JP2009030751A - ボルト装置および組付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付作業の工数を削減できながら、確実に隙間を埋めることを可能として、作業性を向上させることのできるボルト装置を提供すること。
【解決手段】外周にボルト側雄ネジ31aが形成されたボルト軸31およびこのボルト軸31よりも大径のボルト頭部33を備えたボルト30と、ボルト軸31の受部32の外周に軸方向に移動可能に装着され、外周にカラー側雄ネジ40bが形成されたカラー40と、カラー40と受部32とを、あらかじめ設定されたトルク未満では両者の軸方向への相対移動を規制し、設定トルク以上で前記規制を解除して軸方向への相対移動を許す接着材50と、を備えていることを特徴とするボルト装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、基体に隙間を介して配置された被組付部品を、隙間を埋めた状態で組み付けることができるボルト装置を用いた組付構造に関する。
従来、車体などの基体に形成された空間に、ユニットなどの被組付体を組み付ける場合には、組付時に被組付体を基体に対して円滑に移動させることができるように、両者の間に隙間が設定される。そこで、被組付部材の組付時に、この隙間を埋める作業を行う必要がある。
このような隙間を埋める作業と組付作業を円滑に行う技術として、組付作業時に、クリアランスを埋めるスペーサが移動するようにした、例えば、特許文献1などに記載された技術が知られている。
この技術は、車体フレームにステアリングメンバを組み付けるのに用いられている。すなわち、車体フレームにあらかじめアジャストナットを組み付けておき、ステアリングメンバの組付時に、ボルトをアジャストナットに締結すると、アジャストナットに組み付けられたスペーサがネジの噛み合いに基づいて相対移動し、車体フレームとステアリングメンバとの間の隙間を埋めるようにしている。
特開2005−90632号公報
しかしながら、上述の従来技術は、アジャストナットをあらかじめ車体側に溶接により固定しておくため、この固定を、車体の塗装工程よりも前に行うことができず、作業タイミングが限られ、作業性に悪影響を与えていた。
すなわち、塗装前にアジャストナットを車体に固定していると、塗装時に、アジャストナットのナットやスペーサに塗装カスが入ったり、熱の影響を受けたりして、所望の締結トルクが得られなくなるおそれがある。
さらに、アジャストナットの取り付けが、被組付部材の組付作業に含まれると、組付作業が煩雑になる。
本発明は、上述の問題点に着目して成されたもので、組付作業の工数を削減できながら、確実に隙間を埋めることを行可能として、作業性を向上させることのできるボルト装置および組付構造を提供することを目的とするものである。
上述の目的達成のため本発明は、ボルトのボルト軸の外周に軸方向に移動可能に装着され、外周に雄ネジが形成されたカラーと、このカラーとボルト軸との間に設けられ、あらかじめ設定されたトルク未満では両者の軸方向への相対移動を規制し、設定トルク以上で前記規制を解除して軸方向への相対移動を許す移動規制部と、を備えていることを特徴とするボルト装置とした。
本発明では、被組付部材を基体に組み付けるのにあたり、ボルト装置を用いて被組付部材と基体とを締結する際に、ボルト軸の回転に伴ってカラーを移動させ、基体と被組付部材との隙間を埋める状態とすることが可能となる。
このように、ボルト装置の締結時に、隙間が埋められるため、従来のように、アジャストナットを溶接などにより固定する作業と比較して、この固定作業が不要となり、組付時の作業工数を削減でき、作業性を向上できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態のボルト装置は、外周に雄ネジ(31a)が形成されたボルト軸(31)およびこのボルト軸(31)よりも大径のボルト頭部(33)を備えたボルト(30)と、前記ボルト軸(31)の外周に軸方向に移動可能に装着され、外周に雄ネジ(40b)が形成されたカラー(40)と、このカラー(40)と前記ボルト軸(31)との間に設けられ、あらかじめ設定されたトルク未満では両者の軸方向への相対移動を規制し、設定トルク以上で前記規制を解除して軸方向への相対移動を許す移動規制部(50)と、を備えていることを特徴とするボルト装置である。
