day以下、OLEDではさらに10万分の1以下まで厳しくなると言われている。樹脂基板単独では、要求される水蒸気バリア性を達成することができないため、従来から、真空蒸着法、スパッタ法、その他の成膜方法によりバリア薄膜を樹脂基板表面に成膜することが行われている。特許文献1および2には、触媒化学気相堆積法(Cat−CVD法)により形成した窒化珪素膜が、バリア性薄膜として良好な特性を示すことが記載されている。
また、特許文献3には酸素濃度比の異なる窒化酸化ケイ素層を積層することでバリア性を高めることが記載されている。さらに特許文献4には、有機層と無機層を多層化することでバリア性を改善することが記載されている。
特開2004−292877号公報 特開2005−342975号公報 特開2003−206361号公報(特許第3859518号) 特開2004−314564号公報
以上のように、電子製品の長期的な信頼性を確保するために必要な水蒸気バリア性と、剥離強度とを兼ね備えたポリイミド樹脂基板が求められている。即ち、本発明は、水蒸気バリア性を有し、優れた剥離強度を備えたポリイミド樹脂基板を提供することを目的とする。
本発明は以下の事項に関する。
1. ポリイミド樹脂層と、
このポリイミド樹脂層の上に化学気相成長法により成膜開始温度が50℃以上で成膜された窒化ケイ素を主成分とするSiN層を少なくとも1層有する表面層と
を有することを特徴とする樹脂基板。
2. 前記SiN層の成膜開始温度が50℃以上170℃以下であることを特徴とする上記1記載の樹脂基板。
3. 前記SiN層の厚みが20〜1000nmの範囲であることを特徴とする上記1または2記載の樹脂基板。
4. 上記1〜3のいずれかに記載の樹脂基板と、
この樹脂基板上に形成した電気回路層と
を有することを特徴とする電気回路板。
5. 前記電気回路層が、メタライジング用の下地層を有することを特徴とする上記4記載の電気回路板。
6. 前記電気回路層が、メタライジング用の下地層とメッキ層を有することを特徴とする上記5記載の電気回路板。
7. ポリイミド樹脂層の上に、化学気相成長法により成膜開始温度50℃以上の条件で、窒化ケイ素を主成分とするSiN層を形成する工程を有することを特徴とする樹脂基板の製造方法。
8. 前記化学気相成長法が、触媒化学気相成長法であることを特徴とする上記7記載の方法。
9. 前記SiN層の成膜開始温度が、50℃以上170℃以下であることを特徴とする上記7または8記載の方法。
10. 前記SiN層の厚みが20〜1000nmの範囲となるように成膜することを特徴とする上記7〜9のいずれかに記載の方法。
本発明の樹脂基板は、剥離強度に優れるため屈曲性を要求されるフレキシブルな樹脂基板として有用である。さらに好ましい形態では水蒸気バリア性にも優れ、例えば、LCD、OLED、太陽電池、半導体ベアチップが直接樹脂基板に実装されるフレキシブルプリント配線基板、その他、有機半導体や有機導電体を含む能動素子または電気配線を含むフレキシブルデバイス等の高性能な電子部品、電子製品の基板としても好適である。その結果、軽量化された電子製品、フレキシブルな電子製品を実現することができる。
本発明の樹脂基板は、図1に示すように、ポリイミド樹脂層1の表面に表面層2が形成された構造を有する。代表的な用途において、樹脂基板の表面層2の表面には、電気回路層3が形成されている。また、ポリイミド樹脂層1の裏面には、必要によりガスバリア膜、電極層等の膜4が形成されていてもよい。
ポリイミド樹脂層は、ポリイミド樹脂ベース層1aのみで構成されていることが好ましい態様の1つであるが、必要によりその他の層・膜を有していてもよい。例えば図2に示すように、樹脂ベース層1aと共にその他の薄膜層5を有していてもよい。
薄膜層5は、例えば有機材料あるいは有機無機ハイブリッド材料等で形成することができ、例えばポリイミド樹脂ベース層と表面層の密着性を向上させる目的、表面層の曲げ耐性を向上させる目的、ポリイミド樹脂ベース層の平坦性を向上させる目的、水蒸気バリア性をさらに向上させる目的で形成される。薄膜層としては、例えば特開2006−289627号公報、特開2006−95783号公報および特開2006−123307号公報に記載されているような材料を挙げることができる。具体的には例えば、無機フィラーが添加された樹脂、ポリオルガノシルセスキオキサンを主成分とする樹脂、ポリシロキサン、ポリパラキシレン、ポリ尿素、アクリレートポリマーその他の有機ポリマー等を挙げることができる。
表面層2は、樹脂層1の片面だけでなく両面に形成することもできる。この場合は、膜4は存在しなくてよい。
