JP2009028957A - プライ形成装置及びプライの形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スチールコードを損傷させることなく、その素線間にトッピングゴムを十分に侵入させつつ、コード間隔が均一で適度な厚さかつ平滑なプライを得ることのできるプライ形成装置及びプライの形成方法の提供。
【解決手段】ダイス4にトッピングゴム5を供給する押出機6と、ゴム被覆したスチールコード3を挟圧するエンドレスベルト8及び挟圧ローラ9を備える。エンドレスベルト8を掛巻するローラのうち、上流のローラを鼓状ローラ12とする。スチールコード3をダイス4に通して損傷しない程度の厚さにゴム被覆しつつ素線間に侵入させる。挟圧の際に広がる側縁部のスチールコード3が、予め、鼓状ローラ12の鼓形状に沿って中央側に寄る。エンドレスベルト8及び挟圧ローラ9の広い挟圧面で、ゴム被覆した複数本のスチールコード3を挟圧する。複数本のスチールコード3が一体化して、平滑かつ均一なコード間隔のプライ2になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばタイヤやゴムベルト、ゴムホースの補強層として用いられ、複数本のスチールコードを並べると共にトッピングゴムで被覆してなるシート状のプライを形成するためのプライ形成装置及びプライの形成方法に関するものである。
一般に、タイヤやゴムベルト、ゴムホースなどのゴム補強製品に設けられる補強層としてのプライは、複数本のスチールコードを並べてシート状のトッピングゴムで被覆した構造とされ、カレンダー装置によって形成することが多い。
カレンダー装置は、平行に引き揃えた複数本のスチールコードとシート状のトッピングゴムとをカレンダーローラで挟圧することにより、スチールコードの素線間にトッピングゴムを侵入させて両者を接着しつつ、スチールコードをトッピングゴムで被覆するようになっている。ただ、カレンダーローラによる挟圧は瞬間的なものであり、径の大きいスチールコードや高密度に配列したスチールコードをトッピングゴムで被覆する場合、トッピングゴムの侵入が不十分になりやすく、スチールコードとトッピングゴムとの接着力が低下するおそれがある。
これに対して、特許文献1が開示するプライの製造方法は、スチールコードを通過させるトッピング室に高いゴム圧力の第1のトッピングゴムを供給することにより、各スチールコードをゴム被覆しつつ、その素線間に第1のトッピングゴムを侵入させるようにしている。さらに、カレンダーローラで、第1のトッピングゴムで被覆した複数本のスチールコードをシート状の第2のトッピングゴムで被覆することにより、スチールコードの素線間にトッピングゴムを十分に侵入させつつシート状のプライを得るようにしている。
特開2005−262672号公報(段落番号0022、0028)
ところが、特許文献1のプライの製造方法は、プライの厚さが過大になるのを防止するよう第1及び第2のトッピングゴムの総量を抑えるのに、第1のトッピングゴムでの被覆を薄くする必要があるので、スチールコードがトッピング室のダイス孔(孔部)と接触して損傷するおそれがある。
このようなスチールコードの損傷を防止しつつプライを程度な厚さに設定する方法として、第1のトッピングゴムによる被覆を厚くし、その分、第2のトッピングゴムによる被覆を省略することによってトッピングゴムの総量を抑えることが考えられる。この場合、トッピングゴムで被覆した複数本のスチールコードをカレンダーローラに代わる一対の挟圧ローラで挟圧して一体化することにより、シート状のプライを得る。
しかしながら、一対の挟圧ローラで挟圧して得たプライは、その挟圧時に側縁部が広がることにより、スチールコードのコード間隔が不均一になりやすい。しかも、プライの中央部においても、挟圧ローラによる圧力が瞬間的な線圧であることから、挟圧ローラで挟んだトッピングゴムの局所的な厚さの変化に伴うコード間隔の変化を生じさせない程度に挟圧しただけでは、プライの平滑性が不十分になりやすく、プライを未加硫ゴムに積層して成型する際のタック(接着性)が不足するおそれがある。
