JP2009029209A - タイヤ監視装置及びタイヤ不具合検出装置 - Google Patents

タイヤ監視装置及びタイヤ不具合検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易・コンパクトな構成で、かつ運用時に特別な手間や作業を要せずして、電波送信元となる個々のタイヤの装着車輪位置を適確に識別すること。
【解決手段】このTPMSは、自動車10に装着される各タイヤ12FL,12FR,12RL,12RRに備わっている送信側のセンサ・モジュール14A,14B,14C,14Dと、自動車10に搭載される受信側の主装置16とを有している。主装置16は、2つ一組の受信アンテナ18,20と、受信機22と、表示器24とで構成されている。両アンテナ18,20は、各センサ・モジュール14A〜14Dより送信される電波を相互間である位相差をもって受信するように配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の車輪に装着されるタイヤの状態を無線で監視するタイヤ監視装置及びタイヤ不具合検出装置に係り、特に電波送信元となる個々のタイヤの装着位置を識別する機能を改善する技術に関する。
最近、自動車の安全性・快適性をタイヤに関して保証するためのカーエレクトロニクス技術として、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)の実用化が注目されている。TPMSは、大別して、個々のタイヤについて空気圧を直接測定する直接測定方式と、2つの車輪の回転速度差から空気圧不足を検出する間接測定方式とに分類される。
図9〜図11に、従来の代表的な直接測定方式のTPMSを示す。
図9のTPMSは、自動車100に装着される各タイヤ102FL,102FR,102RL,102RRに近接する場所たとえばホイールハウスに、感度の比較的低い受信アンテナ104A,104B,104C,104Dを個別に設置する。各受信アンテナ104A〜104Dは、それぞれ個別の給電線を介して受信機106に接続される。各タイヤ102FL,102FR,102RL,102RRには、当該タイヤの空気圧、温度等を検知する各種センサおよびセンサ測定結果のデータを一定周波数(たとえば315MHz)の電波に乗せて送信する送信機等を有するセンサ・モジュール108A,108B,108C,108Dが備わっている。受信機106は、受信アンテナ104A〜104Dのいずれか1つからの電波入力を選択することによって、当該受信アンテナ104と対応または近接するセンサ・モジュール108を選択し、当該センサ・モジュール108から無線のRF信号で送られてくるタイヤ状態情報(空気圧測定値、温度測定値等)を取り込んで復調し、測定値が許容範囲から外れたときは、当該タイヤ102に異常または不具合が生じていると判定し、車室内の表示器110を通じて警報を出す仕組みになっている。
図10のTPMSは、各タイヤ102FL,102FR,102RL,102RRの近辺に起動用アンテナ110A,110B,110C,110Dを個別に設置し、受信アンテナ104を1個で済ますようにしている。各起動用アンテナ110A〜110Dおよび受信アンテナ104は、それぞれ個別の給電線を介して受信機106に接続される。受信機106は、各タイヤ102FL〜102RRの状態を監視するために、選択したタイヤ102に近接する起動用アンテナ110を作動させて、低周波数(たとえば125kHz)の起動信号または要求信号を電磁誘導方式で当該タイヤ102のセンサ・モジュール108に与え、この要求信号に応じて当該センサ・モジュール108から無線(RF信号)で送信されてくるタイヤ状態情報を取り込むようになっている。
図11のTPMSは、各タイヤ102FL,102FR,102RL,102RRの近辺に如何なるアンテナも設置することなく、受信アンテナ104を1個で済ますようにしている。ただし、この方式は、各タイヤ102のセンサ・モジュール108からタイヤ状態情報と一緒に送信されるID情報を当該タイヤ102の装着位置と関連づけて受信機106に設定登録しておく。受信機106は、受信アンテナ104で受信した電波を復調してIDを読み取ることで、設定登録情報を基にこの電波の送信元であるタイヤ102の装着ホイール位置を判別できるようになっている。
