JP2009029260A - 配管シール部材 - Google Patents

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Takahiro Yoshida
隆弘 吉田
Takayuki Shimauchi
孝行 嶋内
Katsuji Kuwata
勝治 桑田
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    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
    • B60H2001/00635Air-tight sealing devices

Abstract

【課題】非平行な配管の場合に、組み付けが容易かつ、ダッシュパネルに押し当てた際に確実にシールすることができる配管シール部材を提供する。
【解決手段】第1配管(1)と第1配管(1)と非平行な第2配管(2)とを通すためのダッシュパネル貫通孔(7)と、両配管(1,2)の外周とをシールするための配管シール部材であって、第1パッキン(20)と、第2パッキン(30)とを含み、第1パッキン(20)には、第1配管用シール孔部(21)と、第2配管(2)を挿通可能とする第2配管用挿通部(22)とが形成される一方、第2パッキン(30)には、第2配管用シール孔部(31)と、第1配管(1)を挿通可能とする第1配管用挿通部(32)とが形成され、両挿通部(22,32)は、両配管(1,2)の外周とダッシュパネル(6)とのシール時に、ダッシュパネル(6)に直交する方向に重ならない位置関係となるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネルの貫通孔に配管が挿入される際の配管シール構造に用いて好適な配管シール部材に関する。
従来より、非特許文献1に記載されるように、例えば、2本の配管を有する空調装置の車両搭載時に、配管周りのシール性を確保するために、ウレタンで構成されるパッキン材(配管シール部材)を介在させることが行われている。
このパッキン材には、2本の配管が挿入されるための2つの貫通孔が、2本の配管と同じピッチで形成されている。
MAZDA ATENZA 整備書 2002−4 WM373 p.U−14,p.U−19
しかし、こうしたパッキン材では、2本の配管が平行である場合には組み付けおよびシールが可能であるが、2本の配管が平行ではない(非平行の)場合には、2つの貫通孔のピッチが確定できず、組み付けが困難になるという問題があった。
例えば、空調装置が配設される側を基端とし、配管の延設方向側を先端とした場合に、基端におけるピッチが先端におけるピッチより小さくなるように配管されている場合を考える。このとき、パッキン材の貫通孔のピッチを配管基端のピッチに一致するように形成すると、組み付け時に、配管の先端を通過させようとする際に、パッキン材を無理に引っ張るという作業が必要となり、最悪の場合、パッキン材が破れてしまう。
また、パッキン材の貫通孔のピッチを配管先端のピッチに一致するように形成すると、組み付け後にシール不良が生じてしまう。
本発明は、上記問題に鑑み、非平行な配管の場合に、組み付けが容易かつ、ダッシュパネルに押し当てた際に確実にシールすることができる配管シール部材を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、車両のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネル(6)に貫通形成されて、車室内側から延設される第1配管(1)と第1配管(1)と非平行な第2配管(2)とを通すためのダッシュパネル貫通孔(7)と、両配管(1,2)の外周とをシールするための配管シール部材であって、共に弾性を有し、両配管(1,2)の先端側から組み付けられるとともに、ダッシュパネル(6)により車室内側へ付勢される、第1パッキン(20)と、第2パッキン(30)とを含んで構成され、第1パッキン(20)には、第1配管(1)が挿入されて第1配管(1)の外周をシールするための第1配管用シール孔部(21)と、第2配管(2)を挿通可能とする第2配管用挿通部(22)とが形成される一方、第2パッキン(30)には、第2配管(2)が挿入されて第2配管(2)の外周をシールするための第2配管用シール孔部(31)と、第1配管(1)を挿通可能とする第1配管用挿通部(32)とが形成されており、第1配管用挿通部(32)と第2配管用挿通部(22)とは、両配管(1,2)の外周とダッシュパネル(6)とのシール時に、ダッシュパネル(6)に直交する方向に重ならない位置関係となるように形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、まず、第1パッキン(20)を組み付ける際には、第2配管用挿通部(22)によって第2配管(2)が円滑に挿通される。このため、第1パッキン(20)を無理に引っ張ったりすることなく容易に組み付けできる。同様に、第2パッキン(30)を組み付ける際には第1配管用挿通部(32)の作用により容易に組み付けできる。