ポリイミド樹脂ベース層としては、厚みが例えば1μm〜200μm程度、好ましくは5〜200μm程度であってもそれ以上の厚みを有していてもよい。樹脂ベース層としては、公知の方法で作成でき、キャスト法、溶液コーティング法などの溶液の流延法により作成されたもの、溶融押出法により作成されたもの、蒸着法により作成されたものなどが挙げられ、形状はフィルム、シートまたは平板などを挙げることができる。好ましくは、公知のポリイミドフィルムを使用することができるが、特に耐熱性、強度に優れ、また電子回路層との整合性のよい熱膨張係数を有するものが好ましい。ポリイミドフィルムの具体例としては、商品名「ユーピレックス(S、又はR)」(宇部興産社製)、商品名「カプトン」(東レ・デュポン社製、デュポン社製)、商品名「アピカル」(カネカ社製)などのポリイミドフィルム、又はこれらのフィルムを構成する酸成分とジアミン成分とから得られるポリイミドなどを挙げる事ができる。
具体的には、ポリイミドとしては、
(1)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物及び1,4−ヒドロキノンジベンゾエート−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物より選ばれる成分を少なくとも1種含む酸成分、好ましくはこれらの酸成分を少なくとも70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、より好ましくは90モル%以上含む酸成分と、
(2)ジアミン成分としてp−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、m−トリジン及び4,4’−ジアミノベンズアニリドより選ばれる成分を少なくとも1種含むジアミン、好ましくはこれらのジアミン成分を少なくとも70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、より好ましくは90モル%以上含むジアミン成分とから得られるポリイミドなどを用いることができる。
酸成分とジアミン成分との組合せの一例としては、
1)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物と、p−フェニレンジアミン或いはp−フェニレンジアミン及び4,4−ジアミノジフェニルエーテル、
2)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及びピロメリット酸二無水物と、p−フェニレンジアミン或いはp−フェニレンジアミン及び4,4−ジアミノジフェニルエーテル、
3)ピロメリット酸二無水物と、p−フェニレンジアミン及び4,4−ジアミノジフェニルエーテル、
4)3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とp−フェニレンジアミンとを主成分(合計100モル%中の50モル%以上)として得られるものを挙げることができる。これらのものは、プリント配線板、フレキシブルプリント回路基板、TABテープ等の電子部品の素材として用いられ、広い温度範囲にわたって優れた機械的特性を有し、長期耐熱性を有し、耐加水分解性に優れ、熱分解開始温度が高く、加熱収縮率と線膨張係数が小さい、難燃性に優れるために好ましい。
酸成分として、上記に示す酸成分の他に本発明の特性を損なわない範囲で、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルフィド二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス[(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物、などの酸二無水物成分を用いることができる。
ジアミン成分として、上記に示すジアミン成分の他に本発明の特性を損なわない範囲で、m−フェニレンジアミン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2−ジ(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ジ(4−アミノフェニル)プロパン、などのジアミン成分を用いることができる。
尚、ポリイミド樹脂層に代えて、その他の樹脂層を基材とした場合にも、後述する表面層を形成することで本発明と同様に水蒸気バリア性と剥離強度に優れる樹脂基板が得られる。ここで樹脂層としては、特に限定されないが、例えば液晶ポリマー、ポリエチレンナフタレートなどの耐熱性樹脂;ポリエーテルサルホン、ポリカーボネート、ポリシクロオレフィンなどのガラス転移温度が100℃以上にある耐熱性透明樹脂;透明なエポキシ樹脂を主成分とする熱硬化性樹脂;または熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に無機成分を添加したハイブリッド樹脂などを挙げることができる。
表面層は、化学気相成長法により成膜開始温度(ポリイミド樹脂層の温度)が50℃以上で成膜された窒化ケイ素を主成分とするSiN層を少なくとも1層有する。このSiN層は、ポリイミド樹脂層に密着して形成される。成膜開始温度を50℃以上とすることで、ポリイミド樹脂層とSiN層の密着性が向上し、剥離強度大きな樹脂基板が得られる。成膜開始温度は、より好ましくは70℃以上である。また、水蒸気バリア性を考慮すると、成膜開始温度は、好ましくは170℃以下であり、より好ましくは150℃以下である。
本明細書において、本発明を説明する場合、用語「SiN層」は、特に述べない限り、化学気相成長法により成膜開始温度(ポリイミド樹脂層の温度)が50℃以上で成膜された窒化ケイ素を主成分とするSiN層を意味し、好ましくは上記の条件で成膜されたSiN層を意味する。また、用語「窒化ケイ素層」、「窒化ケイ素薄膜」等は、上記で定義される「SiN層」に加え、その他の窒化ケイ素を主成分とする層を包含する意味で使用される。
SiN層は、構成材料として、窒化ケイ素に加え、添加物として従来から用いられているAl酸化物、Si酸化物等を含有していてもよい。SiN層中の窒化ケイ素の割合は、一般に、30原子%以上、好ましくは50原子%以上、より好ましくは70原子%以上、さらに好ましくは90原子%以上である。
窒化ケイ素を主成分とする薄膜では、ごく薄くても水蒸気バリア性が発現することが知られているが、ポリイミド樹脂層表面のカバレッジを考えるとSiN層は20nm以上の膜厚が好ましく、より好ましくは30nm以上である。一方、厚すぎるとクラックが発生し易くなり、通常1000nm以下が好ましく、生産性を考えるとより好ましくは500nm以下、さらに好ましくは200nm以下である。SiN層を構成する窒化ケイ素は、透明性を有する点でもディスプレイ分野に有利であり、耐薬品性などの観点からも好ましい。He−Neレーザ波長での屈折率は、一般に1.80〜2.05の範囲である。
一般に、窒化ケイ素を主成分とする薄膜の成膜方法としては、真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティングなどの物理的蒸着法と、プラズマCVD法、触媒化学気相成長法(Cat−CVD法)などの化学蒸着法(化学気相成長法)などが知られている。しかし、例えば物理的蒸着法では水蒸気透過率1g/m/dayは実現されているが、本目的においてはバリア性が不足する場合がある。また、一般的に真空蒸着法は成膜速度には優れるが薄膜自身の強度が弱く、フレキシブルデバイス形成プロセスにおいて剥離などのプロセス上の問題や、長期的な信頼性の確保が難しいという問題がある。またスパッタ法、イオンプレーティング法では真空蒸着法に比較すると薄膜自身の強度は強いが、薄膜中に大きな残留応力が残りやすく、このため成膜後の樹脂基板にそりやカールといった変形が生じやすい。
そこで、本発明において樹脂層表面に形成されるSiN層の成膜は、バリア性、密着性、残留応力の観点から化学気相成長法による成膜が好ましく、特に、大電力高周波電源を必要とせず、成膜速度が速く量産性に有利なCat−CVD法が好ましい。
表面層は、SiN層を複数層備えていてもよい。例えば図3に示すように、複数のSiN層2a、2b(2層に限られない)が積層された構造を備えることができる。また、図4に示すように、複数のSiN層2a、2b(2層に限られない)と共に、有機材料、有機無機ハイブリッド材料で形成された薄膜層6(1層または複数層)を備えていてもよい。この薄膜層としては、例えば特開2006−289627号公報、特開2006−95783号公報および特開2006−123307号公報に記載されているような材料を挙げることができる。具体的には例えば、無機フィラーが添加された樹脂、ポリオルガノシルセスキオキサンを主成分とする樹脂、ポリシロキサン、ポリパラキシレン、ポリ尿素、アクリレートポリマーその他の有機ポリマー等を挙げることができる。SiN層を多層化することで、より剥離強度を強く水蒸気バリア性を高めることができる。尚、本発明で定義される「SiN層」に加えて、例えば成膜温度が本発明に含まれない「その他の窒化ケイ素層」を有していてもよい。
また、電気回路層と接する面に、例えば接着剤層等を有していてもよい。
