JP2006334698A - 2面並置形自動パレット交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】段取り位置を交換位置の間に設けて、装置の据付面積を小さくした2面並置形自動パレット交換装置を提供する。
【解決手段】工作機械11にパレットPa,Pbの搬入出位置F及び搬入出位置Rを規定する。パレット交換装置21を、テーブル15の移動方向と同じ前後方向(Y軸方向)に沿って、手前側の載置位置A及び奥側の載置位置BにパレットPa,Pbを2枚並べて載置可能な載置エリアを規定する基台4を備えるように構成する。基台4に、搬入出位置Fに停止したテーブル15と載置位置Aとの間で、及び搬入出位置Rに停止したテーブル15と載置位置Bとの間で、それぞれパレットPaまたはPbを移動させ工作機械11に対して搬入出させるパレット搬入出手段と、載置位置Aと載置位置Bとの間でパレットPaまたはPbを任意の中間位置Cに移動させ位置決めするパレット前後移動手段と、を配設して構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テーブルが水平面内で移動可能な工作機械に隣接して設けられ、水平方向のパレットの移動によりテーブルとの間でパレットを授受する2面並置形自動パレット交換装置に関する。
自動パレット交換装置は、作業者による段取り作業の効率を向上させるために、交換装置上のパレットを所望の位置へ移動させることが以前より様々に考えられてきた。例えば、特許文献1に記載の2面並置形自動パレット交換装置は、テーブルが水平面内で移動可能な工作機械に隣接して設けられ、テーブルの移動方向に直交する水平方向のパレットの移動によりテーブルとの間でパレットを授受する自動パレット交換装置にあって、工作機械のテーブルの移動方向に沿ってパレットを2組載置し、それぞれのパレットをテーブルの移動方向に直交する水平方向に移動できるパレット載置部と、一方のパレット載置部から他方のパレット載置部にパレットを移動するパレット移動手段とを設けてなるものである。
この装置によれば、従来は奥側に位置していたパレットが、工作機械の正面側に近いパレット交換装置の手前側に移動させることができ、よってワークの取り替え作業を簡単に行うことが出来て、作業員の移動距離が少なく操作性が著しく向上する。
特開2004−291181号公報
しかし、上述の装置では、ワークを載置したパレットを作業者の手前側に移動させることが望むべき作用であったため、実際にその作用を得ることができ、所定の効果を得られるものであったとしても、ワークの加工によってパレット上面に散乱した切り粉や切削液等の不要物を清掃する段取り作業を行うためには、段取り位置に移動させたパレットと装置のカバーとの間に隙間を設けるように構成して装置下部に設けた回収箱へ不要物を落として回収しなければならなかった。その為、パレット交換時に必要な空間以上の隙間を設けることとなり、その余分な隙間だけ装置の据付面積が大きくなっていた。また、隙間によってパレットと作業者間の隙間が広くなり作業性が悪くなっていた。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、作業者側の手前側に規定したワーク交換作業の為の載置位置だけでなく、パレットの移動位置を別に設け、清掃等の段取り作業の為の隙間を確保することでその位置でのパレット清掃を可能とし、装置の据付面積を小さくできる2面並置形自動パレット交換装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る2面並置形自動パレット交換装置は、テーブルが水平面内で移動可能な工作機械に隣接して設けられ、テーブルの移動範囲内でテーブルに対してパレットを搬入出するための搬入出位置を規定し、水平方向のパレットの移動により搬入出位置のテーブルとの間でパレットを授受する自動パレット交換装置にあって、2枚のパレットを載置する載置位置を2個所に備え、それぞれの載置位置と搬入出位置との間でパレットを移動するパレット搬入出手段と、一方の載置位置と他方の載置位置との間でパレットを任意の中間位置に移動するパレット移動手段と、を設けてなるように構成される。