本発明は、スチールコードを損傷させることなく、その素線間にトッピングゴムを十分に侵入させつつ、コード間隔が均一で適度な厚さかつ平滑なプライを得ることのできるプライ形成装置及びプライの形成方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプライ形成装置は、複数本のスチールコードを並べると共にトッピングゴムで被覆してなるシート状のプライを形成するためのものであり、供給された複数本のスチールコードを通す複数のダイス孔を有するダイスと、このダイスにトッピングゴムを加圧しつつ供給して各スチールコードを被覆すると共にその素線間にトッピングゴムを侵入させる押出機と、ダイスを通過してトッピングゴムで被覆された複数本のスチールコードを挟圧することによって一体化しつつシート状にする挟圧機とを備えたものである。さらに、挟圧機に、複数のローラに掛巻してスチールコードを下流に送るエンドレスベルトと、このエンドレスベルトとの間にスチールコードを挟圧する挟圧ローラとを設け、エンドレスベルトを掛巻した複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で挟圧ローラよりも上流に配置したローラを鼓状ローラとする。
上記構成によれば、各スチールコードをダイスに通してゴム被覆し、このゴム被覆した複数本のスチールコードを挟圧することによって一体化しつつシート状にするので、トッピングゴムを素線間に十分に侵入させると共に、ゴム被覆を厚くしてダイス孔との接触によるスチールコードの損傷を防止しつつ、プライを適度な厚さに設定することができる。
さらに、ゴム被覆した複数本のスチールコードをエンドレスベルトと挟圧ローラとで挟圧するので、エンドレスベルトが挟圧ローラになじむように撓む分、挟圧ローラ同士による挟圧よりも、挟圧面積を大きくすることができる。これにより、挟圧時間を長く設定すると共に、トッピングゴムの局所的な厚さの変化を抑えてコード間隔の変化を抑えつつ挟圧の面圧を大きく設定し、プライの平滑性を高めることができる。
しかも、挟圧ローラよりも上流のローラを鼓状ローラとするので、エンドレスベルトと挟圧ローラとで挟圧する前に、その挟圧によるプライ側縁部の幅方向の広がりを見込んで、プライの側縁部を構成するスチールコードを予め鼓状ローラの鼓形状に沿わせて中央側に寄せることができる。これにより、側縁部が広がった挟圧後の状態において、プライをその全幅に渡って均一かつ所定のコード間隔に設定することができる。
ここで、エンドレスベルトは、鼓ローラの形状に追随できる程度に、やや弾力性のあるものが好ましく、スチールコードやアラミッドコード、ポリエステルコードなどの補強コードが埋設されたゴム製の平ベルトを例示できる。
挟圧ローラは円筒状であってもよいが、クラウンローラとすることにより、その挟圧面の形状を、鼓状ローラに掛巻されて鼓状に湾曲したエンドレスベルトの挟圧面の形状に近づけることができる。これにより、エンドレスベルトと挟圧ローラとの挟圧面積を大きくすると共に、その面圧を均一にすることができる。
なお、挟圧ローラのクラウン形状は、プライ側縁部を構成するスチールコードを広げようとするが、エンドレスベルトで幅方向に拘束される分、クラウン形状によるスチールコードの広がりがある程度の量に抑えられる。さらに、挟圧ローラのクラウン高さを鼓状ローラの鼓深さよりも小さく設定することにより、挟圧ローラのクラウン形状がスチールコードを広げる効果よりも、鼓状ローラの鼓形状がスチールコードを狭める効果を十分に大きくすることができる。
エンドレスベルトを掛巻する複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で挟圧ローラよりも下流に配置するローラは、円筒状であってもよいが、この下流側のローラをクラウンローラにすることにより、エンドレスベルトの側縁部及び中央部における周長を近づけることができ、エンドレスベルトの掛巻を容易にすることができる。この場合、エンドレスベルトを掛巻するクラウンローラのクラウン高さを鼓状ローラの鼓深さよりも小さく設定すれば、下流側のローラのクラウン形状によるスチールコードの広がりを十分に抑えることができる。