このように構成される本発明の樹脂基板は、剥離強度に優れる。剥離強度は、通常JISC5016に準じた評価法で測定される90°剥離強度で数値化され、経験的に実用上、500〜300N/mmの強度が必要であるとされている。また、長期的な剥離強度変化を推定するために、大気中、150℃、168時間保持したのちの90°剥離強度も指標として使用される場合もある。本発明の樹脂基板は、表面層とポリイミド樹脂層との90°剥離強度が、好ましくは300N/mm以上を示し、さらに好ましくは大気中、150℃、168時間保持したのちの90°剥離強度も300N/mm以上を示す。剥離強度は、例えば銅配線層(電気回路層に相当する)を形成した後に、剥離強度を測定することができる。
さらに、本発明の特に好ましい形態では、0.1g/m/day以下の水蒸気バリア性を示す。本発明の樹脂基板は、前述のとおり、表面層がSiN層の多層、または有機膜および/または無機有機物ハイブリッド膜(複合膜)の組み合わせで構成される多層化膜であってもよいが、本発明の1形態によれば、表面層が単層のSiN層を有する場合でも、0.1g/m/day以下の水蒸気バリア性を達成することができる。さらに表面層の平均表面粗さRaが1nm以下であることも好ましい。
尚、本発明で使用される各材料のガラス転移温度(特に樹脂材料に関して)は、100℃以上であること、特に200℃以上であることが好ましい。
本発明の電気回路板は、上記の樹脂基板と、樹脂基板上に形成した電気回路層とを有する。電気回路層は、特に限定されず、ITO等の透明電極、銅配線、アルミ配線、メタライジング用の下地層(下記参照)およびそれらの組み合わせ等を挙げることができる。また、電気回路層には、表面全体に形成された状態のものおよび配線状にパターニングされたもののいずれも含まれる。一般的なFPC基板では、電気伝導度の大きな銅層(銅配線)が使用される。銅層は、接着剤層を介した貼り合わせではなく、表面層上にメタライジング法で直接形成されることが好ましい。メタライジング法では、スパッタ法、無電解メッキ法などでシード層としての銅薄膜を形成したのち、電解メッキで所望の膜厚の銅層を形成する。銅層を形成する場合、剥離強度を向上させるために、樹脂基板上に下地層を形成するこが好ましい。
メタライジング用の下地層は、表面層と実用上問題のない密着性を有するものであればよく、さらに下地層の上面に設ける金属メッキ層と実用上問題のない密着性を有するものであればよい。下地層は、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム等の公知の方法で形成することができる。
下地層の材料としては、特に限定されないが、銅、ニッケル、クロム、マンガン、アルミニウム、鉄、モリブデン、コバルト、タングステン、バナジウム、チタン、タンタル等の金属、又はそれらの合金、或いはそれらの金属の酸化物、それらの金属の炭化物等が挙げられる。特に好ましくは、NiCrである。下地層の厚さは、使用する目的に応じて適宜選択でき、好ましくは1〜500nm、さらに好ましくは5nm〜200nmの範囲が、実用に適するために好ましい。下地層の層数は、使用する目的に応じて適宜選択でき、1層でも、2層でも、3層以上の多層でもよい。
このような下地層の上に、電解メッキ又は無電解メッキなどの公知の湿式メッキ法により、銅、錫などの金属メッキ層を設けることができる。また、金属メッキ層の形成に先立ち、例えばスパッタ法により銅、錫等の薄膜を形成することも好ましい。銅メッキなどの金属メッキ層の膜厚は1μm〜40μmの範囲が、実用に適するために好ましい。
このような下地層を形成することで、表面層と電気回路層の間の剥離強度が向上し、実用的な強度が得られる。また、基板の透明性が重要になるフレキシブルディスプレイや太陽電池等の用途では電気回路層には、ITO膜に代表される透明導電膜などが形成される。なお、Cu膜の場合と同様に透明性など重要な機能を損なわない範囲で下地層を用いることができる。
<窒化ケイ素薄膜(SiN層)の成膜>
樹脂層として、ポリイミドフィルム(宇部興産(株)社製ユーピレックスフィルム、Sタイプ、フィルム厚み50μm)を使用した。Cat−CVD法により窒化ケイ素薄膜を形成した。原料ガスにはシランガス、アンモニアガスのみを使用する場合、シランガス導入量は7.5sccm、アンモニアガス導入量は200scccmとした。膜質改善のため水素ガスを添加する場合には、シランガス流量を7.5sccm、アンモニアガス流量を50sccm、水素ガス流量を200sccmとした。原料ガス分解触媒として、ワイヤー径0.5mmφのタングステンワイヤーを均一な膜厚分布になるよう配置し、成膜時には1700℃に加熱し使用した。