請求項2の発明に係る2面並置形自動パレット交換装置は、テーブルの移動範囲内にパレットの搬入出位置を2個所に規定し、パレット搬入出手段は、一方の載置位置でパレットを支持するとともにそのパレットを一方の搬入出位置へ案内する第1の支持フレームと、他方の載置位置でパレットを支持するとともにそのパレットを他方の搬入出位置へ案内する第2の支持フレームと、第1及び第2の支持フレームを上下に移動させる上下移動手段と、を有してなり、パレット移動手段は、パレットを支持する第3の支持フレームと、パレットを支持した第3の支持フレームを一方の載置位置、任意の中間位置及び他方の載置位置に案内する案内手段と、第3の支持フレームを案内手段による案内方向に駆動する駆動手段と、を有してなり、上下移動手段により第1及び第2の支持フレームを下降させて、第1の支持フレームに支持されたパレットを第3の支持フレームに載せ換えて支持し、駆動手段により第3の支持フレームを任意の中間位置または他方の載置位置に移動させ、第3の支持フレームが他方の載置位置に移動した場合は、第3の支持フレームを第2の支持フレーム上に位置決めし、上下動手段により第1及び第2の支持フレームを上昇させて第3の支持フレームに載置されていたパレットを第2の支持フレームに載せ換えて支持するように構成される。
請求項3の発明に係る2面並置形自動パレット交換装置は、パレット移動手段の駆動手段は、第3の支持フレームを一方の載置位置と任意の中間位置との間で移動させる第1駆動手段と、第3の支持フレームを他方の載置位置と任意の中間位置との間で移動させる第2駆動手段と、を有してなるように構成される。
請求項1の発明によれば、パレット交換に必要な最小限の据付面積にて段取りステーションを構築できる。また、パレット上面清掃・ワーク取り付け作業性が向上する。
請求項2の発明によれば、上下移動手段によって上下動させる構成要素を少なくでき、上下移動手段の小型化が可能となる。
請求項3の発明によれば、移動距離を2分割してそれぞれの駆動手段の分担距離を短くでき、例えば駆動手段がシリンダである場合には伸縮長さを短くでき、駆動手段の小型化が可能となる。
本発明に係るパレット交換装置を実施した形態について図面に基づき説明する。
図1〜図3に示すように、工作機械11は、左右方向(X軸方向)及び上下方向(Z軸方向)へ移動可能な主軸頭部分12と、主軸頭部分12の移動方向に対して直交する前後方向(Y軸方向)へパレットPa,Pbを移動可能なテーブル15と、を備えて構成されている。また工作機械11には、主軸に装着された工具を交換する工具交換装置20が付設されている。さらに工作機械11には、加工前後のワークを段取りするための段取りステーションとして機能するとともに、工作機械11との間でパレットPa,Pbを搬入出するように構成されたパレット交換装置21が隣接して設けられている。
パレットPa及びパレットPbは、長方形板状のパレット本体25と、その下面に長手方向に沿って設けられた2本のレール体26とを有して構成され、両パレットPa,Pbは同一形状に形成されている。また工作機械11の主軸頭部分12の下方には、テーブル15の移動範囲内であって、手前側に規定した搬入出位置F及び奥側に規定した搬入出位置Rとに2枚のパレットPa,Pbをそれぞれ並べた面積及び所定の高さを確保してなるワーク加工エリアを備えている。
テーブル15は、パレットPa,Pbの下面側を固定するクランプ機構を内蔵し、パレット位置決めロケータ及び位置決めピンによりパレットPa,Pbを高精度に且つ強力に固定するように構成されている。また、テーブル15は、移動範囲内の搬入出位置F、Rの間において、ワークを載置したパレットPaまたはパレットPbを、前後方向へ往復移動可能に構成されている。