上記したような直接測定方式による従来のTPMSには、電波送信元となる個々のタイヤの装着位置を識別する機能に関して、構成上または使用上の問題点がある。すなわち、図9および図10のTPMSは、各タイヤ102FL,102FR,102RL,102RR毎にその近傍に受信アンテナ104A,104B,104C,104Dもしくは起動用アンテナ110A,110B,110C,110Dを個別に設置するので、部品点数が多く、装置全体の構成が煩雑であり、装置コストも高くついている。図11のTPMSは、部品点数が少なくてシンプルな構成ではあるが、各ホイールのタイヤを交換する度毎に、新規装着のタイヤについてその装着ホイール位置をID情報と対応づけて受信機106に設定登録しなければならず、この運用上の手間がネックになっている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解消するものであり、構成が簡易・コンパクトで、かつ運用時に特別な手間や作業を要せずして、電波送信元となる個々のタイヤの装着車輪位置を適確に識別できるようにしたタイヤ監視装置及びタイヤ不具合検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のタイヤ監視装置は、自動車の各車輪に装着されているタイヤに備わっているセンサ・モジュールより送信される電波に含まれる情報に基づいて、前記タイヤの状態を監視するタイヤ監視装置であって、前記センサ・モジュールより放射される電波を相互間である位相差をもって受信するように前記自動車の車体の異なる位置に取り付けられる第1および第2のアンテナと、前記第1および第2のアンテナでそれぞれ受信された電波間の位相差を検出する受信電波位相差検出部と、前記受信電波間の位相差に基づいて当該電波の送信元であるタイヤが装着されている車輪位置を判別するタイヤ車輪位置判別部とを有する。
本発明のタイヤ監視装置においては、自動車に装着される全タイヤに対して共通の第1および第2の受信アンテナが所定の位置関係で設置され、アンテナの間およびその周囲には電波の波長と両アンテナ間の離間距離とに応じたプロファイルで無数の等位相差曲線が一義的に規定される。別な見方をすれば、自動車の各車輪が両アンテナとの相対的な位置関係にしたがって所定の等位相差曲線上に配置される。これにより、受信電波位相差検出部で得られる両アンテナの受信電波間の位相差から等位相差曲線上の電波送信元の位置を割り出すことが可能であり、タイヤ車輪位置判別部において電波送信元のタイヤを装着している車輪位置を判別することができる。
本発明の好適な一態様によれば、自動車の異なる車輪が第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される。かかる構成においては、4車輪の全部について、受信電波間の位相差から電波送信元の個々のタイヤの位置を判別することができる
上記構成の好適な具体的一態様として、第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形のいずれの辺に対しても平行でも垂直でもなく所定の角度で傾くように、第1および第2のアンテナが配置される。
別の好適な具体的一態様として、第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が自動車の車幅方向と平行で、かつ車長方向において自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形の中心から前輪寄りまたは後輪寄りにオフセットして位置するように、第1および第2のアンテナが配置される。
別の好適な具体的一態様として、第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が自動車の車長方向と平行で、かつ車幅方向において自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形の中心から左輪寄りまたは右輪寄りにオフセットして位置するように、第1および第2のアンテナが配置される。
別の好適な一態様によれば、自動車の前輪と後輪が第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される。この場合、電波送信元のタイヤを装着している車輪が左輪もしくは右輪のいずれであるかを判別するために、各タイヤに備わっているセンサ・モジュールが、当該タイヤの回転方向が車輪の軸からみて時計回りもしくは反時計回りのいずれであるかを検出する回転方向センサを含む構成が好ましい。