また、本発明は、上記のプライ形成装置が備える挟圧機に代えて、少なくとも一対のエンドレスベルトを有する挟圧機を備えたプライ形成装置を提供する。すなわち、挟圧機に、スチールコードを挟圧しつつ下流に送る少なくとも一対のエンドレスベルトを設け、このエンドレスベルトのそれぞれを複数のローラに掛巻し、対をなすエンドレスベルトの一方を掛巻した複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で少なくとも最上流のローラを、スチールコードを挟圧することなく下流に送るよう他方のエンドレスベルトよりも上流に配置すると共に、鼓状ローラとする。
この構成によれば、トッピングゴムを素線間に十分に侵入させると共に、スチールコードの損傷を防止しつつプライを適度な厚さに設定できるという、上記のプライ形成装置と同様の効果に加え、ゴム被覆した複数本のスチールコードを少なくとも一対のエンドレスベルトで挟圧するので、その挟圧面積をより大きく、かつ挟圧時間をより長く設定して、コード間隔の変化を抑えつつプライの平滑性を高めるという効果を奏することができる。
しかも、一方のエンドレスベルトを掛巻したローラのうちの少なくとも最上流のローラを鼓状ローラにして他方のエンドレスベルトよりも上流に配置するので、挟圧によるプライ側縁部の幅方向の広がりを見込んで、その挟圧前に、プライの側縁部を構成するスチールコードを予め鼓状ローラの鼓形状に沿わせて中央側に寄せることができる。これにより、側縁部が広がった挟圧後の状態において、プライをその全幅に渡って均一かつ所定のコード間隔に設定することができる。
ここで、エンドレスベルトは、上記のプライ形成装置と同様、鼓ローラの形状に追随できる程度に、やや弾力性のあるものが好ましく、スチールコードやアラミッドコード、ポリエステルコードなどの補強コードが埋設されたゴム製の平ベルトを例示できる。
対をなすエンドレスベルトのそれぞれを掛巻するローラを、挟圧するスチールコードの進行方向に互いに位置をずらして設ければ、エンドレスベルトのより広い範囲で、挟圧による面圧を高めることができる。つまり、対をなすエンドレスベルトのローラ位置を合わせる場合、ローラの近くでは強い面圧が得られるものの、ローラから離れた部位では、エンドレスベルトの撓みによって面圧が低下する。これに対して、ローラ位置を互いにずらすことにより、エンドレスベルトが撓む分だけ他方のローラでさらに押さえることができるので、エンドレスベルトの撓みの影響を抑えることができる。
他方のエンドレスベルトを掛巻するローラは円筒状であってもよいが、クラウンローラとすることにより、他方のエンドレスベルトの挟圧面の形状を、鼓状ローラに掛巻されて鼓状に湾曲した一方のエンドレスベルトの挟圧面の形状に近づけることができる。これにより、エンドレスベルト同士の挟圧面積を大きくすると共に、その面圧を均一にすることができる。
なお、他方のエンドレスベルトを掛巻するローラのクラウン形状は、プライ側縁部を構成するスチールコードを広げようとするが、一方のエンドレスベルトで幅方向に拘束される分、クラウン形状によるスチールコードの広がりがある程度の量に抑えられる。さらに、クラウンローラのクラウン高さを鼓状ローラの鼓深さよりも小さく設定することにより、クラウンローラのクラウン形状がスチールコードを広げる効果よりも、鼓状ローラの鼓形状がスチールコードを狭める効果を十分に大きくすることができる。
以上のとおり、本発明によると、複数本のスチールコードをダイスに通してそれぞれを十分な厚さでゴム被覆した後、このゴム被覆した複数本のスチールコードを挟圧面積の大きいエンドレスベルトと挟圧ローラ、あるいは一対のエンドレスベルトで挟圧して一体化しつつシート状にするようにしている。これにより、スチールコードをダイス孔との接触によって損傷させることなく、その素線間にトッピングゴムを十分に侵入させつつ、適度な厚さかつ平滑なプライを形成することができる。
