JP2009025176A - 回転位置信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の回転位置信号処理装置は、製造に起因するセンサ固有の位置誤差、及びセンサ設置時のケーブル長に起因する位置誤差が出力信号(デジタル位置信号)に含まれており、該出力信号の出力レベルの変化量及び変化タイミングに粗密が生じる。
【解決手段】本発明による回転位置信号処理装置は、デジタル位置信号20aの出力レベルの補正を補正手段24が行うとともに、補正位置信号24aの更新タイミングを内挿手段25が予測し、該予測タイミング時に前記補正位置信号24aが更新されない場合に前記内挿手段25が予測位置信号25aを出力する構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばレゾルバ及びシンクロ等の回転検出センサからの信号を処理する回転位置信号処理装置に関し、特に、デジタル位置信号の出力レベルの補正を補正手段が行うとともに、補正位置信号の更新タイミングを内挿手段が予測し、該予測タイミング時に前記補正位置信号が更新されない場合に前記内挿手段が予測位置信号を出力することで、位置信号の出力分布をより密にでき、制御対象の制御精度を向上できるようにするための新規な改良に関するものである。
従来用いられていたこの種の回転位置信号処理装置としては、例えば特許文献1等に示されている回転位置信号処理装置が用いられている。図5は、従来の回転位置信号処理装置2を示すブロック図である。図において、例えばレゾルバ及びシンクロ等からなる回転検出センサ1は、例えばモータ等の監視対象(図示せず)に取り付けられている。この回転検出センサ1には、回転位置信号処理装置2を介して駆動制御手段3が接続されており、該回転位置信号処理装置2は、例えばR/D変換器及びS/D変換器等の信号変換器20とアンプ21とから構成されている。前記信号変換器20は、回転検出センサ1からのアナログ位置信号1aをデジタル位置信号20aに変換するとともに、該デジタル位置信号20aを前記アンプ21及び前記駆動制御手段3に入力する。前記アンプ21は、前記デジタル位置信号20aを増幅し励磁信号21aとして前記回転検出センサ1にフィードバックする。前記駆動制御手段3は、前記デジタル位置信号20aに基づいて前記監視対象の駆動制御を行う。
特開平11−118520号公報
ところで、前記回転位置信号処理装置2から出力されるデジタル位置信号20aには、製造に起因するセンサ固有の位置誤差、及びセンサ設置時のケーブル長に起因する位置誤差が含まれており、仮に回転検出センサ1が一定速度で回転したとしても、デジタル位置信号20aの出力レベルと回転検出センサ1の回転角度とは正比例の関係にならず、出力レベルの変化量及び変化タイミングに粗密(ばらつき)が生じる。従って、上記のような従来の回転位置信号処理装置2では、等間隔の回転角度を精度良く監視することが難しく、監視対象の駆動制御に誤差が生じる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、位置信号の出力分布をより密にでき、制御対象の制御精度を向上できるようにするための新規な改良に関するものである。
本発明に係る回転位置信号処理装置は、回転検出センサに接続された信号変換器と、前記信号変換器に接続された回転所要時間計測手段と、前記信号変換器及び前記回転所要時間計測手段に接続された補正手段と、前記補正手段を構成する補正量算出部及び補正処理部と、前記回転所要時間計測手段及び前記補正手段に接続された内挿手段と、前記補正手段及び前記内挿手段に接続された分解能記憶手段とを備え、前記信号変換器は、前記回転検出センサからのアナログ位置信号をデジタル位置信号に変換し、前記回転所要時間計測手段は、前記デジタル位置信号に基づいて前記回転検出センサの1回転所要時間を計測し、前記分解能記憶手段は、前記デジタル位置信号の出力レベル分解能と変化タイミング分解能とを記憶し、前記補正量算出部)は、前記回転検出センサが一定速度で回転していることを前記1回転所要時間に基づいて検出した場合に、前記回転検出センサが1回転する間の前記デジタル位置信号を記憶するとともに、前記1回転所要時間と、記憶している前記デジタル位置信号の出力レベル及び変化タイミングと、前記出力レベル分解能とに基づいて前記デジタル位置信号の誤差を除去するための補正量を求めるとともに記憶し、前記補正処理部は、前記回転検出センサが一定速度で回転していることを前記1回転所要時間に基づいて検出した場合に、前記補正量算出部の前記補正量を用いて前記信号変換器からの前記デジタル位置信号を補正することで補正位置信号を生成するとともに、該補正位置信号と補正実施情報とを前記内挿手段に入力し、前記内挿手段は、前記補正実施情報を検出した場合に、前記補正処理部からの前記補正位置信号が更新されるタイミングを前記1回転所要時間と前記変化タイミング分解能とに基づいて予測するとともに、前記補正位置信号が更新される際の変化レベルを、前記1回転所要時間と、前記予測タイミングと、前記出力レベル分解能とに基づいて予測し、前記予測タイミング時に前記補正位置信号が非更新の場合に前記予測変化レベルを用いて予測位置信号を出力する構成である。