パレット交換装置21は、テーブル15の移動方向と同じ前後方向(Y軸方向)に沿って、手前側の載置位置A(2点鎖線)及び奥側の載置位置B(2点鎖線)にパレットPa,Pbを2枚並べて載置可能な載置エリアを規定する基台4を備えている。基台4には、搬入出位置Fに停止したテーブル15と載置位置Aとの間で、及び搬入出位置Rに停止したテーブル15と載置位置Bとの間で、それぞれパレットPaまたはPbを移動させ工作機械11に対して搬入出させるパレット搬入出手段と、載置位置Aと載置位置Bとの間でパレットPaまたはPbを任意の中間位置Cに移動させ位置決めするパレット前後移動手段(パレット移動手段)と、が配設されている。また、テーブル15とパレット交換装置21との間でパレットPa,Pbを搬入出する際、パレット交換装置21までの空間上に延設するガイド装置(図示略)を備えている。
基台4は、載置エリアの四方を囲む側板5と、載置エリアの下方のほぼ中央位置に開口部8を形成するように側板5から下り傾斜を有する底板6と、側板5、底板6、パレット搬入出手段及びパレット前後移動手段等を取り付ける4本の支柱7とを備えて構成されている。また基台4の開口部8の下側には、切り粉やオイル等の不要物を回収する箱台車9が配置されている。
パレット搬入出手段は、載置位置AでパレットPaを支持するとともにパレットPaを搬入出位置Fへ案内する前側支持フレーム31(第1の支持フレーム)と、載置位置BでパレットPbを支持するとともにパレットPbを搬入出位置Rへ案内する後側支持フレーム32(第2の支持フレーム)と、前側支持フレーム31の案内に沿ってパレットPaを左右に搬送させる前側搬送装置33と、後側支持フレーム32の案内に沿ってパレットPbを左右に搬送させる後側搬送装置34と、前側及び後側支持フレーム31,32を上下に移動させる上下移動手段と、備えて構成されている。
前側及び後側支持フレーム31,32は、パレットPa,Pbの2本のレール体26に対応する2本の軌道36を備え、各軌道36には、パレットPa,Pbを下側から支持した状態で、対応するレール体26に当接する各列4個のカムフォロア37を備えて構成されている。前側及び後側搬送装置33,34は、ネジ条を刻設した棒体38と、棒体38を軸回転させるモータ39と、棒体38に螺合した状態でモータ39の駆動により左右方向に移動する円筒体40と、パレットPa,Pbのレール体26に設けられたパレットフック41に係合するように円筒体40から突設された突起体42と、を備えてそれぞれ構成されている。前側搬送装置33は基台4の前側の側板5に、また後側搬送装置34は基台4の後側の側板5に、左右方向に棒体38を一致させるようにそれぞれ設けられている。上下移動手段は、基台4に前後方向に架設した2本のベース梁45の各2個所から鉛直方向に立設された4本のシリンダ46からなり、前側及び後側支持フレーム31,32の軌道36を連結する2本の連結梁に各2本のシリンダ46の伸縮コアの上端を固定して構成されている。
パレット前後移動手段は、パレットPaまたはPbの一方を支持する可動支持フレーム51(第3の支持フレーム)と、可動支持フレーム51を前後方向に沿って案内するガイドレール52(案内手段)と、ガイドレール52に沿って可動支持フレーム51を前後に移動させる前後移動装置53(駆動手段)と、を備えて構成されている。
可動支持フレーム51は、パレットPaまたはPbの両短辺側を下側から支持する2つの支持部材54と、両支持部材54を連結する連結部材とから構成され、各支持部材54の底面には、基台4の左右側の側板5に沿って設けられたガイドレール52に嵌る溝部が形成され、ガイドレール52上を滑走可能に構成されている。前後移動装置53は、基台4の後側の側板5の右端付近から右側の側板5に沿って横設された第1シリンダ55(第1駆動手段)と、右側の支持部材54に設けられた第2シリンダ56(第2駆動手段)とからなり、共通のコアを伸縮可能に構成されている。
次に、パレット交換装置21による工作機械11に対するパレットの搬入出動作を説明する。
図2は、例えばパレットPaが載置位置Aで停止し、パレット交換装置21が搬入出動作可能な状態を示している。この状態では、パレットPaと基台4の前側の側板5との間に隙間D1が生じている。また、パレット搬入出手段の前後及び後側支持フレーム31,32は上下移動装置によって所定位置まで上昇し、パレットPaはパレット前後移動手段の可動支持フレーム51から離れ、パレットPaのレール体26が前後支持フレーム31の軌道36のカムフォロア37上に当接した状態で支持される。また、パレットフック41が前側搬送装置33の突起体42に係合する。