また、第1配管(1)の外周は第1配管用シール孔部(21)によりシールされ、第2配管(2)の外周は第2配管用シール孔部(31)によりシールされる。さらに、第1パッキン(20)と第2パッキン(30)との間において、両挿通部(22,32)が重ならないため、挿通部(22,32)を介してシール漏れが生じることを回避することができる。
したがって、本構成によれば、組み付けが容易であるとともにシール機能が確保された配管シール部材として構成できる。
請求項2に記載の発明では、第1配管用挿通部(32)および第2配管用挿通部(22)の少なくとも一方は、パッキン(20,30)に貫通形成された貫通孔(22,32)であることを特徴とする。
本構成によれば、プレス加工等によって貫通孔(22,32)としての挿通部を容易に形成することができ、パッキン(20,30)の製造が容易である。
請求項3に記載の発明では、第1配管用挿通部(34)および第2配管用挿通部(24)の少なくとも一方は、パッキン(20A,30A)に貫通形成されたスリット(24,34)であることを特徴とする。
本構成によれば、スリット(24,34)に形成された挿通部(24,34)が、挿入される配管(1,2)によって押し広げられるため、配管(1,2)の円滑な挿通が可能となる。このように、スリット(24,34)によって、組み付けが容易な構成を好適に実施することができる。
請求項4に記載の発明では、第1配管用シール孔部(21)の直径は第1配管(1)の外径(D)より小さく、第2配管用シール孔部(31)の直径は第2配管(2)の外径(D)より小さく設定されていることを特徴とする。
本構成によれば、弾性を有するパッキン(20,30)を配管(1,2)へ組み付ける際に、圧入操作が必要となる。これにより、配管(1,2)の外周とパッキン(20,30)とのシール性(止水性)を確保することができる。
請求項5に記載の発明では、第1配管(1)および第2配管(2)のうち一方の配管は、ヒータコア(3)においてエンジン冷却水を流入させるための配管であって、他方の配管は、ヒータコア(3)においてエンジン冷却水を流出させるための配管であることを特徴とする。
本構成によれば、ヒータコアにおけるエンジン冷却水の流入配管および流出配管に対して、配管シール部材を容易に組み付けることができるとともに、シール機能を確保することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明を適用した一実施形態である配管シール部材10を示す図であり、(a)は、配管シール部材10を構成する第2パッキン30を示す正面図であり、(b)は、配管シール部材10を構成する第1パッキン20を示す正面図であり、(c)は、ダッシュパネル6(図2参照)によるシール前の状態における配管シール部材10の組付態様を示す概略側断面図である。
図1(c)に示すように、本実施形態の配管シール部材10は、非平行で同径(直径D)の2本の配管(第1配管1、第2配管2)に対して組み付けられるものである。第1配管1および第2配管2は、空調ユニット3の内部(例えばヒータコア)から突出しており、空調ユニット3に設けられたポリプロピレン等で形成されるパッキン受面4を貫通して延設されている。第1配管1は、例えば、ヒータコアにおけるエンジン冷却水の流入配管であって、第2配管2は、ヒータコアにおけるエンジン冷却水の流出配管である。
本実施形態において下側に位置する第1配管1は、パッキン受面4に対して直角に設けられている。第1配管1の上側に位置する第2配管2はパッキン受面4に対して傾斜して設けられており、第1配管1と第2配管2のなす角度θは約20度程度となっている。また、2本の配管1,2の基端側ピッチP1(パッキン受面4側のピッチ)は、先端側ピッチP2(延設方向側のピッチ)よりも小さくなっている。
配管シール部材10は、第1パッキン20と第2パッキン30とで構成されている。これらのパッキン20,30は、弾性材、例えば、ウレタン等の発泡材で形成された、矩形板状成形物である。
第1パッキン20は、第1配管1の外周とダッシュパネル6の貫通孔7(いずれも図2参照、詳細後述)とをシールするものである。図1(b)に示すように、第1配管1に対応する位置(第1配管1の中心軸線L上に中心を有する位置)には、第1配管用シール孔部21が貫通形成されている。第1配管用シール孔部21の直径は、第1配管1の外径Dより僅かに小さく設定されている。
