JP2010207958A - 研削盤における安全カバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削盤に元々設けられる前面カバーの開閉を利用して、安全カバーを開閉動作させるようにした研削盤における安全カバー装置を提供する。
【解決手段】主軸台13もしくは心押台14と砥石台15との間に配設され、工作物着脱時は砥石車16の前面側を覆い、工作物加工時は主軸台もしくは心押台の後方に退避される隔離カバー34を、工作物加工時は閉止され、工作物着脱時は開放される前面カバー22の開閉方向に沿って開閉可能に設け、隔離カバーと前面カバーを連動して開閉させるために、隔離カバーと前面カバーを一体的に連結した。
【選択図】図2

Description

本発明は、主軸台もしくは心押台の後部と砥石車の前側との間に設けられる隔離カバーを、前面カバーと連動して作動できるようにした研削盤における安全カバー装置に関するものである。
研削盤においては、回転する砥石車に作業者が接触しないようにするために、主軸台もしくは心押台の後部と砥石台との間に隔離カバーを配設している。一般に隔離カバーは、例えば、特許文献1に記載されているように、シリンダ装置によって回動される保安カバーにて構成され、工作物の着脱時には、回転している砥石から作業者の安全を確保するために、砥石車の前面側を覆い、工作物の加工時には、加工に障害とならない位置に退避されるようになっている。
特開昭53−44987号公報
しかしながら、特許文献1に記載の保安カバー(隔離カバー)においては、保安カバーが心押台のラムの進退動作に同期して回動作動されるように構成されているため、構成が複雑になり、しかも、保安カバーが研削液飛散エリア内に配置されるため、動作不良等機械の信頼性が低下する問題がある。また、工作物の着脱時(非研削時)には、保安カバーが砥石車の前面側を覆っているため、メンテナンス時に保安カバーが障害となり、メンテナンス作業が行いにくい問題がある。
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、研削盤に元々設けられる前面カバーの開閉を利用して、安全カバーを開閉動作させるようにした研削盤における安全カバー装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明の特徴は、全体カバーに設けられた開口部を、工作物加工時は閉止し、工作物着脱時は開放する前面カバーと、該前面カバーを開閉するアクチュエータを備えた研削盤において、主軸台もしくは心押台と砥石台との間に配設され、工作物着脱時は砥石車の前面側を覆い、工作物加工時は前記主軸台もしくは心押台の後方に退避される隔離カバーを、前記前面カバーの開閉方向に沿って開閉可能に設け、前記隔離カバーと前記前面カバーを連動して開閉させるために、前記隔離カバーと前記前面カバーを一体的に連結したことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記隔離カバーと前記前面カバーを一体的に連結する連結部材を備え、該連結部材は、前記隔離カバーを前記前面カバーに対して開閉方向に相対移動できるように、前記隔離カバーと前記前面カバーとの連結を解除できるようになっていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記前面カバーおよび前記隔離カバーは、同一のガイドレールに摺動可能にガイドされていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項3において、前記ガイドレールは、ベッド上に固定された支持ブロック上に設置され、該支持ブロック上に前記前面カバーを前記ガイドレールに沿って一定ストローク摺動させるアクチュエータが設置されていることである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記前面カバーに、前記ガイドレールと平行に補助ガイドレールを設け、該補助ガイドレールに、前記隔離カバーが摺動可能にガイドされていることである。
