JP2009031536A - スキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】スキャニングミラーの放熱効果を高め、低い駆動電圧で安定したミラー駆動が可能なスキャナを提供する。
【解決手段】表面に光反射層6が形成されたミラー2と、ミラー2を挟んで同一直線上に支持部材3が配置され、支持部材3が配置された仮想直線を駆動軸Lとして、ミラー2を駆動軸Lの周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、ミラー2の光反射層6とは反対側の面に、ミラー2よりも熱伝導率の高い薄膜9が形成されているスキャナ1。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタやレーザプリンタ等のスキャナエンジンとして適用可能なスキャナに関するものである。
プロジェクタやレーザプリンタ等のスキャニング方式のひとつとして、スキャニングミラー方式が知られている。スキャニングミラーは、基本構造としてミラー部と、ミラー部を両側から揺動可能に支持する支持部材を有しており、支持部材の弾性を利用して両側の支持部材を貫通する駆動軸周りを揺動する。このようなスキャニングミラーを用いたミラースキャナは、従来のスキャナエンジンであるポリゴンミラースキャナと比べるとモーターが不要であるため小型化が容易という特徴がある。
例えば、スキャニングミラー方式のプロジェクタでは、光源としてレーザー光が用いられる。レーザー光は、焦点深度が深いという特長を有しており、その特長を活かすためには光源からのレーザー光を極力絞らずに用いることが望ましい。そのため、スキャニングミラーのミラーサイズは、レーザー光を絞る必要がないだけの十分な大きさが必要となる。
一方、スキャニングミラー方式のプロジェクタでは、画面サイズがミラーの振れ角の大きさに比例する。そのため、大画面の投影のためには、スキャニングミラーの振れ角を大きくとる必要がある。しかし、上記理由から大きなミラーサイズのスキャニングミラーを使用した場合、振れ幅を大きくとると慣性モーメントが大きくなることから、高い駆動電圧が必要となる。
そこで従来は、スキャニングミラーの形状を、揺動運動時の駆動軸方向のミラー長さに対して駆動軸に直交する方向のミラー長さを短く設定し、駆動時の慣性モーメントを小さくすることが提案されていた。この方法によれば、慣性モーメントが小さくなるため、低い駆動電圧でミラーの振れ角を大きくすることが可能となる。また、特許文献1には、スキャニングミラーを支える支持部を工夫することにより、低い駆動電圧でも十分な駆動が可能となる構造が提案されている。
特開2005−308820号公報
しかしながら、上述の方法では、スキャニングミラーの蓄熱を考慮していないため、低い駆動電圧でスキャニングミラーを駆動させるという点において不十分なものとなっていた。すなわち、レーザー光の照射によりスキャニングミラーの温度が上昇すると、支持部材に熱が伝わり支持部材の温度が上昇する。そうすると、支持部材の弾性定数が低下し、ミラーの振れ角や共振周波数が減少する。この振れ角の減少分は駆動電力を上げることで補正することができるが、その補正分だけ実効電力は低く抑える必要があり、実効電力で駆動可能なサイズにスキャニングミラーを小さく設計せざるを得ない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、スキャニングミラーの放熱効果を高め、低い駆動電圧で安定したミラー駆動が可能なスキャナを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第1のスキャナは、表面に光反射層が形成されたミラーと、前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に、前記ミラーよりも熱伝導率の高い薄膜が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、レーザー光によりミラーに蓄熱した熱を、形成された薄膜を介して効率的に放熱することができる。そのため、ミラーの温度上昇に対応する補正電力が減少し若しくは不要となり、実効電力を高めることができる。その結果、ミラーのサイズを大きくすることが可能になり、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
