JP2009028221A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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剛 田辺
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
Takuya Yoshimi
琢也 吉見
Takeshi Kuwabara
健 桑原
Kazuharu Ueda
和治 植田
Makoto Iriuchijima
誠 入内島
Yasuyoshi Ota
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Abstract

【課題】作業者による作業部位に近接した位置に放射線画像を表示させることができるとともに、支障なく作業を継続させることのできる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
【解決手段】放射線検出カセッテ24の放射線検出器40によって検出された放射線画像情報は、無線通信によってコンソール28に送信され、画像処理部100で所望の画像処理が施された後、医師が装着する表示装置26に無線通信によって送信され、表示部94に表示される。医師は、表示部94に表示された放射線画像を確認しながら手術を継続する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換して表示する表示装置を備えた放射線画像撮影システムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が広汎に使用されている。この場合、放射線変換パネルとしては、放射線画像が露光記録される従来からの放射線フイルムや、蛍光体に放射線画像としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。これらの放射線変換パネルは、放射線画像が記録された放射線フイルムを現像装置に供給して現像処理を行い、あるいは、蓄積性蛍光体パネルを読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像が得られる。
一方、手術室等の医療現場においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、放射線変換パネルから直ちに放射線画像を読み出して表示できることが要求される。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体検出素子を用いた放射線検出器が開発されている。
このような放射線検出器を用いた放射線画像撮影システムとして、例えば、特許文献1及び2に開示されたものがある。
特許文献1では、放射線検出器によって検出した放射線画像情報を無線通信によって処理装置に送信し、処理装置において画像処理等の信号処理を行うようにしている。
特許文献2では、放射線検出器によって検出した放射線画像情報を処理装置に対して無線通信により送信した後、処理装置から表示装置に放射線画像情報を無線通信で送信して表示させるようにしている。
特許第3494683号公報 特開2007―61386号公報
特許文献1では、放射線検出器から処理装置に対し無線通信によって放射線画像情報を送信しているが、処理装置で処理した放射線画像情報をどのようにして表示装置に送信して表示させるかについての具体的な記載はない。この場合、処理装置にケーブルを介して表示装置を接続するものとすると、ケーブルによって表示装置の配置が制約されるだけでなく、処理装置と表示装置との間のケーブルが作業の邪魔になってしまうおそれがある。特に、手術室のような作業環境において、床面近くにケーブルが配設される場合、ケーブルへの塵埃の付着等による汚染を考慮した対策が必要となる。
一方、特許文献2では、放射線検出器と処理装置との間、及び、処理装置と表示装置との間での信号の送受信を無線通信で行っているため、上記のケーブルにより生じる不具合を回避することができる。また、表示装置の設置場所がX線撮影室であるため、手術室に比べると表示装置の配置に対する制約は少ない。
しかしながら、例えば、表示装置を手術室に配設する場合、次のような課題に対する対策が必要である。すなわち、取得した放射線画像を手術中に確認する場合、表示装置が手術台から離れていると、医師が手術部位から目を離して確認することになり、手術が中断されることが懸念される。一方、表示装置を手術台に近接して配置すると、他の処理機器や作業の邪魔になってしまうため、設置場所が大きく制約される。
本発明は、前記の課題に鑑みなされたものであり、作業者による作業部位に近接した位置に放射線画像を表示させることができるとともに、支障なく作業を継続させることのできる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
本発明の放射線画像撮影システムは、被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネルと、前記放射線画像情報を無線通信によって外部に送信する送信手段と、前記放射線変換パネル及び前記送信手段を駆動する電力を供給するバッテリとを有するカセッテと、
前記カセッテから送信される前記放射線画像情報を受信する受信手段と、前記放射線画像情報に対して画像処理を施す画像処理手段と、画像処理された前記放射線画像情報を無線通信によって外部に送信する送信手段とを有する画像処理装置と、
前記画像処理装置から送信される画像処理された前記放射線画像情報を受信する受信手段と、受信した前記放射線画像情報を表示する表示手段とを有する表示装置と、
を備え、前記表示装置は、作業者が装着可能に構成されることを特徴とする。
本発明によれば、放射線画像情報を取得するカセッテと、放射線画像情報の画像処理を施す画像処理装置と、画像処理された放射線画像情報を表示する表示装置との間を無線通信で送受信する構成とすることで、装置間のケーブルをなくして作業性を向上させるとともに、表示装置を作業者に装着することで、作業者が作業部位から目を離すことなく、表示された放射線画像を確認することができる。従って、作業者は、放射線画像を確認しながら手術等の作業を継続することができる。