また、前記内挿手段は、前記補正実施情報を検出した際の前記1回転所要時間をT’、前記変化タイミング分解能をNTとして、T’/NTにより前記予測タイミングを予測し、前記予測タイミングをd、前記出力レベル分解能をNLとして、(d/T’)×NLにより前記予測変化レベルを予測し、前記予測変化レベルをEA、更新前の前記補正位置信号の出力レベルをROとして、RO+EAにより前記予測位置信号の出力レベルを決定する構成である。
また、前記補正量算出部は、前記回転検出センサが一定速度で回転していると判定したときの前記1回転所要時間をT、記憶した前記デジタル位置信号の出力レベルをL、該出力レベルに対応する変化タイミングをt、及び前記出力レベル分解能をNLとして、{(t/T)×NL}−Lにより前記補正量を求める構成である。
本発明の回転位置信号処理装置によれば、デジタル位置信号の出力レベルの補正を補正手段が行うとともに、補正位置信号の更新タイミングを内挿手段が予測し、該予測タイミング時に前記補正位置信号が更新されない場合に前記内挿手段が予測位置信号を出力するので、位置信号の出力分布をより密にでき、制御対象の制御精度を向上できる。
また、前記内挿手段は、前記補正実施情報を検出した際の前記1回転所要時間をT’、前記変化タイミング分解能をNTとして、T’/NTにより前記予測タイミングを予測し、前記予測タイミングをd、前記出力レベル分解能をNLとして、(d/T’)×NLにより前記予測変化レベルを予測し、前記予測変化レベルをEA、更新前の前記補正位置信号の出力レベルをROとして、RO+EAにより前記予測位置信号の出力レベルを決定するので、より確実に予測位置信号を出力でき、より確実に制御対象の制御精度を向上できる。
また、前記補正量算出部は、前記回転検出センサが一定速度で回転していると判定したときの前記1回転所要時間をT、記憶している前記デジタル位置信号の出力レベルをLn、該出力レベルLに対応する変化タイミングをt、及び前記出力レベル分解能をNLとして、{(t/T)×NL}−Lにより前記補正量を求めるので、より確実にデジタル位置信号の出力レベルを補正でき、より確実に制御対象の制御精度を向上できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による回転位置信号処理装置2を示すブロック図である。図2は、図1の信号変換器20から出力されるデジタル位置信号20aを示すグラフであり、デジタル位置信号20aの出力レベルと回転検出センサ1の回転角度との関係を示している。図3は、図1の補正手段24及び内挿手段25により補正処理及び内挿処理が行われた後の位置信号を示すグラフである。なお、従来の回転位置信号処理装置と同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。
図1において、例えばレゾルバ及びシンクロ等からなる回転検出センサ1は、例えばモータ等の監視対象(図示せず)に取り付けられており、回転角度に応じてアナログ位置信号1aを出力する。該回転検出センサ1は回転位置信号処理装置2を介して駆動制御手段3に接続されており、前記回転位置信号処理装置2は前記アナログ位置信号1aを処理し、前記駆動制御手段3は前記回転位置信号処理装置2からの信号20a,23a〜25aに基づいて前記監視対象の駆動制御を行う。
前記回転位置信号処理装置2は、信号変換器20、アンプ21、回転所要時間計測手段22、速度検出手段23、補正手段24、内挿手段25、及び分解能記憶手段26から構成されている。
前記信号変換器20は、例えばR/D変換器及びS/D変換器等からなり、前記回転検出センサ1に接続されて前記アナログ位置信号1aをデジタル位置信号20aに変換する。前記アンプ21は、前記デジタル位置信号20aを増幅し、増幅した信号を励磁信号21aとして前記回転検出センサ1にフィードバックする。