図1〜図5に基づき、この発明の最良の実施の形態の実施例1のボルト装置Aについて説明する。
まず、構成を説明すると、実施例1のボルト装置Aは、図4に示すロールバーユニット(被組付部材)10,10を、車体(基体)20へ組み付けるのに用いられている。
このロールバーユニット10は、作動時に、ロールバー11が自動的に矢印UP方向である車両上方に伸び上がり乗員を保護する装置である。なお、図において、矢印DNが車両下方を、矢印FRが車両前方を、矢印RRが車両後方を、矢印Lが車両左方向を、矢印Rが車両右方向を示している。
そして、図5に示すように、ロールバーユニット10は、略逆U字形状のロールバー11と、このロールバー11を車両上下方向に移動可能に支持する枠体12と、この枠体12とロールバー11との間に介在されて、作動時にロールバー11を車両上方へ移動させる駆動機構13と、を備えている。
また、枠体12の上部には、板状の支持枠板14が車幅方向に延在して設けられ、この支持枠板14の車幅方向両端部に、ユニット側ウエルドナット15が上下に一対固定されている。なお、ユニット側ウエルドナット15は、図1に示すように、支持枠板14に穿設されたユニット側貫通穴16と略同軸に、内周に、このユニット側貫通穴16よりも小径のユニット側雌ネジ15aが形成されている。
ロールバーユニット10は、これらユニット側ウエルドナット15に、実施例1のボルト装置Aを、螺合させて車体20に固定される。
図4は、車体後部を示しており、図示を省略した座席の後方に、車室とその後方とを区画する隔壁21が車幅方向に延在されている。
この隔壁21に、詳細な図示は省略するが、ロールバーユニット10を車両上方から差し込み可能に上端部に開口22を有した収容空間23が左右一対形成されており、各収容空間23の左右に、ロールバーユニット10の枠体12の車幅方向両端部を車両前後方向で挟持可能に上方から視て略凹形状に形成された挟持パネル24が設けられている。なお、挟持パネル24による車両前後方向および車幅方向の挟持幅は、ロールバーユニット10の枠体12の車両前後方向および車幅方向の寸法よりも大きく形成され、組付作業用隙間C(図1参照)が確保されている。
そして、この挟持パネル24に、車体側ウエルドナット25が設けられている。
すなわち、図1に示すように、挟持パネル24を貫通して車体側貫通穴26が形成されており、挟持パネル24の車両後方側である裏面に、車体側ウエルドナット25が溶接により固定されている。この車体側ウエルドナット25の内周には、この車体側貫通穴26よりも小径の車体側雌ネジ25aが形成されている。
なお、前述の組付作業用隙間Cは、車両前後方向では、ロールバーユニット10を挟持パネル24の車体側ウエルドナット25と干渉することなく挿し込めるように設定されている。
次に、この図1により、実施例1のボルト装置Aについて説明する。
実施例1のボルト装置Aは、ボルト30とカラー40とを備えている。
ボルト30は、ボルト軸31と受部32とボルト頭部33とを備えている。
ボルト軸31は、受部32よりも先端側(図において車両後方側)の外周に、ユニット側雌ネジ15aと螺合可能なボルト側雄ネジ31aが形成され、また、先端に先細り形状のロケート部31bが形成されている。
受部32は、ボルト軸31の軸方向中間部に設けられ、先端側の外周に受部側雄ネジ(カラー用雄ネジ)32aが形成されている。なお、この受部側雄ネジ32aは、受部32の軸方向の全長ではなく、先端側の一部のみに、例えば、受部32を2,3周する程度形成されている。
ボルト頭部33は、カラー40および車体側貫通穴26よりも大径に形成されている。
カラー40は、円筒形状に形成され、内周の先端部のみに、受部側雄ネジ32aと螺合可能なカラー側雌ネジ40aが形成され、一方、外周に、車体側ウエルドナット25の車体側雌ネジ25aと螺合可能なカラー側雄ネジ40bが形成されている。
さらに、受部32の受部側雄ネジ32aとカラー40のカラー側雌ネジ40aとが螺合している部分に、接着材(移動規制部)50が充填されている。接着材50の接着力は、受部32とカラー40とが、あらかじめ設定された設定トルクよりも小さなトルクでは、両者32,40の相対移動を規制し、設定トルクを超えるトルクで、両者32,40の相対移動を許可する力のものが用いられている。
次に、実施例1の作用を説明する。
(ロールバーユニット製造工程)