図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム10が設置された手術室12の説明図である。手術室12には、放射線画像撮影システム10に加えて、患者14が横臥する手術台16が配置されるとともに、医師18が手術に使用する各種器具が載置される器具台20が手術台16の側部に配置される。また、手術台16の周りには、麻酔器、吸引器、心電計、血圧計等、手術に必要な様々な機器が配置される。
放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器(後述)を内蔵した放射線検出カセッテ24と、医師18に装着され、放射線検出器によって検出された放射線Xに基づく放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26を制御するコンソール28とを備える。撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28間では、無線通信による信号の送受信が行われる。
撮影装置22は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であるとともに、医師18による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。
表示装置26は、例えば、医師18の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ(図2)、あるいは、医師18の腕部に装着されるアームマウントディスプレイ(図3)として構成することができる。
図4は、放射線検出カセッテ24の内部構成図である。放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング34を備える。ケーシング34の内部には、放射線Xが照射されるケーシング34の照射面36側から、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38、患者14を透過した放射線Xを検出する放射線検出器40(放射線変換パネル)、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板42が順に配設される。なお、ケーシング34の照射面36をグリッド38として構成してもよい。
また、ケーシング34の内部には、放射線検出カセッテ24の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御するカセッテ制御部46と、放射線検出器40によって検出した放射線Xの情報を含む信号をコンソール28との間で送受信する送受信機48とが収容される。なお、カセッテ制御部46及び送受信機48には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、ケーシング34の照射面36側に鉛板等を配設しておくことが好ましい。
図5は、放射線検出器40の回路構成ブロック図である。放射線検出器40は、放射線Xを感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層51を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)52のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量53に蓄積した後、各行毎にTFT52を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図5では、光電変換層51及び蓄積容量53からなる1つの画素50と1つのTFT52との接続関係のみを示し、その他の画素50の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、放射線検出カセッテ24内に放射線検出器40を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素50に接続されるTFT52には、行方向と平行に延びるゲート線54と、列方向と平行に延びる信号線56とが接続される。各ゲート線54は、ライン走査駆動部58に接続され、各信号線56は、読取回路を構成するマルチプレクサ66に接続される。
ゲート線54には、行方向に配列されたTFT52をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部58から供給される。この場合、ライン走査駆動部58は、ゲート線54を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ60とを備える。アドレスデコーダ60には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。
また、信号線56には、列方向に配列されたTFT52を介して各画素50の蓄積容量53に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器62によって増幅される。増幅器62には、サンプルホールド回路64を介してマルチプレクサ66が接続される。マルチプレクサ66は、信号線56を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ68とを備える。アドレスデコーダ68には、カセッテ制御部46からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ66には、A/D変換器70が接続され、A/D変換器70によってデジタル信号に変換された放射線画像情報がカセッテ制御部46に供給される。
図6は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28からなる放射線画像撮影システム10の構成ブロック図である。なお、コンソール28には、病院内の放射線科において取り扱われる放射線画像情報やその他の情報を統括的に管理する放射線科情報システム(RIS)29が接続され、また、RIS29には、病院内の医事情報を統括的に管理する医事情報システム(HIS)31が接続される。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線Xを出力する放射線源74と、コンソール28から無線通信により撮影条件を受信する一方、コンソール28に対して無線通信による撮影完了信号等を送信する送受信機76と、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号及び送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する線源制御部78とを備える。