また、挟圧によるプライ側縁部の広がりを見込んで、プライ側縁部を構成するスチールコードのコード間隔を予め小さくするので、プライをその全幅に渡って均一かつ所定のコード間隔に設定して、ゴム製品の品質を高めることができる。
以下、本発明に係るプライ形成装置及びプライの形成方法を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態のプライ形成装置の構成を説明する。図1は本発明の第1実施形態のプライ形成装置の斜視図である。
プライ形成装置1は、タイヤやゴムベルト、ゴムホースなどの補強層として用いられるシート状のプライ2を形成するためのものであり、複数本のスチールコード3を通すダイス4と、ダイス4にトッピングゴム5を加圧しつつ供給する押出機6と、ダイス4を通過してトッピングゴム5で被覆された複数本のスチールコード3を挟圧することによって一体化しつつシート状にする挟圧機7とを備え、その挟圧機7に、スチールコード3を下流に送るエンドレスベルト8と、エンドレスベルト8との間にスチールコード3を挟圧する挟圧ローラ9とが設けられている。
ダイス4は、押出機6のヘッド10に装着され、各スチールコード3をゴム被覆すると共にその素線間にトッピングゴム5を侵入させるようになっている。このダイス4は、複数本のスチールコード3をゴム被覆して引き揃えるよう、スチールコード3を通す複数のダイス孔11を千鳥状かつ全体として水平に配列した構造とされる。ダイス孔11は、例えば、水平方向にピッチ2mmで幅300mmの範囲に配列され、スチールコード3の径がφ1.3mmの場合、ダイス孔11の孔径がφ2.3mmに設定される。
エンドレスベルト8は、例えば、厚さが3mm、幅が500mmで、補強コードとしてのポリエステルコードが埋設された表面が平滑なゴム製の平ベルトとされる。このエンドレスベルト8は、スチールコード3の進行方向に配列された鼓状ローラ12及びクラウンローラ13に掛巻され、スチールコード3の進行方向におけるその中間位置に、挟圧ローラ9との挟圧面が設定される。
鼓状ローラ12は、スチールコード3の進行方向で挟圧ローラ9よりも上流に配置され、エンドレスベルト8と挟圧ローラ9とで挟圧する前に、プライ2の側縁部を構成するスチールコード3を鼓状ローラ12の鼓形状に沿わせて中央側に寄せるようになっている。なお、鼓状ローラ12の鼓形状は、エンドレスベルト8がその弾力性によってなじむことのできる曲率に設定される。
クラウンローラ13は、そのクラウン形状を鼓状ローラ12の鼓形状と組み合わせることにより、両者に掛巻したエンドレスベルト8の中央部及び側縁部における周長を同程度の長さに近づけて、エンドレスベルト8の掛巻を容易にする。このクラウンローラ13は、スチールコード3の進行方向で挟圧ローラ9よりも下流に配置されると共に、そのクラウン高さが鼓状ローラ12の鼓深さよりも小さく設定されることにより、スチールコード3を中央側に寄せるという鼓状ローラ12の効果を阻害しないようになっている。
挟圧ローラ9は、クラウン形状とされて、その挟圧面の形状が、鼓状ローラ12に沿って湾曲したエンドレスベルト8の挟圧面の形状に近づけられ、挟圧による面圧を均一にするようになっている。この挟圧ローラ9は、上下動自在とされ、上動してエンドレスベルト8から離間すると共に、下動してエンドレスベルト8を押圧することにより、エンドレスベルト8の張力を高めて、エンドレスベルト8と挟圧ローラ9との面圧を高めるようになっている。なお、挟圧ローラ9のクラウン高さは、鼓状ローラ12の鼓深さよりも小さく設定され、スチールコード3を中央側に寄せるという鼓状ローラ12の効果を阻害しないようになっている。
次に、プライの形成方法を説明する。まず、複数本のスチールコード3を上流側からダイス4のダイス孔11に通して挟圧機7に導く。挟圧機7のエンドレスベルト8から挟圧ローラ9を一旦離間させてスチールコード3を挿通した後、挟圧ローラ9を下動させて、エンドレスベルト8と挟圧ローラ9とでスチールコード3を挟圧する。