別の一態様として、自動車の左輪と右輪が第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される構成も可能である。この場合は、電波送信元のタイヤを装着している車輪が前輪もしくは後輪のいずれであるかを判別する手段を別途備える構成が好ましい。
好適な一態様によれば、センサ・モジュールが、当該タイヤの空気圧を検出する圧力センサ、当該タイヤの温度を検出する温度センサ等を含む。また、第1および第2のアンテナが、電波の波長よりも短い距離だけ離して配置されるのが好ましく、特に電波の1/4波長に等しい距離だけ離して配置されるのが好ましい。
また、好適な一態様によれば、受信電波位相差検出部が、第1のアンテナに受信された電波を当該電波の周波数よりも低い所定の中間周波数を有する第1の中間周波信号に変換する第1の中間周波数変換回路と、第1の中間周波信号を増幅する第1の増幅回路と、第2のアンテナに受信された電波を中間周波数を有する第2の中間周波信号に変換する第2の中間周波数変換回路と、第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅回路と、第1の増幅回路より出力される第1の中間周波信号と第2の増幅回路より出力される第2の中間周波信号との間の位相差を検出する位相検出回路とを有する。
また、好適な一態様によれば、車輪判別部が、第1のアンテナと第2のアンテナとの間に規定される等位相差曲線に基づいて各々の車輪毎に予め位相差基準値を設定して記憶しておく位相差基準値設定部と、受信電波位相差検出部より得られる受信電波間の位相差検出値を車輪毎の位相差基準値と比較照合して、位相差検出値に最も近い位相差基準値を決定し、その決定した位相差基準値に対応する車輪が電波放射源のタイヤを装着している車輪であると判定する判定部とを有する。
本発明のタイヤ不具合検出装置は、自動車の各車輪に装着されているタイヤが所定の不具合を生じた時に、前記タイヤに取付されているセンサ・モジュールより送信される電波に含まれる情報に基づいて、前記不具合の状態を検出するタイヤ不具合検出装置であって、前記センサ・モジュールより放射される電波を相互間である位相差をもって受信するように前記自動車の車体の異なる位置に取り付けられる第1および第2のアンテナと、前記第1および第2のアンテナでそれぞれ受信された電波間の位相差を検出する位相差検出部と、前記受信電波間の位相差に基づいて所定の不具合を生じているタイヤがどの位置の車輪に装着されているものであるかを識別する不具合タイヤ車輪位置識別部とを有する。
本発明のタイヤ不具合検出装置においても、自動車に装着される全タイヤに対して共通の第1および第2の受信アンテナが所定の位置関係で設置され、アンテナの間およびその周囲には電波の波長と両アンテナ間の離間距離とに応じたプロファイルで無数の等位相差曲線が一義的に規定される。別な見方をすれば、自動車の各車輪が両アンテナとの相対的な位置関係にしたがって所定の等位相差曲線上に配置される。これにより、受信電波位相差検出部で得られる両アンテナの受信電波間の位相差から電波送信元の等位相差曲線上の位置を割り出すことが可能であり、不具合タイヤ車輪位置識別部において不具合なタイヤの装着車輪位置を判別することができる。
本発明のタイヤ監視装置およびタイヤ不具合検出装置によれば、上記のような構成および作用により、簡易・コンパクトで、かつ運用時に特別な手間や作業を要せずして、電波送信元となる個々のタイヤあるいては不具合を起こしているタイヤの装着車輪位置を適確に識別することができる。
以下、図1〜図8を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態におけるTPMSの全体構成を示す。このTPMSは、直接測定方式用の無線送受信装置として構成されており、四輪自動車10に装着される各タイヤ12FL,12FR,12RL,12RRに備わっている送信側のセンサ・モジュール14A,14B,14C,14Dと、自動車10にTPMS本体として装着または搭載される受信側の主装置16とを有している。
