JP2009024385A - 桝またはマンホール用の蓋 - Google Patents

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Abstract

【構成】 蓋10は、その上面12aに凹凸を有する蓋体12を含む。蓋体12の上面12aには、UV硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタ(20)を利用して、カラー印刷層14が形成される。また、カラー印刷層14の上面には、UV硬化型のクリアインクによって透明保護層16が形成される。このようなカラー印刷層14および透明印刷層16の厚さは、蓋体12の上面12aの凹凸の高さと比較して薄いものであるので、上面12aの凹凸形状はそのまま残る。
【効果】 その上面に形成される凹凸による滑り止め機能を保持しつつ、フルカラーで多彩なデザインを表現できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は桝またはマンホール用の蓋に関し、特にたとえば、その上面に滑り止め用の凹凸が形成される、桝またはマンホール用の蓋に関する。
従来、桝やマンホール等に用いられる蓋の上面には、滑り止め用の凹凸が形成されている。これらの蓋は、自治体によって設置されることが多いため、その凹凸を利用して、蓋の上面に各自治体指定のデザインが表現されている場合がある。また、蓋の上面の凹部に塗料を塗布して、そのデザインがカラー化されているものもある。
また、これらの蓋が持つ広報性に着目して、これらの蓋を広告媒体として利用する技術も提案されている。たとえば、特許文献1の技術では、マンホール蓋の外面に所定サイズの凹部を設け、ネオン管装置およびホログラム画像などの広告媒体を、その凹部に着脱自在に嵌込み固定している。そして、広告媒体の上に設けた透明板によって、広告媒体を路面荷重や衝撃から保護している。
また、特許文献2の技術では、蓋本体と表層部との2層構造を採用しており、表層部は、蓋本体に着脱可能に支持され、その表面が所要の図画で化粧されている。たとえば、表層部は、写真または印刷等で描かれた図画である化粧面を有し、その図画は、セラミック等の耐摩性素材で保護されている。
特開2002−188169号公報 [E02D 29/14] 特開平6−158674号公報 [E02D 29/14]
蓋の上面に形成される凹凸を利用してデザインを表現する場合には、デザイン毎に専用の金型が必要であるため、金型製作に要する期間が必要となるばかりでなく、少量の蓋の製造では採算が合わず、高コストとなる。また、上面の凹凸で表現できるデザインは、かなり限定される上、凹部に塗料を流し込んで色付けを行っても、色落ちし易い。さらに、デザインによって凹凸形状が変化するため、適切に滑り止め機能を発揮できない恐れがあり、その上を歩行者などが通行すると危険である。
また、特許文献1の技術では、蓋の上面が透明板によって覆われているが、そこには凹凸が形成されていないので、滑り止め機能を全く有さない。また、蓋に広告媒体を嵌め込み、その上に透明板を設けているので、部品数が多くなり、製造に手間およびコストがかかる。
さらに、特許文献2の技術でも、特許文献1の技術と同様に、部品数が多くなり、製造に手間およびコストがかかる。また、特許文献2には、レリーフ層の表面にセラミックまたは適当な樹脂層を形成させて耐スリップ性を付与することが望ましい、との記載はあるが、その具体的態様は何ら記載されていないため、特許文献2の技術による蓋が、滑り止め機能を有するかどうかは不明である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、桝またはマンホール用の蓋を提供することである。
この発明の他の目的は、滑り止め機能を保持しつつ、多彩なデザインへの対応が可能な、桝またはマンホール用の蓋を短期間で提供することである。
この発明のさらに他の目的は、製造コストを低減できる、桝またはマンホール用の蓋を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明などは、本発明の理解を助けるために後述する実施の形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、上面に滑り止め用の凹凸が形成される桝またはマンホール用の蓋において、上面にカラー印刷層を形成したことを特徴とする、桝またはマンホール用の蓋である。