前記デジタル位置信号20aは、前記回転角度に応じて出力レベルが段階的に変化する信号である。図2においてプロットされている複数の点(P0,P1,P2・・・Pn)は、デジタル位置信号20aの出力レベル(L0,L1・・・Ln)と変化タイミング(t0,t1・・・tn)とを示している。なお、変化タイミングとは、回転角度が0°のとき(基準タイミング)からの経過時間である。このデジタル位置信号20aには、製造に起因するセンサ固有の位置誤差、及びセンサ設置時のケーブル長に起因する位置誤差等が含まれており、前記回転検出センサ1が一定速度で回転したとしても、図2に示すように、デジタル位置信号20aの出力レベルと回転検出センサ1の回転角度とは正比例の関係にならない。しかしながら、これらの位置誤差の再現性は極めて高く、回転検出センサ1が一定速度で回転しているときは、1回転毎に同じ変化タイミングで同じ出力レベルのデジタル位置信号20aが出力される。
図1に戻り、前記回転所要時間計測手段22は、前記信号変換器20に接続されており、前記回転検出センサ1が360°回転するのに要した時間(1回転所要時間と呼ぶ)を前記デジタル位置信号20aに基づいて計測する。回転所要時間計測手段22については、後に図を用いて説明する。
前記速度検出手段23は、前記回転所要時間計測手段22に接続されており、該回転所要時間計測手段22によって計測された1回転所要時間22aに基づいて前記回転検出センサ1の回転速度を求める。また、速度検出手段23は、求めた回転速度を速度信号23aとして前記駆動制御手段3に入力する。
前記分解能記憶手段26は、前記補正手段24と前記内挿手段25とに接続されているとともに、前記デジタル位置信号20aの出力レベル分解能26aと変化タイミング分解能26bとを記憶している。これら出力レベル分解能26a及び変化タイミング分解能26bは、前記補正手段24及び前記内挿手段25の動作に用いられるものであり、出力レベル分解能26aは前記回転検出センサ1が単位角度回転した際の理想の出力レベル変化量を示しており、変化タイミング分解能26bは前記出力レベルの更新に必要な時間を示している。なお、これら出力レベル分解能26a及び変化タイミング分解能26bは、外部から入力される設定値である。
前記補正手段24は、前記信号変換器20、前記回転所要時間計測手段22、及び前記分解能記憶手段26に接続されている。また、補正手段24は、補正量算出部240と補正処理部241とから構成されている。
補正量算出部240は、前記1回転所要時間22aに基づいて前記回転検出センサ1が一定速度で回転しているか否かを判定し、一定速度で回転していると判定した場合に、前記回転検出センサ1が1回転する間の前記デジタル位置信号20aを記憶する。つまり、補正量算出部240は、一定速度で回転していると判定した場合に、図2に示す前記デジタル位置信号20aの出力レベルを監視し、出力レベルが更新される度にそのときの出力レベルと変化タイミングとを順に記憶する。補正量算出部240は、出力レベルと変化タイミングとを順に記憶することで、表1に示す位置データテーブルを作成する。
Figure 2009025176
また、補正量算出部240は、前記デジタル位置信号20aに含まれている誤差を除去するための補正量を、前記1回転所要時間22aと、記憶した前記デジタル位置信号20aの出力レベル及び変化タイミング(表1の位置データテーブル)と、前記出力レベル分解能26aとに基づいて求める。具体的には、前記回転検出センサ1が一定速度で回転していると判定したときの前記1回転所要時間22aをT、記憶した前記デジタル位置信号20aの出力レベルをL、該出力レベルLに対応する変化タイミングをt、及び前記出力レベル分解能26aをNLとして、前記補正量算出部240は、{(t/T)×NL}−Lにより前記補正量を求める。つまり、t/Tの演算を行うことで、例えば図2の点P1のデジタル位置信号20aが360°中のどの角度で出力された信号であるかを示す角度指標を求め、その角度指標に出力レベル分解能26aを乗算することで前記角度での理想の出力レベルを求め、該理想の出力レベルから実際の出力レベルを減算することで補正量を求める。
前記補正量算出部240は、1回転分の前記デジタル位置信号20aの前記補正量を順に求め、表2に示すように、角度指標をキーデータとして補正量保存テーブルを作成する。
Figure 2009025176
この補正量算出部240の補正量算出動作は、後述の補正処理部241による補正処理動作とは独立して行われる動作であり、前記回転検出センサ1が一定速度で回転している場合に繰り返し行われる。すなわち、前記補正量算出部240は、補正量算出動作を繰り返し行うことで、複数の補正量を補正量保存テーブルに蓄積し、同じ角度指標の補正量が複数ある場合にはそれらの平均値を求める。