アンモニアガス、水素ガスを導入しチャンバー内が安定化したのち、シランガスを導入することで成膜を開始した。このときポリイミドフィルムを配置する基板ホルダー温度を成膜開始時のフィルム表面温度とした。ガス圧、成膜開始時のフィルム表面温度、成長時間などの他の成膜条件は、窒化ケイ素薄膜のHe−Neレーザ波長での屈折率が1.80〜2.05、膜厚が50nmまたは100nmになるように設定した。
<屈折率測定方法>
ポリイミドフィルムへの成膜条件と同条件にて、シリコンウエハー上に窒化ケイ素薄膜を成膜して得られたサンプルについて、He−Neレーザを光源にしてエリプソメーターで測定した。
<水蒸気バリア性評価>
水蒸気バリア性評価には、Cat−CVD法で窒化ケイ素薄膜をポリイミドフィルム片面のみに形成した樹脂基板を用いた。分析にはモダンコントロール社製PERMATRAN−W3/31を使用し、測定条件は40℃、90%RHとし、測定面積50mmで計測した。このときの検出下限は0.02g/m/dayである。
<90°剥離強度試験>
Cat−CVD法で形成した窒化珪素薄膜上に、高周波スパッタリング法でNiCr薄膜を5nm成膜後、連続してCu薄膜を300nm成膜する。その後、硫酸銅めっき液浴中にて、8μmのCu膜の厚膜メッキを行い試験サンプルとした。試験はJIS C 6471に準じて実施した。
<剥離界面同定>
90°剥離強度試験を行った試料のポリイミドフィルム剥離面について蛍光X線分析を行い、検出元素により界面を同定した。
<深さ方向の組成分析>
PHI社製Quantum2000走査型X線光電子分光分析装置を使用し計測した。組成分析は、主要な構成元素について、分析領域を100μm×100μmとして、Si2p、N1s、O1s、C1sピークを検出し、PHI社提供の相対感度因子を使用し算出した。窒化ケイ素膜表面からポリイミドフィルム内部まで、アルゴンガスのイオンエッチングと上記組成分析を適当な間隔で繰り返すことにより計測し、深さ方向の原子濃度プロファイルを得ることができる。アルゴンガスによるイオンエッチング領域は、分析領域で十分な平坦度になるよう面積、加速電圧、イオンビームプロファイルなどを設定する。
<実施例1>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を100℃に設定し、成膜時のガス圧を30Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を膜厚100nmに形成した。この窒化ケイ素薄膜層上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成した。得られたサンプルについて、直後に90°剥離試験を行った結果と大気中、150℃、168時間エージング処理後での試験結果を表1に示す。また、水蒸気透過率も表1に示す。尚、水蒸気透過率の測定には、窒化ケイ素薄膜上に金属層を形成しないものを用いた。以下の例でも同じ。
<実施例2>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を200℃、成膜時のガス圧を4Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を膜厚50nmに形成した後、基板温度を100℃、ガス圧を30Paに設定し連続して膜厚50nmの2層目の窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を形成し、全膜厚100nmの表面層を得た。この表面層上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。
<実施例3>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を200℃、成膜時のガス圧を4Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を膜厚50nmに形成した後、基板温度を30℃、ガス圧を30Paに設定し連続して膜厚50nmの窒化ケイ素薄膜層を形成し、全膜厚100nmの表面層を得た。この表面層上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。
