JP2009028809A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パレットの入替えを短時間に行うことができ、ワークを連続して能率良く加工することができる加工装置を提供する。
【解決手段】前後に移動可能なテーブル16と、テーブル16上とテーブル16の前方のワーク段取り台21A,21Bとの間を個別に移動可能で、ワークWを搭載する2個のパレット22A,22Bとを備える。各パレット22A,22Bを連結機構31によりテーブル16に連結する。テーブル16を前進端のパレット入替え位置P1を含む加工移動範囲内で移動させる。連結機構31の解除状態で、各パレットをロッドレスシリンダ37A,37Bにより、パレット入替え位置P1とワーク脱着位置P2との間に移動させる。各パレットの下面には後方側に突出するレール23を設ける。ベッド上及びワーク段取り台上にはレールを案内するための複数のガイドローラ24,26を設ける。テーブル上にはレールに摺接するリニアガイド27を設ける。
【選択図】図7

Description

この発明は、例えばレーザ加工装置等の加工装置に係り、特にワークを加工ヘッドと対応する位置に対して搬入させるとともに同位置から搬出させるためのワーク移動機構を備えた加工装置に関するものである。
従来、この種のワーク移動機構を備えた加工装置としては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来装置においては、加工テーブルが加工ヘッドと対応する加工位置とそこから離間した待機位置との間で移動可能に配設されている。加工テーブル上には、ワークを載置するための2個のパレットが加工テーブルの移動方向と直交する方向に並設されるとともに、加工テーブルの移動方向と同方向へ移動可能に配置されている。各パレットと加工テーブルとの間には、いずれかのパレットを加工テーブルに対して選択的に連結するための連結機構が設けられている。また、加工テーブルが待機位置から加工位置へ移動しても、加工テーブルに連結されていないパレットが同方向に移動しないように同パレットの移動を規制するための規制機構が設けられている。
そして、加工テーブルが待機位置から加工位置に移動されたときには、加工テーブルに連結されたパレットは加工テーブルとともに加工位置に移動されて、そのパレット上のワークに対して加工が施される。これに対して、加工テーブルに連結されていないパレットは加工テーブルとともに移動されることなく、規制機構によって待機位置の加工テーブル上から加工位置と離間する前方位置へ退避移動されて移動規制される。この移動規制状態のパレットに対して、そのパレットの移動方向と直交する外側方から、加工済みのワークと未加工のワークとの脱着交換が行われる。
特許第3898624号公報
この従来の加工装置においては、移動規制状態のパレットに対するワークの脱着作業が終了した後でも、そのパレットが加工テーブルの待機位置よりも退避移動した移動規制位置に維持されている。そして、加工テーブルに連結されたパレット上のワークに対する加工の終了後に、加工テーブルが加工位置から待機位置に移動されたとき、ワークの脱着交換を終了したパレットが移動規制位置から待機位置に移動されて、そのパレットが連結機構により加工テーブルに連結される。それとともに、加工済みのワークを載置したパレットが加工テーブルに対する連結状態から解除される。
このため、従来の加工装置においては、加工テーブルに対するパレットの入替えに際して、加工テーブルを加工位置外の待機位置に移動させる必要がある。このため、従来の加工装置においては、パレットの入替え作業を短時間に行うことができず、サイクルタイムに時間的なロスが生じて、ワークの加工を連続して能率良く行うことができないという問題があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、テーブルの移動位置に関係なく、パレットを前方の段取り台へ移動させてワークの脱着を行い、ワークの脱着が終了したパレットをパレット入替え位置に移動させて、その位置で待機させることができ、そして、テーブルがパレット入替え位置に移動されると同時にパレットをテーブル対して位置精度よく連結させることができ、これによってテーブルに対するパレットの入替えを短時間に行うことができて、サイクルタイムを短縮でき、結果としてワークを連続して能率良く高精度に加工することができる加工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、ベッド上に固定の門型コラムに対して左右方向へ移動可能に設けられた加工ヘッドと、その加工ヘッドの下方に対応して前記ベッド上に前後方向へ移動可能に配置されたテーブルと、そのテーブルより前方においてベッド上に固定配置されたワーク段取り台と、前記テーブルの上面に左右に2個並べて載置可能な大きさで、前記テーブル上とワーク段取り台上との間を前後方向へ個別に移動可能に配設され、ワークを搭載するための左右2個のパレットと、前記各パレットをテーブルに対して解除可能に連結するための連結手段と、前記テーブルを前進端のパレット入替え位置を含む加工移動範囲内で移動させるための第1駆動手段と、前記連結手段の解除状態において前記各パレットに解除可能に連結され、各パレットを前記パレット入替え位置とその前方のワーク段取り台上のワーク脱着位置との間に移動させるための第2駆動手段とを備え、前記各パレットの下面には同パレットの移動方向に沿って延びるとともに後方側に突出するレールを設け、前記ベッド上及びワーク段取り台上には前記レールを案内するための複数のガイドローラを設け、前記テーブル上には前記レールに摺接するリニアガイドを設けたことを特徴としている。
従って、この発明の加工装置においては、テーブルに連結されたいずれか一方のパレット上のワークの加工中に、そのテーブルの移動位置に関係なく、他方のパレットを前方の段取り台上に移動させてワークの脱着を行い、ワークの脱着作業を終了した他方のパレットをあらかじめワーク脱着位置からパレット入替え位置に移動させて待機させておくことができる。このため、一方のパレット上のワークの加工終了後に、テーブルがパレット入替え位置に移動されると同時にそのままテーブルに連結させることができるので、そのテーブルに対するパレットの入替えを、時間的なロスが生じることなく短時間に行うことができる。よって、ワークを連続して能率良く加工することができる。
また、前記各パレットのレールがテーブル上においてはリニアガイドによって支持されて案内されるため、テーブルとパレットがどの位置に移動してもテーブルとレール及びパレットとの位置関係を正確に保つことができて、高い加工精度を得ることができる。そして、レールのリニアガイドによって案内される以外の部分は、ガイドローラによって案内されるため、レールをガイドローラによって円滑に案内できる。
また、前記の構成において、前記第2駆動手段としてロッドレスシリンダを用いるとよい。このように構成した場合には、ピストンロッドの突出を許容するための移動スペースを確保する必要がなく、加工装置をコンパクトに構成することができる。
さらに、前記の構成において、前記ワーク脱着位置の前方には、各パレットへのワーク脱着作業のための開口を開閉可能なシャッタを左右に2箇所設けるとよい。このように構成した場合には、作業者は加工装置の前方端位置に居て左右のシャッタを交互に選択的に開閉させることにより、各パレットへのワークの脱着作業を、加工ヘッドによるワークの加工に影響を受けることなく容易に行うことができる。
以上のように、この発明によれば、テーブルに対するパレットの入替えを短時間に行うことができ、ワークを連続して能率良く加工することができる。
以下に、この発明をレーザ加工装置に具体化した一実施形態を、図面に基づいて説明する。
レーザ加工装置の側面図である図1及び同じくレーザ加工装置の平面図である図2に示すように、この実施形態のレーザ加工装置においては、ベッド11の後部上面に門型コラム12が立設固定されている。門型コラム12上には、加工ヘッド13が左右方向(図1及び図2においてY軸方向)及び上下方向(同図においてZ軸方向)へ移動可能に支持されている。加工ヘッド13の下部には、レーザ光を照射するためのノズル14が照射角度変更可能に設けられている。なお、この実施形態においては、図1及び図2の左側を前部、右側を後部とする。
前記ベッド11上には、ワークWを前後方向(図1及び図2においてX軸方向)に移動させて加工ヘッド13と対応する加工位置に対して搬入移動させるとともに、前記加工位置から搬出移動させ、さらに、前記加工位置において加工のために前後方向に所要量移動させるためのワーク移動機構15が装設されている。
すなわち、図1及び図5に示すように、ベッド11上には、テーブル16がベッド11上において前後方向に延長された一対のレール17を介して同前後方向へ移動可能に配置されている。図3及び図4に示すように、ベッド11上には、第1駆動手段としての移動用モータ18が配設されている。そして、この移動用モータ18にて送りネジ19が回転されることにより、ナット20を介してテーブル16がパレット入替え位置P1を前進端とした所定の加工移動範囲内において往復移動される。
図1及び図2に示すように、前記テーブル16よりも前方位置において、ベッド11上には前後方向へ平行に延びる左右各一対の板材よりなるワーク段取り台21A,21Bが固定配置されている。テーブル16上とワーク段取り台21A,21B上との間には、ワークWを搭載するための左右一対のパレット22A,22Bが前後方向へ個別に移動可能に配設されている。これらのパレット22A,22Bは、テーブル16の上面に左右に2個並べて載置可能な大きさとなっている。