第1の発明では、蓋(10)は、桝およびマンホール等の地下構造物(50)に用いられる蓋であって、その上面(12a)に滑り止め用の凹凸が形成される蓋体(12)を含む。蓋体の上面には、たとえばUV硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタ(20)を利用して、カラー印刷層(14)が形成される。
第1の発明によれば、蓋体の上面に形成される凹凸による滑り止め機能を保持しつつ、多彩なデザインをフルカラーで表現できる。また、デザイン毎に専用の金型を製作する必要が無いので、短期間で製造できる共に、その製造コストも低減できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、カラー印刷層の上面にさらに透明保護層が形成される。
第2の発明では、カラー印刷層(14)の上面に、たとえばUV硬化型のクリアインクを使用するインクジェットプリンタを用いて、透明保護層(16)が形成される。これによって、カラー印刷層の退色を遅らせることができ、耐摩耗性も向上する。
第3の発明は、第2の発明に従属し、透明保護層は、少なくともカラー印刷層の上面全体に亘って形成される。
第3の発明では、透明保護層(16)は、少なくともカラー印刷層(14)の上面全体に亘って形成される。たとえば、透明保護層は、カラー印刷層を薄膜状に覆うように、その全体が一体化されて形成される。これによって、カラー印刷層に光沢が付与され、デザイン性が向上する。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属し、透明保護層は、カラー印刷層の上面に散点的に形成される。
第4の発明では、透明保護層(16)は、たとえば、カラー印刷層(14)の上面全体に、平面視で円形のドットが並ぶように形成される。このように、透明保護層を散点的に形成することによって、クリアインクの使用量を抑制できる。また、透明保護層が鋭利なもの等によって傷けられた際に、その影響は各ドット部分の剥離だけに留められるので、カラー印刷層への影響を小さくすることができる。
この発明によれば、滑り止め機能を保持しつつ、多彩なデザインへの対応が可能な、桝またはマンホール用の蓋を短期間で提供でき、その製造コストも低減できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1および図2を参照して、この発明の一実施例である蓋10は、蓋体12およびその上面12aに形成されるカラー印刷層14を含む。蓋10は、図3に示すように、雨水桝および汚水桝などの桝、ならびにマンホール等の地下構造物50に用いられる蓋であって、その上面が地表面52に露出する。
蓋体12は、金型を用いて、硬質塩化ビニルなどの合成樹脂によって形成される汎用の蓋である。蓋体12の形状は、適用される桝などの開口部の形状に応じて適宜設定され、平面視で円形や方形などに形成される適宜な形状を含む。蓋体12の径は、たとえば75mm−600mmであり、望ましくは75mm−200mmである。また、蓋体12の高さは、たとえば10mm−350mmであり、望ましくは10mm−50mmである。また、蓋体12の上面12aには、凹凸が形成されており、この凹凸によって滑り止め効果が発揮される。上面12aの凹凸の高さは、たとえば0.5mm−10mmであり、望ましくは1.0mm−3.0mmである。凹凸の高さが高すぎると、後述するカラー印刷層14の形成に支障があり、低すぎると滑り止め効果が損なわれるが、このような範囲内の凹凸の高さを採用することによって、カラー印刷層14を適切に形成でき、滑り止め効果が適切に発揮される。また、上面12aの凹凸のパターンは、滑り止め効果を適切に発揮できるように設定される、従来の標準的なものを利用することができ、図1などに示すパターンに限定されない。
カラー印刷層14は、詳細は後述する、UV(紫外線)硬化型のインクを使用するインクジェットプリンタ20を用いることによって、蓋体12の上面12aに形成される。つまり、カラー印刷層14は、UV硬化型のインクによって形成され、フルカラーで多彩なデザインを表現する。なお、図1および図2では、カラー印刷層14は、蓋体12の上面12aの全面に亘って形成されているが、図4および図5に示すように、上面12aの一部のみに形成することもできる。