本発明の第2のスキャナは、表面に光反射層が形成されたミラーと、前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に、粗面化処理が施されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記ミラーの表面積が広がるため、レーザー光によりミラーに蓄熱した熱を効率的に放熱することができる。そのため、ミラーの温度上昇に対応する補正電力が減少し若しくは不要となり、実効電力を高めることができる。その結果、ミラーのサイズを大きくすることが可能になり、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
本発明の第3のスキャナは、表面に光反射層が形成されたミラーと、前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、前記ミラーの光反射層とは反対側の面に、表面に微細な凹凸が形成された薄膜が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記ミラーの表面積が広がるため、レーザー光によりミラーに蓄熱した熱を効率的に放熱することができる。そのため、ミラーの温度上昇に対応する補正電力が減少し若しくは不要となり、実効電力を高めることができる。その結果、ミラーのサイズを大きくすることが可能になり、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
本発明においては、前記ミラーの駆動軸上には、前記ミラーを静電駆動するための静電容量素子部が接続され、前記静電容量素子部の、光の入射側とは反対側の面に、前記静電容量素子部よりも熱伝導率の高い薄膜が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、前記静電容量素子部からも放熱が可能になり、更に放熱効率が高まる。
本発明においては、前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に凹部が形成されていることが望ましい。
この構成によれば、凹部により前記ミラーの表面積が広がるため、ミラーの放熱効率が更に高まる。また、凹部を形成することにより、ミラーが軽量化できるため、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
本発明においては、前記薄膜は、アモルファスシリコン膜を熱処理して形成されたポリシリコン膜であることが望ましい。
アモルファスシリコン膜は熱処理の条件によって緻密なポリシリコン膜から表面の粗いポリシリコン膜まで、その表面形状を大きく変動させることができる。本発明では、ポリシリコン膜の膜密度が粗くなる(若しくは多孔質となる)ような条件でアモルファスシリコン膜を熱処理し、それによって、ミラーの裏面に粗面化された薄膜を形成している。この構成によれば、薄膜がポリシリコン膜で形成されるため、シリコン基板によってミラーを形成した場合に、薄膜とミラーとの密着力が高まる。そのため、信頼性に優れたスキャナが提供できる。
本発明においては、前記薄膜は、カーボンナノチューブの薄膜であることが望ましい。
この構成によれば、柱状のカーボンナノチューブが薄膜状に形成されるため、ミラーの表面積が著しく広がる。そのため、非常に高い放熱効率を実現することができる。
本発明においては、前記ミラーを前記駆動軸の周りに揺動可能に支持する支持部材が設けられ、前記薄膜は、前記支持部材を除く部分に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、支持部材に薄膜が形成されないため、支持部材の弾性率の低下を防ぎ、ミラーの振れ角の減少を防ぐことが出来る。
本発明においては、前記凹部は、マトリクス状に配列されるように形成されていることが望ましい。
この構成によれば、凹部がマトリクス状に多数形成されることで、更にミラーの表面積(放熱効率)を高めることができる。また、凹部の形成されない部分(厚みの厚い部分)が縦横に形成されるため、その部分が梁の役割を果たし、凹部形成によるミラーの強度低下を防ぐことができる。そのため、信頼性が高く、安定したミラー駆動が可能なスキャナが提供できる。
本発明においては、前記凹部は、ハニカム状に配列されるように形成されていることが望ましい。
この構成によれば、凹部がハニカム状に多数形成されることで、更にミラーの表面積(放熱効率)を高めることができる。また、凹部の形成されない部分(厚みの暑い部分)が縦横に形成されるため、その部分が梁の役割を果たし、凹部形成によるミラーの強度低下を防ぐことができる。そのため、信頼性が高く、安定したミラー駆動が可能なスキャナが提供できる。
本発明においては、前記凹部は、前記駆動軸に対して対称に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、凹部を形成したミラーの慣性モーメントが駆動軸を挟んで対称となるため、駆動時の不具合をなくすことができる。