また、第1配管用シール孔部21の上側であって同一中心軸線Q上には、第2配管用挿通孔部22(第2配管用挿通部、貫通孔)が貫通形成されている。第2配管用挿通孔部22の直径D2は、第2配管2の基端側下端部2aから先端側上端部2bまでの上下方向長さと一致している。
また、第1配管用シール孔部21の下端から第2配管用挿通孔部22の上端までの長さは、先端側における第1配管1の下端部1aから第2配管2の上端部2bまでの長さ(軸線Oから軸線Nまでの長さ)と一致している。
第2パッキン30は、第2配管2の外周とダッシュパネル6の貫通孔7(図3参照、詳細後述)とをシールするものである。図1(a)に示すように、第2配管2に対応する位置(第2配管2の中心軸線M(第2パッキン組付位置における中心C2を通る線)上に中心を有する位置)には、第2配管用シール孔部31が貫通形成されている。第2配管用シール孔部31の直径は、第2配管2の外径Dより僅かに小さく設定されている。
また、第2配管用シール孔部31の下側であって同一中心軸線R上には、第1配管用挿通孔部32(第1配管用挿通部、貫通孔)が貫通形成されている。第1配管用挿通孔部32の直径D3は、第1配管1の直径Dと、第2配管2における先端側中心C1と第2パッキン組付位置における中心C2(軸線Mを通る。)との高さ方向差分Hとを足し合わせた大きさに設定されている(D3=D+H)。
また、第1配管用挿通孔部32の下端から第2配管用シール孔部31の上端までの長さは、先端側における第1配管1の下端部1aから第2配管2の上端部2bまでの長さ(軸線Oから軸線Nまでの長さ)と一致している。
次に、上記構成における配管シール部材10(第1パッキン20、第2パッキン30)の組み付け方法、およびその態様について説明する。ここで、図2は、ダッシュパネル6によるシール後の状態における配管シール部材10の組付態様を示す概略側断面図である。
まず、第1パッキン20を、第1配管用シール孔部21を第1配管1の先端部に合わせ、第1配管1を圧入して第1配管1の外周面上を摺動させていく。そして、第1パッキン20がパッキン受面4と接する位置まで嵌め込む。このとき、第2配管用挿通孔部22が十分な大きさ(第2配管2の基端側下端部2aから先端側上端部2bまでの上下方向長さと同一の大きさ)に形成されているため、第2配管2は、第2配管用挿通孔部22内を円滑に挿通される。
次に、第2パッキン30を、第2配管用シール孔部31を第2配管2の先端部に合わせ、第2配管2を圧入して第2配管2の外周面上を摺動させていく。そして、第2パッキン30が第1パッキン20と接する位置まで嵌め込む。このとき、第1配管用挿通孔部32が十分な大きさ(D3=D+H)に形成されているため、第1配管1は、第1配管用挿通孔部32内を円滑に挿通される。
また、このとき、第2パッキン30は弾性材でなるため、第2配管用シール孔部31の外周部分の肉が、第2配管2の外周部に適度になじんで密着する。
第1パッキン20と第2パッキン30とが組み付けられた状態で、空調ユニット3は車両に取り付けられる。図1(c)および図2において、紙面左側がエンジンルーム側であり、右側が車室内側を示す。エンジンルームと車室内とは、仕切り壁としてのダッシュパネル6(図2参照)で仕切られている。
ダッシュパネル6には、両配管1,2を通すためのダッシュパネル貫通孔7(図2参照)が設けられている。この貫通孔7に両配管1,2を室内側から通すようにして、空調ユニット3を室内側に配設する。この状態から、さらに、空調ユニット3をダッシュパネル6(エンジンルーム側)に押し付けると、図2に示すように、パッキン20,30は、ダッシュパネル6と空調ユニット3のパッキン受面4との間で圧縮される。
そして、組付後は、第1配管用シール孔部21は第1配管1の直径Dより僅かに小さく形成されているため、第1配管1の外周がシールされ、エンジンルーム側の雨水等が配管外周面から室内側へ浸入することを防止することができる。同様に、第2配管用シール孔部31は第2配管2の直径Dより僅かに小さく形成されているため、第2配管2の外周がシールされる。
また、図1(c)、図2に示すように、各パッキン20,30に形成される挿通孔部22,32は、ダッシュパネル6に直交する方向(図2における左右方向)に重ならないようになっている。すなわち、組付時に、この挿通孔部22,32が重なっていると、重なり部分においてエンジンルームから室内側へ雨水等が浸入してシール性(止水性)が不十分となる虞があるが、本実施形態では、挿通孔部22,32同士における重なりがなく、言い換えれば、各パッキン20,30の肉部同士が重なり合っているため、シール性が損なわれることがない。