放射線検出カセッテ24には、放射線検出器40、バッテリ44、カセッテ制御部46及び送受信機48(送信手段)が収容される。カセッテ制御部46は、放射線検出器40を構成するライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60及びマルチプレクサ66のアドレスデコーダ68に対してアドレス信号を供給するアドレス信号発生部80と、放射線検出器40によって検出された放射線画像情報を記憶する画像メモリ82と、当該放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報を記憶するカセッテIDメモリ84とを備える。送受信機48は、コンソール28から無線通信により送信要求信号を受信する一方、コンソール28に対して、カセッテIDメモリ84に記憶されたカセッテID情報、画像メモリ82に記憶された放射線画像情報を無線通信により送信する。
表示装置26は、コンソール28から放射線画像情報を受信する受信機90(受信手段)と、受信した放射線画像情報の表示制御を行う表示制御部92と、表示制御部92によって処理された放射線画像情報を表示する表示部94(表示手段)とを備える。
コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して、放射線画像情報を含む必要な情報を無線通信により送受信する送受信機96(受信手段、送信手段)と、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する撮影条件管理部98と、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理部100(画像処理手段)と、処理した放射線画像情報を記憶する画像メモリ101と、撮影対象である患者14の患者情報を管理する患者情報管理部102と、放射線検出カセッテ24から送信されたカセッテ情報を管理するカセッテ情報管理部104とを備える。コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24及び表示装置26に対して無線通信による信号の送受信を行うことができるのであれば、手術室12の外に設置してもよい。
なお、撮影条件とは、患者14の撮影部位に対して、適切な線量からなる放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間等を決定するための条件であり、例えば、撮影部位、撮影方法等の条件を挙げることができる。患者情報とは、患者14の氏名、性別、患者ID番号等、患者14を特定するための情報である。これらの撮影条件及び患者情報を含む撮影のオーダリング情報は、コンソール28で直接設定し、あるいは、RIS29を介してコンソール28に外部から供給することができる。また、カセッテ情報とは、放射線検出カセッテ24を特定するためのカセッテID情報である。
本実施形態の放射線画像撮影システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
放射線画像撮影システム10は、手術室12に設置されており、例えば、医師18による患者14の手術中において、放射線画像の撮影が必要となった際に使用される。そのため、撮影対象である患者14の患者情報は、撮影に先立ち、コンソール28の患者情報管理部102に予め登録しておく。また、撮影部位や撮影方法が予め決まっている場合には、これらの撮影条件を撮影条件管理部98に予め登録しておく。以上の準備作業が終了した状態において、患者14に対する手術が実施される。
手術中において放射線画像の撮影を行う場合、医師18又は担当する放射線技師は、患者14と手術台16との間の所定位置に、照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24を設置する。次いで、撮影装置22を放射線検出カセッテ24に対向する位置に移動させた後、撮影スイッチ72を操作して撮影を行う。
撮影装置22の線源制御部78は、送受信機96、76を介して、コンソール28の撮影条件管理部98より当該患者14の撮影部位に係る撮影条件を無線通信により取得し、取得した撮影条件に従って放射線源74を制御することにより、所定の線量からなる放射線Xを患者14に照射する。
患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド38によって散乱線が除去された後、放射線検出器40に照射され、放射線検出器40を構成する各画素50の光電変換層51によって電気信号に変換され、蓄積容量53に電荷として保持される(図5参照)。次いで、各蓄積容量53に保持された患者14の放射線画像情報である電荷情報は、カセッテ制御部46を構成するアドレス信号発生部80からライン走査駆動部58及びマルチプレクサ66に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線54に接続されたTFT52のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ66のアドレスデコーダ68は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部58によって選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して順次読み出す。
放射線検出器40の選択されたゲート線54に接続された各画素50の蓄積容量53から読み出された放射線画像情報は、各増幅器62によって増幅された後、各サンプルホールド回路64によってサンプリングされ、マルチプレクサ66を介してA/D変換器70に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、カセッテ制御部46の画像メモリ82に一旦記憶される。
同様にして、ライン走査駆動部58のアドレスデコーダ60は、アドレス信号発生部80から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線54に接続されている各画素50の蓄積容量53に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線56を介して読み出し、マルチプレクサ66及びA/D変換器70を介してカセッテ制御部46の画像メモリ82に記憶させる。