[第1実施形態]
以下、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るスキャナについて説明する。図1(a)は本実施形態のスキャナを光反射層側から見た平面図であり、図1(b)は図1(a)のIbで結ばれる線での断面図である。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。
図1(a)に示すように、本実施形態におけるスキャナ1は、ミラー2と、ミラー2を支持する支持部材3と、支持部材3と一体として設けられている静電容量素子部4と、ミラー2が支持部材3を介して接続するフレーム5と、を備えている。
スキャナ1は、中央部に矩形のミラー2を備えている。ミラー2の形状は、矩形以外にも目的に応じて、菱形、多角形、円形、楕円を適宜採用できる。ミラー2の対向した2つの端部の中央部に、2つの支持部材3がミラー2を挟み込むように結合している。各支持部材3の中央部には静電容量素子部4が設けられている。更に、支持部材3が結合したミラー2を挟み込むように一対のフレーム5が配置され、支持部材3を介してミラー2が一対のフレーム5に結合している。一対の支持部材3は、ミラー2を挟んで同一直線状に配置されており、ミラー2が揺動する際には該直線を駆動軸Lとして揺動する。
支持部材3は、梁状の基板である。本実施形態では、各支持部材3の長手方向中央部に、静電容量素子部4が形成されている。静電容量素子部4は、矩形の本体部41と、本体部41の外周部に設けられた揺動側櫛歯部42とを備えている。本体部41は中心が駆動軸L上に配置され、その平行な一対の辺が駆動軸Lと平行に配置されている。揺動側櫛歯部42は、その駆動軸Lと平行に配置された一対の辺にそれぞれ設けられている。揺動側櫛歯部42は、本体部41から駆動軸Lと直交する方向に突出する複数の揺動側櫛歯7を備えており、該複数の揺動側櫛歯7が駆動軸Lと平行に配列されることにより、全体としての揺動側櫛歯部42が形成されている。本体部41の一対の辺に設けられた一対の揺動側櫛歯部42は、駆動軸Lを中心として線対称な構成となっている。
フレーム5は、矩形の一辺に凹部Hが形成された平面視コ字型の形状を有する。一対のフレーム5は、互いの凹部Hがミラー2を挟んで対向するように配置されており、各フレーム5の凹部Hの底部中央部には支持部材3が接続されている。フレーム5には、支持部材3を介してミラー2が支持されている。フレーム5の凹部Hにおいて支持部材3が接続されていない一対の辺には、複数の固定側櫛歯8からなる一対の固定側櫛歯部81が形成されている。フレーム5の複数の固定側櫛歯8と、静電容量素子部4の複数の揺動側櫛歯7とは、微小な隙間を隔てて噛み合うように交互に配置されている。この固定側櫛歯部81と揺動側櫛歯部42とが一対で駆動部を構成する。なお、図1では、フレーム5は、ミラー2を挟んで2つ設けられているが、平面視輪帯状の単一のフレームがミラー2の周囲を囲んで配置されていても良い。
図1(b)に示すように、ミラー2の一方の面には、全面にレーザー光に対し十分な反射率を持つ光反射層6が設けられている。本実施形態では例えばAlを蒸着することにより、光反射層6が形成されている。光反射層6は、本実施形態のようにたとえばAlのような金属薄膜をミラー2の表面に成膜して形成しても良く、また、多層反射膜を成膜する方法で形成しても良く、更には、金属薄膜を成膜せずにミラー2の表面を研磨して形成してもよい。ミラー2の光反射層6とは反対の面には、ミラー2よりも熱伝導率が良い物質からなる薄膜9がほぼ全面に形成されている。本実施形態ではAlで薄膜9を形成しているが、Au、Ag、Cuなどを成膜しても良い。ミラー2と光反射層6とをあわせた厚みは例えば60μmであり、薄膜9の厚みは例えば1μmである。
ミラー2と、支持部材3と、静電容量素子部4と、フレーム5と、は全て同一平面上に配置されている。フレーム5は、酸化シリコン膜10上に形成されており、酸化シリコン膜10の下層側にはシリコン層11からなるシリコン基板部が設けられている。シリコン層11、酸化シリコン膜10及びフレーム5は平面視同一形状にパターニングされており、ミラー2、支持部材3及び静電容量素子部4の下層側の酸化シリコン膜10及びシリコン層11は全て除去されている。
以上図面に基づいて本実施形態のスキャナ1を説明してきたが、次に、このスキャナ1の製造方法を説明する。
図2及び3は、本実施形態のスキャナ11の製造工程を示す工程断面図である。図2及び図3の各図は、図1のIbで結ばれる線での断面に対応する断面図であり、図2は、ミラー2の光反射層6とは反対の面へ薄膜9を形成するための準備工程、図3は、ミラー2へ薄膜9を形成しスキャナ1とする工程を示す。
