JP2009025993A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短くなった紙幣の搬送間隔を広げて、紙幣を安定して搬送するための手段を提供する。
【解決手段】分離部1と、搬送路2a、2bと、監視センサ3と、プール部11と、アーム部14とを備え、プール部11内の紙幣についての監視センサ3による監視結果から、後続の紙幣との搬送間隔に係る時間が基準間隔時間よりも短いとき、アーム部14を所定のタイミングよりも早く動作させて紙幣を搬送路2bに押し付けて搬送し、後続の紙幣との間隔を広げることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関の自動取引装置等に備えられ、紙幣を搬送して収納庫に格納する紙幣処理装置に関する。
従来の紙幣処理装置は、投入口に置かれた紙幣を1枚ずつ分離して搬送路に繰出し、その紙幣を搬送路の途中に設けられた鑑別部で紙幣の金種、真偽、正損等を鑑別して、その鑑別結果に基づき、正券である紙幣を振り分けゲートで振り分けて収納庫に金種別に収納し、偽券や損券と鑑別した紙幣をリジェクトボックスに収納している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−167658号公報(段落「0031」−「0032」、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、搬送する紙幣の間隔を調整する機構を有していない。このような紙幣処理装置は紙幣の搬送間隔を監視してその間隔が短い場合は、振り分けゲートによる搬送方向を切替るタイミングが間に合わなくなることを防止するために、そのような紙幣をリジェクトボックスに収納するという方法が考えられる。しかしこのような方法では、リジェクトボックス内の紙幣が増加し、収納庫内の紙幣が少なくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙幣を1枚ずつ分離する分離部と、分離された紙幣を搬送する第1の搬送路と、前記第1の搬送路により搬送される紙幣の搬送間隔を監視する監視センサと、前記第1の搬送路の終端に設けられ、搬送された紙幣を停止させるプール部と、該プール部から延び、前記第1の搬送路に対し搬送方向が反転した第2の搬送路と、所定のタイミングで動作し前記プール部で停止した紙幣を前記第2の搬送路に押し付ける押圧部とを備え、前記プール部に搬送された紙幣についての前記監視センサによる監視結果が、先行する紙幣との搬送間隔が基準よりも広く、かつ後続の紙幣との搬送間隔が基準よりも短いとき、前記押圧部を所定のタイミングよりも早く動作させて当該紙幣を前記第2の搬送路に押し付け、その紙幣を前記第2の搬送路により搬送して後続の紙幣との間隔を広げることを特徴とする。
これにより、本発明は、後続の紙幣との搬送間隔が短いときに押圧部を所定よりも早いタイミングで動作させ、プール部で停止した紙幣を第2の搬送路によって搬送して後続の紙幣との搬送間隔を空けるので、搬送間隔が短いことで紙幣をリジェクトボックスに搬送してしまうことを防止でき、安定した紙幣の搬送を行うことができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙幣処理装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙幣処理装置を示す説明図である。
図1において、1は分離部であり、図示しない紙幣投入口に投入された紙幣を1枚ずつ分離して搬送路2に繰出す機能を有する。
2は搬送路であり、分離部1で分離、繰出された紙幣をリジェクト庫5または収納庫6に向けて搬送する搬送路である。
3は監視センサであり、光学式等のセンサであって、繰出された紙幣の通過を検知する機能を有する。
4は鑑別部であり、紙幣の真偽、正損、金種、表裏、搬送状態を鑑別する機能を有する。
5はリジェクト庫であり、搬送状態から斜行している等、搬送異常であると鑑別された紙幣や損券であると鑑別された紙幣を収納する。
6は収納庫であり、正常であると鑑別された紙幣を収納する。
7は切替ブレードであり、鑑別部4による鑑別結果に応じて、紙幣の搬送方向を切り替えてリジェクト庫5または収納庫6に振分ける機能を有する。
8はブレード切替センサであり、紙幣の通過を検知するセンサであって、切替ブレード7による搬送方向の切替えを適切に行うことができる位置に設けられており、これによって紙幣の通過を検知したタイミングに合わせて切替ブレード7による搬送方向の切替えが行われる。