図4及び図5に示すように、前記各パレット22A,22Bの下面には、各一対のレール23が移動方向(前後方向)に沿って平行に延びるとともに、各パレット22A,22Bの後方側へ突出するように固定されている。従って、レール23は各パレット22A,22Bと一体に移動される。図3及び図4に示すように、テーブル16の前記加工移動範囲よりも後方において、ベッド11上には前記レール23の移動を案内するとともに、同レール23を支持するための複数のガイドローラ24がブラケット25を介して回転可能に配置されている。各ワーク段取り台21A,21B上には、前記レール23の移動を案内するとともに、同レール23を支持するための複数のガイドローラ26が回転可能に配置されている。テーブル16上には前記レール23に摺接して同レール23を支持する前後,左右各一対のリニアガイド27が固定配置されている。
図2及び図3に示すように、防塵カバー47は各パレット22A,22Bの端部に取り付けられるとともに、複数箇所において図示しないステーを介してレール23上に支持されている。この防塵カバー47はレール23の位置の上方を覆い、レール23及びベッド11に粉塵がかからないようにしている。
図4及び図5に示すように、各パレット22A,22Bの前端下面の左右両側部には、各一対の短い補助レール28が移動方向に沿って平行をなすように固定されている。テーブル16のパレット入替え位置P1と対応する位置において、ベッド11上には前記補助レール28の移動を案内するとともに、各パレット22A,22Bを支持するための各一対のガイドローラ29がブラケット30を介して回転可能に配置されている。
図5及び図6に示すように、前記各パレット22A,22Bとテーブル16との間には、それらのパレット22A,22Bをテーブル16に対して解除可能に連結するための連結手段としての第1連結機構31が設けられている。すなわち、各パレット22A,22Bの後端部には連結板32が突設され、それらの連結板32の下面には連結孔33が形成されている。各連結板32の連結孔33と係脱可能に対応するように、テーブル16の後端部には一対の連結ピン34がブラケット35を介して上下動可能に支持されている。各ブラケット35の下部には、連結ピン34を上下動させるための連結用シリンダ36が取り付けられている。
そして、連結用シリンダ36により連結ピン34が上方に突出移動されたとき、その連結ピン34がパレット22A,22B側の連結板32の連結孔33に係合されて、パレット22A,22Bがテーブル16に対して連結される。一方、連結用シリンダ36により連結ピン34が下方に没入移動されたときには、その連結ピン34が連結板32の連結孔33から離脱されて、テーブル16に対するパレット22A,22Bの連結が解除される。
図4及び図6に示すように、前記各パレット22A,22Bに対応して、ベッド11上の前端部には一対の第2駆動手段としてのロッドレスシリンダ37A,37Bがパレット22A,22Bの移動方向に沿って延びるように固定されている。各ロッドレスシリンダ37A,37Bのピストン37aと各パレット22A,22Bとの間には、それらのパレット22A,22Bをロッドレスシリンダ37A,37Bのピストン37aに対して解除可能に連結するための第2連結機構38が設けられている。
すなわち、各パレット22A,22Bの下面中央部には連結板39が固定され、それらの連結板39の下面には連結孔40が形成されている。各連結板39の連結孔40と係脱可能に対応するように、各ロッドレスシリンダ37A,37Bのピストン37a上には連結ピン41がブラケット42を介して上下動可能に支持されている。各ブラケット42の下部には、連結ピン41を上下動させるための連結用シリンダ43が取り付けられている。
そして、第2連結機構38の連結用シリンダ43により連結ピン41が上方に突出移動されたとき、その連結ピン41がパレット22A,22B側の連結板39の連結孔40に係合されて、パレット22A,22Bがロッドレスシリンダ37A,37Bのピストン37aに対して連結される。この状態で、ロッドレスシリンダ37A,37Bが作動されることにより、パレット22A,22Bがパレット入替え位置P1とその前方のワーク段取り台21A,21B上のワーク脱着位置P2との間で移動される。一方、連結用シリンダ43により連結ピン41が下方に没入移動されたときには、その連結ピン41が連結板39の連結孔40から離脱されて、ロッドレスシリンダ37A,37Bのピストン37aに対するパレット22A,22Bの連結が解除される。