まず図2(a)に示すように、第1の工程として、SOI基板の片方の面にエッチングを施し、SOI基板のシリコン層に、所望のミラー2と支持部材3と静電容量素子部4とフレーム5と、を形成する。この工程は従来公知の方法により容易に実施できる工程であり、例えばフォトリソグラフィ法によりパターニングして作成したマスクを介してドライエッチングを施すことにより形成することができる。次いで、ミラー2の全面にAlを蒸着させて光反射層6を形成する。
次いで、図2(b)に示すように、第2の工程として、第1の工程で加工を施したSOI基板の面とは反対の面に図示略の第1マスクを形成してエッチングを施し、形成したフレーム5に平面的に重なる箇所を残して、シリコン層11を除去し、第1開口部12を形成する。次いで第1マスクを除去する。
次いで、図2(c)に示すように、第3の工程として、第1開口部12の底面に露出した酸化シリコン膜10上に、形成したミラー2と平面的に重なる箇所に第2開口部14を設けた第2マスク13を付す。第2マスク13は、例えばフォトレジストを塗布して、開口部14を形成するように硬化させて形成する。
次いで、図2(d)に示すように、第4の工程として、第3の工程で付した第2マスクを介して酸化シリコン膜10にエッチングを施し、ミラー2に平面的に重なる部分を除去する。エッチングが進行すると、酸化シリコン膜10に第3開口部15が形成され、ミラー2の光反射層6を形成した面とは反対の面が露出する。次いで第2マスクを除去する。以上のようにして、ミラー2の光反射層6とは反対の面へ薄膜を形成するための準備が整う。
次いで、図3(a)に示すように、第5の工程として、光反射層6を形成した面とは反対側の、第3開口部15の底部に露出したシリコン層、第1開口部12の底部に露出した酸化シリコン膜10、フレーム5に平面的に重なるシリコン層11、の水平面にスパッタ法を用いてAlを堆積させ薄膜9を形成する。
次いで、図3(b)に示すように、第6の工程として、酸化シリコン膜10に形成された第3開口部15を第3マスク16で保護する。本実施形態では、第3開口部15に形成した薄膜9の上に第3マスク16が形成される。第3マスク16は、例えばフォトレジストを塗布して硬化させて形成する。
次いで、図3(c)に示すように、第7の工程として、第6の工程で付した第3マスク16を介してエッチングを施し、第3マスク16で覆われた薄膜9を残して他の箇所に形成された薄膜9を除去する。更に、エッチングを施し、第1開口部12の底部に露出する酸化シリコン膜10を除去する。
次いで、図3(d)に示すように、第8の工程として、薄膜9上の第3マスクを除去する。以上のようにして、本実施形態のスキャナ1が完成する。
以上のような構成のスキャナ1によれば、レーザー光によりミラー2に蓄熱した熱を、形成された薄膜9を介して効率的に放熱することができる。そのため、ミラー2の温度上昇に対応する補正電力が減少し若しくは不要となり、実効電力を高めることができる。その結果、ミラー2のサイズを大きくすることが可能になり、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
また、本実施形態では、支持部材3に薄膜9が形成されないため、支持部材3の弾性率の低下を防ぎ、ミラー2の振れ角の減少を防ぐことが出来る。
なお、本実施形態では、ミラー2にだけ薄膜9を形成することとしたが、静電容量素子部4にも薄膜を形成するとなお良い。そうすると静電容量素子部4からも放熱が可能になり、更に放熱効率が高まる。その場合は、図4(a)に示すように、第3の工程において静電容量素子部4と平面的に重なる箇所にも開口部18を設けたマスク17を形成し、後の工程を同様に実施することで、図4(b)に示すように、静電容量素子部4の、光反射層6への光の入射側とは反対側の面に薄膜9が形成された形態のスキャナ19が完成する。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係るスキャナの、図1(b)に対応する断面図である。本実施形態のスキャナの構成は、第1実施形態のスキャナと一部共通している。異なるのは、ミラーの光反射層とは反対側の面に、ミラーよりも熱伝導率の高い薄膜が形成されておらず、粗面化処理が施されていることである。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。ここで粗面化処理とは、平坦な面に対して物理的な処理を施すことにより、もとの平坦な面に微細な凹凸を無数に付すことを指す。
図5に示すように、本実施形態のスキャナ20は、ミラー21の光反射層6とは反対側の面が粗面化処理され、微細な凹凸が無数に付されている。