ここで、タイヤ12FLは左前輪FL、タイヤ12FRは右前輪FR、タイヤ12RLは左後輪RL、タイヤ12RRは右後輪RRにそれぞれ装着されている。各センサ・モジュール14は、直接測定方式に準拠したものであれば任意の構成・機能を有するものでよく、たとえば当該タイヤの空気圧、温度、電源電圧等を検知する各種センサおよびセンサ測定結果のデータを一定周波数(たとえば315MHz)の電波に乗せて送信する送信機等を有しており、当該タイヤのプラグに一体化して取付または内蔵されている。なお、全てのセンサ・モジュール14A,14B,14C,14Dがそれぞれランダムな周期で繰り返し動作(送信)するので、複数のセンサ・モジュール14からの電波送信が時間的に重なる状態もすぐに解かれ、各センサ・モジュール14の送信する電波(タイヤ状態情報)は単独または択一的に主装置16に受信されるようになっている。また、各センサ・モジュールは電源用の電池を内蔵するが、当該電池を内蔵せず、外部から供給される電磁エネルギーを電源として動作するように構成してもよい。
主装置16は、2つ一組の受信アンテナ18,20と、受信機22と、表示器24とで構成されている。両アンテナ18,20は、自動車10の4車輪(FL,FR,RL,RR)を結ぶ四角形Sの枠内で、後述するように各センサ・モジュール14A,14B,14C,14Dより送信される電波を相互間である位相差をもって受信するように、たとえばボディの底に設置される。受信機22は、両アンテナ18,20に給電線26,28を介して接続され、ボディあるいは車室内の任意の箇所に設置されてよい。表示器24は、液晶ディスプレイや発光ダイオード(ランプ)など任意の表示デバイスまたは表示素子を用いてよく、通常は車室内の運転席に設けられてよい。
図2に、主装置16のアンテナ18,20および受信機22を受信モジュールとして1つのユニット26に組み込む例を示す。図示のように、受信ユニット26上で、アンテナ18,20は、同一構造のたとえばループアンテナからなり、水平方向に所定の距離D(たとえば、センサ・モジュールの送信電波の波長をλとすると、D=λ/4)を離して設けられる。受信機22は、そのフロントエンドのチューナが両アンテナ18,20間の略中心の位置に配置され、バックエンドの信号処理部はユニット26上の空きスペースに配置されてよい。受信ユニット26は、図3に示すように所定の位置および向きで、たとえば自動車10のボディの底に取付されてよい。
図4に、受信機22の回路構成例を示す。この受信機22は、フロントエンドに混合回路30,32、局部発振回路34、中間周波増幅回路36,38を有し、バックエンドに弁別回路40,42、位相差検出回路44、信号処理回路46を有している。
フロントエンドにおいて、第1の混合回路30は、第1のアンテナ18で受信または入力された電波のRF信号に局部発信回路34からの局部発振信号を混合して、両信号のそれぞれの周波数の差に等しい周波数(中間周波数)を有する第1の中間周波信号を出力する。この第1の中間周波信号は、第1の中間周波増幅回路36により所定の利得で増幅されてから、第1の弁別回路40と位相検出回路44とに入力される。
一方、第2の混合回路32は、第2のアンテナ20で受信または入力された電波のRF信号に局部発信回路34からの局部発振信号を混合して、上記中間周波数を有する第2の中間周波信号を出力する。この第2の中間周波信号は、第2の中間周波増幅回路38により所定の利得で増幅されてから、第2の弁別回路42と位相差検出回路44とに入力される。
バックエンドにおいて、第1および第2の弁別回路40,42は、それぞれ第1および第2の中間周波信号について所定のデータ伝送方式たとえばFSK(Frequency Shift Keeping)の復調を行い、取り出したディジタル信号を信号処理回路46に送る。両アンテナ18,20でそれぞれ受信される電波の検出対象の送信源は共通であるから、それらを検波・復調して得られるデータの内容(タイヤの空気圧測定値、温度測定値、電圧測定値等)も共通である。したがって、両弁別回路40,42の出力信号の一方のみを信号処理回路46の入力信号とすることも可能である。
位相検出回路44は、第1および第2の中間周波信号についてそれぞれの位相を検出し、さらには両位相を比較して差分(位相差)を検出し、位相差検出値を信号処理回路46に与える。
なお、両アンテナ18,20でそれぞれ受信されたRF信号の位相は第1および第2の中間周波信号の位相に反映されるので、第1および第2の中間周波信号間の位相差から両受信電波間の位相差を求めることができる。一変形例として、両受信電波のRF信号を位相検出回路44に入力して、それらの位相差を求めることも可能である。