ロールバーユニット10の製造工程は、後述の車両製造ラインで行われる車体工程とは別工程、例えば、車両の製造とは異なる部品メーカーのラインで行われ、この製造工程において、支持枠板14のあらかじめ設定された位置に、ユニット側ウエルドナット15を溶接により固定する。
(ボルト装置製造工程)
ボルト装置製造工程は、上述のロールバーユニット製造工程および後述の車体工程とは別工程、例えば、他の部品メーカーのラインで行われ、この工程において、ボルト30の受部32に、カラー40を螺合させる。このとき、受部側雄ネジ32aとカラー側雌ネジ40aとの螺合を、カラー側雌ネジ40aが途切れる位置までねじ込むことで、カラー40がボルト30に対して図1に示す位置に位置決めされる。
その後、受部側雄ネジ32aとカラー側雌ネジ40aとの螺合部分に接着材50を塗布して、受部32とカラー40とを、設定された接着力で接着させる。
(車体工程)
車両の製造ラインにおいて車体20の組付を行う車体工程において、挟持パネル24に車体側ウエルドナット25を溶接し、また、この挟持パネル24を車体20に固定する。なお、車体20には、従来のアジャストナットを設置しないため、この車体工程の後に塗装を実施することができる。
(ロールバーユニット組付工程)
ロールバーユニット10の車体20への組付時には、ロールバーユニット10の車幅方向両端部を、挟持パネル24で挟持するようにして、車体20の隔壁21に形成された収容空間23に上部の開口22から挿し入れる。
この際、挟持パネル24とロールバーユニット10との間に、組付作業用隙間Cが設定されているため、ロールバーユニット10の挿込作業を、円滑に行うことができる。
次に、収容空間23に差し込んだロールバーユニット10の固定は、隔壁21の車両前方から、各貫通穴26に実施例1のボルト装置Aを差し込み、ボルト軸31のボルト側雄ネジ31aをユニット側ウエルドナット15に締結することで行うもので、以下に、その手順を説明する。
この締結時には、まず、ボルト軸31を、車体側貫通穴26に差し込み、さらに、カラー40の外周のカラー側雄ネジ40bを車体側ウエルドナット25の車体側雌ネジ25aに螺合させる。この状態で、さらにボルト30を回転させると、ボルト軸31の受部32とカラー40とが、接着材50で接着されているため、カラー40がボルト30と一体的に回転し、カラー40が、図1に示すように、車体側ウエルドナット25を車体後方へ移動する。
また、ボルト軸31の先端のロケート部31bが、ユニット側貫通穴16に挿し込まれる。
この図1に示す状態から、さらに、ボルト30を回転させると、ボルト軸31がユニット側貫通穴16を軸方向に進み、その後、図2に示すように、カラー40の先端がロールバーユニット10の支持枠板14に突き当たり、ロールバーユニット10と車体20との間に設定されていた組付作業用隙間Cが埋められた状態となる。
この突き当たりによりカラー40の軸方向(車両後方)への移動が規制される。また、このカラー40の突き当たりと同時、あるいは、その直前に、ボルト軸31のボルト側雄ネジ31aとユニット側ウエルドナット15のユニット側雌ネジ15aとの螺合が開始される。
この状態からさらにボルト30を回転させると、軸方向の移動が規制されたカラー40と、回転されるボルト軸31との間で生じるトルクが大きくなり、このトルクが、接着材50に接着力を上回ると、カラー40とボルト軸31とが相対回転し、ボルト30のみが車体20およびロールバーユニット10に対して軸方向に移動する。
この図2に示す状態からさらにボルト30を回転させると、図3に示すように、ボルト頭部33が挟持パネル24に当接され、これにより、ロールバーユニット10が、車体20の側に引っ張られて車体20に強固に固定された締結状態となり、締結作業を終了する。
以上説明したように、実施例1のボルト装置Aでは、ボルト30に、組付作業用隙間Cを埋めるカラー40を装着し、ロールバーユニット10や車体20にあらかじめ固定する各ウエルドナット15,25には、これらと相対移動する部材を装着しない構造とした。
このため、実施例1で説明したように、車体側ウエルドナット25の車体20への固定を、塗装工程よりも前に実施する車体工程で行うことができ、作業性に優れる。
同様に、ロールバーユニット10へのユニット側ウエルドナット15の固定は、車体工程とは別工程で実施するため、車体組立とは異なる場所(例えば、部品会社)で実施可能となり、この点でも、作業性に優れる。