前記補正処理部241は、前記回転検出センサ1が一定速度で回転しているか否かを前記1回転所要時間22aに基づいて判定するとともに、前記補正量保存テーブル(表2参照)が作成されているか否かを判定する。補正処理部241は、前記回転検出センサ1が一定速度で回転しているとともに前記補正量保存テーブルが作成されていると判定した場合に、前記デジタル位置信号20aの補正処理が可能であると判定し、前記補正量を用いて前記信号変換器20からの前記デジタル位置信号20aを補正することで補正位置信号24aを生成する。具体的には、補正処理部241は、前記信号変換器20からの前記デジタル位置信号20aの角度指標を求め、前記算出した角度指標に対応する補正量を前記デジタル位置信号20aの出力レベルに加算することで、前記補正位置信号24aを生成する。このとき、算出した角度指標に対応する補正量が補正量保存テーブルに登録されていない場合は、補正処理部241は、登録されている角度指標の中で最も近い角度指標の補正量を使用する。この補正位置信号24aは、図3において黒点で示されており、補正量(r1,r2,・・・rn)を用いることで、回転角度の変化に正比例するように前記デジタル位置信号20aの出力レベルが補正されたものである。補正処理部241は、生成した補正位置信号24aと補正実施情報24bとを前記内挿手段25に入力する。
一方、前記補正処理部241は、前記デジタル位置信号20aの補正処理が不可能であると判定した場合、補正処理を行わずに前記デジタル位置信号20aを前記駆動制御手段3に入力する。
前記内挿手段25は、前記回転所要時間計測手段22と前記補正手段24とに接続されており、前記補正手段24からの前記補正実施情報24bを検出した場合に補正位置信号24aの内挿動作を行う。
内挿手段25は、前記補正手段24からの前記補正位置信号24aが更新されるタイミングを前記1回転所要時間22aと前記変化タイミング分解能26bとに基づいて予測する。具体的には、前記補正実施情報24bを検出した際の前記1回転所要時間22aをT’、前記変化タイミング分解能26bをNTとして、T’/NTにより前記予測タイミングを予測する。
また、前記内挿手段25は、前記補正位置信号24aが更新される際の変化レベルを、前記1回転所要時間22aと、前記予測タイミングと、前記出力レベル分解能26aとに基づいて予測する。具体的には、前記予測タイミングをd、前記出力レベルの分解能をNLとして、(d/T’)×NLにより前記変化レベルを予測する。
さらに、前記内挿手段25は、前記予測タイミング時に前記補正位置信号24aが更新されない場合に前記予測変化レベルを用いて予測位置信号25aを出力する。具体的には、前記予測変化レベルをEA、更新前の前記補正位置信号24aの出力レベルをROとして、RO+EAにより出力レベルを決定し、該出力レベルの予測位置信号25aを出力する。この予測位置信号25aは、図3において白点(c4,c5,・・・cn)で示されており、各補正位置信号24aの更新が遅れた場合にその間を補うものである。
次に、図4は、図1の回転所要時間計測手段22の構成をより詳細に示すブロック図である。前述したように、前記デジタル位置信号20aには、製造に起因するセンサ固有の位置誤差、及びセンサ設置時のケーブル長に起因する位置誤差等が含まれているが、これらの位置誤差の再現性は極めて高い。この再現性の高さを利用することで1回転所要時間を正確に計測できる。しかしながら、1回転毎に前記1回転所要時間を計測するのでは計測頻度が低くなってしまうので、この実施の形態の回転所要時間計測手段22は、回転検出センサ1が所定角度回転する毎に前記1回転所要時間22aの計測を開始するように構成されている。
図において、回転所要時間計測手段22は、タイミング発生回路220、タイマ221、複数のラッチ回路部222、複数の減算回路223、及びセレクト回路224から構成されている。タイマ221は、クロックパルスを発する水晶振動子221aと、該クロックパルスをカウントするUPカウンタ221bとを含んでいる。UPカウンタ221bは、クロックパルスをカウントすることで、マイクロ秒(μs)の単位まで高精度に示すタイマ情報221cを出力する。各ラッチ回路部222は、UPカウンタ221bからのタイマ情報221cを記憶(ラッチ)するものである。