その製造工程は、図6に示すように、第1実施形態で説明した方法を用いてSOI基板に第3開口部15を形成し、第1実施形態で行った薄膜形成の替わりに第3開口部15の底面に露出したシリコン層表面に粗面化処理を行う。その後の工程は第1実施形態で説明した方法にて製造することにより、本実施形態のスキャナ20が完成する。粗面化処理の方法としては、例えばドライアイスを用いたブラスト処理、ブラシスクラブ処理、プラズマ処理等の方法が挙げられる。本実施形態では、ミラー21の光反射層6とは反対側の面のみ粗面化処理を行い製造することとしたが、粗面化処理が、第1開口部12に露出した酸化シリコン膜10上に及んでも構わない。
以上のような構成のスキャナ20によれば、ミラー21の表面積が広がるため、レーザー光によりミラー21に蓄熱した熱を効率的に放熱することができる。そのため、ミラー21の温度上昇に対応する補正電力が減少し若しくは不要となり、実効電力を高めることができる。その結果、ミラー21のサイズを大きくすることが可能になり、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様に、静電容量素子部4にも粗面化処理をするとなお良い。静電容量素子部4からも放熱が可能になり、更に放熱効率が高まる。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係るスキャナの、図1(b)に対応する断面図である。本実施形態のスキャナの構成は、第1実施形態のスキャナと一部共通している。異なるのは、ミラーの光反射層とは反対側の面に形成される薄膜が、その形成過程において膜表面に微細な凹凸を形成しながら成長する、化学的に粗面化された粗面化薄膜であることである。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態のスキャナ22は、ミラー23の光反射層6とは反対側の面に微細な凹凸が形成された粗面化薄膜24が形成されている。本実施形態では、粗面化薄膜24として粗面化ポリシリコン膜が形成されている。
その製造工程は、図8に示すように、第1実施形態で説明した方法を用いてSOI基板に第3開口部15を形成し、第1実施形態で行った熱伝導率の高い物質の薄膜形成の替わりに、粗面化薄膜24として粗面化ポリシリコン膜を形成し、その後の工程は第1実施形態で説明した方法にて製造することにより、本実施形態のスキャナ22が完成する。粗面化ポリシリコン膜は、例えば、縦型炉を用いて、1mTorrの真空中にジシランガス(Si)を5sccm導入し、約750℃〜800℃にて60分間熱処理を施す。この熱処理によって、アモルファスシリコン膜がポリシリコン膜に結晶化する過程において、表面にグレインに起因した凹凸が形成される。また他にも、チューブ式の減圧CVD装置で、成膜温度=575℃、デポジション圧力=0.2Torrの条件下で成膜することにより、粗面化ポリシリコン膜を形成することもできる。
アモルファスシリコン膜は熱処理の条件によって緻密なポリシリコン膜から表面の粗いポリシリコン膜まで、その表面形状を大きく変動させることができる。本実施形態では、ポリシリコン膜の膜密度が粗くなる(若しくは多孔質となる)ような条件でアモルファスシリコン膜を熱処理し、それによって、ミラー23の裏面に粗面化された粗面化薄膜24を形成している。この構成によれば、粗面化薄膜24がポリシリコン膜で形成されるため、シリコン基板によってミラー23を形成した場合に、粗面化薄膜24とミラー23との密着力が高まる。そのため、信頼性に優れたスキャナ22が提供できる。
なお、本実施形態においては、粗面化ポリシリコン膜を形成することとしたが、本実施形態の粗面化薄膜24としてカーボンナノチューブを形成することとしても構わない。カーボンナノチューブは、例えば、触媒金属としてニッケルを形成し、続いて、高周波マグネトロン型プラズマCVD装置を用い、RF電力=900W、基板温度=850℃、ガス圧力=0.5Torr、混合ガス比CH/H=9/1で10分間処理を行うことにより、多層カーボンナノチューブ(MWNTs)を成長させ形成する。また他にも、多孔質物質のゼオライト表面に触媒金属である鉄およびコバルトの微粒子金属を保持させ、CHとHの混合ガス(ガス比=3/7)、基板温度550℃で処理することにより、高い熱伝導性を持つ単層カーボンナノチューブ(SMNT)を成長させることもできる。
この構成によれば、柱状のカーボンナノチューブが薄膜状に形成されるため、ミラー23の表面積が著しく広がる。そのため、非常に高い放熱効率を実現することができる。
また、本実施形態では、支持部材3に粗面化薄膜24が形成されないため、支持部材3の弾性率の低下を防ぎ、ミラー23の振れ角の減少を防ぐことが出来る。
[第4実施形態]