さらに、複数本のスチールコード3をダイス4に連続的に供給しながら、ダイス4に押出機6でトッピングゴム5を加圧しつつ供給する。これにより、各スチールコード3がダイス4を通過する際、適度な厚さにゴム被覆されると共に、その素線間にトッピングゴム5が十分に侵入する。
トッピングゴム5で被覆された複数本のスチールコード3は、そのコード本体がダイス孔11の周縁に接触することなく、ダイス4から引き出される。ダイス孔11から引き出された全スチールコード3のうち、プライ2の側縁部を構成するスチールコード3は、挟圧機7の鼓状ローラ12の鼓形状に沿って中央側に寄せられ、そのコード間隔が中央部よりも小さくなる。
その後、複数本のスチールコード3は、加温された状態のまま、挟圧機7のエンドレスベルト8と挟圧ローラ9とで連続的に挟圧されて一体化し、適度な厚さのシート状のプライ2に形成される。しかも、エンドレスベルト8及び挟圧ローラ9での挟圧により、側縁部のコード間隔が、鼓状ローラ12で小さくした分だけ広がるので、全幅に渡ってコード間隔が一定のプライ2が形成される。
このとき、エンドレスベルト8が挟圧ローラ9の周面になじむことにより、複数本のスチールコード3を広い挟圧面によって十分な挟圧時間で挟圧できるので、挟圧によるトッピングゴム5の局所的な厚さの変化、及びこれに伴うコード間隔の変化を抑えつつ、大きな面圧で挟圧することができる。これにより、プライ2を平滑にしてタック(接着性)を十分に高め、補強層としてプライ2を用いるゴム製品の成型作業性を良好にすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態のプライ形成装置の構成を説明する。図2は本発明の第2実施形態のプライ形成装置の平面図、図3はプライ形成装置の側面図である。図4(a)は鼓状ローラを示す図であり、上半分は正面図、下半分は断面図、(b)はクラウンローラを示す図であり、上半分は正面図、下半分は断面図である。
第2実施形態のプライ形成装置14は、第2実施形態のプライ形成装置1とほぼ同じ構成であるが、エンドレスベルト8及び挟圧ローラ9を有する挟圧機7に代えて、スチールコード3を挟圧しつつ下流に送る上下一対のエンドレスベルト15、16を有する挟圧機17を備えたものである。
挟圧機17のエンドレスベルト15、16は、第1実施形態のエンドレスベルト8と同様、例えば、厚さが3mm、幅が500mmで、補強コードとしてのポリエステルコードが埋設された表面が平滑なゴム製の平ベルトとされる。
上側のエンドレスベルト15は、スチールコード3の進行方向に配列された3本の鼓状ローラ18a、18b、18cに掛巻されている。鼓状ローラ18a、18b、18cは、例えば、外径がφ152.4mmで中心軸方向長さが600mmの円柱状とされて、その中央部の300mmの範囲の周面が鼓深さ10mmの鼓状に凹設され、エンドレスベルト15の挟圧面を含む周面形状を鼓状にする。
下側のエンドレスベルト16は、スチールコード3の進行方向に配列された2本のクラウンローラ19a、19bに掛巻されている。クラウンローラ19a、19bは、例えば、外径がφ152.4mmで中心軸方向長さが600mmの円柱状とされて、その中央部の300mmの範囲の周面がクラウン高さ6mmのクラウン状に膨出し、エンドレスベルト16の挟圧面を含む周面形状をエンドレスベルト15の周面形状に近づけて、挟圧面積を大きくすると共に、その面圧を均一にする。
鼓状ローラ18a、18b、18cとクラウンローラ19a、19bとは、スチールコード3の進行方向に沿って互いに位置をずらすよう、クラウンローラ19a、19bが鼓状ローラ18a、18b、18cの中間位置に配置されている。
これにより、最上流の鼓状ローラ18aが、下側のエンドレスベルト16よりも上流に配置され、エンドレスベルト15、16で挟圧する前に、スチールコード3を下流に送りつつ、プライ2の側縁部を構成するスチールコード3を鼓状ローラ18aの鼓形状に沿わせて中央側に寄せるようになっている。なお、クラウンローラ19a、19bのクラウン高さが鼓状ローラ18a、18b、18cの鼓深さよりも小さく設定されているので、スチールコード3を中央側に寄せるという鼓状ローラ18aの機能が、クラウンローラ19a、19bによって阻害されることはない。