また、カラー印刷層14の上面には、透明保護層16が形成される。透明保護層16は、アクリル系樹脂およびポリエステル樹脂などを主成分とするUV硬化型のクリアインク(無色透明のインク)によって形成され、カラー印刷層14の上面全体を薄膜状に覆う。このような透明保護層16を形成することによって、カラー印刷層14に光沢が付与されてデザイン性が向上すると共に、カラー印刷層14の退色を遅らせることができ、耐摩耗性を向上させることもできる。
なお、後述するように、この実施例では、インクジェットプリンタ20を用いて透明保護層16を形成しているが、他の機材を用いて透明保護層16を形成することもできる。たとえば、スプレーガンを用いてクリアインクを吹き付けたり、刷毛などを用いてクリアインクを塗布したりして、透明保護層16を形成してもよい。この場合のクリアインクには、アクリル系樹脂やシリコン変性系樹脂などを主成分とするものを用いることができる。また、図4および図5に示すように、蓋体12の上面12aの一部のみにカラー印刷層14が形成されている場合には、そのカラー印刷層14の上面のみに透明保護層16を形成するだけでなく、カラー印刷層14が形成されていない蓋体12の上面12aの部位にも、透明保護層16を形成するようにしてもよい。たとえば、カラー印刷層14の大きさに関係なく、蓋体12の上面12a全体を覆うように透明保護層16を形成することもできる。
以下に、インクジェットプリンタ20(以下、単に「プリンタ20」という。)の構成について簡単に説明する。図6に示すように、プリンタ20は、コンピュータ22、支持台24、プリントヘッド26およびUVランプ28等を備える。
コンピュータ22は、プリンタ20の動作を制御する。たとえば、コンピュータ22は、スキャナを用いて読み取った写真および印刷、ならびに画像処理ソフト等を用いて作成した画像などのデザイン情報を取得し、その取得したデザイン情報に基づいてプリントヘッド26等を駆動制御する。
支持台24は、蓋体12が置かれる台である。支持台24は、蓋体12が位置ずれしないように、バキュームで吸引する等しながら、蓋体12を支持する。
プリントヘッド26は、UV硬化型のカラーインクを噴出する第1ヘッドおよびUV硬化型のクリアインクを噴出する第2ヘッドを含み、支持台24の上方に設けられる。また、その下面には、複数のノズル(図示せず)が設けられている。プリントヘッド26は、コンピュータ22からの指示に従い、支持台24の上面と平行な任意の方向に移動し、第1ヘッドのノズルから所定のタイミングでカラーインクを噴出する。そして、蓋体12の上面12aの所定部位にカラーインクを着弾させて、所望のデザインを描画する。また、同様に、第2ヘッドのノズルから所定のタイミングでクリアインクを噴出する。
UVランプ28は、プリントヘッド26の一方側部、或いは両側部に設けられ、プリントヘッド26と一体となって移動し、コンピュータ22からの指示に従って紫外線を照射する。
ただし、プリントヘッド26の第1ヘッドおよび第2ヘッド、ならびにUVランプ28を一体として移動させるのではなく、これらをそれぞれ別々に移動させる構成を採用することもできる。また、プリントヘッド26等を左右方向に移動させ、支持台24の上部を前後方向に移動させることによって、プリントヘッド26等を相対的に、支持台24の上面と平行な任意の方向に移動させるようにしてもよい。
このようなプリンタ20を用いて、蓋体12の上面12aにカラー印刷層14および透明保護層16を形成し、蓋10を製造する方法を以下に説明する。具体的には、先ず、蓋体12の上面12aを上方に向けて、支持台20上に蓋体12を配置する。次に、蓋体12の上面12aに対して、プリントヘッド26の第1ヘッドから白インクを噴出させ、所望するデザインの形状に合わせて白インクによる裏打ちプリントを行う。この裏打ちプリントによって、透明あるいは有色の蓋体12にも、フルカラーで美しくデザインを表現できる。続いて、プリントヘッド26の第1ヘッドからカラーインクを噴出させ、蓋体12の上面12aに所望するデザインを描画した後、UVランプ28により紫外線を照射する。これによって、カラーインクが固化し、カラー印刷層14が形成される。そして、プリントヘッド26の第2ヘッドからクリアインクを噴出させ、カラー印刷層14の上面全体をクリアインクによって薄膜状に覆った後、UVランプ28により紫外線を照射する。これによって、クリアインクが固化し、透明保護層16が形成される。