信号処理回路46は、たとえばCPU(Central Processing Unit)あるいはDSP(Digital Signal Processor)で構成されてよく、復調したデータの中にタイヤID情報と一緒に含まれるタイヤ状態情報(空気圧測定値、温度測定値、電圧測定値等)を各モニタ基準値(基準空気圧、基準温度、基準電圧等)と比較して、当該タイヤが正常に機能しているか否かを判定し、表示器24を通じて判定結果をユーザ(運転者)に伝える。
さらに、信号処理回路46は、位相検出回路44より入力した位相差検出値と後述する位相差設定登録情報に基づいて、当該電波の送信元であるタイヤ12が装着されている車輪位置(FL,FR,RL,RRのいずれであるか)を判別し、その車輪位置も併せて表示器24で表示する。これにより、いずれかのタイヤで、たとえばタイヤ12FRで空気圧が安全基準値を下回った時は、その不具合の状況(空気圧不足)と共に当該タイヤ12FRの車輪位置(右前輪FRであること)も運転者に知らされるようになっている。
ここで、図5および図6を参照して、一実施例における両アンテナ18,20の配置構成と両アンテナ間に規定される等位相差曲線との関係を説明する。
図5に示すように、両アンテナ18,20間およびその四方には、電波の波長と両アンテナ間の離間距離Dとに基づくプロファイルで無数の等位相差曲線が一義的に規定される。より詳細には、位相差0πの等位相差曲線は、両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lと直交して中心点Cを通る直線上に規定される。そして、0.05π→0.1π→0.15π→・・・0.4π→0.45πと位相差が正方向に大きくなるほど、等位相差曲線はより大きな曲率で折れるようにして一方のアンテナ18側に寄る。また、−0.05π→−0.1π→−0.15π→・・・−0.4π→−0.45πと位相差が負方向に大きくなるほど、等位相差曲線はより大きな曲率で折れるようにして他方のアンテナ20側に寄る。なお、両アンテナ18,20の離間距離Dは上記のように1/4波長、つまりD=λ/4(λは電波の波長)に選ばれている。
いずれの等位相差曲線も両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lと交差する。図6において、たとえば位相差0.35πの等位相差曲線と位相差−0.35πの等位相差曲線の対を例にとると、0.35πの曲線はアンテナ18からの距離dA=λ/16の点Aで直線Lと交差し、−0.35πの曲線はアンテナ20からの距離dB=λ/16の点Bで直線Lと交差する。
図5の実施例では、自動車10の4車輪(FL,FR,RL,RR)を結ぶ四角形Sの領域内で、両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lが四角形Sのいずれの辺とも平行または垂直にならずに適当な角度で傾くように、両アンテナ18,20を配置している。また、両アンテナ18,20間の中心点Cを四角形Sの中心点Mに一致させている。これにより、左前輪FLは約[0π〜0.25π]の範囲内に、右前輪FRは約[−0.3π〜−0.45π]の範囲内に、左後輪RLは約[0.3π〜0.4π]の範囲内に、右後輪RRは約[0π〜−0.15π]の範囲内にそれぞれ位置しており、等位相差曲線上で4車輪(FL,FR,RL,RR)の位置が互いに部分的にも重ならないように設定されている。そして、かかる設定内容つまり等位相差曲線上の各車輪の位置情報は、受信機22内のメモリに設定情報の一つとして登録(記憶)される。
使用時に、受信機22においては、上記のように両アンテナ18,20でそれぞれ受信された電波(RF信号)の位相差が位相検出回路44で検出され、その位相差の値が信号処理回路46に与えられる。自動車10の走行中は、電波送信元となる各センサ・モジュール14が当該タイヤ12と一体に回転運動するので、つまり等位相差曲線上の一定範囲内で周期的に移動するので、位相検出回路44で得られる位相差の検出値も一定範囲内で周期的に変動する。