請求項1に係る発明によれば、主軸台もしくは心押台と砥石台との間に配設され、工作物着脱時は砥石車の前面側を覆い、工作物加工時は主軸台もしくは心押台の後方に退避される隔離カバーを、前面カバーと平行な方向に開閉可能に設け、隔離カバーと前面カバーを連動して開閉させるために、隔離カバーと前面カバーを一体的に連結したので、簡単な構成で、隔離カバーを前面カバーの開閉に連動して開閉させることができる。しかも、隔離カバーを開閉するための特別なアクチュエータを不要にできるとともに、隔離カバーの閉じ確認用および開き確認用のスイッチ等を不要にでき、部品点数の削減が可能となって、安全カバー装置のコストを低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、隔離カバーと前面カバーを一体的に連結する連結部材を備え、連結部材は、隔離カバーを前面カバーに対して開閉方向に相対移動できるように、隔離カバーと前面カバーとの連結を解除できるようになっているので、メンテナンス時等においては、前面カバーと隔離カバーとの連結を解除し、隔離カバーを前面カバーに対して相対的移動させることにより、前面カバーを開放した状態で、隔離カバーを主軸台もしくは心押台の後方に退避されることができる。
請求項3に係る発明によれば、前面カバーおよび隔離カバーは、同一のガイドレールに摺動可能にガイドされているので、前面カバーおよび隔離カバーをガイドするガイド構成を簡単にすることができる。
請求項4に係る発明によれば、ガイドレールは、ベッド上に固定された支持ブロック上に設置され、支持ブロック上に前面カバーをガイドレールに沿って一定ストローク摺動させるアクチュエータが設置されているので、前面カバーおよび隔離カバーをガイドするガイドレールおよびアクチュエータを、研削液が飛散するエリアより遠ざけることができ、機械の信頼性を向上することができる。
請求項5に係る発明によれば、前面カバーに、ガイドレールと平行に補助ガイドレールを設け、補助ガイドレールに、隔離カバーが摺動可能にガイドされているので、ガイドレールによって摺動可能にガイドされた前面カバーを備えた既存の研削盤に、僅かな変更を加えるのみで、隔離カバーを前面カバーの開閉に連動して開閉させることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す安全カバー装置を備えた研削盤の正面図である。 研削盤を側方から見た図である。 第1の実施の形態に係る作動状態を模式的に示すもので、工作物の加工時における前面カバーおよび隔離カバーの状態を示した図である。 第1の実施の形態に係る作動状態を模式的に示すもので、工作物の着脱時における前面カバーおよび隔離カバーの状態を示した図である。 第1の実施の形態に係る作動状態を模式的に示すもので、メンテナンス時における前面カバーおよび隔離カバーの状態を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係る安全カバー装置を示す図である。 図6の矢印7方向から見た図である。
以下本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は研削盤10の正面図を示し、図2は側面図を示す。
図1および図2において、研削盤10は、ベッド11を備え、ベッド11の前方には、図2に示すように、テーブル12が前後方向(Z軸方向)にスライド可能に支持されている。テーブル12上には、工作物の一端を支持する主軸台13が設置されている。また、テーブル12上には、図2には示されていないが、工作物の他端を支持する心押台14(図3参照)が、主軸台13とZ軸方向に所定量離間して設置されている。ベッド11の後方には、砥石台15がZ軸方向と交差するX軸方向に進退可能に支持されている。砥石台15には、工作物を加工する砥石車16が回転可能に支持され、砥石車16は砥石台15上に設置された砥石駆動モータ17によって回転駆動されるようになっている。
ベッド11には、図1に示すように、研削盤10の前面、両側面および上面を覆う固定カバー20が固定されている。固定カバー20の前面中央部には、主軸台13と心押台14間への工作物の着脱を行えるように、開口部21が開口されている。開口部21は、前面カバー22によって開閉されるようになっており、前面カバー22は、工作物加工時は開口部21を閉止し、工作物着脱時は開口部21を開放するようになっている。
次に、前面カバー22およびそれを開閉させる構成について説明する。図1および図2において、ベッド11上には、砥石台15を跨ぐように門形の支持ブロック23が固定され、この支持ブロック23の上面に、ガイドレール24がZ軸方向に沿って設置されている。ガイドレール24には、ガイドレール24の長手方向に間隔を有して一対の第1ガイドブロック25が摺動可能にガイドされ、これら一対の第1ガイドブロック25に前面カバー22の後端部28が固着されている。これによって、前面カバー22はガイドレール24によってZ軸方向に沿って摺動可能である。前面カバー22は、図2に示すように、後端部28より前方に向かって水平に延在され、主軸台13と心押台14との間に支持される工作物の上面を覆う上面壁22aと、主軸台13と心押台14との間に支持される工作物の前面を覆う前面壁22bと、上面壁22aと前面壁22bとを接続する傾斜壁22cを備えている。前面壁22bの下端には、ガイドローラ26が支持され、ガイドローラ26はベッド11の前面位置にZ軸方向に沿って固定された水平ガイド27上を転動するようになっている。これによって、前面カバー22は、砥石台15上方のガイドレール24と、ベッド11前面位置の水平ガイド27との前後2ヶ所を案内され、安定して摺動できるようになっている。