このように、プリンタ20を用いることで、容易に、蓋体12の上面12aにフルカラーのデザインを施すことができる。また、このように形成したカラー印刷層14および透明保護層16の厚さは、蓋体12の上面12aに形成される凹凸の高さと比較して薄いので、上面12aの凹凸形状は、ほぼそのまま残る。
この実施例によれば、蓋体12の上面12aに形成される凹凸による滑り止め機能を保持しつつ、フルカラーで多彩なデザインを表現できる。したがって、蓋10の上を歩行者および自転車などが通行しても、滑り止め効果が発揮されて、歩行者などの転倒が防止され、安全が保たれる。
また、多彩なデザインを繊細に表現できるので、蓋10を商業施設などで広告媒体として利用でき、蓋10から各種の情報を発信することができる。逆に、たとえば、蓋10が設置されるマンホール等の周囲の路面に合わせて、アスファルトやタイル模様などのデザインを採用することによって、蓋10を周囲の景色に溶け込ませて、街並みの美観を保つことにも利用できる。また、路面の模様と同じにするのではなく、周囲の景色と調和した適宜なデザインを採用して、新たな街並みの美観を表現することもできる。
さらに、デザイン毎に専用の金型を製作する必要が無いので、金型製作に要する期間を必要とせず、短期間で製造できると共に、製造コストも低減できる。たとえば、滑り止め効果を発揮するのに最適な凹凸が形成された1種類の蓋体12を採用し、それに所望する各種のデザインを印刷すればよい。また、蓋体12に直接フルカラー印刷するので、蓋体12以外の別部材が不要であり、製造に手間がかからず、製造コストも低減できる。
さらにまた、蓋10のカラー印刷層14によるデザインを変更する必要が生じた場合には、蓋10にカラー印刷層14および透明保護層16をさらに上書きして、新たなデザインを表現することもできる。また、蓋10そのものを取り替えて、新たなデザインを表現してもよい。蓋体12に使用される合成樹脂の重量と比較して、カラー印刷層14および透明保護層16に使用されるインクの重量は僅かであるので、使用済みの蓋10は、そのままリサイクルに利用することができるため、資源の無駄遣いとなることが無い。
なお、上述の実施例では、カラー印刷層14の上面全体を薄膜状に覆うように、透明保護層16を形成したが、他の実施例として、図7および図8に示すように、透明保護層16を散点的に形成することもできる。具体的には、図7に示す透明保護層16は、カラー印刷層16の上面に、平面視で円形のドットが並ぶように形成される。各ドットの径は、たとえば0.1mm−2.0mmであり、望ましくは0.5mm−1.0mmである。また、各ドットの間隔は、たとえば0.1mm−1.0mmであり、望ましくは、0.2mm−0.5mmである。
このような透明保護層16を形成する場合には、たとえば、カラー印刷層14を形成した後、プリントヘッド26の第2ヘッドから所定のタイミングでクリアインクを噴出させ、カラー印刷層14の上面にドット状に並ぶように着弾させる。そして、UVランプ28により紫外線を照射し、ドット状に並ぶクリアインクを固化させるとよい。
なお、図7では、透明保護層16の形状が分かり易いように、その形状を実線で示しているため、カラー印刷層14によるデザインは、図4のものと比較して黒っぽく表現されている。しかし、実際には、透明保護層16は透明であるため、カラー印刷層14によるデザインの表現に影響はなく、図4に示す実施例と図7に示す実施例とでは、カラー印刷層14によるデザインは、ほぼ同様に表現される。
また、図7には、カラー印刷層14が蓋体12の上面12aの一部のみに形成されている場合を示したが、散点的に形成される透明保護層16は、カラー印刷層14が蓋体12の上面12aの全体に亘って形成されている場合にも適用できる。
さらに、図7では、平面視で円形のドットが並ぶように、透明保護層16を形成してあるが、三角形や四角形などのドットが並ぶように透明保護層16を形成してもよい。また、一定形状のドットが規則正しく並ぶように、透明保護層16を形成するだけのではなく、ドットの形状を各ドットによって異ならせてもよいし、各ドットを不規則に並べてもよい。