信号処理回路46は、位相検出回路44より受け取った位相差検出値を、メモリに登録している等位相差曲線上の各車輪位置情報と比較照合し、位相差検出値(厳密にはその周期的に変動する範囲)に最も近似する位相差範囲に設定されている車輪位置を割り出す。たとえば、位相検出回路44より与えられる位相差検出値が−0.35π付近で変動している場合は、電波送信元は右前輪FRのタイヤ12FR(センサ・モジュール14B)であると判定することができる。そして、弁別回路40,42より与えられるタイヤ状態情報の中でたとえばタイヤ空気圧が安全基準値を割っているときは、右前輪FRのタイヤ12FRで空気圧不足の不具合が発生したことを即時に表示器24を通じて運転者に伝えることができる。
なお、信号処理回路46は、位相検出回路44より受け取る位相差検出値について各タイヤ(ID)毎に統計処理または平均化処理を行って、各タイヤに関する位相差検出値の精度ないし確度を上げることも可能である。
上記のように、この実施形態のTPMSは、各タイヤ12FL,12FR,12RL,12RRの近辺に如何なるアンテナも設置する必要がなく、受信アンテナを全タイヤ共通の一組2本(18,20)で済ましているだけでなく、運用上の手間も一切不要にしている。特に、4車輪(FL,FR,RL,RR)のいずれかでタイヤを交換した場合でも、新規タイヤについてその装着した車輪の位置をタイヤIDに対応づけて受信機22に設定登録する必要はない。
図7および図8に、この実施形態における両アンテナ18,20の配置に関する他の実施例を示す。
図7の実施例においては、両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lが自動車10の車幅方向と平行で、かつ車長方向において4車輪の中心点Mから後輪寄りにオフセットして位置するように、両アンテナ18,20が配置される。図示のように、左前輪FLは約[0.1π〜0.2π]の範囲内に、右前輪FRは約[−0.1π〜−0.2π]の範囲内に、左後輪RLは約[0.3π〜0.45π]の範囲内に、右後輪RRは約[0.3π〜−0.45π]の範囲内にそれぞれ位置しており、この場合も等位相差曲線上で4車輪(FL,FR,RL,RR)の位置が互いに部分的にも重ならないように設定される。したがって、運用時には、受信機22において上記と同様の作用効果が奏される。
図7の実施例の一変形例として、両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lが4車輪の中心点Mから前輪寄りにオフセットして位置するように両アンテナ18,20を配置する構成も可能である。さらに、他の変形例として、両アンテナ18,20間を結ぶ直線Lが自動車10の車長方向と平行で、かつ車幅方向において4車輪の中心点Mから左輪寄りまたは右輪寄りにオフセットして位置するように、両アンテナ18,20を配置する構成も可能である。
図8の実施例は、自動車の前輪(FL,FR)と後輪(RL,RR)が両アンテナ18,20間に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、両アンテナ18,20を配置するものである。図示の例では、アンテナ18,20間を結ぶ直線Lが自動車10の車長方向と平行で、かつ直線Lの中心点Cを4車輪の中心点Mに一致させている。かかるアンテナ配置構成によれば、図示のように、左前輪FLおよび右車輪FRが共に約[−0.4π〜−0.45π]の近辺に、左後輪RLおよび右後輪RRが約[0.4π〜0.45π]の近辺にそれぞれ位置しており、等位相差曲線上で前輪(FL,FR)の位置と後輪(RL,RR)の位置が互いに重ならないように設定される。
この場合、信号処理回路46は、位相検出回路44より与えられる位相差検出値を等位相差曲線上の各車輪位置に関する設定登録情報と比較照合することで、電波送信元のタイヤが前輪(FL,FR)または後輪(RL,RR)のいずれであるかを判別または区別することができる。
他方で、電波送信元のタイヤが左輪(FL,RL)または右輪(RL,RR)のいずれであるかを判別するために、たとえばセンサ・モジュール14のタイヤ回転方向検出機能を利用することができる。すなわち、直接測定方式に準拠するセンサ・モジュールの中には、たとえば一対の重力検出センサを利用して当該タイヤの回転方向(車輪のシャフトから見て時計回りであるか、それとも反時計回りであるか)を検出する回転方向センサを含んでいて、その検出した回転方向をタイヤ空気圧やタイヤ温度等の他のタイヤ状態情報と一緒に送信するものがある。その場合、信号処理回路46は、弁別回路40,42より受け取るデータの中からタイヤ回転方向の情報を抜き取って、当該電波の送信元であるタイヤの回転方向を識別し、当該タイヤが左輪または右輪のどちらであるかを判別することができる。こうして、受信電波位相差情報とタイヤ回転方向とに基づいて、当該電波の送信元であるタイヤの装着場所が4車輪(FL,FR,RL,RR)のいずれであるかを特定または区別することができる。