次いで、画像メモリ82に記憶された放射線画像情報は、送受信機48を介して無線通信によりコンソール28に送信される。
コンソール28に送信された放射線画像情報は、送受信機96によって受信され、画像処理部100において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部102に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ101に記憶される。
次いで、画像処理の施された放射線画像情報は、送受信機96から表示装置26に送信される。受信機90によって放射線画像情報を受信した表示装置26は、表示制御部92によって表示部94を制御し、放射線画像を表示部94に表示する。
この場合、表示装置26が医師18の頭部に装着されているため(図2)、医師18は、表示部94に表示された放射線画像を確認しながら、その視線の先にある手術部位に対する手術を継続することができる。また、表示装置26を医師18の腕に装着した場合においても同様に(図3)、頭部を殆ど移動させることなく、手元の表示部94に表示された放射線画像を確認しながら、手術を継続することができる。なお、表示装置26の設置場所としては、医師18の頭部や腕部に限られるものではなく、医師18に装着され、医師18の視線が手術部位から大きく離れることのない部位であればよい。
また、本実施形態の放射線画像撮影システム10は、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間、撮影装置22とコンソール28との間、及び、コンソール28と表示装置26との間が、信号を送受信するためのケーブルによって連結されていないため、例えば、手術室12の床面にこれらのケーブルが配設されることがなく、医師18等の作業に支障を来すおそれがない作業環境を提供することができる。
図7は、本実施形態の放射線画像撮影システム10の撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28を、無線LANを構成する中継局106を介して接続する場合を示す。放射線画像撮影システム10をこのように構成することにより、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26及びコンソール28の相互間において、より広汎な情報の送受信を行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、放射線検出カセッテ24に収容される放射線検出器40は、入射した放射線Xの線量を光電変換層51によって直接電気信号に変換するものであるが、これに代えて、入射した放射線Xをシンチレータによって一旦可視光に変換した後、この可視光をアモルファスシリコン(a−Si)等の固体検出素子を用いて電気信号に変換するように構成した放射線検出器を用いてもよい(特許第3494683号公報参照)。
また、光変換方式の放射線検出器を利用して放射線画像情報を取得することもできる。この光変換方式の放射線検出器では、マトリクス状に配列された各固体検出素子に放射線が入射すると、その線量に応じた静電潜像が固体検出素子に蓄積記録される。静電潜像を読み取る際には、放射線検出器に読取光を照射し、発生した電流の値を放射線画像情報として取得する。なお、放射線検出器は、消去光を放射線検出器に照射することで、残存する静電潜像である放射線画像情報を消去して再使用することができる(特開2000−105297号公報参照)。
本実施形態の放射線画像撮影システムが設置された手術室の説明図である。 表示装置を医師の頭部に装着した状態の説明図である。 表示装置を医師の腕部に装着した状態の説明図である。 放射線検出カセッテの内部構成図である。 放射線検出器の回路構成ブロック図である。 放射線画像撮影システムの構成ブロック図である。 他の実施形態に係る放射線画像撮影システムのブロック図である。
符号の説明
10…放射線画像撮影システム
12…手術室
14…患者
16…手術台
22…撮影装置
24…放射線検出カセッテ
26…表示装置
28…コンソール
29…RIS
31…HIS
40…放射線検出器
44…バッテリ
46…カセッテ制御部
48、76、96…送受信機
50…画素
74…放射線源
82、101…画像メモリ
84…カセッテIDメモリ
90…受信機
94…表示部
98…撮影条件管理部
100…画像処理部
102…患者情報管理部
104…カセッテ情報管理部
106…中継局

Claims (5)

  1. 被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネルと、前記放射線画像情報を無線通信によって外部に送信する送信手段と、前記放射線変換パネル及び前記送信手段を駆動する電力を供給するバッテリとを有するカセッテと、
    前記カセッテから送信される前記放射線画像情報を受信する受信手段と、前記放射線画像情報に対して画像処理を施す画像処理手段と、画像処理された前記放射線画像情報を無線通信によって外部に送信する送信手段とを有する画像処理装置と、
    前記画像処理装置から送信される画像処理された前記放射線画像情報を受信する受信手段と、受信した前記放射線画像情報を表示する表示手段とを有する表示装置と、
    を備え、前記表示装置は、作業者が装着可能に構成されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記表示装置は、前記作業者の頭部に装着されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記表示装置は、前記作業者の腕部に装着されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記カセッテ及び前記表示装置は、手術室に配置されることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記カセッテ、前記画像処理装置及び前記表示装置間での通信は、中継局を介した無線LANによって行われることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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