図1及び図2に示すように、ワーク脱着位置P2の前方には、防護装置46が設けられている。この防護装置46には、各パレット22A,22Bへのワーク脱着作業のために各パレット22A,22Bにそれぞれ対応する一対の開口44が形成され、両開口44には、それらを開閉するシャッタ45が設けられている。そして、防護装置46の外側(加工装置の前方端位置)に作業者が位置して、これらのシャッタ45を交互に選択的に開放して、ワーク脱着位置P2に移動されたパレット22A,22Bに対して、開口44を介して加工済みのワークWと未加工のワークWとの脱着交換作業を行うようになっている。
次に、前記のように構成されたレーザ加工装置の作用を説明する。
さて、図7に示す状態では、左側パレット22Aが第1連結機構31の連結動作によりワークWの加工移動範囲内に位置するテーブル16に連結されているのに対して、右側パレット22Bが第1連結機構31の解除動作によりテーブル16との連結から解除されている。また、この右側パレット22Bが第2連結機構38の連結動作により右側のロッドレスシリンダ37Bのピストン37aに連結されて、ワーク脱着位置P2に位置している。この状態で、移動用モータ18により送りネジ19が回転されると、テーブル16が所定の加工移動範囲内を前後方向に移動されて、第1連結機構31を介して左側パレット22Aが一体に移動される。それとともに、加工ヘッド13が門型コラム12に沿って左右方向に移動されながら、加工ヘッド13のノズル14から左側パレット22A上のワークWにレーザ光が照射される。このレーザ光の照射により、左側パレット22A上のワークWに対して加工が施される。この左側パレット22Aの加工動作中には、同パレット22Aのレール23は、ベッド11上のガイドローラ24によって安定した状態で支持される。また、このとき、左側パレット22Aに対応する左側の開口44はシャッタ45によって閉鎖されている。
一方、このとき、前記右側パレット22Bは、前記のように第2連結機構38を介してロッドレスシリンダ37Bのピストン37aに連結されている。そして、ロッドレスシリンダ37Bのピストン37aは前方に引き込まれた状態にあり、右側パレット22Bはワーク段取り台21B上のワーク脱着位置P2に配置されている。この状態においては、右側パレット22Bの下面に設けられた一対のレール23がワーク段取り台21B上に配置された複数のガイドローラ26によって支持されて案内されるとともに、先端側がテーブル16上のリニアガイド27によって支持されて案内される。このとき、テーブル16がその移動範囲の後端に位置しても、レール23はリニアガイド27による支持状態が維持される長さを有している。従って、右側パレット22Bがワーク脱着位置P2において安定に保持される。
そして、左側パレット22A上のワークWの加工中に、右側パレット22Bに対応する左側の開口44のシャッタ45のみを開放させた状態で、ワーク脱着位置P2の前方側から右側パレット22Bに対して、開口44を介して加工済みのワークWと未加工のワークWとの脱着交換を行うことができる。このように、ワーク脱着位置P2の前方に設けられた右側のシャッタ45のみを開放させることによって、左側パレット22A上のワークWの加工に影響を受けることなく、右側パレット22BへのワークWの脱着作業を行うことができる。
そして、この右側パレット22Bに対するワークWの脱着作業が終了すると、ロッドレスシリンダ37Bの押し出し動作により、右側パレット22Bが図7に実線で示すワーク脱着位置P2から、同図に鎖線で示す後方のパレット入替え位置P1にレール23において前記ガイドローラ26及びリニアガイド27に案内されながら移動されて、待機状態になる。この状態においては、右側パレット22Bの下面に設けられた各レール23の後方突出部がベッド11上に配置された複数のガイドローラ24に支持されて案内されるとともに、同右側パレット22Bの前端下面に設けられた一対の補助レール28がベッド11上に配置された一対のガイドローラ29に支持されるため、右側パレット22Bがパレット入替え位置P1において待機状態に安定に保持される。
以上のように、テーブル16が加工移動範囲内のいずれの位置に移動されていても、ワークWの脱着交換を終了した右側パレット22Bは、ワーク脱着位置P2からパレット入替え位置P1に移動されて、左側パレット22A上のワークWの加工終了を待つことができる。
その後、左側パレット22A上のワークWの加工が終了すると、図8に示すように、テーブル16が移動用モータ18による送りネジ19の回転により、加工移動範囲の前進端のパレット入替え位置P1に移動配置される。この場合、パレット入替え位置P1に待機している右側パレット22Bの下面のレール23がテーブル16上のリニアガイド27に摺接して支持されるため、右側パレット22Bはテーブル16上の所定位置に位置決めして載置される。この状態で、左側パレット22Aが、第1連結機構31の解除動作によりテーブル16との連結から解除されるとともに、第2連結機構38の連結動作によりロッドレスシリンダ37Aのピストン37aに連結される。それと同時に、右側パレット22Bが、第2連結機構38の解除動作によりロッドレスシリンダ37Aのピストン37aとの連結から解除されるとともに、第1連結機構31の連結動作によりテーブル16に連結される。