しかも、ボルト装置Aの製造も、車体工程やロールバーユニット組付工程とは別工程で実施可能であるため、車体組立とは異なる場所(例えば、部品会社)で実施可能となり、この点でも、作業性に優れる。
加えて、ロールバーユニット10の車体20への組付の際には、車体20に対してロールバーユニット10の位置決めを行った後、ボルト装置Aによる締結作業を実施するだけであるので、この点でも作業性に優れる。
また、ボルト30の受部32とカラー40との相対移動を規制する移動規制部として、受部32とカラー40とを接着する接着材50を用いたため、この移動規制作業が接着材50を塗布するだけでよく、カラー40をボルト30に所定の締結力で締結する手段などと比較して、部品点数を抑えることができるとともに、作業性に優れる。
さらに、ボルト軸31に、このボルト軸31よりも大径の受部32を一体に形成し、この受部32にカラー40を装着させるようにしたため、ボルト軸31のボルト側雄ネジ31aなどにカラーを螺合させるのと比較すると、螺合させる長さが短くて済み、作業性に優れる。
しかも、カラー側雌ネジ40aは、カラー40をボルト30に対して位置決めできる長さに形成したため、カラー40の全長に亘って形成された雌ネジに螺合させる場合と比較して、治具などを用いることなく位置決めが可能であり、作業性に優れる。
加えて、組付作業用隙間C、カラー40の全長、ボルト軸31の長さおよびカラー40との位置との関係が、カラー40がロールバーユニット10に突き当たったのと同時あるいはその直前に、ボルト軸31のボルト側雄ネジ31aが、ユニット側ウエルドナット15のユニット側雌ネジ15aと螺合が開始されるように設定したため、ボルト30とユニット側ウエルドナット15との締結作業が短くて済み、作業性に優れる。なお、締結前のカラー40の位置とボルト頭部33との間隔を、実施例1よりも短くすることで、この締結作業を少なくして、さらに、作業性を向上できる。
また、ボルト軸31の先端に、先細りのロケート部31bを形成したため、カラー40と車体側ウエルドナット25との螺合作業時に、この螺合箇所を支持点として、ボルト軸31の先端に外径方向のブレが生じても、この先端を確実にユニット側貫通穴16に挿し込むことができるとともに、ユニット側ウエルドナット15に挿し込むことができ、ボルト軸31の先端がロールバーユニット10の支持枠板14などに突き当たり軸方向に移動できなくなる不具合の発生を抑えることができ、作業性に優れる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および各実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、本発明のボルト装置を、自動車のロールバーユニット10の固定に用いた例を示したが、これに限定されず、自動車のステアリングメンバや空調ユニットなど他の被組付部品の組付に用いてもよい。
また、実施例1では、カラー40のボルト30への取り付けは、ボルト軸31に形成した受部32に装着した例を示したが、受部32を形成することなく、ボルト軸31の外周に直接螺合させてもよい。
また、実施例1では、移動制限部として、接着材50を用いた例を示したが、これに限定されず、例えば、ナイロン樹脂などの樹脂により、ボルト軸31あるいは受部32とカラー40とを連結し、設定トルク以上の入力時に、この連結が切れるものや、あるいは、突起やバネ片などを用いてカラー40とボルト軸31との間で、回転方向に係合させ、設定トルク以上の入力でこの係合が外れるようにしてもよい。
また、実施例1では、ボルト軸31にカラー40を装着させるのにあたり、受部側雄ネジ32aとカラー側雌ネジ40aとを螺合させた例を示したが、これに限定されない。すなわち、このような螺合を用いることなく、単に円筒面の受部に軸方向にスライド可能に装着したり、一方にスライド溝を形成し、もう一方にこれに周方向に係合するスライダを設けたりしてもよい。あるいは、螺合させる場合でも、実施例1のように、受部32の先端側の一部を螺合させるのに限定されず、受部32の全長に受部側雄ネジ32aを形成してもよい。
あるいは、これとは逆に、カラー側雌ネジ40aも、受部側雄ネジ32aと同様に、カラー40の一部、例えば、カラー40を2,3周する程度の長さのみ形成してもよい。この場合、受部32の所定位置にカラー40を配置させる際に、カラー40を回転させる量が少なくて済み、この作業が容易になる。