そしてモータ39による円筒体40の移動とともに突起体42を介して前側支持フレーム31上をパレットPaが摺動し、前側搬送装置33の円筒体40が2点鎖線で示す位置まで移動した時に、突起体42を円筒体40に収納する等の解除手段によってパレットフック41と突起体42との係合が解除され、工作機械11側の搬入出装置(図示略)によってパレットPaの搬入動作が引き継がれ、搬入出位置Fに停止しているテーブル15上に搬入される。
また、搬入出位置Fから載置位置AへのパレットPaの搬出は、工作機械11側の搬入出装置によって搬入出位置Fのテーブル15上から前述のパレットフック41と突起体42との係合が解除された位置までパレットPaが搬出され、パレットフック41と突起体42とが係合し、前側搬送装置33によって搬出動作が引き継がれ、載置位置Aの前側支持フレーム31上に搬出される。また、載置位置Bと搬入出位置Rとの間においても、例えばパレットPbは同様に搬入出動作する。
このように、パレット交換装置21は、パレットPa及びPbを載置位置A、Bからテーブル15の搬入出位置F、Rとに対して搬入出させる。
次に、パレット交換装置21によるパレットの前後移動動作を説明する。
図3は、工作機械11の搬入出位置Fから載置位置Aに搬出されたパレットPaが、パレット前後移動手段によって載置位置Aから載置位置Cへ移動し停止した状態を示している。この状態では、パレットPaと基台4の前側の側板5との間に隙間D2が確保される。パレット交換装置21がパレットPaの前後移動動作状態にある場合、パレット搬入出手段の前後及び後側支持フレーム31,32は上下移動装置によって所定位置まで下降し、パレットPaはパレット前後移動手段の可動支持フレーム51のみによって支持される。載置位置Aから載置位置CへのパレットPaの移動は、第2シリンダ56を短縮させることによって、2本のガイドレール52上を可動支持フレーム51の両支持部材54を摺動させて行われる。
載置位置Cにおいては、作業者Mによって例えばパレットPa上の不要物を取り除く等の段取り作業が行われる。不要物は、隙間D2から下方へ落とされ基台4の底板6に沿って滑り降り開口部8から箱台車9に回収される。
また、載置位置Cから載置位置BへのパレットPaの移動は、さらに第1シリンダ55を短縮させることによって行われる。また、載置位置Bから載置位置Cへの移動は第1シリンダ55の伸長によって、及び載置位置Cから載置位置Aへの移動は第2シリンダ56の伸長によって行われる。パレットPbについても、同様に前後移動動作が行われる。
このように、パレット交換装置21は、パレットPaまたはPbを載置位置A、載置位置B、及び任意の中間位置Cに移動させる。
以上のように構成されたパレット交換装置21による工作機械11に対するパレットの交換手順を説明する。
先ず、加工が終了したワークを載置したパレットPbと、加工前のパレットPaとの交換手順を示す。
1.工作機械11のテーブル15に載せられたパレットPbはワークへの加工が完了して加工位置からテーブルごと奥側の搬入出位置Rに移動される。パレット交換装置21では、パレット交換装置21の載置位置Aに位置したパレットPaに既に加工前のワークが載置されている。
2.パレットPbについてテーブル15との固定が解除される。
3.パレットPbが搬入出位置Rから、パレット交換装置21の奥側の載置位置Bへ移動されて搬出されるとともに、空になったテーブル15が手前側の搬入出位置Fに移動される。
4.戻されたテーブル15の搬入出位置Fへ、パレット交換装置21のパレットPaが載置位置Aから移動されて搬入される。
5.搬入されたパレットPaがテーブル15に固定される。
6.工作機械11のパレットPaに載置されたワークに対して加工作業が始まる。パレット交換装置21のパレットPbはパレット前後移動手段によりテーブル15の移動方向と平行な方向へ手前側の載置位置Aまで移動し、手前側から作業員Mが加工終了したワークを外す。