そして、移動用モータ18により送りネジ19が回転されると、図9に示すように、テーブル16が加工位置において前後方向に移動されて、右側パレット22Bがそれと一体に移動される。そして、加工ヘッド13が左右方向に移動されながら、加工ヘッド13のノズル14から右側パレット22B上のワークWにレーザ光が照射されて、右側パレット22B上のワークWに対して加工が施される。
このとき、図9に示すように、加工済みのワークWを搭載した左側パレット22Aがロッドレスシリンダ37Aの引き込み動作により、パレット入替え位置P1からワーク段取り台21B上のワーク脱着位置P2に移動配置される。この状態においても、前記右側パレット22Bの場合と同様に、左側パレット22Aの下面の各レール23がワーク段取り台21A上の複数のガイドローラ26によって支持されて案内されるとともに、テーブル16上のリニアガイド27によって支持されるため、左側パレット22Aがワーク脱着位置P2に安定に保持される。
従って、前記左側パレット22A上のワークWの加工時と同様に、この右側パレット22B上のワークWの加工中に、ワーク脱着位置P2の前方側から左側パレット22Aに対して、加工済みのワークWと未加工のワークWとの脱着交換を行うことができる。この場合にも、ワーク脱着位置P2の前方に設けられた左側のシャッタ45のみを開放させることによって、右側パレット22B上のワークWの加工に影響を受けることなく、左側パレット22AへのワークWの脱着作業を行うことができる。
そして、この左側パレット22Aに対するワークWの脱着作業が終了すると、ロッドレスシリンダ37Aの押し出し動作により、左側パレット22Aが図9に実線で示すワーク脱着位置P2から、同図に鎖線で示す後方のパレット入替え位置P1に移動配置される。この状態においても、前記の場合と同様に、左側パレット22Aの下面の各レール23の後方突出部がテーブル16上のリニアガイド27及びベッド11上のガイドローラ24に支持されて案内されるとともに、左側パレット22Aの前端下面の各補助レール28がベッド11上の各ガイドローラ29に支持される。このため、左側パレット22Aがパレット入替え位置P1に安定に保持される。
そして、加工が施されるワークWが左右入替えられ、以上の動作が繰り返されて、ワークWに対する加工が継続される。すなわち、左右一対のパレット22A,22Bを使用して、ワークWの加工及び脱着交換が交互に繰り返し行われることにより、複数のワークWが連続的に加工される。従って、この実施形態においては、以下の効果を発揮する。
(1) この実施形態の加工装置においては、テーブル16は所定の加工範囲内を移動するのみであって、パレット22A,22Bの入替えのために、加工範囲外に移動されることはない。そして、テーブル16に連結されたいずれか一方のパレット22A,22B上のワークWの加工中に、そのテーブル16の移動位置に関係なく、他方のパレットを前方の段取り台21A,21B上へ移動させてワークWの段取りを行い、ワークWの脱着作業を終了した他方のパレット22B,22Aをあらかじめワーク脱着位置P2から加工範囲の前端位置であるパレット入替え位置P1に移動させることができる。このため、一方のパレット22A,22B上のワークWの加工終了後に、テーブル16がパレット入替え位置P1に移動されると同時にそのままテーブル16にパレット22A,22Bを連結させることができるので、テーブル16に対してパレット22A,22Bを連結または解除させるのみで、パレット22A,22Bの入替えを行うことができる。よって、従来構成とは異なり、加工に用いるパレット22A,22Bの入替えを時間的なロスが生じることなく短時間に行うことができて、サイクルタイムを短くでき、ワークWを連続して能率良く加工することができる。
(2) この実施形態の加工装置においては、左右の各パレット22A,22Bのレール23がテーブル16上においてはリニアガイド27によって支持されて案内されるため、テーブル16とパレット22A,22Bがどの位置に移動しても、テーブル16とレール23、すなわちテーブル16とパレット22A,22Bとの位置関係を正確に保つことができる。従って、パレット22A,22B上のワーク対して高い加工精度を得ることができる。
(3) レール23のリニアガイド27によって案内される以外の部分は、ガイドローラ24,26によって案内されるため、レール23がガイドローラ24,26に対して離脱位置から案内位置に進入したとしても、ガイドローラ24,26はレール23を円滑に案内できる。