図9は、本発明の第4実施形態に係るスキャナの説明図であり、(a)が平面図、(b)が図9(a)のIXbで結ばれる線での断面図である。本実施形態のスキャナの構成は、第1実施形態のスキャナと一部共通している。異なるのは、ミラーよりも熱伝導率の高い薄膜が形成される前に、ミラーの光反射層とは反対側の面に複数の凹部を設けることである。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図9(a)に示すように、本実施形態のスキャナ25は、平面図では図1(a)に示す第1実施形態のスキャナ1と基本的構成が同じである。しかし本実施形態のスキャナ25は、ミラー26の光反射層とは反対側の面に複数の凹部27が設けられている。凹部27は平面視正方形であり、マトリクス状に縦横に配列している。ミラー26の光反射部とは反対の面の、凹部27を形成していない部分26A(厚みの厚い部分)は平面視格子状に設けられている。凹部27は、駆動軸Lに対して線対称になるように配置されている。
図9(b)に示すように、ミラー26の光反射層6とは反対の面には、ミラー26よりも熱伝導率が良い物質からなる薄膜28がほぼ全面に形成されている。薄膜28は凹部27の側壁や底部にも形成している。本実施形態ではAlで薄膜28を形成する。
図10は本実施形態のスキャナ25の製造工程を示す工程断面図である。まず、図10(a)に示すように、第1実施形態で説明した方法にて、第1開口部12を形成したSOI基板を用意し、光反射層6を形成した面とは反対の面に露出した酸化シリコン膜10において光反射層6と平面的に重なる箇所に、所望の凹部に対応するパターンを付したマスク29を形成する。
次いで、図10(b)に示すように、マスク29を介してエッチングを施し、ミラー26に平面的に重なる酸化シリコン膜10を除去するとともに、シリコン層をエッチングする。エッチングが進行すると、マスク29のパターンに沿って光反射層6とは反対側の面のシリコン層に複数の凹部27が設けられ、ミラー26が形成される。以上のようにして、ミラー26の光反射層6の形成されていない面へ凹部27を形成したら、第1実施形態で説明した方法にてミラー26の光反射層6とは反対側の面に熱伝導率の高い薄膜28(図9(b)参照)を形成する。以上により、本実施形態のスキャナ25が完成する。
以上のような構成のスキャナ25によれば、ミラー26の裏面にマトリクス状に多数の凹部27が形成されているため、ミラー26の表面積が広がり、ミラー26の放熱効率が更に高まる。
また、凹部27を形成することにより、ミラー26が軽量化できるため、低い電圧で安定したミラー駆動が可能なミラースキャナを提供することが可能となる。その上、本実施形態では、凹部27の形成されない部分26A(厚みの厚い部分)が縦横に形成されるため、その部分が梁の役割を果たし、凹部27の形成によるミラー26の強度低下を防ぐことができる。そのため、信頼性が高く、安定したミラー駆動が可能なスキャナ25が提供できる。
また、本実施形態では、凹部27は駆動軸Lに対して対称に配置されていることとしたため、凹部27を形成したミラー26の慣性モーメントが駆動軸Lを挟んで対称となり、駆動時の不具合をなくすことができる。
また、本実施形態では、支持部材3に薄膜28が形成されないため、支持部材3の弾性率の低下を防ぎ、ミラー26の振れ角の減少を防ぐことが出来る。
なお、本実施形態においては、凹部は、マトリクス状に配列されるように形成されていることとしたが、ハニカム状に配列されるように形成されていることとしても構わない。
図11は、本発明の第4実施形態に係るスキャナの凹部が別形状である場合の説明図である。図11(a)がスキャナ30の平面図、(b)が図11(a)のXIbで結ばれる線での断面図である。図11(a)に示すように、ミラー31に設けられた凹部32は平面視六角形であり、縦横に配列している。ミラー31を構成する基板の、凹部32を形成していない部分は平面視ハニカム状に設けられている。凹部32は、駆動軸Lに対して対称になるように配置されている。
図11(b)に示すように、ミラー31の光反射層6とは反対の面には、ミラー31よりも熱伝導率が良い薄膜33がほぼ全面に形成してある。薄膜33は凹部32の側壁や底部にも形成されている。本実施形態ではAlで薄膜33を形成する。
この構成によれば、凹部32がハニカム状に多数形成されることで、更にミラー31の表面積が広がり、放熱効率が高まる。また、凹部32の形成されない部分(厚みの厚い部分)が縦横に形成されるため、その部分が梁の役割を果たし、凹部32形成によるミラー31の強度低下を防ぐことができる。そのため、信頼性が高く、安定したミラー駆動が可能なスキャナ30が提供できる。
なお、本実施形態でも第1実施形態と同様に、静電容量素子部4にも薄膜33を形成するとなお良い。静電容量素子部4からも放熱が可能になり、更に放熱効率が高まる。