<実施例4>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を100℃、成膜時のガス圧を4Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を膜厚50nmに形成した後、一旦、成膜装置から大気中に取り出し、再度、成膜装置に戻し、基板温度を100℃、ガス圧を30Paに設定し連続して膜厚50nmの窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を形成し、全膜厚100nmの表面層を得た。この表面層の上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。
<実施例5>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を200℃、成膜時のガス圧を30Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層(SiN層)を膜厚100nmに形成した。この薄膜層上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。
また、以上の実施例ではガス圧をかえて積層した例を示したが、同じガス圧で成膜しても同様の結果であった。成膜開始温度100℃、膜厚100nmとした場合、ガス圧4Paと30Paでの水蒸気透過率は同じであった。
さらに、以上の実施例で得たサンプルの窒化ケイ素薄膜層から、深さ方向の組成分析を行ったところ、窒化ケイ素薄膜層を2層形成したものでも、樹脂層側の窒化ケイ素薄膜層中の元素濃度比O/(O+N)が、2層目の窒化ケイ素薄膜層中の元素濃度比O/(O+N)より小さいという結果は得られなかった。
<比較例1>
実施例、比較例で使用したポリイミドユーピレックスSフィルムの水蒸気透過率を表1
に示した。
<比較例2>
樹脂基板にポリイミドユーピレックスSフィルム(50μm厚)を使用し、成膜開始時の基板温度を30℃、成膜時のガス圧を30Paに設定して窒化ケイ素を主成分とする窒化ケイ素薄膜層を膜厚100nmに形成した。この薄膜層上にスパッタ法でNiCr膜を5nm、Cu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。
<参考例>
実施例5と同一サンプルにおいて、NiCr膜を形成することなく、窒化ケイ素薄膜層上に直接、スパッタ法でCu膜を300nm形成したのち、電解メッキでCu膜厚8μmまで形成し、サンプルを得た。結果を表1に示す。

Figure 2009031611
樹脂基板の1例を示す図である。 樹脂基板の1例を示す図である。 樹脂基板の1例を示す図である。 樹脂基板の1例を示す図である。
符号の説明
1 ポリイミド樹脂層
1a ポリイミド樹脂ベース層
2 表面層
2a SiN層
2b SiN層
3 電気回路層
4 膜(ガスバリア膜、電極層等)
5 薄膜層
6 薄膜膜

Claims (10)

  1. ポリイミド樹脂層と、
    このポリイミド樹脂層の上に化学気相成長法により成膜開始温度が50℃以上で成膜された窒化ケイ素を主成分とするSiN層を少なくとも1層有する表面層と
    を有することを特徴とする樹脂基板。
  2. 前記SiN層の成膜開始温度が50℃以上170℃以下であることを特徴とする請求項1記載の樹脂基板。
  3. 前記SiN層の厚みが20〜1000nmの範囲であることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂基板。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂基板と、
    この樹脂基板上に形成した電気回路層と
    を有することを特徴とする電気回路板。
  5. 前記電気回路層が、メタライジング用の下地層を有することを特徴とする請求項4記載の電気回路板。
  6. 前記電気回路層が、メタライジング用の下地層とメッキ層を有することを特徴とする請求項5記載の電気回路板。
  7. ポリイミド樹脂層の上に、化学気相成長法により成膜開始温度50℃以上の条件で、窒化ケイ素を主成分とするSiN層を形成する工程を有することを特徴とする樹脂基板の製造方法。
  8. 前記化学気相成長法が、触媒化学気相成長法であることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記SiN層の成膜開始温度が、50℃以上170℃以下であることを特徴とする請求項7または8記載の方法。
  10. 前記SiN層の厚みが20〜1000nmの範囲となるように成膜することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の方法。
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