実施例1では、自動車への適用例を示したが、基体に隙間を有して部品を締結するものであれば、産業機器や電気機器などに適用できる。
本発明の実施の形態の実施例1のボルト装置Aを適用したロールバーユニット10の組付構造を示す断面図であり、締結途中の状態を示している。 図1と同様の断面図であり、図1の状態からさらにボルト30を回転させてカラー40が支持枠板14に突き当たった状態を示している。 図1と同様の断面図であり、ボルト30を締結した組付終了状態を示している。 実施例1のボルト装置Aを適用した車体20の車体後部を示す斜視図である。 実施例1のボルト装置Aにより車体20に締結するロールバーユニット10を示す斜視図である。
符号の説明
10 ロールバーユニット(被組付部材)
15 ユニット側ウエルドナット(第2ナット)
15a ユニット側雌ネジ
16 ユニット側貫通穴
20 車体(基体)
25 車体側ウエルドナット(第1ナット)
25a 車体側雌ネジ
26 車体側貫通穴
30 ボルト
31 ボルト軸
31a ボルト側雄ネジ
31b ロケート部
32 受部
32a 受部側雄ネジ(カラー用雄ネジ)
33 ボルト頭部
40 カラー
40a カラー側雌ネジ
40b カラー側雄ネジ
50 接着材(移動規制部)
A ボルト装置
C 組付作業用隙間

Claims (7)

  1. 外周に雄ネジが形成されたボルト軸およびこのボルト軸よりも大径のボルト頭部を備えたボルトと、
    前記ボルト軸の外周に軸方向に移動可能に装着され、外周に雄ネジが形成されたカラーと、
    このカラーと前記ボルト軸との間に設けられ、あらかじめ設定されたトルク未満では両者の軸方向への相対移動を規制し、設定トルク以上で前記規制を解除して軸方向への相対移動を許す移動規制部と、
    を備えていることを特徴とするボルト装置。
  2. 前記ボルト軸の中間部に、このボルト軸の一般部よりも大径の受部が形成され、
    この受部の外周に、前記カラーの内周が軸方向へ移動可能に装着されていることを特徴とする請求項1に記載のボルト装置。
  3. 前記カラーの内周に形成されたカラー側雌ネジを、前記ボルト軸側に形成されたカラー用雄ネジに螺合して、前記カラーがボルト軸に装着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のボルト装置。
  4. 前記移動規制部が、前記カラーとボルト軸とを接着する接着材であることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載のボルト装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のボルト装置を用いて、基体への組み付け対象である被組付部材を、基体との間に隙間を有した状態で組み付けた組付構造であって、
    前記基体と被組付部材との一方である第1部材に、前記カラーよりも大径の貫通穴が形成されているとともに、この貫通穴と同軸に、前記カラー側雄ネジと螺合可能な第1ナットが固定され、
    前記基体と被組付部材とのもう一方である第2部材に、前記ボルト軸の雄ネジと螺合可能な第2ナットが固定され、
    前記ボルト軸が、前記貫通穴および第1ナットを貫通して前記第2ナットに螺合され、
    前記カラーが、前記隙間を埋めた状態で第1ナットに螺合されていることを特徴とする組付構造。
  6. 前記基体が、車両の車体であることを特徴とする請求項5に記載の組付構造。
  7. 前記カラーとボルト軸と隙間との関係が、
    前記カラーが、前記隙間を埋めたときに、前記ボルト軸の先端が、前記第2ナットへの螺合が開始される関係に形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の組付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018145619A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 エヌパット株式会社 拡張アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法

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