ここで、図2は実施例1の紙幣間隔調整機構を示す概略構成図である。
図1において、10は紙幣間隔調整機構である。
紙幣間隔調整機構10を通る搬送路2は、その搬送方向がプール部11の上流と下流で途切れるように構成されている。そのためプール部11に至るまでの搬送路(第1の搬送路)を2a、プール部11を境に搬送方向が反転して、鑑別部4へ向かう搬送路(第2の搬送路)を2bとして区別し、搬送路2aの終端にプール部11が設けられて、プール部11からその搬送方向が搬送路2aに対して反転するようにして搬送路2bが設けられている。
また、プール部11は、搬送路2aに沿って搬送された紙幣が先の搬送路2bに向かうことがないように一旦停止させておくためのスペースである。
12はローラ部であり、搬送路2aに沿って搬送された紙幣をプール部12まで搬送するためのローラと、プール部11で停止した紙幣が搬送路2bに近づくように紙幣の表面を叩く羽根車とを同軸上に設けてように構成している。
13は繰出ローラであり、搬送路2bに設けられており、プール部11で一旦停止した紙幣を搬送路2bに繰出すためのローラである。
14はアーム部(押圧部)であり、一端が回転支点14aとして固定されて他端にローラ14bを取り付けて構成され、通常は紙幣に接触しないように退避した位置にあって図示しない駆動源によって回転支点を中心に回転することで、他端のローラでプール部11内の紙幣を搬送路2bおよび繰出ローラ13に押し付ける機能を有する。
そのため、アーム部14によって繰出ローラ13に押し付けられて紙幣は、搬送路2bに繰出され、搬送路2bによって搬送される。
15はタイミングセンサであり、光学式等のセンサであってプール部13へ搬送される紙幣がセンサの光を遮ることで紙幣の通過を検知する機能を有している。
上記のタイミングセンサ15が紙幣の通過を検知することで、アーム部14が回動するタイミングが決定するようになっている。
図3は実施例1の紙幣処理装置を示すブロック図である。
図3において、20は制御部であり、記憶部21に格納された制御プログラムに従って紙幣処理装置の各部を制御する機能を有する。
21は記憶部であり、制御プログラムを格納し、制御部20による処理結果を記憶する他、後続の紙幣との搬送間隔に係る基準の時間を基準間隔時間として記憶し、さらに基準間隔時間で搬送された紙幣をタイミングセンサ15で検知してアーム部14を回動させる所定の時間を回動時間として記憶する。
また、記憶部21は、基準間隔時間に対して実際の搬送間隔に係る時間が短い場合に、その短くなった時間の割合に応じ、回動時間を補正する補正情報を格納している。この補正情報は例えば基準間隔時間が0.74秒であるのに対して実際の搬送間隔に係る時間が0.52秒となった場合には短くなった0.22秒を補うようにアーム部14を動作させる情報である。
上述した構成の作用について説明する。
図示しない紙幣投入口に投入された紙幣を搬送する場合に、紙幣処理装置の制御部20は、分離部1によって紙幣を1枚ずつに分離して搬送路2に繰出し、搬送路2によって紙幣を紙幣間隔調整機構10に搬送する。
ここで、図4は紙幣間隔調整機構10を簡略化した動作概略図であり、(a)は紙幣がタイミングセンサよりも搬送方向の手前にあるときの様子を示し、(b)は紙幣の前端がタイミングセンサに差し掛かったときの様子を示し、(c)は紙幣がタイミングセンサを通過したときの様子を示し、(d)は紙幣がアーム部によって押し付けられた様子を示している。
紙幣は、図4(a)に示すように紙幣間隔調整機構10に向かって搬送される。
制御部20は、図4(b)に示すように紙幣がタイミングセンサ15に差し掛かり、通過したことを認識すると、所定のタイミングでアーム部14を回動させる。
これによって、図4(c)に示すようにアーム部14の他端のローラがプール部11で停止した紙幣に向かうように回動し、図4(d)に示すようにアーム部14が紙幣を搬送路2bへ押し付ける。
そして、アーム部14によって押し付けられた紙幣は、回転する繰出ローラ13と接触し、その繰出ローラ13の回転によって搬送路2bに繰出され、鑑別部4へ搬送される。
そして制御部20は、鑑別部4でその真偽、正損、金種、表裏等を鑑別した紙幣を、その鑑別結果を記憶部21に記憶し、ブレード切替センサ8によって紙幣を検知したときに当該紙幣についての鑑別結果に基づいて切替ブレード7による搬送方向の切替えを行う。