(4) パレット入替え位置P1では、各パレット22A,22Bの前端下面の補助レール28をガイドローラ29により支持するため、テーブル16がどの位置にあっても、パレット22A,22Bを安定した姿勢に保つことができる。
(5) この実施形態の加工装置においては、パレット22A,22Bをパレット入替え位置P1とワーク脱着位置P2との間で移動させるための第2駆動手段として、ロッドレスシリンダ37A,37Bが用いられている。このため、作動ロッドを備える通常のシリンダを用いた場合とは異なり、作動ロッドを延長させるためのスペースが不要となり、各パレット22A,22Bのための広い移動スペースを確保する必要がなく、加工装置をコンパクトに構成することができる。
(6) この実施形態の加工装置においては、ワーク脱着位置P2の前方には、各パレット22A,22Bに対応してワーク脱着作業のための開口44が設けられるとともに、その開口44を開閉可能なシャッタ45が設けられている。このため、作業者は加工装置の前方端位置に居て、左右のシャッタ45を選択的に交互に開閉させることにより、各パレット22A,22BへのワークWの脱着作業を、加工ヘッド13によるワークWの加工に影響を受けることなく容易に行うことができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、パレット22A,22Bに対する使用済みのワークWと未加工のワークWとの脱着交換を、作業ロボット等により自動的に行うように構成すること。
・ 第2駆動手段を構成するロッドレスシリンダ37A,37Bに代えて、ラックとピニオンを用いること。
この発明を具体化したレーザ加工装置の一実施形態を示す側面図。 図1のレーザ加工装置の平面図。 同レーザ加工装置におけるワーク移動機構を拡大して示す側面図。 図3のワーク移動機構の部分平面図。 図3の5−5線における拡大断面図。 図5の6−6線における部分断面図。 図4のワーク移動機構においてワークの移動状態を示す部分平面図。 同ワークの移動状態を図7に続いて示す部分平面図。 同ワークの移動状態を図8に続いて示す部分平面図。
符号の説明
11…ベッド、12…門型コラム、13…加工ヘッド、15…ワーク移動機構、16…テーブル、18…第1駆動手段としての移動用モータ、19…送りネジ、20…ナット、21A,21B…ワーク段取り台、22A,22B…パレット、23…レール、24,26…ガイドローラ、27…リニアガイド、31…連結手段としての第1連結機構、32…連結板、33…連結孔、34…連結ピン、36…連結用シリンダ、37A,37B…第2駆動手段としてのロッドレスシリンダ、37a…アクチュエータ、38…第2連結機構、39…連結板、40…連結孔、41…連結ロッド、43…連結用シリンダ、44…開口、45…シャッタ、W…ワーク、P1…パレット入替え位置、P2…ワーク脱着位置。

Claims (3)

  1. ベッド上に固定の門型コラムに対して左右方向へ移動可能に設けられた加工ヘッドと、
    その加工ヘッドの下方に対応して前記ベッド上に前後方向へ移動可能に配置されたテーブルと、
    そのテーブルより前方においてベッド上に固定配置されたワーク段取り台と、
    前記テーブルの上面に左右に2個並べて載置可能な大きさで、前記テーブル上とワーク段取り台上との間を前後方向へ個別に移動可能に配設され、ワークを搭載するための左右2個のパレットと、
    前記各パレットをテーブルに対して解除可能に連結するための連結手段と、
    前記テーブルを前進端のパレット入替え位置を含む加工移動範囲内で移動させるための第1駆動手段と、
    前記連結手段の解除状態において前記各パレットに解除可能に連結され、各パレットを前記パレット入替え位置とその前方のワーク段取り台上のワーク脱着位置との間に移動させるための第2駆動手段とを備え、
    前記各パレットの下面には同パレットの移動方向に沿って延びるとともに後方側に突出するレールを設け、前記ベッド上及びワーク段取り台上には前記レールを案内するための複数のガイドローラを設け、前記テーブル上には前記レールに摺接するリニアガイドを設けたことを特徴とする加工装置。
  2. 前記第2駆動手段としてロッドレスシリンダを用いたことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
  3. 前記ワーク脱着位置の前方には、各パレットへのワーク脱着作業のための開口を開閉可能なシャッタを左右に2箇所設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の加工装置。
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