7.空のパレットPbが載置位置Cまで移動し、作業者MがパレットPb上の不要物を取り除く等の清掃作業を行う。
8.清掃後のパレットPbが載置位置Aまで移動し、新たに加工前のワークが載せられる。
9.加工前ワークを載せたパレットPbが奥側の載置位置Bへパレット前後移動手段により移動され、待機状態となる。
次に、加工が終了したワークを載置したパレットPaと、加工前のパレットPbとの交換手順を示す。
1.工作機械11のテーブル15に載せられたパレットPaはワークへの加工が完了してテーブル15ごと搬入出位置Fに移動される。パレット交換装置21では、パレット交換装置21の奥側の載置位置Bに位置したパレットPbには既に加工前のワークが載置されている。
2.パレットPaについてテーブル15との固定が解除される。
3.パレットPaが搬入出位置Fからパレット交換装置21の手前側の載置位置Aへ移動されて搬出されるとともに、空になったテーブル15が、次のパレットPbのために搬入出位置Rに戻される。
4.搬入出位置Rに戻されたテーブル15へパレット交換装置21の載置位置BからパレットPbが移動されて搬入される。
5.搬入されたパレットPbがテーブル15に固定され、工作機械11のパレットPbに載置されたワークに対して加工作業が始まる。パレット交換装置21のパレットPaでは、手前側の載置位置Aにおいて作業員が加工終了したワークを外す。
6.空のパレットPaが載置位置Cまで移動し、作業者MがパレットPa上の不要物を取り除く等の清掃作業を行う。
7.清掃後のパレットPaに新たに加工前のワークが載せられ、待機状態となる。
なお、これらの工作機械11及びパレット交換装置21を連動して動かす制御部分は従来の制御手段と同じであり、パレット搬入出動作の際に、必要であればテーブル15を前後方向へ往復動させる工程を追加している。
このように段取りステーション上でパレット位置をパレット交換位置と別の位置に位置決め可能とすることにより、ワークの交換作業の際にはパレットを手前まで移動して最小の隙間D1にすることができ、また清掃作業等の際にはパレットを任意の中間位置まで移動させ位置決めして手前側に所定の隙間D2を確保することができる。よって、パレット交換に必要な最小限の据付面積にて段取りステーションを構築でき、パレット上の清掃・ワークの交換作業を容易化でき、作業性を向上できる。また、上下移動手段によって上下動させる構成要素を少なくでき、上下移動手段の小型化が可能となる。さらに、駆動手段の駆動分担距離を2分割して短くでき、例えば駆動手段がシリンダである場合には伸縮長さを短くでき、駆動手段の小型化が可能となる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下列挙するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)工作機械11には、主軸頭部分12と、ワーク加工エリアとを囲むように、保護カバーで覆っても良い。またパレット交換装置21には、パレットの載置位置を覆うように所定の高さを確保してなる保護カバーで覆っても良い。また保護カバーで覆った場合には、ワークの段取り作業用窓や工作機械11とパレット交換装置21との間で、パレットを移動可能な開閉扉等を設けることができる。
(2)パレット搬入出装置は、載置位置A、Bに2組設けることに限らず、工作機械11側に設けることが可能であり、また2つの載置位置A、Bに対して搬入出可能とするように兼用のものをテーブル15に1組を設けることも可能である。
(3)駆動手段は、ボールネジ等他の駆動手段によって構成可能である。
(4)パレット搬送手段は、パレットフックと突起体との係合に限らず、他の係合手段により係合可能としても良い。
(5)工作機械11側にパレットの搬入出装置を設ける代わりに、棒体38を工作機械側に突出するまで延長するか或いは突起体42を工作機械11側にクランク上に延長する等することにより、パレット交換装置21側の動作のみで工作機械11へのパレットの搬入出を可能とすることもでき、その場合、工作機械側に搬入出装置を設ける必要がなくなる。