つまり、制御部20は、偽券や損券等のリジェクト紙幣と鑑別した紙幣に対してブレード切替センサ8を通過したときに、切替ブレード7によってリジェクト庫5に向かうよう搬送方向を切替え、正券であると鑑別した紙幣に対してブレード切替センサ8を通過したときに、切替ブレード7によって収納庫6に向かうようにその搬送方向を切替える。
このようにして紙幣は、リジェクト庫5または収納庫6に搬送されて収納される。
次に上述した紙幣間隔調整機構10のアーム部14の動作タイミングを補正し、紙幣の搬送間隔を調整するときの処理について説明する。
なお、搬送間隔の調整を行う場合、その対象となる紙幣は、先行する紙幣との搬送間隔が基準よりも広くなっている他、調整を行う対象の紙幣が分離部1から最初に分離された紙幣であるものとする。
ここで、図5は搬送間隔を示す説明図、図6は監視センサによる紙幣を検知した様子を示すタイミングフローであり、(a)は搬送間隔に係る時間が基準間隔時間に基づいている場合を示し、(b)は基準間隔時間よりも短い場合を示している。
図7はタイミングセンサとアーム部の動作タイミングフローを示す説明図であり、(a)は基準間隔時間で紙幣が搬送されているときのアーム部の動作を示し、(b)は基準間隔時間よりも短い時間で紙幣が搬送されたときのアーム部の動作を示す。
制御部20は、監視センサ3で紙幣の通過を検知してから次の紙幣の前端を検知したときの時間を計測、つまり図5に示す搬送間隔aについての時間を計測し、その時間が記憶部21に記憶した基準間隔時間である場合、つまり図6(a)に示すように基準間隔時間taである場合にはアーム部14の動作は図7(a)に示すタイミングセンサ15で紙幣の前端を検知してから時間Ta後に回動させるようにする。
また、図6(b)に示すように計測した時間が基準時間間隔よりも短い時間間隔tbである場合には、先行している紙幣に対するアーム部14の動作を図7(b)に示すように、タイミングセンサ15で先行している紙幣の前端を検知してから上述した時間Taよりも短い時間Tb後に回動させるようにする。
そして制御部20は、次に搬送された紙幣について、タイミングセンサ15で紙幣の前端を検知してから時間Ta後にアーム部14を回動させることで、先行する紙幣との間隔を空けるようにする。
以上説明したように、本実施例においては、搬送間隔が狭まったときにアーム部を回動させるタイミングを早め、プール部で停止した紙幣を繰出ローラに押し付けて搬送させて後続の紙幣との間隔を広げるので、搬送間隔が短いまま紙幣を搬送してしまうのを防止して、安定した紙幣の搬送を行うことができる。
また、鑑別部よりも前に紙幣間隔調整機構を設けたことによって、搬送間隔が狭いためにリジェクト紙幣と鑑別してリジェクト庫に搬送する紙幣を減らすことができ、安定した紙幣処理を行うことができる。
なお、上記実施例1においては、搬送間隔が狭くなっている場合に先行する紙幣に対してアーム部の回動を早めることで、搬送間隔を空けるようにしたが、図8に示すように先行する紙幣に対しては基準間隔時間で搬送されてきた場合と同様にしてタイミングセンサ15で前端を検知してから時間Ta後にアーム部14を回動させ、後続の紙幣に対してタイミングセンサ15で検知してから時間Taよりも短い時間Tb後にアーム部14を回動させて、先行する紙幣との間隔を空けるようにしてもよい。
また、一定回数搬送間隔の補正を連続して行ってしまうような状況になった場合には、一旦紙幣の分離を止めて、分離部を再度動作させて、紙幣の搬送間隔を正常状態に戻すようにしても良い。
さらに、上記実施例1では紙幣間隔調整機構を鑑別部よりも紙幣の搬送方向の上流側に配したが、紙幣間隔調整機構を鑑別部よりも下流側でブレード切替センサの上流側に配するようにしてもよく、このようすれば紙幣間隔調整機構に紙幣の表裏を反転させる機構を設けておけば、紙幣間隔調整機構で搬送間隔を調整するだけでなく、鑑別部で鑑別した紙幣の表裏の結果に応じた紙幣の表裏反転の処理を行うことができる。
図9は実施例2の紙幣間隔調整機構を示す概略説明図である。
本実施例においては、紙幣間隔調整機構10に上記実施例1に対してアーム部14の代わりにビルストッパ30を設けている点が相違する。
図9において、30はビルストッパ(押圧部)であり、プール部11で停止する紙幣の前端が当たる位置に設けられ、搬送路2bに近い側の一端を回転支点30aとして固定し、その一端を図示しない駆動源によって回転させたときに、他端が紙幣側に回転することによって紙幣を搬送路2および繰出ローラ13に押し付ける機能を有する。