図8の実施例の一変形例として、自動車の左輪(FL,RL)と右輪(RL,RR)が両アンテナ18,20間に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、両アンテナ18,20を配置する構成も可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。たとえば、両アンテナ18,20間の離間距離Dは、上記実施形態では電波の1/4波長に設定したが、好ましくは0<D<πの範囲内で、他の距離サイズに選定することも可能である。また、受信機22において、混合回路30,32の前段に増幅回路を設ける構成も可能である。
本発明の一実施形態におけるTPMSの全体構成を模式的に示す平面図である。 実施形態のTPMSにおいて受信アンテナと受信機とをモジュール化して1つのユニットに収める構成例を示す図である。 図2の受信ユニットを自動車に搭載する構成例を示す図である。 実施形態のTPMSにおける受信機の回路構成例を示すブロック図である。 一実施例によるアンテナ配置構成と両アンテナ間の等位相差曲線を示す図である。 図5の一部を拡大して示す部分拡大図である。 別の実施例によるアンテナ配置構成と両アンテナ間の等位相差曲線を示す図である。 別の実施例によるアンテナ配置構成と両アンテナ間の等位相差曲線を示す図である。 直接測定方式によるTPMSの一従来例を示す図である。 直接測定方式によるTPMSの別の従来例を示す図である。 直接測定方式によるTPMSの別の従来例を示す図である。
符号の説明
10 自動車
FL 左前輪
FR 右前輪
RL 左後輪
RR 右後輪
12FL 左前輪タイヤ
12FR 右前輪タイヤ
12RL 左後輪タイヤ
12RR 右後輪タイヤ
14A,14B,14C,14D センサ・モジュール
16 主装置
18,20 受信アンテナ
22 受信機
24 表示器
26 受信ユニット
30,32 混合回路
34 局部発振回路
36,38 中間周波増幅回路
40,42 弁別回路
44 位相検出回路
46 信号処理回路

Claims (17)

  1. 自動車の各車輪に装着されているタイヤに備わっているセンサ・モジュールより送信される電波に含まれる情報に基づいて、前記タイヤの状態を監視するタイヤ監視装置であって、
    前記センサ・モジュールより送信される電波を相互間である位相差をもって受信するように前記自動車の車体の異なる位置に取り付けられる第1および第2のアンテナと、
    前記第1および第2のアンテナでそれぞれ受信された電波間の位相差を検出する受信電波位相差検出部と、
    前記受信電波間の位相差に基づいて当該電波の送信元であるタイヤが装着されている車輪位置を判別するタイヤ車輪位置判別部と
    を有するタイヤ監視装置。
  2. 前記自動車の異なる車輪が前記第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、前記第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される請求項1に記載のタイヤ監視装置。
  3. 前記第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が前記自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形のいずれの辺に対しても平行でも垂直でもなく所定の角度で傾くように、前記第1および第2のアンテナが配置される請求項2に記載のタイヤ監視装置。
  4. 前記第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が前記自動車の車幅方向と平行で、かつ車長方向において前記自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形の中心から前輪寄りまたは後輪寄りにオフセットして位置するように、前記第1および第2のアンテナが配置される請求項2に記載のタイヤ監視装置。