以上のように、本実施形態によれば、非平行な2本の配管1,2に対して、2つの各パッキン20,30で構成される配管シール部材10を容易に組み付けできるとともに、配管シール部材10(パッキン20,30)をダッシュパネル6に押し当てた際に確実にシールすることができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態の配管シール部材10を示す図であり、(a)は、配管シール部材10を構成する第2パッキン30Aを示す正面図であり、(b)は、配管シール部材10を構成する第1パッキン20Aを示す正面図であり、(c)は、ダッシュパネル6によるシール前の状態における配管シール部材10の組付態様を示す概略側断面図である。
なお、本実施形態では、第1実施形態と共通する構成部材には第1実施形態と同様の符号を付しており、以下、第1実施形態との相違部分に着目して説明することとする。
本実施形態では、第1実施形態における挿通孔部22,32の形態が、配管1,2と同径(直径D)の貫通孔23,33とスリット24,34とによって構成されている点が上記第1実施形態と異なる。以下、詳細に説明する。
図3(b)に示すように、第1パッキン20Aには、第1配管用シール孔部21の上側であって同一中心軸線Q上に、第2配管用挿通部としての貫通孔23およびスリット24が形成されている。貫通孔23の直径は第1配管1の直径Dと同じ大きさである。スリット24は、貫通孔23から連続して形成されており、軸線Qに一致するように上方へ延設されている。
また、貫通孔23の下端からスリット24の先端までの長さは、第2配管2の基端側下端部2aから先端側上端部2bまでの上下方向長さと一致している。
さらに、第1配管用シール孔部21の下端からスリット24の上端までの長さは、先端側における第1配管1の下端部1aから第2配管2の上端部2bまでの長さ(軸線Oから軸線Nまでの長さ)と一致している。
一方、図3(a)に示すように、第2パッキン30Aには、第2配管用シール孔部31の下側であって同一中心軸線R上に、第1配管用挿通部としての貫通孔33およびスリット34が形成されている。貫通孔33の直径は第2配管2の直径Dと同じ大きさである。スリット34は、貫通孔33から連続して形成されており、軸線Rに一致するように下方へ延設されている。
また、貫通孔33の上端からスリット34の下端までの長さは、第1配管1の直径Dと、第2配管2における先端側中心C1と第2パッキン組付位置における中心C2(軸線Mを通る。)との高さ方向差分Hとを足し合わせた長さに設定されている。
また、スリット34の下端から第2配管用シール孔部31の上端までの長さは、先端側における第1配管1の下端部1aから第2配管2の上端部2bまでの長さ(軸線Oから軸線Nまでの長さ)と一致している。
上記のように構成される本実施形態によれば、挿通部としての貫通孔23,33およびスリット24,34の構成によって、上記第1実施形態における挿通孔部22,32と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、各パッキン20A,30Aを配管1,2に対して組み付ける際には、スリット24,34が押し広げられて一方の配管の挿通が可能とされるため、各パッキン20A,30Aを上下方向に無理に引っ張ったりすることなく円滑に組み付けることができる。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態において、挿通孔部22,32の形状は正円として構成したが、配管1,2の配列方向(図1、図2における上下方向)に長い楕円や小判型等の長孔形状、長方形形状等その他の形状により構成してもよい。
上記第1実施形態において、第2パッキン30に形成される第1配管用挿通孔部32の直径D3(第2実施形態においては、貫通孔33の上端からスリット34の下端までの長さ)は、D3=D+Hとしたが、D3>D+Hとしてもよい。すなわち、D3≧D+Hであれば、第2パッキン30を円滑に組み付けることができるため、この範囲で、かつ、両挿通孔部22,32がパッキン受面4と直交する方向に重ならない範囲内において、適宜設計変更が可能である。
また、第1パッキン20に形成される第2配管用挿通孔部22の直径D2(第2実施形態においては、貫通孔23の下端からスリット24の上端までの長さ)についても同様であり、上記実施形態では、第2配管2の基端側下端部2aから先端側上端部2bまでの上下方向長さと同一としたが、ゆとりを持たせてこの長さより大きく設定してもよい。この場合、さらに、組み付けが容易となる。
上記第2実施形態では、貫通孔23,33とスリット24,34との組み合わせによる形態としたが、貫通孔23,33の部分もスリットとして構成してもよい。この場合であっても同様の作用効果を奏することができる。また、この場合、各パッキン20A,30Aの製造が容易である。