また、本実施形態においては、凹部32を形成した後に熱伝導率の高い薄膜33を形成することとしたが、光反射層6とは反対の面を粗面化処理しても良い。その場合、ミラー31の表面積を更に広げ、放熱効率を高めることができる。
また、本実施形態においては、凹部32を形成した後に熱伝導率の高い薄膜33を形成することとしたが、光反射層6とは反対の面に表面に微細な凹凸が形成された薄膜を付ししても良い。その場合、ミラー31の表面積を更に広げ、放熱効率を高めることができる。
また、本実施形態においては、凹部32を形成した後に熱伝導率の高い薄膜33を形成することとしたが、薄膜33を形成した後に凹部32を形成することとしても構わない。
また、凹部32の形状は本実施形態で示した形状に限定されず、例えば、平面視円形、矩形などであってもかまわない。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
本発明の第1実施形態を示す平面図及び断面図である。 本発明の第1実施形態の製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第1実施形態の製造工程を示す工程断面図である。 静電容量素子部に薄膜を形成する場合の工程断面図である。 本発明の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態の製造工程を示す工程断面図である。 本発明の第4実施形態を示す平面図及び断面図である。 本発明の第4実施形態の製造工程を示す工程断面図である。 第4実施形態の凹部が別の形状である場合を示す平面図である。
符号の説明
1、19、20、22、25、30…スキャナ、 2、21、23、26、31…ミラー、 4…静電容量素子部、6…光反射層、 7…揺動側櫛歯(駆動部)、 8…固定側櫛歯(駆動部)、 9、28、33…薄膜、 24…粗面化薄膜、 27、32…凹部、

Claims (11)

  1. 表面に光反射層が形成されたミラーと、
    前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、
    前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に、前記ミラーよりも熱伝導率の高い薄膜が形成されていることを特徴とするスキャナ。
  2. 表面に光反射層が形成されたミラーと、
    前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、
    前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に、粗面化処理が施されていることを特徴とするスキャナ。
  3. 表面に光反射層が形成されたミラーと、
    前記ミラーを所定の駆動軸の周りに揺動駆動させる駆動部と、を備え、
    前記ミラーの光反射層とは反対側の面に、表面に微細な凹凸が形成された薄膜が形成されていることを特徴とするスキャナ。
  4. 前記ミラーの駆動軸上には、前記ミラーを静電駆動するための静電容量素子部が接続され、
    前記静電容量素子部の、前記光反射層への光の入射側とは反対側の面に、前記静電容量素子部よりも熱伝導率の高い薄膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスキャナ。
  5. 前記ミラーの前記光反射層とは反対側の面に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスキャナ。
  6. 前記薄膜は、アモルファスシリコン膜を熱処理して形成されたポリシリコン膜であることを特徴とする請求項3に記載のスキャナ。
  7. 前記薄膜は、カーボンナノチューブの薄膜であることを特徴とする請求項3に記載のスキャナ。
  8. 前記ミラーを前記駆動軸の周りに揺動可能に支持する支持部材が設けられ、
    前記薄膜は、前記支持部材を除く部分に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項3に記載のスキャナ。
  9. 前記凹部は、マトリクス状に配列されるように形成されていることを特徴とする請求項5に記載のスキャナ。
  10. 前記凹部は、ハニカム状に配列されるように形成されていることを特徴とする請求項5に記載のスキャナ。
  11. 前記凹部は、前記駆動軸に対して対称に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のスキャナ。
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