タイミング発生回路220は、前記デジタル位置信号20aに基づいて回転検出センサ1の回転角度を検出するとともに、360度を均等に分割した角度だけ回転検出センサ1が回転する毎に、各ラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを順に入力する。また、タイミング発生回路220は、いずれかのラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを入力したときから回転検出センサ1が1回転したときに、該ラッチ回路部222に終了時間記憶指令220bを入力する。前記ラッチ回路部222は開始時間ラッチ回路222aと終了時間ラッチ回路222bとを1組ずつ含んでおり、開始時間記憶指令220aが入力された際のタイマ情報221c(回転検出センサ1の1回転が開始したときのタイマ情報221c)を前記開始時間ラッチ回路222aが記憶し、終了時間記憶指令220bが入力された際のタイマ情報221c(回転検出センサ1の1回転が終了したときのタイマ情報221c)を前記終了時間ラッチ回路222bが記憶する。
より具体的に説明すると、タイミング発生回路220は、信号変換器20からのデジタル位置信号20aが予め決められた一定レベル変位する度に、各ラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを順に入力する。ここで、デジタル位置信号20aは、回転検出センサ1と信号変換器20との組み合わせによる特有の誤差を含んでいるので、回転検出センサ1が360度を均等に分割した角度回転する毎に精密にデジタル位置信号20aが出力されるわけではない。つまり、タイミング発生回路220は、回転検出センサ1が360度をほぼ均等に分割した角度回転する毎に、各ラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを順に入力する。また、タイミング発生回路220は、いずれかのラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを入力した後に、デジタル位置信号20aのレベルが該ラッチ回路部222に開始時間記憶指令220aを入力したときと同じレベルとなった場合に、回転検出センサ1が1回転したことを検出し、該ラッチ回路部222に終了時間記憶指令220bを入力する。
各減算回路223は、各開始時間ラッチ回路222aと各終了時間ラッチ回路222bとが記憶しているタイマ情報221cに基づいて、回転検出センサ1の1回転所要時間をそれぞれ求める。タイミング発生回路220は、回転角度情報220cをセレクト回路224に入力する。セレクト回路224は、タイミング発生回路220からの回転角度情報220cに基づいて、各減算回路223によって算出された1回転所要時間22aの中から、最新の1回転所要時間22aを選択し、前記速度検出手段23、前記補正手段24、及び前記内挿手段25に入力する。
このような回転位置信号処理装置2では、デジタル位置信号20aの出力レベルの補正を補正手段24が行うとともに、補正位置信号24aの更新タイミングを内挿手段25が予測し、該予測タイミング時に前記補正位置信号24aが更新されない場合に前記内挿手段25が予測位置信号25aを出力するので、位置信号の出力分布をより密にでき、制御対象の制御精度を向上できる。
また、前記内挿手段25は、前記補正実施情報24bを検出した際の前記1回転所要時間22aをT’、前記変化タイミング分解能26bをNTとして、T’/NTにより前記予測タイミングを予測し、前記予測タイミングをd、前記出力レベル分解能26aをNLとして、d/T’×NLにより前記予測変化レベルを予測し、前記予測変化レベルをEA、更新前の前記補正位置信号の出力レベルをROとして、RO+EAにより前記予測位置信号25aの出力レベルを決定するので、より確実に予測位置信号を出力でき、より確実に制御対象の制御精度を向上できる。
また、前記補正量算出部240は、前記回転検出センサ1が一定速度で回転していると判定したときの前記1回転所要時間22aをT、記憶した前記デジタル位置信号20aの出力レベルをL、該出力レベルに対応する変化タイミングをt、及び前記出力レベル分解能26aをNLとして、{t/T×NL}−Lにより前記補正量を求めるので、より確実にデジタル位置信号の出力レベルを補正でき、より確実に制御対象の制御精度を向上できる。
本発明の実施の形態1による回転位置信号処理装置を示すブロック図である。 図1の信号変換器から出力されるデジタル位置信号を示すグラフである。 図1の補正手段及び内挿手段により補正処理及び内挿処理が行われた後の位置信号を示すグラフである。 図1の回転所要時間計測手段の構成をより詳細に示すブロック図である。 従来の回転位置信号処理装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 回転検出センサ