クラウンローラ19a、19b及び中央の鼓状ローラ18bは、上下動自在とされ、クラウンローラ19a、19bを下動させてエンドレスベルト15、16を離間させるようになっている。また、クラウンローラ19a、19bを上動させてエンドレスベルト15に押し付けると共に、鼓状ローラ18bを下動させてエンドレスベルト16に押し付けることにより、エンドレスベルト15、16の張力を高めて、両ベルト間の面圧を高めるようになっている。
なお、図2及び図3において、20はスチールコードを供給するスチールコードリールであり、21、22はプライ2及びスチールコード3を水平に導くガイドローラ、23はプライ2及びスチールコード3を引き出す駆動ローラ、24は形成したプライ2を巻き取る巻き取りローラである。
次に、プライの形成方法を説明する。第2実施形態のプライの形成方法は、挟圧機7に代えて挟圧機17を用いるという点を除いて、第1実施形態のプライの形成方法とほぼ同じであるが、プライ2及びスチールコード3の様子などについてより詳しく説明する。
具体的には、まず、図5(a)に示すように、スチールコードリール20が供給するスチールコード3をトッピングゴム5で被覆しつつ、ダイス4の千鳥状かつ全体として水平に配列された複数のダイス孔11から引き出す。ダイス孔11から引き出した全スチールコード3のうち、プライ2の側縁部を構成するスチールコード3を鼓状ローラ18aの鼓形状に沿わせて中央側に寄せ、そのコード間隔を中央部よりも小さくする。また、図5(b)に示すように、スチールコード3は、エンドレスベルト15、16で挟圧するまでに、その配列が千鳥状から直状に移行する。
さらに、スチールコード3をエンドレスベルト15、16で挟圧することにより、側縁部のコード間隔が、鼓状ローラ18aで小さくした分だけ広がり、全幅に渡ってコード間隔が一定のプライ2が形成される。
ここで、エンドレスベルト15、16を用いることなく、鼓状ローラとクラウンローラとでスチールコード3を挟圧した場合について説明すると、その鼓状ローラが、プライ2の側縁部を構成するスチールコード3のコード間隔を小さくするので、図5(c)に示すように、全幅に渡ってコード間隔が一定(p1=p2、例えばp1=p2=2mm)のプライ2が得られるが、その厚さの変動が大きく(例えばt1=2.1mm〜t2=1.6mm、段差0.5mm)、十分な平滑性が得られない。
これに対し、本実施形態では、鼓状ローラ18a、18b、18c及びクラウンローラ19a、19bにそれぞれ掛巻したエンドレスベルト15、16でスチールコード3を挟圧するので、図5(d)に示すように、全幅に渡ってコード間隔が一定であることに加え(p1=p2、例えばp1=p2=2mm)、厚さが一定で(例えば、t=2.1±0.05mm)平滑なプライ2が得られる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、第1実施形態のエンドレスベルト8を掛巻するローラは、上流側が鼓状ローラ12であればよく、下流側のクラウンローラ13に代えて円筒状のローラを採用することができ、また、挟圧ローラ9を円筒状のローラにすることもできる。また、第2実施形態では、最上流のローラが鼓状ローラ18aであればよく、他の鼓状ローラ18b、18c及びクラウンローラ19a、19bを円筒状のローラにしてもよい。
エンドレスベルト8、15、16は、その補強コードとして、ポリエステルコードに代えて、スチールコードやアラミッドコードを埋設してもよく、ウレタンゴムやポリ塩化ビニル(PVC)からなるベルトも採用可能である。また、エンドレスベルト15、16は、一対に限らず複数対であってもよく、エンドレスベルト8、15、16を掛巻するローラの本数は、それぞれ2本以上であれば自由に設定することができる。