支持ブロック23上には、例えば、エアシリンダからなるアクチュエータ30がガイドレール24に沿って設置され、このアクチュエータ30の可動部(ピストンロッド)31の一端は、前面カバー22の後端部28に突設された連結ブラケット32に連結されている。かかるアクチュエータ30によって前面カバー22は一定ストローク摺動され、固定カバー20の開口部21を開閉するようになっている。
ところで、上記したガイドレール24は、前面カバー22を開閉させるに必要な長さよりさらに大きな長さを有しており、ガイドレール24には、第1ガイドブロック25に並設して、一対の第2ガイドブロック33が摺動可能にガイドされている。第2ガイドブロック33には、隔離カバー34の上端が固着されている。隔離カバー34は、主軸台13と心押台14との間に支持される工作物と砥石車16との間に鉛直方向に延在する金属板からなり、工作物の着脱時には、砥石車16の前面側を覆い、工作物の加工時には、砥石車16による工作物の加工の障害とならないように主軸台13の後方に退避されるものである。上記した前面カバー22および隔離カバー34によって、研削盤10の安全カバーを構成している。
隔離カバー34と前面カバー22は、連結部材35によって、Z軸方向にオーバラップしない関係で一体的に連結され、隔離カバー34は、前面カバー22の開閉に連動して主軸台13の後方位置と砥石車16の前面位置との間で移動されるようになっている。すなわち、隔離カバー34は、前面カバー22が工作物の着脱のために固定カバー20の開口部21を開放したときは、砥石車16の前面側を覆う位置に移動され、一方、前面カバー22が工作物の加工のために固定カバー20の開口部21を閉止したときは、主軸台13の後方に移動され、砥石車16による工作物の加工に障害とならない位置に退避するようになっている。
連結部材35は、両端をボルト36によって前面カバー22および隔離カバー34に着脱可能に連結され、ボルト36を取外すことによって、連結部材35による前面カバー22と隔離カバー34の一体的な連結を解除できるようになっている。連結部材35による連結を解除することにより、隔離カバー34を手動によって前面カバー22に対して相対移動できるようになる。すなわち、前面カバー22によって開口部21を開放しているときは、通常隔離カバー34によって工作物位置と砥石車位置との間が閉止されているため、メンテナンスに支障をきたす恐れがある。このような場合に、連結部材35による前面カバー22と隔離カバー34の連結を解除して、隔離カバー34を手動でガイドレール24上をスライドさせ、工作物位置と砥石車位置との間を開放させることにより、前面カバー22あるいは隔離カバー34を分解しなくても、メンテナンスを可能にすることができる。
次に、上記した第1の実施の形態における動作を、図3〜図5の作動状態図に基づいて説明する。工作物Wの加工時には、図3に示すように、前面カバー22が固定カバー20の開口部21(図1参照)を閉止しているとともに、隔離カバー34が主軸台13の後方に退避されて、砥石車16による工作物の加工を可能にしている。
工作物の研削加工が完了すると、砥石台15が後退端位置まで後退される。砥石台15が後退端位置まで後退されると、アクチュエータ30が作動され、前面カバー22がガイドレール24に沿って図3の右方向に移動される。同時に、隔離カバー34が前面カバー22に連動して、ガイドレール24に沿って図3の右方向に移動される。
前面カバー22が図3の右方向に一定ストローク移動されると、図4に示すように、固定カバー20の開口部21が開放されるとともに、隔離カバー34が砥石車16の前面側を覆うように、工作物と砥石車16との間に介在される。これによって、開口部21を通して工作物の着脱が可能になるとともに、回転している砥石車16に作業者が触れることを確実に防止できるようになる。なお、前面カバー22が一定ストローク移動されると、これが図略の前面カバー開放確認用スイッチによって確認され、ランプあるいはブザー等により作業者に報知される。
その状態(図4に示す状態)で、開口部21を通して工作物の着脱作業が実施され、工作物の着脱作業が終了すると、作業者によって図略の工作物着脱完了ボタンが操作され、これに基づいて、アクチュエータ30が前記と逆方向に作動され、前面カバー22がガイドレール24に沿って図4の左方向に移動されるととともに、隔離カバー34が前面カバー22に連動して、ガイドレール24に沿って図4の左方向に移動される。