1a アナログ位置信号
2 回転位置信号処理装置
3 駆動制御手段
20 信号変換器
20a デジタル位置信号
22 回転所要時間計測手段
22a 1回転所要時間
24 補正手段
24a 補正位置信号
24b 補正実施情報
240 補正量算出部
241 補正処理部
25 内挿手段
25a 予測位置信号
26 分解能記憶手段
26a 出力レベル分解能
26b 変化タイミング分解能

Claims (3)

  1. 回転検出センサ(1)に接続された信号変換器(20)と、
    前記信号変換器(20)に接続された回転所要時間計測手段(22)と、
    前記信号変換器(20)及び前記回転所要時間計測手段(22)に接続された補正手段(24)と、
    前記補正手段(24)を構成する補正量算出部(240)及び補正処理部(241)と、
    前記回転所要時間計測手段(22)及び前記補正手段(24)に接続された内挿手段(25)と、
    前記補正手段(24)及び前記内挿手段(25)に接続された分解能記憶手段(26)と
    を備え、
    前記信号変換器(20)は、前記回転検出センサ(1)からのアナログ位置信号(1a)をデジタル位置信号(20a)に変換し、
    前記回転所要時間計測手段(22)は、前記デジタル位置信号(20a)に基づいて前記回転検出センサ(1)の1回転所要時間(22a)を計測し、
    前記分解能記憶手段(26)は、前記デジタル位置信号(20a)の出力レベル分解能(26a)と変化タイミング分解能(26b)とを記憶し、
    前記補正量算出部(240)は、前記回転検出センサ(1)が一定速度で回転していることを前記1回転所要時間(22a)に基づいて検出した場合に、前記回転検出センサ(1)が1回転する間の前記デジタル位置信号(20a)を記憶するとともに、前記1回転所要時間(22a)と、記憶している前記デジタル位置信号(20a)の出力レベル(L0,L1,L2,・・・Ln)及び変化タイミング(t0,t1,t2,・・・tn)と、前記出力レベル分解能(26a)とに基づいて前記デジタル位置信号(20a)の誤差を除去するための補正量(r1,r2,・・・rn)を求めるとともに記憶し、
    前記補正処理部(241)は、前記回転検出センサ(1)が一定速度で回転していることを前記1回転所要時間(22a)に基づいて検出した場合に、前記補正量算出部(240)の前記補正量を用いて前記信号変換器(20)からの前記デジタル位置信号(20a)を補正することで補正位置信号(24a)を生成するとともに、該補正位置信号(24a)と補正実施情報(24b)とを前記内挿手段(25)に入力し、
    前記内挿手段(25)は、前記補正実施情報(24b)を検出した場合に、前記補正処理部(241)からの前記補正位置信号(24a)が更新されるタイミングを前記1回転所要時間(22a)と前記変化タイミング分解能(26b)とに基づいて予測するとともに、前記補正位置信号(24a)が更新される際の変化レベルを、前記1回転所要時間(22a)と、前記予測タイミングと、前記出力レベル分解能(26a)とに基づいて予測し、前記予測タイミング時に前記補正位置信号(24a)が非更新の場合に前記予測変化レベルを用いて予測位置信号(25a)を出力する
    ことを特徴とする回転位置信号処理装置。
  2. 前記内挿手段(25)は、
    前記補正実施情報(24b)を検出した際の前記1回転所要時間(22a)をT’、前記変化タイミング分解能(26b)をNTとして、T’/NTにより前記予測タイミングを予測し、
    前記予測タイミングをd、前記出力レベル分解能(26a)をNLとして、(d/T’)×NLにより前記予測変化レベルを予測し、
    前記予測変化レベルをEA、更新前の前記補正位置信号の出力レベルをROとして、RO+EAにより前記予測位置信号(25a)の出力レベルを決定する
    ことを特徴とする請求項1記載の回転位置信号処理装置。
  3. 前記補正量算出部(240)は、
    前記回転検出センサ(1)が一定速度で回転していると判定したときの前記1回転所要時間(22a)をT、記憶した前記デジタル位置信号(20a)の出力レベルをL、該出力レベルに対応する変化タイミングをt、及び前記出力レベル分解能(26a)をNLとして、{(t/T)×NL}−Lにより前記補正量を求める
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転位置信号処理装置。
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