本発明の第1実施形態のプライ形成装置の斜視図 本発明の第2実施形態のプライ形成装置の平面図 プライ形成装置の側面図(第2実施形態) (a)は鼓状ローラを示す図であり、上半分は正面図、下半分は断面図、(b)はクラウンローラを示す図であり、上半分は正面図、下半分は断面図 スチールコードの配列の変化を説明する図
符号の説明
1、14 プライ形成装置
2 プライ
3 スチールコード
4 ダイス
5 トッピングゴム
6 押出機
7、17 挟圧機
8、15、16 エンドレスベルト
9 挟圧ローラ
11 ダイス孔
12、18a、18b、18c 鼓状ローラ
13、19a、19b クラウンローラ

Claims (5)

  1. 複数本のスチールコードを並べると共にトッピングゴムで被覆してなるシート状のプライを形成するためのプライ形成装置であって、
    供給された複数本のスチールコードを通す複数のダイス孔を有するダイスと、該ダイスにトッピングゴムを加圧しつつ供給して各スチールコードを被覆すると共にその素線間にトッピングゴムを侵入させる押出機と、前記ダイスを通過してトッピングゴムで被覆された複数本のスチールコードを挟圧することによって一体化しつつシート状にする挟圧機とを備え、
    前記挟圧機に、複数のローラに掛巻されて前記スチールコードを下流に送るエンドレスベルトと、該エンドレスベルトとの間に前記スチールコードを挟圧する挟圧ローラとが設けられ、前記エンドレスベルトが掛巻された複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で挟圧ローラよりも上流に配置されたローラが鼓状ローラとされたことを特徴とするプライ形成装置。
  2. 前記エンドレスベルトを掛巻する複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で挟圧ローラよりも下流に配置されるローラがクラウンローラとされたことを特徴とする請求項1に記載のプライ形成装置。
  3. 複数本のスチールコードを並べると共にトッピングゴムで被覆してなるシート状のプライを形成するためのプライ形成装置であって、
    供給された複数本のスチールコードを通す複数のダイス孔を有するダイスと、該ダイスにトッピングゴムを加圧しつつ供給して各スチールコードを被覆すると共にその素線間にトッピングゴムを侵入させる押出機と、前記ダイスを通過してトッピングゴムで被覆された複数本のスチールコードを挟圧することによって一体化しつつシート状にする挟圧機とを備え、
    前記挟圧機に、前記スチールコードを挟圧しつつ下流に送る少なくとも一対のエンドレスベルトが設けられ、該エンドレスベルトのそれぞれが複数のローラに掛巻され、対をなすエンドレスベルトの一方を掛巻した複数のローラのうち、スチールコードの進行方向で少なくとも最上流のローラは、前記スチールコードを挟圧することなく下流に送るよう他方のエンドレスベルトよりも上流に配置されると共に、鼓状ローラとされたことを特徴とするプライ形成装置。
  4. 前記他方のエンドレスベルトが掛巻されるローラがクラウンローラとされたことを特徴とする請求項3に記載のプライ形成装置。
  5. 複数本のスチールコードを並べると共にトッピングゴムで被覆してなるシート状のプライを形成する方法であって、
    ダイスに複数本のスチールコードを供給して複数のダイス孔に通しながら、前記ダイスに押出機でトッピングゴムを加圧しつつ供給して各スチールコードを被覆すると共にその素線間にトッピングゴムを侵入させ、その後、複数本のスチールコードをエンドレスベルトが掛巻された鼓状ローラに掛けることにより、前記プライの側縁部を構成するスチールコードを中央側に寄せ、さらに、トッピングゴムで被覆した複数本のスチールコードを前記鼓状ローラに掛巻されたエンドレスベルトと他のエンドレスベルト又は挟圧ローラとで挟圧することによって一体化しつつシート状にすることを特徴とするプライの形成方法。
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