さらに、挿通部(22,23,24,32,33,34)の形態は、第1パッキン20,20Aと第2パッキン30,30Aとで同一でなくても良い。例えば、第1パッキン20では挿通孔部22、第2パッキン30ではスリット34といったように構成してもよい。
また、第1パッキン20,20Aと第2パッキン30,30Aは、その板厚や外形、材質においても必ずしも同一である必要はない。
上記各実施形態では、非平行な2本の配管1,2のうち、一方(第1配管1)はパッキン受面4に対して直角に突出する配管として説明したが、この形態に限らず、パッキン受面4に対して共に斜めに突出する2本の配管に適用してもよい。
上記各実施形態では、空調ユニット3をヒータコアとして説明したが、ダッシュパネル6の車室内側に配設されて、2本の非平行な配管をダッシュパネル貫通孔7に通す形態のものであれば、その他、蒸発器等の配管に対して本発明を適用してもよい。
本発明を適用した一実施形態である配管シール部材を示す図であり、(a)は、第2パッキンを示す正面図であり、(b)は、第1パッキンを示す正面図であり、(c)は、ダッシュパネルによるシール前の状態における配管シール部材の組付態様を示す概略側断面図である。 ダッシュパネルによるシール後の状態における配管シール部材の組付態様を示す概略側断面図である。 第2実施形態の配管シール部材を示す図であり、(a)は、第2パッキンを示す正面図であり、(b)は、第1パッキンを示す正面図であり、(c)は、ダッシュパネルによるシール前の状態における配管シール部材の組付態様を示す概略側断面図である。
符号の説明
1 第1配管
2 第2配管
3 空調ユニット
6 ダッシュパネル
7 ダッシュパネル貫通孔
10 配管シール部材
20,20A 第1パッキン
21 第1配管用シール孔部
22 第2配管用挿通孔部(第2配管用挿通部、貫通孔)
23 貫通孔(第2配管用挿通部)
24 スリット(第2配管用挿通部)
30,30A 第2パッキン
31 第2配管用シール孔部
32 第1配管用挿通孔部(第1配管用挿通部、貫通孔)
33 貫通孔(第1配管用挿通部)
34 スリット(第1配管用挿通部)

Claims (5)

  1. 車両のエンジンルームと車室内とを仕切るダッシュパネル(6)に貫通形成されて、前記車室内側から延設される第1配管(1)と当該第1配管(1)と非平行な第2配管(2)とを通すためのダッシュパネル貫通孔(7)と、
    前記両配管(1,2)の外周と
    をシールするための配管シール部材であって、
    共に弾性を有し、前記両配管(1,2)の先端側から組み付けられるとともに、前記ダッシュパネル(6)により前記車室内側へ付勢される、第1パッキン(20)と、第2パッキン(30)とを含んで構成され、
    前記第1パッキン(20)には、前記第1配管(1)が挿入されて当該第1配管(1)の外周をシールするための第1配管用シール孔部(21)と、前記第2配管(2)を挿通可能とする第2配管用挿通部(22)とが形成される一方、
    前記第2パッキン(30)には、前記第2配管(2)が挿入されて当該第2配管(2)の外周をシールするための第2配管用シール孔部(31)と、前記第1配管(1)を挿通可能とする第1配管用挿通部(32)とが形成されており、
    前記第1配管用挿通部(32)と第2配管用挿通部(22)とは、前記両配管(1,2)の外周と前記ダッシュパネル(6)とのシール時に、前記ダッシュパネル(6)に直交する方向に重ならない位置関係となるように形成されていることを特徴とする配管シール部材。
  2. 前記第1配管用挿通部(32)および第2配管用挿通部(22)の少なくとも一方は、前記パッキン(20,30)に貫通形成された貫通孔(22,32)であることを特徴とする請求項1に記載の配管シール部材。
  3. 前記第1配管用挿通部(34)および第2配管用挿通部(24)の少なくとも一方は、前記パッキン(20A,30A)に貫通形成されたスリット(24,34)であることを特徴とする請求項1に記載の配管シール部材。
  4. 前記第1配管用シール孔部(21)の直径は前記第1配管(1)の外径(D)より小さく、前記第2配管用シール孔部(31)の直径は前記第2配管(2)の外径(D)より小さく設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配管シール部材。
  5. 前記第1配管(1)および第2配管(2)のうち一方の配管は、ヒータコア(3)においてエンジン冷却水を流入させるための配管であって、他方の配管は、前記ヒータコア(3)において前記エンジン冷却水を流出させるための配管であることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配管シール部材。
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