  5. 前記第1および第2のアンテナ間を結ぶ直線が前記自動車の車長方向と平行で、かつ車幅方向において前記自動車の4つの車輪のそれぞれの中心を結ぶ四角形の中心から左輪寄りまたは右輪寄りにオフセットして位置するように、前記第1および第2のアンテナが配置される請求項2に記載のタイヤ監視装置。
  6. 前記自動車の前輪と後輪が前記第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、前記第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される請求項1に記載のタイヤ監視装置。
  7. 前記センサ・モジュールが、当該タイヤの回転方向が車輪の軸からみて時計回りもしくは反時計回りのいずれであるかを検出する回転方向センサを含む請求項6に記載のタイヤ監視装置。
  8. 前記自動車の左輪と右輪が前記第1および第2のアンテナ間およびそれらの周囲に規定される等位相差曲線上の異なる位置に設定されるように、前記第1および第2のアンテナが所定の位置関係で配置される請求項1に記載のタイヤ監視装置。
  9. 前記センサ・モジュールが、当該タイヤの空気圧を検出する圧力センサを含む請求項1〜8のいずれか一項に記載のタイヤ監視装置。
  10. 前記センサ・モジュールが、当該タイヤの温度を検出する温度センサを含む請求項1〜9のいずれか一項に記載のタイヤ監視装置。
  11. 前記第1および第2のアンテナが、前記電波の波長よりも短い距離だけ離して配置される請求項1〜10のいずれか一項に記載のタイヤ監視装置。
  12. 前記第1および第2のアンテナが、前記電波の1/4波長に等しい距離だけ離して配置される請求項11に記載のタイヤ監視装置。
  13. 前記受信電波位相差検出部が、
    前記第1のアンテナに受信された電波を当該電波の周波数よりも低い所定の中間周波数を有する第1の中間周波信号に変換する第1の中間周波数変換回路と、
    前記第1の中間周波信号を増幅する第1の増幅回路と、
    前記第2のアンテナに受信された電波を前記中間周波数を有する第2の中間周波信号に変換する第2の中間周波数変換回路と、
    前記第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅回路と、
    前記第1の増幅回路より出力される前記第1の中間周波信号と前記第2の増幅回路より出力される前記第2の中間周波信号との間の位相差を検出する位相検出回路と
    を有する請求項1〜12のいずれか一項に記載のタイヤ監視装置。
  14. 前記車輪判別部が、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に規定される等位相差曲線に基づいて各々の車輪毎に予め位相差基準値を設定して記憶しておく位相差基準値設定部と、
    前記受信電波位相差検出部より得られる前記受信電波間の位相差検出値を前記車輪毎の位相差基準値と比較照合して、前記位相差検出値に最も近い位相差基準値を決定し、その決定した位相差基準値に対応する車輪が前記電波放射源のタイヤを装着している車輪であると判定する判定部と
    を有する請求項1〜13のいずれか一項に記載のタイヤ監視装置。
  15. 自動車の各車輪に装着されているタイヤが所定の不具合を生じた時に、前記タイヤに備わっているセンサ・モジュールより送信される電波に含まれる情報に基づいて、前記不具合の状態を検出するタイヤ不具合検出装置であって、
    前記センサ・モジュールより放射される電波を相互間である位相差をもって受信するように前記自動車の車体の異なる位置に取り付けられる第1および第2のアンテナと、
    前記第1および第2のアンテナでそれぞれ受信された電波間の位相差を検出する位相差検出部と、
    前記受信電波間の位相差に基づいて所定の不具合を生じているタイヤがどの位置の車輪に装着されているものであるかを識別する不具合タイヤ車輪位置識別部と
    を有するタイヤ不具合検出装置。
  16. 前記第1および第2のアンテナが、前記電波の波長よりも短い距離だけ離して配置される請求項15に記載のタイヤ不具合検出装置。
  17. 前記第1および第2のアンテナが、前記電波の1/4波長に等しい距離だけ離して配置される請求項16に記載のタイヤ不具合検出装置。
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