これによって、タイミングセンサ15によって紙幣の前端を検知したときに、制御部20は上記実施例1と同様のタイミングでビルストッパ30を回動させることで、紙幣を繰出ローラ13に押し付け、搬送路2bに送り出すようにする。
また、搬送間隔が狭まって監視センサ3を通過した紙幣が基準時間間隔よりも短い時間間隔で搬送されているときは、タイミングセンサ15で検知してビルストッパ30を回動させるまでの時間を基準時間間隔で紙幣が搬送された場合よりも短くして、搬送間隔を空けるようにする。
以上説明したように、本実施例はビルストッパを上記実施例1におけるアーム部の代わりに設けたことによって、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
図10は実施例3の紙幣間隔調整機構を示す説明図である。
本実施例は、上記実施例1に対して搬送路2aの途中にプール部11を迂回する迂回路を設けた点が相違する。
図10において、35は迂回路であり、搬送路2aのタイミングセンサ15よりも搬送方向の下流にから延びてプール部11を迂回し、搬送路2bに合流するように構成されている。
36は搬送切替ブレードであり、搬送路2aと迂回路35とが分岐する箇所に設けられており、紙幣の搬送方向を切替えてプール部11または、迂回路35に向かわせる機能を有する。
上述した構成の作用について説明する。
制御部20は、監視センサ3によって紙幣を検知することによって後続の紙幣との間隔時間を計測し、その時間が基準間隔時間である場合は、搬送切替ブレード36によって紙幣が迂回路35に向かうようにその搬送方向を切替える。
また、制御部20は紙幣の間隔に係る時間が基準間隔時間よりも短い場合は、先行する紙幣は迂回路35に向かうようにし、次に続く紙幣がタイミングセンサ15を通過したのに合わせて搬送切替ブレード36によってその紙幣がプール部11に向かうように搬送方向を切替える。
そして、制御部20は紙幣をプール部11に搬送すると、上記実施例1と同様にしてアーム部14を回動させて繰出ローラ13に押し付けて搬送路2bに沿って紙幣を搬送させるようにすることで先行する紙幣との間隔を空けるようにする。
以上説明したように、本実施例では、実施例1の効果に加えて、搬送路に迂回路を設けて基準間隔時間で搬送されている紙幣は迂回路を介してその先の搬送路に搬送し、基準間隔時間よりも短い時間間隔で紙幣が搬送されていた場合は、後続の紙幣をプール部に搬送して搬送間隔を空けるようにするので、アーム部は紙幣の間隔が狭まったために間隔を空けることが必要なときのみ回動するので、消費電力を低減させることができる。
図11は実施例4の紙幣間隔調整機構を示す説明図であり、(a)は側面図を示し、(b)は(a)に示すA方向から見た様子を示している。
本実施例は、上記実施例1に対して、図11(b)に示すようにアーム部14を紙幣の搬送方向に対する左右側、つまり紙幣の搬送方向と平行な両端部に対向する位置にそれぞれ設けている点が相違する。
ここで、搬送方向に対する左右側に配置しているアーム部14を区別するため、図11(b)に示す右側に配置しているものは符号にRを付し、左側に配置しているものは符号にはLを付して両アーム部14R、14Lを区別する。
アーム部14R、14Lは、それぞれ独立した図示しない駆動機構によって回動するように構成される。
また、本実施例のタイミングセンサ15は、紙幣の搬送方向の左右側に1つずつ設けられ、搬送される紙幣の左右の端部を検知する。
上記のようにタイミングセンサ15を設けたことで、制御部20は、斜行しているため左右いずれか一方の端部が他方の端部よりも前方に傾いている紙幣が搬送されたとき、左右のタイミングセンサ15で紙幣を検知するタイミングがずれるため、紙幣がどのような姿勢で斜行しているかを認識する。
上述した構成の作用について、斜行した紙幣がプール部11で停止しているときに、その紙幣を搬送路2bに送り出す場合の動作について説明する。
制御部20は、左右のタイミングセンサ15の検知結果から紙幣の斜行した状態を認識し、認識した状態をもとに搬送路2bへ送り出された場合の紙幣の搬送方向に対して後方に傾いている方の端部を認識し、その端部の側にあるアーム部14をもう一方のアーム部14よりも先行して回動させる。
つまり、図11(b)に示すように矢印Bで示す紙幣の搬送方向に対して紙幣の左端が後方に傾いている場合には、アーム部14Lをアーム部14Rよりも先行して回動させることで、紙幣の左端を先に繰出ローラ13に押し付けるようにすることで、紙幣の傾きを補正する。