工作機械とパレット交換装置において、テーブル、パレットの移動状態を説明する構成平面図である。 本発明に係るパレット交換装置の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)はD−D線での要部断面図である。 本発明に係るパレット交換装置の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)はE−E線での要部断面図である。
符号の説明
11・・工作機械、15・・テーブル、21・・パレット交換装置、31・・前側支持フレーム(第1の支持フレーム)、32・・後側支持フレーム(第2の支持フレーム)、51・・可動支持フレーム(第3の支持フレーム)、52・・ガイドレール(案内手段)、55・・第1シリンダ(第1駆動手段)、56・・第2シリンダ(第2駆動手段)、A,B・・載置位置、C・・任意の中間位置、F,R・・搬入出位置、Pa,Pb・・パレット。

Claims (3)

  1. テーブルが水平面内で移動可能な工作機械に隣接して設けられ、テーブルの移動範囲内でテーブルに対してパレットを搬入出するための搬入出位置を規定し、水平方向のパレットの移動により搬入出位置のテーブルとの間でパレットを授受する自動パレット交換装置にあって、
    2枚のパレットを載置する載置位置を2個所に備え、
    それぞれの載置位置と搬入出位置との間でパレットを移動するパレット搬入出手段と、
    一方の載置位置と他方の載置位置との間でパレットを任意の中間位置に移動するパレット移動手段と、を設けてなる、
    ことを特徴とする2面並置形自動パレット交換装置。
  2. テーブルの移動範囲内にパレットの搬入出位置を2個所に規定し、
    パレット搬入出手段は、
    一方の載置位置でパレットを支持するとともにそのパレットを一方の搬入出位置へ案内する第1の支持フレームと、
    他方の載置位置でパレットを支持するとともにそのパレットを他方の搬入出位置へ案内する第2の支持フレームと、
    第1及び第2の支持フレームを上下に移動させる上下移動手段と、を有してなり、
    パレット移動手段は、
    パレットを支持する第3の支持フレームと、
    パレットを支持した第3の支持フレームを一方の載置位置、任意の中間位置及び他方の載置位置に案内する案内手段と、
    第3の支持フレームを案内手段による案内方向に駆動する駆動手段と、を有してなり、
    上下移動手段により第1及び第2の支持フレームを下降させて、第1の支持フレームに支持されたパレットを第3の支持フレームに載せ換えて支持し、
    駆動手段により第3の支持フレームを任意の中間位置または他方の載置位置に移動させ、
    第3の支持フレームが他方の載置位置に移動した場合は、第3の支持フレームを第2の支持フレーム上に位置決めし、上下動手段により第1及び第2の支持フレームを上昇させて第3の支持フレームに載置されていたパレットを第2の支持フレームに載せ換えて支持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の2面並置形自動パレット交換装置。
  3. パレット移動手段の駆動手段は、
    第3の支持フレームを一方の載置位置と任意の中間位置との間で移動させる第1駆動手段と、
    第3の支持フレームを他方の載置位置と任意の中間位置との間で移動させる第2駆動手段と、を有してなる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の2面並置形自動パレット交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010207993A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Okuma Corp パレット交換装置

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