JPH05306087A

JPH05306087A - エスカレーターのハンドレール

Info

Publication number: JPH05306087A
Application number: JP15401292A
Authority: JP
Inventors: Motoki Sawaki; 基樹澤木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-04-30
Filing date: 1992-04-30
Publication date: 1993-11-19

Abstract

(57)【要約】【目的】カバーの取り付け・取り外しによって、広告
印刷物の設置・取り替えを容易にし、エスカレーターの
ハンドレールを新しい広告媒体とする。【構成】エスカレーターのハンドレール上に構成され
ている化粧ゴム（１）の厚み方向に一定面積の段差
（２）を設け、段差部分（２）の面上に紙止め（３）を
設置し、段差部分（２）に化粧ゴム（１）表面と均一の
高さとなる透明カバー（６）を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、広告印刷物を設置す
るために、化粧ゴムに段差を設け、その上に透明カバー
をかぶせたエスカレーターのハンドレールに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、化粧ゴム表面に字や図柄の入った
シールを貼るものがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。（イ）簡単に剥がれないように粘着性が強いものにすれ
ば、シールの取り替え作業の際、化粧ゴムの表面を傷め
ることになり、頻繁に広告することができなかった。（ロ）シールは通常透明なシートを土台にしているの
で、下にある化粧ゴムの色が表面に現れ、字や図柄が見
づらかった。本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】エスカレーターのハンド
レール上に構成されている化粧ゴム（１）の厚み方向に
適宜間隔の段差（２）を設け、段差部分（２）の面上に
紙止め（３）を設置する。そして段差部分（２）に、化
粧ゴム（１）表面と均一の高さとなる透明カバー（６）
を設ける。本発明は、以上のような構成よりなるエスカ
レーターのハンドレールである。

【０００５】

【作用】広告印刷物（４）を段差部分（２）上の四隅に
ある紙止め（３）の中に収め、その上から透明カバー
（６）をかぶせ、ネジ（８）により化粧ゴム（１）に固
定させる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）化粧ゴム（１）の厚み方向に一定面積の段差部分
（２）を設ける。（ロ）段差部分（２）の面上の四隅に広告印刷物（４）
を固定する紙止め（３）を設置する。（ハ）段差部分（２）の両側面に２箇所ずつ計４つのネ
ジ穴（５）を埋めこむ。（ニ）段差部分（２）にかぶせることによって、化粧ゴ
ム（１）表面と高さが均一となるような透明カバー
（６）を設ける。（ホ）透明カバー（６）の両側面に２箇所ずつ計４つの
ネジを通す穴（７）を設ける。（ヘ）ネジ（８）の頭が透明カバー（６）表面より盛り
上がらないようにネジを通す穴（７）を２段構造にす
る。（ト）透明カバー（６）の断面Ｃ字状の湾曲部（１０）
の湾曲度合は、化粧ゴム（１）のそれよりも鋭くする。本案は以上のような構造で、これを使用するときは、広
告印刷物（４）を段差部分（２）上の四隅に設けられた
紙止め（３）の中に収め、透明カバー（６）をかぶせ、
ネジ（８）を透明カバー（６）に設けられたネジを通す
穴（７）に通し、段差部分（２）に埋めこまれたネジ穴
（５）にねじこみ、化粧ゴム（１）に固定する。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）広告印刷物がカバーで覆われているので、剥がさ
れる心配はない。（ロ）カバーの取り付け・取り外しにより、容易に広告
印刷物の交換ができ、また化粧ゴム表面を傷めることな
く、短いサイクルでの広告が可能になる。（ハ）図７のように、土台となる用紙の色が化粧ゴムと
異なるので、字や図柄が目に止まりやすくなる。（ニ）等間隔に段差部・カバーが設置されており、用紙
も全て同一サイズを使うので、整然とした印象が持て
る。エスカレーター自体、不特定多数の人が利用するものな
ので、以上のようにハンドレールを容易に広告に使うこ
とができれば、広告媒体としての価値は非常に大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】段差部分（２）の断面図である。

【図３】透明カバー（６）に設けられた、ネジを通す穴
（７）の拡大斜視図である。

【図４】透明カバー（６）に設けられた、ネジを通す穴
（７）にネジ（８）を差し込んだ際の拡大斜視図であ
る。

【図５】透明カバー（６）の断面図である。

【図６】従来の、化粧ゴム（１）表面にシールを貼った
状態の上から見た図である。

【図７】透明カバー（６）内に広告印刷物（４）を設置
した際の上から見た図である。

【符号の説明】

１化粧ゴム２段差部分３紙止め４広告印刷物５ネジ穴６透明カバー７ネジを通す穴８ネジ９透明カバーをかぶせネジで固定した状態１０透明カバーの断面Ｃ字状の湾曲部（単独時）１１透明カバーの断面Ｃ字状の湾曲部（化粧ゴムに装
着時）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】エスカレーターのハンドレール上に構成
される化粧ゴムに於いて。上記化粧ゴム（１）の厚み方
向に適宜間隔の段差（２）を設け、段差部分（２）の面
上に紙止め（３）を設置し、段差部分（２）に化粧ゴム
（１）表面と均一の高さとなる透明カバー（６）を設け
たことを特徴とする、エスカレーターのハンドレール。