さらにまた、図7では、カラー印刷層14の上面のみに、散点的に形成される透明保護層16を形成するようにしたが、カラー印刷層14が形成されていない蓋体12の上面12aの部位にも、この透明保護層16を形成するようにしてもよい。たとえば、カラー印刷層14の大きさに関係なく、蓋体12の上面12a全体に散点的に形成される透明保護層16を形成することもできる。
このように、透明保護層16を散点的に形成することによって、クリアインクの使用量を抑制でき、延いては蓋10の製造コストを低減できる。また、透明保護層16を散点的に形成することによって、僅かではあるが凹凸が形成され、その凹凸による滑り止め効果も期待できる。
さらに、透明保護層16全体を一体化して形成する場合には、蓋体12およびカラー印刷層14の付着力と、カラー印刷層14および透明保護層16の付着力との違いから、透明保護層16が鋭利なものによる衝撃などによって大きく傷けられた際に、その影響がカラー印刷層14全体に及んで蓋体12からカラー印刷層14が剥離してしまう恐れがある。しかし、透明保護層16を散点的に形成しておけば、その影響は各ドット部分の剥離だけに留められるので、カラー印刷層14への影響を小さくすることができる。なお、上述のような径および間隔に各ドットを形成すれば、全体的な密度のバランスがよく、また、透明保護層16の一部が剥がれても、カラー印刷層14への影響を極力小さくすることができる。
また、上述の実施例では、合成樹脂製の蓋体12を採用したが、蓋体12は、鋳鉄などの金属によって形成することもできる。この場合には、金属製の蓋体12に対して直接カラー印刷層14を形成してもよいが、十分な付着性が得られない恐れがあるので、エポキシ樹脂などによって蓋体12の上面12aにプライマ層を形成し、その上にカラー印刷層14を形成して、蓋体12とカラー印刷層14との付着性を向上させるとよい。
また、上述の実施例では、UV硬化型のインクを用いてカラー印刷層14および透明保護層16を形成した。これは、UV硬化型のインクは、合成樹脂に対する付着性が高く、合成樹脂製の蓋体12に対して直接印刷できるからであるが、カラー印刷層14または透明印刷層16の形成に用いるインクは、UV硬化型のインクに限定されず、水性型および溶剤型などの各種のインクを用いることもできる。ただし、この場合には、蓋体12との付着性を向上させるためのプライマ層や、耐水性および耐候性などを向上させるための表面処理層を別途形成する必要が生じる場合がある。
この発明の桝またはマンホール用の蓋の一実施例を示す平面図である。 図1の蓋の断面図であり、(A)は蓋断面の全体の様子を示し、(B)は蓋断面の一部を拡大した様子を示す。 図1の蓋を地下構造物に設置した様子を示す概略断面図である。 この発明の桝またはマンホール用の蓋の他の実施例を示す平面図である。 図4の蓋の断面図であり、(A)は蓋断面の全体の様子を示し、(B)は蓋断面の一部を拡大した様子を示す インクジェットプリンタの概略の構成を示す図解図である。 この発明の桝またはマンホール用の蓋のさらに他の実施例を示す平面図であり、(A)は蓋全体の様子を示し、(B)は蓋の一部を拡大した様子を示す。 図7の蓋断面の一部を拡大した様子を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 …蓋
12 …蓋体
12a …蓋体の上面
14 …カラー印刷層
16 …透明保護層
20 …インクジェットプリンタ

Claims (4)

  1. 上面に滑り止め用の凹凸が形成される桝またはマンホール用の蓋において、
    前記上面にカラー印刷層を形成したことを特徴とする、桝またはマンホール用の蓋。
  2. 前記カラー印刷層の上面にさらに透明保護層が形成される、請求項1記載の桝またはマンホール用の蓋。
  3. 前記透明保護層は、少なくとも前記カラー印刷層の上面全体に亘って形成される、請求項2記載の桝またはマンホール用の蓋。
  4. 前記透明保護層は、前記カラー印刷層の上面に散点的に形成される、請求項2または3記載の桝またはマンホール桝用の蓋。
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