前面カバー22が図4の左方向に一定ストローク移動されと、図3に示すように、固定カバー20の開口部21が再び閉止されるとともに、隔離カバー34が主軸台13の後方に退避され、工作物と砥石車16との間を開放して、砥石車16による工作物の加工を可能にする。前面カバー22が一定ストローク移動されると、これが図略の前面カバー閉止確認用スイッチによって確認され、工作物の加工開始指令が発せられる。
ところで、研削盤10をメンテナンスする場合には、連結部材35による前面カバー22と隔離カバー34の連結を解除することにより、図5に示すように、前面カバー22によって開口部21を開放している状態で、隔離カバー34を図5の左方向に前面カバー22に対して相対的に移動させることができ、これによって、工作物位置と砥石車位置との間が開放される。従って、作業者は、開口部21を通して砥石車16に接近することができるようになり、固定カバー20や、前面カバー22あるいは隔離カバー34を分解しなくても、メンテナンス作業を容易に行うことができるようになる。
上記した第1の実施の形態によれば、工作物の着脱時には砥石車16の前面側を覆い、工作物の加工時には主軸台13の後方に退避される隔離カバー34を、前面カバー22を摺動可能にガイドするガイドレール24に摺動可能に設け、隔離カバー34と前面カバー22を連動して開閉させるために、隔離カバー34と前面カバー22を連結部材35によって一体的に連結したので、きわめて簡単な構成で、隔離カバー34を前面カバー22の開閉に連動して開閉させることができる。
しかも、前面カバー22および隔離カバー34をガイドするガイドレール24およびそれを開閉作動するアクチュエータ30を、砥石台15を跨いでベッド11上に固定された支持ブロック23上に設置したので、ガイドレール24およびアクチュエータ30を、研削液が飛散するエリアより遠ざけることができる。これによって、研削液によるトラブルを回避でき、機械の信頼性を向上することができる。
このような結果、隔離カバー34を開閉するための特別なアクチュエータ、および隔離カバー34の閉じ確認用および開き確認用のスイッチ等を不要にできるので、部品点数の削減が可能となって、安全カバー装置のコストを低減することができる。
図6および図7は、本発明の第2の実施の形態を示すもので、上記した第1の実施の形態と異なる点は、第1の実施の形態においては、前面カバー22と隔離カバー34を同一のガイドレール24に摺動可能にガイドさせたが、第2の実施の形態においては、隔離カバー34をガイドするガイドレール(補助ガイドレール40)を前面カバー22に設けたことである。なお、第1の実施の形態と同一の構成部品については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図6において、前面カバー22の後端部28には、前面壁22bと平行な後面壁22dが、砥石車16による工作物の加工を妨げない高さ位置まで垂下されている。後面壁22dには、図7に示すように、補助ガイドレール40がガイドレール24と平行な方向に固定され、補助ガイドレール40は後面壁22dの側方にオーバハングして延在されている。補助ガイドレール40には、一対の補助ガイドブロック41が摺動可能にガイドされ、この補助ガイドブロック41に、工作物の着脱時に砥石車16の前面側を覆う隔離カバー34が固定されている。前面カバー22の後面壁22dと隔離カバー34は、連結部材35によって、Z軸方向にオーバラップしない関係で一体的に連結され、前面カバー22がアクチュエータ30(図1参照)によってガイドレール24に沿って摺動(開閉)されると、隔離カバー34が前面カバー22と一体的に移動されるようになっている。
すなわち、前面カバー22が工作物の着脱のために固定カバー20の開口部21を開放したときは、これと一体に移動される隔離カバー34が砥石車16の前面側を覆う位置に移動され、前面カバー22が工作物の加工のために固定カバー20の開口部21を閉止したときは、隔離カバー34は主軸台13の後方に移動され、砥石車16による工作物の加工に障害とならない位置に退避するようになっている。
そして、メンテナンス時には、ボルト36を取外して、連結部材35による前面カバー22と隔離カバー34との連結を解除することにより、隔離カバー34を前面カバー22に設けた補助ガイドレール40に沿って前面カバー22に対して相対的に移動させることができる。これによって、前面カバー22によって開口部21を開放している状態で、隔離カバー34による工作物位置と砥石車位置との間を開放させることができる。