以上説明したように、本実施例においては、上記実施例1の効果に加えて、アーム部を搬送方向の左右側に設け、紙幣の搬送方向に対して下流側に傾いている方の端部に対応するアーム部を他方のアーム部よりも早いタイミングで回動させ、紙幣の傾きを補正してスキューによる紙幣詰まり等の搬送エラーの発生を防止できる。
なお、上記実施例3、4においては、アーム部を備えているものとして説明したが、アーム部の代わりに上記実施例2のビルストッパに適用しても同様の効果を得ることができる。
実施例1の紙幣処理装置を示す説明図 実施例1の紙幣間隔調整機構を示す概略構成図 紙幣処理装置を示すブロック図 紙幣間隔調整機構を簡略化した動作概略図 搬送間隔を示す説明図 監視センサによる紙幣を検知した様子を示すタイミングフロー タイミングセンサとアーム部の動作タイミングフローを示す説明図 アーム部の動作タイミングフローの 実施例2の紙幣間隔調整機構を示す概略説明図 実施例3の紙幣間隔調整機構を示す説明図 実施例4の紙幣間隔調整機構を示す説明図
符号の説明
1 分離部
2 搬送路
3 監視センサ
4 鑑別部
5 リジェクト庫
6 収納庫
7 切替ブレード
8 ブレード切替センサ
10 紙幣間隔調整機構
11 プール部
12 ローラ部
13 繰出ローラ
14 アーム部
14a 回転支点
14b ローラ
15 タイミングセンサ
20 制御部
21 記憶部
30 ビルストッパ
35 迂回路
36 搬送切替ブレード

Claims (7)

  1. 紙幣を1枚ずつ分離する分離部と、
    分離された紙幣を搬送する第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路により搬送される紙幣の搬送間隔を監視する監視センサと、
    前記第1の搬送路の終端に設けられ、搬送された紙幣を停止させるプール部と、
    該プール部から延び、前記第1の搬送路に対し搬送方向が反転した第2の搬送路と、
    所定のタイミングで動作し前記プール部で停止した紙幣を前記第2の搬送路に押し付ける押圧部とを備え、
    前記プール部に搬送された紙幣についての前記監視センサによる監視結果が、先行する紙幣との搬送間隔が基準よりも広く、かつ後続の紙幣との搬送間隔が基準よりも短いとき、前記押圧部を所定のタイミングよりも早く動作させて当該紙幣を前記第2の搬送路に押し付け、その紙幣を前記第2の搬送路により搬送して後続の紙幣との間隔を広げることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記プール部を迂回する迂回路を設け、前後の紙幣と基準の搬送間隔をもって搬送している紙幣を前記迂回路を介して搬送し、先行する紙幣との搬送間隔が基準よりも広く、かつ後続の紙幣との搬送間隔が基準よりも短い紙幣を前記プール部に搬送することを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項1に記載の紙幣処理装置において、
    前記押圧部を、紙幣の搬送方向と平行な両端部に対向する位置にそれぞれ設け、
    紙幣が傾いて前記プール部に搬送されたときに、搬送方向に対して下流側に傾いた紙幣の端部に対向する前記押圧部を、別の押圧部よりも早いタイミングで動作させることを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記押圧部は、前記プール部に搬送された紙幣に当らない位置で待機するアームであって、該アームが回動することにより前記プール部で停止した紙幣を前記第2の搬送路に押し付けることを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    前記押圧部は、前記プール部に搬送された紙幣が接触する位置で待機するビルストッパであって、該ビルストッパが回動することによりで前記プール部で停止した紙幣を前記第2の搬送路に押し付けることを特徴とする紙幣処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    紙幣を鑑別する鑑別部を備え、
    該鑑別部を前記第2の搬送路の前記プール部よりも下流に設けたことを特徴とする紙幣処理装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の紙幣処理装置において、
    紙幣を鑑別する鑑別部を備え、
    該鑑別部を前記第1の搬送路の前記プール部よりも上流に設けたことを特徴とする紙幣処理装置。
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