このように、第2の実施の形態においては、隔離カバー34は何ら摺動することなく、前面カバー22と一体的に移動され、連結部材35による前面カバー22と隔離カバー34との連結を解除した場合にのみ、前面カバー22の後面壁22dに設けた補助ガイドレール40にガイドされて、砥石車16の前面位置を開放するように作動される。
従って、第2の実施の形態によれば、前面カバー22を摺動可能にガイドするガイドレール24を、前面カバー22を開閉させるに必要な長さ以上にする必要がなく、これにより、ガイドレール24によって摺動可能にガイドされた前面カバー22を備えた既存の研削盤に、僅かな変更を加えるのみで、隔離カバー34を前面カバー22の開閉に連動して開閉させることができるようになる。
上記した実施の形態においては、隔離カバー34を主軸台13の後方位置に退避させるようにした例について述べたが、隔離カバー34を心押台14の後方位置に退避させるように構成することもできる。なお、この場合、前面カバー22の開閉方向は、上記した実施の形態で述べた場合と逆になる。
また、上記した実施の形態においては、メンテナンス等を考慮して、前面カバー22と隔離カバー34を取外し可能な連結部材35によって分離可能に連結した例について述べたが、前面カバー22と隔離カバー34を分離可能に連結することは、本発明にとって必ずしも必要な要件ではなく、前面カバー22と隔離カバー34を一体的に形成したり、一体不可分に連結するようにしても、本発明の特徴を何ら損なうものではない。
また、上記した実施の形態においては、ガイドレール24およびアクチュエータ30を設置した支持ブロック23を、砥石台15を跨ぐように門形にしてベッド11上に固定した例について述べたが、支持ブロック23は必ずしも門形である必要はなく、例えば、機械の幅が狭いような場合には、片持ち式の支持ブロックとすることもできる。
さらに、上記した実施の形態においては、前面カバー22と隔離カバー34を連結部材35によってZ軸方向にオーバラップしない関係で一体的に連結した例について述べたが、前面カバー22と隔離カバー34をZ軸方向に一部オーバラップするように連結しても何ら差し支えないものである。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の形態を採り得るものである。
本発明に係る研削盤における安全カバー装置は、固定カバーに設けた開口部を開閉する前面カバーと、砥石車の前面側を覆う隔離カバーを設けた研削盤に用いるのに適している。
13…主軸台、14…心押台、15…砥石台、16…砥石車、20…固定カバー、21…開口部、22…前面カバー、23…支持ブロック、24…ガイドレール、30…アクチュエータ、34…隔離カバー、35…連結部材、36…ボルト、40…補助ガイドレール。

Claims (5)

  1. 全体カバーに設けられた開口部を、工作物加工時は閉止し、工作物着脱時は開放する前面カバーと、該前面カバーを開閉するアクチュエータを備えた研削盤において、
    主軸台もしくは心押台と砥石台との間に配設され、工作物着脱時は砥石車の前面側を覆い、工作物加工時は前記主軸台もしくは心押台の後方に退避される隔離カバーを、前記前面カバーの開閉方向に沿って開閉可能に設け、前記隔離カバーと前記前面カバーを連動して開閉させるために、前記隔離カバーと前記前面カバーを一体的に連結したことを特徴とする研削盤における安全カバー装置。
  2. 請求項1において、前記隔離カバーと前記前面カバーを一体的に連結する連結部材を備え、該連結部材は、前記隔離カバーを前記前面カバーに対して開閉方向に相対移動できるように、前記隔離カバーと前記前面カバーとの連結を解除できるようになっていることを特徴とする研削盤における安全カバー装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記前面カバーおよび前記隔離カバーは、同一のガイドレールに摺動可能にガイドされていることを特徴とする研削盤における安全カバー装置。
  4. 請求項3において、前記ガイドレールは、ベッド上に固定された支持ブロック上に設置され、該支持ブロック上に前記前面カバーを前記ガイドレールに沿って一定ストローク摺動させるアクチュエータが設置されていることを特徴とする研削盤における安全カバー装置。
  5. 請求項1または請求項2において、前記前面カバーに、前記ガイドレールと平行に補助ガイドレールを設け、該補助ガイドレールに、前記隔離カバーが摺動可能にガイドされていることを特徴とする研削盤における安全カバー装置。
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